JP5120090B2 - 襞状シート切断装置及び襞状シート切断方法 - Google Patents

襞状シート切断装置及び襞状シート切断方法 Download PDF

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Description

この発明は、例えばエアフィルタやオイルフィルタ等の製造過程において、濾紙等よりなる襞状シートを切断予定襞の頂部に沿って、所定長さごとに切断するようにした襞状シート切断装置及びその方法に関するものである。
従来、この種の襞状シート切断装置としては、例えば図11に示すように通常の切断刃よりなるカッタを使用して切断を行う装置、図12に示すように超音波カッタを使用して切断を行う装置、及び図13に示すようにレーザカッタを使用して切断を行う装置が知られている。
すなわち、図11に示す従来構成では、襞状シートSの切断予定襞Saの頂部Sa1の裏側、すなわち谷部に断面山形状のガイド板71が挿入されて、切断予定襞Saが保持される。この状態で、カッタ(切断刃)72が切断予定襞Saの頂部Sa1をその沿って延長方向に移動されることにより、切断予定襞Saの頂部Sa1が切断される。
また、図12に示す従来構成では、襞状シートSの切断予定襞Saの谷部に断面山形状の治具73が挿入されて、切断予定襞Saが保持される。この状態で、カッタ(振動子)74が超音波振動されながら、切断予定襞Saの頂部Sa1に沿って延長方向に移動されることにより、切断予定襞Saの頂部Sa1が切断される。
図13に示す従来構成では、襞状シートSの切断予定襞Saの谷部に断面山形状のガイド板71が挿入されて、切断予定襞Saが保持される。この状態で、カッタ(レーザ光照射ヘッド)75が切断予定襞Saの頂部Sa1に沿って延長方向に移動されながら、そのカッタ75からレーザ光が照射されることにより、切断予定襞Saの頂部Sa1が切断される。
さらに、従来の襞状シート切断装置の別の態様としては、例えば特許文献1に開示されるような構成も提案されている。この従来構成では、図14及び図15に示すように、一方向に回転されるホイール76の外周に、複数の断面山形状の突起77が所定間隔おきに突設されている。ホイール76の外側には、円板状の回転カッタ78が回転可能及びホイール76の軸線方向に沿って移動可能に配置されている。そして、ホイール76の外周に襞状シートSが周回されて、その襞状シートSの各襞の裏側、すなわち谷部Sa2がホイール76上の各突起77に係合される。この状態で、ホイール76の回転にともない、襞状シートSの切断予定襞Saが回転カッタ78と対応する位置に搬送されたとき、回転カッタ78が回転されながら、切断予定襞Saの谷部Sa2に沿って移動されることにより、その切断予定襞Saの谷部Sa2,すなわち頂部Sa1が切断される。
特開平11−129193号公報
ところが、これらの従来の襞状シート切断装置においては、次のような問題があった。
すなわち、図11〜図13に示す各従来構成、及び特許文献1に記載の図14、図15に示す従来構成では、カッタ72、カッタ(振動子)74、カッタ(レーザ光照射ヘッド)75、または回転カッタ78が切断予定襞Saの頂部Sa1または谷部Sa2に沿って移動されながら、その切断予定襞Saの頂部Sa1または谷部Sa2が延長方向の一端部から他端部にかけて切断される。このため、カッタ72、74、75、78が切断予定襞Saの一端部から他端部まで移動する時間が必要であって、襞状シートSの幅が広いほど前記切断作業に時間がかかって、作業能率の低下を招いていた。
また、前記の各従来構成では、襞状シートSの切断予定襞Saにガイド板71または治具73が挿入されたり、襞状シートSの各襞にホイール76上の各突起77が挿入されたりすることにより、切断時に切断予定襞Saが変形されないように保持される。このため、切断予定襞Saあるいは各襞が湾曲している場合には、切断予定襞Saへのガイド板71または治具73の挿入作業、あるいは各襞への突起77の挿入作業に時間がかかることもあり、この点においても能率の低下を招いていた。
さらに、切断予定襞Saあるいは各襞が湾曲したままの状態で、ガイド板71、治具73またはホイール76上の各突起77が挿入された場合には、切断予定襞Saの頂部Sa1または谷部Sa2を直線状に正確に切断することができなかった。この場合、特許文献1においては、切断予定襞Saの谷部Sa2を切断するものであるため、切断予定襞Saが湾曲していても、その湾曲が矯正されながら切断が実行される可能性はあるが、カッタ78が回転されるため、切断予定襞Saの側壁に食い込みやすく、やはり湾曲している場合は直線状に切断することが困難であった。
