JP5119174B2 - エレベータ戸の開閉操作装置 - Google Patents

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本発明は、エレベータドアの開閉指示等を行うエレベータ戸の開閉操作装置に関するものである。
従来、エレベータの戸開閉操作を行うには、押しボタン式や、タッチパネル式操作盤の画面内に擬似的に表示した画像タッチボタンなどがある。どちらの方式においても、「開きボタン」と「閉じボタン」と機能ごとに複数のボタンを配置しており、人間の操作方法では複数配置されたボタンの中から、視覚的に機能を選択判断して「ボタンを押す」といったことが一般的である。
また、各機能別のボタンが複数設置必要であることから、各ボタンの機能を明示するため、ボタンの表面に文字で「開」「閉」「開延長」と記載して機能を判別できるようにしたり、障害者対応として、記号化されたピクトグラムで機能を明示したり、ボタン近隣に点字を設置するなどの方法で、ボタン機能毎の配置場所と機能を明示している。
さらに、操作の簡単化,占有面積の縮小を図るため、ドアの開閉指示にジョイスティックの操作レバーを使用することが、例えば特許文献1に記載されている。
特開2004−59291号公報
上記従来技術においては、押しボタン,タッチパネル式操作盤のいずれも「ボタンを押す」必要があるため、特に、視覚障害者に対しては、閉じボタン用,開きボタン用,開き延長用,行き先階登録ボタン用など複数の点字を設置する必要があり、戸閉じ寸前もしくは、戸閉じ開始している場合、咄嗟的な判断で戸開きボタンの設置場所を見つけて、操作を行うことが容易でなく、戸挟まれの可能性がある。
また、ジョイスティックを利用したものでは、少ない装置で操作ができる点では良いが、ジョイスティックはエレベータかご内突起物となり、衣類の引っ掛かりなどのによる誤操作の恐れがある。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、より少ない装置で感覚及び直感的に分かり易い戸開閉操作を可能とし、戸の開閉方向の指定,戸開きの延長時間設定などの多彩な操作を可能とすることにある。
エレベータのかご内に設置されたエレベータ戸の開閉操作装置において、平板状のパッド部に組み込まれたセンサー部の表面を人体の指でなぞって操作した座標位置を信号として検出するトラックパッドと、前記検出された信号を操作パターンとして判定及び記録する機能を実現する戸開閉判定プログラムと、前記操作パターンに対応してエレベータ戸の開閉に関する操作指令が記録されたパターン設定データと、を備え、前記トラックパッドが操作された場合、該操作の前記操作パターンを識別し、前記パターン設定データと照合して対応する前記操作指令を実行する。
本発明によれば、トラックパッドが操作された場合、この操作パターンを識別し、パターン設定データと照合して対応する操作指令を実行するので、より少ない装置で感覚及び直感的に分かり易い戸開閉操作とすることができる。
本発明による一実施の形態によるトラックパッドの平面図。 本発明による一実施の形態によるエレベータシステム概略図。 一実施の形態によるトラックパッドの構造を示す平面図。 図3のトラックパッドによる動作を説明する平面図。 図3のトラックパッドの操作例を示す平面図。(戸開き延長) 図3のトラックパッドの操作例を示す平面図。 図3のトラックパッドの操作例を示す平面図。 一実施の形態によるブロック図。 一実施の形態によるフローチャート。 一実施の形態によるフローチャート。 一実施の形態によるエレベータにおけるトラックパッドの設置位置を示す平面図。
トラックパッドは、平板状のパッド部に組み込まれたセンサー部の表面を人体の指でなぞって操作することにより、パッド部に構成されるコンデンサの座標位置を検出する入力インターフェース装置であり、コンデンサ式以外に、指の圧力を利用する感圧式や、静電気を利用する静電式などが知られている。
