JP5124953B2 - バイポーラ電池、組電池およびこれらを搭載した車両 - Google Patents

バイポーラ電池、組電池およびこれらを搭載した車両 Download PDF

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Description

本発明は、バイポーラ電池、組電池およびこれらを搭載した車両に関する。
近年、車両等の電源として、小型で高エネルギー密度を有するバイポーラ電池が知られている。バイポーラ電池は、集電体の片面に正極活物質層が反対面に負極活物質層がそれぞれ形成されてなるバイポーラ電極と、電解質層とが交互に積層されてなる。このようなバイポーラ電池では、集電体同士が電気的に接続されてしまうと短絡してしまうので、集電体間に絶縁部材を挿入している(たとえば、特許文献1参照)。
特開2005−310402号公報
しかし、上記のようなバイポーラ電池では、絶縁部材の挿入が必要な分だけ工数が多くなり、また、電池の構造が複雑になってしまう。さらに、絶縁部材の挿入分だけ、重量が重くなってしまう。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、絶縁部材を省略して、電池の製造工程および構造を簡略化でき、さらに、軽量化できるバイポーラ電池、組電池およびこれらを搭載した車両を提供することを目的とする。
本発明のバイポーラ電池は、略厚み方向にのみ電流を流すように、厚み方向の導電性が面方向の導電性よりも高い集電体と、前記集電体の一方の面に電気的に接続される正極活物質層と、前記集電体の他方の面に電気的に接続される負極活物質層と、前記集電体、前記正極活物質層および前記負極活物質層からなるバイポーラ電極と交互に積層される電解質層と、を有する。
本発明のバイポーラ電池によれば、集電体の厚み方向の導電性が面方向の導電性よりも高く、略厚み方向にのみ電流が流れる。すなわち、面方向に電流が流れず、または、ほとんど流れない。したがって、正極活物質層、電解質層および負極活物質層からなる単電池層と接触していない端部において集電体同士が接触しても、該端部には電流が流れておらず、短絡が生じない。したがって、集電体の端部同士の接触を防止するために絶縁部材を配置する必要がなくなる。結果として、バイポーラ電池の組立工程を簡略化でき、さらに出来上がりの構造を簡略化できる。絶縁部材の分だけ、バイポーラ電池を軽量化できる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
(第1実施形態)
図1はバイポーラ電池の斜視図、図2は図1の2−2線に沿った断面図である。
図1および図2に示すように、バイポーラ電池10は扁平型の本体から、正極タブ30aおよび負極タブ30bが引き出されている。
バイポーラ電池10は、図2に示すように、両端部以外の集電体11の両面中央に正極活物質層12と負極活物質層13が形成されており、この集電体11の正極活物質層12と負極活物質層13との間に電解質層14を挟んで単電池層15を構成し、この単電池層15が同じ順番で複数積層された構造を持つ。集電体11の片面に正極活物質層12が形成され、他面に負極活物質層13が形成されたものをバイポーラ電極16という。なお、両端部にある集電体(端部集電体17と称する)は、このバイポーラ電池10全体の電極30aまたは電極30bと接続される。
集電体11を挟んで正極活物質層12と負極活物質層13を設けた構成をバイポーラ電極という。
電解質層14は、イオン伝導性を有する高分子であれば、特に限定されるものではない。本実施形態では、電解質層14には、全固体電解質を用いるものとする。電解質層14は、正極活物質層12または負極活物質層13との接触していない非接触範囲(図2に両矢印で示す範囲A参照)における厚み方向および面方向の抵抗値が1×10Ω以上である。この程度の抵抗値があれば、バイポーラ電池の端部の構造として絶縁性が確保される。なお、範囲Aに全固体電解質とは異なる部材を配置してもよい。
以上の電解質層14とバイポーラ電極16とが交互に積層され、電池要素20が形成されている。
