JP5122871B2 - 光学活性n−ベンジルオキシカルボニルアミノ酸の製造方法およびジアステレオマー塩 - Google Patents
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Description
光学分割法によるN−Cbz−アミノ酸の製造法としては、従来種々の方法が開示されている。例えば、光学分割剤としてエフェドリンなどの天然物アルカロイドを用いる方法が開示されているが(例えば、非特許文献1、2参照。)、これらの天然物アルカロイドは高価であり、且つ毒性が強いため一般的製造方法ではない。1−フェニルエチルアミンによるイソロイシンの光学分割が開示されているが(例えば、非特許文献3参照。)、実用的に満足できる光学純度を持つジアステレオマー塩を得るために、再結晶を複数回必要とし、また収率も低下することから工業的製法として効率的とは言い難い。
一方、天然には存在しないアミノ酸であるtert−ブチル−ロイシンより誘導した(±)−N−Cbz−ロイシンを光学分割剤としてエリスロ−2−アミノ−1,2−ジフェニルエタノールを用いて光学分割する製造方法が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。しかしながら、ラセミ体基質に対して、光学分割剤を等モル必要としており、光学分割剤が回収再利用されるとしてもロス分が発生するので、高価な光学分割剤のロスによるコスト上昇が避けられない。また、側鎖に疎水性で嵩高いtert−ブチル基を有するアミノ酸であるのでジアスレオマー塩の生成、析出分離が可能であって、この製造方法をこのような置換基を有しない天然物構造のアミノ酸の光学分割に適用してもジアステレオマー塩の分離、および光学活性N−Cbz−アミノ酸を実用的に満足できる光学純度、および高い収率を期待できるとは言い難い。
また、(±)−N−Cbz−ピペコリン酸については、光学分割剤として活性アラルキルアミンを用いて光学分割する方法が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。しかしながら、この分割方法はN−Cbz−ピペコリン酸についてのみ適用されるものであって、カルボン酸の位置異性体であるニペコチン酸あるいは他のラセミアミノ酸への適用は記載がない。
ジアステレオマー塩法による光学分割法は、操作が簡便な上、特別な設備が不要で実験室レベルから工業的生産までの移行が容易に行なえる特徴を有するが、アラニンおよびロイシンなどのラセミアミノ酸より光学活性体を高い光学純度で且つ高い収率で製造する製造方法が求められた。そのためにはジアステレオマー塩を安定にかつ高い光学純度で分離析出させることが必要であり、また、光学分割剤をロス無く高い回収率で回収し再使用率を高めることが工業的生産性のために必要であり、さらなる改良が求められた。
本発明はこの結果に鑑みてなされたものであって、具体的には下記の手段により達成された。
<2> 前記(±)−N−ベンジルオキシカルボニルアミノ酸におけるアミノ酸部が、アラニン、ロイシン、ノルロイシン、ニペコチン酸、フェニルアラニン、メチオニン、プロリンまたはアスパラギンであることを特徴とする<1>に記載の光学活性N−ベンジルオキシカルボニルアミノ酸の製造方法。
<3> 前記(±)−N−ベンジルオキシカルボニルアミノ酸におけるアミノ酸部がメチオニンであることを特徴とする<2>に記載の光学活性N−ベンジルオキシカルボニルアミノ酸の製造方法。
<4> 前記(±)−N−ベンジルオキシカルボニルアミノ酸におけるアミノ酸部がロイシンであることを特徴とする<2>に記載の光学活性N−ベンジルオキシカルボニルアミノ酸の製造方法。