しかも、図12及び図13に示す従来構成では、超超音波またはレーザを使用するため、切断予定襞Saの頂部Sa1を切断する際に、切断箇所に熱が発生して、切断端面が炭化するという問題もあった。このように切断端面が炭化すると、その部分が黒く汚れるばかりでなく、襞状シートをフィルタとして使用する場合、炭化によって発生したカーボン粒または粉が濾過機能に悪影響を与えるおそれがあった。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、襞状シートの切断予定襞をその頂部に沿って直線状にかつ綺麗な切断端面となるように切断することができるとともに、その切断作業を短時間に能率よく行うことができる襞状シート切断装置及び切断方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、襞状シートの切断装置に係る発明は、襞状シートを切断予定襞の頂部に沿って切断するための襞状シート切断装置において、前記切断予定襞の頂部をその裏側から直線状に保持する直線保持手段と、その直線保持手段側から前記頂部側に移動することにより、切断予定襞の頂部を切断する切断刃とを備えたことを特徴としている。ここで、切断刃は、剪断によって切断予定襞の頂部を切断するものを指す。
従って、この発明の襞状シート切断装置の切断動作時には、切断予定襞の頂部の裏側から切断予定襞の頂部が直線状に保持される。この状態で、切断刃がその直線保持手段側から頂部に向かって移動されることにより、切断予定襞の頂部が切断される。よって、襞状シートの切断予定襞をその頂部に沿って直線状にかつ綺麗な切断端面となるように切断することができる。しかも、切断予定襞の頂部をその延長方向の一端部から他端部にかけて切断するのではなく、切断予定襞の全長にわたってほぼ同時に切断するため、切断に要する時間を短縮することができて、作業能率を向上させることができる。
また、前記切断予定襞の頂部の角度を定常状態よりも拡開状態にする頂部拡開手段を備えるこのようにすれば、頂部拡開手段により切断予定襞が拡開されるため、切断予定襞の頂部の裏側への前記直線保持手段及び切断刃の進入が容易になる。
前記の構成において、前記頂部拡開手段は、切断予定襞の両側の谷部に進入して切断予定襞を広げる一対の拡開片を備えるとよい。
前記直線保持手段は、切断予定襞の内側に進入される一対の保持片を備え、前記切断刃は、その両保持片間を通って切断動作を行うように構成するとよい。このように構成した場合には、一対の拡開片により切断予定襞の両側面間の間隔を広げた状態で、切断刃を切断位置に向かって移動させることができる。従って、切断刃により、切断予定襞の頂部を適切に切断できる。
前記直線保持手段は、前記襞状シートの幅方向の中央部において軸により相互に回動可能に連結された一対の保持片と、その両保持片を切断予定襞の外側位置と内側位置との間で進退移動させる移動手段と、両保持片を全体として山形をなす状態と直線状をなす状態とに切換え回動させる切換え手段とを備えるとよい。
このように構成した場合には、一対の保持片が移動手段にて切断予定襞の外側位置から内側位置に移動された状態で、切換え手段にて山形をなす状態から直線状をなす状態に切換え回動されることにより、切断予定襞の頂部を直線状に容易に保持することができる。
前記切断刃はその刃先が山形状をなすように構成するとよい。このようにすれば、切断予定襞の頂部を適切に切断できる。
襞状シートを襞配列方向に沿って案内するための案内面と、その案内面に沿って移動されるフレームとを有し、前記頂部拡開手段及び直線保持手段を前記フレームに搭載するとよい。
前記フレームは襞状シートの所定位置を検出するための検出手段を備えとよい。
襞状シート切断方法に係る発明においては、襞状シートの襞の頂部を切断するための襞状シート切断方法においては、切断予定襞の頂部にその裏側から作用してその頂部を直線状にし、その裏側から前記頂部側の表側に移動する切断刃によって切断予定襞の頂部を切断することを特徴とする。
また、前記の切断方法においては、前記切断予定襞の頂部の切断に際して、その頂部の角度を定常状態よりも拡開する
以上のように、この発明によれば、襞状シートの切断予定襞をその頂部に沿って直線状にかつ綺麗な切断端面にて切断することができるとともに、その切断作業を短時間に能率よく行うことができるという効果を発揮する。
