JP5130824B2 - プロジェクタおよび報知映像投写方法 - Google Patents

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Description

本発明は、筐体に形成されている外気取り入れ用の開口部に配設されたフィルタの目詰まり状態に関連する情報を報知可能な報知映像を投写するプロジェクタ、およびその報知映像を投写させる報知映像投写方法に関するものである。
筐体内部が高温となるプロジェクタ等の電子機器は、一般的に、筐体内部に外気を取り入れてその外気を送風ファンで送風することによって筐体内を冷却する機能を有している。また、外気を取り入れる開口部には、一般的に、埃等の侵入を防止するためのフィルタが配設されている。この場合、電子機器の使用に伴って埃等が付着してフィルタが目詰りすることがあり、フィルタが目詰りした状態で電子機器を使用し続けたときには、筐体内部の過熱によって電子機器が故障するおそれがある。このため、この種の電子機器には、フィルタの目詰り状態を特定可能なパラメータ(ファンに流れる電流値や送風量等)を検出し、そのパラメータが所定の値となった時点で目詰り状態に関連する情報、具体的にはフィルタの清掃や交換を促す情報を報知する装置(例えば、特開2004−63993号公報において出願人が開示したフィルタ交換警告機構)が備えられている。
特開2004−63993号公報(第6−13頁、第3−6図)
ところが、上記した従来の電子機器には、改善すべき以下の課題がある。すなわち、この種の電子機器では、上記のパラメータが所定の値となった時点でフィルタの清掃や交換を促す情報を報知している。一方、フィルタの目詰りの進行速度は、電子機器の使用形態(使用場所や使用頻度)によって大きく異なる。例えば、電子機器としてのプロジェクタを、多くの人が頻繁に出入りするロビーに設置して長時間に亘って作動させるような使用形態(以下、このような使用形態を「第1の使用形態」ともいう)では、フィルタが短期間のうちに目詰りする。これに対して、プロジェクタを、埃の少ない会議室等で時折使用するような使用形態(以下、このような使用形態を「第2の使用形態」ともいう)では、長期間使用したとしてもフィルタが目詰りし難い。このため、第1の使用形態では、上記の情報が報知されてから電子機器の作動に支障を来すまでの期間が短いために速やかにフィルタの清掃や交換を行う必要がある。これに対して、第2の使用形態では、この期間が長いため、情報の報知後においても、しばらくの間はフィルタの清掃や交換を行わない状態で電子機器を支障なく使用することができる場合がある。しかしながら、従来の電子機器では、使用形態に拘わらず、上記のパラメータが所定の値となった時点でフィルタの清掃や交換を促す情報が一律に報知されるため、清掃や交換の時期を的確に判断することが困難な結果、この情報を報知する機能が有効に活用されていないのが現状であり、この点の改善が望まれている。
また、従来の電子機器としてのプロジェクタでは、上記した情報の報知の一形態として、フィルタの清掃や交換を促すメッセージを含む報知映像が投写される。この場合、報知映像を常に投写すると、外部からの映像信号(ソース信号)に基づく映像(ソース映像)を投写するときに、報知映像がソース映像に重ねて投写されてソース映像が見難くなって好ましくない。このため、従来のプロジェクタでは、一般的に、例えば電源投入時等のタイミングで所定の短い時間だけ報知映像を投写し、その後は報知映像の投写を停止している。しかしながら、この投写方法では、報知映像を投写する時間が所定の短い時間に限られるため、報知映像を見過ごしてしまうことがある。このため、従来のプロジェクタには、報知映像を見過ごすことによってフィルタの清掃や交換を行う機会を逸して、これによって故障が発生するおそれがあるという不都合があり、この点の改善も望まれている。
本発明は、かかる改善すべき課題に鑑みてなされたものであり、フィルタの目詰り状態に関連する情報の報知機能を有効に活用させ得るプロジェクタおよび報知映像投写方法を提供することを主目的とする。また、フィルタの目詰り状態に関連する情報を報知可能な報知映像を投写する際の不都合を解消し得るプロジェクタを提供することを他の主目的とする。
