JP3312453B2 - 光学活性トランス−1,2−ジアミノシクロヘキサン製造法 - Google Patents

光学活性トランス−1,2−ジアミノシクロヘキサン製造法

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JP3312453B2 JP33118493A JP33118493A JP3312453B2 JP 3312453 B2 JP3312453 B2 JP 3312453B2 JP 33118493 A JP33118493 A JP 33118493A JP 33118493 A JP33118493 A JP 33118493A JP 3312453 B2 JP3312453 B2 JP 3312453B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は医薬原料や不斉合成触媒
として重要な光学活性トランスー1,2−ジアミノシク
ロヘキサン(以下1,2ージアミノシクロヘキサンをD
ACHと略記する)の工業的に有利な製造法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、光学活性なトランスDACHの製
造法として、トランスDACHを光学活性酒石酸で光学
分割した後、光学活性トランスDACH・光学活性酒石
酸塩(以下、ジアステレオマー塩と略称する。)を水酸
化カリウム水溶液で解塩してからエーテルで抽出する方
法(Acta.Chemica.Scandinavi
ca,26(1972)3605)や、アミン混合物中
にあるトランスDACHを光学活性酒石酸で光学分割し
た後、ジアステレオマー塩を水酸化ナトリウム水溶液で
解塩してからベンゼンで連続抽出する方法(米国特許第
4085138号)などが提案されている。また、トラ
ンスDACHの分離法として、DACHの異性体である
シスDACHとトランスDACHの混合物からトランス
DACHを2塩酸塩としてメタノールから晶析単離する
方法(米国特許第3880925号)も提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
方法は何れもトランスDACHを分割する方法である。
ところで、DACHは2個の不斉炭素を持ち、光学異性
体は光学活性なトランス(R,R)、トランス(S,
S)と、光学不活性なシス(R,S)の3種が存在す
る。通常DACHはシスDACHとトランスDACHの
混合物として生産されるが、良く似た化学的性質を持つ
ために、これらを含む化合物から直接に所望する光学活
性DACHを得るのは通常非常に困難である。従って、
従来法ではまずシスDACHとトランスDACHの混合
物からトランスDACHを分離して、次に光学活性酒石
酸で光学分割して光学活性DACH製造する方法が採
用されている。よって、トランスDACHを原料とした
光学活性DACHの製造法は工程も多く、工業的に有利
な方法とはいい難い。また、DACHは水に対する溶解
度が高く、通常の操作で水から分離することが難しい為
に、前者は解塩して遊離してきた光学活性トランスDA
CHを工業的に使用することが難しいエーテルで抽出し
ていること、また後者は遊離してきた光学活性DACH
をベンゼンで連続抽出するなど工夫しているが、いずれ
も工業的に有利な製造法とはいい難い。
【0004】従って、本発明の目的は工業的に安価な原
料であるシスDACHとトランスDACHを含む混合物
を原料に、あるいは、トランスDACHの一方のアミノ
基がラセミ化して、一部シスDACHに変換された混合
物を原料に、直接光学分割して工業的製造に適した光学
活性トランスDACHの製造法を提供することにある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、シスD
ACHとトランスDACHを含む混合物を直接光学分割
して、光学純度の高いトランスDACHを、高収率で得
る方法を鋭意検討した結果、上記目的を達成できること
を見いだし、本発明を完成するに至った。
【0006】即ち、本発明は(A)水溶媒中において、
シスDACHとトランスDACHを含む混合物から、ト
