JP2008151833A - 画像表示装置、制御方法、制御プログラム、および記録媒体 - Google Patents

画像表示装置、制御方法、制御プログラム、および記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】内部情報を簡素な構成で利用者に把握させることができ、利便性の向上が図れる画像表示装置を提供すること。
【解決手段】画像表示装置としてのプロジェクタ1を構成する制御装置40は、当該プロジェクタ1の異常状態に関する異常状態情報を記憶する異常状態情報記憶部451と、当該プロジェクタ1の異常状態を検出する異常状態検出部441と、異常状態検出部441にて異常状態が検出された場合に、画像を表示可能とする外部機器との間で情報を伝送可能に接続するための機器接続手段を介して、検出された異常状態に対応する異常状態情報を外部機器に出力させる出力制御を実施する出力制御部442とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像表示装置、制御方法、制御プログラム、および記録媒体に関する。
従来、画像を表示する表示手段を有するプロジェクタやテレビジョン装置等の画像表示装置では、内部に異常が発生した場合の自己診断機能を具備し、内部で異常が発生した場合に、異常状態を表すエラーコード等を画面に表示する構成が知られている。すなわち、利用者は、画像表示装置に異常が発生した場合に、画像表示装置の異常状態を画面の表示から把握し、エラーコード等をメーカのサポートセンタに連絡することで対応する。
しかしながら、このような画像表示装置において、表示手段に異常が生じ、画像の表示を不可能とする状態となった場合には、異常状態を表すエラーコード等を画面に表示することができない。すなわち、利用者は、画像表示装置に異常が発生した場合に、画像表示装置の異常状態を把握できないため、画像表示装置を販売店等に直接、運搬する必要がある。
ところで、メモリカードを装着可能な構成とし、内部で異常が発生した場合に、自己診断情報データをメモリカードに記録する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の技術を用いれば、表示手段に異常が生じ、画像の表示を不可能とする状態となった場合であっても、利用者は、メモリカードを装着可能とするパーソナルコンピュータ等を用いて、自己診断情報データが記録されたメモリカード内部の情報を確認し、自己診断情報データ等をメーカのサポートセンタに連絡することで対応できる。
特開平5−250764号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、利用者は、異常状態を把握するために、メモリカードを装着可能とするパーソナルコンピュータ等を用いる必要があり、利便性の向上が図れない、という問題がある。
また、異常発生時の情報をメモリカードに記録するためにメモリカードを装着可能とする構造を画像表示装置に設ける必要があり、画像表示装置の製造コストの低減が図れない、という問題がある。
このため、エラーコード等の内部情報を簡素な構成で利用者に把握させることができ、利便性の向上が図れる技術が要望されている。
本発明の目的は、内部情報を簡素な構成で利用者に把握させることができ、利便性の向上が図れる画像表示装置、制御方法、制御プログラム、および記録媒体を提供することにある。
本発明の画像表示装置は、画像情報に基づく画像を表示する表示手段と、前記表示手段を制御する制御手段とを備えた画像表示装置であって、前記制御手段は、当該画像表示装置の異常状態に関する異常状態情報を記憶する情報記憶部と、当該画像表示装置の異常状態を検出する異常状態検出部と、前記異常状態検出部にて異常状態が検出された場合に、画像を表示可能とする外部機器との間で情報を伝送可能に接続するための機器接続手段を介して、検出された異常状態に対応する前記異常状態情報を前記外部機器に出力させる出力制御を実施する出力制御部とを備えていることを特徴とする。
ここで、異常状態情報としては、例えば、画像表示装置の異常状態を表すエラーコード等が例示できる。
本発明では、画像表示装置を構成する制御手段は、情報記憶部、異常状態検出部、および出力制御部を備えているので、以下に示すように、内部情報を利用者に把握させることができる。
先ず、異常状態検出部は、画像表示装置の各構成要素の状態を監視し、各構成要素に異常が生じている異常状態であるか否かを検出する(異常状態検出ステップ)。
そして、出力制御部は、異常状態検出部にて異常状態が検出された場合に、検出された構成要素の異常状態に対応する異常状態情報を情報記憶部から読み出す。また、出力制御部は、読み出した異常状態情報を、機器接続手段にて情報を伝送可能に接続した外部機器(画像を表示可能とする外部機器)に出力させる出力制御を実施する(出力ステップ)。そして、画像表示装置から異常状態情報を入力した外部機器は、異常状態情報に基づく画像を表示する。
以上のように、制御手段は、画像表示装置の異常状態を検出した場合に、検出した異常状態に応じた異常状態情報(内部情報)を外部機器に出力させる処理を実行するので、外部機器にて表示された異常状態情報に基づく画像から、利用者に画像表示装置の異常状態を把握させることができる。このため、利用者は、画像表示装置に異常が生じた場合に、外部機器に表示された画像から把握した異常状態をメーカのサポートセンタに連絡することで対応できる。
また、機器接続手段として、画像表示装置に一般的に設けられた画像出力端子等を採用すれば、従来のようにメモリカードを装着するための構造を設ける必要がない。
