JP5121906B2 - インバータ駆動装置および冷凍空気調和装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インバータ駆動装置およびインバータ駆動装置を有する冷凍空気調和装置に関するものである。
可変電圧・可変周波数インバータが実用化されるに従って、各種の電力変換装置の応用分野が開拓されてきた。
例えば、電動機駆動装置等に用いられる駆動回路には、三相電圧形インバータ駆動装置等が用いられる。三相電圧形インバータ駆動装置は、サイリスタ、トランジスタ、IGBT、MOSFET等の電力用半導体スイッチング素子を用いた三相のブリッジ回路等で構成される。本回路において、各相のスイッチング素子は、正極端子および負極端子を直流電圧源の正極端子および負極端子にそれぞれ直接接続することで実現できる。
近年、スイッチング周波数の高速化や、素子の高耐圧化、また装置の高効率化が進むにつれ、上記回路を改良することで、スイッチング損失を低減する手法が提案されてきている。
例えば、パワー・スイッチング素子駆動回路の制御用電源に接続された昇圧コンバータ回路と、昇圧コンバータ回路の出力に接続された電圧比較回路とを有し、電圧比較回路の出力を他の相のインバータ回路のフリーホイール・ダイオードに接続し、パワー・スイッチング素子をOFFする時に、昇圧コンバータ回路のスイッチング手段をOFFし、スナバ回路のエネルギーにより昇圧コンバータ回路を昇圧動作させ、電圧比較回路の出力をインバータ回路のフリーホイール・ダイオードに印加することを特徴とするモータ駆動用インバータ制御装置を開示している(例えば、特許文献1参照)。
また、パワー・スイッチング素子駆動回路の制御用電源に接続された昇圧コンバータ回路と、昇圧コンバータ回路の出力に接続された電圧比較回路とを有し、電圧比較回路の出力をインバータ回路のフリーホイール・ダイオードに接続し、パワー・スイッチング素子をOFFする時に、昇圧コンバータ回路のスイッチング手段をOFFし、昇圧コンバータ回路を昇圧動作させ、電圧比較回路の出力をインバータ回路のフリーホイール・ダイオードに印加することを特徴とするモータ駆動用インバータ制御装置を開示している(例えば、特許文献2参照)。これら装置では、フリーホイール・ダイオードが逆阻止能力を回復(以下、逆回復という)するまでの間に発生するスパイク電圧を低減させて損失の低減をはかることで効率の高いモータ駆動用インバータ制御装置を提供している。
そして、スイッチング素子にMOSFETを用い、直流電圧源に直列接続された負荷に電力を供給する一対の主回路スイッチング素子に逆並列接続された還流ダイオードと、これら各還流ダイオードが遮断するにあたって前記直流電圧源より小さな逆電圧を各還流ダイオードに印加する逆電圧印加回路とを備えたインバータ駆動装置を開示している(例えば、特許文献3参照)。本装置では、還流ダイオードが遮断するにあたって逆電圧印加回路から還流ダイオードに直流電圧源より小さな逆電圧を印加する。逆電圧印加回路の低電圧源からの電力供給により逆回復を支援するので、還流ダイオードによって生じる損失が少なくなる。
特開2008−109792号公報(要約、図1) 特開2008−104314号公報(要約、図1) 特開平10−327585号公報(図1)
上記のように、従来のインバータ駆動装置では、効率の改善を図るため、スイッチング素子の選定、逆回復における損失低減をはかるための対策回路の付加等が行われている。このとき、定常状態の際は高効率化が行えるが、例えばスイッチング素子等が故障した際のシステム保護等まで十分に考慮されていなかった。また、高い信頼性を確保するために高電圧側で対策を行う場合、大幅なコストアップが避けられなかった。
本発明は、上記課題に基づき、逆回復における損失低減をはかりつつ、システムの高効率化をはかり、また、素子の損傷等に対応して信頼向上等をはかることができるインバータ駆動装置およびそのインバータ駆動装置を有する冷凍空気調和装置を提供することを目的とする。
この発明に係るインバータ駆動装置は、変換用スイッチング素子と、変換用スイッチング素子に並列接続された還流手段とを備えるアームを一対以上有するインバータ駆動装置であって、変換用スイッチング素子および還流手段に、二次側巻線を並列接続する変圧器と、変圧器の一次側巻線への電流供給を制御する変圧器駆動回路とを備え、変圧器駆動回路内に、直流電源および少なくとも1つの変圧器用スイッチング素子を有するものである。
本発明によれば、変圧器と変圧器駆動回路とにより、変圧器駆動回路から制御しながら変圧器の一次側巻線に電流供給を行うようにし、二次側巻線から、変換用スイッチング素子、還流手段側に電流を流すようにしたので、逆回復の際に発生する電流を抑制することができる。このため、例えば、逆回復に係る時間を短縮することができ、スイッチ切り替えに係る損失を低減し、高効率で、省エネルギーのインバータ駆動装置を得ることができる。また、変圧器の一次側巻線と二次側巻線との間は絶縁されているため、変圧器駆動回路とインバータ主回路とが相互に影響を及ぼすことが少なく、信頼性を高めることができる。
スーパージャンクション構造のMOSFETの構成例を示した図である。 リカバリー電流の経路を表す図である。 実施の形態1に係るインバータ駆動装置を中心としたシステムの図である。 実施の形態1に係る変圧器駆動回路11aを中心とする図である。 実施の形態1に係るPWM信号等の波形の一例を示す図である。 ヒューズ91aを有していない変圧器駆動回路11aを中心とする図である。 ヒューズ91a等を共通にした変圧器駆動回路11を中心とする図である。 実施の形態2に係るインバータ駆動装置を中心としたシステムの図である。 実施の形態2に係る変圧器駆動回路11gを中心とする図である。 実施の形態2に係る変圧器駆動回路11gを中心とする別例の図である。 実施の形態2に係るPWM信号等の波形の一例を示す図である。 実施の形態3に係る冷凍サイクル装置の構成図である。 実施の形態3に係る電圧検出手段92aを中心とする図である。 実施の形態3に係る正常運転時における信号の一例を表す図である。 実施の形態4に係る冷凍サイクル装置の構成図である。
以下、本発明のインバータ駆動装置等について図面等を参照しながら説明する。
IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor :絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)、MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor )等のパワーデバイスは、民生機器から産業機器まで様々な分野に使用されており、素子の高耐圧化、スイッチングの高速化、高効率化、低ノイズ化といった観点から様々なデバイス改良・開発が行われてきている。SiC(炭化ケイ素)、GaN(窒化ガリウム)、ダイヤモンド等を材料とするワイドバンドギャップの半導体素子、スーパージャンクション(Super Junction)構造のMOSFET等はその代表例である。
