JP5132085B2 - 配線基板及びそれを用いた半導体素子の実装構造体 - Google Patents

配線基板及びそれを用いた半導体素子の実装構造体 Download PDF

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Description

本発明は、各種オーディオビジュアル(略称AV:Audio Visual)機器や家電機器,通信機器,コンピュータ装置およびその周辺機器などの電子機器に使用される配線基板およびそれを用いた半導体素子の実装構造に関するものである。
従来より、IC(Integrated Circuit),LSI(Large Scale Integration)などの半導体素子などを上面に搭載する配線基板として、樹脂製の配線基板が用いられている。
ところが、樹脂製の配線基板は、樹脂の特性に起因して、その線膨張係数が半導体素子の線膨張係数に比べて大きい。このため、樹脂製の配線基板上に半導体素子を実装すると、両者の線膨張係数の差に起因して両者間に大きな熱応力が印加され、配線基板と半導体素子との接続状態が不安定となり、歩留まり低下が懸念される。
それ故、半導体素子の線膨張係数に近い低線膨張係数の配線基板及び半導体素子の実装構造体を実現することが求められている。
本発明の配線基板は、第1方向に沿って配置される複数の第1繊維束と、前記第1方向と直交する第2方向に沿って配置され、前記第1繊維束よりも小さな断面積を有する複数の第2繊維束と、を編み込んで構成される複数の第1織布と、前記複数の第1織布を積層させた形で内部に収容する樹脂板と、前記樹脂板にて、長手方向が前記第1方向に対して平行に配置される部位を有する複数の配線導体と、を備え、前記複数の第1織布は、厚み方向に隣り合う前記第1織布が80°〜100°回転するように積層されており、厚み方向に隣り合う前記第1織布において、一方の前記第1織布の各前記第2繊維束は、他方の前記第1織布の前記第1方向に隣り合う前記第1繊維束同士の間に位置している。
また、本発明の第1の配線基板は、上記第1の配線基板において、前記第1繊維束は、前記第2繊維束よりも線膨張係数が小さい。
さらに、本発明の第1の配線基板は、上記第1の配線基板において、前記第1繊維束と前記第2繊維束との交差領域の幅は、前記第1繊維束と前記第2繊維束との非交差領域の幅よりも大きい
また、本発明の第1の配線基板は、上記第1の配線基板において、前記第1繊維束及び前記第2繊維束は、各々がその長手方向と直交する方向に沿って間隔を空けて配列されており、前記第2繊維束の配列ピッチは前記第1繊維束の配列ピッチよりも大きく設定されている
また、本発明の第2の配線基板は、上記第2の配線基板において、前記第1繊維束は、前記第2繊維束よりも線膨張係数が小さい。
さらに、本発明の第2の配線基板は、上記第2の配線基板において、前記第1繊維束と前記第2繊維束との交差領域の幅は、前記第1繊維束と前記第2繊維束との非交差領域の幅よりも大きい
そして、本発明の半導体素子の実装構造体は、上述の第1または第2の配線基板と、該配線基板の配線導体に接続される半導体素子と、を備えている。
本発明によれば、樹脂板により構成される配線基板の線膨張係数を低減することができる。また、配線基板内における線膨張係数に関して、方向によるばらつきを抑制することが可能となる。その結果、接続状態が良好な高性能の半導体素子の実装構造体が実現される。
本願発明者は、異なる方向に配置される複数の繊維束を編み込んで成る織布を適用し、該織布をエポキシ樹脂等の樹脂材料から成る樹脂板と、該樹脂板に形成される配線導体と、を有する配線基板を提案している。かかる配線基板は、線膨張係数が大きな樹脂板の伸びを線膨張係数が小さな材料から成る織布によって抑制し、配線基板全体としての線膨張係数の低減を図るものである。
しかしながら、配線基板の線膨張係数には、織布の構成材料のみが関係するのではなく、織布を構成する繊維束の形状や配列ピッチ等が大きく関係していることが判明し、本発明が案出された。以下、図面を参照しながら本発明を実施するための形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の実施形態に係る半導体素子の実装構造体の断面図、図2の(a)は、図1に示す配線基板に用いられる織布の平面図、図2の(b)は、(a)に示す織布のA−A線断面図である。なお、図2(a)は、便宜上、織布を1枚のみ図示している。
