JP5126512B2 - 燃料電池用電極触媒の製造方法 - Google Patents
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Description
M2RuX6 …(A)
(式中、MはH,Li,Na,K及びNH4から選ばれる1種又は2種以上、XはCl,Br,I及びNO3から選ばれる1種又は2種以上である。)
で示されるRuの価数が4価であるルテニウム化合物を用い、これを還元剤として2−プロパノールを用いて還元して成長させると、他のRu原料や他の還元剤を使用したときに比べ、触媒金属質量あたりのメタノール酸化活性が、特に0.4〜0.6V vs RHEの電位において向上することを見出した。特に、2−プロパノールを還元剤に用いた場合には、他の還元剤を用いたときに比べ60℃といった低い温度でも特異的にPtRu等の触媒金属の成長が起こり、50質量%以上、特に60質量%以上の高担持率においても、活性表面積が高く、メタノール酸化活性が向上することを見出し、本発明をなすに至ったものである。
[1]導電性カーボン担体に粒子間隔を制御した粒径0.1〜2.0nmの金属微粒子を生成させる第一担持工程と、該金属微粒子を核として、少なくともルテニウムを含む触媒金属を、ルテニウム化合物を含む金属化合物を還元剤により還元して成長させる第二担持工程を含む燃料電池用電極触媒の製造方法であって、
上記第二担持工程において、ルテニウム化合物として、下記式(A)
M2RuX6 …(A)
(式中、MはH,Li,Na,K及びNH4から選ばれる1種又は2種以上、XはCl,Br,I及びNO3から選ばれる1種又は2種以上である。)
で示されるルテニウム化合物を用い、還元剤として2−プロパノールを用いることを特徴とする燃料電池用電極触媒の製造方法。
[2]上記ルテニウム化合物が、H2RuCl6であることを特徴とする[1]記載の燃料電池用電極触媒の製造方法。
[3]第二担持工程の還元温度が60〜80℃であることを特徴とする[1]又は[2]記載の燃料電池用電極触媒の製造方法。
[4]第二担持工程で成長させる金属が更に白金を含むことを特徴とする[1]乃至[3]のいずれかに記載の燃料電池用電極触媒の製造方法。
i.導電性カーボン担体に粒子間隔を制御した粒径0.1〜2.0nmの金属微粒子を生成させる第一担持工程と、
ii.該金属微粒子を核として、少なくともルテニウムを含む触媒金属を、ルテニウム化合物を含む金属化合物を還元剤により還元して成長させる第二担持工程と
を備えたものである。
担持率(質量%)=[A/(A+C)]×100 …(1)
A:金属微粒子質量
C:カーボン担体質量
担持率(質量%)=[(A+B)/(A+B+C)]×100 …(2)
A:金属核質量
B:触媒金属(例えばPtRu)質量
C:カーボン担体質量
M2RuX6 …(A)
(式中、MはH,Li,Na,K及びNH4から選ばれる1種又は2種以上、XはCl,Br,I及びNO3から選ばれる1種又は2種以上である。)
で示されるルテニウムの価数が4価であるルテニウム化合物を使用する。
カーボン担体(ケッチェンブラックEC300J(ライオン(株)製))1gを含有する500mlの水分散液に、0.1gの白金を含む塩化白金酸を添加し、更にエチレングリコールを500g及びNaOHを50mmol添加した。この混合液を80℃で16時間加熱攪拌処理した。濾過、洗浄後、80℃で16時間乾燥し、Pt核を担持したカーボンを得た。得られたPt核を担持したカーボンをTEM観察した結果、粒径約0.5nmの微粒子が担体上に均一に分散している様子を確認できた。
実施例1と同様の手順で作製したPt核を担持したカーボン0.5gを、ジニトロジアミン白金(II)1.1g、塩化ルテニウム酸(H2RuCl6)0.5g、2−プロパノール100gを含有する溶液600g中に投入し、80℃で8時間還流し、PtRuの担持率68質量%の触媒1.4gを得た。TEM観察した結果、平均粒径は2.8nmであり、カーボン上に均一に分散していた。活性表面積の評価は、実施例1と同様の方法で行った。