また、トラックパッド装置は携帯端末装置や、ノート型パーソナルコンピュータのインターフェース装置として使用されているが、通常、ユーザーの操作を動機付けるモニターに表示されるコンテンツメニューに沿って、トラックパッドの操作を行い、モニター上に表示されたコンテンツメニューの選択(クリック)を行うことが行われている。
一実施の形態では、エレベータかご内操作盤3にトラックパッド装置を装備する。
図1において、中央部に装備される面状の板がトラックパッドであり、縦横に等間隔で座標位置をもち、トラックパッドを指で接触した座標位置を信号として取り込む。操作パッド部4aの上で、指操作41から42のように横方向へスライドしたり、360度多方向へ指のスライド操作を行ったりすることにより、トラックパッドの上を最初にタッチした始点41と、パッドから指を離した終点42の座標位置を電気信号として取得することができる。
戸開閉操作および操作応答灯表示は、図3に示すように、トラックパッドの周囲に取り付けられたLED発光による表示灯部4bにより行う。
エレベータシステムの概略を図2に示す。エレベータかご内操作盤に設けたトラックパッド式の開閉操作装置4にて、乗客が指であらかじめ定義された操作を行うと、この操作信号がかご−制御盤インターフェースBOX5で入力処理され、その信号がテールコード6を経由して、制御盤7内部に設置されたCPU8に信号が取り込まれる。CPU8の内部プログラムで処理された結果は、テールコード6を経由して、戸開閉制御機構9に対し戸開閉指令として発動され、エレベータ戸開閉制御機構9によってエレベータ戸2が作動する。
戸開閉指令は次のように区別して操作される。図4においてトラックパッドの上で、指を右から左へスライド操作した場合に戸開き指令として信号を発信する場合の事例を以下に示す。
トラックパッド上を始めにタッチした始点、例えば図4の「4g1で指をタッチして、そのまま指でなぞり4f1で指を離す」または「4f2で指をタッチして、そのまま指でなぞり4d2で指を離す」のように始めにタッチした始点から左方向へ1区画以上指がスライド操作を行った場合、始点と終点の情報で座標上1区画以上移動量が発生したことして認識する。
図8のブロック図で説明する。始点と終点とを入力処理回路5aで信号取り込み、CPU8のプログラム内部処理である戸開閉判定プログラム8aにより座標が右へ移動したのか、左へ移動したのかを判定して操作パターンを記録して識別し、例えば、右から左へ移動したと判定された操作パターンをあらかじめ操作パターンに対して操作指令が定義され記録されたパターン設定データ8dと照合して、戸開き指令であると判断し、戸開閉指令プログラム8cにより戸開き指令を戸開閉制御回路5cへ送信する。
なお、図4において始点終点の移動量はX軸の移動量により判断され、戸閉じ指令の場合も戸開き指令と同様にX軸の移動量により決定される。
戸開閉指令発動制御について図8,図9を参照して説明する。
エレベータかごに乗り込んでいる乗客は、トラックパッド式の開閉操作装置4の操作パッド4aにて360度多方向へ指のスライド操作を行う。これにより、スライド操作の座標位置を示す信号が入力処理回路5aに取り込まれ、CPU8の内部に登録されたパターン設定データ8dの情報に基づいてプログラム処理である戸開閉判定プログラム8aによって、操作パターン判定処理が行われる。その結果は、表示灯制御プログラム8bと、戸開閉指令プログラム8cに伝達され、表示灯制御プログラム8bから応答灯表示指令が出力処理回路5bに出力され表示灯4bが点灯される。
図9のフローチャートにおいて、エレベータ戸の初期状態が、戸閉じ中(ステップ(a1))または、戸閉じ待機中(ステップ(a2))または、戸開ききった状態(ステップ(a3))である場合、まず、(ステップ(a1))(ステップ(a2))の戸閉じ動作時では、(ステップ(b1))(ステップ(b2))(ステップ(b3))の何れかのトラックパッド操作を行うと、通常時間の戸開き指令(ステップ(c1))として指令が発動され、戸開き(ステップ(c2))する。この際、トラックパッドに指を触れている状態(ステップ(d2))であれば、戸は開き続けるが、トラックパッドから指を離した状態(ステップ(d2))で、且つ戸開き時間経過(ステップ(d3))であれば、戸閉じ指令発動(e1)し、戸閉じ(ステップ(e2))となる。