したがって、内部情報(異常状態情報)を簡素な構成で利用者に把握させることができ、利便性の向上が図れ、本発明の目的が達成できる。
本発明の画像表示装置は、画像情報に基づく画像を表示する表示手段と、入力操作可能とする操作手段と、前記表示手段および前記操作手段を制御する制御手段とを備えた画像表示装置であって、前記制御手段は、当該画像表示装置を正常に維持するための保守情報を記憶する情報記憶部と、前記操作手段に前記保守情報を外部に報知する旨の入力操作が実施された場合に、画像を表示可能とする外部機器との間で情報を伝送可能に接続するための機器接続手段を介して、前記保守情報を前記外部機器に出力させる出力制御を実施する出力制御部とを備えていることを特徴とする。
ここで、保守情報としては、画像表示装置を正常に維持するための情報であれば、いずれの情報でもよく、例えば、画像表示装置の使用時間、従前に異常が生じた際のエラーコード等の異常状態情報、画像表示装置の構成要素(例えば、光源装置等)の交換回数に関する情報等が例示できる。
本発明では、画像表示装置を構成する制御手段は、情報記憶部、および出力制御部を備えているので、以下に示すように、内部情報を利用者に把握させることができる。
出力制御部は、操作手段に保守情報を外部に報知する旨の入力操作が実施された場合に、保守情報を情報記憶部から読み出す。また、出力制御部は、読み出した保守情報を、機器接続手段にて情報を伝送可能に接続した外部機器(画像を表示可能とする外部機器)に出力させる出力制御を実施する(出力ステップ)。そして、画像表示装置から保守情報を入力した外部機器は、保守情報に基づく画像を表示する。
以上のように、制御手段は、利用者による操作手段の入力操作が実施された場合に、保守情報(内部情報)を外部機器に出力させる処理を実行するので、外部機器にて表示された保守情報に基づく画像から、利用者に画像表示装置の保守情報を把握させることができる。このため、利用者は、画像表示装置の調子が悪い場合等に、外部機器に表示された画像から把握した保守情報をメーカのサポートセンタに連絡することで対応できる。
また、機器接続手段として、画像表示装置に一般的に設けられた画像出力端子等を採用すれば、従来のようにメモリカードを装着するための構造を設ける必要がない。
したがって、内部情報(保守情報)を簡素な構成で利用者に把握させることができ、利便性の向上が図れ、本発明の目的が達成できる。
本発明の画像表示装置では、前記制御手段は、当該画像表示装置の異常状態を検出する異常状態検出部を備え、前記出力制御部は、前記異常状態検出部にて検出された異常状態が前記表示手段による画像の表示が不可能となる異常状態である場合に、前記出力制御を実施することが好ましい。
本発明では、出力制御部は、異常状態検出部にて検出された異常状態が表示手段による画像の表示が不可能となる異常状態である場合に、出力制御(出力ステップ)を実施する。このことにより、表示手段にて内部情報に基づく画像の表示が不可能である場合に限って、内部情報(異常状態情報、保守情報)を外部機器に出力させる構成を実現でき、不要に内部情報を外部機器に出力することがなく、利便性の向上がさらに図れる。
本発明の画像表示装置では、前記制御手段は、前記異常状態検出部にて検出された異常状態が前記表示手段による画像の表示が可能となる異常状態である場合に、検出された異常状態に対応する前記異常状態情報に基づく画像、または、前記保守情報に基づく画像を前記表示手段に表示させる表示制御部を備えていることが好ましい。
本発明では、制御手段は、表示制御部を備え、異常状態検出部にて検出された異常状態が表示手段による画像の表示が可能となる異常状態である場合に、表示手段に内部情報(異常状態情報、保守情報)に基づく画像を表示させる。このことにより、表示手段にて内部情報に基づく画像の表示が可能である場合に、内部情報(異常状態情報、保守情報)を外部機器に出力せずに、表示手段にて表示される画像から利用者に内部情報(異常状態情報、保守情報)を把握させる構成を実現でき、不要に内部情報を外部機器に出力することがなく、利便性の向上がさらに図れる。
本発明の画像表示装置では、前記機器接続手段は、前記画像情報を入力するための入力端子と、前記入力端子と電気的に接続し、前記入力端子を介して前記画像情報を入力可能とする入力状態と、前記入力端子を介して前記外部機器に対して前記異常状態情報または前記保守情報を出力可能とする出力状態とを切り換える入出力切換部とを備え、前記出力制御部は、前記出力制御を実施する際、前記入出力切換部に前記出力状態に切り換えさせることが好ましい。
本発明では、機器接続手段は、入力端子と、入出力切換部とを備え、出力制御部による制御の下、出力制御部により出力制御(出力ステップ)が実施される際、入出力切換部にて、入力端子を介して外部機器に対して内部情報(異常状態情報、保守情報)を出力可能とする出力状態に切り換える。このことにより、機器接続手段を構成する入力端子として、画像情報の入力、および内部情報の出力を可能とする入出力端子で構成することで、画像情報の入力、および内部情報の出力を1つの入出力端子を介して実施でき、端子を不要に設けることなく、画像表示装置の構成の簡素化が図れる。
本発明の制御方法は、画像情報に基づく画像を表示する表示手段と、前記表示手段を制御する制御手段とを備えた画像表示装置の制御方法であって、前記制御手段が、前記画像表示装置の異常状態を検出する異常状態検出ステップと、前記異常状態検出ステップにて前記画像表示装置の異常状態を検出した場合に、画像を表示可能とする外部機器との間で情報を伝送可能に接続するための機器接続手段を介して、前記画像表示装置の異常状態に関する異常状態情報のうち、検出した異常状態に対応する異常状態情報を前記外部機器に出力する出力ステップとを実行することを特徴とする。
