JP6385173B2 - エレベータのタッチパネル式行き先階登録操作盤およびエレベータのタッチパネル式行き先階登録操作盤における利用者判定方法 - Google Patents

エレベータのタッチパネル式行き先階登録操作盤およびエレベータのタッチパネル式行き先階登録操作盤における利用者判定方法 Download PDF

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Description

この発明は、エレベータのタッチパネル式行き先階登録操作盤システム等に関するものである。
従来、エレベータのタッチパネル式行き先階登録操作盤を操作している利用者が視覚障がい者であることを判断する方法として、タッチパネル部分に接触している指の接触面積(人をアースと考えれば接地面積)を検出してその面積から視覚障がい者であることを判断する方法が提案されている(下記特許文献1参照)。
図10は、タッチパネル1に3本の指が接触した状態を示す。指の接触状態2の面積1−3は、各指の接触部分の面積である。面積を求めるために、各接触部分ごとに複数の座標情報を入力して面積を求め、その面積を合計(面積1+面積2+面積3)して判断するものである。
また、圧力センサを設置して接触した圧力を判断して視覚障がい者であることを判断する方法も提案されている(下記特許文献2参照)。
さらに、タッチパネル部分の表面を人体の指でなぞって操作した座標位置を信号として検出し、検出された信号を操作パターンとして判定及び記録し、操作パターンに対応してエレベータ戸の開閉に関する操作指令をおこなう方法も提案されている(下記特許文献3参照)。
特開2006−56700号公報 特開2012−56720号公報 特開2010−163249号公報
従来の接触している指の接触面積を検出して視覚障がい者を判断する方法の場合、視覚障がい者の判断の際、接触している部分のそれぞれについて面積を求めるため、図10において、タッチパネル1の指の接触状態2の面積1に関する複数の座標情報を入力して面積を求め、接触している全ての面積1−3を求めた後、面積を合計(面積1+面積2+面積3)して、その面積が閾値以上であると、視覚障がい者が触っていると判断している。
このため、個々に接触部分の面積を求めるために、個々に接触している形状が判断できるまで複数の座標情報を入力しなければならず、さらに接触部分の形状が複雑な形状であると、面積の計算が複雑になり、1つの接触面の面積を計算するだけでも時間を要している。また、接触している形状毎にそれぞれ面積を求めて、全ての面積を合計してその値から視覚障がい者を判断するため、接触形状が複雑であったり、接触数が多いと判断までに時間を要している。
特に、健常者の操作の場合は、1本の指の場合であっても接触面積の計算は行われるため、その計算のためにエレベータの動作が遅れ、使い勝手がよいとはいえない。
この発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、センサ等を追加することなく、タッチパネルに触れた状態から容易に、短時間で視覚障がい者による操作であるか否かを判断するエレベータのタッチパネル式行き先階登録操作盤等を提供することを目的とする。
この発明は、タッチパネルから行き先階を入力するエレベータのタッチパネル式行き先階登録操作盤であって、前記タッチパネルに接触される利用者の指の前記タッチパネル上の位置を検出するタッチセンサと、前記タッチセンサで検出される前記タッチパネルに接触された利用者の2本または2本以上の指の前記タッチパネル上の位置で規定される1つの領域の面積を計算する計算部と、計算された前記面積が予め設定された閾値以上であれば前記利用者を視覚障がい者と判断して利用者情報として出力する利用者判定部と、前記タッチセンサで検出される前記タッチパネルに接触した利用者の接触時間が誤操作を考慮した所定時間を経過したことで有効な接触を判定する座標入力部と、備え、前記座標入力部で有効な接触と判定された後の、前記タッチセンサで検出される利用者の指の位置で規定される1つの領域に従って、前記計算部が前記領域の面積を計算し、前記利用者判定部が計算された面積に従って視覚障がい者を判断する、エレベータのタッチパネル式行き先階登録操作盤等にある。
