JP5113715B2 - 動力伝達装置およびこれを搭載する車両 - Google Patents

動力伝達装置およびこれを搭載する車両 Download PDF

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Description

本発明は、入力軸に接続された第1のプーリと、出力軸に接続された第2のプーリと、両プーリに架け渡されたベルトとを備え、前記第1のプーリの溝幅と前記第2のプーリの溝幅とを変更することにより前記入力軸に入力される動力を無段階に変速して前記出力軸に出力するベルト式無段変速機を備える動力伝達装置およびこれを搭載する車両に関する。
従来、この種の車両としては、入力軸に接続されたプライマリプーリと、出力軸に接続されたセカンダリプーリと、両プーリに架け渡されたベルトとからなるベルト式無段変速機を搭載するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この車両では、プライマリ側油圧アクチュエータ(油圧シリンダ)によりプライマリプーリの溝幅を変更すると共にセカンダリ側油圧アクチュエータ(油圧シリンダ)によりセカンダリプーリの溝幅を変更することにより、ベルトの半径距離を変更することで、入力軸に入力された動力を無段階に変速して出力軸に出力している。
特開2002−181175号公報
ところで、上述したベルト式無段変速機を搭載するタイプの車両では、セカンダリ側の油圧シリンダにキャンセル室が設けられたものがあり、セカンダリシャフトの回転に伴って油圧シリンダに作用する遠心油圧をキャンセルしている。こうしたキャンセル室により、出力軸の回転数に拘わらずセカンダリ側の油圧シリンダの調圧を安定して行なうことができるものの、部品点数が多くなると共に装置の大型化を招いてしまう。
本発明の動力伝達装置およびこれを搭載する車両は、変速機としての通常の機能を発揮させると共に装置の小型化を図ることを主目的とする。
本発明の動力伝達装置およびこれを搭載する車両は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の動力伝達装置は、
入力軸に接続された第1のプーリと、出力軸に接続された第2のプーリと、両プーリに架け渡されたベルトとを備え、前記第1のプーリの溝幅と前記第2のプーリの溝幅とを変更することにより前記入力軸に入力される動力を無段階に変速して前記出力軸に出力するベルト式無段変速機を備える動力伝達装置であって、
流体圧を用いて前記第1のプーリの溝幅を変更可能な第1の流体圧シリンダと、
流体圧を用いて前記第2のプーリの溝幅を変更可能であってキャンセル室のない第2の流体圧シリンダと、
前記第1の流体圧シリンダ側と前記第2の流体圧シリンダ側とに調圧を伴って作動流体を供給する調圧圧送装置と、
前記調圧圧送装置から前記第1の流体圧シリンダへの作動流体の流入と遮断、および前記第1の流体圧シリンダからの作動流体の排出と遮断とが可能な流体流出入装置と、
走行状態に応じて前記第2のプーリに必要な推力から得られた流体圧に基づいて前記調圧圧送装置を制御すると共に該制御により前記調圧圧送装置から調圧を伴って圧送される流体圧に応じて許容される変速比の範囲内で変速比が変更されるよう前記流体流出入装置を制御する制御手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の動力伝達装置では、流体圧を用いて第1のプーリの溝幅を変更可能な第1の流体圧シリンダと、流体圧を用いて第2のプーリの溝幅を変更可能であってキャンセル室のない第2の流体圧シリンダと、を設け、走行状態に応じて第2の流体圧シリンダに必要な流体圧から得られる流体圧に基づいて、第1の流体圧シリンダ側と第2の流体圧シリンダ側とに調圧を伴って作動流体を供給する調圧圧送装置を制御すると共に、この制御により調圧圧送装置から調圧を伴って圧送される流体圧に応じた許容変速比範囲内で変速比が変更されるよう、調圧圧送装置から第1の流体圧シリンダへの作動流体の流入と遮断および第1の流体圧シリンダからの作動流体の排出と遮断とが可能な流体流出入装置を制御する。これにより、第2のプーリの遠心圧を有効利用することができるから、無段変速機としての機能を十分に発揮しつつ比較的小さな容量の調圧圧送装置を用いることができる。この結果、装置を小型化することができる。
