JP5131250B2 - ダイズの栽培方法及び多段式ダイズ栽培装置 - Google Patents

ダイズの栽培方法及び多段式ダイズ栽培装置 Download PDF

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本発明は、ダイズの栽培方法及び多段式ダイズ栽培装置に関し、具体的には、収穫する種子の品質を揃えながら単位面積当たりの種子の収穫量を大幅に増加することができるダイズの栽培方法及び多段式ダイズ栽培装置に関する。
ダイズは豊富な蛋白質を含有することから、近年健康食品の一つとしても注目されている。我が国ではダイズの大部分を輸入に依存していることから、ダイズの収穫量を高めることは極めて重要である。
ダイズは、通常、屋外圃場において1段で栽培されて商業生産される。ダイズの収穫量を増加するには、栽培密度を高めること、ある種の薬剤を散布すること、さらには収穫作業時のロスを低減すること等が考えられる。これらについて簡単に説明する。
栽培密度を高めることには一株当たりの収穫量との兼ね合いがあり、経験的に、屋外圃場の栽培における最適な栽培密度があることが知られている。このため、栽培密度を高めることには限界がある。
また、特許文献1には、ダイズに対して従来よりも遥かに少ない45g/10a〜100g/10aの施用量のメチオニンを葉面散布により施用することによってダイズの収穫量を増加する発明が開示され、特許文献2には、特定構造のダイズ除草機を用いて水分散布後に除草作業を行えるようにすることによりサヤの保湿によって脱粒の防止を図ることによってダイズの収穫量を高める発明が開示されている。
特開2006−271256号公報 特開2007−202409号公報
しかし、これらの従来のいずれの栽培方法によりダイズを栽培しても、以下に列記する課題があるため、ダイズの収穫量を大幅に高めることは難しい。
(A)図11は、草本の形による分類を示す説明図である。図11(a)は直立型を示し、図11(b)は分枝型を示し、図11(c)は匍匐型を示し、図11(d)はそう生型を示し、図11(e)はつる型を示し、図11(f)は一時ロゼット型を示し、図11(g)はロゼット型を示し、さらに図11(h)は偽ロゼット型を示す。ダイズは、図11(a)に示す直立型に属し、屋外圃場において通常に栽培するとその草丈は80〜100cm程度となる。このため、ダイズの下部が受ける光量は、その成長に伴って上部の葉の陰になるために、徐々に減少する。このため、ダイズの成長速度が徐々に低下し、その分だけ一株当たりの種子収穫量が低下する。
(B)単位面積当たりのダイズの栽培株数を増加するには、それに応じた広大な広さの圃場が必要になるため、我が国では栽培株数を大幅に増加することは難しい。
本発明は、従来の技術が有するこれらの課題に鑑みてなされたものであり、収穫する種子の品質を揃えながら単位面積当たりの種子の収穫量を増加することができるダイズの栽培方法と、この栽培方法を実施するためのダイズの栽培装置とを提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、育苗されたダイズの苗を、照明装置が設けられる天井面を有する栽培室を上下方向に多段に複数有する多段式栽培装置における複数の栽培室それぞれにおいて、(a)誘引手段を用いて天井面に略沿う方向へ成育させることにより、直立型ではなく、例えば30〜40cmの高さと通常の栽培方法による場合の草丈の半分以下の草丈に低く匍匐する草姿になるように栽培すること、又は(b)栽培面に対して斜めに定植した後に誘引手段を用いて前記天井面に略沿う方向へ成育させることにより、直立型ではなく、例えば30〜40cmの高さと通常の栽培方法による場合の草丈の半分以下の草丈に低く倒伏する草姿になるように、栽培することによって、成長に伴ってもダイズの下部にも充分な光量を確保できるために成長速度の低下を防止でき、一株当たりの種子収穫量を増加できるとともに、この多段式栽培装置は、ビニールハウスやガラス温室、さらには植物工場といった屋内に配置することができるために、広大な圃場を何ら必要とせずに栽培株数を大幅に増加することができるようになることを知見し、さらに検討を重ねて、本発明を完成した。
本発明は、培室を上下方向に多段に複数有するとともにこれら複数の栽培室それぞれの天井面に照明装置が設けられる多段式栽培装置における複数の栽培室それぞれの内部において、ダイズの苗を、誘引手段を用いてこの天井面に略沿う方向へ成育させることにより匍匐する草姿になるように、又は、栽培面に対して斜めに定植した後に誘引手段を用いて天井面に略沿う方向へ成育させることにより倒伏する草姿になるように、栽培することを特徴とするダイズの栽培方法である。