本発明の制御方法は、画像情報に基づく画像を表示する表示手段と、入力操作可能とする操作手段と、前記表示手段および前記操作手段を制御する制御手段とを備えた画像表示装置の制御方法であって、前記制御手段が、前記操作手段に前記画像表示装置を正常に維持するための保守情報を外部に報知する旨の入力操作が実施された場合に、画像を表示可能とする外部機器との間で情報を伝送可能に接続するための機器接続手段を介して、前記保守情報を前記外部機器に出力する出力ステップを実行することを特徴とする。
本発明の制御方法は、上述した画像表示装置によって実施されるものであるので、上述した画像表示装置と同様の作用および効果を享受できる。
本発明の制御プログラムは、画像情報に基づく画像を表示する表示手段と、前記表示手段を制御する制御手段とを備えた画像表示装置の制御プログラムであって、上述した制御方法を前記制御手段に実行させることを特徴とする。
本発明の記録媒体は、上述した制御プログラムがコンピュータに読取可能に記録されていることを特徴とする。
以上のような構成の制御プログラムおよび記録媒体は、上述した制御方法を実施するために利用されるので、上述した制御方法と同様の作用および効果を享受できる。
また、上述した制御プログラムを記録媒体に記録させるので、プログラムの取り扱いが容易となる。
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づいて説明する。
〔プロジェクタの構成〕
図1は、本実施形態におけるプロジェクタ1の構成を示すブロック図である。
プロジェクタ1は、入力した画像情報(画像信号)に対して所定の画像処理を施し、画像処理を施した画像情報に基づいて、光源から射出された光束を光学的に処理して画像光を形成し、スクリーン(図示略)に拡大投射する。このプロジェクタ1は、図1に示すように、表示手段としての画像投射部10と、操作手段20と、複数の入力端子30と、制御手段としての制御装置40とで大略構成されている。
画像投射部10は、制御装置40による制御の下、画像光を形成してスクリーンに拡大投射する。この画像投射部10は、図1に示すように、光源装置11と、光変調素子としての液晶ライトバルブ12と、投射光学系13等を備える。
光源装置11は、制御装置40による制御の下、光束を液晶ライトバルブ12に向けて射出する。この光源装置11は、光源ランプ111と、光源駆動部112とを備える。
光源ランプ111は、超高圧水銀ランプにて構成されている。なお、超高圧水銀ランプに限らず、メタルハライドランプ、キセノンランプ等の他の放電発光型の光源ランプを採用してもよい。さらに、放電発光型の光源ランプに限らず、発光ダイオード、レーザダイオード、有機EL(Electro Luminescence)素子、シリコン発光素子等の各種固体発光素子を採用してもよい。
光源駆動部112は、制御装置40による制御の下、所定の駆動電圧で光源ランプ111を駆動する。
液晶ライトバルブ12は、透過型の液晶パネルであり、制御装置40からの駆動信号に基づいて、液晶セル(図示略)に封入された液晶分子の配列を変化させ、光源ランプ111から射出された光束を、透過若しくは遮断することにより駆動信号に応じた画像光を投射光学系13に射出する。
投射光学系13は、液晶ライトバルブ12から射出された画像光をスクリーンに向けて拡大投射する。
操作手段20は、図示しないリモートコントローラや、プロジェクタ1に備えられたボタンやキーにより構成され、利用者による入力操作を認識して所定の操作信号を制御装置40に出力する。この操作手段20は、図1に示すように、保守情報表示入力部等を備えている。なお、図1では、操作手段20において、プロジェクタ1の電源ON/OFFを実施するための入力部、画像の入力を切り換えるための入力部、メニュー画面を表示させるための入力部等の他の入力部については、図示を省略している。
保守情報表示入力部21は、制御装置40を構成する後述するメモリに記憶された所定の保守情報を表示(報知)させるための入力ボタンである。そして、保守情報表示入力部21は、利用者による入力操作を認識し、操作信号を制御装置40に出力する。
複数の入力端子30は、パーソナルコンピュータ、DVD(Digital Versatile Disk)プレーヤ、テレビジョン装置等の外部機器(図示略)から画像信号を入力するための入力端子であり、図1では、4つの入力端子31〜34で構成されている。ここで、4つの入力端子31〜34のうち、入力端子31は、画像信号の入出力を可能とする入出力端子(例えば、S端子、D端子、HDMI端子等)で構成されている。
制御装置40は、CPU(Central Processing Unit)等の主制御部44を含んで構成され、メモリ45に記憶された制御プログラムにしたがって、プロジェクタ1全体を制御する。なお、制御装置40の構成としては、後述する内部情報(異常状態情報、保守情報)の処理機能を主に説明し、その他の機能については説明を省略する。この制御装置40は、主制御部44およびメモリ45の他、操作受付部41と、信号入出力部42と、パネル駆動制御部43等を備える。これら各構成要素41〜45は、図示しないバスにより接続され、必要な情報が伝送可能に構成されている。
操作受付部41は、操作手段20から出力された操作信号を入力し、主制御部44にて読取可能なデジタル信号に変換して主制御部44に出力する。