ランスDACHを分離することなしに、DまたはL−酒
石酸を分割剤として加え、光学活性トランスDACHの
光学活性酒石酸塩を結晶として分離する分割工程、
(B)前記(A)の分割工程で得られた光学活性トラン
ス−1,2−ジアミノシクロヘキサンの光学活性酒石酸
塩を、光学活性トランス−1,2−ジアミノシクロヘキ
サンの光学活性酒石酸塩の結晶に対して、5〜40wt
%の水を共存させたアルコール溶液中でで無機アルカリ
と接触させて、遊離状態になった光学活性DACHをア
ルコール中に移行せしめ、一方析出した光学活性酒石酸
アルカリ塩を固液分離で回収する解塩工程、(C)前記
(B)で回収された光学活性酒石酸アルカリ塩を(A)
の分割工程にリサイクルする工程、からなることを特徴
とする光学活性1,2−ジアミノシクロヘキサンの製造
法である。
【0007】以下、本発明を詳細に説明する。
【0008】本発明の原料であるシスDACHとトラン
スDACHの混合物とは、シスDACHとトランスDA
CHが任意の割合で含まれている混合物を意味するが、
トランスDACHの割合が少ないと生産効率が低くなる
為に、シスDACHとトランスDACHの割合は0.5
/10〜10/6、好ましくは0.5/10〜10/8
である。また、その他のアミン類、例えば1,6−ジア
ミノヘキサン等が混入していてもDACHと等量以下で
あれば分割には問題ないが、不純物の存在量が多くなれ
ば生産効率が低下する。
【0009】本発明では分割剤として光学活性酒石酸を
使用するが、(R,R)−DACHを所望する場合には
L−酒石酸を、また(S,S)−DACHを所望する場
合にはD−酒石酸を使用する。光学活性酒石酸の使用量
は、原料のDACHと等モル以上使用してもかまわない
が、経済性を考慮すると所望する光学活性DACHに対
して80〜150モル%、好ましくは90〜120モル
%である。光学活性酒石酸がこれより少なくなるとDA
CHと酒石酸の塩(以下、ジアステレオマー塩と略記す
る)の析出量が減少し、生産効率が悪くなる。また多い
と酒石酸が無駄になり、製造コストが高くなる。
【0010】酒石酸で塩を形成していない遊離のシスD
ACH、トランスDACH、およびその他のアミン類は
有機カルボン酸や鉱酸を加えて塩を形成させる。加える
酸は遊離のアミノ基と当量で良いが、工業生産をする場
合の操作性を考慮すると、反応溶液のpHで管理するこ
とが好ましい。存在するアミン類の種類にもよるが、反
応溶液のpHを5〜8に調整すれば全アミノ基に対して
80〜120%当量の酸が存在していることになる。p
Hが5以下になると析出するジアステレオマー塩の光学
純度が低下する。また、pHが8以上になるとジアステ
レオマー塩の晶析量が減少して、生産効率が悪くなる。
【0011】加える有機カルボン酸としては蟻酸、酢
酸、プロピオン酸が好ましい。また、鉱酸としては塩酸
が好ましく、それら2種以上を混合して使用しても構わ
ない。
【0012】本発明は水溶液中で実施する。濃度は共存
する不純物の量にもよるが、通常は水の濃度で示すと、
20〜70%、好ましくは30〜60%である。水濃度
が20%以下と、高濃度領域になりすぎると析出するジ
アステレオマー塩の純度が低くなる。また、70%以上
と、薄い領域になると析出するジアステレオマー塩の純
度は高くなるが、塩収率が低くなり、生産効率が低下す
るので好ましくない。
【0013】本発明を実施する方法として、如何なる順
で試薬を加えても良いが、本発明の効果をより高めるに
は以下の方法が好ましい。まず始めに水を仕込み、次い
で光学活性酒石酸とDACHを含むアミン類を仕込み、
60〜90℃に加熱して完全に溶解させる。次いで、こ
の温度を保ちながら有機カルボン酸や鉱酸を徐々に添加
して、pH5〜8に調整する。酸類を添加していくとジ
アステレオマー塩の結晶が析出してくる。反応溶液の濃
度や反応温度によって、結晶の析出状況は変化するが、
急激な晶析は析出するジアステレオマー塩の純度を低下
させるので好ましくない。この為、酸類の添加速度を調
節することで、ジアステレオマー塩の晶析速度を調整す
る。酸類の添加速度が速すぎると急激な晶析が起こり、
ジアステレオマー塩の純度が低下する。また、酸類の添