電池要素20には、電流を引き出すための電極タブ30a、bが接続されている。電極タブ30aは、電池要素20の正極側に接続され、電極タブ30bは、負極側に接続されている。電極タブ30a、bは、図3に示すように、外装40から引き出されている。電極タブ30a、bは、電池要素20の端部集電体17を介して、正極活物質層12または負極活物質層13の投影面の全てを覆うように、それぞれ、端部集電体17に取り付けられている。
外装40は、2枚のラミネートシート41により形成されている。ラミネートシート41は、アルミニウム層の両面が樹脂層で被覆された三層構造を有する。少なくとも一方のラミネートシート41は、電池要素20を内包する空間を設けるために、中高状に加工されている。ラミネートシート41の縁は、熱融着等により接着される。これにより、外装40内部に、電池要素20が密閉される。
なお、本発明のバイポーラ電池の構成は、特に説明したものを除き、一般的なリチウムイオン二次電池に用いられている公知の材料を用いればよく、特に限定されるものではない。
本実施形態のバイポーラ電池10は、上記構成において、特に集電体11に特徴を有する。集電体11について、詳細に説明する。
(集電体)
(集電体の材料)
本実施形態では、集電体11に、異方性導電材料を用いている。集電体11は、略厚み方向にのみ電流を流すように、厚み方向の導電性が面方向の導電性よりも高く形成されている。すなわち、集電体11は、面方向に電流を流さない、または、ほとんど流さない。集電体11を構成する材料は次の通りである。
集電体11は、非導電性の高分子材料と導電性の導電性粒子(導電性フィラーともいう)とで構成されている。
高分子材料は、たとえば、ポリプロピレンまたはポリエチレンなどのポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート(PET)またはポリエチレンナフタレート(PEN)などのポリエステル、ポリイミド、ポリアミド、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、エポキシ樹脂、および合成ゴム材料、またはその混合物である。
導電性粒子は、導電性を有する材料から選択される。また、導電性粒子は、印加される正極電位および負極電位に耐えうる材料から選択される。具体的には、アルミニウム粒子、SUS粒子、カーボン粒子、銀粒子、金粒子、銅粒子、チタン粒子などが挙げられるが、これらに限定されるわけではない。合金粒子が用いられてもよい。導電性粒子は、前述の形態に限られず、カーボンナノチューブなどを用いることもでき、いわゆるフィラー系導電性樹脂組成物として実用化されているものを用いることができる。
集電体における導電性粒子の分布は、均一ではなくてもよく、集電体内部で粒子の分布が変化していてもよい。複数の導電性粒子が用いられ、集電体内部で導電性粒子の分布が変化してもよく、例えば、正極に接する部分と負極に接する部分とで、好ましい導電性粒子を使い分けてもよい。正極側に用いる導電性粒子としては、アルミニウム粒子、SUS粒子、およびカーボン粒子が好ましく、カーボン粒子が特に好ましい。負極に用いる導電性粒子としては、銀粒子、金粒子、銅粒子、チタン粒子、SUS粒子、およびカーボン粒子が好ましく、カーボン粒子が特に好ましい。カーボンブラックやグラファイトなどのカーボン粒子は電位窓が非常に広く、正極電位および負極電位の双方に対して幅広い範囲で安定であり、さらに導電性に優れている。また、カーボン粒子は非常に軽量なため、質量の増加が最小限になる。さらに、カーボン粒子は、電極の導電助剤として用いられることが多いため、これらの導電助剤と接触しても、同材料であるがゆえに接触抵抗が非常に低くなる。
(集電体の作成手順)
図3は集電体中の電流の流れを示す図である。
集電体11は、異方性を実現するために、次の工程を経て形成されている。上記高分子材料内部にランダムに導電性粒子を配合したものを、熱圧着加工により厚み方向に圧縮する。厚さ方向に圧縮された分、厚み方向の導電性粒子の分布が密になり、一方、面方向の導電性粒子の分布は変わらない。したがって、導電性粒子同士は厚み方向に接続され、一方で、面方向には接続されない。この結果、図3に矢印で示すように、集電体11は、厚み方向には電流を流し、面方向には電流を流さない。集電体11には、予め上記工程により形成された異方導電フィルム(日立化成工業株式会社製)、異方性導電フィルム(株式会社フジクラ製)などを用いることができる。