本実施形態に係る半導体素子の実装構造体は、大略的に、配線基板1と、該配線基板1上に搭載されるIC、LSI等の半導体素子6で構成されている。ここでは、半導体素子6は、半田等の接合材7を介して配線基板1にフリップチップ実装されている。以下、配線基板1を中心に説明する。
配線基板1は、たとえば各種オーディオビジュアル(略称AV:Audio Visual)機器や家電機器,通信機器,コンピュータ装置およびその周辺機器などの電子機器に使用されるものであり、複数の織布2と、該織布2を収容する樹脂板3と、該樹脂板3に形成される配線導体4と、を備えた構成を有している。
・織布
複数の織布2は、x方向に対して略平行に配置される複数の繊維束2xと、y方向に対して略平行に配置される複数の繊維束2yとを互いに交差させた形で編み込んで構成されており、各繊維束2xは、図2(b)に示すように周期的に繊維束2yの上面側、下面側に交互に配置され、全体としてz方向にうねった波状に形成されている。一方、各繊維束2yは、図2(b)に示すように周期的に繊維束2xの上面側、下面側に交互に配置され、全体としてz方向にうねった波状に形成されている。なお、x方向、y方向、z方向は互いに直交しているものとする。
このような織布2は、z方向に積層された形で樹脂板3の内部に収容されており、線膨張係数の大きな樹脂板3の伸縮を抑え、配線基板1の線膨張係数を小さくするためのものである。樹脂板3の表面より織布2の一部が露出していても良いが、織布2の露出部に対して樹脂板3上に配線導体4を形成すると、配線導体4が樹脂板3より剥離しやすくなることから、織布2は樹脂板2に完全に収容されていることが好ましい。
織布2の数は単数であっても構わないが、樹脂板3に対する織布2の体積比率(織布2の体積V2、樹脂板3の体積Vとすると、V/V)は、45%以上70%以下に設定することが好ましい。織布2の体積比率が45%未満であると、樹脂板2の伸びを織布2が抑制する力が小さくなり、一方、織布2の体積比率が70%を超えると、樹脂板3の体積が不足するため、繊維束2x、2yとの間、あるいは、繊維束2x、2yを構成する複数の単繊維5の間に、樹脂が充填されない空隙が多数発生するおそれがあり、その結果、絶縁不良や樹脂板の膨れなどが生じて不良の原因となり易いからである。
織布2を構成する繊維束2x、2yは、図3に示すように、各々が樹脂板3よりも線膨張係数が小さな材料からなる複数の単繊維5を束にして構成されており、繊維束2xのy方向に関する配列ピッチと、繊維束2yのx方向に関する配列ピッチとが略等しく設定されている。一方、繊維束2yの断面積は、繊維束2xの断面積よりも小さく設定されている。
ここで、繊維束の配列ピッチとは、隣り合う繊維束同士の中心軸間の間隔(隣り合う一対の繊維束同士で間隔が不均一である場合は最大間隔)をいう。図11に示す織布のように各繊維束の配列ピッチが織布2内でばらつきがある場合を考慮し、基本的には配列ピッチは繊維束間の配列ピッチの平均値のことをいう。ただし、全ての配列ピッチを測定しなくとも、連続して配列される任意の10本の中での繊維束の配列ピッチの平均値を採用しても良い。
また、繊維束の断面積とはz方向に平行な断面の面積(1本の繊維束で断面積が不均一である場合は断面積の最大値)をいい、基本的には平均値をとるが、連続して配列される任意の5本の繊維束の断面積の平均値を採用しても良い。
繊維束2yの断面積を繊維束2xの断面積よりも小さく設定するには、単繊維5の数を繊維束2xよりも繊維束2yで小さくするか、あるいは、単繊維5の断面積を繊維束2xよりも繊維束2yで小さくすれば良い。
このようにx方向、y方向に対して単に同じ断面積の繊維束を用いるのではなく、繊維束2yの断面積を繊維束2xに比べて小さくしたことから、繊維束2yに対して編みこまれる繊維束2xのz方向へのうねりが小さくなる。うねりが小さいと、繊維束のばね性が損なわれ、その結果、繊維束がx方向に伸びようとする力が小さくなる。それ故、繊維束2xのx方向への伸びは低減されることとなり、織布2のx方向に関する線膨張係数を小さくすることが可能となる。
