JP5112942B2 - 超音波探傷方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、非破壊検査方法及び装置に関し、特に、超音波を用いて探傷検査するための超音波探傷方法及び装置に関する。
図13(a)は、例えば特許文献1において開示された第1の従来例に係る「浸炭層の検出方法」を用いた超音波探傷システムにおいて送受信探触子1,2間の試験体3における超音波の各伝搬経路を示す側面図であり、図13(b)は図13(a)の超音波の各伝搬経路の受信信号波形を示す図であり、図13(c)は図13(a)の超音波探傷システムにおいて試験体3の表面に浸炭層7があるときの超音波の各伝搬経路を示す側面図であり、図13(d)は図13(c)の超音波の各伝搬経路の受信信号波形を示す図である。なお、図13において、31はラテラル波であり、32は縦波の1回反射波であり、33は縦波から横波へのモード変換した波、又は横波から縦波へのモード変換した後1回反射した波であり、34は縦波の2回反射波であり、35は横波の1回反射波である。
図13において、超音波探傷装置は、送信探触子1と、受信探触子2とを、試験体3の表面に当接して試験体3を探傷する。送信探触子1は、試験体3に対して、横波縦波モード変換を起こしやすいパルスを出射し、受信探触子2は、試験体3の底面からの、モード変換したモード変換パルスを入射する。受信探触子2は、浸炭層との境界面からの、モード変換したモード変換パルスを入射する。送信探触子1と受信探触子2との間の距離及び入射した底面モード変換パルス及び境界面モード変換パルスの路程とから、浸炭層を検出する。すなわち、第1の従来例に係る「浸炭層の検出方法」では、送受信の斜角探触子を対向させ、浸炭層と母材境界面でモード変換し反射する超音波の到達時間を測定し、浸炭層厚さを測定する手法を提案している。
図14(a)は、例えば特許文献2において開示された第2の従来例に係る「二探触子法による腐食及び減肉の検査手法」を用いた超音波探傷システムにおいて送受信探触子1,2間の試験体3における超音波の各伝搬経路を示す側面図であり、図14(b)は図14(a)の超音波の各伝搬経路の受信信号波形を示す図であり、図14(c)は図14(a)の超音波探傷システムにおいて試験体3の裏面に欠陥4があるときの超音波の各伝搬経路を示す側面図であり、図14(d)は図14(c)の超音波の各伝搬経路の受信信号波形を示す図である。なお、図14において、41はラテラル波であり、42は縦波の1回反射波であり、43は縦波から横波へのモード変換した波、又は横波から縦波へのモード変換した後1回反射した波であり、44はクリーピング波から横波へモード変換した後1回反射した波である。
図14において、試験体3の検査部位を挟んで配置する送信探触子1より試験体3に入射した超音波は縦波と横波がモード変換を繰り返す性質があり、縦波と横波がモード変換を繰り返して伝播する経路のうち少なくとも1回以上被検査材を横波が横断する超音波の経路を利用して、腐食部及び減肉部の存在により生じる伝播時間の差を計測することにより腐食深さ及び減肉深さを評価することを特徴としている。すなわち、第2の従来例では、第1の従来例と同様に、1対の送受信探触子1,2を試験体3をまたいで配置して探傷を行うが、表面を伝わるクリーピング波からモード変換した横波が板厚を1回以上往復伝搬した超音波の到達時間から板厚を測定する手法を提案している。
特開2006−029939号公報。 特開2005−249550号公報。
第1の従来例では、平滑な境界面が存在する場合など、被検査部位が面状で有れば正確な厚さ計測が可能であるが、欠陥4など局所的な欠損があった場合、欠陥4からの反射・回折する超音波の強度が非常に弱く、検出不可能である。そのため、欠陥4の高さあるいは欠陥4を除いた部分の板厚測定はできないという問題点があった。