加速度が遅すぎると、無駄に時間が掛かり、生産効率が
低下するので好ましくない。
【0014】本発明は、得られたジアステレオマー塩を
無機アルカリと接触させて塩交換を行い、遊離した光学
活性DACHを、ジアステレオマー塩に対して5〜40
wt%の水を共存させたアルコールに移行させ、酒石酸
を無機アルカリ塩として分離することからなる。ここで
使用される無機アルカリとしてはアルカリ金属水酸化
物、アルカリ土類金属水酸化物、アルカリ金属炭酸塩、
アルカリ土類金属炭酸塩、あるいはアンモニア等が使用
されるが、特に好ましくは水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウムである。無機アルカリの使用量はジアステレオマ
ー塩に含まれる酒石酸を理論的に中和する量でよいが、
操作性を加味すると反応方法によって多少異なる。
【0015】本発明では塩交換して遊離してきた光学活
性DACHを、ジアステレオマー塩に対して5〜40w
t%の水を共存させたアルコール層に移行させると同時
に、アルコールに難溶性である酒石酸のアルカリ塩を固
液分離で系外に除去することからなる。アルコールとし
ては、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプ
ロパノール、ブタノール、イソブタノール等のアルコー
ル類が使用できるし、またはそれらのアルコ−ルを任意
に混合しても構わない。DACHを蒸留精製する場合に
は、DACHの沸点に近いアルコール類を使用すると分
離効率が落ち、DACHの化学純度が低下する原因にな
る。ジアステレオマー塩と無機アルカリの接触方法は、
アルコールに無機アルカリを溶解、或いは分散させ、ジ
アステレオマー塩と接触させればよい。しかしながら、
ジアステレオマー塩はアルコールに対する溶解度が低い
ので、アルコール溶媒だけで塩交換させた場合には長時
間を要する。ここに水を存在させればジアステレオマー
塩の一部が溶解して、塩交換速度を速くすることが出来
る。存在させる水量はジアステレオマー塩重量に対して
5〜40重量%であり、好ましくは20重量%以下であ
る。水量がこれ以上多いと塩交換速度は速く、遊離した
DACHがアルコールに溶解する点では問題ないが、析
出する酒石酸アルカリ塩が溶液中の水分で粘調性が増
し、操作性が悪くなったり、酒石酸アルカリ塩がアルコ
ール層に溶解し、蒸留を阻害するだけでなく、酒石酸の
回収率を低下させる。また、アルコール層の含水量も増
加して、DACHの蒸留精製効率が低下するので好まし
くない。この方法で塩交換する場合には、使用するアル
カリ量は酒石酸を中和するに必要な理論量以上あればよ
いが、経済性や操作性を考慮すると、通常は1.01〜
1.50当量、好ましくは1.02〜1.10当量であ
る。操作温度は使用する溶媒にもよるが、10〜80
℃、好ましくは20〜60℃である。
【0016】また、塩交換速度を更に増加させる場合に
は、始めに濃アルカリ水溶液とジアステレオマー塩を接
触させ、分離してきた酒石酸アルカリ塩水溶液を分液で
除去した後に、ジアステレオマー塩に対して5〜40w
t%の水を共存させたアルコールを加え、遊離したDA
CHを、ジアステレオマー塩に対して5〜40wt%の
水を共存させたアルコール層に移行させる。次いで、ア
ルコールに難溶性で、析出してきた酒石酸アルカリ塩を
固液分離で除去する方法も採用できる。ここで濃アルカ
リ水溶液とは水酸化ナトリウムや水酸化カリウム水溶液
を意味し、濃度は18〜45重量%、好ましくは20〜
30重量%である。アルカリ水溶液の濃度が低すぎると
DACHが水層に溶解して、回収率が低下する。またこ
れ以上濃いとアルカリ水溶液の粘度が高くなり操作性が
悪くなったり、また生成した酒石酸アルカリ塩が析出し
て分離が困難となる。ここで使用するアルカリ量は、ジ
アステレオマー塩に含まれる酒石酸を中和するに必要な
理論量以上であればよいが、通常は1.1〜1.8当
量、好ましくは1.2〜1.6当量である。アルカリ量
が少なすぎると界面が分かりにくくなり、また多すぎる
と経済性が悪化するだけでなく、回収した酒石酸のリサ