上記目的を達成すべく本発明に係る電子機器は、筐体と、前記筐体に形成されている外気取り入れ用の開口部に配設されたフィルタの目詰り状態を特定可能なパラメータを検出する検出部と、前記目詰り状態に関連する情報を報知する報知部と、前記パラメータが所定の条件を満たしたときに前記情報を前記報知部に報知させる制御部とを備えた電子機器であって、前記所定の条件を設定する設定操作が可能な操作部を備え、前記制御部は、前記パラメータが前記設定された条件を満たしたときに前記情報を報知させる。
また、本発明に係る情報報知方法は、電子機器の筐体に形成されている外気取り入れ用の開口部に配設されたフィルタの目詰り状態を特定可能なパラメータが所定の条件を満たしたときに、前記目詰り状態に関連する情報を報知する情報報知方法であって、操作部を用いた設定操作によって設定された前記所定の条件を前記パラメータが満たしたときに前記情報を報知する。
この電子機器および情報報知方法によれば、操作部を用いた設定操作によって設定された所定の条件をパラメータが満たしたときにフィルタの目詰り状態に関連する情報を報知することにより、例えば、目詰りし易い使用形態においては情報が早めに報知されるように条件を設定し、目詰りし難い使用形態においては情報が遅めに報知されるように条件を設定するというように、ユーザー自らが電子機器の使用形態に応じて条件を任意に設定することができる。したがって、この電子機器および情報報知方法によれば、設定を行ったユーザーが、実際にフィルタの清掃や交換を行うべき的確な時期を確実に認識することができる結果、使用形態に拘わらず固定的な1つの条件が満たされたときに目詰りに関する情報が報知される従来の電子機器と比較して、フィルタの目詰り状態に関連する情報の報知機能を十分有効に活用することができる。
また、本発明に係る電子機器は、上記の電子機器において、前記報知部としての表示部を備え、前記制御部は、前記パラメータが前記設定された条件を満たしたときに前記情報を報知可能な報知映像を前記表示部に表示させる。
この電子機器によれば、フィルタの目詰り状態に関連する情報を報知可能な報知映像を表示部に表示させることにより、例えば、LEDを点灯させたり音声案内によって目詰りに関する情報を報知する方法と比較して、ユーザーに対してフィルタの目詰り状態をより確実に報知することができる。
また、本発明に係るプロジェクタは、映像を投写する投写部と、前記投写部が配設された筐体と、前記筐体に形成されている外気取り入れ用の開口部に配設されたフィルタの目詰り状態を特定可能なパラメータを検出する検出部と、前記パラメータが所定の条件を満たしたときに前記目詰り状態に関連する情報を報知可能な報知映像を前記投写部に投写させる制御部とを備えたプロジェクタであって、前記所定の条件を設定する設定操作が可能な操作部を備え、前記制御部は、前記パラメータが前記設定された条件を満たしたときに前記報知映像を投写させる。
また、本発明に係る報知映像投写方法は、プロジェクタの筐体に形成されている外気取り入れ用の開口部に配設されたフィルタの目詰り状態を特定可能なパラメータが所定の条件を満たしたときに、前記目詰り状態に関連する情報を報知可能な報知映像を前記筐体に配設された投写部に投写させる報知映像投写方法であって、操作部を用いた設定操作によって設定された前記所定の条件を前記パラメータが満たしたときに前記報知映像を投写させる。
このプロジェクタおよび報知映像投写方法によれば、操作部を用いた設定操作によって設定された所定の条件をパラメータが満たしたときにフィルタの目詰り状態に関連する情報を報知可能な報知映像を投写させることにより、例えば、目詰りし易い使用形態においては報知映像が早めに投写されるように条件を設定し、目詰りし難い使用形態においては報知映像が遅めに投写されるように条件を設定するというように、ユーザー自らがプロジェクタの使用形態に応じて条件を任意に設定することができる。したがって、このプロジェクタおよび報知映像投写方法によれば、設定を行ったユーザーが、実際にフィルタの清掃や交換を行うべき的確な時期を確実に認識することができる結果、使用形態に拘わらず固定的な1つの条件が満たされたときに目詰りに関する情報が報知される従来の電子機器と比較して、フィルタの目詰り状態に関連する情報の報知機能を十分有効に活用することができる。また、このプロジェクタおよび報知映像投写方法では、報知映像を投写することによって目詰りに関する情報が報知されるため、例えば、LEDを点灯させたり音声案内によって目詰りに関する情報を報知する方法と比較して、ユーザーに対してフィルタの目詰り状態をより確実に報知することができる。
