JP5132465B2 - 照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、イオンを発生させるイオン発生ユニットを備える照明装置に関する。
従来、脱臭作用や除菌作用を有する液体から霧を発生させ、ファンを用いて発生させた気流によって霧を室内に拡散させることにより、室内の壁面等の脱臭や除菌をすることが可能な空気清浄機が実用化されている。
しかし、このような空気清浄機は、主に床面上に設置される構成であるため、人がつまずいて空気清浄機が転倒し内部の液体がこぼれることがあった。一方で照明器具は天井や壁など比較的高い位置に取り付けられることから、上記の問題を解決するために、空気清浄機を一体化した照明器具が提案されている。例えば、吸気口と排気口との少なくとも一方に近接配置された照明部を備え、排気口から霧を排出することができる照明器具が開示されている(特許文献1参照)。
特開2006−100218号公報
特許文献1の照明器具は、脱臭作用や除菌作用を有する液体から発生させた霧を排出するものであり、空気中に浮遊する細菌やカビ菌、有害物質などを分解することが可能なイオンの拡散を図るものではない。また、排気口が1つしかないので、排気口付近では霧を効率よく排出することができたとしても、照明器具を取り付けた室内に霧を十分に拡散させることは困難であった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、イオンの拡散性の向上を図ることができるイオン発生ユニットを備える照明装置を提供することを目的とする。
本発明に係る照明装置は、イオンを発生するイオン発生部を有するイオン発生ユニットを備える照明装置において、前記イオン発生ユニットは、前記イオン発生部で発生したプラスイオンを放出するための複数の第1放出部と、前記イオン発生部で発生したマイナスイオンを放出するための前記第1放出部と同数の第2放出部と、一面が開口した箱状のケースと、該ケースの前記一面に取り付けられるパネルとを備え、該パネルの中央部に空気吸引口を設けてあり、前記第1放出部及び第2放出部は、空気吹出口であり、プラスイオン及びマイナスイオンの中和を避けるべく、前記空気吸引口を囲むように、それぞれ交互に離隔して前記パネルに配置してあり、前記イオン発生部は、プラスイオン及びマイナスイオンを発生させるプラスイオン発生電極部及びマイナスイオン発生電極部を備え、前記プラスイオン発生電極部を前記第1放出部の近傍に設け、前記マイナスイオン発生電極部を前記第2放出部の近傍に設けてイオンの消滅を防止すべく構成してあることを特徴とする。
本発明に係る照明装置は、前記パネルは、矩形状をなし、前記第1放出部及び第2放出部は、前記パネルの四隅に設けてあることを特徴とする。
本発明に係る照明装置は、前記空気吸引口の面と直交する軸回りに回転する羽根を有するファンを備え、前記第1放出部及び第2放出部は、前記羽根の回転方向と一致する向きに前記空気吹出口からの吹出方向を設定してあることを特徴とする。
本発明に係る照明装置は、前記空気吸引口の面と直交する軸回りに回転する羽根を有するファンを備え、前記第1放出部及び第2放出部は、前記空気吹出口からの吹出方向を、前記ファンの軸から半径方向に沿った向きに設定してあることを特徴とする。
本発明にあっては、イオン発生ユニットは、プラスイオンを放出するための複数の第1放出部と、マイナスイオンを放出するための第1放出部と同数の第2放出部とを備える。プラスイオンの放出部とマイナスイオンの放出部とを独立させることにより、プラスイオンとマイナスイオンとが中和することを避けて、イオンの拡散性を高めることができる。
また、一面が開口した箱状のケースと、当該ケースの当該一面に取り付けられるパネルとを備え、パネルの中央部に空気吸引口を設けてあり、第1放出部及び第2放出部は、プラスイオン及びマイナスイオンの中和を避けるべく、空気吸引口を囲むように、それぞれ交互に離隔してパネルに配置してある。これにより、プラスイオンとマイナスイオンとが中和することを避けて、イオンの拡散性を高めることができる。また、プラスイオンとマイナスイオンとを均等に拡散させることができるとともに、イオンの中和を避けることができる。