なお、繊維束2yの断面積Syに対する繊維束2xの断面積Sxの比率Sx/Syは3〜100の範囲に設定することが好ましい。Sx/Syが3よりも小さいと、繊維束2xのz方向へのうねりをそれほど小さくできないため、繊維束2xの構成材料を比較的低線膨張係数の材料で構成されることとなり、材料の選択の幅が狭くなるおそれがあり、一方、Sx/Syが100よりも大きいと、繊維束2yが繊維束2xを保持する力が相対的に弱くなるため、繊維束2yと繊維束2xとがずれ易くなり、いわゆる目ずれと呼ばれる現象が生じる。目ずれが起きるとこの部分で基板に不均一な変形が生じ、微細高精度の配線形成が困難になる。
また、繊維束2x、2yの幅は、図4に示すように、繊維束2x、2yが交差していない非交差領域よりも繊維束2x、2yが交差している交差領域Cで広く形成されている。すなわち、交差領域Cにおける繊維束2x、2yの幅2xw、2ywは非交差領域における繊維束2x、2yの幅2xw、2ywよりも広く形成されている。この場合、交差領域Cの接触面積が大きくなるので、繊維束2xと繊維束2yとの密着強度が高まり、織布2の強度を長期にわたり高く維持することが可能となる。したがって、繊維束2x、2yの幅は、非交差領域よりも繊維束2x、2yが交差している交差領域Cで広く形成することが好ましい。
繊維束2x、2yを構成する単繊維5の材料としては、ヤング率が10GPa以上の材料が適用されることが好ましい。さらに、単繊維5の長手方向の線膨張係数(25℃以上200℃以下)は、−10ppm/℃以上0ppm/℃以下のものが好ましい。
単繊維5の長手方向の線膨張係数は、低いほど繊維束2x、2yの長手方向の線膨張係数が低くなり、樹脂板3の伸びを抑制する効果が大きくなるため、線膨張係数は0ppm/℃以下であることが好ましい。
なお、繊維束2xの断面積は繊維束2yの断面積よりも大きいため、繊維束2xの線膨張係数は繊維束2yの線膨張係数が小さい方が織布2の線膨張係数の低減という観点で好ましい。
ヤング率が10GPa以上で、長手方向の線膨張係数(25℃以上200℃以下)が−10ppm/℃以上0ppm/℃以下の単繊維4aを構成する材料としては、全芳香族ポリエステル繊維、全芳香族ポリアミド、ポリベンズオキサゾール、液晶ポリマーを主成分とする有機繊維が良好に用いられる。織布を樹脂以外の材料で形成する場合、ヤング率が10GPa以上で、長手方向の線膨張係数(25℃以上200℃以下)が−10ppm/℃以上0ppm/℃以下の材料として、Sガラス、Tガラスを適用することも可能である。Eガラスも適用可能であるが、線膨張係数がSガラス、Tガラスよりも大きいため、Sガラス、Tガラスを適用することが好ましい。
・樹脂板
織布2を被覆する樹脂板3は、例えば、非金属無機フィラー(たとえば球状シリカ)を20wt%以上80wt%以下含有するエポキシ樹脂により形成されている。かかる構成により、20ppm/℃〜60ppm/℃の線膨張係数、2GPa〜5GPaのヤング率を実現できる。なお、樹脂板3は、単層であってもよいし、複数層で構成されていても良い。
樹脂板3の線膨張係数は低いほど良いが、10ppm/℃よりも小さい線膨張係数を有するものは現在市販されていないため試験ができていない。従って、現時点では、樹脂板3の線膨張係数は10ppm/℃以上60ppm/℃以下のものが好適に用いられる。樹脂板3の線膨張係数が60ppm/℃を超えると、配線基板1全体の熱膨張率をシリコンと同等にすることが困難となるためである。また、樹脂板5は、ヤング率が小さいほど単繊維4aによって樹脂板5の膨張が抑制されやすくなるため、ヤング率は5GPa以下が好ましい。また、樹脂板5のヤング率が小さすぎると、配線基板の剛性が不足気味になる傾向にあるため、樹脂板5のヤング率は0.05GPa以上のものが好ましい。
本実施形態では、樹脂板5の材料としてエポキシ樹脂を使用しているが、勿論、エポキシ樹脂だけに限定されるものではない。たとえば、シアネート樹脂、ビスマレイミドトリアジンなどの樹脂材料を樹脂板の材料として適用可能である。ただし、ヤング率、線膨張係数については、前記エポキシ樹脂で適用した数値範囲と同一の数値範囲が好適な範囲である。非金属無機フィラーの量は、樹脂板5を構成する樹脂材料の種類に応じて適宜変更する。また、非金属無機フィラーとしては、シリカ以外には、水酸化アルミニウム、酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム等の材料を使用することができる。