また、第2の従来例では、腐食等で多少凹凸がある面状欠損5を測定できるが、欠損は必ず平面状である必要があり、欠陥4など局所的な欠損があった場合に欠陥4の高さあるいは欠陥4を除いた部分の板厚測定はできないという問題点があった。
本発明の目的は以上の問題点を解決し、試験体の欠陥位置やその高さを特定することができる超音波探傷方法及び装置を提供することにある。
第1の発明に係る超音波探傷方法は、1対の送受信探触子を試験体をまたぐように対向設置し、縦波及び横波あるいはその組合せで上記試験体内を伝搬した経路毎に超音波信号を受信し、上記受信された超音波信号の各経路における信号強度に基づいて、上記試験体における欠陥の有無、当該欠陥の高さあるいは当該欠陥を除いた上記試験体の残厚を測定することを特徴とする。
上記超音波探傷方法において、上記試験体を伝搬する縦波の1回反射波の超音波信号の信号強度が所定のしきい値以下であるか否かを判断することにより、上記欠陥の有無を判断することを特徴とする。
また、上記超音波探傷方法において、上記試験体の残厚が所定のしきい値以上であるとき、上記試験体を伝搬する縦波の1回反射波の超音波信号の信号強度に基づいて、予め測定された当該超音波信号の信号強度と欠陥の高さの関係を参照して、当該欠陥の高さあるいは当該欠陥を除いた上記試験体の残厚を測定する一方、上記試験体の残厚が所定のしきい値未満であるとき、上記試験体を伝搬する縦波からモード変換された横波の反射波の超音波信号の信号強度に基づいて、予め測定された当該超音波信号の信号強度と欠陥の高さの関係を参照して、当該欠陥の高さあるいは当該欠陥を除いた上記試験体の残厚を測定することを特徴とする。
第2の発明に係る超音波探傷方法は、1対の送受信探触子を試験体をまたぐように対向設置し、上記試験体の表面を伝搬するクリーピング波からモード変換された横波が上記試験体の表面及び底面間を複数回往復伝搬した超音波信号の信号強度に基づいて、上記試験体における欠陥の有無、当該欠陥の高さあるいは当該欠陥を除いた上記試験体の残厚を測定することを特徴とする。
上記超音波探傷方法において、上記クリーピング波からモード変換された横波が上記試験体の表面及び底面間を複数回往復伝搬した超音波信号の信号強度が所定のしきい値以下であるか否かを判断することにより、上記欠陥の有無を判断することを特徴とする。
また、上記超音波探傷方法において、上記クリーピング波からモード変換された横波が上記試験体の表面及び底面間を複数回往復伝搬した超音波信号の信号強度に基づいて、予め測定された信号強度と欠陥の高さの関係を参照して、当該欠陥の高さあるいは当該欠陥を除いた上記試験体の残厚を測定することを特徴とする。
さらに、上記超音波探傷方法において、上記試験体の表面に塗膜が形成されて上記塗膜上から上記試験体を検査するときに、ラテラル波の伝搬時間に基づいて上記塗膜の厚さを測定し、上記塗膜の厚さに基づいて上記超音波信号の信号強度の探傷感度を補正することを特徴とする。
第3の発明に係る超音波探傷装置は、1対の送受信探触子を試験体をまたぐように対向設置し、縦波及び横波あるいはその組合せで上記試験体内を伝搬した経路毎に超音波信号を受信し、上記受信された超音波信号の各経路における信号強度に基づいて、上記試験体における欠陥の有無、当該欠陥の高さあるいは当該欠陥を除いた上記試験体の残厚を測定する測定手段を備えたことを特徴とする。
上記超音波探傷装置において、上記測定手段は、上記試験体を伝搬する縦波の1回反射波の超音波信号の信号強度が所定のしきい値以下であるか否かを判断することにより、上記欠陥の有無を判断することを特徴とする。
また、上記超音波探傷装置において、上記測定手段は、上記試験体の残厚が所定のしきい値以上であるとき、上記試験体を伝搬する縦波の1回反射波の超音波信号の信号強度に基づいて、予め測定された当該超音波信号の信号強度と欠陥の高さの関係を参照して、当該欠陥の高さあるいは当該欠陥を除いた上記試験体の残厚を測定する一方、上記試験体の残厚が所定のしきい値未満であるとき、上記試験体を伝搬する縦波からモード変換された横波の反射波の超音波信号の信号強度に基づいて、予め測定された当該超音波信号の信号強度と欠陥の高さの関係を参照して、当該欠陥の高さあるいは当該欠陥を除いた上記試験体の残厚を測定することを特徴とする。