信号入出力部42は、入力端子30を介して外部機器から供給される画像信号(画像情報)を入力し、パネル駆動制御部43にて処理可能なデジタル信号に変換してパネル駆動制御部43に出力する。また、信号入出力部42は、後述する内部情報(保守情報、異常状態情報)を入出力端子31の規格に応じた信号に変換して、入出力端子31を介して外部機器に出力する。この信号入出力部42は、入出力切換部421と、入力選択部422と、信号処理部423等を備える。
入出力切換部421は、入出力端子31と電気的に接続し、主制御部44からの制御信号に応じて、入出力端子31に接続した外部機器から供給される画像信号を入出力端子31を介して入力可能とする入力状態と、入出力端子31に接続した外部機器に対して後述する内部情報(保守情報、異常状態情報)等に応じた信号を入出力端子31を介して出力可能とする出力状態とを切り換える。
すなわち、上述した入出力端子31および入出力切換部421が、本発明に係る機器接続手段に相当する。
入力選択部422は、主制御部44からの制御信号に応じて、複数の入力端子30のうちいずれかの入力端子30を選択し、選択した入力端子30を介して信号を入力させる、いわゆるセレクタで構成されている。
信号処理部423は、主制御部44からの制御信号に応じて、入力選択部422にて選択された入力端子30を介して入力した画像信号に対して、所定の信号処理を実施し、デジタル信号(デジタル画像データ)として出力する。また、信号処理部423は、主制御部44からの制御信号に応じて、後述する内部情報(保守情報、異常状態情報)等を入出力端子31の規格に応じた信号に変換して出力する。
パネル駆動制御部43は、主制御部44からの制御信号に応じて、液晶ライトバルブ12の駆動制御を実施する部分である。より具体的に、パネル駆動制御部43は、信号入出力部42を介して入力したデジタル画像データに対して所定の画像データ処理を施し、画像データ処理を施したデジタル画像データ(以下、処理済画像データ)に応じた駆動信号を液晶ライトバルブ12に出力することで処理済画像データに基づく画像(画像光)を液晶ライトバルブ12に形成させる。このパネル駆動制御部43は、図1に示すように、画像データ処理部431と、パネル駆動部432等を備える。
画像データ処理部431は、信号入出力部42から出力されたデジタル画像データに対して、解像度を液晶ライトバルブ12の解像度(画素数)に合わせる解像度変換処理、拡大・縮小等の画像サイズ調整処理、輝度調整処理、コントラスト調整処理、シャープネス調整処理、メニューやメッセージ等のOSD(オンスクリーンディスプレイ)画像を合成する処理、台形歪補正処理、ガンマ補正処理等の各種の画像データ処理を実施する。なお、具体的な図示は省略したが、画像データ処理部431は、上述した画像データ処理を実施する際の画像メモリおよびOSDメモリを有している。前記画像メモリは、入力した画像データをバッファリングする部分であり、例えば、1画面分の画像データを全て記憶するフレームバッファや、水平方向の1ライン分の走査データを記憶するラインバッファ等を採用できる。前記OSDメモリは、メニューやメッセージ等のOSD画像に関するOSD画像情報を記憶する部分である。
パネル駆動部432は、画像データ処理部431にて画像データ処理が施された処理済画像データから液晶ライトバルブ12を駆動するための駆動信号を生成し、液晶ライトバルブ12に駆動信号を出力することで、液晶ライトバルブ12に処理済画像データに基づく画像(画像光)を形成させる。
主制御部44は、メモリ45に記憶された制御プログラムにしたがって、各構成要素41〜43に所定の制御信号を出力し、所定の処理を実行させる。この主制御部44は、図1に示すように、異常状態検出部441と、出力制御部442と、表示制御部443等を備える。
異常状態検出部441は、プロジェクタ1の異常状態を検出する。より具体的に、異常状態検出部441は、プロジェクタ1内部の各構成要素の状態を監視し、各構成要素に異常が生じている異常状態であるか否かを検出する。
例えば、異常状態検出部441は、制御装置40の各構成要素41〜43に制御信号(制御コマンド)を出力した際に、各構成要素41〜43から応答信号が出力されない場合に、各構成要素41〜43に異常が生じている異常状態であると検出する。
また、例えば、異常状態検出部441は、画像投射部10近傍に設けられ、光源ランプ111から射出された光束のうち液晶ライトバルブ12にて利用されない非利用光を検出する光センサ(図示略)から出力される信号に応じて、画像投射部10(光源ランプ111)から出力される光束の光量を認識する。そして、異常状態検出部441は、前記光センサから出力される信号に基づく光量が例えばメモリ45等に記憶されている設定光量よりも低くなった場合に、画像投射部10(光源ランプ111)に異常が生じている異常状態(ランプ異常状態)であると検出する。
さらに、例えば、異常状態検出部441は、光源ランプ111に冷却空気を送風、あるいは、光源ランプ111近傍の空気を吸入して光源ランプ111を冷却する冷却ファン(図示略)から吐出される空気の風量を検出する風量センサ(図示略)から出力される信号に応じて、前記冷却ファンから吐出される空気の風量を認識する。そして、異常状態検出部441は、前記風量センサから出力される信号に基づく風量が例えばメモリ45等に記憶されている設定風量よりも低くなった場合に、前記冷却ファンに異常が生じている異常状態(ファン異常状態)であると検出する。
また、例えば、異常状態検出部441は、プロジェクタ1内部に設けられたサーミスタ等の温度センサ(図示略)から出力される信号に応じて、プロジェクタ1内部の温度を認識する。そして、異常状態検出部441は、前記温度センサから出力される信号に基づくプロジェクタ1内部の温度が例えばメモリ45等に記憶されている設定温度よりも高くなった場合に、プロジェクタ1に異常が生じている異常状態(内部温度異常状態)であると検出する。
