JP2009278497A - 入力切替装置、画像表示装置、プロジェクタ、および入力切替装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】使用状況および設定された切替順序を考慮した優先度に基づき、入力端子を切り替えることができる入力切替装置を提供する。
【解決手段】入力切替装置38は、複数の入力端子30aから1つの入力端子を選択する入力選択部31と、入力選択部における入力端子の使用状況を検出する使用状況検出部32と、使用状況検出部が検出した入力端子毎の使用状況を使用状況情報として記憶する第1の記憶部(使用状況記憶部34)と、入力選択部に選択させる入力端子の切り替えの順序を切替順序情報として記憶する第2の記憶部(切替順序記憶部35)と、第1の記憶部に記憶されている使用状況情報、および第2の記憶部に記憶されている切替順序情報に基づいて、複数の入力端子の切替優先度を決定する優先度決定部36と、優先度決定部が決定した切替優先度に従って、入力選択部に入力端子を切り替えて選択させる端子切替部37と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】入力切替装置38は、複数の入力端子30aから1つの入力端子を選択する入力選択部31と、入力選択部における入力端子の使用状況を検出する使用状況検出部32と、使用状況検出部が検出した入力端子毎の使用状況を使用状況情報として記憶する第1の記憶部(使用状況記憶部34)と、入力選択部に選択させる入力端子の切り替えの順序を切替順序情報として記憶する第2の記憶部(切替順序記憶部35)と、第1の記憶部に記憶されている使用状況情報、および第2の記憶部に記憶されている切替順序情報に基づいて、複数の入力端子の切替優先度を決定する優先度決定部36と、優先度決定部が決定した切替優先度に従って、入力選択部に入力端子を切り替えて選択させる端子切替部37と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、入力切替装置、画像表示装置、プロジェクタ、および入力切替装置の制御方法に関する。
従来、例えば表示機器等における入力切替装置として、画面モード(例えば、映画モード、ゲームモード等)に応じた外部入力端子の優先順位を記憶し、その優先順位に基づいて外部入力端子を切り替えるものが提案されている(特許文献1参照)。このような入力切替装置では、ユーザが優先順位を設定することで、画面モード毎に外部入力端子の優先順位を変更することができる。また、例えばテレビ受信機等の電子機器として、使用状態(例えば、入力切替や受信チャネル等)に係る履歴情報を記憶しておき、ユーザが使用状態を順次インクリメントしながら選択するための操作を行ったとき、操作がある毎に、使用頻度が順に低い使用状態となるように切り替えるものが提案されている(特許文献2参照)。このような電子機器によれば、使用頻度が高い使用状態から低い使用状態へ順に切り替えることが可能となり、ユーザの使用頻度を切り替えの優先度に反映させることができる。
しかしながら、特許文献1の入力切替装置では、ユーザにより設定された優先順位によって入力端子の優先度を決めているため、実際の使用頻度を切替順序に反映することができないという課題があった。また、特許文献2の電子機器では、過去の使用頻度に基づいて使用状態の優先度を決めているため、ユーザが、自ら切替順序を設定できないという課題があった。従って、装置の使用状況(使用頻度)、および、ユーザにより設定された切替順序を考慮した優先度に基づき、入力端子を切り替えることができる入力切替装置が求められていた。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る入力切替装置は、信号が入力される複数の入力端子を切り替える入力切替装置であって、前記複数の入力端子から1つの入力端子を選択する入力選択部と、前記入力選択部における前記入力端子の使用状況を検出する使用状況検出部と、前記使用状況検出部が検出した前記入力端子毎の前記使用状況を使用状況情報として記憶する第1の記憶部と、前記入力選択部に選択させる前記入力端子の切り替えの順序を切替順序情報として記憶する第2の記憶部と、前記第1の記憶部に記憶されている前記使用状況情報、および前記第2の記憶部に記憶されている前記切替順序情報に基づいて、前記複数の入力端子の切替優先度を決定する優先度決定部と、前記優先度決定部が決定した前記切替優先度に従って、前記入力選択部に前記入力端子を切り替えて選択させる端子切替部と、を備えることを特徴とする。
このような入力切替装置によれば、使用状況検出部は、入力端子の使用状況を検出する。そして、優先度決定部は、使用状況情報および切替順序情報に基づいて、複数の入力端子の切替優先度を決定する。そして、端子切替部は、その切替優先度に従って、入力選択部に入力端子を切り替えて選択させる。これにより、使用状況および切替順序を考慮して、入力端子の切替優先度を決定し、入力端子を切り替えることが可能となるため、ユーザは所望の入力端子を効率よく選択することができる。
[適用例2]上記適用例に係る入力切替装置において、前記優先度決定部は、前記切替順序情報に基づいて、前記入力端子が循環的に切り替わるように順序を設定した上で、前記使用状況情報に基づいて、前記使用状況が最も多い前記入力端子を第1番目の優先度として前記切替優先度を決定することを特徴とする。
このような入力切替装置によれば、優先度決定部は、切替順序情報に基づいて、入力端子が循環的に切り替わるように順序を設定し、使用状況情報に基づいて、使用状況が最も多い入力端子を第1番目の優先度として切替優先度を決定する。これにより、例えば、ユーザが設定した切替順序を考慮しつつ、使用状況が最も多い入力端子を切替優先度の第1番目とすることができるため、ユーザは選択操作の手間を省くことができ、操作性が向上する。
[適用例3]上記適用例に係る入力切替装置において、前記使用状況検出部が検出する前記入力端子の前記使用状況は、前記入力端子が前記入力選択部によって選択された時間の累積とすることを特徴とする。
このような入力切替装置によれば、使用状況検出部は、入力端子が入力選択部によって選択された時間の累積を以って使用状況とする。そして、優先度決定部は、この使用状況を考慮して切替優先度を決定する。これにより、ユーザが入力端子を選択していた時間を切替優先度に反映させることが可能となり、使用時間が多い入力端子の切替優先度を高くすることができる。