イクルの効率も低下させるので好ましくない。接触させ
る時の温度は、光学活性DACHや光学活性酒石酸をラ
セミ化させない温度であれば良いが、通常は10〜90
℃、好ましくは20〜80℃である。温度が低すぎると
酒石酸アルカリ塩が析出し、操作性が低下する。また、
温度が高すぎるとラセミ化を併発する恐れがあるので好
ましくない。 かくしてアルコール層に移行させた光学
活性DACHは濃縮・蒸留で精製することが出来る。一
方、回収された光学活性酒石酸アルカリ塩は固液分離、
或いは濃厚水溶液として分割工程にリサイクルされる。
【0017】本発明の分割工程には、硫酸ナトリウム、
硫酸カリウム、食塩、塩化カリウム、硝酸ナトリウム、
硝酸カリウムなどの無機塩が共存しても構わない。無機
塩が共存する場合には、晶析で大量の無機塩が析出する
と、晶析するジアステレオマー塩の純度が低下するので
反応溶液を希釈して実施すれば良い。
【0018】本発明では回収された光学活性酒石酸をリ
サイクル使用する。
【0019】酒石酸は如何なるpH領域においても、水
溶液から有機溶媒で効率的に抽出することは出来ない。
従って、回収した光学活性酒石酸のリサイクルはアルカ
リ塩のまま分割工程に供給され、分割剤として機能する
形式がとれる反応条件が必要となる。解塩工程を経て回
収される光学活性酒石酸はアルカリ塩として固液分離さ
れたもの、或いは濃厚水溶液として回収されたアルカリ
塩の形態を取っている。光学活性酒石酸アルカリ塩は水
溶媒中でDACHと接触させても、ジアステレオマー塩
を形成しない。しかしながら、系中にて当量の無機酸を
添加し、酒石酸を遊離状態にすればDACHとジアステ
レオマー塩を形成する。酒石酸のアルカリ塩がナトリウ
ム塩かカリウム塩である場合、添加する酸を硫酸か塩酸
あるいは硝酸にすると、中和塩として硫酸ナトリウム、
硫酸カリウム、食塩、塩化カリウム、硝酸ナトリウム、
硝酸カリウムが生成し、酒石酸は遊離状態になる。従っ
て、工業生産する場合にはリサイクルされる酒石酸アル
カリ塩を前もって中和すればよい。
【0020】本発明を実施する方法として、如何なる順
で試薬を加えても良いが、本発明の効果をより高めるに
は以下の方法が好ましい。まず始めに水を仕込み、次い
で光学活性酒石酸アルカリ塩を仕込む。固液分離された
光学活性酒石酸アルカリ塩の場合には、含水量を予め分
析で求めておき、所定晶析濃度に合うよう水を加えて溶
解させる。また、分液して得た光学活性酒石酸アルカリ
塩の濃厚水溶液であれば、同様に水分を分析し、添加す
る水分を調整すれば良い。また、固液分離したアルカリ
塩と濃厚溶液のアルカリ塩を混合して使用する場合に
も、同様に水分を分析し、不足分の水分を添加すれば良
い。ここで、アルコール溶液から固液分離した酒石酸ア
ルカリ塩を使用する場合には、出来るだけアルコールを
除去することが好ましいが、添加する全酒石酸に対して
15重量%以下であれば実質的に問題ない。
【0021】次いで、有機カルボン酸や鉱酸を加えて酒
石酸を遊離状態にする。加える有機カルボン酸としては
蟻酸、酢酸、プロピオン酸などが使用でき、鉱酸として
は塩酸、硫酸、硝酸などが使用できる。中和温度は室温
〜90℃、好ましくは20〜80℃である。加える有機
カルボン酸や鉱酸の量は、中和する光学活性酒石酸と当
量が好ましい。中和に使用する酸の種類により、生成す
る中和塩が異なり、当然水に対する溶解度も異なる。従
って、分割工程に加える水量は中和塩の種類によって決
まってくる。分割工程で中和塩の析出量が多すぎると分
割効率が低下するので、中和塩が溶解している濃度で晶
析することが好ましい。
【0022】次に、所定量に不足している光学活性酒石
酸と所定量のDACHを含むアミン類を仕込み、60〜
90℃に加熱して完全に溶解させる。そして、この温度
を保ちながら有機カルボン酸や鉱酸を徐々に添加して、
pH5〜8に調整する。酸類を添加していくとジアステ
レオマー塩の結晶が析出してくる。反応溶液の濃度や反
応温度によって、結晶の析出状況は変化するが、急激な
晶析は析出するジアステレオマー塩の純度を低下させる
ので好ましくない。この為、酸類の添加速度を調節する
ことで、ジアステレオマー塩の晶析速度を調整する。酸