以下に、この発明の一実施形態を、図1〜図10の図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、工場の床面等の設置面21の上方には上面を案内面とした移送テーブル22が配置され、襞を規則的に形成した襞状シートSがこの移送テーブル22の上面に沿って図1の右方向へ連続的に移送される。なお、この襞状シートSは、ロール(図示しない)から巻き出されたシート(図示しない)が前工程において連続的に折り曲げ成形されたものである。
前記移送テーブル22と隣接するように、設置面21上にはほぼ箱形状のフレーム23が一対のガイドレール24を介して襞状シートSの移送方向に沿って移動可能に配置されている。設置面21上には移動用モータ25が配置され、このモータ25の正逆回転により回転されるスクリュー26及びそのスクリュー26に螺合するナット27を介して、フレーム23が図1に実線で示す切断動作開始位置P1と鎖線で示す切断動作終了位置P2との間において往復移動される。
前記フレーム23の上下方向の中間部には、移送テーブル22と同一高さで連続状態となる上面を案内面とした支持テーブル28が形成されている。そして、移送テーブル22の上面に沿って移送されてくる襞状シートSが、この支持テーブル28上に送り込まれる。このとき、フレーム23が襞状シートSの移送速度と同一速度で切断動作開始位置P1から切断動作終了位置P2に向かって移動されながら、後述の切断構成によって襞状シートSの切断予定襞Saの頂部Sa1が切断される。
前記フレーム23に隣接して、前記設置面21上には支柱29が立設され、その支柱29の上端部には検出手段としてのカメラ30が下向きの状態で取り付けられている。図8及び図9に示すように、一方、襞状シートSの襞の頂部上における幅方向中央部には、指標Sbが切断ピッチと同ピッチで設けられている。この指標Sbは例えば着色テープよりなる。そして、フレーム23が切断動作終了位置P2に移動配置された状態で、カメラ30により指標Sbが検出されたとき、フレーム23が切断動作終了位置P2から切断動作開始位置P1に高速で復帰移動される。引き続き、フレーム23が切断動作開始位置P1から切断動作終了位置P2に向かって襞状シートSの送り速度と同速度の遅い速度で移動されて、その移動中において切断予定襞Saの頂部Sa1の切断動作が実行される。
図1及び図3に示すように、前記移送テーブル22の上方位置には規制用シリンダ31が配置され、そのシリンダ31のロッドの先端には規制板32が取り付けられている。そして、フレーム23が切断動作開始位置P1から切断動作終了位置P2に移動されて、切断予定襞Saの頂部Sa1の切断が終了したとき、規制用シリンダ31の突出動作により、規制板32が図1の右側に移動される。このため、切断予定襞Saの頂部Sa1よりも移送テーブル22側に位置する襞状シートSの端部上面の浮き上がりが規制板32により規制されて、その襞状シートSの端部が前記支持テーブル28の上方の案内板33の端部に干渉することが防止される。なお、この案内板33は、所定長さに切断された襞状シートSを次工程に向かって案内するためのものである。
次に、襞状シートSをその移動中において所定長さに切断するための切断構成について詳細に説明する。
図3及び図4に示すように、フレーム23内の支持テーブル28よりも上方の位置には、襞状シートSの切断予定襞Saの両側面(襞状シートSの移動方向の両側壁)を保持して、切断予定襞Saをその頂部Sa1の角度が定常状態よりも拡開されるように保持するための頂部拡開手段としての第1保持機構35が配置されている。すなわち、フレーム23内には、第1昇降板36が一対のガイドレール37を介して昇降可能に支持されている。フレーム23内には、第1昇降板36を昇降させるための昇降用シリンダ38が配置されている。
前記第1昇降板36には一対の拡開片39,40が襞状シートSの幅方向の中央部と対向するように、襞状シートSの移動方向に間隔をおいた状態で垂下支持されている。両拡開片39,40の幅方向の寸法W1は、襞状シートSの幅方向の寸法W2よりも小さくなるように形成されている。一方の拡開片39は、その上端部において第1昇降板36の側面にスペーサ41を介して固定されている。他方の拡開片40は、その上端の支持部40aが第1昇降板36の下面のガイドレール42に図3の左右方向に移動可能に支持されている。そして、支持部40aがガイドレール42上を移動することにより、他方の拡開片40が一方の拡開片39と接近または離間する方向へ移動される。さらに、図3及び図10(a)に示すように、両拡開片39,40が襞状シートSの切断予定襞Saの前後方向(図1の左右方向)における両側上方に対応配置された状態で、第1昇降板36が下降されることにより、図10(b)に示すように、両拡開片39,40が切断予定襞Saの両側の谷部内に進入される。