なお、集電体11は、予め圧縮されており、バイポーラ電極15を形成する際に正極活物質層12および負極活物質層13と共にさらに加圧されてもよい。または、集電体11として、加圧により異方性を実現する感圧性膜を用いてもよい。この場合、集電体11は、バイポーラ電極15を作製する際に加圧されて、初めて異方性を発現する。
(集電体の抵抗値)
次に集電体11の抵抗値は、様々な側面から定義できる。
図4は導電性粒子の添加量と集電体の面方向または厚み方向の抵抗値との関係を示す折れ線図、図5は導電性粒子の添加量と集電体の面方向または厚み方向の抵抗値との関係を示す図である。
(定義1)
定義1:厚み方向に電流が流れ、面方向には電流が流れない(ほとんど流れない)異方性を集電体11に実現できるように、導電性粒子の添加量を決定する。面方向の体積抵抗値が厚み方向の体積抵抗値の1000倍以上となるように、導電性粒子を添加することが好ましい。
集電体11の抵抗値は、厚み方向の抵抗値と、面方向の抵抗値に分けることができる。厚み方向と面方向の抵抗値は、集電体11中に混入する導電性粒子の割合によって変化する。
定義1を満たす導電性粒子の添加量は実験的に求めることができる。集電体11中に混入する導電性粒子の体積%を変えつつ、厚さ方向に加圧してできた集電体11の面方向および厚み方向の抵抗値を測定する。すると、図4および図5に示すような結果が得られた。図4では横軸に導電性粒子の添加量(体積%)、縦軸に体積抵抗値(Ω・cm)を示している。
導電性粒子の添加量が1〜5体積%では、面方向および厚み方向の体積抵抗値はいずれも約1×1010Ω・cmで非常に高かった。これは導電性粒子の混入量が少なく、厚さ方向に圧縮しても、厚さ方向の導電性粒子同士が接続せずに、厚さ方向の絶縁性が維持されているからである。
導電性粒子の添加量を5体積%より大きくすると、6体積%のときには、厚み方向の抵抗値は2.00×10−2Ω・cmとなった。一方、導電性粒子の添加量が6体積%のときの面方向の抵抗値は1.00×1010Ω・cmと非常に高く、1012倍以上も厚み方向の抵抗値より高かった。導電性粒子の添加量が10体積%程度までは、集電体11の厚み方向の抵抗が非常に小さく、面方向の抵抗が非常に高かった。すなわち、集電体11は、厚み方向にのみ電流を流す異方性を有していた。
さらに、導電性粒子の添加量を10体積%より大きくすると、11体積%のときには、面方向の抵抗値は、1.00×10Ω・cmとなり、急激に小さくなった。したがって、面方向にも電流が流れやすくなり、厚み方向にのみ電流を流すという集電体11の異方性が弱くなった。
以上の実験結果に基づくと、集電体11に厚み方向にだけ電流を流すという異方性を発揮するためには、図4に両方向矢印で示す範囲の導電性粒子を添加すれば良い。ただし、導電性粒子の最適な添加量は、集電体11を形成する際の厚み方向の圧縮率によっても変化することに留意する。
(定義2)
定義2:全集電体11の厚み方向の抵抗値の合計は、バイポーラ電池10内の全単電池層15の内部抵抗の合計に対して、1/100以下である。
各集電体11を構成する高分子材料内部および導電性粒子の絶対量を調整して、定義2を満たすように、全集電体11の厚み方向の抵抗値の合計を調整できる。なお、バイポーラ電池の抵抗値は、放電を行う際に測定できる。この場合、放電深度(DOD)50%程度の充電量から1C程度で放電を行い、5秒程度後の電圧降下分から電池の抵抗を求める。
(定義3)
定義3:集電体11の厚み方向の体積抵抗率は、10−4Ω・cm〜10Ω・cmである。
体積抵抗率が定義3の範囲内であれば、問題なくバイポーラ電池の集電体として使用できる。
(効果)
上記本実施形態のバイポーラ電池10の効果について説明する。
以上のように、本実施形態のバイポーラ電池10では、集電体11は、略厚み方向にのみ電流を流すという異方性を有する。バイポーラ電池内において、ほとんどの電流は、集電体11の厚み方向にのみ流れる。すなわち、電流は、集電体11の面方向に流れない、またはほとんど流れない。したがって、集電体11が単電池層15と接触していない端部において他の集電体11と接触しても、該端部には電流が流れておらず、短絡が生じない。したがって、集電体11の端部同士の接触を防止するために従来配置していた絶縁部材を配置する必要がなくなる。結果として、バイポーラ電池の組立工程を簡略化でき、さらに出来上がりの構造を簡略化できる。絶縁部材の分だけ、バイポーラ電池を軽量化できる。