図1はスーパージャンクション(以下、SJという)構造のMOSFETの概略を示す図である。例えば、SJ構造のMOSFETは、p層61とn層62とのチャージをバランスさせることで、オン抵抗を低く抑えつつ、高耐圧化できるといったメリットを有する。
しかしながら、SJ構造のMOSFETをインバータ駆動装置の変換用スイッチング素子として適用する際、素子に内蔵する寄生ダイオードにより、逆回復時間が遅いといった問題が存在する。以下、主回路において交流電圧を直流電圧に変換する変換用スイッチング素子を、単にスイッチング素子という。
図2は短絡電流の経路を表す図である。例えば、一対のアームのうち、任意の一方のアーム(以下、片側アームという)のスイッチング素子がターンオフし、他方のアームのスイッチング素子がターンオンする際、主回路側とのループ経路にて等価的な短絡電流(リカバリー電流)が流れる。このため、寄生ダイオードの電荷が放出し終わるまでの間の分だけ損失悪化を招くといった問題があった(以下、このような逆回復時における損失をリカバリー損失と称する)。
そこで、以下の実施の形態では、変圧器を活用して、簡易な構成でリカバリー損失を低減することができるインバータ駆動装置について説明する。このとき、各実施の形態のインバータ駆動装置において用いる半導体素子は、特に断らない限り、基本的には上述したSiC(炭化ケイ素)、GaN(窒化ガリウム)、ダイヤモンド等を材料とするワイドバンドギャップ半導体の素子であるものとする。ここでは全ての半導体素子をワイドバンドギャップ半導体の素子とするが、一部の素子に用いた場合でも、発明に係る課題に対する効果を奏することができる。
ここで、以下の実施の形態では、本発明の効果が最も発揮されるSJ構造のMOSFETを一部のスイッチング素子に適用する場合について説明するが、スイッチング素子については特に限定するものではない。例えば、比較的高電圧な領域(約400V)においては、IGBT等を用いた場合でも、還流ダイオードの特性等により、リカバリー損失増加が顕著になるため、本発明に係るインバータ駆動装置を適用することができる。
実施の形態1.
図3は、本発明の実施の形態1に係るインバータ駆動装置を中心とするシステムの構成を示す図である。ここで、添字を付している素子等については、特に区別したり、特定したりする必要がない場合には、添字を省略して記載する場合もある。
図3に示すように、本実施の形態のシステムは、直流電圧源13、インバータ駆動装置(回路)2、電動機1、電動機1に流れる電動機巻線電流を検出する電流検出手段8(8a〜8b)、増幅器9(9a〜9b)、電圧検出手段10、インバータ制御装置12で構成する。直流電圧源13は、本実施の形態では、例えば100V〜200Vの範囲における直流電圧を印加するものである。また、本実施の形態の電動機1は三相交流電動機である。
本実施の形態におけるインバータ駆動装置2は、三対の片側アーム3a〜3fを有している。本実施の形態では、片側アーム3aと3d、片側アーム3bと3e、片側アーム3cと3fを対とし、それぞれ電動機1のU相、V相、W相に対して電力供給を行う。また、片側アーム3a〜3cが直流電圧源13と正側で接続された上側アーム、片側アーム3d〜3fが直流電圧源13と負(接地)側で接続された下側アームとなる。
上側アームである各相の片側アーム3a〜3cは、それぞれスイッチング素子4a〜4c、還流ダイオード5a〜5c、変圧器6a〜6c、ダイオード7a〜7cおよび変圧器駆動回路11a〜11cで構成する。
ここでスイッチング素子4a〜4cは上述したSJ構造のMOSFETである。対となるスイッチング素子4d〜4fとの間で連携したスイッチング動作を行うことで、電動機1の各相に交流電力を供給する。
還流手段となる還流ダイオード5a〜5cは、それぞれスイッチング素子4a〜4cに逆並列接続され、スイッチング素子4a〜4cの切り替え(スイッチング)により発生する還流電流を流すようにする。ここではダイオードを用いているが、他の同様の機能を有する素子を代用することもできる。
また、変圧器6a〜6cは、所定のタイミングでスイッチング素子4a〜4c、還流ダイオード5a〜5c側に電力供給する。これにより、スイッチング素子4a〜4cの寄生ダイオード、還流ダイオード5a〜5cによって逆回復時に発生するリカバリー電流を抑制して逆回復を素早く行わせる。そのため、変圧器6a〜6cの二次側巻線とダイオード7a〜7cとを、スイッチング素子4a〜4c、還流ダイオード5a〜5cと並列接続する。そして、変圧器駆動回路11a〜11cから変圧器6a〜6cの一次側巻線への電流(電力)供給に基づいて、二次側巻線に起電力による電流を生じさせる。変圧器6a〜6cを用いることで、リカバリー電流を抑制する制御を行う変圧器駆動回路11a〜11cとスイッチング素子4a〜4c、還流ダイオード5a〜5c(主回路)とを絶縁することになる。このため、変圧器駆動回路11a〜11cの故障等が直接主回路側に影響を与えることがなく、安全性、信頼性を高めることができる。ここで、本実施の形態では、変圧器6a〜6cの一次側巻線と二次側巻線との極性を同じにする。そして、一次側巻線に蓄積されるエネルギーを回生させる(電力回収する)ため、一次側巻線を2つの巻線で構成する。
ダイオード7a〜7cは、それぞれ変圧器6a〜6cの二次側巻線と直列接続しており、例えば逆回復をすばやく行えるようにするため回復時間がはやい高速ダイオードで構成する。スイッチング素子4a〜4cとの関係においては、ドレイン側、ソース側のどちら側と接続されるようにしてもよい。ここで、ダイオード7a〜7cに、炭化けい素(SiC)、窒化ガリウム(GaN)、ダイヤモンドを材料とするワイドバンドギャップ半導体のダイオード、高耐圧のショットキーバリアダイオード等を用いることで、逆回復時間が短くて済むので、さらに低損失化することができる。変圧器駆動回路11a〜11cについては後述する。
一方、下側アームとなる各相の片側アーム3d〜3fは、スイッチング素子4d〜4f、スイッチング素子に逆並列接続された還流ダイオード5d〜5fで構成する。ここで、本実施の形態では、スイッチング素子4d〜4fはIGBTであるものとする。インバータ駆動装置を高電圧の領域で適用しないため、IGBTにおけるリカバリー損失を無視できるものとし、片側アーム3d〜3fでは変圧器6等を有していない。このため、これらの素子等に係るコストを削減することができる。