こうした本発明の動力伝達装置において、前記制御手段は、車速に対する前記入力軸の下限回転数の関係であるマップを用いて車速に基づいて前記下限回転数を設定し、該設定した下限回転数の範囲内で変速比が変更されるよう前記流体流出入装置を制御する手段であるものとすることもできる。この態様の本発明の動力伝達装置において、前記マップは、車速が所定車速未満のときには車速の上昇に対して一定の勾配をもって上昇する第1の制約により前記下限回転数が設定され、車速が前記所定車速以上のときには前記第1の制約に比して前記入力軸の回転数が高回転数となり且つ車速の上昇に対して前記第1の制約における勾配よりも大きな一定の勾配をもって上昇する第2の制約により前記下限回転数が設定されるよう作成されてなるものとすることもできる。こうすれば、調圧圧送装置の圧送能力として比較的小さなものを用いてもより適正に変速制御を行なうことができる。ここで、「第1の制約」には、良好な燃費を優先させた制約や無段変速機の保護やこの無段変速機の入力軸に接続される原動機の保護を優先させた制約、ドライバビリティを優先させた制約などが含まれる。また、「第2の制約」には、走行状態に応じて定まる調圧圧送装置からの流体圧から実現できる入力軸の回転数に基づく制約などが含まれる。
本発明の車両は、上述した各態様のいずれかの本発明の動力伝達装置、即ち、基本的には、入力軸に接続された第1のプーリと、出力軸に接続された第2のプーリと、両プーリに架け渡されたベルトとを備え、前記第1のプーリの溝幅と前記第2のプーリの溝幅とを変更することにより前記入力軸に入力される動力を無段階に変速して前記出力軸に出力するベルト式無段変速機を備える動力伝達装置であって、流体圧を用いて前記第1のプーリの溝幅を変更可能な第1の流体圧シリンダと、流体圧を用いて前記第2のプーリの溝幅を変更可能であってキャンセル室のない第2の流体圧シリンダと、前記第1の流体圧シリンダ側と前記第2の流体圧シリンダ側とに調圧を伴って作動流体を供給する調圧圧送装置と、前記調圧圧送装置から前記第1の流体圧シリンダへの作動流体の流入と遮断および前記第1の流体圧シリンダからの作動流体の排出と遮断とが可能な流体流出入装置と、走行状態に応じて前記第2のプーリに必要な推力から得られた流体圧に基づいて前記調圧圧送装置を制御すると共に該制御により前記調圧圧送装置から調圧を伴って圧送される流体圧に応じて許容される変速比の範囲内で変速比が変更されるよう前記流体流出入装置を制御する制御手段と、を備える動力伝達装置を搭載することを要旨とする。
この本発明の車両によれば、本発明の動力伝達装置を搭載するから、本発明の動力伝達装置が奏する効果、例えば、無段変速機としての機能を十分に発揮しつつ比較的小さな容量の調圧圧送装置を用いることができる効果や装置を小型化することができる効果などを奏することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は本発明の一実施例としての動力伝達装置20が組み込まれた自動車10の構成の概略を示す構成図であり、図2は実施例の動力伝達装置20の構成の概略を示す構成図であり、図3は実施例の動力伝達装置20が備える油圧回路50の構成の概略を示す構成図である。
実施例の自動車10は、図1に示すように、ガソリンや軽油などの炭化水素系の燃料の爆発燃焼により動力を出力する内燃機関としてのエンジン12と、エンジン12のクランクシャフトの回転数を検出する回転数センサなどの各種センサからの信号を入力してエンジン12を運転制御するエンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)14と、エンジン12のクランクシャフトに取り付けられた変速機が組み込まれた実施例の動力伝達装置20と、車両全体をコントロールするメイン電子制御ユニット(以下、メインECUという)90とを備える。