また、本発明に係るプロジェクタは、映像を投写する投写部と、前記投写部が配設された筐体と、前記筐体に形成されている外気取り入れ用の開口部に配設されたフィルタの目詰り状態を特定可能なパラメータを検出する検出部と、前記パラメータが所定の条件を満たしたときに前記目詰り状態に関連する情報を報知可能な報知映像を前記投写部に投写させる制御部とを備えたプロジェクタであって、前記制御部は、前記パラメータが前記所定の条件を満たし、かつ映像信号が未入力のときまたは入力している映像信号が当該プロジェクタによる映像の投写に対応していない未対応信号であるときに前記報知映像を連続して投写させる。
このプロジェクタによれば、パラメータが所定の条件を満たし、かつ映像信号が未入力のときまたは入力している映像信号が未対応信号であるときに報知映像を連続して投写することにより、所定の短い時間だけ報知映像を投写する従来のプロジェクタとは異なり、報知映像の見過ごしによってフィルタの清掃や交換を行う時期を徒過して、これによって故障が発生する事態を確実に防止することができる。
以下、本発明に係る電子機器、情報報知方法、プロジェクタおよび報知映像投写方法の最良の形態について、添付図面を参照して説明する。図1,2に示すプロジェクタ1は、本発明に係る電子機器およびプロジェクタの一例であって、図1に示すように、本体部2およびリモコン3を備えて構成されている。本体部2は、図3に示すように、映像信号処理部11、記憶部12、投写部13、送風ファン14、風量検出部15、受光部16、制御部17、およびこれらの各構成要素が収容(または配設)される筐体2a(図1,2参照)を備えて構成されている。この場合、筐体2aには、両図に示すように、筐体2a内部の冷却に用いる外気(筐体2a外部の空気)を取り入れるための吸気口(本発明における開口部)2b、および筐体2a内の空気を外部に排出するための排気口2cが形成されている。また、吸気口2bには、空気中の埃等を除去して筐体2a内部への埃等の侵入を防止するためのエアーフィルタ(本発明におけるフィルタ)100が取り付けられている。
映像信号処理部11は、筐体2aの背面に配設された信号端子11a(図2参照)を介して外部から入力した映像信号S1を映像投写用の映像データDiに変換して出力する。また、映像信号処理部11は、後述するメニュー映像P2(図5参照)、設定用映像P3(図6参照)および報知映像P4(図7参照)を投写させるための映像データDiを生成して出力する。記憶部12は、制御部17によって実行される報知映像投写処理50(図8参照)において用いられる基準値W0や、後述する設定内容等を記憶する。
投写部13は、本発明における投写部、報知部および表示部に相当し、筐体2a内部に配設された図外の光源および光変調素子(一例として、液晶ライトバルブやDMD(Digital Micromirror Device))、並びに図1に示す投写レンズ13aを備えて構成され、映像信号処理部11から出力される映像データDiに基づいて光変調した投写光L(図4参照)を出力することにより、各種の映像をスクリーン200(同図参照)に投写する。この場合、投写部13による報知映像P4の投写が、本発明における情報の報知および報知映像の表示に相当する。なお、DMDは米国テキサスインスツルメンツ社の商標である。
送風ファン14は、筐体2a内部におけるエアーフィルタ100の近傍に配設されて、吸気口2bから(エアーフィルタ100を通して)取り入れた外気を投写部13に向けて送風する。風量検出部15は、本発明における検出部の一例であって、プロジェクタ1の筐体2a内に配設されて、送風ファン14近傍における風量W1を検出して検出信号S2を出力する。この場合、風量W1は、本発明におけるパラメータの一例であって、エアーフィルタ100の目詰りの程度が高いほど(エアーフィルタ100が目詰りするほど)、その値が小さくなる。このため、風量W1の値に基づいてエアーフィルタ100の目詰り状態を特定することが可能となる。受光部16は、リモコン3から出力された赤外線信号S3を受光してリモコン3の各ボタンに対応する操作信号S4を出力する。