また、電流検出手段8a、8bは、それぞれ電動機1のU相、W相に供給される電流を検出するための素子である。電流検出手段8a、8bの検出に係る信号(Iu、Iw)が、増幅器9(9a〜9b)を介してインバータ制御装置12に入力される。インバータ制御装置12は信号に基づいて電流値に換算し、データとして用いる。本実施の形態では、電流検出手段8a、8bとしてカレントトランス等を用いているが、この検出方法に限定するものではない。例えば直流母線経路に挿入した抵抗に流れる直流電流を用いて電動機1に供給される電流を再現する方法(1シャント電流検出方式)、スイッチング素子4d〜4fとN側の間に挿入した抵抗により電動機電流を再現する方法(3シャント電流検出方式)等を用いるようにしてもよい。
また本実施形態の電圧検出手段10は、抵抗、コンデンサ等から成る分圧回路、増幅器等で構成される。電圧検出手段10の検出に係る電圧の信号(Vdc)がインバータ制御装置12に入力される。インバータ制御装置12は信号に基づいて直流母線電圧値に換算し、データとして用いる。
インバータ制御装置12は、CPU(Central Processing Unit )、A/D変換器等を有し、PWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)制御し、電動機1を駆動させる。例えば、入力される信号に基づいて、電動機1に供給する電流値、直流母線電圧値に変換し、これらのデータに基づいて各種ベクトル制御演算を行ってPWMデューティ信号(以下、PWM信号という)を生成する。そして、インバータ駆動装置2内のスイッチング素子4a〜4fにPWM信号を出力して動作させ、電動機1に電圧を印加させて電動機1を駆動させる。
また、本実施の形態では、所定のタイミングで変圧器6a〜6cの一次側巻線に電力(電力)供給するための変圧器駆動信号を作成する。ここで、本実施の形態では、インバータ制御装置12が有するCPU等で変圧器駆動信号を作成するものとして説明するが、例えば、ロジック回路を用いて上側アームおよび下側アームのゲート信号等を用いてロジックを構成し、所望の区間に変圧器駆動信号を出力するようにしてもよい。
図4は実施の形態1に係る変圧器駆動回路11a〜11cを中心とする片側アーム3a〜3cの構成例を表す図である。ここでは、代表として電動機1のU相に電力供給を行うための片側アーム3aについて説明するが、他の片側アーム3b、3cについても同様である。ここでは、図4(a)について説明する。
変圧器駆動回路11aは、変圧器用スイッチング素子21a、ダイオード22a、ヒューズ91aおよび直流電源(直流電圧電源)71aを基本構成として有している。変圧器駆動回路11aは、変圧器6aの一次側巻線に電力(電流)供給を制御する回路である。
変圧器用スイッチング素子21aはインバータ制御装置12が出力する変圧器駆動信号に基づいてオンオフ動作をする。本実施の形態では、変圧器用スイッチング素子21aがオンすると、変圧器6aの一次側巻線に電力(電流)が供給される。回生エネルギー帰還用となるダイオード22aは、変圧器6aの一次側巻線が蓄えたエネルギーを直流電源71aに回生させ、磁束をリセットさせるためのバイパス経路に設ける。直流電源71aは、変圧器6aの一次側巻線に電力供給するための電源である。
直流電源71は、巻線の励磁電流およびスイッチング素子4a〜4cのリカバリー電流補償のために設けるものであるが、補償電流の大きさはそれほど大きいものでないため、必要な電圧は小さくてすむ。一般に、直流母線電圧(図3のP側−N側間電圧)と比較して、1/10〜1/20程度以下の直流電圧で変圧器6に変圧させると十分な補償電流を得ることができる。
このとき、変圧器6において一次側巻線と二次側巻線とが絶縁しているため、各相の上側アームに対して変圧器駆動回路11を設置する場合でも、特別に電源を作成することは不要となる。このため、低圧制御電源を用いて変圧器6に所定の変圧を行わせることが可能となり、低コスト化が可能となる。また、一次側巻線と二次側巻線とが絶縁しているため、変圧器用スイッチング素子21aやダイオード22aの耐圧は母線電圧と比較して十分小さく設定することができる。よって、コスト的にも低く抑えることができる。
ここで、図4(a)の変圧器駆動回路11aにおいて、変圧器6aに蓄積されたエネルギーを電力回収する例を示したが、実施段階では変圧器駆動回路11aの機能を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。例えば、リセット巻線と一次側巻線の共通線の結線を変圧器6の内部で行うことが難しい場合には、図4(b)に示すように、変圧器6の外側にて結線接続してもよい。
また、例えば、図4(a)に示す変圧器駆動回路11aでは、変圧器6aの一次側巻線と接続した直流電源71aに電力回収をさせることができる(回生させることができる)ため、高効率な駆動を行うことができる。ただし、電流Iap1、Iap2がそれほど大きくなく、二次側巻線で電力消費させても効率への影響が少ない場合には、リセット巻線を省略してもよい。また、電流ピークを抑制したい場合には、効率への影響を考慮しつつ、適宜、一次側巻線と直流電源71aとの間に電流制限抵抗を挿入してもよい。また、高周波ノイズ対策として、変圧器駆動回路11aの直流電源71a、変圧器用スイッチング素子21a、変圧器6a、ヒューズ91間のいずれかに、適宜、高周波コンデンサを挿入してもよい。
また、変圧器用スイッチング素子21のサージやノイズが大きい場合は、適宜変圧器用スイッチング素子21の両端等にスナバ回路を設けるようにしてもよい。
さらに、ダイオード7a〜7cについて、スイッチング素子4a〜4cの寄生ダイオードまたはスイッチング素子に対して逆並列接続したダイオードよりも逆回復時間を極力短くなるように、炭化けい素(SiC)、窒化ガリウム(GaN)、またはダイヤモンド等を材料とするダイオード、高耐圧のショットキーバリアダイオード、高速なファースト・リカバリダイオード等を用いることで、さらに低損失化することができる。
次に、変圧器6を活用して、リカバリー損失を低減させるようにする基本的なスイッチング動作について説明する。
図5はPWM信号および変圧器駆動回路11における各部波形の一例を示す図である。ここではU相について説明する。
通常、インバータ制御装置12から、図5に示すようなPWM信号(Up、Un)が出力される。図5ではアクティブ方向をHi側としている。このため、信号がHiだとスイッチング素子4、変圧器用スイッチング素子21がオンし、Lowだとオフする。Upは、図3の例ではU相の上側アームにおけるスイッチング素子4aの駆動信号を示している。また、Unは、U相の下側アームにおけるスイッチング素子4dの駆動信号を示している。
インバータ制御装置12は、図5に示すa点(スイッチング素子4aがオフするタイミング)からb点(スイッチング素子4dがオンするタイミング)までの間、変圧器駆動信号により変圧器用スイッチング素子21aをオンさせる。ここで、図5では、変圧器用スイッチング素子21aに係る変圧器駆動信号をStraで示す。変圧器用スイッチング素子21aがオンすると、図4に示すように、変圧器6aの一次側巻線に電流Iap1が流れ、二次側巻線にも電流Iap2が流れる。このとき、変圧器6aの一次側巻線と二次側巻線との極性が同じであるため、電流Iap2は電流Iap1と同じタイミングで流れる。