[適用例4]上記適用例に係る入力切替装置において、前記使用状況検出部が検出する前記入力端子の前記使用状況は、前記入力端子が前記入力選択部によって選択された時間のうち、前記入力端子に前記信号が入力されていた時間の累積とすることを特徴とする。
このような入力切替装置によれば、使用状況検出部は、入力端子が入力選択部によって選択された時間のうち、入力端子に信号が入力されていた時間の累積を以って使用状況とする。そして、優先度決定部は、この使用状況を考慮して切替優先度を決定する。これにより、ユーザが入力端子を選択して、実際に入力信号を使用していた時間を切替優先度に反映させることが可能となり、ユーザの実績使用時間が多い入力端子の切替優先度を高くすることができる。
[適用例5]上記適用例に係る入力切替装置において、前記使用状況検出部が検出する前記入力端子の前記使用状況は、前記入力切替装置が、前回、電源投入されて使用された際に、前記入力端子が前記入力選択部によって選択された時間の累積とすることを特徴とする。
このような入力切替装置によれば、使用状況検出部は、前回、入力切替装置が電源投入されて使用された際に、入力端子が入力選択部によって選択された時間の累積を以って使用状況とする。そして、優先度決定部は、この使用状況を考慮して切替優先度を決定する。これにより、前回、入力切替装置を使用した際に、ユーザが入力端子を選択していた時間を切替優先度に反映させることが可能となり、直前の使用実績が多い入力端子の切替優先度を高くすることができる。
[適用例6]上記適用例に係る入力切替装置において、前記使用状況検出部が検出する前記入力端子の前記使用状況は、前記入力端子が前記入力選択部によって選択された回数の累積とすることを特徴とする。
このような入力切替装置によれば、使用状況検出部は、入力端子が入力選択部によって選択された回数の累積を以って使用状況とする。そして、優先度決定部は、この使用状況を考慮して切替優先度を決定する。これにより、ユーザが入力端子を選択した回数を切替優先度に反映させることが可能となり、使用回数が多い入力端子の切替優先度を高くすることができる。
[適用例7]上記適用例に係る入力切替装置において、前記使用状況検出部が検出する前記入力端子の前記使用状況は、前記入力端子が前記入力選択部によって選択された回数のうち、前記入力端子に前記信号が入力されていた回数の累積とすることを特徴とする。
このような入力切替装置によれば、使用状況検出部は、入力端子が入力選択部によって選択された回数のうち、入力端子に信号が入力されていた回数の累積を以って使用状況とする。そして、優先度決定部は、この使用状況を考慮して切替優先度を決定する。これにより、ユーザが入力端子を選択して、実際に入力信号を使用した回数を切替優先度に反映させることが可能となり、実績使用回数が多い入力端子の切替優先度を高くすることができる。
[適用例8]本適用例に係る画像表示装置は、上記適用例に記載の入力切替装置と、前記入力切替装置によって切り替えられた前記入力端子から画像信号を入力し、前記画像信号に基づいた画像を表示する表示部と、を備えたことを特徴とする。
このような画像表示装置によれば、使用状況および切替順序を考慮して、入力端子の切替優先度を決定し、入力端子を切り替えて、画像を表示することが可能となるため、ユーザは、所望の入力端子を効率よく選択することができる。
[適用例9]本適用例に係るプロジェクタは、上記適用例に記載の入力切替装置と、光源と、前記光源から射出された光を、前記入力切替装置によって切り替えられた前記入力端子から入力した画像信号に応じて変調して画像を形成する光変調装置と、前記光変調装置で形成された前記画像を投写する投写光学系と、を備えたことを特徴とする。
このようなプロジェクタによれば、使用状況および切替順序を考慮して、入力端子の切替優先度を決定し、入力端子を切り替えて、画像投写することが可能となるため、ユーザは、所望の入力端子を効率よく選択することができる。
[適用例10]本適用例に係る入力切替装置の制御方法は、第1の記憶部と、第2の記憶部とを有し、信号が入力される複数の入力端子を切り替える入力切替装置の制御方法であって、前記複数の入力端子から1つの入力端子を選択する入力選択工程と、前記入力選択工程における前記入力端子の使用状況を検出する使用状況検出工程と、前記使用状況検出工程が検出した前記入力端子毎の前記使用状況を使用状況情報として前記第1の記憶部に記憶させる第1の記憶工程と、前記入力選択工程に選択させる前記入力端子の切り替えの順序を切替順序情報として前記第2の記憶部に記憶させる第2の記憶工程と、前記第1の記憶部に記憶されている前記使用状況情報、および前記第2の記憶部に記憶されている前記切替順序情報に基づいて、前記複数の入力端子の切替優先度を決定する優先度決定工程と、前記優先度決定工程が決定した前記切替優先度に従って、前記入力選択工程に前記入力端子を切り替えて選択させる端子切替工程と、を備えることを特徴とする。
このような入力切替装置の制御方法によれば、使用状況および切替順序を考慮して、入力端子の切替優先度を決定し、入力端子を切り替えて、画像投写することが可能となるため、ユーザは所望の入力端子を効率よく選択することができる。
また、上述した入力切替装置およびその制御方法が入力切替装置に備えられたコンピュータを用いて構築されている場合には、上記形態および上記適用例は、その機能を実現するためのプログラム、あるいは当該プログラムを前記コンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体等の態様で構成することも可能である。記録媒体としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、光磁気ディスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコード等の符号が印刷された印刷物、画像表示装置の内部記憶装置(RAMやROM等のメモリ)、及び外部記憶装置等、前記コンピュータが読み取り可能な種々の媒体を利用することができる。
以下、入力切替装置を備える画像表示装置の実施形態として、入力される画像信号に基づく画像を投写して、外部のスクリーン等に表示するプロジェクタについて説明する。
(実施形態)
図1は、本実施形態に係るプロジェクタの概略構成を示すブロック図である。図1を使用して、プロジェクタ1の内部構成について説明する。