また、イオン発生部は、プラスイオン及びマイナスイオンを発生させるプラスイオン発生電極部及びマイナスイオン発生電極部を備え、プラスイオン発生電極部を第1放出部の近傍に設け、マイナスイオン発生電極部を第2放出部の近傍に設けてイオンの消滅を防止すべく構成してある。例えば、プラスイオンを放出するための第1放出部の近傍には、プラスイオンを発生させるための電極部(例えば、電極針)を設けるとともに、マイナスイオンを放出するための第2放出部の近傍には、マイナスイオンを発生させるための電極部(例えば、電極針)を設ける。これにより、例えば、各放出部に至るまでの通気路内でイオンが消滅することを防止し、発生させたプラスイオン及びマイナスイオンを放出部から放出させることができ、イオンを一層効率的に拡散させることができる
本発明にあっては、パネルは、矩形状をなし、第1放出部及び第2放出部は、パネルの四隅に設けてある。例えば、各放出部を長方形の各四隅の位置に配置した場合、プラスイオン用の第1放出部とマイナスイオン用の第2放出部とが順番に並ぶように配置する。これにより、プラスイオンとマイナスイオンとを均等に拡散させることができるとともに、イオンの中和を避けることができる
本発明にあっては、空気吸引口の面と直交する軸回りに回転する羽根を有するファンを備え、第1放出部及び第2放出部は、空気吹出口であり、羽根の回転方向と一致する向きに前記空気吹出口からの吹出方向を設定してある。これにより、ファンの回転により生じる渦状の空気の流れに逆らうことなく、イオンを含む空気を吹き出すことができ、イオンの拡散性を向上させることができる。
本発明にあっては、空気吸引口の面と直交する軸回りに回転する羽根を有するファンを備え、第1放出部及び第2放出部は、空気吹出口であり、空気吹出口からの吹出方向を、ファンの軸から半径方向に沿った向きに設定してある。これにより、空気の吹出方向を、ファンの中心から半径方向に沿った方向に設定することができる。
本発明によれば、イオンの中和を防止してイオンの拡散性を向上させることができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて説明する。図1は本発明に係るイオン発生ユニット100の外観斜視図であり、図2は本発明に係るイオン発生ユニット100の前面視の分解斜視図であり、図3は本体ベース30の分解斜視図であり、図4は本発明に係るイオン発生ユニット100の後面視の分解斜視図である。また、図5はケース40の平面図であり、図6は本体ベース30の平面図であり、図7は吸込グリル20の平面図である。
図2に示すように、イオン発生ユニット100は、一面が開口した箱状のケース40、ケース40に収容される一面が開口した箱状の本体ベース30、本体ベース30の上面(前面)に取り付けられる吸込グリル20、吸込グリル20の上面(前面)に取り付けられる空気案内板としての前面パネル10などを備えている。
イオン発生ユニット100の前面パネル10には、中央部に空気吸込口15を設けてあり、空気吸込口15と同一面上であって、空気吸込口15を囲むように、イオンを放出するための放出部としての空気吹出口11、12、13、14を設けてある。ここで、同一面とは、本実施の形態で例示するように、空気吸込口と空気吹出口とが同一平面にある場合のみならず、同一の屈曲面にある場合(例えば、空気吸込口の開口面の法線方向と空気吹出口の開口面の法線方向とが鋭角をなすようにお互いに傾いて設けられているような場合)、お互いに平行な平面にある場合(例えば、空気吸込口の開口面と空気吹出口の開口面とが段差を有して設けられている場合)などを含むものとする。空気吹出口11〜14は、空気吸込口15を囲んで長方形の略四隅に配置されている。なお、本実施の形態では、イオンを放出する放出部として、空気吹出口を例に挙げて説明するが、放出部はこれに限定されるものではなく、イオンを放出することができる構造であれば、空気とともに吹き出すものに限らず、どのような構成のものでもよい。
図2に示すように、吸込グリル20の前面(上面)には、空気吸込口15に対応する位置に略同寸法の吸込孔25を設けてあり、空気吹出口11〜14それぞれに対応する位置に略同寸法の吹出孔21、22、23、24を設けてある。
また、図3に示すように、本体ベース30には、イオン発生素子31、32、羽根を備えたファン33、イオン発生ユニット100を制御する制御部35、LEDを備える表示部36などを取り付けるようになっている。
図3に示すように、本体ベース30は、中央部にファン33を取り付けるように構成してある。本体ベース30の底面であって、ファン33が取り付けられる箇所は、外側から内側に向かって円形状に絞り込んだ椀状の絞り部37を形成してある。ファン33が動作することにより、空気吸込口15から吸い込まれた空気の流れが本体ベース30の底面に当たる際に、絞り部37を形成してあることにより、吸い込まれた空気が本体ベース30の底面に沿ってスムーズに流れ易くすることができ、空気流の乱れを生じさせることなく空気吹出口11〜14へ導くことができる。