この発明では、センサ等を追加することなく、タッチパネルに触れた状態から容易に、短時間で視覚障がい者による操作であるか否かを判断するエレベータのタッチパネル式行き先階登録操作盤等を提供できる。
この発明によるエレベータのタッチパネル式行き先階登録操作盤を含むエレベータ制御システムの構成の一例を示す図である。 この発明によるタッチパネル式行き先階登録操作盤におけるタイマー割り込みメインルーチンフローとハードウェア(H/W)割り込みルーチンフローの動作フローチャートである。 この発明によるタッチパネル式行き先階登録操作盤における座標入力処理のフローの動作フローチャートである。 この発明の実施の形態1によるタッチパネル式行き先階登録操作盤を含むエレベータ制御システムにおけるタッチパネルの利用者判断の基本フローを含む動作フローチャートである。 この発明によるタッチパネル式行き先階登録操作盤における指の接触部分が形成する領域の面積計算のフローを含む動作フローチャートである。 この発明によるタッチパネル式行き先階登録操作盤における指の接触部分が形成する領域の面積の計算を説明するための図である。 この発明の実施の形態2によるタッチパネル式行き先階登録操作盤におけるタッチパネルの操作有効範囲外に指が接触している場合を説明するための図である。 この発明の実施の形態2によるタッチパネル式行き先階登録操作盤を含むエレベータ制御システムにおけるタッチパネルの利用者判断の基本フローを含む動作フローチャートである。 この発明の実施の形態2によるタッチパネル式行き先階登録操作盤におけるタッチパネルの操作有効範囲内の一部に指が接触している場合を説明するために図である。 従来のエレベータのタッチパネル式行き先階登録操作盤を操作している利用者が視覚障がい者であることを判断する方法を説明するための図である。
以下、この発明によるエレベータのタッチパネル式行き先階登録操作盤等を各実施の形態に従って図面を用いて説明する。なお、各実施の形態において、同一もしくは相当部分は同一符号で示し、重複する説明は省略する。
実施の形態1.
図1はこの発明によるエレベータのタッチパネル式行き先階登録操作盤を含むエレベータ制御システムの構成の一例を示す図である。図1において、タッチパネル式行き先階登録操作盤システムは、各乗場やかごの内に設けられたタッチパネル式行き先階登録操作盤11、それぞれのカゴ32の運転制御を行う少なくとも1つの各かご制御装置30、タッチパネル式行き先階登録操作盤11での行き先階登録に従ってそれぞれの各かご制御装置30によりカゴ32の群管理を行う群管理制御装置20を含む。
そしてタッチパネル式行き先階登録操作盤11は、利用者のタッチパネル(例えば図6,7,9の符号1参照)へのタッチ(操作)を検出するタッチセンサ12、タッチセンサ12で検出された操作に従った行き先階登録制御を行う制御部17と、制御部17の制御により音声等で案内を行うアナウンス装置18を備える。またコンピュータ等からなる制御部17は、座標入力部13、座標記憶部14、面積計算部15、利用者判断部16を含む。また、各かご制御装置30は、カゴ32とこのカゴ32の運転制御を行うコンピュータを含む号機制御部31を含み、群管理制御装置20はコンピュータを含む割当号機決定部21を備える。
また図2、図3はこの発明によるタッチパネル式行き先階登録操作盤における動作フローチャートを示す。図2はタイマー割り込みメインルーチンフローとハードウェア(H/W)割り込みルーチンフロー、図3は座標入力処理のフローを示す。なお、ソフトウェア(S/W)の内部処理で使用するフラグ等は文中で「」書きで表す。
