JP6491368B1 - 操作判定装置、操作判定方法およびプログラム - Google Patents

操作判定装置、操作判定方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】タッチパネルを有するエレベータ操作盤に対する意図しない操作を無効化してエレベータの誤動作を有効に防止することができる操作判定装置、操作判定方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】実施形態の操作判定装置は、エレベータ操作盤に対する操作を判定する操作判定装置であって、受信部と、判定部と、を備える。受信部は、前記エレベータ操作盤のタッチパネルにより検出される物体の接触位置、接触面積および接触時間の情報を含む物体検出情報を取得する。判定部は、少なくとも前記接触面積が第1閾値を超える場合は、前記タッチパネルに対する前記物体の接触を無効な操作と判定する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、操作判定装置、操作判定方法およびプログラムに関する。
エレベータの利用者が操作するエレベータ操作盤にタッチパネルを利用する試みがある。タッチパネルを用いたエレベータ操作盤は、押ボタン式の操作盤と比べて表示能力が高く、様々な情報を利用者に提供できることに加え、表示レイアウトの柔軟性に優れるといった長所がある。一方で、タッチパネルは物体が軽く触れただけで反応するため、意図しない操作によりエレベータ制御盤が動作することで誤動作が生じやすいという問題がある。このため、タッチパネルを有するエレベータ操作盤に対する意図しない操作に起因するエレベータの誤動作を防止するための対策が望まれている。
特許第5664303号公報 特開2014−174600号公報
本発明が解決しようとする課題は、タッチパネルを有するエレベータ操作盤に対する意図しない操作を無効化してエレベータの誤動作を有効に防止することができる操作判定装置、操作判定方法およびプログラムを提供することである。
実施形態の操作判定装置は、エレベータ操作盤に対する操作を判定する操作判定装置であって、受信部と、判定部と、を備える。受信部は、前記エレベータ操作盤のタッチパネルにより検出される物体の接触位置、接触面積および接触時間の情報を含む物体検出情報と、前記タッチパネル上の操作ボタンの表示位置を示す表示位置情報とを受信する。判定部は、少なくとも前記接触面積が第1閾値を超える場合は、前記タッチパネルに対する前記物体の接触を無効な操作と判定し、前記接触面積が前記第1閾値以下であっても、前記表示位置情報により示される前記タッチパネル上の操作ボタンの表示領域に対して前記接触位置が重なる面積が、前記接触面積の50%未満の場合は、前記タッチパネルに対する前記物体の接触を無効な操作と判定する。
図1は、エレベータ制御システムの構成例を示すブロック図である。 図2は、エレベータ操作盤のタッチパネルの一例を示す図である。 図3は、タッチパネルに対する接触パターンを説明する図である。 図4は、操作判定装置の処理手順の一例を説明するフローチャートである。 図5は、操作判定装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下、実施形態の操作判定装置、操作判定方法およびプログラムについて、図面を参照しながら詳細に説明する。本実施形態は、タッチパネルを有するエレベータ操作盤に対する意図しない操作を無効化することで、エレベータの誤動作を防止する。操作の有効/無効を判定するために、本実施形態では、エレベータ操作盤のタッチパネルにより検出される物体の接触位置、接触面積および接触時間の情報を含む物体検出情報を利用する。
図1は、本実施形態に係る操作判定装置を含むエレベータ制御システムの構成例を示すブロック図である。このエレベータ制御システムは、図1に示すように、操作判定装置10と、エレベータ操作盤20と、エレベータ制御盤30とを備える。以下では、エレベータ操作盤20が、例えば行先階を登録するためにかご内の利用者が操作するかご操作盤であるものとして説明するが、エレベータの乗場で待機する利用者が乗場呼びを登録するために操作する乗場操作盤であってもよい。
エレベータ操作盤20は、タッチパネル21と、コントローラ22と、送信部23とを有する。