類の添加速度が速すぎると急激な晶析が起こり、ジアス
テレオマー塩の純度が低下する。また、酸類の添加速度
が遅すぎると、無駄に時間が掛かり、生産効率が低下す
るので好ましくない。また、所定量の回収した酒石酸ア
ルカリ塩、所定量の酒石酸、所定量のDACH混合物を
所定量の水に溶解させた後、有機カルボン酸や鉱酸を添
加して、遊離DACHや遊離アミンの中和と同時に酒石
酸アルカリ塩を中和しても本発明を実施できる。但し、
この方法では、水に対する溶解度が最も小さいのがDA
CH硫酸塩である為に、硫酸を使用する場合には、分割
濃度を低くする必要があり、分割効率が悪くなる。以降
の操作は、既に述べた分割工程と同様にすれば効率よく
光学活性DACHを得ることができる。
【0023】
【実施例】以下実施例により本発明を説明するが、本発
明はこれらの実施例により限定されるものではない。
【0024】なお、実施例中、トランスDACHの光学
純度は以下に示す方法で測定した。
【0025】約0.025%DACHのアセトニトリル
溶液0.1ml(ジアステレオマ−塩を直接分析する場
合には、予めジアステレオマー塩約0.06%水溶液
0.1mlに、約0.4%テトラメチルヘキサメチレン
ジアミンのアセトニトリル溶液0.1mlを添加する)
に0.4%GITCのアセトニトリル溶液0.2mlを
添加し、室温で10分間反応させた後、0.2%エタノ
ールアミンのアセトニトリル溶液 0.1mlを加えて
3分間放置し、0.05%リン酸水溶液 2.0mlで
希釈して試料溶液とする。5時間以内に10μlをHP
LCに注入し、面積比で光学純度を測定する。 GITC:2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β
−D−グルコピラノシルイソチオシアナ−ト <HPLC条件> カラム :CAPCELL PAK SG120 4.6m
m*150mm 溶離液 :0.05% リン酸/アセトニトリル=55/45
1.0ml /min 検 出 :254nm 保持時間:(S,S)−DACHのGITC誘導体化物
8.6分 シス−DACHのGITC誘導体化物 10.4
分 (R,R)−DACHのGITC誘導体化物 11.9
【0026】比較例1 温度計、滴下ロ−ト、撹拌機を備えた500mlの4つ
口フラスコにシスDACHとトランスDACHの比が
1:2である混合物102.4g(0.90モル)と水
118.0gを仕込んだ。次いで撹拌しながらL−酒石
酸44.8g(0.30モル)を添加すると自然発熱し
て溶解した。反応液を80℃に保ちながら、酢酸71.
8g(1.20モル)を滴下ロ−トより0.5時間で滴
下した。滴下の途中で結晶が析出してきたが、滴下終了
後のpHは6.5であった。さらに95℃で2時間加熱
撹拌した後、6時間かけて15℃まで冷却した。15℃
で2時間撹拌した後、遠心脱水機で固液分離し、水でリ
ンス、乾燥して65.7g(0.25モル)の(R,
R)−DACH・L−酒石酸塩を得た。(R,R)−D
ACHに対して収率83%であった。また、ジアステレ
オマー塩を分析したところ、光学純度は97.2%e
e、トランス/シス比は40であった。得られた結晶を
水479.2gに懸濁させ、100℃で4時間加熱撹拌
した後、徐々に冷却して5℃で遠心濾過、リンスして5
2.7g(含液率3%)のwet結晶を得た。収率78
%、光学純度は99.6%eeで、シス体は検出されな
かった。得られたwet結晶52.7gに25%水酸化
ナトリウム水溶液80.6gを加えて70〜80℃に保
ちながら解塩し、分液してきた上層40.0gを分離し
た。この上層に室温中で撹拌しながらイソプロパノ−ル
145.6gを添加し、更に30分間撹拌した。次い
で、析出したL−酒石酸ジナトリウムの2水和物を濾過
し、濾液を濃縮、蒸留することにより(R,R)−DA
CH20.0gを得た。光学純度は99.6%ee、化
学純度は99.6%であった。
【0027】実施例 温度計、滴下ロ−ト、撹拌機を備えた500mlの4つ
口フラスコにシスDACHとトランスDACHの比が
1:2である混合物114.3g(1.00モル)と水
166.4gを仕込み、撹拌しながらL−酒石酸75.