図1は、本実施形態に係るプロジェクタの概略構成を示すブロック図である。図1を使用して、プロジェクタ1の内部構成について説明する。
プロジェクタ1は、画像投写部10、制御部20、入力操作部21、入力端子群30、入力切替装置38、画像処理部40、OSD処理部41等を備えている。そして、入力切替装置38は、入力選択部31、使用状況検出部32、計時部33、特許請求の範囲の第1の記憶部としての使用状況記憶部34、特許請求の範囲の第2の記憶部としての切替順序記憶部35、優先度決定部36、および端子切替部37を備えている。また、図1には、プロジェクタ1の外部に、スクリーンSCを図示している。
画像投写部10は、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等の放電型光源やLED(Light Emitting Diode)等の固体光源からなる光源11と、光変調装置としての液晶ライトバルブ12と、投写光学系としての投写レンズ13と、液晶ライトバルブ12を駆動するライトバルブ駆動部14とを備えている。
液晶ライトバルブ12は、一対の透明基板間に液晶が封入された透過型液晶パネル等によって構成される。ライトバルブ駆動部14の駆動によって、液晶ライトバルブ12の各画素に画像信号に応じた駆動電圧が印加されると、各画素は、画像信号に応じた光透過率で光源光を透過させる。
光源11から射出された光は、この液晶ライトバルブ12を透過することによって変調され、変調後の光が投写レンズ13によって投写されることにより、スクリーンSC等に画像信号に応じた画像が表示される。
制御部20は、CPU(Central Processing Unit)、各種データの一時記憶等に用いられるRAM(Random Access Memory)、および、マスクROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリ、FeRAM(Ferroelectric RAM:強誘電体メモリ)等の不揮発性のメモリ等(いずれも図示せず)を備え、コンピュータとして機能するものである。制御部20は、CPUが不揮発性のメモリに記憶されている制御プログラムに従って動作することにより、プロジェクタ1の動作を統括制御する。
入力操作部21は、プロジェクタ1に対して各種指示を行うための複数のキー等を備えている。入力操作部21が備えるキーとしては、電源のオン/オフを行うための「電源キー」や、入力端子を切り替えるための「入力切替キー」、各種設定を行うためのメニュー画面の表示/非表示を切り替える「メニューキー」、メニュー画面におけるカーソルの移動等に用いられる「カーソルキー」、各種設定を決定するための「決定キー」等がある。ユーザが入力操作部21を操作すると、入力操作部21は、ユーザの操作内容に応じた操作信号を制御部20に出力する。なお、入力操作部21は、リモコン信号受信部(図示せず)と遠隔操作が可能なリモートコントローラ(図示せず)を有した構成としてもよい。この場合、リモートコントローラは、ユーザの操作内容に応じた赤外線等の操作信号を発し、リモコン信号受信部がこれを受信して制御部20に伝達する。
入力端子群30は、パーソナルコンピュータやビデオプレーヤ等、外部の画像供給装置から、各種形式の画像信号を入力可能な複数の入力端子30aを備えている。本実施形態では、入力端子群30には、コンピュータ1、コンピュータ2、コンピュータ3、ビデオ1、ビデオ2、ビデオ3、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)1、HDMI2、HDMI3、およびDVD(Digital Versatile Disk)の入力端子30aを備えている。各入力端子30aに入力された画像信号は、入力選択部31に供給される。なお、プロジェクタ1は、DVD再生装置を一体的に備えるものとしてもよい。この場合は、プロジェクタ1の内部に、DVDメディアからデータを読み取って信号処理を行うDVD再生部(図示せず)を備える。そして、DVD再生部によって信号処理された画像信号が、入力端子30aの1つに供給される。
入力選択部31は、複数の入力端子30aのうち、端子切替部37の指示に基づく1つの入力端子30aを選択し、この入力端子30aに入力される画像信号を使用状況検出部32および画像処理部40に出力する。
使用状況検出部32は、入力選択部31から選択している入力端子30aの情報を入力し、端子切替部37に出力する。また、使用状況検出部32は、入力選択部31が選択している入力端子30aの使用状況として、その入力端子30aの使用累積時間を算出する。ここで、入力端子30aの使用累積時間とは、入力選択部31によって入力端子30aが選択されている時間の累積を示す。使用状況検出部32は、入力端子30aが切り替えられたときに、計時部33に指示を行い、入力端子30aが選択されていた時間を計時させて、その計時結果を入力する。そして、使用状況検出部32は、使用状況記憶部34に記憶されている入力端子30aの前回までの使用累積時間に計時結果を加算し、加算結果を使用状況記憶部34に記憶させる。
計時部33は、使用状況検出部32からの指示に従って、入力端子30aが選択されている時間を計時する。そして、計時結果を使用状況検出部32に出力する。
使用状況記憶部34は、不揮発性のメモリからなり、使用状況情報として入力端子30a毎の使用累積時間を記憶する。使用累積時間は、使用状況検出部32によって読み出しおよび書き込みが行われる。また、使用状況記憶部34は、優先度決定部36に使用累積時間の情報を出力する。
切替順序記憶部35は、不揮発性のメモリからなり、入力端子30a毎の切替順序情報を記憶する。ここで、切替順序情報とは、各入力端子30aについて、使用するか否かを表す情報、および、使用する入力端子30aの切替順序を表す情報を示す。本実施形態では、ユーザが入力操作部21を操作することで、制御部20を介して、切替順序情報を設定可能としている。よって、切替順序記憶部35は、制御部20によって、書き込みおよび読み出しが行われる。また、切替順序記憶部35は、優先度決定部36に切替順序情報を出力する。
ここで、切替順序情報を設定する方法について説明する。図2は、切替順序設定画面の説明図である。切替順序設定画面G1とは、入力端子30aを選択し、切替順序情報をユーザに設定させるための画面である。本実施形態では、切替順序設定画面G1は、OSD表示とし、制御部20がOSD処理部41に指示を行って表示を行う。