ここで、異常状態検出部441にて検出された上記各異常状態のうち、画像投射部10による画像光の形成が不可能となる、すなわち、スクリーン上への画像の表示が不可能となる異常状態(以下、表示不可能な異常状態)とは、例えば、以下の通りである。
すなわち、パネル駆動制御部43に制御信号(制御コマンド)を出力したにも拘らずパネル駆動制御部43から応答信号が出力されない場合、前記光センサから出力される信号に基づく光量が設定光量よりも低い場合、前記風量センサから出力される信号に基づく風量が設定風量よりも低い場合、および、前記温度センサから出力される信号に基づく温度が設定温度よりも高い場合等に異常状態検出部441にて検出される異常状態である。
そして、以上の各異常状態を除く異常状態が、画像投射部10による画像光の形成が可能となる、すなわち、スクリーン上への画像の表示が可能となる異常状態(以下、表示可能な異常状態)である。
出力制御部442は、信号入出力部42に所定の制御信号を出力し、入出力端子31に接続した外部機器に対して、メモリ45に記憶された後述する内部情報(保守情報、異常状態情報)等を出力させる出力制御を実施する。例えば、出力制御部442は、異常状態検出部441にて検出された異常状態が表示不可能な異常状態である場合や、利用者による操作手段20の保守情報表示入力部21への入力操作が実施された場合等に、前記出力制御を実施する。
表示制御部443は、パネル駆動制御部43に所定の制御信号を出力し、所定の画像(画像光)を画像投射部10に形成させ、スクリーン上に画像を表示させる表示制御を実施する。例えば、表示制御部443は、異常状態検出部441にて検出された異常状態が表示可能な異常状態である場合や、利用者による操作手段20の保守情報表示入力部21への入力操作が実施された場合等に、パネル駆動制御部43に所定の制御信号を出力し、メモリ45に記憶された後述する内部情報(保守情報、異常状態情報)等に基づく画像をスクリーン上に表示させる表示制御を実施する。
メモリ45は、制御プログラムの他、内部情報(異常状態情報、保守情報)等を記憶する。このメモリ45は、異常状態情報を記憶する異常状態情報記憶部451と、保守情報を記憶する保守情報記憶部452等を備える。
異常状態情報記憶部451が記憶する異常状態情報は、プロジェクタ1の異常状態に関する情報であり、例えば、異常状態(各構成要素41〜43の異常状態、ランプ異常状態、ファン異常状態、内部温度異常状態等)に応じた各エラーコードが例示できる。
保守情報記憶部452が記憶する保守情報は、プロジェクタ1を正常に維持するための情報である。この保守情報としては、例えば、制御装置40内部に設けられプロジェクタ1の使用時間を計測するタイマ等により計測された使用時間に関する情報、制御装置40内部のソフトウェアのバージョン情報、従前に異常状態検出部441にて検出された異常状態に関する異常状態情報(エラーコード)や異常発生日時等に関する情報、利用者等により設定され構成要素(例えば、光源ランプ111)の交換回数に関する情報等が例示できる。
〔プロジェクタの動作(制御方法)〕
次に、上述したプロジェクタ1の動作について図面を参照して説明する。
なお、以下では、プロジェクタ1の動作として、メモリ45に記憶された内部情報(異常状態情報、保守情報)の処理動作を主に説明し、その他の動作については、説明を省略する。また、内部情報の処理動作として、異常状態情報の処理動作、および保守情報の処理動作を順に説明する。
なお、以下では、入出力端子31に画像を表示可能とするテレビジョン装置等の外部機器が接続されているものとする。
〔異常状態情報の処理動作〕
図2は、異常状態情報の処理動作を説明するフローチャートである。
主制御部44は、メモリ45に記憶された制御プログラムにしたがって、以下に示すように、異常状態情報の処理を実行する。
先ず、異常状態検出部441は、プロジェクタ1内部の各構成要素の状態を常時、監視し、各構成要素に異常が生じている異常状態であるか否かを検出する(ステップS1:異常状態検出ステップ)。
ステップS1において、主制御部44は、「Y」と判定した場合、異常状態が表示不可能な異常状態であるか否かを判定する(ステップS2)。
ステップS2において、主制御部44は、「N」と判定した場合、すなわち、検出した異常状態が表示可能な異常状態(画像投射部10に関わらない異常状態)であると判定した場合、以下の表示制御を実施する(ステップS3)。
すなわち、表示制御部443は、異常状態検出部441にて検出された異常状態に対応する異常状態情報(エラーコード)を異常状態情報記憶部451から読み出す。そして、表示制御部443は、パネル駆動制御部43に所定の制御信号を出力し、スクリーン上に、「プロジェクタ内部に異常が生じています。」という旨のメッセージ、読み出したエラーコード、異常状態検出部441にて異常状態が検出された日時(異常発生日時)等を表示させる。
また、表示制御部443は、異常状態情報記憶部451から読み出した異常状態情報(エラーコード)や異常発生日時に関する情報を保守情報として保守情報記憶部452に記憶させる。
一方、ステップS2において、主制御部44は、「Y」と判定した場合、すなわち、検出した異常状態が表示不可能な異常状態(画像投射部10に関わる異常状態)であると判定した場合、以下の出力制御を実施する(ステップS4:出力ステップ)。