また、面方向の体積抵抗値が厚み方向の体積抵抗値の1000倍以上となるように導電性粒子の添加量が決定されている。したがって、集電体11端部へ電流が流れることを防止でき、自己放電を防止できる。
また、全集電体11の厚み方向の抵抗値の合計は、バイポーラ電池10の内部抵抗に対して、1/100以下である。したがって、集電体11の厚み方向の抵抗がバイポーラ電池10の高出力を阻害しない。全集電体11の厚み方向の抵抗値は、低いほど好ましいが、絶縁性の高分子材料を含む集電体11の物性から、全集電体11の厚み方向の抵抗値の合計を、バイポーラ電池10の内部抵抗に対して、1/100000000とするのが限界である。
集電体11の厚み方向の体積抵抗率は、10−4Ω・cm〜10Ω・cmである。この範囲であれば、バイポーラ電池10の集電体として使用できる。
集電体11は、高分子材料と導電性粒子とを混合して形成されている。高分子材料は金属箔に比べて柔軟性があるので設計の自由度が高く、電気化学的に正極、負極電位に耐えうるように容易に設計でき、また、電極の保持性を高められる。
集電体11を構成する高分子材料として、高分子材料は、たとえば、ポリプロピレンまたはポリエチレンなどのポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート(PET)またはポリエチレンナフタレート(PEN)などのポリエステル、ポリイミド、ポリアミド、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、エポキシ樹脂、および合成ゴム材料、またはその混合物を用いている。これらの材料を用いれば、電位窓が非常に広く、正極電位、負極電位の双方に安定である。さらに、これらの材料は、軽量であるため、電池の軽量化が可能である。
加圧により異方性を発現する集電体11は、正極活物質層12および負極活物質層13と共に、加熱プレスされて厚み方向に圧縮されて、バイポーラ電極16を構成する。圧縮により導電性粒子の厚み方向の密度がより高まるので、集電体11は、厚み方向にのみ電流を通す異方性をより発揮できる。また、集電体11を、正極活物質層12および負極活物質層13と共にプレスする場合、正極活物質層12および負極活物質層13と接触していない集電体11の端部は圧縮されない。したがって、集電体11の端部における体積抵抗率は、正極活物質層12および負極活物質層13が塗布されている部分よりも高くできる。集電体11の端部の抵抗が高いので、集電体11の端部同士の接触による短絡をより確実に防止できる。
電極タブ30a、bは、電池要素20の端部集電体17を介して、正極活物質層12または負極活物質層13の投影面の全てを覆うように、それぞれ、端部集電体17に取り付けられている。したがって、電池要素20から電極タブ30a、bに電流を取り出す部分を低抵抗化できる。
電解質層14は、全固体電解質により形成されている。したがって、電解質の流動性がないので、電解質の流出を防止するためのシール構造が必要ではなく、バイポーラ電池の構成を簡易にできる。
(変形例)
次に上記実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態では、電解質層14を全固体電解質により形成している。しかし、電解質層14を、セパレータにゲル電解質を保持させて形成することもできる。ここで、セパレータは、たとえば、ポリエステル系樹脂、アラミド系樹脂およびポリオレフィン系樹脂からなる群から、単独もしくは複合で選ばれてなる樹脂で形成されたポリマー骨格である。この場合、ゲル電解質は若干の流動性があるため、バイポーラ電池10の構成を変形する必要がある。
図6は、バイポーラ電池の変形例を示す図である。
図6に示す変形例では、集電体11、17を端部において融着し一体にしている。集電体11、17の端部同士を融着することによって、単電池層15ごとに密閉される。したがって、ゲル電解質層14’のゲル電解質が密閉され、他の単電池層15のゲル電解質と接触することがない。このように、単電池層15ごとに密閉できるので、ゲル電解質層14’もバイポーラ電池に適用できる。
また、集電体11については、上述の通り、面方向に導電性を有しないので、集電体11、17同士を端部で接続しても、該端部において電流が流れることはない。短絡することがないので、短絡に対して絶縁部材を設ける必要がない。