・ヤング率の測定方法
単繊維5、繊維束2x、2yおよび樹脂板3のヤング率は、次のような方法で計測可能である。単繊維5のヤング率は、織布2を構成する繊維束2x、2yをほぐして、一本の単繊維5を取出し、この単繊維5について引張り試験機により測定して得られた単位断面積あたりの引張り応力を単繊維の伸び量で割ることで計測できる。また、繊維束2x、2yのヤング率は、繊維束2x、2yを引張り試験機により測定して得られた単位断面積あたりの引張り応力を繊維束2x、2yの伸び量で割ることで計測できる。そして、樹脂板3の場合、配線基板1を作製するときと同条件で硬化して作成したフィルムを矩形状の試験片に切り出し、この試験片を引張り試験機で測定して得られた単位断面積あたりの引張り応力を樹脂の伸び量で割ることにより計測できる。また従来周知のナノインデンテーション法を用いて計測することもできる。
一方、配線基板1となった状態から単繊維5および樹脂板3のヤング率を計測することもできる。単繊維5のヤング率は、樹脂板3を除去して繊維束2x、2yを取り出した後、該繊維束2x、2yをほぐして一本の単繊維5を取出し、この単繊維5について引張り試験機により測定して得られた単位断面積あたりの引張り応力を繊維の伸び量で割ることで計測できる。また、繊維束2x、2yのヤング率は、樹脂板3を除去して取り出した繊維束2x、2yを引っ張り試験機により測定して得られた単位断面積あたりの引っ張り応力を繊維の伸び量で割ることで計測できる。樹脂板3のヤング率は、樹脂板3を薄片状に切り出し、四角柱や三角錐などの圧子を薄片表面に押し込み、その時の圧子にかかる荷重と圧子の下の射影面積から求める。なお、繊維束2x、2yのヤング率は、予め測定した樹脂板3のヤング率と、樹脂板3と単繊維5との複合体の状態でヤング率とを測定し、この複合体のヤング率と樹脂板3のヤング率とから、シミュレーションにより繊維束2x、2yのヤング率を計測することもできる。
・線膨張係数の測定方法
また、単繊維5及び繊維束2x、2yの長手方向の線膨張係数及び樹脂板3の線膨張係数は、次のような方法で計測可能である。単繊維5の線膨張係数は、繊維束2x、2yから単繊維5を取り出し、これを寸法測定用のプローブに取り付け、単繊維5を引っ張る方向に加重を加えながら温度を上げ、温度変化による寸法変化を測定することにより計測できる。繊維束2x、2yの線膨張係数は、繊維束2x、2yを寸法測定用のプローブに取り付け、繊維束2x、2yを引っ張る方向に加重を加えながら温度を上げ、温度変化による寸法変化を測定することにより計測できる。樹脂板3の線膨張係数は、たとえば2mm×3mm×15mmの試験片を切り出し、この試験片に寸法測定用のプローブを接触させつつ温度を上げ、温度変化による寸法変化を測定することにより計測できる。
一方、配線基板1となった状態から単繊維5、繊維束2x、2y及び樹脂板3の線膨張係数を計測することもできる。単繊維5の線膨張係数は、樹脂板3を除去して繊維束2x、2yを取り出した後、繊維束2x、2yから単繊維5を取り出し、該単繊維5を寸法測定用のプローブに取り付け、単繊維5を引っ張る方向に加重を加えながら温度を上げ、温度変化による寸法変化を測定することにより計測できる。繊維束2x、2yの線膨張係数は、樹脂板3を除去して繊維束2x、2yを取り出し、繊維束2x、2yを寸法測定用のプローブを取り付け、繊維束2x、2yを引っ張りながら温度を上昇させ、温度変化による寸法変化を測定することにより計測できる。樹脂板3の線膨張係数は、樹脂板3を適当な大きさの薄片状に切り出し、この薄片を試験片として寸法測定用のプローブに取り付け、試験片を引っ張る方向に加重を加えながら温度を上げ、温度変化による寸法変化を測定することにより計測できる。なお、繊維束2x、2yの線膨張係数は、予め樹脂板3の線膨張係数を測定するとともに、樹脂板3と繊維束2x、2yの複合体の状態で線膨張係数を測定し、この複合体の線膨張係数と樹脂板3の線膨張係数とから、シミュレーションにより繊維束2x、2yの線膨張係数を計測することもできる。
・配線導体
配線導体4は、樹脂板3の上面や内部、場合によっては下面にも形成されており、銅や 銀、金、アルミニウム、ニッケル、クロム等の導電性材料により所定パターンに形成されている。かかる配線導体4は、配線基板1に搭載されるICやLSI等の半導体素子に電気的に接続されており、該半導体素子に電力を供給する給電配線として機能する。なお、配線導体4としては、スルーホール導体や電極パッドを含んでも良い。