制御部17は、プロジェクタ1を構成する各構成要素を制御する。また、制御部17は、映像信号S1(映像データDi)に基づく映像(以下、「ソース映像P1」ともいう:図4参照)を投写部13に投写させる。また、制御部17は、後述するリモコン3のメニューボタン22やジョグボタン23の操作に応じて、メニュー映像P2および設定用映像P3を投写部13に投写させる。この場合、メニュー映像P2および設定用映像P3は、プロジェクタ1が行う各種の処理の内容や条件等を設定するための映像であって、これらの各映像P2,P3による案内に従って設定された設定内容が制御部17によって記憶部12に記憶される。また、制御部17は、報知映像投写処理50を実行することにより、本発明に係る報知映像投写方法に従って報知映像P4を投写部13に投写させる。この場合、報知映像P4は、エアーフィルタ100が目詰りしている旨の情報(本発明における目詰り状態に関する情報の一例)を報知するための映像であって、一例として、エアーフィルタ100が目詰りしている旨、およびエアーフィルタ100の清掃や交換を促す文字などを含む静止映像で構成されている。
リモコン3は、本発明における操作部に相当し、図1に示すように、電源ボタン21、メニューボタン22およびジョグボタン23などの各種ボタンを備えて構成され、これらが操作されたときに各ボタンに対応する赤外線信号S3を出力する。
次に、プロジェクタ1の使用方法の一例、およびその際のプロジェクタ1の動作について、図面を参照して説明する。
このプロジェクタ1では、リモコン3の電源ボタン21が操作されたときに、リモコン3が電源ボタン21に対応する赤外線信号S3を出力する。次いで、受光部16が、リモコン3から出力された赤外線信号S3を受光して電源ボタン21に対応する操作信号S4を出力する。続いて、制御部17が、操作信号S4に従ってプロジェクタ1を構成する各部を初期化し、次いで、図外の電源部を制御して各部に対する電源供給を開始させる。これに応じて、投写部13の光源が点灯する。
また、送風ファン14が始動して、吸気口2bから取り入れた外気が投写部13に向けて送風される。この際に、風量検出部15が、送風ファン14近傍における風量W1を検出して検出信号S2を出力する。また、送風された外気は、筐体2a内部を流れて、排気口2cから筐体2aの外部に排出される。これにより、投写部13の光源や光変調素子から発生する熱による筐体2a内部の温度上昇が抑えられる。この場合、吸気口2bに取り付けられたエアーフィルタ100を通過して外気が取り入れられるため、外気に含まれている埃等がエアーフィルタ100に付着して除去される。このため、光源や光変調素子への埃の付着が防止される。
続いて、プロジェクタ1が行う各種処理についての条件等を設定するために、リモコン3のメニューボタン22を操作する。この際に、リモコン3がメニューボタン22に対応する赤外線信号S3を出力し、受光部16がその赤外線信号S3(メニューボタン22)に対応する操作信号S4を出力する。次いで、制御部17が、操作信号S4に従い、映像信号処理部11および投写部13に対してメニュー映像P2の投写を指示する。これに応じて、映像信号処理部11がメニュー映像P2用の映像データDiを出力し、投写部13がその映像データDiに基づいて光変調した投写光Lを出力する。これにより、図5に示すように、スクリーン200にメニュー映像P2が投写される。
次いで、メニュー映像P2の案内に従い、リモコン3の各ボタンを操作して、各種の処理や条件等を設定する。この場合、このプロジェクタ1では、エアーフィルタ100が目詰りした際に投写される報知映像P4の投写時期、つまり報知映像P4を投写させる条件をメニュー映像P2の案内に従って任意に設定することが可能となっている。この報知映像P4の投写時期の設定を行う際には、リモコン3のジョグボタン23を操作して、図5に示すように、メニュー映像P2内の各設定項目の中から、「フィルタの清掃・交換通知タイミング」の項目にカーソルを移動させて決定する。この際に、制御部17が、操作信号S4に従って映像信号処理部11および投写部13に対して設定用映像P3の投写の指示をすることにより、図6に示すように、スクリーン200に設定用映像P3が投写される。続いて、ジョグボタン23を操作して、同図に示すように、設定用映像P3内の5種類の投写時期の中から、任意の投写時期にカーソルを移動させて決定する。