図2に示すように、切替順序設定画面G1には、プロジェクタ1の全ての入力端子30aが表示されており、ユーザは、その全ての入力端子30aから使用したい入力端子30aを任意に選択し、さらに、選択した入力端子30aの切替順序を設定することが可能になっている。
図2に示すように、切替順序設定画面G1には、プロジェクタ1の全ての入力端子30aが表示されており、ユーザは、その全ての入力端子30aから使用したい入力端子30aを任意に選択し、さらに、選択した入力端子30aの切替順序を設定することが可能になっている。
切替順序設定画面G1の画面左側には、入力端子一覧として、コンピュータ1、コンピュータ2、コンピュータ3、ビデオ1、ビデオ2、ビデオ3、HDMI1、HDMI2、HDMI3、およびDVDといった入力端子名が表示される。切替順序設定画面G1の画面中央には、ユーザの操作ボタンとして、「追加→」、「←削除」、「上へ移動」および「下へ移動」のボタンが表示される。切替順序設定画面G1の画面右側には、使用する入力端子と切替順序として、ユーザが選択した入力端子名が切替順序に従って上から順に表示される。
ユーザが入力操作部21を操作して、画面左側の入力端子一覧から任意の入力端子名を選択し、「追加→」ボタンを押下する操作を行うと、選択された入力端子名が画面右側に追加される。追加された入力端子は、入力切替操作によって切り替え可能となる。また、ユーザは、画面右側に追加された入力端子から任意の入力端子名を選択し、「上へ移動」または「下へ移動」のボタンを押下する操作を行うと、画面右側に追加された入力端子名が上または下へ1つずつ移動され、切替順序が変更される。また、ユーザは、画面右側に追加された入力端子から任意の入力端子名を選択し、「←削除」のボタンを押下する操作を行うと、選択された入力端子名が画面右側から削除される。そして、削除された入力端子は、入力切替操作による切り替えが不可能となる。上述したような操作を行うことで、ユーザは、切替順序情報を設定することができる。
図1に戻り、優先度決定部36は、制御部20の指示に基づいて、使用状況記憶部34から入力端子30a毎の使用累積時間を入力し、切替順序記憶部35から入力端子30a毎の切替順序情報を入力して、使用累積時間および切替順序情報に基づいて複数の入力端子30aの切替優先度を表す切替優先度テーブルを作成する。ここで、切替優先度とは、複数の入力端子30aを切り替えて選択する際の優先度を示す。そして、優先度決定部36は、切替優先度テーブルの情報を端子切替部37に出力する。切替優先度テーブルの作成処理については後述する。
端子切替部37は、制御部20の指示に基づいて、優先度決定部36から切替優先度テーブルの情報を入力し、切り替える入力端子30aを決定し、決定した入力端子30aを入力選択部31に指示して選択させる。
画像処理部40は、入力選択部31から入力される各種形式の画像信号を、液晶ライトバルブ12の各画素の階調を表す画像データ、即ち各画素に印加する駆動電圧を規定するための画像データに変換する。さらに、制御部20の指示に基づいて、変換した画像データに対して、明るさ、コントラスト、シャープネス、色合い等を調整するための処理等を行う。画像処理部40で画質調整等がなされた画像データは、OSD処理部41に出力される。
OSD処理部41は、制御部20の指示に基づいて、メニュー画面やメッセージ画面等のOSD(オンスクリーンディスプレイ)画像を、画像処理部40から入力される画像データに重畳する処理を行う。OSD処理部41は、図示しないOSDメモリを備えており、OSD画像を形成するための図形やフォント等を表すOSD画像データを記憶している。制御部20が、OSD画像の重畳を指示すると、OSD処理部41は、必要なOSD画像データをOSDメモリから読み出し、入力画像の所定の位置にOSD画像が重畳されるように、画像処理部40から入力される画像データにこのOSD画像データを合成する。OSD画像データが合成された画像データは、ライトバルブ駆動部14に出力される。なお、制御部20からOSD画像を重畳する旨の指示がない場合には、OSD処理部41は、画像処理部40から出力される画像データを、そのままライトバルブ駆動部14に出力する。
次に、切替優先度テーブルの作成処理について、フローチャート、および、テーブルを示す図を用いて説明する。図3は、切替優先度テーブル作成処理のフローチャートである。図4は、切替優先度テーブルを作成する過程において生成するテーブルを示す図であり、同図(a)は、入力端子状態テーブルの図であり、同図(b)は、有効入力端子テーブルの図であり、同図(c)は、切替優先度テーブルの図である。なお、切替優先度テーブルの作成処理は、プロジェクタ1の電源が投入されたときに、制御部20からの指示により実行される。
図3のフローチャートに示すように、制御部20から切替優先度テーブル作成の指示を受けると、優先度決定部36は、切替順序記憶部35から切替順序情報を入力し、使用状況記憶部34から使用累積時間を入力する。そして、入力端子30a毎の切替順序および使用累積時間を記載した入力端子状態テーブルT1を作成する(ステップS101)。図4(a)において、入力端子状態テーブルT1には、全ての入力端子名と、それぞれの入力端子30aについての切替順序と、それぞれの入力端子30aについての使用累積時間が表記される。なお、図2の切替順序情報の設定で説明したように、ユーザによって、使用する入力端子30aとして選択されなかった入力端子30aは、未使用として、切替順序上は「OFF」と表記される。
図3のフローチャートに戻り、優先度決定部36は、入力端子状態テーブルT1から、切替順序が「OFF」となっている入力端子30aを除き、切替順序の番号順に並べ替えて、有効入力端子テーブルT2を作成する(ステップS102)。図4(b)においては、入力端子30aは、コンピュータ1、ビデオ2、DVD、HDMI3の切替順序で並べられる。
図3のフローチャートに戻り、優先度決定部36は、有効入力端子テーブルT2の中で、使用累積時間が最も多い入力端子30aを検索する(ステップS103)。そして、優先度決定部36は、使用累積時間が最も多い入力端子30aが複数有るか否かを判断する(ステップS104)。使用累積時間が最も多い入力端子30aが複数でなかった場合(ステップS104:NO)、使用累積時間が最も多い入力端子30aを第1番目の優先度とし、切替順序に基づいて入力端子30aが循環的に切り替わるように切替優先度を決定して、切替優先度テーブルT3とする(ステップS106)。そして、切替優先度テーブル作成処理を終了する。