0g(0.50モル)を添加すると自然発熱して溶解し
た。次いで、反応液を85〜90℃に保ちながら、酢酸
60.1g(1.00モル)を滴下ロ−トより0.5時
間で滴下した。滴下の途中で結晶が析出したが、滴下終
了後のpHは6.3であった。さらに90℃で2時間加
熱撹拌した後、5時間かけて16℃まで冷却した。16
℃で2時間撹拌した後、遠心濾過、リンス、乾燥して7
7.0g(0.29モル)の(R,R)−DACH・L
−酒石酸塩を得た。(R,R)−DACHに対して収率
87.9%、光学純度は97.5%ee、トランス/シ
ス比は44.7であった。得られた結晶に水257.0
gを添加して95℃で1.5時間加熱撹拌した。徐々に
冷却して10℃で遠心濾過、リンス、乾燥して68.2
gの結晶を得た。収率88.6%、光学純度は99.6
%eeで、トランス/シス比は110であった。
【0028】実施例 温度計、滴下ロ−ト、撹拌機を備えた500mlの4つ
口フラスコにシスDACHとトランスDACHの比が
1:2である混合物124.1g(1.09モル)と水
156.5gを仕込み、撹拌しながらL−酒石酸53.
4g(0.36モル)を添加すると自然発熱して溶解し
た。反応液を75〜85℃に保ちながら、酢酸87.5
g(1.46モル)を滴下ロ−トより0.5時間で滴下
した。滴下の途中で結晶が析出したが、滴下終了後のp
Hは6.5であった。さらに90℃で2時間加熱撹拌し
た後、5時間かけて18℃まで冷却した。18℃で2時
間撹拌した後、遠心濾過、リンス、乾燥して73.4g
(0.28モル)の(R,R)−DACH・L−酒石酸
塩を得た。(R,R)−DACHに対して収率79.2
%、光学純度は96.6%ee、トランス/シス比は3
7.1であった。得られた結晶に水855.0gを添加
して85℃で加熱溶解した。75℃で種晶を添加して同
温で1時間撹拌したのち、徐々に室温まで冷却した。2
1℃で遠心濾過、リンス、乾燥して49.6gの結晶を
得た。収率65.8%、光学純度は99.6%ee以上
で、シス体は検出されなかった。
【0029】実施例 温度計、滴下ロ−ト、撹拌機を備えた500mlの4つ
口フラスコにシスDACHとトランスDACHの比が
1:2である混合物115.7g(1.01モル)、水
202.4gを仕込み、撹拌しながらD−酒石酸50.
1g(0.33モル)を添加して85℃に加熱して溶解
させた。反応液を85〜90℃に保ちながら、酢酸8
1.5g(1.36モル)を滴下ロ−トより0.5時間
で滴下した。滴下の途中で結晶が析出したが、滴下終了
後のpHは6.3であった。さらに90℃で2時間加熱
撹拌した後、6時間かけて20℃まで冷却した。20℃
で2時間撹拌した後、遠心濾過、リンス、乾燥して6
4.9g(0.25モル)の(S,S)−DACH・D
−酒石酸塩の結晶を得た。(S,S)−DACHに対し
て収率87.2%、光学純度は97.0%ee、トラン
ス/シス比は42.5であった。得られた結晶に水25
8.5gを添加して94℃で3時間加熱撹拌した。徐々
に冷却して18℃で遠心濾過、リンス、乾燥して50.
1gの結晶を得た。収率77.5%、光学純度は99.
6%ee以上で、トランス/シス比は165であった。
【0030】実施例 温度計、滴下ロ−ト、撹拌機を備えた500mlの4つ
口フラスコにシスDACHとトランスDACHの比が
1:9である混合物114.4g(1.00モル)、水
145.2gを仕込み、撹拌しながらD−酒石酸67.
5g(0.45モル)を添加して85℃に加熱して溶解
させた。反応液を85〜90℃に保ちながら、酢酸6
3.1g(1.05モル)を滴下ロ−トより0.5時間
で滴下した。滴下の途中で結晶が析出したが、滴下終了
後のpHは6.5であった。さらに90℃で2時間加熱
撹拌した後、6時間かけて20℃まで冷却した。20℃
で2時間撹拌した後、遠心濾過、リンス、乾燥して9
7.5g(0.37モル)の(S,S)−DACH・D
−酒石酸塩の結晶を得た。(S,S)−DACHに対し
て収率82.0%、光学純度は98.1%ee、トラン
ス/シス比は205であった。
【0031】実施例 温度計、滴下ロ−ト、撹拌機を備えた300mlの4つ
口フラスコにシスDACHとトランスDACHの比が
1:2である混合物57.1g(0.50モル)、水5
5.0gを仕込み、撹拌しながらL−酒石酸25.5g
(0.17モル)を添加して85℃に加熱して溶解させ
た。80〜90℃に保ちながら、蟻酸30.3g(0.
66モル)を滴下ロ−トより0.4時間で滴下した。滴
下の途中で結晶が析出したが、滴下終了後のpHは6.
