JP3116875U - 誘引紐吊り具 - Google Patents

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Abstract

【課題】誘引紐を誘引線に取り付ける際に、長時間両手を挙げて作業をする必要がなく、簡単に片手で取り付けることができ、また誘引紐を結ぶ作業に慣れていない者でも確実に誘引紐が外れないように取り付けることができ、さらに、収穫後に、誘引紐を簡単に撤収することのできる誘引紐吊り具を提供する。
【解決手段】一本の針金を曲げて形成され、縦軸部2の上部が誘引線吊り下げ部3であり、縦軸部2の下部が誘引紐取付部4である誘引紐吊り具1であって、誘引紐取付部4は、縦軸部2の下部に、ほぼ円形のループ5を少なくとも1回半、密着して形成したものである。誘引紐12を2度以上巻いた瘤がループ5の底部に位置し、1巻目のループと2巻目のループの間に挟まれることにより、誘引紐12は強く引っ張れば引っ張るほど、固く保持される。
【選択図】 図5

Description

本考案は、トマト、キュウリ、ナス、メロン、花類、果樹等、植物の茎、苗、蔓、幹等(以下、「茎等」と略称することがある。)が成長する際に、茎等が自重で地面に垂れ下がり、害虫や病気等の被害を受けないように、誘引用紐で吊り上げるための紐を取り付ける誘引紐吊り具に関する。
トマト、キュウリ、メロン、ナス、花類、果樹等の植物の茎や苗、蔓、幹は、成長するにつれ、上に伸びていこうとするが、支えがないと、その自重で垂れ下がり、地面に付いてそこから虫が付いて食べられたり、病気が発生したりする。そのため、図12に示すように、畝10の上部に針金線やプラスチック硬線(誘引線11)を張り、植物を誘引するための誘引紐12を誘引線11に結び付け、吊り下げられた誘引紐12を植物の茎13に巻き付けて結んだり(図12(a),(b))、茎誘引用クリップ14で茎13と誘引紐12を挟んだりして、茎13が倒れないように吊り上げている(図12(c))。
しかし、誘引線11は畝10から2mほど上に張られているため、誘引紐12を誘引線11に結び付ける時は、両手を挙げて頭や顔を上方向に向けたままの作業になり、繰り返し長時間の作業は重労働である。手を挙げても誘引線11に手が届かないときは踏み台に上がり、両手を使い、誘引紐12を結んでいる生産者も多く、危険を伴う作業となっている。
生産者は通常、数千本から数万本の植物の茎を誘引するための誘引紐12を誘引線11に結び、吊り下げて誘引準備をしなければならない。数が多い場合は、パートタイマーやアルバイトを使って誘引紐12を結ばせている生産者もあるが、誘引紐12を結び慣れていないと、誤った結び方をしてしまい、茎13に結び付けて重量が掛かったときに、誘引紐12の結び目12aが誘引線11からほどけて外れ、茎13が倒れ、また折れたりすることがある。
さらに、植物が生長するにつれて、茎13は上方へ伸びて行こうとするため、茎13を誘引紐12で結んでいる位置や茎誘引用クリップ14で挟んでいる位置を上方に移動しないと、茎13が弛んで地面に着き、茎を傷める。そこで、図13に示すように、定植苗誘引時の位置(図13(a))から誘引紐12の結び目12aの位置をA方向に移動し、茎13の弛みがなくなるような位置(図13(b))に結び直している。しかし、この結び直す作業も高い位置での作業であり、数も多いので、定植苗誘引時と同様に、重労働となり、時間も掛かる。
このような問題を解消するために、本願出願人は先に、特許文献1に記載された植物誘引紐吊りクリップを提案した。この植物誘引紐吊りクリップは、図14((a)は側面図、(b)は正面図)および図15に示すように、ヘアピン状の本体20の上部に、一方には鋭角に折曲したフック部21が、他方にはフック部21の角部21aよりも下方において水平に折曲した戻り止め部22がそれぞれ連設されており、本体20の下部には、誘引紐12が結び付けられている。誘引紐12が結び付けられている本体20のフック部21を畝上部に張られた誘引線11に引っ掛けて強く下に引っ張ることにより、図15に示すように、本体20をワンタッチで、誘引線11に吊り下げることができ、誘引紐12の下部を茎に結び付けることにより茎を誘引することができる。茎が成長したときに、本体20をA方向に移動させると、本体20はスムーズに誘引線11に沿って移動でき、誘引紐12に結び付けられている茎の弛みを取ることができる。このとき、茎の重量で誘引紐12に荷重がかかり、本体20をB方向に戻す力が働くが、戻り止め部22が誘引線11の下側に食い込むとともに、戻り止め部22はフック部21側に押し付けられているので、本体20はB方向には戻らず、その位置に保持される。