実施例の動力伝達装置20は、図2に示すように、クランクシャフトが車軸86a,86bに対して略平行に配置された横置きのエンジン12からの動力を左右の車輪88a,88bに伝達するトランスアクスル装置として構成されており、エンジン12のクランクシャフトに接続された入力側のポンプインペラ22aと出力側のタービンランナ22bとからなるロックアップクラッチ付きのトルクコンバータ22と、トルクコンバータ22のタービンランナ22bに接続され入力された動力を正転と逆転との切り換えを伴って出力する前後進切換ユニット24と、トルクコンバータ22と前後進切換ユニット24の間に配置されたオイルポンプ30と、前後進切換ユニット24に接続されたプライマリシャフト42とこのプライマリシャフト42に平行に配置されたセカンダリシャフト44とを有しプライマリシャフト42に入力された動力を無段階に変速してセカンダリシャフト44に出力する無段変速機(以下「CVT」という)40と、CVT40を制御する変速機用電子制御ユニット(以下、変速機ECUという)29と、を備え、これらはコンバータハウジング21aやトランスアクスルケース21b,リヤカバー21cからなるケース21に収容されている。
オイルポンプ30は、図2に示すように、ポンプボディ31とポンプカバー32とからなるポンプアッセンブリ33と、パブを介してポンプインペラ22aに接続された外歯ギヤ34とを備えるギヤポンプとして構成されており、エンジンからの動力により外歯ギヤ34を回転させることにより、図示しないオイルパンに貯留されている作動流体(ATF)を吸引してCVT40や前後進切換ユニット24により要求される油圧(ライン圧)を発生させたり、軸受けなどの潤滑部分に供給したりする。
CVT40は、図2に示すように、プライマリシャフト42に取り付けられたプライマリプーリ43と、プライマリシャフト42と平行に配置されたセカンダリシャフト44に取り付けられたセカンダリプーリ45と、プライマリプーリ43の溝とセカンダリプーリ45の溝とに掛け渡されたベルト46と、プライマリプーリ43の溝幅を変更するための油圧式のアクチュエータとしてのプライマリシリンダ47と、セカンダリプーリ45の溝幅を変更するための油圧式のアクチュエータとしてのセカンダリシリンダ48とを備え、プライマリプーリ43とセカンダリプーリ45の溝幅を変更することによりプライマリシャフト42に入力された動力を無段階に変速してセカンダリシャフト44に出力する。セカンダリシャフト44は、ギヤ機構82と、デファレンシャルギヤ84とを介して左右の車軸86a,86bに連結されているから、エンジン12からの動力はトルクコンバータ22,前後進切換ユニット24,CVT40,ギヤ機構82,デファレンシャルギヤ84を介して車軸86a,86bに伝達されることになる。なお、プライマリプーリ43は、プライマリシャフト42と一体に形成された固定シーブ43aと、プライマリシャフト42にボールスプラインを介して軸方向に摺動自在に支持される可動シーブ43bとにより構成されており、セカンダリプーリ45は、セカンダリシャフト44と一体に形成された固定シーブ45aと、セカンダリシャフト44にボールスプラインと共にリターンスプリング49を介して軸方向に摺動自在に支持される可動シーブ45bとにより構成されている。
CVT40は、実施例では、セカンダリプーリ45に対してセカンダリシリンダ48の背面にキャンセル室は設けていない。したがって、セカンダリシャフト44の回転による遠心油圧がセカンダリシリンダ48に作用するが、こうする理由については後述する。
CVT40は、図3に示す油圧回路50により駆動される。この油圧回路50は、図示するように、エンジンからの動力を用いてオイルパン内のストレーナ52から作動油を吸引して圧送する前述したオイルポンプ30と、オイルポンプ30により圧送された作動油の圧力(ライン圧PL)を調節するレギュレータバルブ54と、ライン圧PLから図示しないモジュレータバルブを介して入力されたモジュレータ圧PMODを用いてレギュレータバルブ54を駆動するリニアソレノイド56と、ライン圧PLをプライマリシリンダ47に供給したり供給を遮断したりするためのコントロールバルブ60と、モジュレータ圧PMODを用いてコントロールバルブ60を駆動するデューティソレノイドDS1と、プライマリシリンダ47内の油圧をドレンしたりドレンを遮断したりするためのコントロールバルブ70と、モジュレータ圧PMODを用いてコントロールバルブ70を駆動するデューティソレノイドDS2と、を備える。また、油圧回路50は、ライン圧PLが直接にセカンダリシリンダ48に作用するよう構成されている。