本体ベース30の対向する1組の側壁同士は、前面(上面)に向かって拡がるように傾斜してあり、それぞれの側壁にイオン発生素子31、32を取り付けている。イオン発生素子31、32は、先端に係止部が形成された固定板34により側壁に押圧されて取り付けられる。なお、イオン発生素子31、32は、固定板34により着脱可能に取り付けられるようになっている。
イオン発生素子31は、矩形状の板状体であり、一方の端部近傍にマイナスイオンを発生させる電極部としての電極針31a、31bを適長離隔して設けてあり、他方の端部近傍にプラスイオンを発生させる電極部としての電極針31c、31dを適長離隔して設けてある。イオン発生素子31を取り付けた状態で、吹出孔21及び空気吹出口11の近傍には、マイナスイオンを発生するイオン発生電極部が配置され、吹出孔21及び空気吹出口11からはマイナスイオンを含む空気が吹き出される。また、吹出孔24及び空気吹出口14の近傍には、プラスイオンを発生するイオン発生電極部が配置され、吹出孔24及び空気吹出口14からはプラスイオンを含む空気が吹き出される。
イオン発生素子32は、イオン発生素子31と同様の構成をなす。イオン発生素子32を取り付けた状態で、吹出孔22及び空気吹出口12の近傍には、プラスイオンを発生するイオン発生電極部が配置され、吹出孔22及び空気吹出口12からはプラスイオンを含む空気が吹き出される。また、吹出孔23及び空気吹出口13の近傍には、マイナスイオンを発生するイオン発生電極部が配置され、吹出孔23及び空気吹出口13からはマイナスイオンを含む空気が吹き出される。
イオン発生素子31、32は、空気中の水蒸気をプラズマ放電によりイオン化することにより、プラスイオンとしてのH+ (H2 O)n (nは任意の自然数)と、マイナスイオンとしてのO2 - (H2 O)m (mは任意の自然数)とを発生する。そして、これらが化学反応することにより、活性種である過酸化水素(H2 2 )及び/又は水酸基ラジカル(OH)が生成され、空気中の浮遊細菌や浮遊ウィルス等が除去される。
これにより、それぞれの空気吹出口11〜14は、独立にプラスイオンを含む空気、あるいはマイナスイオンを含む空気を吹き出すことができ、イオン発生ユニット100から吹き出した空気中のプラスイオンとマイナスイオンとが直ちに中和することを防止できる。そして、イオンの中和を防止することにより、イオンの拡散性を向上させることができる。
また、表示部36は、イオン発生ユニット100の動作状態(例えば、運転又は停止の別、発生するイオン濃度の高低など)をLEDの点灯状態で示す。また、制御部35は、イオン発生ユニット100の全体の動作を制御するマイクロコンピュータ、イオン発生素子31、32、及びファン33に供給する所定の電圧を発生する電源回路、前面パネル10の着脱を検出するためのマイクロスイッチ351などを備えている。図4に示すように、前面パネル10の裏面側に立設した突起棒16がマイクロスイッチ351を押すことにより、マイクロスイッチ351はオンとなり、前面パネル10が装着されていることを検出する。一方、前面パネル10が外れた場合、突起棒16がマイクロスイッチ351から離れ、マイクロスイッチ351がオフして前面パネル10が離脱したことを検出する。前面パネル10が離脱した場合、マイクロスイッチ351がオフしてイオン発生ユニット100の動作は停止又は運転できない状態となる。
図4に示すように、吸込グリル20の裏面側(後面側)には、吸込孔25を挟むようにして本体ベース30の深さ寸法より短い寸法の深さ(高さ)を有する吹出方向設定部材としての通気壁201、201を対設してある。すなわち、本体ベース30に吸込グリル20を取り付けた状態で、本体ベース30の底面内側と通気壁201との間は、ファン33で吸い込まれた空気が流れるのに必要な十分な隙間を設けてある。
通気壁201の吹出孔21〜24側の側壁は、深さ(高さ)方向に沿ってテーパー状になった吹出方向設定部材としての傾斜面(内壁)201aを有する。また、通気壁201の中央部には、通気壁201と略同寸法の深さ(高さ)を有し、吹出孔22、23に挟まれるように吹出方向設定部材としての通気板202を設けている。通気板202の吹出孔22、23側の側面は、深さ(高さ)方向に沿ってテーパー状になった吹出方向設定部材としての傾斜面(内壁)202a、202bを有する。なお、吹出孔21、24側の通気板202についても同様の構成である。
