JP5125621B2

JP5125621B2 - 広告配信システム及びその方法

Info

Publication number: JP5125621B2
Application number: JP2008054810A
Authority: JP
Inventors: 奈津実保坂
Original assignee: NEC Corp
Current assignee: NEC Corp
Priority date: 2008-03-05
Filing date: 2008-03-05
Publication date: 2013-01-23
Anticipated expiration: 2028-03-05
Also published as: JP2009210887A

Description

本発明は、購入履歴に基づいて内容変更可能な広告配信システム及びその方法に関する。

不特定多数が集まる場所での広告配信は、街頭ビジョン広告や電車内の車内広告、店内の広告用ディスプレイなどがある。

これらの受動的な広告配信は、周りに居る視聴者が広告に対する興味が無くても、配信内容はスケジュールに応じて決められた内容のものが繰り返し配信される。

設置場所の特性や通行する大衆の属性を分析することである程度の配信条件を絞ることはできるが、広告の視聴者が流動的であり広告による効果がわかりにくく、興味があっても見ることができない場合や、全く興味の無い視聴者への配信も避けることができない。

また、配信内容はあらかじめ決められているため、その場の状況や周囲の視聴者の属性等に応じて広告内容を変更するということが難しい。

興味の無い視聴者に対するしつこい配信は逆効果になり、視聴者に対してマイナスの印象を与える可能性もある。

そこで、広告表示を視聴者の属性によって操作する配信システムの一例が、特許文献１に記載されている。特許文献１の配信システムは、バックオフィスと街角広告システムで構成されており、バックオフィスは主に広告の課金処理を行い、実際の広告選択や視聴状況の収集を街角広告システムで行う。
特開２００７−２３５９９２号公報特開２００３−２５６７１３号公報

しかしながら、特許文献１に記載の技術は、視聴者の属性情報から広告配信条件を判断しているものの、その属性情報はカメラで撮影した映像に映っている人数や服装、歩行速度などから判断しており、その情報の正確性及び妥当性において問題があった。

又、特許文献２に記載の技術は、ユーザの移動体通信装置から収集した購買履歴に基づいて、広告を配信すべきユーザを抽出しているが、あくまでも個々のユーザの移動体通信装置に広告を配信するというプッシュ型広告にすぎない。そのため、当該広告に係る商業地域にユーザが居たとしても、その場で移動体通信装置を使用していなければ配信された広告は意味をなさず、商品を購入する直前の広告がもっとも効果を持つとされるリーセンシー効果は期待できないという問題があった。

本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、広告視聴者の属性を精度良く掌握して、リーセンシー効果が期待できる状態で広告を配信できる広告配信システム及びその方法を提供することを目的とする。

上述の課題を解決するため、本発明に係る広告配信システムは、広告を表示する複数の表示装置と、ユーザの携帯端末に蓄積された商品の購入履歴の情報を基に該ユーザ用の広告を選択し前記表示装置に配信する広告配信装置と、を有する広告配信システムであって、前記表示装置は、その近傍に存在するユーザの携帯端末から前記購入履歴を含む情報を受信し、該受信した情報を前記購入履歴及び該ユーザの所在を示すユーザ位置情報として前記広告配信装置に送信する第一の無線通信部を備え、前記広告配信装置は、前記表示装置との間で通信を行う第二の無線通信部と、広告のコンテンツを格納した広告リポジトリと、前記購入履歴を複数個解析し、前記購入履歴から広告として表示すべき商品を特定するための情報を抽出する購入履歴解析部と、前記購入履歴解析部が抽出した商品を特定するための情報に基づいて広告として表示する商品を選択し、該商品に係る広告のコンテンツを前記広告リポジトリから取得する広告情報作成部と、前記ユーザ位置情報を基に、前記ユーザが次に接近する表示装置を割り出すユーザ情報解析部と、を備え、前記第二の無線通信部は、前記広告情報作成部が取得した広告のコンテンツを、前記ユーザ情報解析部が割り出した表示装置に送信することを特徴とする。