(第2実施形態)
第2実施形態では、上記第1実施形態のバイポーラ電池を複数個、並列および/または直列に接続して、組電池を構成する。
図7は組電池を示す三面図である。
図7に示すように組電池70は、たとえば、複数の電池モジュール71の正極ターミナル72および負極ターミナル73がそれぞれバスバー74により接続されてなる。すなわち、電池モジュール71が相互に並列接続されている。
電池モジュール71のケース内には、図示しないが、上述のバイポーラ電池10が複数個積層された状態で収納され、直列接続されている。バイポーラ電池70を複数個接続する方法として、超音波溶接、熱溶接、レーザー溶接、リベット、かしめ、電子ビームなどを用いることができる。このような接続方法をとることで、長期的信頼性のある組電池70を製造することができる。
組電池70によれば、前述した第1実施形態に係るバイポーラ電池10を用いて組電池化することで、高容量、高出力と得ることができ、しかも一つひとつの電池の信頼性が高いため、組電池としての長期的信頼性を向上させることができる。
なお、組電池としてのバイポーラ電池10の接続は、複数個全て並列に接続してもよいし、また、バイポーラ電池10を複数個全て直列に接続してもよく、さらに、直列接続と並列接続とを組み合わせても良い。
(第3実施形態)
第3実施形態では、上記第1実施形態のバイポーラ電池10または第2実施形態の組電池70を駆動用電源として搭載して、車両を構成する。バイポーラ電池10または組電池70をモータ用電源として用いる車両としては、たとえば電気自動車、ハイブリッド自動車など、車輪をモータによって駆動している自動車がある。
参考までに、図8に、組電池70を搭載する自動車80の概略図を示す。自動車に搭載される組電池70は、上記説明した特性を有する。このため、組電池70を搭載してなる自動車は高い耐久性を有し、長期間に渡って使用した後であっても充分な出力を提供しうる。
(実施例)
本発明の効果を、以下の実施例および比較例を用いて説明する。ただし、本発明の技術的範囲が以下の実施例のみに制限されるわけではない。
(実施例1)
1.集電体の準備
導電性粒子としてカーボン微粒子(平均粒径0.8μm;70体積% 既製品のため推定)、高分子材料としてポリプロピレン(30体積% 既製品のため推定)とを含む厚さ20μmの集電体を用意した。厚み方向の体積抵抗率は1×10−2Ω・cm、面方向の体積抵抗率は1×10Ω・cmであった。
2.正極活物質層の作製
正極活物質としてLiMn(85wt%)、導電助剤としてアセチレンブラック(5wt%)、バインダーとしてポリフッ化ビニリデン(PVDF;10wt%)、スラリー粘度調整溶媒としてN−メチルピロリドン(NMP;微量)を混合して、正極スラリーを調製した。
集電体の片面に正極スラリーを塗布し、100℃で加熱して乾燥することで正極を得た。
3.負極活物質層の作製
負極活物質としてLiTi12(85wt%)、導電助剤としてアセチレンブラック(5wt%)、イオン伝導性高分子としてPEO(10wt%)、スラリー粘度調整溶媒としてNMP(微量)を混合して、負極スラリーを調製した。
片面に正極が形成された集電体の反対面に負極スラリーを塗布し、100℃で加熱して乾燥することで負極を得た。
その後、電解液としてプロピレンカーボネート(PC):エチレンカーボネート(EC)=1:1(質量比)の溶媒にリチウム塩として1MのLiPFを溶解したもの(90wt%)、ポストポリマーとしてHFPコポリマーを10%含むPVdF−HFP(10wt%)、粘度調整溶媒としてジメチルカーボネート(DMC)を混合して、ゲル電解質を作製し、正極面、負極面に塗工、さらにDMCを乾燥させることでゲル電解質を染み込ませた。
手順2、3により集電体の両側に正極活物質層および負極活物質層が形成して、バイポーラ電極を完成した。できたバイポーラ電極は、140×90mmに切断し、電極の周囲10mmには、正極活物質層および負極活物質層が塗布していないものを作製した。これにより、中央の120×70mmの範囲には正極活物質層および負極活物質層が塗布され、外周から内側10mmの範囲には未塗布部ができてバイポーラ電極を作製した。
4.ゲル電解質層の作製