また、戸の状態に関係なくトラックパッドをダブルタップ(2回連続でタッチする操作)(ステップ(b4))した場合は、戸開き時間延長指令として判定し、戸開き時間を延長して戸開き指令(ステップ(c1))を発動する。
さらに、戸の状態が、戸開ききった状態(ステップ(a3))の場合は、トラックパッド上で戸閉じ動作パターンである操作(ステップ(d1))を行い、且つ、戸開き時間経過(ステップ(d3))であれば、戸閉じ指令発動(e1)し、戸閉じ(ステップ(e2))する。
次に、1つのトラックパッドによる複数の操作パターンにより、戸開閉制御を複数行う例を説明する。つまり、パターン設定データ8dでの操作パターンに対する操作指令の定義を示す。
エレベータかご1内から見て、トラックパッドが左側に設置され、エレベータ戸が左方向に開く片開き戸の場合に、トラックパッドで、戸を開く方法は、トラックパッドのパッド上で、右から左側へ指でスライド操作を行うことにより、座標位置移動方向によって、CPU8にて開きパターンとして認識され戸が開く。
エレベータかご1内から見て、トラックパッドが左側に設置され、エレベータ戸が左方向に開く片開き戸の場合に、トラックパッドで、戸を開く方法は、トラックパッドのパッド上で、1度タップ操作を行うと、CPU8にて開きパターンとして認識され戸が開く。
エレベータかご内から見て、トラックパッドが左側に設置され、エレベータ戸が左方向に開く片開き戸の場合に、トラックパッドで、戸を開く方法は、トラックパッドのパッド上で、2度タップ操作を行うと、CPU8にて戸開き時間延長パターンとして認識され戸が開き、且つ戸開き時間を延長する。
エレベータかご内から見て、トラックパッドが左側に設置され、エレベータ戸が左方向に開く片開き戸の場合に、トラックパッドで、戸を開く方法は、トラックパッドのパッド上で、所定時間異なる座標位置を指2本で継続タッチ操作行うと、CPU8にてパターン認識され戸が開き、且つ戸開き時間を延長する。
エレベータかご内から見て、トラックパッドが左側に設置され、エレベータ戸が左方向に開く片開き戸の場合に、トラックパッドで、戸を閉じる方法は、トラックパッドのパッド上で、左から右側へ指でスライド操作を行うことにより、座標位置移動方向によって、CPU8にて戸閉じパターンとして認識され戸が閉じる。
トラックパッド上で横方向へスライド操作した方向とエレベータ戸の動作する方向は略一致させ、次に示すように、直感、あるいは感覚的に一致させる。
エレベータかご内から見て、トラックパッドが設置される位置と、エレベータ戸が戸袋に引き込まれていく方向に関連を持たせる。即ち、片開き戸の場合、戸袋は片側だけとなるが、トラックパッドも戸袋側に設置される場合において、戸を開ける操作は、戸が戸袋に引き込まれる方向と同じ方向にトラックパッド上で指を横方向スライド操作(戸を動作させたい方向への操作)する。
反対に戸を閉じる操作を行うときは、戸が戸袋から引き出される方向と同じ方向にトラックパッド上で指を横方向スライド操作(戸を動作させたい方向への操作)する。
また、中央開き戸の場合も、トラックパッドが設置されたほうの戸袋に引き込まれる戸と同期した方向の操作を行うことで、片開き戸と同様に戸開閉操作と戸の動作を直感的に感じとれることができる。
次に、開閉操作装置をタッチ操作することにより、すばやい操作で、直感的に戸開き指令を発動する例について説明する。本例によれば、開閉操作装置に表記された文字や記号などを確認する必要がない。
例えば、本操作は、戸が閉じるまでの3つのタイミング「戸が閉じ始めようとしたとき」「戸が閉じている途中のとき」「戸が閉じきる寸前のとき」に咄嗟的に戸開き操作を行う動作として必要とされる。