タッチパネル21は、図2に示すように、液晶パネルなどの表示器41とタッチセンサ42とを組み合わせた電子部品であり、例えば行先階を登録する利用者の操作を受け付けるインタフェースとして機能する。表示器41は、かごが着床可能な階床ごとの行先階ボタン43を表示する。タッチセンサ42は、タッチパネル21に対する物体の接触を検知する。タッチセンサ42の電荷分布/電圧分布から、タッチパネル21に接触した物体の接触面積を算出することができる。なお、表示器41は、行先階ボタン43だけでなく、かごのドアを開閉するための戸開ボタンや戸閉ボタン、非常時に外部と連絡を取るための非常連絡用ボタンなど、かご内の利用者が操作する他の操作ボタンを表示してもよい。
コントローラ22は、タッチパネル21の動作をはじめ、エレベータ操作盤20の全体の動作を制御する。コントローラ22は、タッチセンサ42によりタッチパネル21に対する物体の接触が検知されると、その物体の接触位置、接触面積および接触時間の情報を含む物体検出情報を生成する。接触位置は、接触が検知されたタッチセンサ42上の領域(以下、「接触検知領域」という)の位置を特定する座標の集合である。接触面積は、領域の面積であり、上述のように、タッチセンサ42の電荷分布あるいは電圧分布から算出できる。接触時間は、接触検知領域での接触が検知されてから検知されなくなるまでの時間であり、例えばコントローラ22内のタイマにより計測することができる。なお、接触時間内で接触位置や接触面積が変化する場合は、接触位置や接触面積の情報はこれらの時系列の変化も含めた情報となる。
送信部23は、コントローラ22により生成された物体検出情報を、有線あるいは無線の通信により操作判定装置10に送信する。
操作判定装置10は、受信部11と、判定部12と、送信部13と、音声出力部14とを備える。
受信部11は、エレベータ操作盤20の送信部23から送信された物体検出情報を受信する。
判定部12は、受信部11が受信した物体検出情報、つまり、エレベータ操作盤20のタッチパネル21により検出される物体の接触位置、接触面積および接触時間の情報を予め定めた判定基準と照合し、タッチパネル21に対する物体の接触が有効な操作であるか、あるいは無効な操作であるかを判定する。以下では、図3に示すタッチパネル21に対する接触パターンの例を参照しながら、判定部12による判定処理の具体例について説明する。
エレベータ操作盤20のタッチパネル21に対する利用者の正しい操作は、利用者が指でタッチパネル21上の行先階ボタン43に触れる操作である。利用者が意図的に行先階ボタン43を操作したときの接触面積は、多少の個人差はあるものの、おおよその値は事前に予測できる。一方、利用者の肘や腕、荷物などが意図せずにタッチパネル21に触れることもある。この場合、図3(a)に示すように、接触検知領域45の面積が、利用者が意図的に行先階ボタン43を操作するときの標準的な接触面積よりも大きくなる。
そこで本実施形態では、利用者が意図的に行先階ボタン43を操作するときの標準的な接触面積に対して所定のマージンを加えた値を接触面積に対する上限値(第1閾値)として定めておく。そして、判定部12は、物体検出情報に含まれる接触面積の情報を参照し、接触面積が第1閾値を超える場合は、タッチパネル21に対する物体の接触を無効な操作と判定する。これにより、利用者の肘や腕、荷物などがタッチパネル21に触れるといった意図しない操作を無効化することができる。
また、利用者がタッチパネル21上で操作したい行先階ボタン43を探しているときに、意図せずに指先が軽くタッチパネル21に触れてしまう場合もあり、このような意図しない操作も無効化することが望ましい。利用者の指先が軽くタッチパネル21に触れてしまう場合は、図3(b)に示すように、接触検知領域45の面積が、利用者が意図的に行先階ボタン43を操作するときの標準的な接触面積よりも小さくなる。そこで本実施形態では、利用者が意図的に行先階ボタン43を操作するときの標準的な接触面積に対し十分に小さい値を接触面積に対する下限値(第2閾値)として定めておく。そして、判定部12は、接触面積が第1閾値以下であっても、接触面積が第2閾値未満の場合は、タッチパネル21に対する物体の接触を無効な操作と判定する。
また、利用者が意図的に行先階ボタン43を操作する場合、接触が検知されるようにしっかりとタッチパネル21に触れるのが一般的であり、触れてすぐに離すといった瞬間的な接触が生じることは稀である。一方、かご内に乗り込んだ利用者が移動する際に、利用者の肘や腕、荷物などが瞬間的にタッチパネル21に触れるといったことも生じ得る。また、利用者の指先が意図せずにタッチパネル21に触れる場合も、接触は瞬間的な場合が多い。
そこで本実施形態では、利用者が意図的に行先階ボタン43を操作するときの接触時間よりも十分に短い時間を接触時間に対する下限値(第3閾値)として定めておく。そして、判定部12は、物体検出情報に含まれる接触時間の情報を参照し、接触時間が第3閾値未満の場合は、接触面積が第1閾値以下であっても、タッチパネル21に対する物体の接触を無効な操作と判定する。これにより、瞬間的なタッチパネル21への接触といった意図しない操作を無効化することができる。
