JP5119985B2 - コーティング装置の洗浄状態確認方法及び洗浄状態確認装置 - Google Patents
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Description
(1)分析対象となる洗浄液中のコーティング剤を固形化するために長い時間を取っていてはコーティング剤の切り換えに手間取るため、効率が非常に悪く実用的でない。
(2)コーティング装置の洗浄は1種類のコーティング剤を除去するために複数回行なわれ、その都度、洗浄液中のコーティング剤の濃度を分析しなければならない。従って、特許文献1の方法を利用することは難しい。
(3)コーティング剤として使用する樹脂は吸光しないという問題があり、特許文献1のような吸光による濃度分析には工夫が必要である。
以下、第1の実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。
図1の原理図に基づき、洗浄済液の洗浄状態確認方法とコーティング装置との関係を説明する。コーティング装置1は電子回路や回路素子を実装した電子基板にコーティング剤を塗布し、電子基板に防湿効果を与えるものである。コーティング剤としては、アクリル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂及びポリウレタン系樹脂の中から当該電子基板に最適な樹脂、例えばアクリル系樹脂を選択し、使用する。また、アクリル系樹脂に少量の蛍光染料を混入してコーティング剤としている。他のコーティング剤を選択した場合でも同様に少量の蛍光染料が混入される。蛍光染料は電子基板にコーティング剤が正確に塗布されているか否かを例えばブラックライトにより検査するために使用されている。
(2)紫外線吸収剤は蛍光染料に限らず、他の物質を利用しても構わない。
(3)発光体はレーザー光源のように特定の固定波長帯を発光できる光源に限らず、蛍光灯やブラックライト等の広い波長領域の光を発光する他の光源を使用することができる。この実施形態では、300〜420ナノメートル(nm)の波長領域に含まれる特定の固定波長帯、例えば376ナノメートル(nm)の固定波長帯のみを取り込んで受光できるように、検出器5及び9にスリット等の固定波長帯選択手段を設けて実施すればよい。
(5)コーティング装置1の洗浄済液取り出し口12を洗浄状態確認装置の分析用試料容器4に直結する必要は無く、洗浄済液は洗浄済液の収容部へ直接排出するように構成し、洗浄毎に試料用の洗浄済液のみ取り出して分析用試料容器4に収容しても良い。
(6) 表示器11へ表示するデータは洗浄済液の濃度に限らず吸光度で表示することもできる。吸光度で表示する場合は、しきい値を設定し、判断する。なお、しきい値は濃度表示の場合に設定しても構わない。また、しきい値は試験的に把握したもので零を含むものである。これらのしきい値は表示器11に表示されるデータ中にマーキングされるよう形で表示できるようにすれば、作業者が間違いなく確認でき、効果的である。
(7)検出器5及び9の受光信号に基づく判断手段は、コンピュータ10に限らず、オペアンプを用いた論理回路により構成し、吸光度の測定及び洗浄完了状態の判定を行なうことができる。
(9)第1の実施形態において、可動式ミラー6及び固定式ミラー7を無くし、分析用試料容器4及び比較用試料容器8のそれぞれに同一強度の光を発光する発光体を設けて実施することができる。
2 洗浄機
3 レーザー光源
4 分析用試料容器
5、9 検出器
6 可動式ミラー
7 固定式ミラー
8 比較用試料容器
10 コンピュータ
11 表示器
12 洗浄済液取り出し口
A 100倍に希釈されたアクリル系樹脂を含む洗浄済液
A1 1000倍に希釈されたアクリル系樹脂を含む洗浄済液
A2 10000倍に希釈されたアクリル系樹脂を含む洗浄済液
C トルエン
Claims (12)
- 紫外線吸収剤を含有する異なる種類の樹脂製コーティング剤を切り換えて使用するコーティング装置の洗浄状態確認方法において、
前記コーティング装置は、切り換える前の樹脂製コーティング剤を洗浄して除去されるものであり、
前記コーティング装置の洗浄済液に発光体から投射される光を透過し、300〜420ナノメートル(nm)の波長領域に含まれる特定の固定波長帯での前記紫外線吸収剤による吸光量のみを示す吸光度を測定し、測定した吸光度に基づき、前記切り換える前の樹脂性コーティング剤の除去状態である洗浄状態を表示することを特徴とするコーティング装置の洗浄状態
確認方法。 - 前記特定の固定波長帯での吸光度の測定は、溶剤のみを含有した洗浄液を透過させた光の受光量と、前記洗浄済液を透過させた光の受光量との差に基づいて測定することを特徴とする請求項1に記載のコーティング装置の洗浄状態確認方法。
- 前記発光体は300〜420ナノメートル(nm)の波長領域に含まれる特定の固定波長帯の光を発光するレーザー光源であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコーティング装置の洗浄状態確認方法。
- 前記紫外線吸収剤は蛍光染料であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のコーティング装置の洗浄状態確認方法。
- 前記溶剤はトルエンを使用し、前記コーティング剤はアクリル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂及びポリウレタン系樹脂のいずれか1種類を選択して使用することを特徴する請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載コーティング装置の洗浄状態確認方法。
- 前記洗浄状態は、前記測定された吸光度を基に演算された洗浄済液に含まれるコーティング剤の濃度で表したことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のコーティング装置の洗浄状態確認方法。
- 前記洗浄状態は、前記測定された吸光度で表したことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のコーティング装置の洗浄状態確認方法。
- 前記測定した吸光度に基づく洗浄状態を予め設定したしきい値と比較し、比較結果を表示することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載のコーティング装置の洗浄状態確認方法。
- 異なる種類の各コーティング剤の吸光度を予め測定して記憶させ、前記測定した吸光度を対応するコーティング剤の吸光度と比較し、測定した吸光度が一定の差を有する時洗浄完了と判定し、判定結果を表示することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載のコーティング装置の洗浄状態確認方法。
- 紫外線吸収剤を含有する異なる種類の樹脂製コーティング剤を切り換えて基板に塗布するコーティング装置の洗浄状態確認装置において、
前記コーティング装置に溶剤を含む洗浄液を供給して、切り換える前の樹脂製コーティング剤を洗浄して除去する洗浄機と、前記コーティング装置から取り出した前記コーティング剤を含む洗浄済液を収容する分析用試料容器と、前記分析用試料容器に光を投射する発光体と、300〜420ナノメートル(nm)の波長領域に含まれる特定の固定波長帯の光を受光する検出器と、前記検出器の受光量に基づき前記分析用試料容器を透過した前記特定の固定波長帯での前記紫外線吸収剤による吸光量のみを示す吸光度を測定する判断手段と、前記切り換える前の樹脂製コーティング剤の除去状態に基づく洗浄状態の判断結果の表示手段とを備えたことを特徴とするコーティング装置の洗浄状態確認装置。 - 前記分析用試料容器を透過した光の受光量との差を取るために溶剤のみを含有した洗浄整液を収容する比較用試料容器を備えたことを特徴とする請求項10に記載のコーティング装置の洗浄状態確認装置。
- 前記コーティング装置の洗浄済液取り出し部を前記分析用試料容器に連結し、前記洗浄済液を前記分析用試料容器に一端貯溜した後排出することを特徴とする請求項10又は請求項11に記載のコーティング装置の洗浄状態確認装置。
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