上述の課題を解決するため、本発明に係る広告配信方法は、広告を表示する複数の表示装置と、ユーザの携帯端末に蓄積された商品の購入履歴の情報を基に該ユーザ用の広告を選択し前記表示装置に配信する広告配信装置と、を有する広告配信システムにおける広告配信方法であって、前記表示装置が、その近傍に存在するユーザの携帯端末から前記購入履歴を含む情報を受信し、該受信した情報を前記購入履歴及び該ユーザの所在を示すユーザ位置情報として前記広告配信装置に送信する手順と、前記広告配信装置が、前記表示装置から前記購入履歴及び前記ユーザ位置情報を受信する手順と、前記購入履歴を複数個解析し、前記購入履歴から広告として表示すべき商品を特定するための情報を抽出する手順と、前記抽出した商品を特定するための情報に基づいて広告として表示する商品を選択し、該商品に係る広告のコンテンツを、広告のコンテンツを格納した広告リポジトリから取得する手順と、前記ユーザ位置情報を基に、前記ユーザが次に接近する表示装置を割り出す手順と、前記広告リポジトリから取得した広告のコンテンツを、該割り出した表示装置に送信する手順と、を備えることを特徴とする。

本発明によれば、購入履歴解析部が購入履歴を複数個解析し、前記購入履歴から広告として表示すべき商品の情報を抽出し、広告情報作成部が購入履歴解析部が抽出した商品の情報から広告として表示する商品を選択し、該商品に係る広告を前記広告リポジトリから取得し、ユーザ情報解析部がユーザ位置情報を基に、このユーザが次に接近する表示装置を割り出すことにより、広告視聴者の属性を精度良く掌握して、リーセンシー効果が期待できる状態で広告を配信できる広告配信システム及びその方法を提供することができる。

［第１の実施の形態］
次に、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図１は、本発明の第１の実施の形態に係る構成図である。

この図１において、広告を表示装置２０に配信する広告配信装置１は、無線通信機能のための無線通信部２、ユーザの購入履歴を解析する購入履歴解析部３、広告配信装置１の機能を制御するための制御部７、ユーザの位置を割り出すユーザ情報解析部１２、所望の広告のコンテンツを広告リポジトリ８から取得する広告情報作成部９及び広告のデータを格納した広告リポジトリ８を有し、広告配信装置１は無線通信によって表示装置２０に繋がっている。

表示装置２０は、無線通信機能のための無線通信部２１、表示装置２０の機能を制御するための制御部２２、ユーザの位置情報及び購入履歴情報を取得する周辺情報取得部２３、広告等を表示する表示部２４及びユーザから取得した購入履歴情報を広告配信装置１に無線通信部２１を介して送信し、広告配信装置１から配信された広告を受け取る広告配信部２５を備える。

携帯端末３０は、情報を表示する表示部３１、ユーザが操作するためのキーなどを有する操作部３２、携帯端末３０の機能を制御するための制御部３３、無線通信機能のための無線通信部３４、情報を格納する記憶部３５及び商品購入の精算時等に金銭に係る情報をやりとりする非接触ＩＣＩ／Ｆ３７を備える。

広告配信装置1は、購入履歴解析部３に、複数履歴解析手段４、カテゴリ検索手段５及び購入履歴保存手段６を備え、広告情報作成部９は、広告選択手段１０及び商品情報テーブル１１を有する。又、ユーザ情報解析部１２は、位置情報解析手段１３及び行動履歴解析手段１４を有する。

広告配信装置１は、購入履歴保存手段６によって受信した購入履歴情報を保持し、複数購入履歴解析手段４は、購入履歴情報が複数ある場合、購入履歴情報の解析を行い、カテゴリ検索手段５は、購入履歴情報が複数ある場合、複数履歴解析手段４が購入履歴情報の解析を行った結果を基に、どの商品の分類（カテゴリ）を選択するか検索する。

又、広告配信装置１は、広告情報作成部９によって所望の広告を広告リポジトリ８から取得するが、その場合に、広告選択手段１０が商品情報テーブル１１から、ユーザの購入履歴情報に合致する商品を選択し、選択した商品に係る広告を広告リポジトリ８から取得する。

図２は、商品情報テーブル１１の一例である。図２に示すように、商品情報テーブル１１には、広告に係る店舗の商品の情報を記載してものであって、商品の分類であるカテゴリ、商品Ｎｏ、商品の場所、商品名及び広告配信における優先度が記録されている。優先度は店舗側で自由に設定することができ、ここでは売れ筋順に設定されているものとする。

又、広告配信装置１は、ユーザ情報解析部１２によってユーザの位置を割り出すが、その場合に、行動履歴解析手段１４は、ユーザの携帯端末３０からの電波を受信した表示装置２０から、その表示装置２０を特定する情報と、その表示装置２０が携帯端末３０からの電波を受信した時刻と、その表示装置２０が探知した携帯端末３０の移動方向と、を無線通信部２を介して取得し、それらの情報を解析して、そのユーザが次に接近する可能性がある表示装置２０を判定する。