また、変圧器用スイッチング素子21aがオフすると、変圧器6aの一次側巻線の励磁電流はこのバイパス経路を通り、ダイオード22aを介して変圧器6aの一次側巻線が蓄えたエネルギーが直流電源71aに回生される。このため、変圧器コアの磁束密度をキャリア周期ごとにリセットでき、変圧器6の飽和防止、システム高効率化をはかることができる。
また、この励磁電流による電流Iap1が変圧器6aを介してダイオード7aに電流(Iap2)を流すことで、寄生ダイオード、還流ダイオード5aは逆回復を行うことができ、リカバリー損失を低減することができる。
ここではU相に係る上側アームの例を示したが、V相、W相に係る上側アームについても、所定のタイミングで電流を流すことで同様の効果が得られる。
本実施の形態では、インバータ制御装置12が有するCPU等で変圧器駆動信号を作成するものとして説明するが、例えば、ロジック回路を用いて上側アームおよび下側アームのゲート信号等を用いてロジックを構成し、所望の区間に変圧器駆動信号を出力するようにしてもよい。
ここで、図4(a)の変圧器駆動回路11aでは、変圧器6aの一次側巻線が蓄えたエネルギーを直流電源71aによって電力回収できるため、高効率な駆動が行える。ただし、Iap1、Iap2がそれほど大きくなく、二次側巻線で電力消費させても効率への影響が少ない場合には、リセット巻線は必ずしも必要でない。この場合、励磁電流対策で追加で巻線を付加する必要がないため、一次側巻線をシンプルな構造にできる。このため、変圧器6を小型化することができる。以上、変圧器6に蓄積されたエネルギーを電力回収する例を示したが、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。
次に変圧器駆動回路11a〜11c内の素子が故障したときの回路保護等について説明する。ここでは、U相の上側アームにおいて、例えば、変圧器用スイッチング素子21a、ダイオード22aが短絡故障した場合について説明する。
図6はヒューズ91aを有していない変圧器駆動回路11aの回路構成例を示す図である。例えば、U相で見ると、変圧器用スイッチング素子21aが短絡故障した場合、直流電源71aの正側→変圧器6aの一次側巻線→変圧器用スイッチング素子21a→直流電源71aの負側の経路で常時通電してしまう常時通電モードが発生する。また、ダイオード22aが短絡故障した場合、リセット経路として、直流電源71aの正側→変圧器6aのリセット巻線→ダイオード22a→直流電源71の負側の経路で常時通電してしまう常時通電モードが発生する。
常時通電モードが継続した場合、変圧器6aは磁気飽和を起こし、巻線温度が上昇する懸念があるため、システムの保護をはかる必要がある。
そこで、図4(a)に示すように、本実施の形態の装置においては、電源の正側と変圧器6aの一次側巻線との間に、回路、ひいては装置全体を保護するための保護手段となるヒューズ91aを挿入している。このため、変圧器用スイッチング素子21aまたはダイオード22aが短絡故障しても、ヒューズ91aが切れることで、変圧器6aへの電力供給を停止することができ、システムを安全に保護することが可能である。
また、図4(b)のように、変圧器6aのリセット巻線と一次側巻線とを変圧器6aの外部で結線する場合も同様の効果が得られる。ただし、例えば図4(c)のように、部品実装する基板のパターン制約等により、上記結線を電源の正側→ヒューズ91a間で行うと、ダイオード22aの短絡故障は保護できないため、結線箇所には注意を要する。
また、基板パターン制約等のため、図4(d)のようにヒューズ91aを電源の負側とダイオード22aおよび変圧器用スイッチング素子21a間に挿入してもよい。
図7は各相の上側アームについて直流電源71およびヒューズ91aを共通化した回路構成を示す図である。
例えば図4では各相の上側アームがそれぞれ直流電源71を有しているが、変圧器駆動回路11b、11cと共通させるようにしてもよい。また、ヒューズ91aについても共通させるようにしてもよい。
図7のような回路構成でも、基板パターン制約により実装位置変更したい場合は、ヒューズ91aを電源の負側とダイオード22a〜22cおよび変圧器用スイッチング素子21aから21c間に設置してもよい。
例えば、基本的には保護手段の数は1つでもよく、低コスト化可能である。ただ、少なくとも変圧器駆動回路11の数より減らすことができるため、使用条件・使用環境に応じ、ヒューズ91の使用数は適宜選定すればよい。
ここでは、ヒューズ91を用いた回路保護について説明したが、使用環境や使用条件によってはヒューズ91の代わりに正特性のサーミスタで置き換えることができる。例えば回路が短絡した状態になり、電流が流れることでサーミスタは自己発熱する。これによって抵抗値がアップ(電流制限)することで、装置、システムの保護をはかることができる。
このとき、サーミスタを変圧器6の近傍に設置すれば、変圧器6が発した熱がサーミスタに伝わることで、変圧器6に係る回路保護の機能も付加することができる。また、素子の短絡故障だけでなく、例えばダイオード22が開放したことにより故障(オープン故障)となった際の保護も可能となる。このとき、ダイオード22を介した回生を行うことができないため、その分、変圧器6で損失発生(熱ロス)するが、正特性のサーミスタを変圧器6の近傍に設置することで、異常時のシステム保護が行える。また、例えば、従来のように温度センサを変圧器6近傍に設置して、システムと併用するようにしてもよい。
以上のように、実施の形態1のシステムによれば、インバータ駆動装置2において、変圧器6と変圧器駆動回路11とを有し、インバータ制御装置12が、変圧器駆動回路11に変圧器駆動信号を出力して、変圧器6の一次側巻線に電流を流し、変圧器6の二次側巻線からスイッチング素子4、還流ダイオード5側に電流を流すようにしたので、リカバリー電流を抑制することができ、逆回復に係る時間を短縮することができる。そのため、リカバリー損失を低減することができ、高効率のインバータ駆動装置を得ることができる。このとき、変圧器6の一次側巻線と二次側巻線との間は絶縁されており、変圧器駆動回路11とインバータ主回路とが基本的には切り離されているため、相互に影響を及ぼすことが少なく、信頼性を高めることができる。
このとき、変圧器駆動回路11にヒューズ91、サーミスタ等の保護手段を直流電源71と変圧器6の一次側巻線との間に設けることにより、変圧器用スイッチング素子21、ダイオード22が短絡故障したときに、電流を遮断して一次側巻線への電力供給を停止することができるので、システムを安全に保護することができる。サーミスタの場合には、電気的な短絡だけでなく、変圧器6等温度上昇による電流制限も行うことができる。そして、複数の変圧器駆動回路11において、ヒューズ91等の保護手段、直流電源71を共通化することにより、数を減らすことができるので、コスト削減をはかることができる。