5であった。さらに85℃で1時間加熱撹拌した後、4
時間かけて20℃まで冷却した。20℃で1時間撹拌し
た後、遠心濾過、リンス、乾燥して32.8g(0.1
2モル)の(R,R)−DACH・L−酒石酸の塩を得
た。(R,R)−DACHに対して収率74.4%、光
学純度は92.8%ee、トランス/シス比は27.7
であった。
【0032】実施例 温度計、滴下ロ−ト、撹拌機を備えた300mlの4つ
口フラスコにシスDACHとトランスDACHの比が
1:2である混合物57.1g(0.50モル)、水2
7.2g、および濃塩酸66.9g(0.66モル)を
仕込むと自然発熱で温度が上昇した。次いで撹拌しなが
ら80〜90℃に保ち、L−酒石酸25.5g(0.1
7モル)を添加すると結晶が析出した。pHは6.3で
あった。さらに90℃で2時間加熱撹拌した後、3時間
かけて21℃まで冷却した。21℃で1時間撹拌した
後、遠心濾過、リンス、乾燥して28.3g(0.11
モル)の(R,R)−DACH・L−酒石酸の塩を得
た。(R,R)−DACHに対して収率64.3%、光
学純度は84.9%ee、トランス/シス比は15.9
であった。
【0033】実施例 温度計、滴下ロ−ト、撹拌機を備えた300mlの4つ
口フラスコにD−酒石酸ジナトリウム2水塩39.1g
(0.17モル)と水70.0gを仕込み、溶解させた
後、濃塩酸34.4g(0.34モル)を加えて中和し
た。次いで、撹拌しながら、シスDACHとトランスD
ACHの比が1:2である混合物56.4g(0.49
モル)を滴下すると自然発熱で温度が上昇した。さらに
撹拌しながら70〜85℃に保って、酢酸38.9g
(0.65モル)を滴下した。滴下後のpHは6.2で
あった。途中結晶が析出してくるが、90℃で1.5時
間加熱撹拌した後、3時間かけて21℃まで冷却した。
21℃で1時間撹拌した後、遠心濾過、リンス、乾燥し
て(S,S)−DACH・D−酒石酸塩28.5g
(0.11モル)を得た。(S,S)−DACHに対し
て収率65.4%、光学純度は93.4%ee、トラン
ス/シス比は32.5であった。
【0034】実施例 温度計、撹拌機を備えた200mlの4つ口フラスコに
エタノ−ル78.0g、水3.1gと水酸化カリウム1
6.0g(0.29モル)を仕込み、室温中で撹拌して
水酸化カリウムを溶解させた。次いで光学純度99.5
%eeの(R,R)−DACH・L−酒石酸塩34.4
g(0.13モル)を4回に分けて添加し、20〜30
℃で3時間撹拌して解塩した。析出したL−酒石酸ジカ
リウム33.3g(0.13モル)を濾過した。L−酒
石酸ジカリウムの回収率は99%であった。濾液には
(R,R)−DACH14.6gが含まれていた。
【0035】実施例 温度計、撹拌機を備えた200mlの4つ口フラスコに
メタノ−ル77.4g、水4.2gと粉末水酸化ナトリ
ウム10.7g(0.27モル)を仕込み、20〜30
℃にて撹拌し、水酸化ナトリウムを溶解させた。次いで
光学純度99.5%eeの(S,S)−DACH・D−
酒石酸塩34.4g(0.13モル)を添加し、20℃
で2.5時間撹拌して解塩した。析出したD−酒石酸ジ
ナトリウムの2水和物29.3gを濾過した。D−酒石
酸ジナトリウムの2水和物の回収率は98%であった。
濾液には(S,S)−DACH14.3gが含まれてい
た。
【0036】実施例1 温度計、撹拌機を備えた200mlの4つ口フラスコに
イソプロパノ−ル77.3gと水酸化ナトリウム10.