図3及び図4に示すように、前記可動側の拡開片40の支持板部40aに対応して、フレーム23内にはカム板43が配置され、そのカム板43の側面には上下方向に延びるカム面43aが形成されている。拡開片40の支持板部40aには、カム板43のカム面43aに係合可能なローラよりなるカムフォロワ44が支持されている。拡開片40の支持板部40aと第1昇降板36との間には、カムフォロワ44をカム板43のカム面43aに圧接させる方向、すなわち可動側の拡開片40を静止側の拡開片39と接近させる方向に移動付勢するためのバネ45が掛装されている。
そして、図10(b)に示すように、第1昇降板36の下降にともなって、両拡開片39,40が切断予定襞Saの両側の谷部内に進入される際に、カムフォロワ44がカム面43aの低いカム部から高いカム部に移動される。この移動により、可動側の拡開片40がバネ45の付勢力に抗して、静止側の拡開片39から離間する方向に移動される。その結果、図10(c)に示すように、切断予定襞Saの両側面間の間隔,すなわち両側壁間の間隔が広げられる。このため、切断予定襞Saの頂部Sa1の開き角度が定常状態より大きくなる。
図1及び図5に示すように、前記フレーム23内の支持テーブル28よりも下方の位置には、第1保持機構35の反対側,すなわち下側から襞状シートSの切断予定襞Saの頂部Sa1を直線状に保持するための直線保持手段としての第2保持機構46が配置されている。図2及び図5に示すように、第2保持機構46内に位置するように、フレーム23内の下方位置には、第2保持機構46側から第1保持機構35側に,すなわち上方へ移動することによって切断予定襞Saの頂部Sa1を剪断により切断するための切断刃47が配置されている。
図5及び図6に示すように、前記第2保持機構46において、フレーム23内には、第2昇降板48が一対のガイドレール49を介して昇降可能に支持されている。フレーム23の外側面には移動手段としての昇降用モータ50が配置され、この昇降用モータ50の正逆回転により、駆動プーリ51、ベルト52、従動プーリ53、スクリュー54及びそのスクリュー54に螺合するナット55を介して、第2昇降板48が図6に示す下方位置と図7に示す上方位置との間において昇降される。
図5及び図6に示すように、前記第2昇降板48の上端側面には、一対の保持片56,57が襞状シートSの幅方向の中央部において、段付きネジよりなる軸58により回動可能に支持されている。これらの保持片56,57は前記軸58により相互間に間隔をおいた状態で連結されている。各保持片56,57の上端縁には直線状に延びる保持部56a,57aが形成されている。そして、図6に実線で示すように、両保持片56,57の保持部56a,57aが山形状に配置された状態で、第2昇降板48が下方位置から上方位置に上昇されることにより、図6に鎖線で示すとともに、図10(d)にも示すように、両保持片56,57が後記切断刃47とともに、切断予定襞Saの下方の外側位置から上方の内側位置に進入される。
図2及び図6に示すように、前記各保持片56,57に対応して、第2昇降板48の側面には切換え手段としての一対の切換え用シリンダ59が配置されている。各切換え用シリンダ59のピストンロッドには作動部材60が取り付けられている。この作動部材60はその凹部60aにおいて各保持片56,57の先端のピン56b,57bに連係されている。そして、図6に鎖線で示すように、両保持片56,57が切断予定襞Saの内側位置に進入配置された状態で、両切換え用シリンダ59が突出動作されることにより、各保持片56,57が軸58を中心に回動されて、図7に示すように、それらの保持部56a,57aが直線状に延びる状態に切換え配置される。この切換え配置により、切断予定襞Saの頂部Sa1が直線状態に引き延ばされて保持される。
図2、図5及び図6に示すように、前記切断刃47は両保持片56,57間の間隔内に上下方向へ相対移動可能に配置されている。切断刃47の上端縁には側面山形状の刃部47aが形成されるとともに、中間部には保持片56,57の軸58を挿通させるための長孔47bが形成されている。図2に示すように、切断刃47の幅方向の寸法W3,すなわち刃幅は、襞状シートSの幅方向の寸法W2よりも大きくなるように形成されている。