また、従来より知られている誘引紐吊り具として、図16((a)は正面図、(b)は側面図)に示すものがある。この誘引紐吊り具30は、誘引紐12の上端を結び付けるフック部31と、縦軸部32に対して隙間35が生じるように先端軸部33を曲げた輪34とが形成されており、隙間35から誘引線11を輪34の内部に通すようにしている。
この誘引紐吊り具30は、隙間35から輪34を通すことにより、ワンタッチで誘引線11に誘引紐12を吊り下げることができる。さらに、誘引紐吊り具30を誘引線11に対して茎を引っ張る方向に移動させた場合、先端軸部33が誘引線11の下側に当たって、誘引線11に対して抵抗となるため、誘引紐吊り具30は戻らず、誘引紐12は張った状態を保持される。
さらに、従来の誘引紐の吊り下げ具として、特許文献2に開示された掛止具がある。図17はその掛止具40を示す斜視図であり、誘引線11に引っ掛けられて誘引線11に対する移動を規制する引っ掛け固定部41と、この引っ掛け固定部41から垂下する連接棒部42と、この連接棒部42の下端部に連なり、誘引紐12の上端部分が係止されて誘引紐12が吊り下げられる誘引紐係止部43から構成されている。引っ掛け固定部41は、針金を逆U字形に折り曲げて形成されたフック部44と、このフック部44の下端部の一方側から横方向に伸びる横棒部45と、この横棒部45の先端側に設けられ針金をU字形に折り曲げて形成された移動規制部46から構成されている。また、誘引紐係止部43は、連接棒部42の下端側に連なる針金を一旦横向きから上向きに折り曲げ、反対側へ曲げ返してフープ部47を形成した後、さらに針金の末端側を下向きから上向きに折り曲げてU字部48を形成した折曲形状を有している。
意匠登録第1142797号公報 特開平9−298951号公報
前掲の特許文献1(図14,図15参照)に開示された植物誘引紐吊りクリップは、誘引線11にワンタッチで吊り下げることができ、一旦吊り下げると、誘引紐12を揺らしても誘引線11から容易には外れないが、外すときは、本体20をひねることにより容易に外すことができるという利点がある。また植物の生長に応じて誘引線上を移動させたときに、誘引紐12の張力が掛かることにより、移動先の位置で確実に止まるという利点がある。しかし、誘引紐12の上端を本体20に結び付けるのに手間が掛かり、結び方が正しくないと、誘引紐12に荷重がかかったときにほどけるという問題がある。
図16に記載された従来の誘引紐吊り具30では、先端軸部33と縦軸部32との間の隙間35が大きいため、誘引紐12を緩めた状態で誘引線11上を移動させると、誘引線11から外れやすい。また、誘引紐吊り具30を誘引線11上で移動させて誘引紐12を斜めにした状態を長く続けていると、先端軸部33が隙間35を小さくする方向に永久変形して、収穫後に誘引紐12を取り外すときに、誘引紐吊り具30を取り外しにくくなる。さらに、特許文献1の植物誘引紐吊りクリップと同様に、誘引紐12の上端をフック部31に結び付けるのに手間が掛かり、結び方が正しくないと、誘引紐12に荷重がかかったときにほどけるという問題がある。
特許文献2(図17参照)に開示された係止具40では、誘引紐係止部43のU字部48の谷の部分に誘引紐12を巻き付けた後に連接棒部42とU字部48の間の隙間に誘引紐12の端部を挟み込むことにより、誘引紐12を結び付けずに固定するようになっており、茎の重量が誘引紐12に掛かると、フープ部47とU字部48の隙間が締め付けられるようになっている。しかし、大荷重がかかったり、テープ状の滑りやすいビニール紐であったりする場合、誘引紐係止部43から誘引紐12が滑り、ずり落ちることがある。また、誘引紐12が取り付けられた係止具40を誘引線11に取り付けることで、誘引紐12の移動と固定をすることはできるが、茎の重量が誘引紐12に掛かっていなければ、移動中に移動規制部46とフック部44が誘引線11から離脱しやすく、係止具40が外れてしまう。さらに、腕状に伸びている引っ掛け固定部41が嵩張り、作業性が悪いため、ほとんど使用されていない。