戸が閉じるまでの3つのタイミング下においては、トラックパッドは、どのような操作方法においても、開く指令しか発動しない。これは、戸閉じはじめている戸に対し、故意に閉じる方向へトラックパッドをスライド操作して戸閉じ指令を改めて発動しても、意味を成さないためである。従って、戸が閉じるまでの3つのタイミングにおいては、トラックパッドをタッチしただけで戸開き操作と判断する。これによれば、閉じかけている戸を瞬間的に開き操作を行うことが可能となる。
トラックパッドの操作パターンが戸開閉機能に作用することから、トラックパッド表面に、「開」「閉」「開延長」などのような文字表記,機能表記は特に必要としない。つまり、以上説明した操作例では視覚的確認を軽減させ、戸開き操作を容易に誘導させることができる。操作装置に機能を示す文字や記号があると、人間は視覚的飛び込んだ情報を必然的に判断(複者択一)しようとする。もし、操作装置に判断を必要とするような文字や記号が無ければ、複者択一判断をせずにタッチすることができる。最低でもタッチするか否かの二者択一となる。
但し、文字表記有無の件については乗客にとって、「開」「閉」の文字表記の無い装置が操作面において操作方法が不明,不親切となる恐れがあるので、トラックパッド表面に操作方法を表現した絵,文字を印字してもよい。
また、戸が全開しており、まだ自動戸閉じ時間経過していない状態において、故意に戸閉じを行いたい場合は、トラックパッドをタッチして、閉じる方向にスライド操作を行うことで、戸閉じ指令を発動させることが良い。
戸開き時間延長方法と、戸開き延長時間の有効時限調整操作について図10に基づいて説明する。
戸開き時間延長専用の操作パターンをあらかじめCPU8のトラックパッド操作パターン設定データ8dに記憶させておくことにより、その記憶された操作パターンデータを乗客がトラックパッド上で操作した場合、操作パターンが照合できれば、戸開き時間(固定時間)延長指令として判定し、戸開き時間延長指令を発動する。
所定の操作により、あらかじめ定められた固定時間(例えば、30秒,60秒)戸開き時間を延長しても良いが、戸開き時間を延ばす方向と縮める方向の時間を流動的に乗客がトラックパッド操作で調整することを図3,図10を参照して説明する。
図3はトラックパッド内部構成を表すもので、中央部には4d1から4g4の如く、X軸とY軸方向に12マス分の座標が定義され、その周囲には、LEDが少なくとも2色以上複数個装備されている。乗客はこのトラックパッドの座標上を指操作にて、タップ操作や、スライド操作を行うが、戸開き有効時限調整においては、次のような操作を行うことで時間調整を可能とする。
トラックパッド形状は長方形,正方形,円形何れの形状でも良いが、必ずトラックパッドの周囲部分に数個のLEDを1周する程度に設ける。このLEDの配置はアナログ時計の六十進法をイメージさせるものが望ましい。例えば、トラックパッド上部中央が12時(60秒)を示し、右横中央が3時(15秒)を示し、下部中央が6時(30秒)を示し、左側中央が9時(45秒)を表す。
図5(1)(2)のようにトラックパッドを2度タップすると、戸開き延長としてCPU8が戸開き延長指令を発動し、トラックパッド周囲のLEDすべてを緑色点灯表示する。この際、LEDが点灯を始めてから例えば5秒以内に、図6のようにトラックパッド操作面の座標位置、例えば4e1から4d1,4d2,4d3,4d4,4e4というように順にトラックパッド周囲座標位置をスライド操作した場合、タッチした座標位置信号をCPU8に送信し、その信号に基づいて、操作パターンの判定を行い、図10のフローチャートで示すように座標位置が移動した量を時間換算して、戸開き延長有効時限も消費させていく、また時間の消費に合わせてLEDを赤色点灯させていく。
つまり、トラックパッドの周囲1周のLED点灯が60秒(六十進法)を表すものであり、且つトラックパッドの周囲部分の座標マスも1周60秒を表すものである場合、図3でトラックパッド座標が縦4横4の場合は、周囲にあるマスは12マスで、60秒をトラックパッド周囲1周(12マス)で割ると、1マス移動で5秒調整可能となる。これにより、図6では、座標4e1から4e4に左回りにスライド操作が行われたとき、移動量(6マス)掛ける1マスあたりの調整時間(−5秒)で−30秒、戸開き有効時限初期状態60秒から30秒マイナスして、30秒に有効時限を再設定する。