図2の(a)のタイマー割り込みメインルーチンフローにおいて、座標入力処理(ステップS31)とタッチパネルの操作検出と利用者判断処理(ステップS32)がおこなわれる。タイマー割り込みは所定の(予め定められた)時間(例えば、1ms)毎に定期的に処理される。
図2の(b)のH/W割り込みルーチン処理は、タッチセンサ12からの入力で割り込むように、操作盤11の基板の回路が構成されている。この割り込み処理では、タイマー割り込みメインルーチン処理で参照する「タッチセンサ検出フラグ」をセット(ステップS33)する。
図3の座標入力処理のフローで、タッチセンサ12を備えたタッチパネルの接触判断処理について説明する。座標入力部13が「タッチセンサ検出フラグ」を参照して、タッチセンサ12がタッチパネルへの接触を検出した場合は(ステップS41)、ステップS42へ進む。誤動作等を考慮して、予め定められた所定時間の間検出したかを判断し、所定時間(例えば、1sec以上)経過するまでは「所定時間検出カウンタ」を加算(インクリメント)する(ステップS52)。
ここでは、操作盤11の基板の回路構成によるタッチセンサ12からの検出信号による割り込み処理で「タッチセンサ検出フラグ」が制御部17の記憶部(特に図示せず、また後述する座標記憶部14と兼用としてもよい)にセットされ、この「タッチセンサ検出フラグ」を座標入力部13が所定時間継続することを監視して、タッチパネルへの有効な接触と判定している。
しかしながら、座標入力部13で直接、タッチセンサ12からの信号の入力を検出し、「タッチセンサ検出フラグ」をセットし、監視するようにしてもよい。
所定時間経過した場合はステップS43へ進み、座標入力部13はタッチセンサ12からの検出信号に従った座標情報を座標記憶部14へ記憶する。複数の座標を入力するため、ステップS44で座標記憶部14での次に記憶するための「記憶位置」を決める。ステップS45では、「座標入力したことを表すフラグ」をセットする。
さらに例えばステップS46に示すように、「複数確認カウンタ」により、タッチパネルへの複数の接触のそれぞれの時間のずれをカウントし、複数の指を接触した場合の判断を行うようにしてもよい。
「複数確認カウンタ」が所定値(例えば、1.5sec)以下でない場合は、同時に接触したとはみなさないようにし、ステップS48〜S51でステップS52、S41、S46、S44での「所定時間検出カウンタ」、「タッチセンサ検出」、「複数確認カウンタ」、「記憶位置」からなる各カウンタやフラグをクリアする。
なおここで、「所定時間検出カウンタ」、「複数確認カウンタ」は最初に、指を接触してからカウントを開始させる。
タッチパネル上に指を順番に接触させた場合は、「複数確認カウンタ」でチェックして、同時とみなされる所定時間内に接触した指の座標のみを入力とすることで、同時とはみなされない、すなわちここでは所定時間内に接触していない座標は入力されないようにする。これにより複数回操作の排除を可能としている。
また、通常、指をずっと同じ位置に固定するような使用はしないため、指をスライドさせた場合は、「所定時間検出カウンタ」でチェックして、所定時間以内に指が離れなければ、「所定時間検出カウンタ」が満了するまでのスライド量は許容されるため、判断漏れを防ぐことが可能となる。
なお、上記説明では図3にも示すように、ステップS42で「所定時間検出カウンタ」で所定時間をカウント後、ステップS43で座標情報を記憶している。しかしながら、上記「複数確認カウンタ」による複数の指を接触した場合の判断を行う場合には、座標入力部13は、上記「所定時間検出カウンタ」のカウント開始時であるステップS41に当たる、最初に指が接触してからのタッチセンサ12からの座標を示す信号を順に制御部17の記憶部に記憶するようにしておく必要がある。そこでこの場合には、座標入力部13で直接、タッチセンサ12からの信号の入力を検出し、「タッチセンサ検出フラグ」をセットし、監視するようにしておく方がよい。
なお、タッチセンサ12は、タッチパネルの接触面上の各接触位置を示す信号を出力する。ここでは、接触面のXY座標上の各接触位置のXY座標を示す信号を出力するものとする。