実施例1と同様の手順で作製したPt核を担持したカーボン0.5gを、ジニトロジアミン白金(II)1.1g、塩化ルテニウム酸(H2RuCl6)0.5g、還元剤としてメタノール100gを含有する溶液600g中に投入し、60℃で8時間還流した。PtRuの担持率は45質量%であり、また、ろ液が着色しており、反応は十分進行していなかった。TEM観察した結果、平均粒径は2.4nmであり、カーボン上に均一に分散していた。活性表面積の評価は、実施例1と同様の方法で行った。
実施例1と同様の手順で作製したPt核を担持したカーボン0.5gを、ジニトロジアミン白金(II)1.1g、塩化ルテニウム酸(H2RuCl6)0.5g、還元剤としてメタノール100gを含有する溶液600g中に投入し、80℃で8時間還流した。PtRuの担持率は68質量%であり、この場合、実施例1、2と同様、ろ液は無色透明であった。TEM観察した結果、平均粒径は3.0nmであり、カーボン上に均一に分散していた。活性表面積の評価は、実施例1と同様の方法で行った。
実施例1と同様の手順で作製したPt核を担持したカーボン0.5gを、ジニトロジアミン白金(II)1.1g、塩化ルテニウム酸(H2RuCl6)0.5g、還元剤として1−プロパノール100gを含有する溶液600g中に投入し、60℃で8時間還流した。PtRuの担持率は40質量%であり、反応は十分進行していなかった。TEM観察した結果、平均粒径は2.4nmであり、カーボン上に均一に分散していた。活性表面積の評価は、実施例1と同様の方法で行った。
実施例1と同様の手順で作製したPt核を担持したカーボン0.5gを、ジニトロジアミン白金(II)1.1g、塩化ルテニウム酸(H2RuCl6)0.5g、還元剤として1−プロパノール100gを含有する溶液600g中に投入し、80℃で8時間還流した。PtRuの担持率は68質量%であった。TEM観察した結果、平均粒径は3.2nmであり、カーボン上に均一に分散していた。活性表面積の評価は、実施例1と同様の方法で行った。
実施例1と同様の手順で作製したPt核を担持したカーボン0.5gを、ジニトロジアミン白金(II)1.1g、塩化ルテニウム酸(H2RuCl6)0.5g、還元剤として2−ブタノール100gを含有する溶液600g中に投入し、60℃で8時間還流した。PtRuの担持率は25質量%であり、反応は十分進行していなかった。TEM観察した結果、平均粒径は2.2nmであり、カーボン上に均一に分散していた。活性表面積の評価は、実施例1と同様の方法で行った。
実施例1と同様の手順で作製したPt核を担持したカーボン0.5gを、ジニトロジアミン白金(II)1.1g、塩化ルテニウム酸(H2RuCl6)0.5g、還元剤として2−ブタノール100gを含有する溶液600g中に投入し、80℃で8時間還流した。PtRuの担持率は68質量%であった。TEM観察した結果、平均粒径は3.5nmであり、カーボン上に均一に分散していた。活性表面積の評価は、実施例1と同様の方法で行った。
Claims (4)
- 導電性カーボン担体に粒子間隔を制御した粒径0.1〜2.0nmの金属微粒子を生成させる第一担持工程と、該金属微粒子を核として、少なくともルテニウムを含む触媒金属を、ルテニウム化合物を含む金属化合物を還元剤により還元して成長させる第二担持工程を含む燃料電池用電極触媒の製造方法であって、
上記第二担持工程において、ルテニウム化合物として、下記式(A)
M2RuX6 …(A)
(式中、MはH,Li,Na,K及びNH4から選ばれる1種又は2種以上、XはCl,Br,I及びNO3から選ばれる1種又は2種以上である。)
で示されるルテニウム化合物を用い、還元剤として2−プロパノールを用いることを特徴とする燃料電池用電極触媒の製造方法。 - 上記ルテニウム化合物が、H2RuCl6であることを特徴とする請求項1記載の燃料電池用電極触媒の製造方法。
- 第二担持工程の還元温度が60〜80℃であることを特徴とする請求項1又は2記載の燃料電池用電極触媒の製造方法。
- 第二担持工程で成長させる金属が更に白金を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の燃料電池用電極触媒の製造方法。
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