そして、本実施の形態のようなインバータ駆動装置の構成においては、従来の装置よりもスイッチング素子、ダイオード等の半導体素子を多く用いることになるが、これらの半導体素子に対して、SiC、GaN、ダイヤモンド等を材料としたワイドバンドギャップ半導体を用いることによって、低損失、小型のインバータ駆動装置2を得ることができる。また、電力損失が小さいため、素子の高効率化をはかることができ、さらに全体としても高効率なインバータ駆動装置を得ることができる。特にダイオード7にワイドバンドギャップ半導体を用いることにより、逆回復時間を短くすることができ、さらに低損失化をはかることができる。
また、逆回復の時間が遅くなるSJ構造のMOSFETであるスイッチング素子4を有する片側アーム3a〜3cについて、変圧器6、変圧器駆動回路11を設けるようにすることで、スイッチング素子4d〜4fにリカバリー損失対策用の回路を特に設けることなく、大幅なコストアップをせずに高効率化することができる。これは、IGBTについても同様である。そして、変圧器6a〜6cによるサージ量調整が可能であるため、直流電圧源13と正側で接続している上側アーム(片側アーム3a〜3c)にも容易に変圧器駆動回路11を設けることができる。また、必要に応じ、下側アームと上側アームとの素子構成を逆にして構成してもよい。また、変圧器駆動回路11の直流電源71による印加電圧が、直流電圧源13による母線電圧よりも低い電圧でも変圧器駆動回路11を駆動することができ、変圧器駆動回路11における素子の耐圧が低くても、リカバリー損失を低減し、高効率のインバータ駆動装置を得ることができる。
実施の形態2.
図8は、本発明の実施の形態2に係るインバータ制御装置を中心とするシステムの構成を示す図である。図8において、図1等と同じ符号を付している素子等については、同様の動作を行う。本実施の形態では、一対の片側アーム(上側アームおよび下側アームの組み合わせ)を両側アーム3g〜3iとして有している。また、下側アームに関してダイオード7d〜7fを有している。
図9は実施の形態2に係る変圧器駆動回路11g〜11iを中心とする回路構成を表す図である。図9では、U相に係る回路等について説明する。本実施の形態の変圧器6gは、二次側巻線を2巻線有し、1つの変圧器6で上側アームおよび下側アームへの電流(電力)供給に対応することができる。また、図9では、変圧器駆動回路11g内に変圧器用スイッチング素子41g、42gおよび分圧用のコンデンサ51g、52gを有している。また、特に限定はしないが、本実施の形態では回生用のダイオード22は有していない。
図10は実施の形態2に係る変圧器駆動回路11g〜11iを中心とする回路の別構成を表す図である。図10では、コンデンサ51g、52gの代わりに変圧器用スイッチング素子43g、44gを有している。
図11は実施の形態2に係るPWM信号、変圧器駆動信号および電流の波形の一例を示す図である。ここでは、電動機1のU相への電力供給に係るPWM信号、変圧器駆動信号および電流について説明する。図11ではアクティブ方向をHi側としている。
まず、基本動作等について説明する。まず、図9の回路において、変圧器駆動信号Straにより、図11のa点からb点まで変圧器用スイッチング素子41gをオンさせる。これにより、直流電源71gの正側→ヒューズ91g→一次側巻線→コンデンサ52gの経路で電流Iap1が流れ、コンデンサ52gが充電する。さらに二次側巻線を流れる電流Iap2も、上側アームに係るリカバリー電流を低減させる方向(スイッチング素子4aのドレイン方向)に流れることにより、還流ダイオード5a、寄生ダイオードの逆回復を行うことができる。
また、変圧器駆動信号Strdにより、図11のc点からd点まで変圧器用スイッチング素子42gをオンさせる。これにより、コンデンサ52g→変圧器6gの一次側巻線→変圧器用スイッチング素子42g→直流電源71gの負側の経路、または直流電源71gの正側→コンデンサ51g→変圧器6gの一次側巻線→変圧器用スイッチング素子42g→直流電源71gの負側の経路でa〜b区間とは逆方向のIap1が流れる。また、二次側巻線にはIdp2の電流が流れるので、下側アームに並列接続された還流ダイオード5d、寄生ダイオードの逆回復を行うことができる。
以上のような構成にすることで、一次側巻線を1巻とした場合であっても、上側アームおよび下側アームを構成する両方のスイッチング素子4a〜4fと並列接続した還流ダイオード5a〜5f、寄生ダイオードの逆回復を行うことができる。
次に図10の回路について説明する。スイッチング素子41gおよび44gをオン(図11の駆動信号Straのオン区間に相当)させると、直流電源71gの正側→41g→変圧器6gの一次側巻線→44g→直流電源71gの負側の経路で電流Iap1が流れる。
図11のa点〜b点の区間でスイッチング素子41gおよび44gをオンさせた場合、この区間で二次側巻線にIap2の電流が流れるので、上側アームにおける還流ダイオード5、寄生ダイオードの逆回復を行うことができる。
次に、スイッチング素子41gおよび44gをオフさせた後、スイッチング素子42gおよび43gをオン(図11の駆動信号Strdのオン区間に相当)させると、変圧器6の一次側巻線には、スイッチング素子41gおよび44gをオンさせたときとは異なる方向に電流Iap1が流れる。
図11のc点〜d点の区間でスイッチング素子42gおよび43gをオンさせた場合、この区間で二次側巻線にIdp2の電流が流れるので、下側アームにおける還流ダイオード5、寄生ダイオードの逆回復を行うことができる。
次に変圧器駆動回路11g〜11i内の素子が故障したとき(例えば、図9のスイッチング素子41gの短絡故障したとき)の回路保護等について説明する。
例えば、図9の構成で、変圧器駆動回路11(11g〜11i)内にヒューズを挿入しないでスイッチング素子41gが短絡故障した場合を考える。この際、スイッチング素子41gにはコンデンサ52gの充電が完了するまで電流が流れ続ける。その後、スイッチング素子42gのオンタイミングで短絡経路が発生し、大電流が流れるため、場合によってはスイッチング素子42gも短絡故障してしまうことがある。2つのスイッチング素子が短絡すると、直流電源71gと2つのスイッチング素子と間で常時通電モードが発生することになる。
これは素子の故障の一事例であるが、このようなときに、短絡経路にヒューズ91gを挿入しておくことで、短絡故障しても、ヒューズ91gが切れることで、変圧器6gへの電力供給を停止することができ、システムを安全に保護することが可能となる。