この本発明において「匍匐する草姿」とは、栽培面に略沿う方向へ低く伸びる草姿を意味し、「倒伏する草姿」とは、栽培面に対して鋭角な方向へ伸びる草姿を意味する。いずれの場合にあっても生育したダイズの草丈を、例えば30〜40cmの高さと通常の栽培方法による場合の草丈の半分以下とする。
別の観点からは、本発明は、培室を上下方向に多段に複数有するとともに該複数の栽培室それぞれの天井面に照明装置が設けられる多段式ダイズ栽培装置であって、複数の栽培室のうちの少なくとも一つの栽培室の内部に、この天井面に略沿う方向へ成育させることにより匍匐する草姿または倒伏する草姿になるように、ダイズの苗を誘引して前記少なくとも一つの栽培室の内部においてダイズを栽培するための誘引手段を備えることを特徴とする多段式ダイズ栽培装置である。
このように、本発明は、略述すると、ダイズをビニールハウスやガラス温室、さらには植物工場と呼ばれる屋内空間で栽培する際に、栽培過程でダイズの草姿を通常の立型ではなく匍匐するように形を整えてから多段式に栽培することによって、収穫する種子の品質を揃え、単位面積当たりの種子の収量を増加させるものであって、屋内栽培でのダイズ栽培において、ひもや網等の誘引手段を用いてダイズの草姿を匍匐するように整え、多段の栽培棚で栽培することにより、収量を増やすことができる。
本発明に係るダイズの栽培方法及び多段式ダイズ栽培装置によれば、収穫する種子の品質を揃えながら単位面積当たりの種子の収穫量を大幅に増加することができるようになる。
ダイズの苗を、特定の方向へ発育させることにより匍匐する草姿とするための誘引手段を例示する説明図である。 ダイズの苗を、特定の方向へ発育させることにより匍匐する草姿とするための誘引手段を例示する説明図である。 ダイズの苗を、特定の方向へ発育させることにより匍匐する草姿とするための誘引手段を例示する説明図である。 ダイズの苗を、特定の方向へ発育させることにより倒伏する草姿とする方法を示す説明図である。 実施の形態の多段式ダイズ栽培装置の構成を示す説明図である。 図6は、図5に示す多段式ダイズ栽培装置を用いてダイズを通常の立型で栽培した状況を模式的に示す説明図である。 図7は、図5に示す多段式ダイズ栽培装置を用いてダイズを匍匐型で栽培した状況を模式的に示す説明図である。 図8(a)および図8(b)は、図6により示す立型栽培での光透過率および光合成速度を、図6における成長点からの距離毎に示すグラフであって、図8(a)は外周部を示し、図8(b)は株間を示す。 図9は、図7により示す匍匐型栽培での光透過率および光合成速度を、図7における成長点からの距離毎に示すグラフである。 図10は、ダイズのサヤと種子ができる部位を示す説明図である。 図11は、草本の形による分類を示す説明図である。
以下、本発明に係るダイズの栽培方法及び多段式ダイズ栽培装置を実施するための形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以降の説明で用いるダイズは、直立型に生育する。
本実施の形態では、略述すると、苗床等で発芽したダイズを育苗して苗とし、このダイズの苗を栽培棚等に定植し、その後に本発明に係る多段式ダイズ栽培装置の栽培室においてダイズを栽培する。
具体的には、まず土、ロックウールさらにはウレタン等の培地を収容するトレー等の容器に播種してダイズを発芽させ、例えば根より上が5cmほどの高さになるまで育苗して苗とする。次に、よく成長している苗を選んで栽培棚に定植し、その後にこの栽培棚を後述する本発明に係る多段式ダイズ栽培装置の各栽培室に移してダイズ3を栽培する。
本実施の形態では、照明装置が設けられる天井面を有する栽培室を上下方向に多段に複数有する多段式ダイズ栽培装置における複数の栽培室それぞれにおいて、ダイズの苗を、(i)誘引手段を用いてこの天井面に略沿う方向へ成育させることにより、通常の直立型の草姿ではなく、例えば30〜40cmの高さと通常の栽培方法による場合の草丈の半分以下の草丈に低く匍匐する草姿になるように栽培するか、あるいは、
(ii)栽培面に対して斜めに定植した後に誘引手段を用いてこの天井面に略沿う方向へ成育させることにより倒伏する草姿になるように、栽培する。
図1〜3は、いずれも、育苗されたダイズを特定の方向へ発育させることにより匍匐する草姿とするための誘引手段を例示する説明図である。
図1に示す方法は、播種後に栽培棚1の栽培面2におけるダイズ3の茎3aを、栽培棚1に設けた枠4に結びつけたひも5によって誘引して横方向(略水平方向)へ発育させることによって、ダイズ3を低く匍匐する草姿とするものである。この場合には、枠4及びひも5を誘引手段として用いる。