図4(c)においては、使用累積時間が最も多いのはDVDであるため、DVDを第1番目の優先度とし、その他は切替順序に基づいて入力端子30aが循環的に切り替わるように、HDMI3を第2番目とし、コンピュータ1を第3番目とし、ビデオ2を第4番目となる切替優先度が決定される。
図3のフローチャートにて、使用累積時間が最も多い入力端子30aが複数有る場合(ステップS104:YES)、複数の中で、切替順序の番号が最も小さい入力端子30aを選択する(ステップS105)。そして、ステップS106に移行する。
上述したような切替優先度テーブル作成処理によって、入力端子30aの切替優先度が決定される。
次に、プロジェクタ1の電源が投入されたときの入力端子選択の処理についてフローチャートを用いて説明する。図5は、プロジェクタ1の電源投入時の入力端子選択処理のフローチャートである。プロジェクタ1に電源が投入されると、各種の初期化処理を実行され、さらに、入力端子選択処理が実行される。
制御部20からの指示により、優先度決定部36は、図4で説明した切替優先度テーブル作成処理を行う(ステップS201)。次に、制御部20からの指示により、端子切替部37は、優先度決定部36から切替優先度テーブルT3の情報を入力する。そして、端子切替部37は、切替優先度テーブルT3の切替優先度の番号が最も小さい入力端子30aを検索する(ステップS202)。
端子切替部37は、検索した結果の切替優先度の番号が最も小さい入力端子30aを選択するように入力選択部31に指示を出す。そして、入力選択部31は、指示された入力端子30aを選択して、選択した入力端子30aから画像信号を入力する(ステップS203)。
上述したような入力選択処理によって、プロジェクタ1の電源投入時には、切替優先度が最も高い、即ち最も使用累積時間が多い入力端子30aが選択される。そして、プロジェクタ1は、選択された入力端子30aに入力されている画像信号に基づいた画像を投写する。
次に、プロジェクタ1の入力切替操作が行われたときの入力端子30aの切替の処理についてフローチャートを用いて説明する。図6は、プロジェクタ1の入力切替操作時の入力端子切替処理のフローチャートである。ユーザによって、プロジェクタ1の入力操作部21に備わる入力切替キーが押下されると、入力端子切替処理が実行される。
制御部20からの指示により、端子切替部37は、優先度決定部36から切替優先度テーブルT3の情報を入力する。そして、端子切替部37は、現在、入力選択部31が選択している入力端子30aの情報を、使用状況検出部32から入力する(ステップS301)。そして、端子切替部37は、切替優先度テーブルT3における、選択中の入力端子30aの次の切替優先度の入力端子30aを検索する。(ステップS302)。このとき、端子切替部37は、切替優先度を循環的に検索する。
端子切替部37は、検索した結果の入力端子30aを選択するように入力選択部31に指示を出す。そして、入力選択部31は、検索した結果の入力端子30aを選択して、選択した入力端子30aから画像信号を入力する(ステップS303)。
上述したような入力端子切替処理によって、入力切替操作が行われたときに、次の切替優先度の入力端子30aが選択される。そして、プロジェクタ1は、選択された入力端子30aに入力されている画像信号に基づいた画像を投写する。
以上説明したように、本実施形態のプロジェクタ1によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)プロジェクタ1は、使用累積時間および切替順序を考慮して、入力端子30aの切替優先度を決定し、入力端子30aを切り替える。これにより、ユーザは所望の入力端子30aを効率よく選択することができる。
(1)プロジェクタ1は、使用累積時間および切替順序を考慮して、入力端子30aの切替優先度を決定し、入力端子30aを切り替える。これにより、ユーザは所望の入力端子30aを効率よく選択することができる。
(2)プロジェクタ1は、使用累積時間が最も多い入力端子30aを切替優先度の第1番目とする。このように、使用時間を考慮して切替優先度の第1番目を決定するため、ユーザの使用傾向に合致した入力端子30aを選択することが可能となり、有益である。
(3)プロジェクタ1は、電源投入時に、切替優先度の第1番目の入力端子30a、即ち最も使用累積時間が多い入力端子30aを選択し、その入力端子30aに入力されている画像信号に基づいた画像を投写する。これにより、電源投入時には、ユーザによる選択操作の手間を省くことが可能となり、操作性が向上する。
(4)プロジェクタ1では、ユーザが自ら入力端子30aの切替順序を設定することができる。これにより、ユーザが設定した切替順序を切替優先度に反映させることが可能となるため、有益である。
(5)プロジェクタ1は、入力切替操作が行われたときに、次の切替優先度の入力端子30aを選択し、選択された入力端子30aに入力されている画像信号に基づいた画像を投写する。これにより、入力切替操作時には、ユーザが設定した切替順序に応じて入力端子30aを切り替えるため、ユーザの意図に沿った入力切替が可能となり、操作性が向上する。
なお、上述した実施形態に限定されず、種々の変更や改良等を加えて実施することが可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)上記実施形態では、使用状況検出部32が検出する使用状況は、入力端子30aが入力選択部31によって選択された時間の累積(使用累積時間)としているが、入力端子30aが入力選択部31によって選択された時間のうち、入力端子30aに画像信号が入力されていた時間の累積としてもよい。
本変形例では、入力選択部31が選択している入力端子30aの画像信号の入力状況を使用状況検出部32が検出し、信号入力の有る使用累積時間を算出する。そして、使用状況記憶部34に信号入力の有る使用累積時間を記憶し、優先度決定部36は、信号入力の有る使用累積時間および切替順序情報に基づいて切替優先度テーブルを作成する。そして、切替優先度テーブルに基づいて、端子切替部37が端子を切り替えるように入力選択部31に指示をする。