図4はこの発明の実施の形態1によるタッチパネル式行き先階登録操作盤を含むエレベータ制御システムにおけるタッチパネルの利用者判断の基本フローを含む動作フローチャートである。図4のステップS1で、利用者判定部16は、座標入力されたかを判断し、座標入力された場合は、ステップS2においてステップS45でセットした「座標入力したことを表すフラグ」をクリアし、ステップS3へ進み、面積計算部15で接触部分が形成する領域(図形)の面積を求める。
図5はこの発明によるタッチパネル式行き先階登録操作盤における指の接触部分が形成する領域の面積計算のフローを含む動作フローチャートである。面積は、図5のフローで求める。ステップS11において、面積計算部15は、座標記憶部14の各接触点の座標情報を参照し、タッチパネルに触れた箇所を特定する。ステップS12において、各接触点の各座標の中からX座標の最大、最小、Y座標の最大、最小の座標を求め、ステップS13において、ステップS12の各接触点の座標情報と各点の数から指の接触部分が形成する領域(図形)、の面積を計算する。
図6はこの発明によるタッチパネル式行き先階登録操作盤における指の接触部分が形成する領域(図形)の面積の計算を説明するための図である。例えば、3本の指が接触した状態2の各座標が、点A(2,5)、点B(1,2)、点C(4,2)だとすると、X座標の最大は点C、最小は点B、Y座標の最大は点A、最小は点B、点Cとなる。これらから接触部分が形成する領域(図形)3の面積は、面積=(4−1)×(5−2)÷2=4.5となる。
すなわち3本の指が接触した場合、3つの接触点のXY座標の、X軸とY軸のそれぞれの軸での最大値と最小値の差同士の積の2分の1の面積、換言すると、各接触点をそれぞれに結んだ直線で囲まれる領域の面積となる。
なお、接触する指の本数は3本以上でもよく、この場合例えば、各接触点をそれぞれに結んだ直線のうちの外周の直線で囲まれる領域の面積とする。
次に図4のフローのステップS4へ進み、利用者判定部16は、ステップS3で求めた面積と予め定めた閾値を比較する。閾値は、予め複数(ここでは3本)の指で触れた場合に形成される形状の面積や手のひらで触れている場合の面積の値を求め、制御部17の記憶部(特に図示せず、また座標記憶部14と兼用としてもよい)に記憶しておく。面積がそれぞれの閾値以上の場合は、例えば3本または3本以上の指で触れている、または手のひらで触れていると判断し、視覚障がい者が操作していると判断する。閾値未満の場合は、例えば2本以下の指で操作していると判断し、健常者が操作していると判断する。
視覚障がい者と判断した場合にはステップS5、健常者と判断した場合にはステップS6へ進み、群管理制御装置20へ利用者情報(視覚障がい者または健常者)をタッチパネル1で入力された行き先階情報と共に送信する(ステップS5,S6)。これによりステップS7へ進み、群管理制御装置20の割当号機決定部21で利用者に応じた号機を割り当てる。すなわち割当号機決定部21が操作盤11の操作から得られた各行き先階情報に対して、割当号機決定部21で行っている群管理制御の規則、複数の各かご制御装置30のそれぞれのカゴ32の運転状況、そして操作盤11の操作から得られた上述の利用者情報および行き先階情報、に従って、適当な各かご制御装置30を割当てる。そしてステップS8へ進み、該当する各かご制御装置30の号機制御部31で、利用者(利用者情報および行き先階情報)に応じた制御をカゴ32に対しておこなう。また、利用者判定部16がステップS5で視覚障がい者が操作していると判断し、利用者情報が視覚障がい者である場合は、ステップS9でタッチパネル式行き先階登録操作盤11のアナウンス装置18を制御して、アナウンスを発生させるようにしてもよい。例えば視覚障がい者が行った操作による行き先階登録結果のアナウンス、例えば「5階行きの行き先階登録が完了しました」等を発生させる。
実施の形態2.