つづいて、図7において、4e4から4d2まで右回りにスライド操作した場合は、移動量(4マス)掛ける1マスあたりの調整時間(+5秒)で+20秒、故に前述の戸開き有効時限30秒状態から20秒プラスして50秒に有効時限を再設定する。
次にLED表示パターンについて説明する。図3のように、トラックパッド周囲に4b1から4b16まで緑色LED16個,赤色LED16個、合計32個のLEDが装備されている事例である。本LEDは1周60秒を示す六十進法のアナログ時計をイメージして装備されたものであり、4b1は60秒前、4b4は45秒前というようにアナログ時計のようにすることが望ましい。
戸開きの延長時間を調整する操作を行った場合、トラックパッドの移動量に合わせ、移動量を時間換算して、LEDの表示も変化させる。図3において、トラックパッドで延長時間調整を行ったとき、その調整量が25秒短縮する操作をしていた場合、LED4b1から4b5は赤色で表示、LED4b6から4b16は緑色表示となる。
さらに、戸開き指令が発動された場合、全LEDを緑色点灯する。戸閉じ指令が発動された場合、全LEDを赤色表示する。
さらに、トラックパッドを戸開き方向へ指操作を行った場合、操作した始点方向の端点にある上下のLEDが操作方向の終点LEDに向かって、緑色LEDがフラッシュ表示する。要するに、指の横移動に合わせて、上下のLEDが後追いで指操作方向に順次フラッシュ表示をする。
さらに、トラックパッドを戸閉じ方向へ指操作を行った場合、操作した始点方向の端点にある上下のLEDが操作方向の終点LEDに向かって、赤色LEDがフラッシュ表示する。指の横移動に合わせて、上下のLEDが後追いで指操作方向に順次フラッシュ表示をする。
さらに、図3において戸開き延長時間の経過と共に戸開き有効時限が60秒経過後は、時間を5秒消費するごとに、4b1から順次左回りにLEDは緑色から赤色に自動的に表示変化を行い、残り5秒以降は、4b12から順次左回りに1秒消費ごとに自動的に緑色から赤色に表示変化させる。尚、完全に戸閉じ終了したら、LEDは全消灯となる。
以上のように開いている場合のLED発光色を「緑色表示」とし、閉じる場合の発光色は「赤色表示」とすることにより、戸開閉の動作状態を色識別により確認でき、安全性,危険性も色で認識できる。
図11は、エレベータかご1上部からの断面図を示す。エレベータかごにおいて、片開き戸のエレベータかご内操作盤設置位置の関係と、中央開き戸のエレベータかご内操作盤設置位置の関係は、図11に示すとおり5通りとなる。この場合、どの設置位置においても、トラックパッド式の開閉操作装置4が設置される側に必ず戸袋11が存在する、即ちエレベータかご内空間において、エレベータかご内から出入り口方向に向かった立ち位置で、トラックパッドに手を差し伸べたとき(右手なら人体の中心軸から右側に手を差し伸べたとき)人体の左手の空間と右手の空間の違いは手を差し伸べた先のかご構造への接触から容易に把握できる。これにより、視覚障害者であっても、手を斜め前方向に差し伸べ、その先にトラックパッドの存在を確認できた場合は、その方面に戸袋が存在することを示しているため、戸の形状に関わらず、トラックパッドを左右どの方向にスライド操作をすれば、戸開きか,戸閉じかを人体の中心線を軸として、差し伸べた手から戸の開く方向(戸袋側)が容易に認識して戸開閉操作することができる。
向かって右側のトラックパッドに対して、右手で操作する場合は体の中心軸に向かってトラックパッドをスライド操作(右から左)すると「戸閉じ」となり、体の中心軸から外側に向かってトラックパッドをスライド操作(左から右)すると「戸開き」という操作となり、文字や、記号,点字を確認する必要がない。
尚、トラックパッドの取り付け位置(取り付け高さ)だけは、容易に判断できないため点字が必要とされるが、規格統一で床面から規定の高さにトラックパッドを設置する。これにより、開閉操作装置に印された機能を識別する為の文字や記号,点字などを確認せずとも、戸開き指令を発動できるため、戸挟まれを回避することが可能である。