本発明による光学活性−N−Cbz−アミノ酸の製造方法は、少なくとも(±)−N−Cbz−アミノ酸と光学分割剤として光学活性erythro−2−アミノ−1,2−ジフェニルエタノール(以後の説明に於いて「ADPE」と略記することがある。)を含水アルコールもしくは含水ケトン溶媒に溶解する工程、光学活性N−Cbz−アミノ酸・erythro−2−アミノ−1,2−ジフェニルエタノール塩を含むジアステレオマー塩を析出させる工程、該ジアステレオマー塩を分離する工程、及び該分離したジアステレオマー塩をアンモニアにより複分解する工程を有する。
本発明に於ける(±)−N−Cbz−アミノ酸におけるアミノ酸部は、好ましくは、アラニン、ロイシン、ノルロイシン、ニペコチン酸、フェニルアラニン、メチオニン、プロリンまたはアスパラギンである。特に好ましくは、メチオニンまたはロイシンである。
好ましくは、(±)−N−Cbz−アミノ酸に対し光学分割剤ADPEを10:1〜1:10、より好ましくは2:1のモル比で加え加熱溶解し、その後、冷却することにより、難溶性のジアステレオマー塩を通常の固液分離操作により、もう一方の高い溶解度を有するジアステレオマー塩と分離される。
生成した難溶性のジアステレオマー塩は、さらに適切な溶媒で再結晶により光学精製を行い、固液分離後、乾燥される。
得られたジアステレオマー塩にアンモニア水を作用させ、複分解することにより光学活性N−ベンジルオキシカルボニルアミノ酸と光学分割剤ADPEを分離し、光学活性N−ベンジルオキシカルボニルアミノ酸を溶媒相に溶解し、光学分割剤ADPEを析出させる。
不溶分として遊離した光学分割剤ADPEはほぼ定量的に回収される。得られたADPEは、再利用に供される。
得られた塩基性水溶液を有機酸で酸性に調節して、有機溶剤で抽出後、溶媒を減圧留去することにより、光学活性−N−Cbz−アミノ酸が得られる。
また、アルコール類又はケトン類をそれぞれ2種混合して用いてもアルコール類とケトン類を2種混合して用いても良い。含水率は好ましくは、1質量%以上、飽和含水量以下の範囲で、より好ましくは3質量%〜15質量%である。含水率がこの範囲より少ないと、光学分割が不十分になり、光学活性N−Cbz−アミノ酸の純度が低下するので好ましくない。また、含水率がこの範囲より越えると結晶の生成が阻害されて光学純度が低下するなどの点で好ましくない。
本発明の製造方法によって得られる光学活性なN−Cbz−アミノ酸は、医薬品分野において、キラルビルディングブロックおよびペプチドの合成原料として幅広い利用が期待される。
得られた光学活性−N−Cbz−アミノ酸をトリメチルシリルジアゾメタンヘキサン溶液で対応するメチルエステルとした後、光学活性HPLCカラムにより、その面積比からで光学純度を算出した。
カラム:ダイセル化学製キラルパックAD−H 4.6φ×250mm
溶離液:ヘキサン:2−プロパノール=92.5:7.5
溶離液流速:0.5mL/min
検出波長:254nm
カラム温度:室温
得られたジアステレオマー塩を過塩素酸酢酸溶液で非水滴定し、N−Cbz−アミノ酸と光学分割剤との結合比を算出した。
(±)−N−Cbz−メチオニン(50.0g,176mmol)と1S,2R−ADPE(18.8g,88mmol)を5%含水メタノール(560mL)に60℃で加熱溶解させた。その溶液を25℃まで一夜冷却し、生じた結晶を分離乾燥してジアステレオマー塩(R−N−Cbz−メチオニン/1S,2R−ADPE)を得た(収量:20.5g,収率:46.8%,光学純度98%ee)。
非水滴定でジアステレオアマー塩を分析した結果、R−N−Cbz−メチオニンと1S,2R−ADPEの結合比は1:1であった。