次いで、位置解析手段１３によって、そのユーザが次に接近する可能性が最も高い表示装置２０の位置が決定され、広告がその表示装置２０に転送される。

ここで、表示装置２０が探知した携帯端末３０の移動方向は、表示装置２０の無線通信部２１が複数のアンテナによって検知した電波強度の差の時間的変化から判定するものとする。

携帯端末３０の記憶部３５は、購入履歴情報テーブル３６を有する。

ユーザは携帯端末３０を持ち、携帯端末３０の購入履歴情報テーブル３６には、商品を購入するたび購入情報が蓄積されていく。ここで、図３は、購入履歴情報テーブル３６の一例である。

図３に示すように、購入履歴情報テーブル３６には、商品の購入日時、商品Ｎｏ、商品名、商品の分類を示すカテゴリＮｏ、商品の購入場所及び商品を購入した店舗の店舗コードが記録されている。

表示装置２０の広告配信部２５は、広告要求・取得手段２６及び広告情報保存手段２７を有する。

ユーザが表示装置２０の付近を通ると、表示装置２０の周辺情報取得部２３は、ユーザの携帯端末３０に購入履歴情報テーブル３６として蓄積されている購入履歴情報を無線通信部２１を介して取得する。このときに、表示装置２０は、携帯端末３０からの電波を受信した時刻及びその表示装置２０が探知した携帯端末３０の移動方向に係る情報も取得する。

表示装置２０の広告要求・取得手段２６は表示すべき広告を広告配信装置１へ要求するが、その要求の際に、上述の購入履歴情報と、その表示装置２０を特定する情報と、その表示装置２０が携帯端末３０からの電波を受信した時刻と、その表示装置２０が探知した携帯端末３０の移動方向とを、広告配信装置１に無線通信部２１を介して送信する。

次に、図面を参照して本発明の第一の実施の形態の動作について詳細に説明する。

ここで図４は、デパート等の店舗内に設置された表示装置の一例を示す模式図である。

この図４において、ユーザがデパート（図３における店舗コード１２３４）の一階から二階へ動くエスカレータ４２の位置を通過する場面を想定する。エスカレータ４２の壁４１には、表示装置２０が複数設置されている。

ユーザの携帯端末３０の購入履歴情報テーブル３６には、図３のように、商品Noが２２及び２３の購入履歴が記録されている。

これらを前提に、図５に基づいて、本発明の第１の実施の形態の動作について説明する。ここで、図５は、本発明の第１の実施の形態がユーザの購入履歴情報を基に広告を表示する場合のフローチャートである。

ユーザが表示装置２０の付近を通過すると、表示装置２０の周辺情報取得部２３はユーザの位置情報を取得し（ステップＳ５０１）、次いで購入履歴情報を取得する（ステップＳ５０２）。

取得した位置情報及び購入履歴情報は、広告配信部２５の広告要求・取得手段２６によって無線通信部２１を介して広告配信装置１へ送信される（ステップＳ５０３）。

広告配信装置１は、購入履歴解析部３において、取得した購入履歴情報を解析する（ステップＳ５０４）。

次いで解析した結果を広告情報作成部９に渡す（ステップＳ５０５）。

広告情報作成部９は、解析結果に基づいて、広告リポジトリ８から広告のコンテンツを取り出して表示装置２０に転送し、表示装置２０はそのコンテンツを表示することによって（ステップＳ５０６）、ユーザの購入履歴情報を基に広告を表示する一連の処理は終了する。

ここで、図６は、上述のステップＳ５０４における購入履歴情報の検索に係る処理の詳細を示すフローチャートである。

まず、広告配信装置１は、集めた購入履歴情報を購入履歴保存手段６に保存し、購入履歴解析部３の複数履歴解析手段４によって、複数の購入履歴情報の解析を行う（ステップＳ６０１）。ここで、解析すべき購入履歴情報が複数なのは、図４において表示装置２０は、エスカレータに乗り合わせている複数のユーザの情報を同時に取得することになるからである。

次いで、カテゴリ検索手段５によって履歴のカテゴリを検索する（ステップＳ６０２）。この検索では、例えば、購入履歴に記載されている商品のうち、記載件数が多い順に広告として表示すべき商品を抽出してもよい。購入履歴情報が図３のような場合、この購入履歴情報ではユーザはこのデパートの一階でカテゴリNo１の商品を二つ購入しているので、このステップＳ６０２での検索により、カテゴリＮｏ１が選択される。