コントロールバルブ60は、ライン圧PLを入力する入力ポート62aと入力したライン圧PLをプライマリシリンダ47に出力する出力ポート62bとデューティソレノイドDS1からの信号圧を入力する信号圧用ポート62cとデューティソレノイドDS2からの信号圧を入力する信号圧用ポート62dとが形成されたスリーブ62と、スリーブ62内を軸方向に摺動自在に配置されたスプール64と、スプール64を軸方向に付勢するスプリング66とにより構成されており、デューティソレノイドDS1がオフのときにはスプリング66の付勢力によりスプール64が図中左半分の領域に示す位置に移動して入力ポート62aと出力ポート62bとの連通を遮断し、デューティソレノイドDS1がオンのときにはデューティソレノイドDS1からの信号圧用ポート62cに入力される信号圧がスプリング66の付勢力に打ち勝って図中右半分の領域に示す位置に移動して入力ポート62aと出力ポート62bとを連通する。即ち、デューティソレノイドDS1がオフのときにはライン圧PLのプライマリシリンダ47への供給を遮断し、デューティソレノイドDS1がオンのときにはライン圧PLをプライマリシリンダ47に供給するのである。
コントロールバルブ70は、プライマリシリンダ47のプライマリ圧Ppsを入力する入力ポート72aと入力したプライマリ圧Ppsをドレンするドレンポート72bとデューティソレノイドDS2からの信号圧を入力する信号圧用ポート72cとデューティソレノイドDS1からの信号圧を入力する信号圧用ポート72dとが形成されたスリーブ72と、スリーブ72内を軸方向に摺動自在に配置されたスプール74と、スプール74を軸方向に付勢するスプリング76とにより構成されており、デューティソレノイドDS2がオフのときにはスプリング76の付勢力によりスプール74が図中左半分の領域に示す位置に移動して入力ポート72aとドレンポート72bとの連通を遮断し、デューティソレノイドDS2がオンのときにはデューティソレノイドDS2から信号圧用ポート72cに入力される信号圧がスプリング76の付勢力に打ち勝って図中右半分の領域に示す位置に移動して入力ポート72aとドレンポート72bとを連通する。即ち、デューティソレノイドDS2がオフのときにはプライマリ圧Ppsのドレンを遮断し、デューティソレノイドDS2がオンのときにはプライマリ圧Ppsをドレンするのである。なお、デューティソレノイドDS1をオンとすると共にデューティソレノイドDS2をオンとする状態は、ライン圧PLのプライマリシリンダ47への供給を遮断すると共にプライマリ圧Ppsのドレンも遮断するものとなる。
CVT40は、変速機ECU29により駆動制御されている。変速機ECU29は、詳細には図示しないが、CPUを中心としたマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に処理プログラムを記憶するROMと、データを一時的に記憶するRAMと、入出力ポートと、通信ポートとを備える。変速機ECU29には、入力軸としてのプライマリシャフト42に取り付けられた回転数センサからの入力軸回転数Ninや出力軸としてのセカンダリシャフト44に取り付けられた回転数センサからの出力軸回転数Noutなどが入力ポートを介して入力されており、変速機ECU29からは、リニアソレノイド56への駆動信号やデューティソレノイドDS1,DS2への駆動信号などが出力ポートを介して出力されている。変速機ECU29は、メインECU90と通信しており、メインECU90からの制御信号によってCVT40(油圧回路50)を制御したり、必要に応じてCVT40の状態に関するデータをメインECU90に出力する。