電解液としてプロピレンカーボネート(PC):エチレンカーボネート(EC)=1:1(質量比)の溶媒にリチウム塩として1MのLiPFを溶解したもの(90wt%)、ポストポリマーとしてHFPコポリマーを10%含むPVdF−HFP(10wt%)、粘度調整溶媒としてジメチルカーボネート(DMC)を混合して、ゲル電解質を作製した。
ポリプロピレン製の多孔質フィルムセパレータ20μmの両面に、上記ゲル電解質材料を塗布し、DMCを乾燥させることでゲル電解質層を得た。このゲル電解質層を130×80mmに切断しゲル電解質層を完成した。
5.バイポーラ電池の作製
バイポーラ電極を、ゲル電解質層を挟んで、正極活物質層と負極活物質層とが向かい合うようにして5層分積層して、電池要素を形成した。バイポーラ電極の周囲に形成された未塗布部のうち外周から5mmの範囲を重ねて、上下から圧力0.2MPa、200℃の条件で5秒間だけ加熱プレスし、周囲を溶着して、各層をシールした(図6参照)。
大きさ130mm×80mmで厚さ100μmのアルミニウム板からなる2枚の強電端子により、電池要素の最外層の正極活物質層および負極活物質層の投影面全体を覆うように挟み込んだ。そして、アルミラミネートで電池要素を真空密閉しつつ、強電端子の一部を外部に引き出した。電池要素を大気圧により加圧することにより、強電端子および電池要素間の接触が高められたバイポーラ電池を完成した。
(実施例2)
上記実施例1の手順と略同様に、実施例2のバイポーラ電池を作製した。ただし、実施例2では、実施例1の手順1とは異なる異方性を有する集電体を用いた。
実施例2では、用意した集電体は、厚み方向の体積抵抗率が1×10−2Ω・cm、面方向の体積抵抗率が1×10Ω・cmであった。
(実施例3)
上記実施例1の手順と略同様に、実施例3のバイポーラ電池を作製した。ただし、実施例3では、実施例1の手順1とは異なる異方性を有する集電体を用いた。
実施例3では、用意した集電体は、厚み方向の体積抵抗率が1×10−2Ω・cm、面方向の体積抵抗率が1×10Ω・cmであった。
(実施例4)
上記実施例1の手順と略同様に、実施例4のバイポーラ電池を作製した。ただし、実施例4では、実施例1の手順1とは異なる異方性を有する集電体を用いた。
実施例4では、用意した集電体は、厚み方向の体積抵抗率が1×10−2Ω・cm、面方向の体積抵抗率が1×10Ω・cmであった。
(実施例5)
上記実施例1の手順と略同様に、実施例5のバイポーラ電池を作製した。ただし、実施例5では、実施例1の手順1とは異なる異方性を有する集電体を用いた。
実施例5では、用意した集電体は、厚み方向の体積抵抗率が1×10−2Ω・cm、面方向の体積抵抗率が1×10Ω・cmであった。
(実施例6)
上記実施例1の手順と略同様に、実施例6のバイポーラ電池を作製した。ただし、実施例6では、実施例1の手順1とは異なる異方性を有する集電体を用いた。
実施例6では、用意した集電体は、厚み方向の体積抵抗率が1×10−2Ω・cm、面方向の体積抵抗率が1Ω・cmであった。
(実施例7)
上記実施例1の手順と略同様に、実施例7のバイポーラ電池を作製した。ただし、実施例7では、実施例1の手順1とは異なり、高分子材料としてゴム材料を含む厚さ20μmの集電体を用意した。さらに、実施例1の手順3に加えて、形成したバイポーラ電極を170℃下で、電極活物質層が集電体を突き破らない程度に、厚み方向に加圧ロールプレスした。これにより、集電体が厚み方向にのみ導電性を有する異方性を有するようになった。
(実施例8)
1.集電体の準備
導電性粒子としてカーボン微粒子(平均粒径0.8μm;70体積% 既製品のため推定)、高分子材料としてポリプロピレン(30体積% 既製品のため推定)とを含む厚さ20μmの集電体を用意した。厚み方向の体積抵抗率は1×10−2Ω・cm、面方向の体積抵抗率は1×10Ω・cmであった。
2.正極活物質層の作製
正極活物質としてLiMn(22wt%)、導電助剤としてアセチレンブラック(6wt%)、イオン伝導性高分子としてポリエチレンオキシド(PEO;18wt%)、支持塩としてLi(CSON(9wt%)、スラリー粘度調整溶媒としてN−メチルピロリドン(NMP;45wt%)、重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル(AIBN;微量)を混合して、正極スラリーを調製した。