以下、この発明の実施の形態2によるタッチパネル式行き先階登録操作盤について説明する。
図7はこの発明の実施の形態2によるタッチパネル式行き先階登録操作盤におけるタッチパネルの操作有効範囲外に指が接触している場合を説明するための図である。タッチパネル1に触れて機能が有効になる操作有効範囲を操作有効範囲4のように予め設定(座標で判断可能な設定)している場合を考える。すなわち、その操作有効範囲4内に10キー(テンキー)釦5が配置されている。10キー釦5は釦が直線的に一列に配列された行き先釦でもよい。
なお、図7等に示されているタッチパネル1は図示されている全面が接触面であり、タッチセンサ12により接触検出可能領域となっており、この接触検出可能領域のうちの10キー釦5を含む部分が操作有効範囲となる。
図5のステップS14で、面積計算部15は、制御部17の記憶部に予め格納されている操作有効範囲4のXY座標に基づき、ステップS13での指の接触点の位置の座標が操作有効範囲4の内か外かを判断し、それぞれ操作有効範囲外(ステップS15)、または操作有効範囲内(ステップS16)として制御部17の記憶部に記憶する。
図8はこの発明の実施の形態2によるタッチパネル式行き先階登録操作盤を含むエレベータ制御システムにおけるタッチパネルの利用者判断の基本フローを含む動作フローチャートである。図4の実施の形態1での動作フローチャートに対して、破線で囲われた操作有効範囲の内外に接触した場合の処理が追加されている。
利用者判断部16は、利用者が視覚障がい者か健常者かの判断は、実施の形態1と同様に図8のステップS1−S6に従って判断し、視覚障がい者の場合、ステップS5の後、ステップS20において、利用者の接触が操作有効範囲4の内か外かを図5のステップS15、S16で記憶された情報から判断する。図7に示すような、利用者の接触が操作有効範囲外と判断した場合にはステップS21へ進む。タッチパネル1の操作有効範囲4外に接触している場合は、利用者判断部16は、ステップS21において、アナウンス装置18を制御して、例えば、「もう少し、手を下に移動してください」等と、現在の指の接触位置に対する操作有効範囲4の位置、位置の方向を案内する音声メッセージを発生させる。
この際、利用者判断部16は現在の指の接触位置の座標と記憶部に格納された操作有効範囲4のXY座標から双方の位置関係を判断し、現在の指の接触位置に対する操作有効範囲4の位置の位置情報、または方向情報をアナウンス装置18に提供する。
図9はこの発明の実施の形態2によるタッチパネル式行き先階登録操作盤におけるタッチパネルの操作有効範囲内の一部に指が接触している場合を説明するために図である。図9では、タッチパネル1の操作有効範囲4の一部に指が接触しており、10キー釦5の「3」に指が触れている場合の図である。
図5のステップS14で、面積計算部15は、ステップS13での指の接触点の位置の座標が操作有効範囲4の内か外かを判断し、図9で示すようにタッチパネル1の操作有効範囲4の一部に指が接触している場合にはステップS16へ進み、操作有効範囲内として記憶する。
利用者判断部16は、利用者が視覚障がい者か健常者かの判断は、実施の形態1と同様に図8のステップS1−S6に従って判断する。但し視覚障がい者の場合、ステップS5では、タッチパネル1で入力された行き先階はまだ確定されておらず送信されない。視覚障がい者の場合、ステップS5の後、ステップS20において、利用者の接触が操作有効範囲4の内か外かを図5のステップS15、S16で記憶された情報から判断する。図9に示すような、利用者の接触がタッチパネル1の操作有効範囲4の一部に接触している場合には、操作有効範囲内と判断しステップS22へ進む。タッチパネル1の操作有効範囲4内に接触している場合は、利用者判断部16は、ステップS22において、操作有効範囲内の接触(入力)を無効にする。図9の場合は、10キー釦5の「3」が押されていないとして処置する。利用者が視覚障がい者と判断した場合は、改めて所定の手続きをしないと操作有効範囲4内の接触を無効にする処置をすることで、10キー釦5の誤入力を防止することが可能になる。