この場合、例えば、プロジェクタ1を多くの人が頻繁に出入りするロビーに設置して長時間に亘って作動させるときには、フィルタが短期間のうちに目詰りする。このため、このような使用形態のときには、設定用映像P3内の各投写時期(同図に示す「レベル1」〜「レベル5」)の中から、早い時期に(目詰りの程度が低い段階で)報知映像P4の投写が開始される「レベル1」を選択する。一方、例えば、埃の少ない会議室等でプロジェクタ1を時折使用するときには、長期間使用したとしてもフィルタが目詰りし難いため、このような使用形態のときには、設定用映像P3内の各投写時期の中から、遅い時期に(目詰りの程度が高くなったときに)報知映像P4の投写が開始される「レベル5」を選択する。
次いで、制御部17は、選択操作に応じて出力される操作信号S4に基づき、選択されたレベルに予め対応付けられている風量の基準値W0を特定して記憶部12に記憶させる。これにより、報知映像P4を投写する条件が設定される。この場合、例えば、初期状態における報知映像P4の投写時期(デフォルトの投写時期)を予め「レベル3」に設定しておき、変更を希望するときにのみ変更する(設定し直す)構成を採用することもできる。続いて、リモコン3の各ボタンを操作して、他の設定項目についての条件等を設定する。次いで、設定を終了するときには、リモコン3のメニューボタン22を再度操作する。この際に、制御部17が操作信号S4に従って映像信号処理部11および投写部13を制御することにより、設定用映像P3の投写を終了させる。
続いて、制御部17は、図8に示す報知映像投写処理50を実行する。この報知映像投写処理50では、制御部17は、風量検出部15から出力されている検出信号S2に基づいて風量W1を特定する(ステップ51)。次いで、制御部17は、記憶部12に記憶されている基準値W0を読み出して風量W1と比較し、風量W1が基準値W0以下か否かを判別する(ステップ52)。この場合、エアーフィルタ100が目詰りしていない状態のときには、外気が十分に取り入れられるため、風量W1が基準値W0よりも大きい値に維持される。このため、この状態では、制御部17は、ステップ52において風量W1が基準値W0以下ではないと判別して、ステップ51,52を繰り返して実行する。
一方、例えば、DVDプレーヤやパソコン等の外部装置(図示せず)からの映像信号S1に基づくソース映像P1を投写させる際には、図4に示すように、外部装置とプロジェクタ1とを接続ケーブルで接続して、次いで、外部装置を作動させて映像信号S1の出力を開始させる。続いて、映像信号処理部11が、入力した映像信号S1を映像データDiに変換して出力する。次いで、投写部13が映像データDiに基づいて光変調した投写光Lを出力する。これにより、同図に示すように、スクリーン200にソース映像P1が投写される。
次に、例えば、プロジェクタ1の使用開始から所定期間が経過して、エアーフィルタ100が目詰りし始めたときには、外気の取り入れが不十分となって風量W1が低下する。この場合、例えば、風量W1が基準値W0以下の値となったとき(本発明における「パラメータが所定の条件を満たしたとき」)には、制御部17は、報知映像投写処理50のステップ52において、その旨を判別して、次いで、映像信号S1が未入力状態であるか否か、または入力している映像信号S1がプロジェクタ1による映像の投写に対応していない未対応信号(プロジェクタ1が映像の投写を行うことができない信号)であるか否かを判別する(ステップ53)。この場合、外部装置からの映像信号S1が通常の映像信号(プロジェクタ1が映像の投写を行うことができる信号)であるときには、制御部17は、報知映像P4を投写中であるか否かを判別する(ステップ54)。この場合、この時点において報知映像P4を投写中ではないときには、制御部17は、ステップ51を実行する。
一方、外部装置による映像信号S1(通常の映像信号)の出力が停止したときには、制御部17は、上記したステップ53において、映像信号S1が未入力状態であると判別して、続いて、報知映像P4を投写中であるか否かを判別する(ステップ55)。この場合、この時点において報知映像P4を投写中ではないときには、制御部17は、映像信号処理部11および投写部13に対して報知映像P4の投写を指示する(ステップ56)。これに応じて、映像信号処理部11が報知映像P4用の映像データDiを出力し、投写部13がその映像データDiに基づいて光変調した投写光Lを出力する。これにより、図7に示すように、スクリーン200に報知映像P4が投写される。