メインECU90は、詳細には図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に処理プログラムを記憶するROMと、データを一時的に記憶するRAMと、入出力ポートと、通信ポートとを備える。メインECU90には、シフトレバー91の操作位置を検出するシフトポジションセンサ92からのシフトポジションSP,アクセルペダル93の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ94からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル95の踏み込みを検出するブレーキスイッチ96からのブレーキスイッチ信号BSW,車速センサ98からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。メインECU90は、エンジンECU14や変速機ECU29と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU14や変速機ECU29と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
次に、こうして構成された実施例の動力伝達装置20の動作について説明する。図4は、実施例の変速機ECU29により実行される変速制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間毎(例えば数msec毎)に繰り返し実行される。
変速制御ルーチンが実行されると、変速機ECU29のCPUは、まず、セカンダリ必要推力Fを計算する処理を行なう(ステップS100)。ここで、セカンダリ必要推力Fは、ベルト46をセカンダリプーリ45によりセカンダリシャフト44の軸方向に狭圧する力であり、「Te」をエンジントルクとし、「γ」を現在のCVT40の変速比とし、「α」をセカンダリプーリ45の固定シーブ45aおよび可動シーブ45bにおけるベルト46が当接する面の傾斜角とし、「SF」を安全率とし、「μ」を固定シーブ45aおよび可動シーブ45bとベルト46との静止摩擦係数とし、「R」をセカンダリプーリ45におけるベルト46の回転半径としたときに、次式(1)により計算することができる。
F=(Te×γ×cosα×SF)/(2×μ×R) (1)
セカンダリ必要推力Fを計算すると、計算したセカンダリ必要推力Fに基づいてセカンダリ圧Pssを設定する(ステップS110)。ここで、セカンダリ圧Pssは、「Fc」をセカンダリシャフト44の回転数(出力軸回転数Nout)に応じて定まる遠心油圧による推力とし、「Fs」をリターンスプリング49のバネ力とし、「A」をセカンダリシリンダ48のピストン面積としたときに、次式(2)により求めることができる。
Pss=(F-Fc-Fs)/A (2)
セカンダリ圧Pssを設定すると、設定したセカンダリ圧Pssがセカンダリシリンダ48に供給されるようライン圧PLを設定し(ステップS120)、設定したライン圧PLとなるようリニアソレノイド56を制御してレギュレータバルブ54を駆動する(ステップS130)。ここで、ライン圧PLは、実施例では、セカンダリシリンダ48に直接に供給されるよう油圧回路50を構成しているから(図3参照)、設定したセカンダリ圧Pssに油圧回路50内のロス(Loss)や若干の余裕分等を加味したものとして設定することができる。前述したように、セカンダリシリンダ48にはキャンセル室を設けていないから、セカンダリシリンダ48には遠心油圧が作用する。このため、セカンダリシリンダ48に作用すべきセカンダリ圧Pssは、キャンセル室を設ける場合に比して小さくなり、その分ライン圧PLを小さくすることができるから、オイルポンプ30の容量を小さくしてその小型化を図ることができる。本発明においてセカンダリシリンダ48にキャンセル室を設けていないのはこうした理由に基づいている。
次に、アクセル開度Accや車速Vなどのデータを入力する(ステップS140)。アクセル開度Accと車速Vは、それぞれアクセルペダルポジションセンサ94と車速センサ98とにより検出されたものをメインECU90から通信を介して入力するものとした。データを入力すると、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて予めROMに記憶されている変速マップを用いてCVT40の目標変速比としての目標インプット回転数Ni*を設定すると共に(ステップS150)、車速Vに基づいてプライマリシャフト42の下限回転数Nminを設定し(ステップS160)、設定した目標インプット回転数Ni*が下限回転数Nminよりも小さいときには(ステップS170)、目標インプット回転数Ni*を下限回転数Nminに設定し直す(ステップS180)。