ステップＳ６０２での検索結果は、広告情報作成部９へ渡され、上述のように図５のステップＳ５０６の処理が行われる。

ここで、図７は、ステップＳ５０６における、商品を選択し、選択した商品に係る広告を取得する処理の詳細を示すフローチャートである。

まず、広告選択手段１０は、上述の検索結果に示されたカテゴリのうち、最も優先度が高い商品を商品情報テーブル１１から選択し、その商品に係る広告を広告リポジトリ８から取得する（ステップＳ７０１）。

ここで、商品情報テーブル１１が図２である場合、前述の検索結果に基づいてカテゴリＮｏ１が選択されるが、カテゴリＮｏ１の商品は図２中に複数存在するので、更にユーザの位置情報と商品情報テーブル１１に記載された優先度によって、商品を絞り込む。

前述のようにこの事例では、ユーザがエスカレータで二階へ向かっていることから、場所が二階で、カテゴリNoが１の中で、優先度が高いものを選択すると商品Noは２４になる。

続いて、広告情報作成部は、商品No２４の広告を広告サーバから取得する。取り出された広告は、ユーザ情報解析部１２の位置解析手段１３と行動履歴解析手段１４によって、該当するユーザの位置が解析され近くの表示装置の広告情報保存手段２７に転送される（ステップＳ７０２）。

その後、表示装置は、図５のステップＳ５０６に示したように、受け取った広告を表示する。

以上のように、ユーザの位置の周囲には自分の購入履歴に関連のある広告のみ配信され、さらに店舗側も売りたい商品の広告を配信することができる。
［第２の実施の形態］
次に、本発明の第２の実施の形態について説明する。第２の実施の形態は、エレベータと広告表示装置を連動させたものである。

エレベータの壁面に広告表示装置を設置し、無線通信によりエレベータ内にも広告が配信可能な状態を構築する。エレベータのボタンが押されると、押された階数が無線によって広告表示装置の周辺情報取得部へ送られる。広告情報作成部９は、ユーザがボタンを押した階とユーザの購入履歴とを連動させ、該当する階の商品情報テーブルから広告を選択する。乗客が複数の場合は、全員の購入履歴とボタンが押されている階の商品を総合して広告を判断し、現在位置から最も近い階のものから表示させる。

以上により、本発明の第１及び第２の実施の形態に係る発明によれば、その場にいるユーザの属性、購買状況によって最適な広告配信が選択できる。

又、店舗側の売りたい商品を優先度として付けられるため、ユーザの属性だけではなく店側の売りたい商品の情報を含ませることができ、ユーザを特定の商品に誘導できる。

更に、ユーザが近づいた時に広告表示が適切な商品の広告に切り替わるため、商品を配置されている周辺に広告表示装置を設置することで商品を購入する直前の広告がもっとも効果を持たすとされるリーセンシー効果を高めることが出来る。

電車などの車内モニター、ショッピングセンターやデパートのエスカレータ、エレベータ内の広告ディスプレイ、その他、街頭広告配信に利用できる。

本発明の第１の実施の形態に係る構成図である。本発明の第１の実施の形態に係る商品情報テーブルの一例である。本発明の第１の実施の形態に係る購入履歴情報テーブルの一例である。デパート等の店舗内に設置された表示装置の一例を示す模式図である。本発明の第１の実施の形態がユーザの購入履歴情報を基に広告を表示する場合のフローチャートである。購入履歴情報の検索に係る処理の詳細を示すフローチャートである。選択した商品に係る広告を取得する処理の詳細を示すフローチャートである。

符号の説明

１広告配信装置
２無線通信部
３購入履歴解析部
４複数履歴解析手段
５カテゴリ検索手段
６購入履歴保存手段
７制御部
８広告リポジトリ
９広告情報作成部
１０広告選択手段
１１商品情報テーブル
１２ユーザ情報解析部
１３位置解析手段
１４行動履歴解析手段
２０表示装置
２１無線通信部
２２制御部
２３周辺情報取得部
２４表示部
２５広告配信部
２６広告要求・取得手段
２７広告情報保存手段
３０携帯端末
３１表示部
３２操作部
３３制御部
３４無線通信部
３５記憶部
３６購入履歴情報テーブル
３７非接触ＩＣＩ／Ｆ
４１壁
４２エスカレータ