また、利用者が意図的に行先階ボタン43を操作する場合、タッチパネル21にいつまでも触れていることはない。一方、利用者の肘や腕、荷物などが意図せずにタッチパネル21に触れる場合は、利用者が接触に気づかずに触れ続けることも想定される。
そこで本実施形態では、利用者が意図的に行先階ボタン43を操作するときの接触時間よりも十分に長い時間を接触時間に対する上限値(第4閾値)として定めておく。そして、判定部12は、物体検出情報に含まれる接触時間の情報を参照し、接触時間が第4閾値を超える場合は、接触面積が第1閾値以下であっても、タッチパネル21に対する物体の接触を無効な操作と判定する。利用者の肘や腕、荷物などがタッチパネル21に触れ続けるといった意図しない操作を無効化することができる。
また、利用者の肘や腕、荷物などが意図せずにタッチパネル21に触れている場合、接触面積が経時的に変化することが多い。例えば図3(c)に示すように、接触の初期段階では接触検知領域45が小領域45aのために接触面積が第1閾値以下であっても、利用者の身体の動きに伴って接触検知領域45が大領域45bに変化し、接触面積が第1閾値を超える場合もある。そこで、判定部12は、接触時間内の初期において接触面積が第1閾値以下であっても、接触時間内で接触面積が第1閾値を超えるまで変化した場合は、タッチパネル21に対する物体の接触を無効な操作と判定する。
また、利用者が意図的に行先階ボタン43を操作する場合、接触位置がタッチパネル21上のいずれかの行先階ボタン43の表示位置とほぼ重なることが一般的であり、例えば図3(d)に示すように、行先階ボタン43の表示位置に対して接触検知領域45の重なりが少ない場合は、その操作を有効とすべきではない。つまり、利用者が行先階を登録する明確な意図を持って行先階ボタン43を指で操作していると判断できる場合のみ、利用者の操作を有効とすべきである。そこで、判定部12は、接触面積が第1閾値以下であっても、接触位置がタッチパネル21上の行先階ボタン43の表示領域と重なる面積が接触面積の50%未満の場合、つまり、行先階ボタン43の表示領域よりも行先階ボタン43の表示領域の外部に多く接触している場合は、タッチパネル21に対する物体の接触を無効な操作と判定する。
なお、ここではタッチパネル21の表示器41に表示される行先階ボタン43の表示位置は固定であり、行先階ボタン43の表示位置の情報が事前に操作判定装置10に登録されているものとする。タッチパネル21が表示器41に表示される行先階ボタン43を切り替える構成である場合など、行先階ボタン43の表示位置が不定の場合は、行先階ボタン43の表示位置を示す情報をエレベータ操作盤20から操作判定装置10に適宜送信すればよい。
判定部12は、物体検出情報に基づく判定の結果、上述の無効化の条件のいずれにも合致しない場合、タッチパネル21に対する物体の接触を有効な操作と判定する。すなわち、本実施形態ではタッチパネル21上に表示される操作ボタンが行先階ボタン43であるため、利用者が行先階の登録のために所望の行先階ボタン43を操作したものと判断される。このとき、行先階ボタン43がタッチパネル21上で密に配置されている場合は、利用者が所望の行先階ボタン43のみに触れることが難しい場合もあり、図3(e)に示すように、タッチパネル21上の接触検知領域45が隣接する複数の行先階ボタン43の表示領域と重なることもある。そこで、このような場合には、判定部12は、接触位置の情報と接触面積の情報を用い、接触位置が重なる面積が大きい方の行先階ボタン43に対する有効な操作と判定すればよい。
なお、以上の説明では、タッチパネル21に対する物体の接触を無効化する条件として、接触面積が第1閾値を超える場合、接触面積が第2閾値未満の場合、接触時間が第3閾値未満の場合、接触時間が第4閾値を超える場合、接触面積が接触時間内で第1閾値以下から第1閾値を超えるまで変化した場合、接触位置が行先階ボタン43の表示領域と重なる面積が接触面積の50%未満の場合、を例示した。ただし、これらの条件を必ずしも全て用いる必要はなく、いくつかの条件を組み合わせて用いてもよい。ただし、利用者の肘や腕、荷物などがタッチパネル21に触れるといった典型的な誤操作を効率よく検知するために、少なくとも接触面積が第1閾値を超える場合という無効化の条件は用いることが望ましい。