本体ベース30に吸込グリル20を取り付けた状態で、通気壁201、通気板202は、本体ベース30の内壁(底面内側、側面内側等)とともに、空気吸込口15と空気吹出口11〜14とを連通する通気路Rを形成する。そして、通気路Rには、ファン33の羽根の回転軸が空気吸込口15及び空気吹出口11〜14の面と直交するようにファン33を取り付けてある。
また、図4及び図7に示すように、吹出孔22の裏側には、空気の吹き出し方向を設定するための吹出方向設定部材としての整流板204、204を傾斜面202aと略平行に適長離隔して設けている。吹出孔24の裏側にも、同様に空気の吹き出し方向を設定するための整流板204、204を傾斜面202aと略平行に適長離隔して設けている。
図8及び図9は空気の通気路Rの概略を示す模式図である。図8はイオン発生ユニット100の長手方向から見た状態を示し、図9はイオン発生ユニット100の短手方向から見た状態を示す。図8に示すように、ファン33を動作させることにより、空気吸込口15から空気が吸い込まれる。吸い込まれた空気は、ファン33を介して通気路Rを通り、空気吹出口13、14(空気吹出口11、12は図8では不図示)から吹出される。なお、図8において矢印は空気の流れを示す。空気吹出口13から吹き出される際に、イオン発生素子32のマイナスイオン発生電極部で発生したマイナスイオンが空気に含まれ、マイナスイオンを含む空気が吹き出される。また、空気吹出口14から吹き出される際に、イオン発生素子31のプラスイオン発生電極部で発生したプラスイオンが空気に含まれ、プラスイオンを含む空気が吹き出される。
また、通気路Rの内壁である傾斜面201aにより、空気吹出口13、14から吹き出される空気は、傾斜面201aに沿った方向(傾斜面201aと平行な方向)へ拡散する。なお、傾斜面201aと空気吹出口13、14の面とのなす角度は、例えば、45度程度が好ましいが、これに限定されるものではなく、30度〜60度程度でもよい。
また、図9に示すように、ファン33を動作させることにより、空気吸込口15から空気が吸い込まれる。吸い込まれた空気は、ファン33を介して通気路Rを通り、空気吹出口12、13(空気吹出口11、14は図9では不図示)から吹出される。なお、図9において矢印は空気の流れを示す。空気吹出口12から吹き出される際に、イオン発生素子32のプラスイオン発生電極部で発生したプラスイオンが空気に含まれ、プラスイオンを含む空気が吹き出される。
また、通気路Rの内壁である傾斜面202a、202bにより、空気吹出口12、13から吹き出される空気は、それぞれ傾斜面202a、202bに沿った方向(傾斜面202a、202bと平行な方向)へ拡散する。なお、傾斜面202a、202bと空気吹出口12、13の面とのなす角度は、例えば、45度程度が好ましいが、これに限定されるものではなく、30度〜60度程度でもよい。なお、図8及び図9では、整流板204を省略している。
図10は前面パネル10の正面図であり、図11は空気吹出口11の要部断面図である。図10に示すように、前面パネル10の空気吹出口11は、開口部112に複数の吹出方向設定部材としての仕切板111を並置したスリット状をなしている。これにより、空気吹出口11は、空気案内板としての機能を有する。また、図11に示すように、仕切板111は、空気吹出口11の吹出方向に沿って傾斜してあり、傾斜した仕切板111により、図11の矢印に示すように、空気の吹出方向を設定することができる。例えば、仕切板111を空気吹出口11が設けられた面に対して直角に設けるのではなく、当該面に対して所要の傾斜角(例えば、45度等)で傾斜させることでイオンを含む空気の吹出方向を仕切板111の傾きに応じて空気吹出口11から斜めにすることができる。これにより、イオンの拡散性をさらに高めることができる。他の空気吹出口12〜14についても同様の構成を有する。
図12は本発明に係るイオン発生ユニット100の空気吹き出し方向の一例を示す説明図である。図12において、矢印は、空気吹出口11〜14からの空気の吹き出し方向を示す。空気吹出口11については、通気壁201の内壁としての傾斜面201a、通気板202の傾斜面202b、及び空気吹出口11に設けられた仕切板の傾きにより、イオン発生ユニット100の長手方向外側(図12で左方向)に向かってマイナスイオンを含む空気が拡散される。