本変形例では、入力選択部31が選択している入力端子30aの画像信号の入力状況を使用状況検出部32が検出し、信号入力の有る使用累積時間を算出する。そして、使用状況記憶部34に信号入力の有る使用累積時間を記憶し、優先度決定部36は、信号入力の有る使用累積時間および切替順序情報に基づいて切替優先度テーブルを作成する。そして、切替優先度テーブルに基づいて、端子切替部37が端子を切り替えるように入力選択部31に指示をする。
図7は、変形例1に係るプロジェクタ1が切替優先度テーブルを作成する過程において生成するテーブルを示す図であり、同図(a)は、入力端子状態テーブルの図であり、同図(b)は、有効入力端子テーブルの図であり、同図(c)は、切替優先度テーブルの図である。
図7(a)に示すように、入力端子状態テーブルT1aには、全ての入力端子名と、それぞれの入力端子30aについての切替順序と、それぞれの入力端子30aについての信号入力有りの使用累積時間が表記される。図7(b)では、有効入力端子テーブルT2aが示されており、入力端子30aは、コンピュータ1、ビデオ2、DVD、HDMI3の切替順序で並んでいる。図7(c)では、切替優先度テーブルT3aが示されており、信号入力有りの使用累積時間が最も多いのはHDMI3であるため、HDMI3を第1番目の優先度とし、その他は切替順序に基づいて入力端子30aが循環的に切り替わるように、コンピュータ1を第2番目とし、ビデオ2を第3番目とし、DVDを第4番目として切替優先度が決定される。
図7(a)に示すように、入力端子状態テーブルT1aには、全ての入力端子名と、それぞれの入力端子30aについての切替順序と、それぞれの入力端子30aについての信号入力有りの使用累積時間が表記される。図7(b)では、有効入力端子テーブルT2aが示されており、入力端子30aは、コンピュータ1、ビデオ2、DVD、HDMI3の切替順序で並んでいる。図7(c)では、切替優先度テーブルT3aが示されており、信号入力有りの使用累積時間が最も多いのはHDMI3であるため、HDMI3を第1番目の優先度とし、その他は切替順序に基づいて入力端子30aが循環的に切り替わるように、コンピュータ1を第2番目とし、ビデオ2を第3番目とし、DVDを第4番目として切替優先度が決定される。
本変形例のプロジェクタ1は、使用状況として、入力端子30aが選択されて信号が入力されていた時間の累積を使用するため、ユーザが入力端子30aを選択して、実際に入力信号に基づいて画像を投写していた時間を切替優先度に反映させることが可能となり、ユーザの実績としての使用時間が最も多い入力端子30aを、第1番目の切替優先度にすることができる。
(変形例2)上記実施形態では、使用状況検出部32が検出する使用状況は、入力端子30aが入力選択部31によって選択された時間の累積(使用累積時間)としているが、プロジェクタ1が、前回、電源投入されて使用された際に、入力端子30aが入力選択部31によって選択された時間の累積としてもよい。
本変形例では、使用状況検出部32が、入力選択部31が選択している入力端子30aの使用時間を算出する。そして、使用状況記憶部34に前回使用時の使用累積時間を記憶し、優先度決定部36は、前回使用時の使用累積時間および切替順序情報に基づいて切替優先度テーブルを作成する。そして、切替優先度テーブルに基づいて、端子切替部37が端子を切り替えるように入力選択部31に指示をする。
本変形例では、使用状況検出部32が、入力選択部31が選択している入力端子30aの使用時間を算出する。そして、使用状況記憶部34に前回使用時の使用累積時間を記憶し、優先度決定部36は、前回使用時の使用累積時間および切替順序情報に基づいて切替優先度テーブルを作成する。そして、切替優先度テーブルに基づいて、端子切替部37が端子を切り替えるように入力選択部31に指示をする。
図8は、変形例2に係るプロジェクタ1が切替優先度テーブルを作成する過程において生成するテーブルを示す図であり、同図(a)は、入力端子状態テーブルの図であり、同図(b)は、有効入力端子テーブルの図であり、同図(c)は、切替優先度テーブルの図である。
図8(a)に示すように、入力端子状態テーブルT1bには、全ての入力端子名と、それぞれの入力端子30aについての切替順序と、それぞれの入力端子30aについての前回使用時の使用累積時間が表記される。図8(b)では、有効入力端子テーブルT2bが示されており、入力端子30aは、コンピュータ1、ビデオ2、DVD、HDMI3の切替順序で並んでいる。図8(c)では、切替優先度テーブルT3bが示されており、前回使用時の使用累積時間が最も多いのはビデオ2であるため、ビデオ2を第1番目の優先度とし、その他は切替順序に基づいて入力端子30aが循環的に切り替わるように、DVDを第2番目とし、HDMI3を第3番目とし、コンピュータ1を第4番目として切替優先度が決定される。
図8(a)に示すように、入力端子状態テーブルT1bには、全ての入力端子名と、それぞれの入力端子30aについての切替順序と、それぞれの入力端子30aについての前回使用時の使用累積時間が表記される。図8(b)では、有効入力端子テーブルT2bが示されており、入力端子30aは、コンピュータ1、ビデオ2、DVD、HDMI3の切替順序で並んでいる。図8(c)では、切替優先度テーブルT3bが示されており、前回使用時の使用累積時間が最も多いのはビデオ2であるため、ビデオ2を第1番目の優先度とし、その他は切替順序に基づいて入力端子30aが循環的に切り替わるように、DVDを第2番目とし、HDMI3を第3番目とし、コンピュータ1を第4番目として切替優先度が決定される。
本変形例のプロジェクタ1は、使用状況として、前回使用時に入力端子30aが選択された時間を使用するため、前回、使用したユーザが選択した入力端子30aの時間を、切替優先度に反映させることが可能となり、直前の使用実績が最も多い入力端子30aを第1番目の切替優先度にすることができる。
(変形例3)上記実施形態では、使用状況検出部32が検出する使用状況は、入力端子30aが入力選択部31によって選択された時間の累積(使用累積時間)としているが、入力端子30aが入力選択部31によって選択された回数の累積としてもよい。
本変形例では、使用状況検出部32が、入力選択部31が選択している入力端子30aの使用累積回数を算出する。そして、使用状況記憶部34に使用累積回数を記憶し、優先度決定部36は、使用累積回数および切替順序情報に基づいて切替優先度テーブルを作成する。そして、切替優先度テーブルに基づいて、端子切替部37が端子を切り替えるように入力選択部31に指示をする。