送信部13は、判定部12がタッチパネル21に対する物体の接触を有効な操作と判定した場合に、該操作に応じた操作情報を送信する。本実施形態では、タッチパネル21上の行先階ボタン43に対する接触が有効な操作と判定されるため、送信部13は、操作された行先階ボタン43の階床をかごの行先階として指定した呼び登録情報を、有線あるいは無線の通信によりエレベータ制御盤30に送信する。
音声出力部14は、判定部12がタッチパネル21に対する物体の接触を無効な操作と判定した場合に、例えば「タッチパネルに触れています。離れてください。」といった警告アナウンスを出力する。これにより、かご内の利用者に誤操作を回避する行動を促すことができる。
エレベータ制御盤30は、受信部31と、コントローラ32とを備える。
受信部31は、操作判定装置10の送信部13から送信された呼び登録情報(操作情報)を受信する。
コントローラ32は、かごを駆動するモータの制御やドアの開閉制御、呼び制御などを含むエレベータ運行制御を行う。コントローラ32は、受信部31により呼び登録情報が受信されると、呼び登録情報で指定された階床をかごの行先階に登録し、登録した行先階にかごが移動するように、エレベータ運行制御を行う。
次に、本実施形態に係る操作判定装置10の動作例について、図4を参照しながら説明する。図4は、操作判定装置10の処理手順の一例を説明するフローチャートである。この図4のフローチャートで示す一連の処理手順は、エレベータ操作盤20から操作判定装置10に対して物体検出情報が送信されるたびに繰り返し実行される。
エレベータ操作盤20から操作判定装置10に対して物体検出情報が送信されると、受信部11が、この物体検出情報を受信して判定部12に渡す(ステップS101)。判定部12は、受信部11から物体検出情報を受け取ると、まず、物体検出情報に含まれる接触面積の情報を参照して、接触面積が第1閾値以下であるか否かを判定し(ステップS102)、接触面積が第1閾値以下であれば(ステップS102:Yes)、接触面積が第2閾値以上であるか否かを判定する(ステップS103)。
そして、接触面積が第2閾値以上であれば(ステップS103:Yes)、判定部12は、次に、物体検出情報に含まれる接触時間の情報を参照して、接触時間が第3閾値以上であるか否かを判定し(ステップS104)、接触時間が第3閾値以上であれば(ステップS104:Yes)、接触時間が第4閾値以下であるか否かを判定する(ステップS105)。
そして、接触時間が第4閾値以下であれば(ステップS105:Yes)、判定部12は、次に、接触面積が接触時間内で第1閾値以下から第1閾値を超えるまで変化したか否かを判定する(ステップS106)。そして、接触面積が接触時間内で第1閾値以下から第1閾値を超えるまで変化していなければ(ステップS106:No)、判定部12は、次に、接触位置がタッチパネル21上のボタン表示領域(行先階ボタン43の表示領域)と重なる面積が接触面積の50%以上であるか否かを判定する(ステップS107)。
そして、接触位置がボタン表示領域と重なる面積が接触面積の50%以上であれば(ステップS107:Yes)、判定部12は、タッチパネル21に対する物体の接触を有効な操作と判定する。このとき、接触位置がタッチパネル21上の隣接する複数のボタン表示領域と重なる場合は、接触位置が重なる面積が大きい方の行先階ボタン43に対する有効な操作であると判定する。そして、送信部13が、有効な操作と判定された行先階ボタン43の階床を行先階として指定した呼び登録情報をエレベータ制御盤30に送信し(ステップS108)、一連の処理を終了する。
一方、上述のステップS102からステップS107の判定において、接触面積が第1閾値を超える場合(ステップS102:No)、あるいは、接触面積が第2閾値未満の場合(ステップS103:No)、あるいは、接触時間が第3閾値未満の場合(ステップS104:No)、あるいは、接触時間が第4閾値を超える場合(ステップS105:No)、あるいは、接触面積が接触時間内で第1閾値以下から第1閾値を超えるまで変化した場合(ステップS106:Yes)、あるいは、接触位置がボタン表示領域と重なる面積が接触面積の50%未満の場合(ステップS107:No)は、判定部12は、タッチパネル21に対する物体の接触を無効な操作と判定する。この場合、エレベータ制御盤30に対する呼び登録情報の送信は行われず、音声出力部14が警告アナウンスを音声出力して(ステップS109)、一連の処理を終了する。