上記改めて所定の手続きとは、例えばステップS21でアナウンス装置18の案内に従って、10キー釦5の行き先階を指定する複数のキーのうちの1つのキーに指が接触して指定された時を示す。
なお上記説明より、この発明におけるタッチパネル1(タッチセンサ12)の接触面積から健常者と視覚障がい者の判定を行う際には、指が3本の場合には、タッチパネルに接触される利用者の3本の指のタッチパネル上の接触点で囲まれる三角形の面積と予め設定された閾値との比較で行っている。そして面積はタッチパネル上の接触点の例えばXY座標上の位置の座標から求めている。
また、指が4本または4本以上の場合は、タッチパネルに接触される各接触点をそれぞれに結んだ直線のうちの外周の直線で囲まれる領域の面積を、同様に各接触点のXY座標上の位置の座標から求めている。
しかしながら指の本数が増えると接触点で囲まれる領域の形状は複雑になり、面積の算出が煩雑になる。そこで面積の演算を簡略化するために、3つまたは3つ以上の接触点のXY座標上の、X軸とY軸のそれぞれの軸での最大値と最小値の差同士の積を、より広義に3つまたは3つ以上の接触点でXY座標上に規定(定義)される1つの領域の面積としてもよい。
さらにこれは2本の指の場合にも拡張可能であり、2つの接触点のXY座標上の、X軸とY軸のそれぞれの軸での差同士の積を、2つの接触点でXY座標上に規定(定義)される1つの領域の面積としてもよい。
さらに、タッチパネル1(タッチセンサ12)への接触面積から健常者と視覚障がい者の判定を行うことに拡張すれば、タッチパネル上の指および手のひらの接触部のXY座標上の、X軸とY軸のそれぞれの軸での最大値と最小値の差同士の積を、より広義に接触部分によりXY座標上に規定(定義)される1つの接触領域の面積としてもよい。なお、閾値はそれぞれ想定される接触状況を考慮して記憶部に予め設定、格納しておく。
また、健常者が同時に指を2本以上接触させないことを前提とする場合、図7,9に示すタッチパネル1の操作有効範囲4内の10キー5の各ボタン領域の面積を、指1本の面積程度のものとしておくことが有効である。
またさらに、上記タッチパネル1上の指または指と手のひらの接触部の領域の中心位置を領域のXY座標上の、X軸とY軸のそれぞれの中心座標として求め、求めた中心位置と上記のタッチパネル1の操作有効範囲4の中心位置との距離を予め設定された閾値と比較して(操作有効範囲4の中心位置座標と閾値は共に予め記憶部に格納しておく)、閾値以上であれば視覚障がい者と判断するようにしてもよい。なおこの場合には、面積計算部15が距離計算部も構成する。そこで面積計算部1は単に計算部とする(以下同様)。判断は利用者判定部16で行う。
さらにまた、健常者に比べて視覚障がい者はタッチパネル1への接触時間が長いことから、上記タッチパネル1上への指または指と手のひらの接触部の接触時間をカウントし、予め記憶部に設定、格納された閾値と比較して、閾値以上であれば視覚障がい者と判断するようにしてもよい。なおこの場合には、面積計算部15が時間計算部も構成する。判断は利用者判定部16で行う。
なお、上述の接触領域の中心位置とタッチパネル1の操作有効範囲4の中心位置との距離に基づく視覚障がい者の判定、およびタッチパネル1(タッチセンサ12)への接触時間に基づく視覚障がい者の判定、はタッチパネル1上への接触が指が2本の場合に特に有効である。接触が指が2本の場合には、接触領域の中心位置を2つの接触点の中心点としてもよい。
なおこの発明は、上述した各健常者か視覚障がい者かの判断の可能な組み合わせを全て含み、組み合わせた判断の例えばアンド条件またはオア条件による判断、優先順位を付けた判断、により最終的に判断するようにしてもよい。