第4の発明に係る超音波探傷装置は、1対の送受信探触子を試験体をまたぐように対向設置し、上記試験体の表面を伝搬するクリーピング波からモード変換された横波が上記試験体の表面及び底面間を複数回往復伝搬した超音波信号の信号強度に基づいて、上記試験体における欠陥の有無、当該欠陥の高さあるいは当該欠陥を除いた上記試験体の残厚を測定する測定手段を備えたことを特徴とする。
上記超音波探傷装置において、上記測定手段は、上記クリーピング波からモード変換された横波が上記試験体の表面及び底面間を複数回往復伝搬した超音波信号の信号強度が所定のしきい値以下であるか否かを判断することにより、上記欠陥の有無を判断することを特徴とする。
また、上記超音波探傷装置において、上記測定手段は、上記クリーピング波からモード変換された横波が上記試験体の表面及び底面間を複数回往復伝搬した超音波信号の信号強度に基づいて、予め測定された信号強度と欠陥の高さの関係を参照して、当該欠陥の高さあるいは当該欠陥を除いた上記試験体の残厚を測定することを特徴とする。
さらに、上記超音波探傷装置において、上記測定手段は、上記試験体の表面に塗膜が形成されて上記塗膜上から上記試験体を検査するときに、ラテラル波の伝搬時間に基づいて上記塗膜の厚さを測定し、上記塗膜の厚さに基づいて上記超音波信号の信号強度の探傷感度を補正することを特徴とする。
従って、本発明に係る超音波探傷方法及び装置によれば、一対の送受信探触子を試験体の表面方向に機械走査するだけで、板厚全域の検査が可能であり、複雑な機構を必要としないため、制御系を安価にできるだけでなく短時間での検査が可能となる。また、反射強度のみを測定することで、欠陥高さを測定することが可能であるため、複雑な処理を必要とせず簡便に検査できる。さらに、エコー高さの変化から機械的に判断できるため、検査員の技量によらず、残厚測定が可能である。また、複雑な処理を必要としないため残厚測定の自動化が容易である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態において、同様の構成要素については同一の符号を付している。
実施形態で用いる超音波探傷システム.
図1は本発明の実施形態に係る超音波探傷システムの構成を示すブロック図である。図1において、超音波探傷装置10は、互いに接続された超音波コントローラ11及びモータコントローラ12を備えて構成される。超音波コントローラ11には、設定条件などを入力するための入力部13と、受信された超音波の波形及び計算された欠陥位置や欠陥の高さなどの出力データを出力して表示する表示部14とが接続されるとともに、送受信探触子1,2を試験体3のおもて面上で所定の方向に摺動させるスキャナ15の動作を制御するモータコントローラ12が接続される。
超音波コントローラ11は、詳細後述するように、欠陥位置や欠陥の高さなどを計算するために予め測定されたデータにより作成されたテーブル(図7及び図10参照。)と、塗膜厚さに対する感度補正量の関係(図6参照。)を示すテーブルとを記憶するテーブルメモリ11mを内蔵する。超音波コントローラ11は、探傷処理において、スキャナ15により送受信探触子1,2を所定の摺動させて所定の位置に固定し又は移動させ、入力された設定条件に基づいて送信探触子1に対して駆動パルスを送信することにより送信探触子1から試験体3の内部方向で所定の斜め方向で種々の形態の超音波を放射させ、そのとき種々の経路で伝搬する超音波の受信信号を受信探触子2により受信してその信号波形を表示部14に表示するとともに、詳細後述するように、上記テーブルメモリ11m内のテーブルを参照して欠陥位置や欠陥の高さ、塗膜厚さなどを計算し、それに基づいて試験体3の厚さを測定する。なお、上記計算された塗膜厚さに基づいて探傷感度を補正して試験体3の厚さを測定してもよい。
第1の実施形態.