本変形例では、使用状況検出部32が、入力選択部31が選択している入力端子30aの使用累積回数を算出する。そして、使用状況記憶部34に使用累積回数を記憶し、優先度決定部36は、使用累積回数および切替順序情報に基づいて切替優先度テーブルを作成する。そして、切替優先度テーブルに基づいて、端子切替部37が端子を切り替えるように入力選択部31に指示をする。
図9は、変形例3に係るプロジェクタ1が切替優先度テーブルを作成する過程において生成するテーブルを示す図であり、同図(a)は、入力端子状態テーブルの図であり、同図(b)は、有効入力端子テーブルの図であり、同図(c)は、切替優先度テーブルの図である。
図9(a)に示すように、入力端子状態テーブルT1cには、全ての入力端子名と、それぞれの入力端子30aについての切替順序と、それぞれの入力端子30aについての使用累積回数が表記される。図9(b)では、有効入力端子テーブルT2cが示されており、入力端子30aは、ビデオ1、DVD、HDMI1、ビデオ2、HDMI3の切替順序で並んでいる。図9(c)では、切替優先度テーブルT3cが示されており、使用累積回数が最も多いのはDVDであるため、DVDを第1番目の優先度とし、その他は切替順序に基づいて入力端子30aが循環的に切り替わるように、HDMI1を第2番目とし、ビデオ2を第3番目とし、HDMI3を第4番目とし、ビデオ1を5番目として切替優先度が決定される。
図9(a)に示すように、入力端子状態テーブルT1cには、全ての入力端子名と、それぞれの入力端子30aについての切替順序と、それぞれの入力端子30aについての使用累積回数が表記される。図9(b)では、有効入力端子テーブルT2cが示されており、入力端子30aは、ビデオ1、DVD、HDMI1、ビデオ2、HDMI3の切替順序で並んでいる。図9(c)では、切替優先度テーブルT3cが示されており、使用累積回数が最も多いのはDVDであるため、DVDを第1番目の優先度とし、その他は切替順序に基づいて入力端子30aが循環的に切り替わるように、HDMI1を第2番目とし、ビデオ2を第3番目とし、HDMI3を第4番目とし、ビデオ1を5番目として切替優先度が決定される。
本変形例のプロジェクタ1は、使用状況として、入力端子30aが選択された回数の累積を使用するため、ユーザが入力端子30aを選択した回数を切替優先度に反映させることが可能となり、ユーザの使用回数が最も多い入力端子30aを、第1番目の切替優先度にすることができる。また、計時部33を用いて入力端子30aの使用時間を計時する必要がないため、プロジェクタ1の処理の負荷を低減することができる。
(変形例4)上記実施形態では、使用状況検出部32が検出する使用状況は、入力端子30aが入力選択部31によって選択された時間の累積(使用累積時間)としているが、入力端子30aが入力選択部31によって選択された回数のうち、入力端子30aに信号が入力されていた回数の累積としてもよい。
本変形例では、使用状況検出部32が、入力選択部31が選択している入力端子30aの選択回数のうち、信号入力の有る使用累積回数を算出する。そして、使用状況記憶部34に信号入力の有る使用累積回数を記憶し、優先度決定部36は、信号入力の有る使用累積回数および切替順序情報に基づいて切替優先度テーブルを作成する。そして、切替優先度テーブルに基づいて、端子切替部37が端子を切り替えるように入力選択部31に指示をする。
本変形例では、使用状況検出部32が、入力選択部31が選択している入力端子30aの選択回数のうち、信号入力の有る使用累積回数を算出する。そして、使用状況記憶部34に信号入力の有る使用累積回数を記憶し、優先度決定部36は、信号入力の有る使用累積回数および切替順序情報に基づいて切替優先度テーブルを作成する。そして、切替優先度テーブルに基づいて、端子切替部37が端子を切り替えるように入力選択部31に指示をする。
図10は、変形例4に係るプロジェクタ1が切替優先度テーブルを作成する過程において生成するテーブルを示す図であり、同図(a)は、入力端子状態テーブルの図であり、同図(b)は、有効入力端子テーブルの図であり、同図(c)は、切替優先度テーブルの図である。
図10(a)に示すように、入力端子状態テーブルT1dには、全ての入力端子名と、それぞれの入力端子30aについての切替順序と、それぞれの入力端子30aについての信号入力有りの使用累積回数が表記される。図10(b)では、有効入力端子テーブルT2dが示されており、入力端子30aは、ビデオ1、DVD、HDMI1、ビデオ2、HDMI3の切替順序で並んでいる。図10(c)では、切替優先度テーブルT3dが示されており、信号入力有りの使用累積回数が最も多いのはビデオ1およびDVDである。この場合は、切替順序の番号が小さいものを高い優先度とするため、ビデオ1を第1番目の優先度とし、その他は切替順序に基づいて入力端子30aが循環的に切り替わるように、DVDを第2番目とし、HDMI1を第3番目とし、ビデオ2を第4番目とし、HDMI3を5番目として切替優先度が決定される。
図10(a)に示すように、入力端子状態テーブルT1dには、全ての入力端子名と、それぞれの入力端子30aについての切替順序と、それぞれの入力端子30aについての信号入力有りの使用累積回数が表記される。図10(b)では、有効入力端子テーブルT2dが示されており、入力端子30aは、ビデオ1、DVD、HDMI1、ビデオ2、HDMI3の切替順序で並んでいる。図10(c)では、切替優先度テーブルT3dが示されており、信号入力有りの使用累積回数が最も多いのはビデオ1およびDVDである。この場合は、切替順序の番号が小さいものを高い優先度とするため、ビデオ1を第1番目の優先度とし、その他は切替順序に基づいて入力端子30aが循環的に切り替わるように、DVDを第2番目とし、HDMI1を第3番目とし、ビデオ2を第4番目とし、HDMI3を5番目として切替優先度が決定される。
本変形例のプロジェクタ1は、使用状況として、入力端子30aが選択されて信号が入力されていた回数の累積を使用するため、ユーザが入力端子30aを選択して、実際に入力信号に基づいて画像を投写していた回数を切替優先度に反映させることができる。ユーザの実績としての使用回数が最も多い入力端子30aを、第1番目の切替優先度にすることができる。また、計時部33を用いて入力端子30aの使用時間を計時する必要がないため、プロジェクタ1の処理の負荷を低減することができる。