(±)−N−Cbz−メチオニン(25.0g,88mmol)と1S,2R−ADPE(9.4g,44mmol)をメタノール(280mL)に60℃で加熱溶解させた。その溶液を25℃まで一夜冷却し、生じた結晶を分離乾燥してジアステレオマー塩(R−N−Cbz−メチオニン/1S,2R−ADPE)を得た(収量:12.69g,収率:57.9%,光学純度82%ee)。
得られたジアステレオマー塩(3.0g,6.0mmol)をNaOHで複分解処理し、R−N−Cbz−メチオニンを得た(収量1.40g,光学純度82%ee,ジアステレオマー塩からの収率82.4%)。
また、ジアステレオマー塩の複分解によるR−N−Cbz−メチオニンの収率も94.0%という極めて高い収率が得られた。
(±)−N−Cbz−メチオニン(50.0g,176mmol)と1R,2S−ADPE(18.8g,88mmol)を5%含水メタノール(560mL)に60℃で加熱溶解させた。その溶液を25℃まで一夜冷却し、生じた結晶を分離乾燥してジアステレオマー塩(S−N−Cbz−メチオニン/1R,2S−ADPE)を得た(収量:19.8g,収率:45.2%,光学純度99%ee)。
非水滴定でジアステレオアマー塩を分析した結果、S−N−Cbz−メチオニンと1R,2S−ADPEの結合比は1:1であった。
(±)−N−Cbz−ロイシン(50.0g,188mmol)と1S,2R−ADPE(20.6g,94mmol)を5%含水アセトン(350mL)に50℃で加熱溶解させた。その溶液を25℃まで一夜冷却し、生じた結晶を分離乾燥してジアステレオマー塩(R−N−Cbz−ロイシン/1S,2R−ADPE)を得た(収量:26.3g,収率58.0%,光学純度94%ee)。
非水滴定でジアステレオアマー塩を分析した結果、R−N−Cbz−ロイシンと1S,2R−ADPEの結合比は1:1であった。
(±)−N−Cbz−ロイシン(25.0g,94mmol)と1S,2R−ADPE(10.0g,47mmol)をアセトン(175mL)に50℃で加熱溶解させた。その溶液を25℃まで一夜冷却し、生じた結晶を分離乾燥してジアステレオマー塩(R−N−Cbz−ロイシン/1S,2R−ADPE)を得た(収量:20.4g,収率90.7%,光学純度50%ee)。
(±)−N−Cbz−ロイシン(50.0g,188mmol)と1R,2S−ADPE(20.6g,94mmol)を5%含水アセトン(350mL)に50℃で加熱溶解させた。その溶液を25℃まで一夜冷却し、生じた結晶を分離乾燥してジアステレオマー塩(S−N−Cbz−ロイシン/1R,2S−ADPE)を得た(収量:30.5g,収率66.9%,光学純度99%ee)。非水滴定でジアステレオアマー塩を分析した結果、S−N−Cbz−ロイシンと1R,2S−ADPEの結合比は1:1であった。
(±)−N−Cbz−アラニン(10.3g,46mmol)、1S,2R−ADPE(5.0g,23mmol)を5%含水メタノール(77mL)に60℃で加熱溶解させた。その溶液を25℃まで一夜冷却し、生じた結晶を分離乾燥してジアステレオマー塩(R−N−Cbz−アラニン/1S,2R−ADPE)を得た(収量:4.9g,収率48%,光学純度70%ee)。
非水滴定でジアステレオアマー塩を分析した結果、R−N−Cbz−アラニンと1S,2R−ADPEの結合比は1:1であった。
(±)−N−Cbz−アラニン(10.3g,46mmol),1S,2R−ADPE(5.0g,23mmol)をメタノール(77mL)に60℃で加熱溶解させた。その溶液を25℃まで一夜冷却し、生じた結晶を分離乾燥してジアステレオマー塩(R−N−Cbz−アラニン/1S,2R−ADPE)を得た(収量:5.0g,収率49%,光学純度62%ee)。
非水滴定でジアステレオアマー塩を分析した結果、R−N−Cbz−アラニンと1S,2R−ADPEの結合比は1:1であった。