集電体の片面に正極スラリーを塗布し、110℃で4時間加熱して熱重合を進行させて、硬化させ、正極を得た。
3.負極活物質層の作製
負極活物質としてLiTi12(14wt%)、導電助剤としてアセチレンブラック(4wt%)、イオン伝導性高分子としてPEO(20wt%)、支持塩としてLi(CSON(11wt%)、スラリー粘度調整溶媒としてNMP(51wt%)、重合開始剤としてAIBN(微量)を混合して、負極スラリーを調製した。
片面に正極が形成された集電体の反対面に負極スラリーを塗布し、110℃で4時間加熱して熱重合を進行させて、硬化させ、負極を得た。
手順2、3により集電体の両側に正極活物質層および負極活物質層が形成して、バイポーラ電極を完成した。できたバイポーラ電極は、140×90mmに切断し、電極の周囲10mmには、正極活物質層および負極活物質層が塗布していないものを作製した。これにより、中央の120×70mmの範囲には正極活物質層および負極活物質層が塗布され、外周から内側10mmの範囲には未塗布部ができてバイポーラ電極を作製した。
4.全固体電解質層の作製
イオン伝導性高分子としてPEO(64.5wt%)、支持塩としてLi(CSON(35.5wt%)を準備し、粘度調製溶媒としてアセトニトリルを用い、電解質スラリーを調製した。
50μmのギャップを挟んだガラス板の間に電解質スラリーを流し込み、乾燥させることで40μmの電解質層を作製した。この固体電解質を130×80mmに切断し固体電解質層を作製した。
5.バイポーラ電池の作製
バイポーラ電極を、全個体電解質層を挟んで、正極活物質層と負極活物質層とが向かい合うようにして5層分積層して、電池要素を形成した。
大きさ130mm×80mmで厚さ100μmのアルミニウム板からなる2枚の強電端子により、電池要素の最外層の正極活物質層および負極活物質層の投影面全体を覆うように挟み込んだ。そして、アルミラミネートで電池要素を真空密閉しつつ、強電端子の一部を外部に引き出した。電池要素を大気圧により加圧することにより、強電端子および電池要素間の接触が高められたバイポーラ電池を完成した。
(比較例1)
上記実施例1の手順と略同様に、比較例1のバイポーラ電池を作製した。ただし、比較例1では、実施例1の手順1とは異なる集電体を用いた。
比較例1では、集電体として、異方性を有さない厚さ20μmのSUS箔を用いた。
(比較例2)
上記実施例8の手順と略同様に、比較例2のバイポーラ電池を作製した。ただし、比較例2では、実施例8の手順1とは異なる集電体を用いた。
比較例2では、集電体として、異方性を有さない厚さ20μmのSUS箔を用いた。
(ゲル電解質を用いたバイポーラ電池の評価)
実施例1〜7および比較例1それぞれの電池で充放電試験を行った。実験は0.5mAの電流で12.5Vまで定電流充電(CC)し、その後定電圧で充電(CV)し、あわせて10時間充電した。
(評価結果1)
比較例1のバイポーラ電池では、充電がされず、電流を流しても電圧は上がらなかった。一方、実施例1〜7については、充電が完了した。この結果から、実施例1〜7では、集電体が端部において相互に接触しているにも関わらず、集電体が異方性を有しているので、短絡が起きず、好適に充電が行われたことがわかる。したがって、集電体間に絶縁部材を配置する必要がないことがわかった。
(評価結果2)
次に、満充電の電池を1ヶ月放置し、その後の電圧を測定した。測定結果は、図9に示す通りである。図9は、各バイポーラ電池を充電して1ヶ月後の電圧を示す図である。
図9に示すように、集電体の面方向の厚み方向の体積抵抗率が厚み方向の体積抵抗率の1000倍以上である実施例1〜5、7に対して、1000倍以下である実施例6の電圧が大きく低下していた。したがって、バイポーラ電池に用いる集電体の異方性は、面方向の体積抵抗率が厚み方向の体積抵抗率に対して1000倍以上あればよりよいことがわかる。
(評価結果3)
その後、1mA程度で5秒間放電を行い、そのときの電圧から電池の内部抵抗を計測し、実施例1を100%としたときの実施例3〜7の抵抗値を計測した。計測結果は、図10に示す通りである。図10は、実施例1のバイポーラ電池の内部抵抗を100%として、他の各バイポーラ電池の内部抵抗の割合を示す図である。