1 タッチパネル、3 領域、4 操作有効範囲、5 10キー釦、11 エレベータのタッチパネル式行き先階登録操作盤、12 タッチセンサ、13 座標入力部、14 座標記憶部、15 面積計算部、16 利用者判断部、17 制御部、18 アナウンス装置、20 群管理制御装置、21 割当号機決定部、30 各かご制御装置、31 号機制御部、32 カゴ。

Claims (5)

  1. タッチパネルから行き先階を入力するエレベータのタッチパネル式行き先階登録操作盤であって、
    前記タッチパネルに接触される利用者の指の前記タッチパネル上の位置を検出するタッチセンサと、
    前記タッチセンサで検出される前記タッチパネルに接触された利用者の2本または2本以上の指の前記タッチパネル上の位置で規定される1つの領域の面積を計算する計算部と、
    計算された前記面積が予め設定された閾値以上であれば前記利用者を視覚障がい者と判断して利用者情報として出力する利用者判定部と、
    前記タッチセンサで検出される前記タッチパネルに接触した利用者の接触時間が誤操作を考慮した所定時間を経過したことで有効な接触を判定する座標入力部と、
    備え、
    前記座標入力部で有効な接触と判定された後の、前記タッチセンサで検出される利用者の指の位置で規定される1つの領域に従って、
    前記計算部が前記領域の面積を計算し、前記利用者判定部が計算された面積に従って視覚障がい者を判断する、
    エレベータのタッチパネル式行き先階登録操作盤。
  2. 前記タッチパネルが、行き先階を入力する操作有効範囲を含み、
    前記計算部が、前記2本または2本以上の指で規定される領域の中心位置と予め記憶された前記操作有効範囲の中心位置との距離を求め、
    前記利用者判定部が、求めた前記距離が予め設定された閾値以上の場合に前記利用者を視覚障がい者と判断する、
    請求項1に記載のエレベータのタッチパネル式行き先階登録操作盤。
  3. 前記タッチパネルが行き先階を入力する操作有効範囲を含み、
    前記計算部が、前記2本または2本以上の指の位置が、予め設定された前記操作有効範囲の位置内にあるか否かを求め、
    前記利用者判定部が、前記2本または2本以上の指の位置が前記操作有効範囲外の時に、アナウンス装置に前記2本または2本以上の指の位置に対する前記操作有効範囲の位置を案内する音声メッセージを発生させる制御を行う、
    請求項1または2に記載のエレベータのタッチパネル式行き先階登録操作盤。
  4. 前記タッチセンサが、前記2本または2本以上の指の前記タッチパネル上の位置を前記タッチパネル上のXY座標として検出する、請求項1から3までのいずれか1項に記載のエレベータのタッチパネル式行き先階登録操作盤。
  5. タッチパネルから行き先階を入力するエレベータのタッチパネル式行き先階登録操作盤において、
    タッチセンサで検出されるタッチパネルに接触した利用者の接触時間が誤操作を考慮した所定時間を経過したことで有効な接触と判定された後の、
    タッチセンサで検出される、前記タッチパネルに接触される利用者の2本または2本以上の指の前記タッチパネル上の位置で規定される1つの領域の面積が、予め設定された閾値以上であれば前記利用者を視覚障がい者と判断して利用者情報として出力するエレベータのタッチパネル式行き先階登録操作盤における利用者判定方法。
JP2014144882A 2014-07-15 2014-07-15 エレベータのタッチパネル式行き先階登録操作盤およびエレベータのタッチパネル式行き先階登録操作盤における利用者判定方法 Active JP6385173B2 (ja)

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