ここで、下限回転数Nminは、車速Vと下限回転数Nminとの関係を予め求めてマップとしてROMに記憶しておき、車速Vが与えられるとマップから対応する下限回転数Nminを導出することにより求めるものとした。図5に下限回転数設定用マップの一例を示す。図示するように、下限回転数Nminは、車速Vが比較的高車速の所定車速Vref(例えば、時速80km〜時速120km)未満のときには実線で示した動作ラインAを用いて設定し、車速Vが所定車速Vref以上のときには一点破線で示した動作ラインBを用いて設定するものとした。ここで、動作ラインAは、良好な燃費を実現させるための制約から定めたものであり、動作ラインBは、動作ラインAよりも高回転側にシフトしたラインとして定めたものである。図中の点線で示した動作ラインCは、エンジン22やCVT40の回転に対して保護するための制約やドライバビリティを向上させるための制約などから定めたものであり、車速Vが所定車速Vrefのときには動作ラインAの回転数か動作ラインCの回転数のいずれか高い方の回転数が下限回転数Nminとして設定される。なお、こうした下限回転数設定用マップは、アクセル開度Acc毎に異なるマップを用いるものとしてもよいことは勿論である。
図6は、セカンダリシリンダ48にキャンセル室を設けた場合とキャンセル室を設けない場合におけるリニアソレノイド56の信号圧とライン圧PL,プライマリ圧Pps,セカンダリ圧Pssとの関係を示す。前述したように、セカンダリシリンダ48にキャンセル室を設けない場合には、セカンダリシャフト44の回転に伴う遠心油圧がセカンダリシリンダ48に作用するから、セカンダリシリンダ48にキャンセル室を設ける場合に比して遠心油圧の分だけ必要なセカンダリ圧Pssは小さくなりこれに伴ってライン圧PLを小さくするが、この場合、要求される変速比(目標インプット回転数Ni*)によっては、必要なプライマリ圧Ppsがライン圧PLよりも大きくなり、油圧不足により要求される変速比(目標インプット回転数Ni*)を実現できない場合が生じる。このため、実施例では、図5に示すように、車速Vが所定車速Vref未満のときには、良好な燃費を実現させるための動作ラインAを用いてプライマリシャフト42の下限回転数Nminを設定するが、車速Vが所定車速Vref以上のときには、セカンダリ圧Pssに基づいて設定されるライン圧PLから実現できる変速比が設定されるよう動作ラインAよりも高回転数側にシフトした動作ラインBによりプライマリシャフト42の下限回転数Nminを設定するのである。エンジン12は一般に低トルク高回転数で運転するよりも高トルク低回転数で運転した方がエネルギ効率が良いから、下限回転数Nmin(エンジン12の回転数)を高回転数側にシフトしてエンジン12を運転すると、燃費は悪化することになるが、前述したように、セカンダリシリンダ48のキャンセル室を廃止したことによりライン圧PLを小さくできるから、オイルポンプ30として小容量のものを用いることができることに起因するエネルギ効率の向上分により、その燃費の悪化分は相殺され、車両全体としてのエネルギ効率が低下することはない。図5のマップでは、車速Vが所定車速Vref未満における動作ラインAについては、車速Vの上昇に対して一定の勾配をもって下限回転数Nminが上昇し、車速Vが所定車速Vref以上における動作ラインBについては、車速Vの上昇に対して動作ラインAにおける勾配よりも大きな一定の勾配をもって下限回転数Nminが上昇するものとした。
こうして目標インプット回転数Ni*が設定されると、プライマリシャフト42の回転数が設定された目標インプット回転数Ni*となるようデューティソレノイドDS1,DS2を制御することによりコントロールバルブ60,70を駆動して(ステップS190)、本ルーチンを終了する。