図5及び図6に示すように、前記第2昇降板48の下端側部には刃作動用シリンダ61が配置され、そのシリンダ61のピストンロッドが連結板62を介して切断刃47に連結されている。そして、図7に実線で示すように、両保持片56,57及び切断刃47が切断予定襞Saの内側位置に進入された状態で、両保持片56,57が山形をなす状態から直線状をなす状態に切換え回動された後、刃作動用シリンダ61が突出動作される。この突出動作により、図7に鎖線で示すように、切断刃47が第2保持機構46の保持片56,57側から第1保持機構35の拡開片39,40側に移動されて、図10(e)に示すように、切断予定襞Saの頂部Sa1がその下方から切断される。
次に、前記のように構成された襞状シート切断装置の動作を説明する。
図1〜図6に示す状態では、フレーム23内の上部に配置された第1保持機構35の第1昇降板36が上方位置に移動されて、一対の拡開片39,40が襞状シートSよりも上方の外側位置に配置されている。また、フレーム23内の下部に配置された第2保持機構46の第2昇降板48が下方位置に移動されて、一対の保持片56,57及び切断刃47が襞状シートSよりも下方の外側位置に配置されている。そして、襞状シートSの切断予定襞Saの頂部Sa1に対する切断が終了した時点では、フレーム23が図1に鎖線で示す切断動作終了位置P2に移動配置されている。
このフレーム23の配置状態で、カメラ30により切断予定襞Sa上の指標Sbが検出されると、移動用モータ25の回転により、フレーム23が切断動作終了位置P2から切断動作開始位置P1に高速で復帰移動される。この復帰移動により、図1、図3及び図10(a)に示すように、フレーム23の切断動作開始位置P1において、第1保持機構35の拡開片39,40が襞状シートSの切断予定襞Saの両側谷部に対向配置されるとともに、第2保持機構46の保持片56,57及び切断刃47が切断予定襞Saの下方の外側位置,すなわち切断予定襞Saの裏側に対向配置される。そして、この状態で移動用モータ25の回転により、フレーム23が襞状シートSの移動速度と同一速度で切断動作開始位置P1から切断動作終了位置P2に向かって移動開始される。
そして、その移動中において、第1保持機構35の昇降用シリンダ38の突出動作により、第1昇降板36が下降移動されて、図10(b)に示すように、両拡開片39,40が切断予定襞Saの両側の谷部内に進入される。このとき、拡開片40側に設けられたカムフォロワ44がカム板43上のカム面43aの低いカム部から高いカム部に接触移動されて、その拡開片40が対向する拡開片39から離間する方向に移動される。この離間方向への移動により、図10(c)に示すように、切断予定襞Saの両側面間の間隔が広げられ、切断予定襞Saの頂部Sa1の開き角度が定常状態よりも拡開される。
次に、第2保持機構46の昇降用モータ50の回転により、第2昇降板48が上昇移動されて、図6の鎖線状態及び図10(d)に示すように、両保持片56,57が切断刃47とともに、切断予定襞Saの下方の外側位置から内側位置に進入移動される。この状態で、両切換え用シリンダ59が突出動作されて、各保持片56,57が軸58を中心に回動される。この回動により、図7に示すように、両保持片56,57の保持部56a,57aが直線状に延びる状態に切換え配置されて、切断予定襞Saの頂部Sa1が直線状態に引き延ばされて保持される。
続いて、刃作動用シリンダ61が突出動作されて、切断刃47が両保持片56,57間において、図7に実線で示す下方の位置から鎖線で示す上方の位置に突き上げ移動される。この突き上げ移動により、図10(e)に示すように、切断予定襞Saの頂部Sa1が両保持片56,57にて直線状に保持された状態で瞬間的に切断される。この切断によって、襞状シートSが所定長さに切断されて、次工程に送られる。
その後、前記の各動作とは逆の順序で切断刃47、保持片56,57、拡開片39,40等が元の位置に復帰するとともに、カメラ30による指標Sbの検出が待たれる。
従って、この実施形態においては、以下の効果を得ることができる。
(1) この実施形態の襞状シート切断装置の切断動作時には、第1保持機構35の拡開片39,40により、切断予定襞Saの頂部Sa1の開き角度が拡開された状態に保持されるとともに、第2保持機構の保持片56,57により、第1保持機構35の反対側から切断予定襞Saの頂部Sa1が直線状に保持される。そして、この切断予定襞Saの保持状態で、切断刃47が第2保持機構46側から第1保持機構35側に移動されることにより、切断予定襞Saの頂部Sa1が切断される。よって、襞状シートSの切断予定襞Saをその頂部Sa1に沿って直線状態で正確に切断することができる。
(2) 超音波やレーザを使用することなく、切断刃47を使用して切断しているため、切断端面が炭化するおそれを防止することができる。