・配線基板の製造方法
本実施形態に係る配線基板1は、例えば、以下の工程を経て製作される。
(1)まず、織布2を形成する。織布2は、単繊維5を束ねて糸状とすることで断面積の異なる繊維束2x、2yを形成する。次に、繊維束2x、2yを互いの配列ピッチが略等しくなるように織機を用いて平織りにすることで繊維束2x、2yを編みこみ、織布2を形成する。繊維束2x、2yの交差領域において繊維束2x、2yの幅を広くしたい場合は、プレス装置等を用いて織布2をz方向に加熱プレスする。以上の方法によって織布2が完成する。
(2)次に、樹脂板3を構成する樹脂材料(例えばエポキシ樹脂の前駆体)を準備し、これに予めシランカップリング処理を行った球状シリカ粉末と溶剤を混合することでワニスを作製する。そして、作製したワニスを織布2に含浸させ、樹脂シート(プリプレグ)を作製する。
(3)続いて、得られた樹脂シートを複数積層して、その表裏に金属箔(たとえば銅箔)を被着させ、これを樹脂シートの厚み方向に加熱プレスを行い、更に、レーザーやドリル等で形成された貫通孔に対して無電解めっきや電気めっき等によりスリーホール導体を形成する。そして、銅箔を従来周知のフォトリソグラフィー及びエッチングにより所定パターンに加工することによって織布2を内部に収容した樹脂板2を有する配線基板1が完成する。
この後、得られた配線基板上にビルドアップ法で樹脂層及び配線層を積層し、多層基板を作製しても良いし、配線基板1上にICやLSI等の半導体素子を実装し、半導体素子の実装構造体を形成しても良い。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態に係る配線基板の織布を示す平面図である。以下では、本実施形態が第1の実施形態と異なる構成について主に説明し、共通する構成に関する説明は原則的に省略する。
本実施形態における織布2は、繊維束2x、2yの断面積が略等しく、繊維束2xの配列ピッチを繊維束2yの配列ピッチよりも小さく設定している。かかる構成とすることにより、単位長さあたりの繊維束2xの数を多くすることができ、x方向への樹脂板3の伸びを抑制する力を、繊維束2x、2yの配列ピッチを互いに等しくする場合に比べて大きくすることが可能となる。その結果、織布2全体の線膨張係数を低減できる。
繊維束2yの配列ピッチPyに対する繊維束2xの配列ピッチPxの比率Px/Pyは1/100〜1/3の範囲に設定することが好ましい。Px/Pyが1/100よりも小さいと、繊維束2yのz方向へのうねり回数が多くなり、繊維束2yのばね性が増大し、線膨張係数の低減効果が小さくなる場合がある。一方、Px/Pyが1/3よりも大きいと、繊維束2xのx方向の線膨張係数の低減効果がそれほど顕著ではないため、配線基板1全体の線膨張係数を大幅に低減する際には、繊維束2xの選択材料を十分に考慮する必要があり、繊維束2xの選択材料の幅が狭くなる。
(第3の実施形態)
図6は、第3の実施形態に係る配線基板の織布を示す平面図である。以下では、本実施形態が第1の実施形態と異なる構成について主に説明し、共通する構成に関する説明は原則的に省略する。
本実施形態における織布2は、繊維束2x、2yの断面積の関係は第1の実施形態と同様に、繊維束2yの断面積を繊維束2xの断面積よりも小さく設定されているが、繊維束2xの配列ピッチが繊維束2yの配列ピッチよりも小さく設定されている。かかる構成とすることにより、繊維束2xのz方向へのうねりを小さく抑制しつつ、単位長さあたりの繊維束2xの数を多くすることができる。その結果、x方向に伸びようとする樹脂板3を抑制する力が第1実施形態や第2実施形態よりも大きくなり、ひいては織布2全体の線膨張係数の低減化につながる。
(第4の実施形態)
図7は、第4の実施形態に係る配線基板の織布を示す平面図である。以下では、本実施形態が第1の実施形態と異なる構成について主に説明し、共通する構成に関する説明は原則的に省略する。