図2(a)は第1の実施形態に係る超音波探傷方法を用いた超音波探傷システムにおいて送受信探触子1,2間の試験体3における超音波の各伝搬経路を示す側面図であり、図2(b)は図2(a)の超音波の各伝搬経路の受信信号波形を示す図であり、図2(c)は図2(a)の超音波探傷システムにおいて試験体3の裏面に欠陥4があるときの超音波の各伝搬経路を示す側面図であり、図2(d)は図2(c)の超音波の各伝搬経路の受信信号波形を示す図である。なお、図2において、51はラテラル波であり、52は縦波の1回反射波であり、53は縦波から横波へのモード変換した波、又は横波から縦波へのモード変換した後1回反射した波であり、54は縦波の2回反射波であり、55は横波の1回反射波であり、これらの超音波の各波は伝搬経路の違いから図2(b)のごとく時間差を有して受信される。
欠陥4が無いときを示す図2(b)と、試験体3の裏面から所定の高さの欠陥4があるときを示す図2(d)とを比較すると、ラテラル波51及び縦波の2回反射波54は受信信号波形に変化は無いが、縦波の1回反射波52及び横波の1回反射波55は欠陥4により消失しており、縦波から横波へのモード変換した波、又は横波から縦波へのモード変換した後1回反射した波53の受信信号強度は欠陥4により低下していることがわかる。これを定量的に表したグラフが次の図7である。なお、信号強度とは、信号レベルの絶対値をいい、以下、同様である。
図7は第1の実施形態に係る超音波探傷システムを用いた実施例1の実験結果であって、欠陥4の高さ及び試験体3の残厚に対する受信された超音波の正規化されたエコー高さ(無欠陥を1とする。)を示すグラフである。図8は図7の試験体3における欠陥4の高さに対する試験体3の残厚を示す図である。なお、実施例1において、試験体3の材料はAl合金であり、その板厚は5mmであり、送受信探触子1,2の屈折角を60度とし、主として縦波から横波へのモード変換された波を利用している。
図7において、縦波1階反射波52の経路は、反射する点が1箇所であるため欠陥4による残厚値が減少(欠陥4の高さが増加)し始めると、急激に信号強度が低下し(図7の52参照。)その後(残厚値>2mm)受信信号強度は概ね一定となる。従って、残厚値が比較的大きな場合は、縦波1回反射波52の信号強度から残厚値を推定することができる。一方、底面反射で縦波から横波へのモード変換又は横波から縦波へのモード変換が起こる経路53は、反射する点が2箇所あるため、残厚値がある一定以上減少(欠陥高さが一定以上増加;図7では、約1.5mm以上)しないと低下しない。従って、残厚値の小さい場合は(残厚値<4mm)、縦波から横波へのモード変換された波53の受信信号強度から残厚値を推定することができる。以上の検査手順をまとめる以下のようになる。
(S1)縦波1回反射波52の経路の信号強度が所定のしきい値(実施例1では、例えば、正規化エコー高さが0.2)以下であるか否かに基づいて欠陥4の有無を判定する。
(S2)残厚値が大きい領域(実施例1では、例えば残厚値>4mm)では、縦波1回反射波52の経路の信号強度に基づいて例えば図7のテーブルを参照して欠陥4の高さ及び残厚値を計算し、残厚値が小さい領域では(実施例1では、例えば残厚値≦4mm)、縦波から横波へのモード変換された波53の受信信号強度に基づいて例えば図7のテーブルを参照して欠陥4の高さ及び残厚値を計算する。なお、上記テーブルに代えて、近似式を用いてこれらの測定値を計算してもよい。