9g(0.27モル)を水12.4gに溶かした溶液を
仕込んだ。次いで光学純度99.5%eeの(R,R)
−DACH・L−酒石酸塩34.4g(0.13モル)
を3分割添加して、室温で3時間撹拌して解塩した。析
出したL−酒石酸ジナトリウム2水塩29.8gを濾過
した。回収率は99.6%であった。濾液には(R,
R)−DACH14.8gが含まれており、解塩率は9
9.8%であった。
【0037】
【発明の効果】
(1)本発明によれば工業的に安価な原料であるシスD
ACHとトランスDACHを含む混合物から直接光学分
割することにより、光学純度の高いトランスDACH
を、工業的製造に適した方法で高収率で得ることができ
る。
【0038】(2)本発明で分割剤として使用する光学
活性酒石酸をリサイクル使用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 211/36 C07C 209/88 C07B 57/00 360

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)水溶媒中において、トランス−1,
    2−ジアミノシクロヘキサンとシス−1,2−ジアミノ
    シクロヘキサンを含む混合物から、トランス−1,2−
    ジアミノシクロヘキサンを分離することなしに、Dまた
    はL−酒石酸を分割剤として加え、光学活性トランス−
    1,2−ジアミノシクロヘキサンの光学活性酒石酸塩を
    結晶として分離する分割工程、 (B)前記(A)の分割工程で得られた光学活性トラン
    ス−1,2−ジアミノシクロヘキサンの光学活性酒石酸
    塩を、光学活性トランス−1,2−ジアミノシクロヘキ
    サンの光学活性酒石酸塩の結晶に対して5〜40wt%
    の水を共存させたアルコール溶液中で無機アルカリと接
    触させて遊離状態になった(R,R)−1,2−ジアミ
    ノシクロヘキサンまたは(S,S)−1,2−ジアミノ
    シクロヘキサンをアルコール中に移行せしめ、一方、析
    出した光学活性酒石酸アルカリ塩を固液分離で回収する
    解塩工程、 (C)前記(B)で回収された光学活性酒石酸アルカリ
    塩を(A)の分割工程にリサイクルする工程、 からなることを特徴とする光学活性トランス−1,2−
    ジアミノシクロヘキサン製造法
  2. 【請求項2】 (A)〜(C)工程の分割、解塩、リサ
    イクルを連続して行うことを特徴とする請求項1記載の
    光学活性トランス−1,2−ジアミノシクロヘキサン製
    造法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、DまたはL−酒石酸
    の使用量が分割の目的としている(S,S)または
    (R,R)−トランス−1,2−ジアミノシクロヘキサ
    ンの80〜150モル%であり、残りのアミン類を含む
    水溶液を有機カルボン酸および/または鉱酸でpH5〜
    8に調整することを特徴とする光学活性トランス−1,
    2−ジアミノシクロヘキサン製造法。
  4. 【請求項4】 請求項3において、有機カルボン酸が、
    蟻酸、酢酸、プロピオン酸から選ばれる少なくとも一種
    の有機カルボン酸であることを特徴とする光学活性トラ
    ンス−1,2−ジアミノシクロヘキサン製造法。
  5. 【請求項5】 請求項3において、鉱酸が塩酸であるこ
    とを特徴とする光学活性トランス−1,2−ジアミノシ
    クロヘキサン製造法。
  6. 【請求項6】 請求項3において、トランス−1,2−
    ジアミノシクロヘキサンとシス−1,2−ジアミノシク
    ロヘキサンを含む混合物、およびDまたはL−酒石酸を
    水に溶解させた後、60〜90℃に加熱してから有機カ
    ルボン酸および/または鉱酸を添加してpHを5〜8に
    調整することを特徴とする光学活性トランス−1,2−
    ジアミノシクロヘキサン製造法。
  7. 【請求項7】 請求項1(B)の解塩工程において、使
    用される無機アルカリが水酸化ナトリウムおよび/また
    は水酸化カリウムであることを特徴とする光学活性トラ
    ンス−1,2−ジアミノシクロヘキサン製造法。
  8. 【請求項8】 請求項1(B)の解塩工程において、使
    用されるアルコールがメタノール、エタノール、プロパ
    ノール類、ブタノール類から選ばれる少なくとも一種の
    アルコールであることを特徴とする光学活性トランス−
    1,2−ジアミノシクロヘキサン製造法。
  9. 【請求項9】 請求項1(C)のリサイクル工程におい
    て、回収された酒石酸アルカリ塩を系内にて鉱酸で中和
    することを特徴とする光学活性トランス−1,2−ジア
    ミノシクロヘキサン製造法。
  10. 【請求項10】請求項において、鉱酸が塩酸、硫酸、
    硝酸から選ばれる少なくとも一種の鉱酸であることを特
    徴とする光学活性トランス−1,2−ジアミノシクロヘ
    キサン製造法。
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