Claims

広告を表示する複数の表示装置と、ユーザの携帯端末に蓄積された商品の購入履歴の情報を基に該ユーザ用の広告を選択し前記表示装置に配信する広告配信装置と、を有する広告配信システムであって、
前記表示装置は、その近傍に存在するユーザの携帯端末から前記購入履歴を含む情報を受信し、該受信した情報を前記購入履歴及び該ユーザの所在を示すユーザ位置情報として前記広告配信装置に送信する第一の無線通信部を備え、
前記広告配信装置は、
前記表示装置との間で通信を行う第二の無線通信部と、
広告のコンテンツを格納した広告リポジトリと、
前記購入履歴を複数個解析し、前記購入履歴から広告として表示すべき商品を特定するための情報を抽出する購入履歴解析部と、
前記購入履歴解析部が抽出した商品を特定するための情報に基づいて広告として表示する商品を選択し、該商品に係る広告のコンテンツを前記広告リポジトリから取得する広告情報作成部と、
前記ユーザ位置情報を基に、前記ユーザが次に接近する表示装置を割り出すユーザ情報解析部と、
を備え、
前記第二の無線通信部は、前記広告情報作成部が取得した広告のコンテンツを、前記ユーザ情報解析部が割り出した表示装置に送信することを特徴とする広告配信システム。
前記購入履歴解析部は、前記購入履歴に記載されている商品のうち、記載件数が多い順に広告として表示すべき商品を特定するための情報を抽出することを特徴とする請求項１に記載の広告配信システム。
前記広告情報作成部は、広告に係る商品を特定するための情報として商品の分類であるカテゴリ、商品の番号、商品の場所、商品名及び広告配信における優先度を記載した商品情報テーブルを有し、
該商品情報テーブルを参照して、前記購入履歴解析部によって抽出された広告として表示すべき商品を特定するための情報に基づいて広告として表示する商品を選択することを特徴とする請求項１又は２に記載の広告配信システム。
前記表示装置は、複数のアンテナを備え、該複数のアンテナが検知した前記携帯端末からの電波強度の差の時間的変化から、前記携帯端末を有するユーザの移動方向を検出し、該検出した前記ユーザの移動方向と、前記携帯端末からの電波を受信した時刻と、前記表示装置を識別する情報と、を前記ユーザ位置情報とすることを特徴とする請求項１乃至３のいずれか１項に記載の広告配信システム。
広告を表示する複数の表示装置と、ユーザの携帯端末に蓄積された商品の購入履歴の情報を基に該ユーザ用の広告を選択し前記表示装置に配信する広告配信装置と、を有する広告配信システムにおける広告配信方法であって、
前記表示装置が、その近傍に存在するユーザの携帯端末から前記購入履歴を含む情報を受信し、該受信した情報を前記購入履歴及び該ユーザの所在を示すユーザ位置情報として前記広告配信装置に送信する手順と、
前記広告配信装置が、
前記表示装置から前記購入履歴及び前記ユーザ位置情報を受信する手順と、
前記購入履歴を複数個解析し、前記購入履歴から広告として表示すべき商品を特定するための情報を抽出する手順と、
前記抽出した商品を特定するための情報に基づいて広告として表示する商品を選択し、該商品に係る広告のコンテンツを、広告のコンテンツを格納した広告リポジトリから取得する手順と、
前記ユーザ位置情報を基に、前記ユーザが次に接近する表示装置を割り出す手順と、
前記広告リポジトリから取得した広告のコンテンツを、該割り出した表示装置に送信する手順と、
を備えることを特徴とする広告配信方法。
前記購入履歴から広告として表示すべき商品を特定するための情報を抽出する手順において、前記購入履歴に記載されている商品のうち、記載件数が多い順に抽出することを特徴とする請求項５に記載の広告配信方法。
前記広告配信装置は、広告に係る商品を特定するための情報として商品の分類であるカテゴリ、商品の番号、商品の場所、商品名及び広告配信における優先度を記載した商品情報テーブルを有し、
前記抽出した商品を特定するための情報に基づいて広告として表示する商品を選択する場合には、前記商品情報テーブルを参照することを特徴とする請求項５又は６に記載の広告配信方法。
前記表示装置は、複数のアンテナを備え、前記表示装置が、その近傍に存在するユーザの携帯端末から情報を受信し、該受信した情報を該ユーザの所在を示すユーザ位置情報として前記広告配信装置に送信する手順において、前記表示装置の複数のアンテナが検知した前記携帯端末からの電波強度の差の時間的変化から、前記携帯端末を有するユーザの移動方向を検出し、かつ、該検出した前記ユーザの移動方向と、前記携帯端末からの電波を受信した時刻と、前記表示装置を識別する情報と、を前記ユーザ位置情報とすることを特徴とする請求項５乃至７のいずれか１項に記載の広告配信方法。