図9は実施例1において健全部での超音波強度を1としたときの各伝搬波の信号強度と試験体3の残厚との関係を示す図である。図9から明らかなように、各波51,52,53の経路の受信信号強度に基づいて試験体の残厚値を分類して計算することができる。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、1対の送受信探触子1,2を試験体3の被検査部位をまたぐように対向設置し、縦波及び横波あるいはその組合せで試験体3の材料内を伝搬した経路毎に超音波信号を計測し、各経路における信号強度の低下量から、欠陥4の有無、欠陥4の高さあるいは欠陥4を除いた残母材板厚を測定することができる。ここで、1対の送受信探触子1,2を試験体3をまたぐように対向設置した場合、複数の伝搬経路・伝搬モードを持つ超音波が測定される。これらの超音波の到達時間は、送受信探触子間距離と板厚から事前に予測可能である。送受信探触子1,2の間に欠陥4などの局所的な欠損が存在した場合、欠陥4の存在する平面・深さ方向などの位置により、特定もしくは全ての超音波の伝搬が阻害もしくは遮蔽される。すなわち、伝搬経路によって遮断度合いに差が生じるため、エコー高さの変化に差が生ずる。これらのエコー高さ変化の挙動を測定することにより、欠陥4の高さあるいは欠陥4などの局所的な欠損を除いた板厚測定が可能である。
従って、本発明の第1の実施形態に係る超音波探傷方法及び装置によれば、一対の送受信探触子を試験体の表面方向に機械走査するだけで、板厚全域の検査が可能であり、複雑な機構を必要としないため、制御系を安価にできるだけでなく短時間での検査が可能となる。また、反射強度のみを測定することで、欠陥高さを測定することが可能であるため、複雑な処理を必要とせず簡便に検査できる。さらに、エコー高さの変化から機械的に判断できるため、検査員の技量によらず、残厚測定が可能である。また、複雑な処理を必要としないため残厚測定の自動化が容易である。
第2の実施形態.
図3(a)は第2の実施形態に係る超音波探傷方法を用いた超音波探傷システムにおいて送受信探触子1,2間の試験体3における超音波の各伝搬経路を示す側面図であり、図3(b)は図3(a)の超音波の各伝搬経路の受信信号波形を示す図であり、図3(c)は図3(a)の超音波探傷システムにおいて試験体3の裏面に欠陥4があるときの超音波の各伝搬経路を示す側面図であり、図3(d)は図3(c)の超音波の各伝搬経路の受信信号波形を示す図である。なお、図3において、61はラテラル波であり、62は縦波の1回反射波であり、63は縦波から横波へのモード変換した波、又は横波から縦波へのモード変換した後1回反射した波であり、64はクリーピング波から横波へのモード変換した後1回反射した波であり、これらの超音波の各波は伝搬経路の違いから図3(b)のごとく時間差を有して受信される。
欠陥4が無いときを示す図3(b)と、試験体3の裏面から所定の高さの欠陥4があるときを示す図3(d)とを比較すると、ラテラル波61は受信信号波形に変化は無いが、縦波の1回反射波62は消失しており、縦波から横波へのモード変換した波、又は横波から縦波へのモード変換した後1回反射した波63及びクリーピング波から横波へのモード変換した後1回反射した波64の受信信号強度は欠陥4により低下していることがわかる。これを定量的に表したグラフが次の図10である。
図10は第2の実施形態に係る超音波探傷システムを用いた実施例2の実験結果であって、欠陥4の高さ及び試験体3の残厚に対する受信された超音波の正規化されたエコー高さ(無欠陥を1とする。)を示すグラフである。また、図11は図10の試験体3における欠陥4の高さに対する試験体3の残厚を示す図である。