本実施形態における配線基板は、第1の実施形態における織布2に相当する織布2A上に、該織布2Aと略同様の構成を有する織布2Bを約90度(±10度、すなわち80度〜100度まで許容されるとする)右方向(時計回り)に回転させた形で配置し、これら織布2A、2Bを樹脂板3の内部に収容した構成を有している。すなわち、織布2Aを構成する繊維束2Ax、2Ayは、互いに配列ピッチが略等しく、繊維束2Ayの断面積は繊維束2Axの断面積よりも小さく設定されているが、織布2Bを構成する繊維束2Bx、2Byは、互いに配列ピッチが略等しいが、繊維束2Byの断面積は繊維束2Bxの断面積よりも大きく設定されており、繊維束の断面積の大小関係が織布2Aと織布2Bとで逆になっている。
このような構成を採用するに至った理由は以下の通りである。すなわち、第1の実施形態に係る織布2をそのままz方向に積層する場合、確かに配線基板全体の線膨張係数を低減できるが、x方向に関する配線基板1の線膨張係数とy方向に関する配線基板1の線膨張係数との差が拡大する傾向にある。このような傾向は、配線基板1の歪みの原因となるものであるが、かかる傾向は配線基板1が多層配線基板の用途に用いられる場合に特に強くなるため、あまり好ましくない。それ故、配線基板1の線膨張係数を低く抑えつつもx方向に関する配線基板1の線膨張係数とy方向に関する配線基板1の線膨張係数との差を小さくすることが望まれる。
そこで、本実施形態に係る配線基板1により、織布2Aでx方向に関する配線基板1の線膨張係数を低減するとともに、織布2Bでy方向に関する配線基板1の線膨張係数を低減することができる。その結果、配線基板全体の線膨張係数を低減しつつ、x方向とy方向の線膨張係数の差に起因した配線基板1の歪みが良好に抑制される。したがって、特に配線基板を多層配線基板の用途や、半導体素子のフリップチップ実装用の配線基板の用途として用いる場合、特に有効である。
(第5の実施形態)
図8は、第5の実施形態に係る配線基板の織布を示す平面図である。以下では、本実施形態が第4の実施形態と異なる構成について主に説明し、共通する構成に関する説明は原則的に省略する。
本実施形態における配線基板は、織布2Bが織布2Aを45度右方向(時計回り)に回転させた形で織布2A上に配置されている点で第4の実施形態に係る配線基板と構成を異にしている。このような構成であっても、第4の実施形態と同様にx方向及びy方向の線膨張係数の差を小さくできるが、第4の実施形態の方がその効果は大きい。
なお、織布2Bの織布2Aに対する回転の角度は45度でなくとも良いのは勿論であるが、10度以上回転させることが好ましい。また第4の実施形態から明らかなように80度〜100度回転させることが更に好ましい。100度よりも大きく回転させると、織布2A,2Bが軸対称の構成を有している関係で80度未満の角度で回転させているのと同様の構成となってしまうので、80度〜100度が最も好ましい。
(第6の実施形態)
図9は、第6の実施形態に係る配線基板の織布を示す平面図である。以下では、本実施形態が第4の実施形態と異なる構成について主に説明し、共通する構成に関する説明は原則的に省略する。
本実施形態における配線基板は、織布2A、2Bとして第2の実施形態における織布に相当するものを用いている点で第4の実施形態と異なる。織布2Aと織布2Bとを約90度回転させた関係に配置させる点は共通している。
かかる構成においても第4の実施形態と同様の効果を奏する。なお、織布2A,2Bの回転角度が90度に限定されないことは言うまでもない。
(第7の実施形態)
図10は、第7の実施形態に係る配線基板の織布を示す平面図である。以下では、本実施形態が第4の実施形態と異なる構成について主に説明し、共通する構成に関する説明は省略する。
本実施形態における配線基板は、織布2A、2Bとして第3の実施形態における織布に相当するものを用いている点で第4の実施形態と異なる。織布2Aと織布2Bとを約90度回転させた関係に配置させる点は共通している。
かかる構成においても第4の実施形態と同質の効果を奏するが、個々の織布2A,2Bに関する線膨張係数の低減効果が第4の実施形態と比べて大きいため、第4の実施形態に比べてより効果が大きい。なお、織布2A,2Bの回転角度が90度に限定されないことは言うまでもない。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の第1乃至第7の実施形態に特に限定されるものではなく、種々の変更・改良が可能である。