以上、具体的な例を挙げながら説明したように、本実施形態では、操作判定装置10が、エレベータ操作盤20から受け取った物体検出情報をもとにタッチパネル21に対する物体の接触が有効な操作であるか無効な操作であるかを判定する。そして、タッチパネル21に対する物体の接触が有効な操作であると判定した場合にのみ、エレベータ制御盤30に対して呼び登録情報などの操作情報を送信するようにしている。したがって、本実施形態によれば、タッチパネル21を有するエレベータ操作盤20に対する意図しない操作を無効化してエレベータの誤動作を有効に防止することができる。例えば、タッチパネル21上の行先階ボタン43が意図せずに操作されたことに起因して無駄な行先階が登録されてしまい、エレベータの運行効率が低下するといった不都合を有効に防止することができる。
なお、本実施形態の操作判定装置10は、例えば、一般的なコンピュータを構成するハードウェアと、コンピュータで実行されるプログラム(ソフトウェア)との協働により実現することができる。例えば、コンピュータが所定のプログラムを実行することによって、上述した受信部11、判定部12、送信部13および音声出力部14などの機能的な構成要素を実現することができる。
図5は、本実施形態の操作判定装置10のハードウェア構成例を示すブロック図である。本実施形態の操作判定装置10は、例えば図5に示すように、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサ101と、RAM(Random Access Memory)102と、ROM(Read Only Memory)103と、HDD(Hard Disk Drive)やSDD(Solid State Drive)などのストレージデバイス104と、エレベータ操作盤20やエレベータ制御盤30と通信を行う通信I/F105と、を備えた一般的なコンピュータのハードウェア構成とすることができる。そして、例えば、プロセッサ101がRAM102をワークエリアとして利用して、ROM103やストレージデバイス104に格納されたプログラムを実行することで、上述の機能的な構成要素を実現することができる。
すなわち、本実施形態の操作判定装置10の機能的な構成要素として示した各部は、コンピュータにより実行されるプログラムに含まれ、コンピュータが備える1以上のプロセッサ101がこのプログラムを実行することにより、上述した各部がRAM102などの主記憶メモリ上に生成される。
コンピュータにより実行される上記プログラムは、例えば、磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD±R、DVD±RW、Blu−ray(登録商標)Discなど)、半導体メモリ、またはこれに類する記録媒体に記録されて提供される。なお、プログラムを記録する記録媒体は、コンピュータが読み取り可能な記録媒体であれば、その記憶形式は何れの形態であってもよい。また、上記プログラムを、コンピュータに予めインストールするように構成してもよいし、ネットワークを介して配布される上記のプログラムをコンピュータに適宜インストールするように構成してもよい。
なお、上述の実施形態では、エレベータ操作盤20やエレベータ制御盤30から独立した装置として操作判定装置10を設けることを想定して説明したが、本実施形態の操作判定装置10は、エレベータ操作盤20の一機能として実現してもよいし、エレベータ制御盤30の一機能として実現してもよい。
操作判定装置10をエレベータ操作盤20の一機能として実現する場合は、例えば、エレベータ操作盤20のコントローラ22を構成するマイコンが上記プログラムを実行することにより、操作判定装置10の上述の機能的な構成要素をエレベータ操作盤20の内部で実現することができる。この場合、操作判定装置10の受信部11は、コントローラ22の物体検出情報を生成するプロセスから直接、物体検出情報を受信する。
また、操作判定装置10をエレベータ制御盤30の一機能として実現する場合は、例えば、エレベータ制御盤30のコントローラ32を構成するマイコンが上記プログラムを実行することにより、操作判定装置10の上述の機能的な構成要素をエレベータ制御盤30の内部で実現することができる。この場合、操作判定装置10の送信部13は、コントローラ32の呼び制御を行うプロセスに直接、呼び登録情報を送信する。
なお、本実施形態の操作判定装置10の上述した機能的な構成要素は、その一部または全部を、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field-Programmable Gate Array)などの専用のハードウェアにより実現してもよい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上述の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上述の実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10 操作判定装置、11 受信部、12 判定部、13 送信部、14 音声出力部、20 エレベータ操作盤、21 タッチパネル、30 エレベータ制御盤。