図2に示す方法は、ダイズ3の茎3aの生育範囲を制限する網6を栽培棚1に設置して誘引して横方向(略水平方向)へ発育させることによって、ダイズ3を低く匍匐する草姿とするものである。この場合には、網6を誘引手段として用いる。
図3に示す方法は、ダイズ3の上方に茎3aを這わせる棚7を配置して誘引し、横方向(略水平方向)へ発育させることによって、ダイズ3を低く匍匐する草姿にするものである。この場合には、棚7を誘引手段として用いる。
ダイズ3の草姿を、例えば30〜40cmの草丈と通常の栽培方法による場合の草丈の半分以下となるように、低く匍匐する草姿とするための誘引手段は、図1に示す枠4及びひも5の組み合わせ、図2に示す網6、図3に示す棚7に限定されるものではなく、ダイズ3をこのように誘引することができる公知の手段を適用することができる。例えば、プラスチック製クリップや、小型の添え木、園芸用輪ゴムさらには針金等といった、公知の各種の園芸用の誘引手段を用いることができる。
図4は、ダイズの苗を、特定の方向へ発育させることにより倒伏する草姿とする方法を示す説明図である。図4は、苗床等で育苗されたダイズの苗8を、その根の周りの培地9とともに、その茎が栽培棚1の栽培面に対して角度θ(θ:90°未満)をなすように斜めに定植した後に、上述した各種の誘引手段を用いることによって、成育後のダイズの草姿を倒伏する草姿とするものである。これによれば、ダイズの草丈をさらに抑制することができ、好ましい。
次に、本実施の形態で用いる多段式ダイズ栽培装置を説明する。
図5は、本実施の形態の多段式ダイズ栽培装置10の構成を示す説明図である。
この多段式ダイズ栽培装置10は、栽培室11a〜11dを上下方向に多段(図示例は4段)に複数(図示例は4つ)有する。各栽培室11a〜11dそれぞれの高さは、いずれも、およそ50cm程度である。
各栽培室11a〜11dそれぞれの天井面12a〜12dには、照明装置13が複数(図示例では5基)設けられている。多段式ダイズ栽培装置10を、ビニールハウスやガラス温室、さらには植物工場といった屋内に設置してダイズ3を栽培する場合には、ダイズ3の生育に必要となる光量が不足するので、本実施の形態では、図5に示すように、各栽培室11a〜11dそれぞれの天井面12a〜12dに、例えば蛍光灯等の人工の照明装置13を配置する。
栽培室11a〜11dのうちの少なくとも一つの栽培室(図示例では全ての栽培室)の内部の壁面には、ダイズ3の苗を、天井面12a〜12dに略沿う方向へ発育させることにより匍匐する草姿とするための誘引手段として、ひも5が設けられている。
図5に示す多段式ダイズ栽培装置10は、誘引手段が図1に示すひも5である場合を例にとるが、本発明はこの形態に限定されるものではなく、各栽培室11a〜11d内に設けられる誘引手段が図2に示す網6や図3に示す棚7であってもよいし、例えば、プラスチック製クリップや、小型の添え木、園芸用輪ゴムさらには針金等といった、公知の各種の園芸用の誘引手段であってもよい。
さらに、ひも等の誘引手段で引っ張ってダイズの草姿を整える際には、ダイズの成長点付近に茎が撓るような錘をかけることによって、ダイズの草姿を略水平に誘引することも可能である。これによれば、より簡便にダイスを誘引することができる。
本実施の形態では、この多段式ダイズ栽培装置10を用いて、栽培室11a〜11dそれぞれにおいて、ダイズ3の苗をひも5により天井面12a〜12dに略沿う方向へ誘引しながら成育させることにより、例えば30〜40cmの草丈と通常の栽培方法による場合の草丈の半分以下の草丈となるように低く匍匐する草姿に栽培する。
この本実施の形態によれば、以下に列記する効果が奏せられる。
(i)天井面12a〜12dに照明装置13が設けられた栽培室11a〜11dの内部で、ダイズ3の苗を誘引手段であるひも5を用いて天井面12a〜12dに略沿う方向へ誘引しながら成育させるので、ダイズ3の茎3aの上から下まで葉がほぼ同一の高さに存在し、ダイズ3が成長してもダイズ3の全体に常に略均一に光が当たり続けるようになり、これにより、活発な光合成が行われるために種子の収穫量が増加する。
(ii)上下方向に多段に設けられた栽培室11a〜11d内でダイズ3を栽培するので、単位面積当たりの栽培株数を増加することができる。
(iii)多段式ダイズ栽培装置10は、ビニールハウスやガラス温室、さらには植物工場といった屋内に配置することができるために、広大な圃場を何ら必要とせずに栽培株数を大幅に増加することができるようになる。
このようにして、本実施の形態によれば、ダイズを栽培する際に、収穫する種子の品質を揃えながら単位面積当たりの種子の収穫量を大幅に増加することができるようになる。
さらに、本発明を、実施例を参照しながら、より具体的に説明する。