本考案は、このような従来の問題点を解消し、誘引紐を誘引線に取り付ける際に、長時間両手を挙げて作業をする必要がなく、簡単に片手で取り付けることができ、また誘引紐を結ぶ作業に慣れていないパートタイマーやアルバイトでも確実に誘引紐が外れないように取り付けることができ、さらに、収穫後に、誘引紐を簡単に撤収することのできる誘引紐吊り具を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本考案の第1の構成は、一本の針金を曲げて形成され、縦軸部の上部が誘引線吊り下げ部であり、前記縦軸部の下部が誘引紐取付部である誘引紐吊り具において、前記誘引紐取付部は、前記縦軸部の下部に、ほぼ円形のループを少なくとも1回半、密着して形成されたものであることを特徴とする。
本考案の第1の構成においては、誘引紐を誘引紐吊り具の下部の誘引紐取付部に取り付けるとき、まず、片手で誘引線吊り下げ部側を持ち、他方の手で、縦軸部とほぼ円形のループの隙間の部分に、逆U字状に輪を作った誘引紐の先端を通し、強く引けば、誘引紐の輪は、円形のループの一巻目と二巻目の間に引き入れられる。次いで、誘引紐の本体側(先端側ではない方)を、前記の円形のループの一巻目と二巻目の間に少なくとも1巻き、滑りやすい素材で出来ている誘引紐の場合は2巻き以上巻き、強く引くことにより、最初に巻いた輪と次に巻いた輪が円形のループの同じ箇所で絡まり、瘤(こぶ)になる。誘引紐の本体側を強く引けば引くほど、その瘤の絡みが強くなり、針金の円形のループの一巻目と二巻目の間の接触部を瘤が通過できない。そのため、誘引紐に大きな荷重が掛かっても、誘引紐が外れることはない。この誘引紐の巻き付け作業は、片方の手で連続して行えるので、従来のように、片方の手で本体を持って他方の手で一旦フック部に誘引紐の先端を通した後、本体を持っていた手を放して、両手で誘引紐を結び付けるという複数の不連続な工程を取る必要がなくなる。
誘引紐取付部を構成する円形のループの巻数が1回半よりも少ないと、誘引紐の瘤の部分を挟む部分が形成されないか、外れやすくなり、本考案の機能を達成できない。
収穫後等に誘引紐を誘引紐吊り具から外すときは、誘引紐の瘤になった部分を円形のループの部分から、縦軸部の方向に移動させると、その瘤の部分は円形のループの一巻目と二巻目の間の狭着状態から解放されるため、誘引紐の本体側を軽く引っ張るだけで、誘引紐は外れる。
本考案の第2の構成は、第1の構成において、前記誘引線吊り下げ部は、前記縦軸部の上部に、鋭角に折曲した角部を有するフック部と、このフック部の下方に伸びてさらに上方に折曲したヘアピン部と、このヘアピン部の先端を折曲させて前記フック部の角部の下部に位置させた直線状の戻り止め部とを連続して形成したことを特徴とする。
この第2の構成においては、誘引紐取付部に誘引紐を取り付けた誘引紐吊り具の、縦軸部とヘアピン部との間を誘引線に差し込み、引っ張ると、縦軸部とヘアピン部の間が広がり、難なく誘引線が通過して、フック部の角部の内側に誘引線が入り込む。このとき、誘引線の下方には戻り止め部が位置するので、誘引紐吊り具を上下に動かしても、誘引線からフック部が外れることはない。また、フック部の角部に対して戻り止め部が形成されている側と反対方向に、誘引線に沿って誘引紐吊り具を移動させることは自由にできるが、誘引紐を、フック部の角部に対して戻り止め部が形成されている側に引こうとすると、戻り止め部が誘引線の下側を上方に押し付けるため、その摩擦力で、誘引紐吊り具は動かない。そのため、植物の生長にしたがって、茎を保持している誘引紐を引っ張る方向に誘引紐吊り具を誘引線に沿って移動させたとき、誘引紐の荷重によって誘引紐吊り具が引き戻されることがない。
本考案によれば、一本の針金を曲げて形成され、縦軸部の上部が誘引線吊り下げ部であり、縦軸部の下部が誘引紐取付部である誘引紐吊り具において、誘引紐取付部は、縦軸部の下部に、ほぼ円形のループを少なくとも1回半、密着して形成されているので、誘引紐を誘引線に取り付ける際に、長時間両手を挙げて作業をする必要がなく、簡単に片手で取り付けることができ、また誘引紐を結ぶ作業に慣れていないパートタイマーやアルバイトでも確実に誘引紐が外れないように取り付けることができ、さらに、収穫後に、誘引紐を簡単に撤収することができる。