図10に示す通り、実施例1〜6のバイポーラ電池の内部抵抗が100%前後であるのに対し、実施例7のバイポーラ電池の内部抵抗が82%と低く、好適であることがわかった。したがって、実施例7のように、バイポーラ電池の集電体として加圧に応じて異方性を発現する膜を用い、集電体と共に活物質層を加熱プレスしてバイポーラ電極を形成することが好ましいことがわかった。
(固体電解質を用いたバイポーラ電池の評価)
実施例8および比較例2それぞれの電池で充放電試験を行った。実験は0.1mAの電流で12.5Vまで定電流充電(CC)し、その後定電圧で充電(CV)し、あわせて10時間充電した。
比較例2のバイポーラ電池では充電がされず、電流を流しても電圧は上がらなかった。一方、実施例8のバイポーラ電池では、充電が完了した。
この結果から、図2に示すように、集電体の端部が自由になっていて、集電体同士が端部で接触しうるバイポーラ電池であっても、集電体の異方性により、短絡が発生しないことがわかった。すなわち、絶縁材料が必要ではないことがわかった。
また、全固体電解質を用いることによって、図6に示すようなシール構造が不要であり、構造がより簡略化できることがわかった。
バイポーラ電池の斜視図である。 図1の2−2線に沿った断面図である。 集電体中の電流の流れを示す図である。 導電性粒子の添加量と集電体の面方向または厚み方向の抵抗値との関係を示す折れ線図である。 導電性粒子の添加量と集電体の面方向または厚み方向の抵抗値との関係を示す図である。 バイポーラ電池の変形例を示す図である。 組電池を示す三面図である。 組電池を搭載する自動車の概略図である。 各バイポーラ電池を充電して1ヶ月後の電圧を示す図である。 実施例1のバイポーラ電池の内部抵抗を100%として、他の各バイポーラ電池の内部抵抗の割合を示す図である。
符号の説明
10…バイポーラ電池、
11…集電体、
12…正極活物質層、
13…負極活物質層、
14…電解質層、
14’…ゲル電解質層、
15…単電池層、
16…バイポーラ電極、
17…端部集電体、
20…電池要素、
30a、30b…電極、
40…外装、
41…ラミネートシート、
70…組電池、
80…自動車。

Claims (8)

  1. 面方向の体積抵抗率が厚み方向の体積抵抗率に対して1000倍以上である集電体と、
    前記集電体の一方の面に電気的に接続される正極活物質層と、
    前記集電体の他方の面に電気的に接続される負極活物質層と、
    前記集電体、前記正極活物質層および前記負極活物質層からなるバイポーラ電極と交互に積層される電解質層と、
    を有するバイポーラ電池。
  2. 前記集電体の厚み方向の抵抗値の合計は、全体の内部抵抗に対して、1/100以下である請求項1に記載のバイポーラ電池。
  3. 前記集電体の端部同士が融着されている請求項1または請求項2に記載のバイポーラ電池。
  4. 前記集電体の厚み方向の体積抵抗率は、10−4〜10Ω・cmの範囲内である請求項1〜3のいずれか一項に記載のバイポーラ電池。
  5. 前記電解質層は、前記正極活物質層または前記負極活物質層との非接触範囲における抵抗値が1×10Ω以上である請求項1〜4のいずれか一項に記載のバイポーラ電池。
  6. 前記集電体は、高分子材料と導電性粒子とで構成されている請求項1〜5のいずれか一項に記載のバイポーラ電池。
  7. 前記高分子材料は、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリイミド、ポリアミド、ポリフッ化ビニリデン、エポキシ樹脂、合成ゴム材料からなる群から選択される1種または2種
    以上である請求項6に記載のバイポーラ電池。
  8. 集電体と、
    前記集電体の一方の面に電気的に接続される正極活物質層と、
    前記集電体の他方の面に電気的に接続される負極活物質層と、
    前記集電体、前記正極活物質層および前記負極活物質層からなるバイポーラ電極と交互に積層される電解質層と、
    を有し、
    前記集電体は、高分子材料と導電性粒子とで構成され、
    前記導電性粒子は前記集電体の厚み方向の方が、面方向よりも高密度に分布され、前記集電体は面方向の体積抵抗率が厚み方向の体積抵抗率に対して1000倍以上であるバイポーラ電池。
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