すなわち、出力制御部442は、異常状態検出部441にて検出された異常状態に対応する異常状態情報(エラーコード)を異常状態情報記憶部451から読み出す。そして、出力制御部442は、入出力切換部421に所定の制御信号を出力し、入出力切換部421に入出力端子31を介して信号を出力可能とする出力状態に切り換えさせる。また、出力制御部442は、信号処理部423に所定の制御信号を出力し、信号処理部423に読み出した異常状態情報(エラーコード)や、異常状態検出部441にて異常状態が検出された日時(異常発生日時)に関する情報等を入出力端子31の規格に応じた信号に変換させて入出力端子31を介して外部機器に出力させる。そして、プロジェクタ1からの信号を入力したテレビジョン装置等の外部機器は、適宜、信号処理を実施し、異常状態情報(エラーコード)や異常発生日時等に基づく画像を表示する。
また、出力制御部442は、異常状態情報記憶部451から読み出した異常状態情報(エラーコード)や異常発生日時に関する情報を保守情報として保守情報記憶部452に記憶させる。
〔保守情報の処理動作〕
図3は、保守情報の処理動作を説明するフローチャートである。
主制御部44は、メモリ45に記憶された制御プログラムにしたがって、以下に示すように、保守情報の処理を実行する。
先ず、主制御部44は、利用者により保守情報表示入力部21の入力操作が実施され、操作受付部41から保守情報表示入力部21の入力操作に応じた信号を入力したか否かを常時、監視する(ステップS11)。
ステップS11において、主制御部44は、「Y」と判定した場合、すなわち、利用者により保守情報表示入力部21の入力操作が実施されたと判定した場合、プロジェクタ1の各構成要素に異常が生じている異常状態であるか否かを検出する(ステップS12:異常状態検出ステップ)。
ステップS12において、主制御部44は、「N」と判定した場合、すなわち、プロジェクタ1に異常が生じていないと判定した場合、以下の表示制御を実施する(ステップS13)。
すなわち、表示制御部443は、保守情報を保守情報記憶部452から読み出す。そして、表示制御部443は、パネル駆動制御部43に所定の制御信号を出力し、スクリーン上に、保守情報記憶部452から読み出した保守情報に基づく画像を表示させる。
一方、ステップS12において、主制御部44は、「Y」と判定した場合、すなわち、プロジェクタ1に異常が生じていると判定した場合、検出した異常状態が表示不可能な異常状態であるか否かを判定する(ステップS14)。
ステップS14において、主制御部44は、「N」と判定した場合、すなわち、検出した異常状態が表示可能な異常状態(画像投射部10に関わらない異常状態)であると判定した場合、上述したステップS13に移行する。ステップS13において、表示制御部443は、保守情報を保守情報記憶部452から読み出すとともに、異常状態検出部441にて検出された異常状態に対応する異常状態情報(エラーコード)を異常状態情報記憶部451から読み出す。そして、表示制御部443は、パネル駆動制御部43に所定の制御信号を出力し、スクリーン上に、保守情報記憶部452から読み出した保守情報に基づく画像、「プロジェクタ内部に異常が生じていいます。」という旨のメッセージ、読み出したエラーコード、異常状態検出部441にて異常状態が検出された日時(異常発生日時)等を表示させる。
また、表示制御部443は、異常状態情報記憶部451から読み出した異常状態情報(エラーコード)や異常発生日時に関する情報を保守情報として保守情報記憶部452に記憶させる。
一方、ステップS14において、主制御部44は、「Y」と判定した場合、すなわち、検出した異常状態が表示不可能な異常状態(画像投射部10に関わる異常状態)であると判定した場合、以下の出力制御を実施する(ステップS15:出力ステップ)。
すなわち、出力制御部442は、保守情報を保守情報記憶部452から読み出すとともに、異常状態検出部441にて検出された異常状態に対応する異常状態情報(エラーコード)を異常状態情報記憶部451から読み出す。そして、出力制御部442は、入出力切換部421に所定の制御信号を出力し、入出力切換部421に入出力端子31を介して信号を出力可能とする出力状態に切り換えさせる。また、出力制御部442は、信号処理部423に所定の制御信号を出力し、信号処理部423に保守情報記憶部452から読み出した保守情報、読み出した異常状態情報(エラーコード)や、異常状態検出部441にて異常状態が検出された日時(異常発生日時)に関する情報等を入出力端子31の規格に応じた信号に変換させて入出力端子31を介して外部機器に出力させる。そして、プロジェクタ1からの信号を入力したテレビジョン装置等の外部機器は、適宜、信号処理を実施し、保守情報に基づく画像、異常状態情報(エラーコード)や異常発生日時等に基づく画像を表示する。
また、出力制御部442は、異常状態情報記憶部451から読み出した異常状態情報(エラーコード)や異常発生日時に関する情報を保守情報として保守情報記憶部452に記憶させる。
上述した本実施形態によれば、以下の効果がある。
本実施形態では、プロジェクタ1を構成する制御装置40は、異常状態検出部441、出力制御部442、および異常状態情報記憶部451を備えているので、プロジェクタ1の異常状態を検出した場合に、検出した異常状態に応じた異常状態情報(エラーコード)等をテレビジョン装置等の外部機器に出力させる処理を実行できる。このことにより、テレビジョン装置等の外部機器に表示された異常状態情報に基づく画像から、利用者にプロジェクタ1の異常状態を把握させることができる。このため、利用者は、プロジェクタ1に異常が生じた場合に、テレビジョン装置等の外部機器に表示された画像から把握した異常状態をメーカのサポートセンサに連絡することで対応できる。