(変形例5)上記実施形態では、切替優先度テーブルT3の作成処理は、プロジェクタ1の電源が投入されたときに実行されるものとしたが、切替順序情報の設定(図2参照)が行われたときにも実行されるものとしてもよい。こうすれば、ユーザが意図して切替順序情報を設定した場合に、その切替順序情報を直ちに切替優先度に反映することが可能となり、利便性が向上する。
(変形例6)上記実施形態では、光変調装置として、透過型の液晶ライトバルブ12を用いているが、反射型の液晶ライトバルブ等、反射型の光変調装置を用いることも可能である。また、入射した光の射出方向を、画素としてのマイクロミラー毎に制御することにより、光源から射出した光を変調する微小ミラーアレイデバイス等を用いることもできる。
(変形例7)上記実施形態では、入力切替装置38を備えた画像表示装置として、プロジェクタ1を例にして説明しているが、入力切替装置38を備え、入力信号に基づいて画像や音声を出力する電子機器であれば適用することが可能である。例えば、透過型のスクリーンを一体的に備えたリアプロジェクタ、あるいは、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、SED(Surface-Conduction Electron-Emitter Display)、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、テレビ受信機等に適用することも可能である。
1…プロジェクタ、10…画像投写部、11…光源、12…液晶ライトバルブ、13…投写レンズ、14…ライトバルブ駆動部、20…制御部、21…入力操作部、30…入力端子群、30a…入力端子、31…入力選択部、32…使用状況検出部、33…計時部、34…使用状況記憶部、35…切替順序記憶部、36…優先度決定部、37…端子切替部、入力切替装置38、40…画像処理部、41…OSD処理部。
Claims (10)
- 信号が入力される複数の入力端子を切り替える入力切替装置であって、
前記複数の入力端子から1つの入力端子を選択する入力選択部と、
前記入力選択部における前記入力端子の使用状況を検出する使用状況検出部と、
前記使用状況検出部が検出した前記入力端子毎の前記使用状況を使用状況情報として記憶する第1の記憶部と、
前記入力選択部に選択させる前記入力端子の切り替えの順序を切替順序情報として記憶する第2の記憶部と、
前記第1の記憶部に記憶されている前記使用状況情報、および前記第2の記憶部に記憶されている前記切替順序情報に基づいて、前記複数の入力端子の切替優先度を決定する優先度決定部と、
前記優先度決定部が決定した前記切替優先度に従って、前記入力選択部に前記入力端子を切り替えて選択させる端子切替部と、
を備えることを特徴とする入力切替装置。 - 請求項1に記載の入力切替装置であって、
前記優先度決定部は、前記切替順序情報に基づいて、前記入力端子が循環的に切り替わるように順序を設定した上で、前記使用状況情報に基づいて、前記使用状況が最も多い前記入力端子を第1番目の優先度として前記切替優先度を決定することを特徴とする入力切替装置。 - 請求項1または2に記載の入力切替装置であって、
前記使用状況検出部が検出する前記入力端子の前記使用状況は、前記入力端子が前記入力選択部によって選択された時間の累積とすることを特徴とする入力切替装置。 - 請求項1または2に記載の入力切替装置であって、
前記使用状況検出部が検出する前記入力端子の前記使用状況は、前記入力端子が前記入力選択部によって選択された時間のうち、前記入力端子に前記信号が入力されていた時間の累積とすることを特徴とする入力切替装置。 - 請求項1または2に記載の入力切替装置であって、
前記使用状況検出部が検出する前記入力端子の前記使用状況は、前記入力切替装置が、前回、電源投入されて使用された際に、前記入力端子が前記入力選択部によって選択された時間の累積とすることを特徴とする入力切替装置。 - 請求項1または2に記載の入力切替装置であって、
前記使用状況検出部が検出する前記入力端子の前記使用状況は、前記入力端子が前記入力選択部によって選択された回数の累積とすることを特徴とする入力切替装置。 - 請求項1または2に記載の入力切替装置であって、
前記使用状況検出部が検出する前記入力端子の前記使用状況は、前記入力端子が前記入力選択部によって選択された回数のうち、前記入力端子に前記信号が入力されていた回数の累積とすることを特徴とする入力切替装置。 - 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の入力切替装置と、
前記入力切替装置によって切り替えられた前記入力端子から画像信号を入力し、前記画像信号に基づいた画像を表示する表示部と、
を備えたことを特徴とする画像表示装置。 - 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の入力切替装置と、
光源と、前記光源から射出された光を、前記入力切替装置によって切り替えられた前記入力端子から入力した画像信号に応じて変調して画像を形成する光変調装置と、前記光変調装置で形成された前記画像を投写する投写光学系と、
を備えたことを特徴とするプロジェクタ。 - 第1の記憶部と、第2の記憶部とを有し、信号が入力される複数の入力端子を切り替える入力切替装置の制御方法であって、
前記複数の入力端子から1つの入力端子を選択する入力選択工程と、
前記入力選択工程における前記入力端子の使用状況を検出する使用状況検出工程と、
前記使用状況検出工程が検出した前記入力端子毎の前記使用状況を使用状況情報として前記第1の記憶部に記憶させる第1の記憶工程と、
前記入力選択工程に選択させる前記入力端子の切り替えの順序を切替順序情報として前記第2の記憶部に記憶させる第2の記憶工程と、
前記第1の記憶部に記憶されている前記使用状況情報、および前記第2の記憶部に記憶されている前記切替順序情報に基づいて、前記複数の入力端子の切替優先度を決定する優先度決定工程と、
前記優先度決定工程が決定した前記切替優先度に従って、前記入力選択工程に前記入力端子を切り替えて選択させる端子切替工程と、
を備えることを特徴とする入力切替装置の制御方法。
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Date | Code | Title | Description |
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