また、空気吹出口12については、通気壁201の内壁としての傾斜面201a、通気板202の傾斜面202a、整流板204、204及び空気吹出口12に設けられた仕切板の傾きにより、イオン発生ユニット100の短手方向外側(図12で上方向)に向かってプラスイオンを含む空気が拡散される。
また、空気吹出口13については、通気壁201の内壁としての傾斜面201a、通気板202の傾斜面202b、及び空気吹出口13に設けられた仕切板の傾きにより、イオン発生ユニット100の長手方向外側(図12で右方向)に向かってマイナスイオンを含む空気が拡散される。
また、空気吹出口14については、通気壁201の内壁としての傾斜面201a、通気板202の傾斜面202a、整流板204、204及び空気吹出口14に設けられた仕切板の傾きにより、イオン発生ユニット100の短手方向外側(図12で下方向)に向かってプラスイオンを含む空気が拡散される。
このように、イオン発生ユニット100は、空気吹出口11〜14を空気吸込口15と同一平面であって空気吸込口15の回りに複数設けてある。これにより、中央部に配置された空気吸込口15から吸い込まれた空気は、イオン発生ユニット100の内部でイオンを含む空気となって、空気吸込口15の回りに設けられた複数の空気吹出口11〜14より吹き出されるので、イオンの拡散性を向上させることができる。特に、イオン発生ユニット100を室内の天井や壁に取り付けた場合であっても、複数の空気吹出口11〜14を設けてあるので、イオンを室内に効率的に拡散することができる。
また、マイナスイオンを含む空気の吹出口11(又は13)とプラスイオンを含む空気の吹出口14(又は12)とを独立させる(別個に離隔させる)ことにより、プラスイオンとマイナスイオンとが中和することを避けて、イオンの拡散性を高めることができる。
また、各空気吹出口11〜14の近傍にイオン発生電極部を備えている。例えば、マイナスイオンを含む空気を吹き出す空気吹出口11、13の近傍には、マイナスイオンを発生させるための電極部(例えば、電極針)を設けるとともに、プラスイオンを含む空気を吹き出す空気吹出口12、14の近傍には、プラスイオンを発生させるための電極部(例えば、電極針)を設ける。これにより、例えば、空気吹出口11〜14に至るまでの通気路R内でイオンが消滅することを防止し、発生させたプラスイオン及びマイナスイオンを空気吹出口11〜14から吹き出すことができ、イオンを一層効率的に拡散させることができる。
また、図12に示すように、プラスイオンを含む空気を吹き出す空気吹出口とマイナスイオンを含む空気を吹き出す空気吹出口それぞれを交互に周状に配置してある。例えば、空気吹出口を長方形の各四隅の位置に配置した場合、プラスイオン用の空気吹出口とマイナスイオン用の空気吹出口とが順番に並ぶように配置する。この場合、対角線上の空気吹出口のイオンの極性は同じ極性となる。これにより、プラスイオンとマイナスイオンとを均等に拡散させることができるとともに、空間へのイオン分布が良くなりイオンの中和を避けることができる。
また、空気吹出口11〜14を空気吸込口15と同一平面に設けてあるので、例えば、イオン発生ユニット100を天井や壁に設置する場合に、空気吹出口11〜14及び空気吸込口15を天井面や壁面と同一面にすることができ、イオン発生ユニットが天井面や壁面から飛び出した状態で設置しなければならないという制約を排除することができ、見た目も良くなる。
また、図12に示すように、各空気吹出口11〜14から吹き出された空気の前記同一平面に沿った吹出方向をそれぞれ均等に異なる方向へ設定することができる。図12の例では、一例として、空気吹出口11〜14を長方形の各四隅の位置に配置し、各空気吹出口11〜14から吹き出す空気の方向を隣接する空気吹出口からの吹出方向と略直角をなすようにする。これにより、イオン発生ユニット100の空気吹出口11〜14の取り付け面から四方に均等にイオンを拡散することができる。
また、イオン発生ユニット100は、空気吹出口11〜14及び空気吸込口15の面と直交する軸回りに回転する羽根を有するファン33を通気路に内設している。ファン33を作動させることにより、空気吸込口15から吸い込まれた空気は通気路Rを通って空気吹出口11〜14から吹き出される。そして、羽根の回転方向(図12の矢印方向)と一致する向きに各空気吹出口11〜14からの吹出方向を設定してある。例えば、図12に示すように、ファン33の回転方向が反時計回りである場合、各空気吹出口11〜14からの吹出方向が反時計回りになるように吹出方向を設定する。これにより、ファン33の回転により生じる渦状の空気の流れに逆らうことなく、イオンを含む空気を吹き出すことができ、イオンの拡散性を向上させることができる。