Claims (10)

  1. エレベータ操作盤に対する操作を判定する操作判定装置であって、
    前記エレベータ操作盤のタッチパネルにより検出される物体の接触位置、接触面積および接触時間の情報を含む物体検出情報と、前記タッチパネル上の操作ボタンの表示位置を示す表示位置情報とを受信する受信部と、
    少なくとも前記接触面積が第1閾値を超える場合は、前記タッチパネルに対する前記物体の接触を無効な操作と判定し、前記接触面積が前記第1閾値以下であっても、前記表示位置情報により示される前記タッチパネル上の操作ボタンの表示領域に対して前記接触位置が重なる面積が、前記接触面積の50%未満の場合は、前記タッチパネルに対する前記物体の接触を無効な操作と判定する判定部と、を備える操作判定装置。
  2. 前記判定部は、前記接触面積が前記第1閾値以下であっても、前記接触面積が第2閾値未満の場合は、前記タッチパネルに対する前記物体の接触を無効な操作と判定する、請求項1に記載の操作判定装置。
  3. 前記判定部は、前記接触面積が前記第1閾値以下であっても、前記接触時間が第3閾値未満の場合は、前記タッチパネルに対する前記物体の接触を無効な操作と判定する、請求項1または2に記載の操作判定装置。
  4. 前記判定部は、前記接触面積が前記第1閾値以下であっても、前記接触時間が第4閾値を超える場合は、前記タッチパネルに対する前記物体の接触を無効な操作と判定する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の操作判定装置。
  5. 前記判定部は、前記接触面積が前記第1閾値以下から前記第1閾値を超えるまで変化する場合は、前記タッチパネルに対する前記物体の接触を無効な操作と判定する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の操作判定装置。
  6. 前記判定部は、前記タッチパネルに対する前記物体の接触を有効な操作と判定する場合であって、前記接触位置が前記タッチパネル上の隣接する複数の操作ボタンの表示領域と重なる場合は、前記接触位置が重なる面積が大きい方の操作ボタンに対する有効な操作と判定する、請求項1乃至のいずれか一項に記載の操作判定装置。
  7. 前記判定部が前記タッチパネルに対する前記物体の接触を有効な操作と判定した場合に、該操作に応じた操作情報を送信する送信部をさらに備える、請求項1乃至のいずれか一項に記載の操作判定装置。
  8. 前記判定部が前記タッチパネルに対する前記物体の接触を無効な操作と判定した場合に、警告アナウンスを出力する音声出力部をさらに備える、請求項1乃至のいずれか一項に記載の操作判定装置。
  9. エレベータ操作盤に対する操作を判定する操作判定方法であって、
    前記エレベータ操作盤のタッチパネルにより検出される物体の接触位置、接触面積および接触時間の情報を含む物体検出情報と、前記タッチパネル上の操作ボタンの表示位置を示す表示位置情報とを受信するステップと、
    少なくとも前記接触面積が第1閾値を超える場合は、前記タッチパネルに対する前記物体の接触を無効な操作と判定し、前記接触面積が前記第1閾値以下であっても、前記表示位置情報により示される前記タッチパネル上の操作ボタンの表示領域に対して前記接触位置が重なる面積が、前記接触面積の50%未満の場合は、前記タッチパネルに対する前記物体の接触を無効な操作と判定するステップと、を含む操作判定方法。
  10. コンピュータを、エレベータ操作盤に対する操作を判定する操作判定装置として動作させるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記エレベータ操作盤のタッチパネルにより検出される物体の接触位置、接触面積および接触時間の情報を含む物体検出情報と、前記タッチパネル上の操作ボタンの表示位置を示す表示位置情報とを受信する機能と、
    少なくとも前記接触面積が第1閾値を超える場合は、前記タッチパネルに対する前記物体の接触を無効な操作と判定し、前記接触面積が前記第1閾値以下であっても、前記表示位置情報により示される前記タッチパネル上の操作ボタンの表示領域に対して前記接触位置が重なる面積が、前記接触面積の50%未満の場合は、前記タッチパネルに対する前記物体の接触を無効な操作と判定する機能と、を実現させるためのプログラム。
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