(3) 切断予定襞Saの頂部Sa1をその延長方向の一端部から他端部にかけて時間をかけて切断することなく、襞状シートSの移動時間を利用して、頂部Sa1の全長にわたって瞬間的に切断するため、切断に要する時間を短縮することができるとともに、作業能率を向上させることができる。
(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 前記実施形態において、拡開片39,40を有する頂部拡開手段を省略すること。襞状シートSの襞部の頂部の拡開角度がはじめから広い場合は、この頂部拡開手段が存在しなくても、直線保持手段及び切断刃47を用いて頂部Sa1を直線状に切断できる。
・ 前記実施形態において、頂部拡開手段を直線保持手段側、すなわち襞状シートSの下部側に設けること。
・ 前記実施形態において、切断刃47の刃先形状を凸形円弧状、波形状、鋸刃状等の形状に変更すること。
一実施形態の襞状シート切断装置を示す一部破断正面図。 図1の襞状シート切断装置の一部破断側面図。 同襞状シート切断装置の上部構成を拡大して示す部分正断面図。 同じく上部構成を拡大して示す部分側断面図。 襞状シート切断装置の下部構成を拡大して示す部分正断面図。 同じく下部構成を拡大して示す部分側断面図。 図6の動作状態を示す部分側断面図。 襞状シートを拡大して示す部分正面図。 同襞状シートの部分平面図。 (a)〜(e)は襞状シートの切断過程を順に示す部分正面図。 従来の襞状シート切断装置を示す部分斜視図。 従来の襞状シート切断装置の別の態様を示す部分斜視図。 従来の襞状シート切断装置のさらに別の態様を示す部分斜視図。 従来の襞状シート切断装置のさらに別の態様を示す部分正面図。 図14の15−15線における部分断面図。
符号の説明
23…フレーム、25…移動用モータ、28…支持テーブル、35…頂部拡開手段としての第1保持機構、36…第1昇降板、38…昇降用シリンダ、39,40…拡開片、43…カム板、43a…カム面、44…カムフォロワ、46…直線保持手段としての第2保持機構、47…切断刃、48…第2昇降板、50…移動手段としての昇降用モータ、56,57…保持片、58…軸、59…切換え手段としての切換え用シリンダ、61…刃作動用シリンダ、S…襞状シート、Sa…切断予定襞、Sa1…頂部。

Claims (8)

  1. 襞状シートを切断予定襞の頂部に沿って切断するための襞状シート切断装置において、
    前記切断予定襞の頂部をその裏側から直線状に保持する直線保持手段と、
    その直線保持手段側から前記頂部側に移動することにより、切断予定襞の頂部を切断する切断刃と
    前記切断予定襞の頂部の角度を定常状態よりも拡開状態にする頂部拡開手段とを備えたことを特徴とする襞状シート切断装置。
  2. 前記頂部拡開手段は、切断予定襞の両側の谷部に進入して切断予定襞を広げる一対の拡開片を備えたことを特徴とする請求項に記載の襞状シート切断装置。
  3. 前記直線保持手段は、切断予定襞の内側に進入される一対の保持片を備え、前記切断刃は、その両保持片間を通り抜けて切断動作を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の襞状シート切断装置。
  4. 前記直線保持手段は、前記襞状シートの幅方向の中央部において軸により相互に回動可能に連結された一対の保持片と、その両保持片を切断予定襞の外側位置と内側位置との間で進退移動させる移動手段と、両保持片を全体として山形をなす状態と直線状をなす状態とに切換え回動させる切換え手段とを備えたことを特徴とする請求項に記載の襞状シート切断装置。
  5. 前記切断刃はその刃先が山形状をなすことを特徴とする請求項1〜のうちのいずれか一項に記載の襞状シート切断装置。
  6. 襞状シートを襞配列方向に沿って案内するための案内面と、その案内面に沿って移動されるフレームとを有し、前記頂部拡開手段及び直線保持手段を前記フレームに搭載したことを特徴とする請求項のうちのいずれか一項に記載の襞状シート切断装置。
  7. 前記フレームは襞状シートの所定位置を検出するための検出手段を備えたことを特徴とする請求項に記載の襞状シート切断装置。
  8. 襞状シートの襞の頂部を切断するための襞状シート切断方法において、
    切断予定襞の頂部にその裏側から作用してその頂部を直線状にし、
    その裏側から前記頂部側の表側に移動する切断刃によって切断予定襞の頂部を切断し、
    前記切断予定襞の頂部の切断に際して、その頂部の角度を定常状態よりも拡開することを特徴とする襞状シート切断方法。
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