図13は本発明に係るイオン発生ユニット100のイオン濃度測定結果の一例を示す説明図であり、図14は従来のイオン発生ユニットのイオン濃度測定結果の例を示す説明図である。従来のイオン発生ユニットは、例えば、装置中央部の1つの空気吹出口からイオンを含む空気を吹き出す構造のものである。図13及び図14いずれも、イオン発生ユニットを天井に設置し、イオン発生ユニットの略中央部の直下200cmの箇所をT0で示し、T0を含む水平面上の点を縦横75cm間隔で設定した箇所をT1〜T12とし、各箇所でのプラスイオン濃度(個/cm3 )及びマイナスイオン濃度(個/cm3 )を測定したものである。図13及び図14から、本発明に係るイオン発生ユニット100の方が従来のものに比べて、イオンの拡散性が向上していることが分かる。
空気吹出口11〜14からの空気の吹出方向は、上述の例に限定されるものではなく、他の方向であってもよい。図15は本発明に係るイオン発生ユニット100の空気吹き出し方向の他の例を示す説明図である。図15において、矢印は、空気吹出口11〜14からの空気の吹き出し方向を示す。図15に示すように、空気吹出口11〜14からの空気の吹き出し方向は、ファン33の中心から半径方向に沿って4方向となる。なお、この場合、例えば、空気吹出口11〜14の仕切板の平面視の向きを変更することにより、空気の吹き出し方向を図15の例のように設定することができる。
図16は本発明に係るイオン発生ユニット100のイオン濃度測定結果の他の例を示す説明図である。図16は図15の例の場合での測定結果を示す。なお、測定方法は図13の場合と同様である。図16に示すように、従来のもの(図14の例)に比べて、イオンの拡散性が向上していることが分かる。
図17は本発明に係るイオン発生ユニット100を備えた照明装置200の外観斜視図であり、図18は本発明に係るイオン発生ユニット100を備えた照明装置300の外観斜視図である。図17に示すように、本発明に係る照明装置200は、スクウェア型と称し、正方形状の筐体203の中央部にイオン発生ユニット100を取り付けてある。そして、イオン発生ユニット100を挟むようにして両側に発光面201、202を設けている。発光面201の内側には、複数の発光ダイオードが縦横に適長離隔してマトリクス状に配置され、所要の明るさを提供することができる。
また、図18に示すように、本発明に係る照明装置300は、ストレート型と称し、長方形状の筐体302の端部近傍にイオン発生ユニット100を取り付けてある。そして、イオン発生ユニット100の片側に発光面301を設けている。発光面301の内側には、複数の発光ダイオードが縦横に適長離隔してマトリクス状に配置され、所要の明るさを提供することができる。なお、イオン発生ユニット100は、筐体302の端部近傍に限定されず、任意の位置に設けることができる。
上述のように、イオン発生ユニット100を照明装置と一体化することにより、例えば、照明装置を天井又は壁などに取り付けた場合、床面などに別個のイオン発生装置を設置する必要がなく、室内の省スペース化を図ることができる。また、照明装置に調光機能などの複雑な機能が備えられ、これらの機能をマイクロコンピュータ等で制御するような場合、照明装置とイオン発生ユニット100とでマイクロコンピュータを共用することができる。また、照明装置とイオン発生ユニット100とで電源回路などを共用化することもできる。また、イオン発生ユニット100に具備したファン33によりケース40が放熱フィンの役割を果たして照明装置内で発生する熱を放熱することもでき、発光ダイオード等の長寿命化を図ることも可能となる。さらに、一体化により施工性が向上する。
以上説明したように、本発明によれば、プラスイオンとマイナスイオンとが中和することを避けて、イオンの拡散性を高めることができる。
上述の実施の形態において、前面パネル10の空気吹出口の平面視形状は一例であって、これに限定されるものではない。また、上述の実施の形態では、イオン発生ユニット100の平面視が矩形状であったが、形状はこれに限定されるものではなく、五角形、六角形他の多角形でもよく、あるいは、円形状であってもよい。この場合、空気吸込口を中心に配置し、空気吹出口を周方向に沿って複数配置することができる。