(±)−N−Cbz−アラニン(10.3g,46mmol),1R,2S−ADPE(5.0g,23mmol)をメタノール(77mL)に60℃で加熱溶解させた。その溶液を25℃まで一夜冷却し、生じた結晶を分離乾燥してジアステレオマー塩(S−N−Cbz−アラニン/1R,2S−ADPE)を得た(収量:4.0g,収率40%,光学純度63%ee)。
非水滴定でジアステレオアマー塩を分析した結果、S−N−Cbz−アラニンと1R,2S−ADPEの結合比は1:1であった。
(±)−N−Cbz−ノルロイシン(12.2g, 46mmol),1S,2R−ADPE(5.0g,23mmol)を10%含水アセトン(83mL)に50℃で加熱溶解させた。その溶液を25℃まで一夜冷却し、生じた結晶を分離、乾燥してジアステレオマー塩(R−N−Cbz−ノルロイシン/1S,2R−ADPE)を得た(収量:10.4g,収率93%,光学純度54%ee)。
非水滴定でジアステレオアマー塩を分析した結果、R−N−Cbz−ノルロイシンと1S,2R−ADPEの結合比は1:1であった。
実施例1と同様に複分解により、高収率でR−N−Cbz−ノルロイシンを得た。
(±)−N−Cbz−アスパラギン(2.5g,9.4mmol),1S,2R−ADPE(1.0g,4.7mmol)を5%含水メタノール(17.5mL)に60℃で加熱溶解させた。その溶液を25℃まで一夜冷却し、生じた結晶を分離、乾燥してジアステレオマー(R−N−Cbz−アスパラギン/1S,2R−ADPE)を得た(収量:0.65g,収率29%,光学純度74.1%ee)。
非水滴定でジアステレオアマー塩を分析した結果、R−N−Cbz−アスパラギンと1S,2R−ADPEの結合比は1:1であった。
(±)−N−Cbz−プロリン(11.5g,46mmol),1S,2R−ADPE(5.0g,23mmol)を5%含水メタノール(83mL)に60℃で加熱溶解させた。その溶液を25℃まで一夜冷却し、生じた結晶を分離、乾燥してジアステレオマー塩(R−N−Cbz−プロリン/1S,2R−ADPE)を得た(収量:10.3g,収率96%,光学純度34%ee)。
非水滴定でジアステレオアマー塩を分析した結果、R−N−Cbz−プロリンと1S,2R−ADPEの結合比は1:1であった。
実施例1と同様に複分解により、定量的にR−N−Cbz−プロリンを得た。
(±)−N−Cbz−フェニルアラニン(13.8g,46mmol),1S,2R−ADPE(5.0g,23mmol)を10%含水アセトン(95mL)に60℃で加熱溶解させた。その溶液を25℃まで一夜冷却し、生じた結晶を分離、乾燥してジアステレオマー塩(R−N−Cbz−フェニルアラニン/1S,2R−ADPE)を得た(収量:10.5g,収率89%,光学純度70%ee)。
非水滴定でジアステレオアマー塩を分析した結果、R−N−Cbz−フェニルアラニンと1S,2R−ADPEの結合比は1:1であった。
(±)−N−Cbz−フェニルアラニン(13.8g,46mmol),1S,2R−ADPE(5.0g,23mmol)を10%含水酢酸エチル(95mL)に60℃で加熱溶解させた。その溶液を25℃まで一夜冷却し、生じた結晶を分離、乾燥してジアステレオマー塩(R−N−Cbz−フェニルアラニン/1S,2R−ADPE)を得た(収量:11.4g,収率96%,光学純度59%ee)。
非水滴定でジアステレオアマー塩を分析した結果、R−N−Cbz−フェニルアラニンと1S,2R−ADPEの結合比は1:1であった。
(±)−N−Cbz−ニペコチン酸(12.1g, 46mmol),1S,2R−ADPE(5.0g, 23mmol)を5%含水メタノール(83mL)に60℃で加熱溶解させた。その溶液を25℃まで一夜冷却し、生じた結晶を分離、乾燥してジアステレオマー塩(R−N−Cbz−ニペコチン酸/1S,2R−ADPE)を得た(収量:9.1g,収率82%,光学純度68%ee)。