図10の場合も同様に、スイッチング素子41g〜44gのいずれかが短絡故障を起こすと、その後、対向するスイッチング素子のオンタイミングで短絡してしまい、常時通電モードが発生することがある。そこで、短絡経路にヒューズ91gを挿入しておくことで、短絡故障しても、ヒューズ91gが切れることで、変圧器6gへの電力供給を停止することができ、システムを安全に保護することが可能である。
ここで実施の形態1でも述べたように、ヒューズ91gの挿入位置については、基板パターン等を考慮し、要旨を逸脱しない範囲で適切な位置に挿入すればよい(例えば直流電源71gの負側と下側スイッチ素子の間に挿入等)。
また、実施の形態1で説明したように、変圧器駆動回路11g〜11iで直流電源71gを共通させるとともに、ヒューズ91gについても共通させるようにしてもよい。
また上側アームに補償回路を設ける場合を示したが、下側アームの各相や両側アームに補償回路を設ける場合にも同様な考え方で電源共通化・ヒューズ共通化・あるいは各相へのヒューズ91の設置を行えばよい。
ここでは、ヒューズ91を用いた回路保護について説明したが、実施の形態1と同様に、使用環境や使用条件によってはヒューズ91の代わりに正特性のサーミスタで置き換えることができる。
また、サーミスタを変圧器6の近傍に設置すれば、変圧器6が発した熱がサーミスタに伝わることで、変圧器6に係る回路保護の機能も付加することができる。また、従来の温度センサを変圧器6近傍に設置して、本システムと併用してもよい。
以上のように、実施の形態2のシステムによれば、複数の変圧器用スイッチング素子41等、複数のコンデンサ52等を設けることにより、上側アームと下側アームとを組み合わせた両側アーム3g〜3iについても変圧器駆動回路11を駆動動作させてリカバリー電流を抑制し、逆回復に係る時間を短縮することができる。また、実施の形態1と同様に、電流ピークを抑制したい場合には、効率への影響を考慮しつつ、適宜、一次側巻線と直流電源71gとの間に電流制限抵抗を挿入してもよい。また、高周波ノイズ対策として、変圧器駆動回路11gの直流電源71g、変圧器用スイッチング素子21g、変圧器6g、ヒューズ91g間のいずれかに、適宜、高周波コンデンサを挿入してもよい。
実施の形態3.
図12は、本発明の実施の形態3に係るインバータ制御装置を中心とするシステムの構成を示す図である。図12において、図1等と同じ符号を付している素子等については、同様の動作を行う。図12に示すように、本実施の形態では、変圧器駆動回路11a〜11cに係る電圧Va〜Vcを検出する電圧検出手段92a〜92cを有している。
図13は実施の形態3に係る変圧器駆動回路11a〜11cを中心とする回路構成を表す図である。ここでは、電動機1のU相に係る変圧器駆動回路11a等について説明する。電圧検出手段92aを有している。基準電位を直流電源71aの負側電位としたときの各部の電圧レベルを検出する。また、本実施の形態のインバータ制御装置12は、電圧検出手段92の検出に係る電圧レベルとあらかじめ定めた所定の電圧(スレッショルド電圧)との比較に基づいて変圧器駆動回路11の部品(素子等)の故障を検出する故障検出手段、変圧器駆動回路11の制御停止を行う停止手段として機能する。
図14は、変圧器用スイッチング素子21aのオンオフに関するタイムチャートの一例を示す図である。ここで、一例として、変圧器用スイッチング素子21aの異常(短絡故障)を検出する場合について説明する。図14(a)は、下側アームにおけるスイッチング素子4dのオンタイミング前後におけるスイッチング素子4dのゲート電圧を示す。また、図14(b)は対向する上側アームの変圧器駆動回路11a内の変圧器用スイッチング素子21aに係る変圧器駆動信号を示す。図14(c)は正常時の変圧器用スイッチング素子21aのドレイン−ソース間電圧Vaについて示す。そして、図14(d)は短絡故障時の変圧器用スイッチング素子21aのドレイン−ソース間電圧Vaについて示す。
変圧器用スイッチング素子21aのオフ時には、ドレイン−ソース間電圧Vaはハイレベルを維持している。変圧器用スイッチング素子21aが正常であれば、下側アームのスイッチング素子4dのオン直前のデッドタイム区間中またはその前後のタイミングで変圧器用スイッチング素子21aは所定区間オンする。このため、この区間におけるドレイン−ソース間電圧Vaはローレベルを示す。その後、変圧器用スイッチング素子21aはオフ動作に移行し、またドレイン−ソース間電圧Vaはハイレベルに戻る(オフ直後、一時的に変圧器の逆起電圧の影響で一次側巻線に対するリセット巻線の比率分だけ電圧上昇するが、その後、元の電圧レベルに戻る)。
また、例えば、時間xにおいて変圧器用スイッチング素子21aに短絡異常が発生した場合、ドレイン−ソース間電圧Vaは常時ローレベルを示すことになる。
よって例えば、変圧器用スイッチング素子21aに係る変圧器駆動信号がオフ区間のときにドレイン−ソース間電圧Vaを少なくとも1回検出することで、スレッショルドによるレベル判定にてスイッチ故障を検出することが可能である。このため、比較的簡易な方法で、変圧器用スイッチング素子21aの異常判定をおこなうことができる。
また、ドレイン−ソース間電圧Vaの代わりにダイオード22aのカソード電圧を検出するようにすれば、正常時に関してはリセット区間で電圧ローレベルを示し、リセット区間以外は電圧ハイレベルを示す。しかしながら、異常(短絡故障)時に関しては、常時電圧ローレベルを示すため、上記同様にスレッショルド判定によって異常判定を行うことができる。
さらに、ドレイン−ソース間電圧Vaの代わりに直流電源71の正側電圧を検出するようにした場合、正常時においては、正側電圧はハイレベルを示す。一方、変圧器駆動回路11内の部品故障(短絡故障)時においては、回路内インピーダンスが低下し、電圧レベルが低下する。このため、上記と同様に、スレッショルド判定にて直流電源71または変圧器駆動回路11a内の部品について異常判定を行うことができる。ここで、変圧器用スイッチング素子21のドレイン−ソース間電圧、ダイオード22のカソード電圧、直流電源71の正側電圧を組み合わせて検出するようにしてもよい。
以上のようにして、各電圧検出手段92(92a〜92c)が検出した電圧検出信号(Va’〜Vc’等)に基づいて、インバータ制御装置12は、回路の状態を判断する。回路異常(部品故障)と判断した場合は、例えば、変圧器駆動回路11から変圧器駆動信号を停止・出力禁止する。また、また必要に応じてPWM信号を出力禁止にする。よって本装置において、早期の故障検知およびシステム保護が可能となる。ここで、本実施の形態においても実施の形態1で説明したヒューズ91等の保護手段を設けるようにしてもよい。
ここで、異常判定をハードウェアで行う場合は、電圧検出手段92とインバータ制御装置12との間に比較器(図示せず)を設けて故障検出の判定等を行うようにしてもよい。そして、これを異常信号としてインバータ制御装置12が駆動信号停止・PWM信号出力禁止等を行うようにしてもよい。
実施の形態4.