図6は、図5に示す多段式ダイズ栽培装置10を用いてダイズ3を通常の立型で栽培した状況を模式的に示す説明図であり、図7は、同じく多段式ダイズ栽培装置10を用いてダイズ3を匍匐型で栽培した状況を模式的に示す説明図である。なお、図7に示す場合、誘引手段として図1に示すひも5を用い、略水平方向へ誘引した。
図6、7により示すダイズ3の栽培環境は、照明を点灯する時間(明期)と消灯する時間(暗期)とに分けられ、各期の環境条件を以下に示すように設定して、図6、7により示す栽培によるダイズ3の形態および種子の収量を比較した。なお、培養液には、大塚化学A処方を用いた。
明期:14時間、気温33℃、相対湿度50%、栽培棚上のPPFD600μmolm-2s-1、CO2濃度500ppm
暗期:10時間、気温19℃、相対湿度75%、PPFD0μmolm-2s-1、CO2濃度無制御
図8(a)および図8(b)は、図6により示す立型栽培での光透過率および光合成速度を、図6における成長点14からの距離毎に示すグラフであって、図8(a)は外周部を示し、図8(b)は株間を示す。また、図9は、図7により示す匍匐型栽培での光透過率および光合成速度を、図7における成長点15からの距離毎に示すグラフである。
なお、光透過率は、群落内部の各高さにおいてPPFD(Photosynthetic Photon Flux Density;光合成光量子束密度)を光量子センサーにより測定し、上位のPPFDを100として各高さのPPFDの割合を算出することによって、求めた。なお、PPFDとは、光の粒子である光量子の個数で表現した単位であって、光合成に使われる葉緑素の吸収波長域400〜700nmでの光量子が単位時間・単位面積当たりに入射する個数で示すものである。
また、光合成速度は、密閉容器に葉を挟んで空気を流し、流入空気と流出空気のCO濃度差から光合成速度を算出する装置(PP Systems International社製の光合成蒸散測定装置CIRAS−2)を用いて、測定した。
図8および図9のグラフを対比することにより、従来例の立型栽培によるダイズ3は、根元に近い葉(例えば図6における矢印Aにより示す付近の葉)に光が十分に当たらないため、光合成の量が少なくなる。これに対し、本発明に係る匍匐型栽培によるダイズ3は、全ての葉にほぼ均一に光が当たり、根元に近い葉(例えば図7における矢印Bにより示す付近の葉)の光合成量も先端の葉の光合成量と略同じであった。
ここで、図10は、ダイズ3のサヤと種子ができる部位を示す説明図である。図10に示すように、ダイズ3は、節と呼ばれる部位3bにサヤ3cが着き、その中に種子ができる。このため、節3bが多い程種子が多く着くこととなる。収穫時に測定した形態及び種子生産量を表1にまとめて示す。なお、表1における立型栽培ダイズの値は6個体の平均値であり、匍匐型栽培ダイズの値は2個体の平均値である。
Figure 0005131250
表1に示すように、匍匐型栽培ダイズは、立型栽培ダイズに比較して、一株当たりの全節数を略2.7倍に、また一株当たりの種子生重量を略2.8倍に、それぞれ顕著に増加することができた。
以上のことから、本発明に係る匍匐型のダイズの栽培方法によれば、従来の立型のダイズの栽培方法に比較して、ダイズの収量を大幅に増加させることが可能になることが明らかである。
1 栽培棚
2 栽培面
3 ダイズ
3a 茎
3b 節
3c サヤ
4 枠
5 ひも
6 網
7 棚
8 ダイズの苗
9 培地
10 多段式ダイズ栽培装置
11a〜11d 栽培室
12a〜12d 天井面
13 照明装置
14、15 成長点

Claims (2)

  1. 培室を上下方向に多段に複数有するとともに該複数の栽培室それぞれの天井面に照明装置が設けられる多段式栽培装置における複数の栽培室それぞれの内部において、ダイズの苗を、誘引手段を用いて前記天井面に略沿う方向へ成育させることにより匍匐する草姿になるように、又は、栽培面に対して斜めに定植した後に誘引手段を用いて前記天井面に略沿う方向へ成育させることにより倒伏する草姿になるように、栽培することを特徴とするダイズの栽培方法。
  2. 培室を上下方向に多段に複数有するとともに該複数の栽培室それぞれの天井面に照明装置が設けられる多段式ダイズ栽培装置であって、
    前記複数の栽培室のうちの少なくとも一つの栽培室の内部に、前記天井面に略沿う方向へ成育させることにより匍匐する草姿または倒伏する草姿になるように、ダイズの苗を誘引して前記少なくとも一つの栽培室の内部において前記ダイズを栽培するための誘引手段を備えること
    を特徴とする多段式ダイズ栽培装置。
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