非水滴定でジアステレオアマー塩を分析した結果、R−N−Cbz−ニペコチン酸と1S,2R−ADPEの結合比は1:1であった。
(±)−N−Cbz−ニペコチン酸(12.1g,46mmol),1S,2R−ADPE(5.0g,23mmol)を5%含水1−プロパノール(83mL)に60℃で加熱溶解させた。その溶液を25℃まで一夜冷却し、生じた結晶を分離、乾燥してジアステレオマー塩(R−N−Cbz−ニペコチン酸/1S,2R−ADPE)を得た(収量:10.9g,収率98%,光学純度58%ee)。
非水滴定でジアステレオアマー塩を分析した結果、R−N−Cbz−ニペコチン酸と1S,2R−ADPEの結合比は1:1であった。
(±)−N−Cbz−ニペコチン酸(12.1g,46mmol),1S,2R−ADPE(5.0g,23mmol)をメタノール(83mL)に60℃で加熱溶解させた。その溶液を25℃まで一夜冷却し、生じた結晶を分離、乾燥してジアステレオマー塩(R−N−Cbz−ニペコチン酸/1S,2R−ADPE)を得た(収量:4.0g,収率36%,光学純度68%ee)。
非水滴定でジアステレオアマー塩を分析した結果、R−N−Cbz−ニペコチン酸と1S,2R−ADPEの結合比は1:1であった。
(±)−N−Cbz−ニペコチン酸(12.1g,46mmol),1S,2R−ADPE(5.0g,23mmol)を1−プロパノール(83mL)に70℃で加熱溶解させた。その溶液を25℃まで一夜冷却し、生じた結晶を分離、乾燥してジアステレオマー塩(S−N−Cbz−ニペコチン酸/1S,2R−ADPE)を得た(収量:7.6g,収率68%,光学純度45%ee)。
非水滴定でジアステレオアマー塩を分析した結果、S−N−Cbz−ニペコチン酸と1S,2R−ADPEの結合比は1:1であった。
以上の実施例11と比較例7を比較すると、5%含水1−プロパノールを用いてジアステレオマー塩を製造すると、98%収率、58%の光学純度が得られた。それに対して、1−プロパノールを用いた場合、68%と低い収率で45%という低い光学純度であった。
また、比較例6と比較例7を比較すると、興味深いことにメタノールではR体が主生成物であるのに対して、1−プロパノールでは、S体が主生成物となった。
Claims (4)
- 少なくとも(±)−N−ベンジルオキシカルボニルアミノ酸と光学活性erythro−2−アミノ−1,2−ジフェニルエタノールを含水アルコールもしくは含水ケトン溶媒に溶解する工程、光学活性N−ベンジルオキシカルボニルアミノ酸・erythro−2−アミノ−1,2−ジフェニルエタノール塩を含むジアステレオマー塩を析出させる工程、該ジアステレオマー塩を分離する工程、及び該分離したジアステレオマー塩をアンモニアにより複分解する工程を有することを特徴とする光学活性N−ベンジルオキシカルボニルアミノ酸の製造方法。
- 前記(±)−N−ベンジルオキシカルボニルアミノ酸におけるアミノ酸部が、アラニン、ロイシン、ノルロイシン、ニペコチン酸、フェニルアラニン、メチオニン、プロリンまたはアスパラギンであることを特徴とする請求項1に記載の光学活性N−ベンジルオキシカルボニルアミノ酸の製造方法。
- 前記(±)−N−ベンジルオキシカルボニルアミノ酸におけるアミノ酸部がメチオニンであることを特徴とする請求項2に記載の光学活性N−ベンジルオキシカルボニルアミノ酸の製造方法。
- 前記(±)−N−ベンジルオキシカルボニルアミノ酸におけるアミノ酸部がロイシンであることを特徴とする請求項2に記載の光学活性N−ベンジルオキシカルボニルアミノ酸の製造方法。
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