図15は本発明の実施の形態5に係る冷凍空気調和装置の構成図である。図15の冷凍空気調和装置は、熱源側ユニット(室外機)100と負荷側ユニット(室内機)200とを備え、これらが冷媒配管で連結され、主となる冷媒回路(以下、主冷媒回路という)を構成して冷媒を循環させている。冷媒配管のうち、気体の冷媒(ガス冷媒)が流れる配管をガス配管300とし、液体の冷媒(液冷媒。気液二相冷媒の場合もある)が流れる配管を液配管400とする。
熱源側ユニット100は、本実施の形態においては、圧縮機101、油分離器102、四方弁103、熱源側熱交換器104、熱源側ファン105、アキュムレータ(気液分離器)106、熱源側絞り装置(膨張弁)107、冷媒間熱交換器108、バイパス絞り装置109および熱源側制御装置111の各装置(手段)で構成する。
圧縮機101は、構造については、上述した電動機1を圧縮機用として用いている。一方、運転制御については、実施の形態1〜3に記載したインバータ駆動装置2等を備え、運転周波数を任意に変化させることにより、圧縮機101の容量(単位時間あたりの冷媒を送り出す量)を細かく変化させることができるものとする。
また、油分離器102は、冷媒に混じって圧縮機101から吐出された潤滑油を分離させるものである。分離された潤滑油は圧縮機101に戻される。四方弁103は、熱源側制御装置111からの指示に基づいて冷房運転時と暖房運転時とによって冷媒の流れを切り換える。また、熱源側熱交換器104は、冷媒と空気(室外の空気)との熱交換を行う。例えば、暖房運転時においては蒸発器として機能し、熱源側絞り装置107を介して流入した低圧の冷媒と空気との熱交換を行い、冷媒を蒸発させ、気化させる。また、冷房運転時においては凝縮器として機能し、四方弁103側から流入した圧縮機101において圧縮された冷媒と空気との熱交換を行い、冷媒を凝縮して液化させる。熱源側熱交換器104には、冷媒と空気との熱交換を効率よく行うため、熱源側ファン105が設けられている。熱源側ファン105も、実施の形態1〜4に記載したインバータ駆動回路2を有してファンモータの運転周波数を任意に変化させてファンの回転速度を細かく変化させるようにする。
冷媒間熱交換器108は、冷媒回路の主となる流路を流れる冷媒と、その流路から分岐してバイパス絞り装置109(膨張弁)により流量調整された冷媒との間で熱交換を行う。特に冷房運転時において冷媒を過冷却する必要がある場合に、冷媒を過冷却して負荷側ユニット200に供給するものである。バイパス絞り装置109を介して流れる液体は、バイパス配管を介してアキュムレータ106に戻される。アキュムレータ106は例えば液体の余剰冷媒を溜めておく手段である。熱源側制御装置111は、例えばマイクロコンピュータ等からなる。負荷側制御装置204と有線または無線通信することができ、例えば、冷凍空気調和装置内の各種検知手段(センサ)の検知に係るデータに基づいて、インバータ回路制御による圧縮機101の運転周波数制御等、冷凍空気調和装置に係る各手段を制御して冷凍空気調和装置全体の動作制御を行う。
一方、負荷側ユニット200は、負荷側熱交換器201、負荷側絞り装置(膨張弁)202、負荷側ファン203および負荷側制御装置204で構成される。負荷側熱交換器201は冷媒と空気との熱交換を行う。例えば、暖房運転時においては凝縮器として機能し、ガス配管300から流入した冷媒と空気との熱交換を行い、冷媒を凝縮させて液化(または気液二相化)させ、液配管400側に流出させる。一方、冷房運転時においては蒸発器として機能し、負荷側絞り装置202により低圧状態にされた冷媒と空気との熱交換を行い、冷媒に空気の熱を奪わせて蒸発させて気化させ、ガス配管300側に流出させる。また、負荷側ユニット200には、熱交換を行う空気の流れを調整するための負荷側ファン203が設けられている。この負荷側ファン203の運転速度は、例えば利用者の設定により決定される。負荷側絞り装置202は、開度を変化させることで、負荷側熱交換器201内における冷媒の圧力を調整するために設ける。
また、負荷側制御装置204もマイクロコンピュータ等からなり、例えば熱源側制御装置111と有線または無線通信することができる。熱源側制御装置111からの指示、居住者等からの指示に基づいて、例えば室内が所定の温度となるように、負荷側ユニット200の各装置(手段)を制御する。また、負荷側ユニット200に設けられた検知手段の検知に係るデータを含む信号を送信する。
以上のように実施の形態4の冷凍空気調和装置によれば、インバータ駆動装置におけるリカバリー損失を低減することができるため、高効率で、電力消費を抑えることができる冷凍空気調和装置を得ることができる。また、例えば、冷凍空気調和装置の中で特に重要な圧縮機101において、信頼性が高く、コストの低減を図ることができるため、冷凍空気調和装置全体としても信頼性が高く、コスト低減を図ることができる。
実施の形態5.