次いで、制御部17は、上記したステップ51,52を実行する。この場合、外部装置による映像信号S1(通常の映像信号)の出力が再開したときには、ステップ53においてその旨を判別して、続いて、上記したステップ54を実行する。この場合、この時点において報知映像P4が投写中であるため、制御部17は、映像信号処理部11および投写部13に対して報知映像P4の投写停止を指示する(ステップ57)。これにより、報知映像P4が投写が停止される。一方、映像信号S1の出力停止が継続している状態、または未対応信号である映像信号S1の入力が継続している状態において、報知映像P4が投写中のときには、制御部17は、ステップ53,55においてその旨を判別して、報知映像P4の投写を継続させる(ステップ58)。したがって、この状態においては、報知映像P4の投写が継続される。このため、このプロジェクタ1では、所定の短い時間だけ報知映像を投写する従来のプロジェクタとは異なり、報知映像の見過ごしによってエアーフィルタ100の清掃や交換の時期を徒過して、これによって故障が発生する事態を確実に防止することが可能となっている。
次に、ユーザーが報知映像P4の投写によって清掃または交換が必要であることを知ってエアーフィルタ100を清掃または交換したときには、風量W1が基準値W0よりも大きい値となる。この際には、制御部17は、上記したステップ52においてその旨を判別して、ステップ51,52を繰り返して実行する。以下、制御部17が報知映像投写処理50における各ステップを実行することにより、エアーフィルタ100の目詰りの状態に応じて報知映像P4の投写および投写停止が行われる。この場合、このプロジェクタ1では、報知映像P4を投写させる条件を、使用形態に応じて任意に設定することが可能となっている。このため、設定を行ったユーザーが実際に清掃や交換を行うべき的確な時期を確実に認識することが可能となっている。
このように、このプロジェクタ1および報知映像投写方法によれば、エアーフィルタ100の目詰り状態に関連する報知映像P4を投写させる条件をリモコン3を用いた操作によって設定し、その設定した条件を満たしたときに報知映像P4を投写させることにより、例えば、目詰りし易い使用形態においては報知映像P4が早めに投写されるように条件を設定し、目詰りし難い使用形態においては報知映像P4が遅めに投写されるように条件を設定するというように、ユーザー自らがプロジェクタ1の使用形態に応じて条件を任意に設定することができる。したがって、このプロジェクタ1および報知映像投写方法によれば、設定を行ったユーザーが、実際にエアーフィルタ100の清掃や交換を行うべき的確な時期を確実に認識することができる結果、使用形態に拘わらず固定的な1つの条件が満たされたときに目詰りに関する情報が報知される従来の電子機器と比較して、フィルタの目詰り状態に関連する情報の報知機能を十分有効に活用することができる。
また、このプロジェクタ1および報知映像投写方法によれば、エアーフィルタ100の目詰り状態に関連する情報を報知可能な報知映像P4を投写することにより、例えば、LEDを点灯させたり音声案内によって目詰りに関する情報を報知する方法と比較して、ユーザーに対して目詰り状態をより確実に報知することができる。
また、このプロジェクタ1によれば、映像信号S1が未入力のとき、および入力している映像信号S1がプロジェクタ1による映像の投写に対応していない未対応信号であるときに報知映像P4を連続して投写することにより、所定の短い時間だけ報知映像を投写する従来のプロジェクタとは異なり、報知映像の見過ごしによってエアーフィルタ100の清掃や交換を行う時期を徒過して、これによって故障が発生する事態を確実に防止することができる。
なお、本発明は、上記の構成に限定されない。例えば、電子機器の一例としてのプロジェクタ1に適用した例について上記したが、LCD、プラズマディスプレイおよびCRT等の表示部を備えて、その表示部に報知映像P4を表示する電子機器に適用することができる。また、音声出力部やLED等の映像表示以外の報知部を備えて、音声を出力したり、LEDを点灯させることによって目詰り情報を報知する電子機器に適用することもできる。さらに、設定用映像P3内の複数の投写時期(レベル)の中の1つを選択することによって条件を設定する例について上記したが、例えば、リモコン3の数字ボタンを操作して基準値W0を数値入力することによって条件を設定する構成を採用することもできる。また、リモコン3に限定されず、本体部2(筐体2a)に配設された操作部を操作して上記の条件を設定することもできる。