この処理は、具体的には、現在のインプット回転数Niが目標インプット回転数Ni*よりも大きいときにはプライマリシリンダ47に作用しているプライマリ圧Ppsを増圧するためにコントロールバルブ60の入力ポート62aと出力ポート62bとが連通すると共にコントロールバルブ70の入力ポート72aとドレンポート72bとの連通が遮断するようデューティソレノイドDS1をオンすると共にデューティソレノイドDS2をオフし、現在のインプット回転数Niが目標インプット回転数Ni*よりも小さいときにはプライマリシリンダ47に作用しているプライマリ圧Ppsを減圧するためにコントロールバルブ60の入力ポート62aと出力ポート62bとの連通が遮断すると共にコントロールバルブ70の入力ポート72aとドレンポート72bとが連通するようデューティソレノイドDS1をオフすると共にデューティソレノイドDS2をオンし、現在のインプット回転数Niが目標インプット回転数Ni*と略一致するときにはプライマリシリンダ47に作用しているプライマリ圧Ppsを保持するためにコントロールバルブ60の入力ポート62aと出力ポート62bとの連通が遮断すると共にコントロールバルブ70の入力ポート72aとドレンポート72bとの連通が遮断するようデューティソレノイドDS1,DS2を共にオフする処理となる。
以上説明した実施例の動力伝達装置20によれば、CVT40のセカンダリシリンダ48に対してキャンセル室を廃止すると共に油圧回路50をライン圧PLが直接にセカンダリシリンダ48に作用しライン圧PLがコントロールバルブ60,70を介してプライマリシリンダ47に流出入されるよう構成するから、遠心油圧を有効利用することによりオイルポンプ30の容量を小さくすることができる。この結果、装置の小型化を図ることができる。しかも、車速Vが所定車速Vref未満のときには良好な燃費を実現させるための動作ラインAを用いてプライマリシャフト42の下限回転数Nminを設定してこの下限回転数Nminの範囲内で変速比が変更され、車速Vが所定車速Vref以上のときにはセカンダリ圧Pssに基づいて設定されるライン圧PLから実現できる変速比のうちプライマリシャフト42が低回転数側となる変速比が選択されるよう動作ラインAよりも高回転数側にシフトした動作ラインBによりプライマリシャフト42の下限回転数Nminを設定してこの下限回転数Nminの範囲内で変速比が変更されるようCVT40(油圧回路50)を制御するから、オイルポンプ30の容量を小さくしつつ変速機としての機能を発揮させることができる。このとき、エンジン12を高回転数側で運転することによる燃費の悪化が生じるが、オイルポンプ30を小容量化できることに起因してエネルギ効率を向上させることができるから、車両全体としてのエネルギ効率の低下を抑制することができる。
実施例の動力伝達装置20では、図5の動作ラインAを良好な燃費を実現させるための制約により定めるものとしたが、これに限定されるものではなく、他の制約から定めるものとしてもよい。
実施例の動力伝達装置20では、変速機ECU29を単一の電子制御ユニットにより構成するものとしたが、二つ以上の電子制御ユニットにより構成するものとしてもよい。
実施例では、本発明をベルト式無段変速機(CVT40)を備える動力伝達装置20の形態として説明したが、こうした本発明の動力伝達装置20を備える車両の形態とするものとしてもよい。
ここで、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、プライマリプーリ43が「第1のプーリ」に相当し、セカンダリプーリ45が「第2のプーリ」に相当し、プライマリシリンダ47が「第1の流体圧シリンダ」に相当し、セカンダリシリンダ48が「第2の流体圧シリンダ」に相当し、オイルポンプ30とレギュレータバブル54とリニアソレノイド56とが「調圧圧送装置」に相当し、コントロールバルブ60,70とデューティソレノイドDS1,DS2とが「流体流出入装置」に相当し、図4の変速制御ルーチンを実行する変速機ECU29が「制御手段」に相当する。なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための最良の形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、自動車産業に利用可能である。
本発明の一実施例としての動力伝達装置20が組み込まれた自動車10の構成の概略を示す構成図である。 実施例の動力伝達装置20の構成の概略を示す構成図である。 実施例の動力伝達装置20が備える油圧回路50の構成の概略を示す構成図である。 実施例の変速機ECU29により実行される変速制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 下限回転数設定用マップの一例を示す説明図である。 セカンダリシリンダ48にキャンセル室を設けた場合とキャンセル室を設けない場合におけるリニアソレノイド56の信号圧とライン圧PL,プライマリ圧Pps,セカンダリ圧Pssとの関係を示す説明図である。