以下、本考案の実施の形態を、図1〜図11を用いて説明する。
図1は本実施の形態に係る誘引紐吊り具を示すもので、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は背面図、(d)は左側面図である。
図1において、誘引紐吊り具1は、一本の針金を曲げて形成されており、縦軸部2の上部が誘引線吊り下げ部3であり、下部が誘引紐取付部4である。誘引紐取付部4は、ほぼ円形のループ5が少なくとも1回半(本例では1回と3/4)、密着して形成されている。
誘引線吊り下げ部3は、縦軸部2の上部に、鋭角に折曲した角部を有するフック部6と、このフック部6の下方に伸びてさらに上方に折曲したヘアピン部7と、このヘアピン部7の先端を折曲させてフック部6の角部の下部に位置させた直線状の戻り止め部8とが連続して形成されている。
この構成の誘引紐吊り具1に誘引紐12を取り付ける方法を図2,図3を用いて説明する。図2は誘引紐吊り具1に誘引紐12を取り付ける方法の第1ステップを示すもので、(a)は側面図、(b)は背面図、図3は誘引紐吊り具1に誘引紐12を取り付ける方法の第2ステップを示す斜視図である。
まず、図2に示すように、片手で誘引線吊り下げ部3側を持ち、他方の手で、縦軸部2とほぼ円形のループ5の隙間の部分に、逆U字状に輪を作った誘引紐12の先端を通し、強く引けば、誘引紐12の輪は、円形のループ5の一巻目と二巻目の間に引き入れられる。次いで、図3に示すように、誘引紐12の本体側を、円形のループ5の一巻目と二巻目の間に少なくとも1巻き、巻き付け、強く引くことにより、最初に巻いた輪と次に巻いた輪が円形のループ5の同じ箇所で絡まり、瘤(こぶ)になる。誘引紐12の本体側を強く引けば引くほど、その瘤の絡みが強くなり、針金の円形のループ5の一巻目と二巻目の間の接触部を瘤が通過できない。そのため、誘引紐12に大きな荷重が掛かっても、誘引紐12が外れることはない。
なお、扁平なビニール紐など、滑りやすい素材で出来ている誘引紐の場合は2巻き以上巻き付けると確実に固定することができる。
図4は、誘引紐12を取り付けた誘引紐吊り具1を、誘引線11に取り付ける状態を示す斜視図、図5は、誘引紐12を取り付けた誘引紐吊り具1を、誘引線11に取り付けた状態を示す斜視図、図6は、本実施の形態の誘引紐吊り具で茎を誘引している状態を示す説明図である。
図4に示すように、誘引紐12を取り付けた誘引紐吊り具1の、縦軸部2とヘアピン部7との間を誘引線11に差し込み、引っ張ると、縦軸部2とヘアピン部7の間が広がり、難なく誘引線11が通過して、フック部6の角部の内側に誘引線11が入り込む。このとき、図5に示すように、誘引線11の下方には戻り止め部8が位置するので、誘引紐吊り具1を上下に動かしても、誘引線11からフック部6が外れることはない。
また、図5に示すように、フック部6の角部に対して戻り止め部8が形成されている側と反対方向(A方向)に、誘引線11に沿って誘引紐吊り具1を移動させることは自由にできるが、誘引紐12を、フック部6の角部に対して戻り止め部が形成されている側(B方向)に引こうとすると、戻り止め部8が誘引線11の下側を上方に押し付けるため、その摩擦力で、誘引紐吊り具1は動かない。
そのため、図6に示すように、植物の生長にしたがって、茎13を保持している誘引紐12を引っ張る方向に誘引紐吊り具1を誘引線11に沿って移動させたとき、誘引紐12の荷重によって誘引紐吊り具1が引き戻されることがない。なお、図6において、10は畝、14は誘引紐12の下部に取り付けられて茎13を保持する茎誘引用クリップである。
図7は、収穫後などに、誘引紐吊り具1を誘引線11から外すときの操作を示す説明図である。同図に示すように、誘引紐吊り具1の誘引紐取付部4のループ5を指でつかみ、図面上、手首を右方向(反時計回り)にほぼ半回転ひねると、フック部6と戻り止め部8との間が開き、誘引線11から簡単に外すことができる。
図8および図9は、収穫後などに、誘引紐吊り具1から誘引紐12を外すときの操作を示す説明図である。まず、図8に示すように、一方の手の指で誘引線吊り下げ部3をつまみ、他方の手で、誘引紐12の瘤の部分をループ5から縦軸部2の方向に移動させる。そうすると、図9に示すように、瘤の部分はループ5の挟持力が無くなるので、縦軸部2でほどけ、誘引紐12を引くと、いとも簡単に誘引紐12が外れる。