第2の実施形態では、送受信探触子1,2としてクリーピング波探触子を用いて構成し、検査処理においてクリーピング波を用いる経路を利用する。ここで、クリーピング波探触子は、探触子から例えば試験体3に超音波を入射するときに、クリーピング波(70度〜80度の縦波;ここで、角度は探触子から試験体3に向かって垂直方向に下ろした軸に対する角度をいう。)と同時に横波(30度から35度)を発生する探触子をいう。図10から明らかなように、クリーピング波から横波にモード変換された波64が試験体3の板厚を往復する経路は、欠陥4があった場合大きく信号強度が低下するが、その後(残厚値>4mm)の信号強度の変化量は、残厚値に対して直線的に変化する。従って、残厚値の全域での測定、もしくは欠陥の有無の検出に利用することができる。以上の検査手順をまとめる以下のようになる。
(S11)クリーピング波から縦波1回反射波の受信信号強度が所定のしきい値(実施例2では、例えば、正規化エコー高さが0.4)以下であるか否かに基づいて欠陥4の有無を判定する。
(S12)クリーピング波から縦波1回反射波の受信信号強度に基づいて、例えば図10のテーブルを参照して欠陥4の高さ及び残厚値を計算する。なお、上記テーブルに代えて、近似式を用いてこれらの測定値を計算してもよい。
図12は実施例2において健全部での超音波強度を1としたときの各伝搬波の信号強度と試験体3の残厚との関係を示す図である。図12から明らかなように、各波61,64の経路の受信信号強度に基づいて試験体の残厚値を分類して計算することができる。
以上説明したように、第2の実施形態によれば、1対の送受信探触子1,2を試験体3の被検査部位をまたぐように対向設置し、試験体3の被検査材表面を伝搬するクリーピング波からモード変換した横波で板厚を数回往復伝搬した超音波の受信信号強度に基づいて欠陥4の高さあるいは欠陥4を除いた残板厚を測定することができる。
従って、本発明の第2の実施形態に係る超音波探傷方法及び装置によれば、一対の送受信探触子を試験体の表面方向に機械走査するだけで、板厚全域の検査が可能であり、複雑な機構を必要としないため、制御系を安価にできるだけでなく短時間での検査が可能となる。また、反射強度のみを測定することで、欠陥高さを測定することが可能であるため、複雑な処理を必要とせず簡便に検査できる。さらに、エコー高さの変化から機械的に判断できるため、検査員の技量によらず、残厚測定が可能である。また、複雑な処理を必要としないため残厚測定の自動化が容易である。
第3の実施形態.
図4(a)は第3の実施形態に係る超音波探傷方法を用いた超音波探傷システムにおいて送受信探触子1,2間の試験体3における超音波の各伝搬経路を示す側面図であり、図4(b)は図4(a)の超音波の各伝搬経路の受信信号波形を示す図であり、図4(c)は図4(a)の超音波探傷システムにおいて試験体3のおもて面に塗膜6があるときの超音波の各伝搬経路を示す側面図であり、図4(d)は図4(c)の超音波の各伝搬経路の受信信号波形を示す図である。また、図5は図4(a)の試験体3の膜厚に対するラテラル波の到達時間を示すグラフであり、図6は図4(c)の試験体3上の塗膜6の厚さに対する感度補正量を示すグラフである。
第3の実施形態では、第1及び第2の実施形態に係る超音波探傷方法及び装置において、試験体3の表面に塗膜6が形成されたときの探傷感度の補正方法について以下に説明する。塗膜6上から探傷検査する場合、ラテラル波71の伝搬時間に基づいて塗膜6の厚さを予め測定してその測定結果のテーブル(図5)をテーブルメモリ11mに格納しておき、測定されたラテラル波の到達時間に基づいて当該テーブルを参照して膜厚を測定した後、図6のグラフ(塗膜6の厚さに対する感度補正量(受信信号強度を当該感度補正量だけ増大させる補正量をいう。)を用いて探傷感度を補正する。すなわち、図5及び図6により、塗膜6が存在してもラテラル波の伝搬時間に対応する塗膜6の厚さ及び感度補正量を算出して、探傷感度を補正できる。なお、上記テーブルに代えて、上記テーブルに対応する近似式を用いて感度補正量を算出してもよい。