符号の説明
10 自動車、12 エンジン、14 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、20 動力伝達装置、21 ケース、21a コンバータハウジング、21b トランスアクスルケース、21c リヤカバー、22 トルクコンバータ、22a ポンプインペラ、22b タービンランナ、24 前後進切換ユニット、29 変速機用電子制御ユニット(変速機ECU)、30 オイルポンプ、31 ポンプボディ、32 ポンプカバー、33 ポンプアッセンブリ、34 外歯ギヤ、40 無段変速機(CVT)、42 プライマリシャフト、43 プライマリプーリ、43a 固定シーブ、43b 可動シーブ、44 セカンダリシャフト、45 セカンダリプーリ、45a 固定シーブ、45b 可動シーブ、46 ベルト、47 プライマリシリンダ、48 セカンダリシリンダ、49 リターンスプリング、50 油圧回路、52 ストレーナ、54 レギュレータバルブ、56 リニアソレノイド、60 コントロールバルブ、62 スリーブ、62a 入力ポート、62b 出力ポート、62c,62d 信号圧用ポート、64 スプール、66 スプリング、70 コントロールバルブ、72 スリーブ、72a 入力ポート、72b ドレンポート、72c,72d 信号圧用ポート、74 スプール、76 スプリング、82 ギヤ機構、84 デファレンシャルギヤ、86a,86b 車軸、88a,88b 車輪、90 メイン電子制御ユニット(メインECU)、91 シフトレバー、92 シフトポジションセンサ、93 アクセルペダル、94 アクセルペダルポジションセンサ、95 ブレーキペダル、96 ブレーキスイッチ、98 車速センサ、DS1,DS2 デューティソレノイド。

Claims (2)

  1. 入力軸に接続された第1のプーリと、出力軸に接続された第2のプーリと、両プーリに架け渡されたベルトとを備え、前記第1のプーリの溝幅と前記第2のプーリの溝幅とを変更することにより前記入力軸に入力される動力を無段階に変速して前記出力軸に出力するベルト式無段変速機を備える動力伝達装置であって、
    流体圧を用いて前記第1のプーリの溝幅を変更可能な第1の流体圧シリンダと、
    流体圧を用いて前記第2のプーリの溝幅を変更可能であってキャンセル室のない第2の流体圧シリンダと、
    前記第1の流体圧シリンダ側と前記第2の流体圧シリンダ側とに調圧を伴って作動流体を供給する調圧圧送装置と、
    前記調圧圧送装置から前記第1の流体圧シリンダへの作動流体の流入と遮断、および前記第1の流体圧シリンダからの作動流体の排出と遮断とが可能な流体流出入装置と、
    走行状態に応じて前記第2のプーリに必要な推力から得られた流体圧に基づいて前記調圧圧送装置を制御すると共に該制御により前記調圧圧送装置から調圧を伴って圧送される流体圧に応じて許容される変速比の範囲内で変速比が変更されるよう前記流体流出入装置を制御する制御手段と、
    を備え
    前記制御手段は、車速に対する前記入力軸の下限回転数の関係であるマップを用いて車速に基づいて前記下限回転数を設定し、該設定した下限回転数の範囲内で変速比が変更されるよう前記流体流出入装置を制御する手段であり、
    前記マップは、車速が所定車速未満のときには車速の上昇に対して一定の勾配をもって上昇する第1の制約により前記下限回転数が設定され、車速が前記所定車速以上のときには前記第1の制約に比して前記入力軸の回転数が高回転数となり且つ車速の上昇に対して前記第1の制約における勾配よりも大きな一定の勾配をもって上昇する第2の制約により前記下限回転数が設定されるよう作成されてなる
    ことを特徴とする動力伝達装置。
  2. 請求項1に記載の動力伝達装置を搭載する車両。
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