以上は、一本の誘引紐12で茎を誘引する場合の説明であるが、図10に示すように、果樹類やナス、ピーマン、マンゴ等では、複数の誘引紐12を束ねて誘引線11に結び、各枝や茎を誘引することがある。複数の誘引紐12を束ねて、畝10の上部にある誘引線11に結び付ける作業は、1本ずつ誘引紐12を結び付ける作業より手間が掛かる。このような場合は、本実施の形態の誘引紐吊り具1を用いると、図11に示すように、複数の誘引紐12の上端部を束ねた状態で、1本のときと同様にループ5の隙間から巻き付けるだけで、複数の誘引紐12を短時間でつなぐことができる。
なお、以上の実施の形態においては、誘引線吊り下げ部3を、フック部6と、ヘアピン部7と、戻り止め部8を有する構成としたが、これに限定されるものではなく、他の形状のフックであってもよい。
本考案は、誘引紐を誘引線に取り付ける際に、長時間両手を挙げて作業をする必要がなく、簡単に片手で取り付けることができ、また誘引紐を結ぶ作業に慣れていないパートタイマーやアルバイトでも確実に誘引紐が外れないように取り付けることができ、さらに、収穫後に、誘引紐を簡単に撤収することのできる誘引紐吊り具として、トマト、キュウリ、ナス、メロン、花類、果樹等の栽培に用いることができる。
本考案の実施の形態に係る誘引紐吊り具を示すもので、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は背面図、(d)は左側面図である。 本実施の形態の誘引紐吊り具に誘引紐を取り付ける方法の第1ステップを示すもので、(a)は側面図、(b)は背面図である。 本実施の形態の誘引紐吊り具に誘引紐を取り付ける方法の第2ステップを示す斜視図である。 誘引紐を取り付けた本実施の形態の誘引紐吊り具を、誘引線に取り付ける状態を示す斜視図である。 誘引紐を取り付けた本実施の形態の誘引紐吊り具を、誘引線に取り付けた状態を示す斜視図である。 本実施の形態の誘引紐吊り具で茎を誘引している状態を示す説明図である。 本実施の形態の誘引紐吊り具を誘引線から外すときの操作を示す説明図である。 本実施の形態の誘引紐吊り具から誘引紐を外すときの操作を示す説明図である。 本実施の形態の誘引紐吊り具から誘引紐を外すときの操作を示す説明図である。 複数の誘引紐を束ねて果樹類の枝を誘引する状態を示す説明図である。 本実施の形態の誘引紐吊り具を用いて、複数の誘引紐を束ねて誘引する状態を示す説明図である。 誘引線に誘引紐を結び付ける従来の方法を示す説明図である。 植物が生長したときに誘引紐の結び目の位置を移動させる状態を示す説明図である。 特許文献1に係る従来の植物誘引紐吊りクリップを示すもので、(a)は側面図、(b)は正面図である。 図14の植物誘引紐吊りクリップを誘引線に取り付けた状態を示す説明図である。 従来の他の誘引紐吊り具を示すもので、(a)は正面図、(b)は側面図である。 特許文献2に係る従来の係止具を示す斜視図である。
符号の説明
1 誘引紐吊り具
2 縦軸部
3 誘引線吊り下げ部
4 誘引紐取付部
5 ループ
6 フック部
7 ヘアピン部
8 戻り止め部
10 畝
11 誘引線
12 誘引紐
13 茎
14 茎誘引用クリップ

Claims (2)

  1. 一本の針金を曲げて形成され、縦軸部の上部が誘引線吊り下げ部であり、前記縦軸部の下部が誘引紐取付部である誘引紐吊り具において、
    前記誘引紐取付部は、前記縦軸部の下部に、ほぼ円形のループを少なくとも1回半、密着して形成されたものであることを特徴とする誘引紐吊り具。
  2. 前記誘引線吊り下げ部は、前記縦軸部の上部に、鋭角に折曲した角部を有するフック部と、このフック部の下方に伸びてさらに上方に折曲したヘアピン部と、このヘアピン部の先端を折曲させて前記フック部の角部の下部に位置させた直線状の戻り止め部とを連続して形成した請求項1記載の誘引紐吊り具。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010068801A (ja) * 2008-08-20 2010-04-02 Shinryo Corp ダイズの栽培方法及び多段式ダイズ栽培装置
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