また、プロジェクタ1を構成する制御装置40は、出力制御部442、および保守情報記憶部452を備えているので、利用者による保守情報表示入力部21の入力操作が実施された場合に、保守情報をテレビジョン装置等の外部機器に出力させる処理を実行できる。このことにより、テレビジョン装置等の外部機器に表示された保守情報に基づく画像から、利用者にプロジェクタ1の保守情報を把握させることができる。このため、利用者は、プロジェクタ1の調子が悪い場合等に、テレビジョン装置等の外部機器に表示された画像から把握した保守情報をメーカのサポートセンタに連絡することで対応できる。
また、テレビジョン装置等の外部機器に接続する機器接続手段として、プロジェクタ1に一般的に設けられた入出力端子31が採用されているので、従来のようにメモリカードを装着するための構造を設ける必要がない。
したがって、内部情報(異常状態情報、保守情報)を簡素な構成で利用者に把握させることができ、利便性の向上が図れる。
また、出力制御部442は、異常状態検出部441にて検出された異常状態が表示不可能な異常状態(画像投射部10に関わる異常状態)である場合に、出力制御(出力ステップS4,S15)を実施する。このことにより、画像投射部10にて内部情報(異常状態情報、保守情報)に基づく画像(画像光)の形成が不可能である場合に限って、内部情報をテレビジョン装置等の外部機器に出力させる構成を実現でき、不要に内部情報を外部機器に出力することがなく、利便性の向上がさらに図れる。
さらに、制御装置40は、表示制御部443を備え、異常状態検出部441にて検出された異常状態が表示可能な異常状態(画像投射部10に関わらない異常状態)である場合に、画像投射部10に内部情報(異常状態情報、保守情報)に基づく画像(画像光)を形成させる。このことにより、画像投射部10にて内部情報(異常状態情報、保守情報)に基づく画像(画像光)の形成が可能である場合に、内部情報(異常状態情報、保守情報)をテレビジョン装置等の外部機器に出力せずに、スクリーン上に表示される画像から利用者に内部情報(異常状態情報、保守情報)を把握させる構成を実現でき、不要に内部情報を外部機器に出力することがなく、利便性の向上がさらに図れる。
また、機器接続手段は、入出力端子31と、入出力切換部421とで構成され、出力制御部442による制御の下、出力制御部442により出力制御(出力ステップS4,S15)が実施される際、入出力切換部421にて、入出力端子31を介してテレビジョン装置等の外部機器に対して内部情報(異常状態情報、保守情報)を出力可能とする出力状態に切り換える。このことにより、機器接続手段を構成する入力端子として、画像信号の入力、および内部情報(異常状態情報、保守情報)に応じた信号の出力を1つの入出力端子31を介して実施でき、端子を不要に設けることなく、プロジェクタ1の構成の簡素化が図れる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記実施形態では、異常状態検出部441にて検出された異常状態が表示不可能な異常状態(画像投射部10に関わる異常状態)である場合に限って、出力制御部442が出力制御(ステップS4,S15)を実施する構成を説明したが、これに限らず、異常状態検出部441にて検出された異常状態が表示可能な異常状態(画像投射部10に関わらない異常状態)である場合にも出力制御を実施する構成としても構わない。
前記実施形態において、異常状態検出部441による異常状態の検出方法は、前記実施形態で説明した検出方法に限らない。また、異常状態検出部441にて検出される表示不可能な異常状態としては、前記実施形態で説明した異常状態に限らず、画像投射部10に関わる異常状態であれば、その他の異常状態であっても構わない。
前記実施形態では、機器接続手段として、入出力端子31を採用していたが、これに限らず、プロジェクタ1に一般的に設けられたDsub端子等のモニタ出力端子を採用しても構わない。また、機器接続手段としては、有線にて外部機器と接続する構成としていたが、これに限らず、無線媒体(電波、音、赤外線等)を介して情報(内部情報(異常状態情報、保守情報))を伝送する構成を採用しても構わない。
前記実施形態では、機器接続手段に接続する外部機器として、テレビジョン装置を例示したが、画像を表示可能とする外部機器であれば、テレビジョン装置に限らず、パーソナルコンピュータ、プロジェクタ等を採用しても構わない。
前記実施形態では、透過型の液晶パネル(液晶ライトバルブ12)を採用していたが、これに限らず、反射型の液晶パネルを採用してもよく、あるいは、ディジタル・マイクロミラー・デバイス(テキサス・インスツルメント社の商標)を採用してもよい。
前記実施形態では、液晶ライトバルブ12を3枚設けた構成としていたが、これに限らず、1枚のみの液晶ライトバルブ12を設ける構成、2枚の液晶ライトバルブ12を設ける構成、4枚以上の液晶ライトバルブ12を設ける構成としてもよい。
前記実施形態では、画像表示装置としてフロント投射型のプロジェクタ1を採用していたが、これに限らず、例えば、パーソナルコンピュータ、液晶テレビ、プラズマテレビ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の表示手段を備えたテレビ受信機、背面投射型のリアプロジェクタとしても構わない。
さらに、本発明を実施するための最良の構成等は、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質等を限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質等の限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