また、風量検出部15を備えて、エアーフィルタ100の目詰りを特定可能なパラメータとしての風量W1を検出する構成例について上記したが、この構成には限定されない。例えば、送風ファン14に供給する電圧または電流(本発明におけるパラメータの他の一例)を検出する検出部や、エアーフィルタ100に照射した検査光の透過量(本発明におけるパラメータのさらに他の一例)を検出する検出部を備えた構成を採用することができる。この場合、これらの各構成を採用したときには、各検出部が検出するパラメータに応じて、基準値W0の単位や値をリモコン3を用いて任意に設定することで、上記した効果と同様の効果を実現することができる。また、上記したメニュー映像P2、設定用映像P3および報知映像P4は、一例であって、これらの各映像P2〜P4の内容を任意に規定することができるのは勿論である。
プロジェクタ1の投写レンズ13a側から見た斜視図である。 プロジェクタ1の背面図である。 プロジェクタ1の構成を示すブロック図である。 ソース映像P1の投写方法を説明するための説明図である。 メニュー映像P2の投写画面図である。 設定用映像P3の投写画面図である。 報知映像P4の投写画面図である。 報知映像投写処理50フローチャートである。
符号の説明
1 プロジェクタ、2 本体部、2a 筐体、2b 吸気口、3 リモコン、12 記憶部、13 投写部、14 送風ファン、15 風量検出部、17 制御部、100 エアーフィルタ、P4 報知映像、S1 映像信号、W0 基準値、W1 風量

Claims (5)

  1. 映像を投写する投写部と、
    前記投写部が配設された筐体と、
    前記筐体に形成されている外気取り入れ用の開口部に、配設されたフィルタの目詰り状態を特定可能なパラメータを検出する検出部と、
    前記パラメータが所定の条件を満たした場合に、前記目詰り状態に関連する情報を報知可能な報知映像を前記投写部に投写させる制御部と
    を備えたプロジェクタであって、
    前記所定の条件を設定する設定操作が可能な操作部を備え、
    前記制御部は、前記パラメータが前記設定された条件を満たした場合に、前記報知映像を投写させ
    前記制御部は、前記パラメータが前記所定の条件を満たし、かつ映像信号が未入力である場合、または入力している映像信号が当該プロジェクタによる映像の投写に対応していない未対応信号である場合に、前記報知映像を連続して投写させるプロジェクタ。
  2. 前記操作部で設定された前記所定の条件を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記制御部は、前記パラメータが前記記憶部に記憶された前記所定の条件を満たした場合に、前記報知映像を投写させる請求項1に記載のプロジェクタ。
  3. 前記制御部は、前記報知映像を投写させている状態で、映像信号が入力された場合、または入力している映像信号が当該プロジェクタによる映像の投写に対応している対応信号である場合に、前記報知映像の投写を停止させる請求項1または2に記載のプロジェクタ。
  4. 前記パラメータは、前記開口部から外気を取り入れるための送風ファンの風量を表す、請求項1〜のいずれか1項に記載のプロジェクタ。
  5. プロジェクタの筐体に形成されている外気取り入れ用の開口部に、配設されたフィルタの目詰り状態を特定可能なパラメータが、所定の条件を満たした場合に、前記目詰り状態に関連する情報を報知可能な報知映像を、前記筐体に配設された投写部に投写させる報知映像投写方法であって、
    操作部を用いた設定操作によって設定された前記所定の条件を、前記パラメータが満たした場合に、前記報知映像を投写させ、前記パラメータが前記所定の条件を満たし、かつ映像信号が未入力である場合、または入力している映像信号が当該プロジェクタによる映像の投写に対応していない未対応信号である場合に、前記報知映像を連続して投写させる報知映像投写方法。
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