以上、従来の押しボタン,タッチパネル式操作盤では、「ボタンを押す」という行為しかできなかったものをトラックパッド式の装置において、「タッチ」「タップ」「スライド」という多彩な操作を可能とした。
また、健常者は「開」「閉」「開延長」の文字またはピクトグラムによる確認,視覚障害者においては、点字で「開」「閉」「開延長」を点字でボタン機能の違いを判断する必要性が軽減される。このことから、操作面において視覚的判断,触覚的判断が軽減され、動作に移す判断が早くなるため戸挟まれの危険性を回避することができる。
さらに、従来は「開」「閉」「開延長」で複数のボタン設置を必要としていたが、トラックパッド式の開閉操作装置を用いれば、装置がひとつだけでよくなるため、意匠面においてもデザイン性向上が図れる。
さらに、戸開閉操作がひとつのトラックパッド上でひとつの操作になり、且つトラックパッドの指操作方向と戸の動作方向が同期化されることにより、あたかも人の手で直接「エレベータの引き戸」を手で引いて開け閉めしているような感覚を感じることができる。
さらに、トラックパッドの指操作により、戸開き延長時間の調整を伸ばす方向,縮める方向両方を調整するようにしたので、標準設定の長すぎる戸開き延長時間も容易に短縮することができ、エレベータの運転効率向上を図ることができる。
1 エレベータかご
2 戸
3 エレベータかご内操作盤
4 開閉操作装置
4a 操作パッド部
4b 表示灯部
5 かご−制御盤インターフェースBOX
5a 入力処理回路
5b 出力処理回路
5c 戸開閉制御回路
6 テールコード
7 制御盤
8 CPU
8a 戸開閉判定プログラム
8b 表示灯制御プログラム
8c 戸開閉指令プログラム
8d パターン設定データ
9 戸開閉制御機構

Claims (7)

  1. エレベータのかご内に設置されたエレベータ戸の開閉操作装置において、
    平板状のパッド部に組み込まれたセンサー部の表面を人体の指でなぞって操作した座標位置を信号として検出するトラックパッドと、
    前記検出された信号を操作パターンとして判定及び記録する機能を実現する戸開閉判定プログラムと、
    前記操作パターンに対応してエレベータ戸の開閉に関する操作指令が記録されたパターン設定データと、
    を備え、前記トラックパッドが操作された場合、該操作の前記操作パターンを識別し、前記パターン設定データと照合して対応する前記操作指令を実行することを特徴とするエレベータ戸の開閉操作装置。
  2. 請求項1に記載のものにおいて、前記パターン設定データは、複数の前記操作パターンに対して前記操作指令がそれぞれ記録され、少なくとも1つの前記トラックパッドで前記操作指令として戸開及び戸閉じが可能とされたことを特徴とするエレベータ戸の開閉操作装置。
  3. 請求項1に記載のものにおいて、前記指でなぞる操作方向と前記エレベータ戸の開閉方向とを略一致させたことを特徴とするエレベータ戸の開閉操作装置。
  4. 請求項1に記載のものにおいて、前記指でなぞる操作と前記エレベータ戸の開閉動作とを同期するようにしたことを特徴とするエレベータ戸の開閉操作装置。
  5. 請求項1に記載のものにおいて、前記操作パターンとして前記トラックパッドをタップする操作が記憶され、該タップする操作に前記エレベータ戸の戸開動作が対応していることを特徴とするエレベータ戸の開閉操作装置。
  6. 請求項1に記載のものにおいて、前記操作パターンとして前記トラックパッドを2度タップする操作が記憶され、該2度タップする操作に前記エレベータ戸の戸開時間を延長する動作が対応していることを特徴とするエレベータ戸の開閉操作装置。
  7. 請求項1に記載のものにおいて、前記トラックパッドの周囲に表示灯部を配置し、前記操作パターンに対応して前記エレベータ戸の開閉状態を表示することを特徴とするエレベータ戸の開閉操作装置。
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