本発明は、内部情報を簡素な構成で利用者に把握させることができ、利便性の向上が図れるため、プレゼンテーションやホームシアタに用いられるプロジェクタ等の画像表示装置に利用できる。
本実施形態におけるプロジェクタの構成を示すブロック図。 前記実施形態における異常状態情報の処理動作を説明するフローチャート。 前記実施形態における保守情報の処理動作を説明するフローチャート。
符号の説明
1・・・プロジェクタ(画像表示装置)、10・・・画像投射部(表示手段)、20・・・操作手段、31・・・入出力端子(機器接続手段)、40・・・制御装置(制御手段)、421・・・入出力切換部(機器接続手段)、441・・・異常状態検出部、442・・・出力制御部、443・・・表示制御部、451・・・異常状態情報記憶部、452・・・保守情報記憶部、S1,S12・・・異常状態検出ステップ、S4,S15・・・出力ステップ。

Claims (9)

  1. 画像情報に基づく画像を表示する表示手段と、前記表示手段を制御する制御手段とを備えた画像表示装置であって、
    前記制御手段は、
    当該画像表示装置の異常状態に関する異常状態情報を記憶する情報記憶部と、
    当該画像表示装置の異常状態を検出する異常状態検出部と、
    前記異常状態検出部にて異常状態が検出された場合に、画像を表示可能とする外部機器との間で情報を伝送可能に接続するための機器接続手段を介して、検出された異常状態に対応する前記異常状態情報を前記外部機器に出力させる出力制御を実施する出力制御部とを備えている
    ことを特徴とする画像表示装置。
  2. 画像情報に基づく画像を表示する表示手段と、入力操作可能とする操作手段と、前記表示手段および前記操作手段を制御する制御手段とを備えた画像表示装置であって、
    前記制御手段は、
    当該画像表示装置を正常に維持するための保守情報を記憶する情報記憶部と、
    前記操作手段に前記保守情報を外部に報知する旨の入力操作が実施された場合に、画像を表示可能とする外部機器との間で情報を伝送可能に接続するための機器接続手段を介して、前記保守情報を前記外部機器に出力させる出力制御を実施する出力制御部とを備えている
    ことを特徴とする画像表示装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像表示装置において、
    前記制御手段は、
    当該画像表示装置の異常状態を検出する異常状態検出部を備え、
    前記出力制御部は、前記異常状態検出部にて検出された異常状態が前記表示手段による画像の表示が不可能となる異常状態である場合に、前記出力制御を実施する
    ことを特徴とする画像表示装置。
  4. 請求項3に記載の画像表示装置において、
    前記制御手段は、
    前記異常状態検出部にて検出された異常状態が前記表示手段による画像の表示が可能となる異常状態である場合に、検出された異常状態に対応する前記異常状態情報に基づく画像、または、前記保守情報に基づく画像を前記表示手段に表示させる表示制御部を備えている
    ことを特徴とする画像表示装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像表示装置において、
    前記機器接続手段は、
    前記画像情報を入力するための入力端子と、
    前記入力端子と電気的に接続し、前記入力端子を介して前記画像情報を入力可能とする入力状態と、前記入力端子を介して前記外部機器に対して前記異常状態情報または前記保守情報を出力可能とする出力状態とを切り換える入出力切換部とを備え、
    前記出力制御部は、前記出力制御を実施する際、前記入出力切換部に前記出力状態に切り換えさせる
    ことを特徴とする画像表示装置。
  6. 画像情報に基づく画像を表示する表示手段と、前記表示手段を制御する制御手段とを備えた画像表示装置の制御方法であって、
    前記制御手段が、
    前記画像表示装置の異常状態を検出する異常状態検出ステップと、
    前記異常状態検出ステップにて前記画像表示装置の異常状態を検出した場合に、画像を表示可能とする外部機器との間で情報を伝送可能に接続するための機器接続手段を介して、前記画像表示装置の異常状態に関する異常状態情報のうち、検出した異常状態に対応する異常状態情報を前記外部機器に出力する出力ステップとを実行する
    ことを特徴とする制御方法。
  7. 画像情報に基づく画像を表示する表示手段と、入力操作可能とする操作手段と、前記表示手段および前記操作手段を制御する制御手段とを備えた画像表示装置の制御方法であって、
    前記制御手段が、
    前記操作手段に前記画像表示装置を正常に維持するための保守情報を外部に報知する旨の入力操作が実施された場合に、画像を表示可能とする外部機器との間で情報を伝送可能に接続するための機器接続手段を介して、前記保守情報を前記外部機器に出力する出力ステップを実行する
    ことを特徴とする制御方法。
  8. 画像情報に基づく画像を表示する表示手段と、前記表示手段を制御する制御手段とを備えた画像表示装置の制御プログラムであって、
    請求項6または請求項7に記載の制御方法を前記制御手段に実行させることを特徴とする制御プログラム。
  9. 請求項8に記載の制御プログラムがコンピュータに読取可能に記録されていることを特徴とする制御プログラムを記録した記録媒体。
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