JP5127566B2 - 電気機器収納用箱 - Google Patents
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Description
図1〜図6に、本発明の第1の実施例を示す。図1は、本発明に係る電気機器収納用箱の全体斜視図を示しており、図中、1は金属板で形成された箱本体、2は前面側に装着された扉である。また、箱本体1の前面には開口枠部3が形成されており、この開口枠部3には扉2が開閉自在に枢着されている。なお、4は開口枠部3の内側に形成されている階段状に凹んだ扉収納部である。
図2に、コーナー部材11の一例を示す。このコーナー部材11は、2つの平面状溶接部が、同一方向から同時に抵抗溶接ができるよう並行、かつ段違いに形成されている。図示のものでは、コーナー部材の2つの平面状溶接部が、前記扉収納部4の裏面に当接する第1の溶接部12aと、開口枠部3の裏面に当接する第2の溶接部12bが垂直片部13を介して平行に形成された構造となっている。そして、このようなコーナー部材11を用いることにより、前記垂直片部13に沿う方向で複数の電極部を備えた抵抗溶接を稼動させれば、一度に2つの溶接部で抵抗溶接が可能となり、しかも十分な溶接強度が確保できるとともに、生産性も大幅に向上させることとなる。
なお、第2の溶接部12bの先端部には、下方側へ屈曲されて折り返し片14が形成され、この折り返し片14と溶接部12bと垂直片部13とで断面コ字状の部分を形成している(図4を参照)。このため、このコ字状部分を利用してコーナー部材11が抵抗溶接機により的確に保持できることとなり、また折り返し片14を箱本体1の側面に当接するようにすれば、補強材としての作用も発揮する。
図6に示されるように、コーナー部材11は箱本体1のコーナー部に内側から差し込んで所定位置にセットすると、第1の溶接部12aが扉収納部4の裏面に当接し、第2の溶接部12bが開口枠部3の裏面に当接する(図4を参照)。次いで、垂直片部13に沿う方向で複数の電極部を備えた抵抗溶接機が挿入され、2つの溶接部で一度に抵抗溶接が行われる。これにより、十分な溶接強度が確保できるとともに、生産性も大幅に向上させることとなる。
なお、コーナー部材11の垂直片部13には孔部15が形成されていて、箱本体1のコーナー部にセットした場合に扉収納部4の角部が孔部15に入り込む構造となっている。これにより、枠部の寸法が小さくてもコーナー部材をセットすることが可能となり、また垂直片部13を箱本体1の角部から離れた箇所に位置させることができるので、より強い溶接強度を確保できることとなる。
この例においては、開口部に水切り部が設けられた構造となっている。図7は、第2の実施例に係る電気機器収納用箱の全体斜視図を示しており、図中、1は金属板で形成された箱本体、2は前面側に開閉自在に装着された扉である。また、箱本体1の前面には開口枠部3が形成されており、この開口枠部3には水切り部5が設けられている。なお、図において、5aは水切り部の垂直片、5bは垂直片5aの先端に設けた水切り用の屈曲部、6は箱本体1の側壁面である。
このコーナー部材21は、前述のコーナー部材11と同様、2つの平面状溶接部が、同一方向から同時に抵抗溶接ができるよう並行、かつ段違いに形成されている。図示のものでは、コーナー部材21の2つの平面状溶接部が、前記水切り部5の垂直片5aの裏面に当接する第1の溶接部22aと、箱本体1の側壁面6の裏面に当接する第2の溶接部22bが、連結片部23を介して平行に形成された構造となっている。
そして、このようなコーナー部材21を用いることにより、前記連結片部23に沿う方向で抵抗溶接の複数の電極部を備えた溶接用チップ部を稼動させれば、一度に2つの平面状溶接部で抵抗溶接が可能となり、しかも十分な溶接強度が確保できることとなる。
図11に示されるように、コーナー部材21を箱本体1のコーナー部に内側から差し込んで所定位置にセットすると、図9〜図10に示されるように、前記第1の溶接部22aが水切り部5の垂直片5aの裏面に当接し、第2の溶接部22bが箱本体1の側壁面6の裏面に当接する。次いで、連結片部23に沿う方向で複数の電極部を備えた抵抗溶接機を挿入し、2つの溶接部で一度に抵抗溶接が行われる。これにより、十分な溶接強度が確保できるとともに、生産性も大幅に向上させることとなる。
なお、前述の第1〜2の実施例においては、いずれも2つの平行な平面状溶接部を同時に抵抗溶接する場合について説明したが、いずれかの平面状溶接部と垂直片部13あるいは水切り垂直片23とを組み合わせて溶接してもよいことは勿論である。
また、第2の実施例においては、コーナー部材21が一枚の板体から折り曲げ加工したものの他、図13に示されるような、一枚の板体から絞り加工して得られるものでもよく、更に、図14に示されるような、角を有しない円弧状のものとしてもよい。また、図15に示されるように、箱本体1に設けた水切り部5の垂直片5aと屈曲部5bをコーナー部において覆うだけのものであってもよく、更には、垂直片5aと開口枠部3をコーナー部において単に覆うだけのもの(図示せず)であってもよい。
2 扉
3 開口枠部
4 扉収納部
5 水切り部
5a 垂直片
6 側壁面
11 コーナー部材
12a 第1の溶接部
12b 第2の溶接部
13 垂直片部
21 コーナー部材
22a 第1の溶接部
22b 第2の溶接部
23 垂直片部
Claims (5)
- 箱本体の開口枠部に扉が開閉自在に枢着されている電気機器収納用箱において、前記開口枠部のコーナー部裏面側に、この裏面側に当接して抵抗溶接される2つの平面状溶接部を有するコーナー部材を取り付けたことを特徴とする電気機器収納用箱。
- 2つの平面状溶接部は、同一方向から同時に抵抗溶接ができるよう並行、かつ段違いに形成されている請求項1に記載の電気機器収納用箱。
- 開口枠部の内側には階段状に凹んだ扉収納部が形成されており、コーナー部材の2つの平面状溶接部を、前記扉収納部の裏面に当接する第1の溶接部と、開口枠部の裏面に当接する第2の溶接部が垂直片部を介して平行に形成されたものとした請求項1または2に記載の電気機器収納用箱。
- コーナー部材は、板材がクランク状に二回折り曲げられて第1の溶接部、垂直片部、第2の溶接部が連続的に形成されており、コーナー部材の板体がコーナーの一辺と他辺の間にわたっていて、コーナーの一辺と他辺となす角度が共に45°の角度で取り付けられる請求項3に記載の電気機器収納用箱。
- 箱本体の開口枠部に水切り垂直片を有する水切り部が形成されており、コーナー部材の2つの平面状溶接部を、前記水切り部の垂直片の裏面に当接する第1の溶接部と、箱本体の側壁面の裏面に当接する第2の溶接部が平行に形成されたものとした請求項1または2に記載の電気機器収納用箱。
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Applications Claiming Priority (1)
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- 2008-05-27 JP JP2008137789A patent/JP5127566B2/ja active Active
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