前述の実施の形態4では冷凍空気調和装置にインバータ駆動装置を適用する場合について説明したが、例えば、冷凍、冷蔵倉庫等に利用する冷却装置、ヒートポンプ装置等にも利用することができる。また、電動機を使用する他の機器にも利用することができるし、照明機器等にも利用することができる。
1 電動機、2 インバータ駆動装置、3a〜3f 片側アーム、3g〜3i 両側アーム、4,4a〜4f スイッチング素子、5,5a〜5f 還流ダイオード、6,6a〜6c 変圧器、7,7a〜7f ダイオード、8,8a,8b 電流検出手段、9,9a,9b 増幅器、10 電圧検出手段、11,11a〜11c 変圧器駆動回路、12 インバータ制御装置、13 直流電圧源、21,21a,41g,42g,43g,44g 変圧器用スイッチング素子、22,22a ダイオード、51,52,51g,52g コンデンサ、61 p層、62 n層、71,71a,71g 直流電源、91,91a,91g ヒューズ、92,92a〜92c 電圧検出手段、100 熱源側ユニット、101 圧縮機、102 油分離器、103 四方弁、104 熱源側熱交換器、105 熱源側ファン、106 アキュムレータ、107 熱源側絞り装置、108 冷媒間熱交換器、109 バイパス絞り装置、110 熱源側制御装置、200 負荷側ユニット、201 負荷側熱交換器、202 負荷側絞り装置、203 負荷側ファン、204 負荷側制御装置、300 ガス配管、400 液配管。

Claims (25)

  1. 変換用スイッチング素子と、該変換用スイッチング素子に並列接続された還流手段とを備えるアームを一対以上有するインバータ駆動装置であって、
    前記一対のアームの少なくとも一方に二次側巻線を並列接続する変圧器と、
    該変圧器の一次側巻線への電流供給を制御する変圧器駆動回路と、
    を備え
    前記変圧器駆動回路内に、直流電源および少なくとも1つの変圧器用スイッチング素子を有することを特徴とするインバータ駆動装置。
  2. 前記変圧器駆動回路内に、回生エネルギー帰還用のダイオードを備えることを特徴とする請求項記載のインバータ駆動装置。
  3. 前記変圧器駆動回路内に、分圧用コンデンサを備えることを特徴とする請求項1または2記載のインバータ駆動装置。
  4. 前記変圧器駆動回路の直流電源が印加する電圧は、装置に印加される母線電圧よりも低く設定することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のインバータ駆動装置。
  5. 前記変圧器駆動回路内に備えるスイッチング素子は、前記変換用スイッチング素子よりも低耐圧の素子であることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のインバータ駆動装置。
  6. 前記回生エネルギー帰還用のダイオードは、前記変換用スイッチング素子よりも低耐圧の素子であることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のインバータ駆動装置。
  7. 前記変圧器駆動回路の直流電源を、インバータ駆動電源または制御装置電源と共通化することを特徴とする1〜のいずれかに記載のインバータ駆動装置。
  8. 前記一対のアームのうち、装置に電力供給を行う直流電圧電源と正側で接続された上側アームに、前記変圧器および前記変圧器駆動回路を備えることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のインバータ駆動装置。
  9. 前記変圧器および前記変圧器駆動回路を備えるアームの前記変換用スイッチング素子は、スーパージャンクション構造のMOSFETまたはIGBTであることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のインバータ駆動装置。
  10. 前記変圧器駆動回路の数に対して、直流電源の数が少なくとも1つ以上少ないことを特徴とする1〜のいずれかに記載のインバータ駆動装置。
  11. 装置内の半導体素子をワイドバンドギャップ半導体を用いて構成することを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のインバータ駆動装置。
  12. 前記変圧器の二次側巻線と接続されたダイオードをさらに備えることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載のインバータ駆動装置。
  13. 前記変圧器の二次側巻線と接続されたダイオードは、ワイドバンドギャップ半導体を用いた素子であることを特徴とする請求項12記載のインバータ駆動装置。
  14. 前記ワイドバンドギャップ半導体は、炭化珪素、窒化ガリウム系材料またはダイヤモンドを材料とすることを特徴とする請求項13記載のインバータ駆動装置。
  15. 前記変圧器駆動回路の故障を検出するための故障検出手段または前記変圧器駆動回路が故障したときに電流供給を遮断若しくは抑制するための保護手段のうち少なくとも1つを備えることを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載のインバータ駆動装置。
  16. 前記変圧器駆動回路内における電圧を検出する電圧検出手段をさらに備え、
    前記故障検出手段は、前記電圧検出手段が検出した電圧に基づいて故障を検出することを特徴とする請求項15記載のインバータ駆動装置。
  17. 前記電圧検出手段は、前記変圧器駆動回路が有する直流電源、前記回生エネルギー帰還用ダイオードのアノード電圧または前記変圧器用スイッチング素子のドレイン−ソース電圧の少なくともいずれかにおける電圧を検出することを特徴とする請求項16記載のインバータ駆動装置。
  18. 前記電圧検出手段の検出に係る電圧と異常電圧として定めた電圧とを比較する比較器をさらに備えることを特徴とする請求項16または17記載のインバータ駆動装置。
  19. 前記故障検出手段の検出結果に基づいて、前記変換用スイッチング素子または前記変圧器駆動回路の制御を停止する停止手段をさらに備えることを特徴とする請求項1518のいずれかに記載のインバータ駆動装置。
  20. 前記保護手段は、電流供給遮断用のヒューズであることを特徴とする請求項1519のいずれかに記載のインバータ駆動装置。
  21. 前記保護手段は、電流供給抑制用の正特性を有するサーミスタであることを特徴とする請求項1519のいずれかに記載のインバータ駆動装置。
  22. 複数の前記変圧器駆動回路に対して、1つの保護手段を有することを特徴とする請求項1521のいずれかに記載のインバータ駆動装置。
  23. 変圧器駆動回路の数に対して、保護手段の数を少なくとも1つ以上少なくすることを特徴とする請求項1521のいずれかに記載のインバータ駆動装置。
  24. 前記保護手段を、前記変圧器駆動回路における前記直流電源と前記変圧器の一次側巻線までの経路上に備えることを特徴とする請求項1522のいずれかに記載のインバータ駆動装置。
  25. 請求項1〜24のいずれかに記載のインバータ駆動装置を、圧縮機または送風機の少なくとも一方を駆動するために備えることを特徴とする冷凍空気調和装置。
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