例えば、第1乃至第3の実施形態のように、線膨張係数がy方向よりもx方向で小さい織布2をz方向に積層する場合は、配線基板1の線膨張係数はy方向よりもx方向で小さくなるが、x方向とy方向との配線基板1の線膨張係数の差を緩和するため、樹脂板3に形成される配線導体4の長手方向をx方向に略平行とすることが好ましい。配線導体4は線膨張係数が大きいため、かかる構成を採用すれば、配線基板全体として見れば、配線導体4による配線基板1のy方向の線膨張係数の増加を抑え、配線基板1の歪みの増加を良好に防止することができる。
また、第4乃至第7の実施形態においては、織布2Aと織布2Bの数は等しいことが好ましい。織布2A,2Bの数が異なると、その数の差に応じてx方向とy方向の線膨張係数の差が大きくなるからである。また織布2A、織布2Bの配置は、z方向に関して対称的な配置となることが好ましく、この場合、x方向とy方向の線膨張係数の差をより小さくできる。
さらに、第1乃至第7の実施形態においては、繊維束をxおよびy方向の二方向に配列しているが、この配列方向は二方向だけに限定されるものではない。たとえば繊維束を三方向以上に配列して相互に編み込んで形成する場合もあり得る。この場合には、配線基板の剛性強度を、二方向に配列しているものに比べて高めることができる。また二方向に配列される繊維束は、z方向に対しては垂直に規定されるものの、垂直に交差しない場合もある。
本発明の第1の実施形態に係る半導体素子の実装構造体を示す断面図である。 (a)は、図1に示す配線基板に用いられる織布を示す平面図、(b)は、(a)に示す織布のA−A線断面図である。 繊維束の断面図である。 繊維束2x、2yの交差領域Cの拡大平面図である。 本発明の第2の実施形態に係る配線基板の織布を示す平面図である。 本発明の第3の実施形態に係る配線基板の織布を示す平面図である。 本発明の第4の実施形態に係る配線基板の織布を示す平面図である。 本発明の第5の実施形態に係る配線基板の織布を示す平面図である。 本発明の第6の実施形態に係る配線基板の織布を示す平面図である。 本発明の第7の実施形態に係る配線基板の織布を示す平面図である。 本発明の他の実施形態に係る配線基板の織布を示す平面図である。
符号の説明
1・・・配線基板
2、2A、2B・・・織布
2x、2Ax、2Bx・・・繊維束
2y、2Ay、2By・・・繊維束
3・・・樹脂板
4・・・配線導体
5・・・単繊維
6・・・半導体素子
C・・・交差領域

Claims (5)

  1. 第1方向に沿って配置される複数の第1繊維束と、前記第1方向と直交する第2方向に沿って配置され、前記第1繊維束よりも小さな断面積を有する複数の第2繊維束と、を編み込んで構成される複数の第1織布と、
    前記複数の第1織布を積層させた形で内部に収容する樹脂板と、
    前記樹脂板にて、長手方向が前記第1方向に対して平行に配置される部位を有する複数の配線導体と、を備え、
    前記複数の第1織布は、厚み方向に隣り合う前記第1織布が80°〜100°回転するように積層されており、
    厚み方向に隣り合う前記第1織布において、一方の前記第1織布の各前記第2繊維束は、他方の前記第1織布の前記第1方向に隣り合う前記第1繊維束同士の間に位置している配線基板。
  2. 請求項1に記載の配線基板において、
    前記第1繊維束は、前記第2繊維束よりも線膨張係数が小さい配線基板。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれか1項に記載の配線基板において、
    前記第1繊維束と前記第2繊維束との交差領域の幅は、前記第1繊維束と前記第2繊維束との非交差領域の幅よりも大きい配線基板。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の配線基板において、
    前記第1繊維束及び前記第2繊維束は、各々がその長手方向と直交する方向に沿って間隔を空けて配列されており、
    前記第2繊維束の配列ピッチは前記第1繊維束の配列ピッチよりも大きく設定されている配線基板。
  5. 請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の配線基板と、該配線基板に設けられる配線導体に対して接続される半導体素子と、を備えた半導体素子の実装構造体。
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