上述の実施の形態において、イオン発生素子は、矩形状をなすものであったが、イオン発生素子の形状や電極部の構成は、これに限定されるものではなく、空気吹出口の位置、寸法等に応じて適宜変更することができる。
上述の実施の形態で、イオン発生ユニットと照明装置とを一体化する構成について説明したが、イオン発生ユニットは照明装置に取り付ける構成に限定されるものではない。単体で天井(天井埋め込みを含む)や壁などに取り付けことができ、あるいは卓上又は床置きでもよい。また、照明装置に限定されず、空気調和機、除湿器、加湿器等の電気機器に取り付けることもできる。
本発明に係るイオン発生ユニットの外観斜視図である。 本発明に係るイオン発生ユニットの前面視の分解斜視図である。 本体ベースの分解斜視図である。 本発明に係るイオン発生ユニットの後面視の分解斜視図である。 ケースの平面図である。 本体ベースの平面図である。 吸込グリルの平面図である。 空気の通気路の概略を示す模式図である。 空気の通気路の概略を示す模式図である。 前面パネルの正面図である。 空気吹出口の要部断面図である。 本発明に係るイオン発生ユニットの空気吹き出し方向の一例を示す説明図である。 本発明に係るイオン発生ユニットのイオン濃度測定結果の一例を示す説明図である。 従来のイオン発生ユニットのイオン濃度測定結果の例を示す説明図である。 本発明に係るイオン発生ユニットの空気吹き出し方向の他の例を示す説明図である。 本発明に係るイオン発生ユニットのイオン濃度測定結果の他の例を示す説明図である。 本発明に係るイオン発生ユニットを備えた照明装置の外観斜視図である。 本発明に係るイオン発生ユニットを備えた照明装置の外観斜視図である。
符号の説明
10 前面パネル
11、12、13、14 空気吹出口
15 空気吸込口
111 仕切板
20 吸込グリル
21、22、23、24 吹出孔
25 吸込孔
201 通気壁
202 通気板
201a、202a、202b 傾斜面
204 整流板
30 本体ベース
31、32 イオン発生素子
31a、31b、31c、31d 電極針
33 ファン
34 固定板
35 制御部
36 表示部
40 ケース

Claims (4)

  1. イオンを発生するイオン発生部を有するイオン発生ユニットを備える照明装置において、
    前記イオン発生ユニットは、
    前記イオン発生部で発生したプラスイオンを放出するための複数の第1放出部と、
    前記イオン発生部で発生したマイナスイオンを放出するための前記第1放出部と同数の第2放出部と、
    一面が開口した箱状のケースと、
    該ケースの前記一面に取り付けられるパネルと
    を備え、
    該パネルの中央部に空気吸引口を設けてあり、
    前記第1放出部及び第2放出部は、空気吹出口であり、
    プラスイオン及びマイナスイオンの中和を避けるべく、前記空気吸引口を囲むように、それぞれ交互に離隔して前記パネルに配置してあり、
    前記イオン発生部は、
    プラスイオン及びマイナスイオンを発生させるプラスイオン発生電極部及びマイナスイオン発生電極部を備え、
    前記プラスイオン発生電極部を前記第1放出部の近傍に設け、前記マイナスイオン発生電極部を前記第2放出部の近傍に設けてイオンの消滅を防止すべく構成してあることを特徴とする照明装置。
  2. 前記パネルは、
    矩形状をなし、
    前記第1放出部及び第2放出部は、
    前記パネルの四隅に設けてあることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記空気吸引口の面と直交する軸回りに回転する羽根を有するファンを備え、
    前記第1放出部及び第2放出部は
    記羽根の回転方向と一致する向きに前記空気吹出口からの吹出方向を設定してあることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記空気吸引口の面と直交する軸回りに回転する羽根を有するファンを備え、
    前記第1放出部及び第2放出部は
    記空気吹出口からの吹出方向を、前記ファンの軸から半径方向に沿った向きに設定してあることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の照明装置。
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