以上説明したように、第3の実施形態によれば、塗膜6が塗布された試験体3を探傷する際に、ラテラル波が到達するまでの伝搬時間を測定することにより塗膜6の厚さを推測でき、探傷感度の補正に利用可能である。これにより、超音波探傷処理の精度を大幅に向上できる。
以上詳述したように、本発明に係る超音波探傷方法及び装置によれば、一対の送受信探触子を試験体の表面方向に機械走査するだけで、板厚全域の検査が可能であり、複雑な機構を必要としないため、制御系を安価にできるだけでなく短時間での検査が可能となる。また、反射強度のみを測定することで、欠陥高さを測定することが可能であるため、複雑な処理を必要とせず簡便に検査できる。さらに、エコー高さの変化から機械的に判断できるため、検査員の技量によらず、残厚測定が可能である。また、複雑な処理を必要としないため残厚測定の自動化が容易である。
本発明の実施形態に係る超音波探傷システムの構成を示すブロック図である。 (a)は第1の実施形態に係る超音波探傷方法を用いた超音波探傷システムにおいて送受信探触子1,2間の試験体3における超音波の各伝搬経路を示す側面図であり、(b)は(a)の超音波の各伝搬経路の受信信号波形を示す図であり、(c)は(a)の超音波探傷システムにおいて試験体3の裏面に欠陥4があるときの超音波の各伝搬経路を示す側面図であり、(d)は(c)の超音波の各伝搬経路の受信信号波形を示す図である。 (a)は第2の実施形態に係る超音波探傷方法を用いた超音波探傷システムにおいて送受信探触子1,2間の試験体3における超音波の各伝搬経路を示す側面図であり、(b)は(a)の超音波の各伝搬経路の受信信号波形を示す図であり、(c)は(a)の超音波探傷システムにおいて試験体3の裏面に欠陥4があるときの超音波の各伝搬経路を示す側面図であり、(d)は(c)の超音波の各伝搬経路の受信信号波形を示す図である。 (a)は第3の実施形態に係る超音波探傷方法を用いた超音波探傷システムにおいて送受信探触子1,2間の試験体3における超音波の各伝搬経路を示す側面図であり、(b)は(a)の超音波の各伝搬経路の受信信号波形を示す図であり、(c)は(a)の超音波探傷システムにおいて試験体3のおもて面に塗膜6があるときの超音波の各伝搬経路を示す側面図であり、(d)は(c)の超音波の各伝搬経路の受信信号波形を示す図である。 図4(a)の試験体3の膜厚に対するラテラル波の到達時間を示すグラフである。 図4(c)の試験体3上の塗膜6の厚さに対する感度補正量を示すグラフである。 第1の実施形態に係る超音波探傷システムを用いた実施例1の実験結果であって、欠陥4の高さ及び試験体3の残厚に対する受信された超音波の正規化されたエコー高さを示すグラフである。 図7の試験体3における欠陥4の高さに対する試験体3の残厚を示す図である。 実施例1において健全部での超音波強度を1としたときの各伝搬波の信号強度と試験体3の残厚との関係を示す図である。 第2の実施形態に係る超音波探傷システムを用いた実施例2の実験結果であって、欠陥4の高さ及び試験体3の残厚に対する受信された超音波の正規化されたエコー高さを示すグラフである。 図10の試験体3における欠陥4の高さに対する試験体3の残厚を示す図である。 実施例2において健全部での超音波強度を1としたときの各伝搬波の信号強度と試験体3の残厚との関係を示す図である。 (a)は第1の従来例に係る「浸炭層の検出方法」を用いた超音波探傷システムにおいて送受信探触子1,2間の試験体3における超音波の各伝搬経路を示す側面図であり、(b)は(a)の超音波の各伝搬経路の受信信号波形を示す図であり、(c)は(a)の超音波探傷システムにおいて試験体3の裏面に欠陥4があるときの超音波の各伝搬経路を示す側面図であり、(d)は(c)の超音波の各伝搬経路の受信信号波形を示す図である。 (a)は第2の従来例に係る「二探触子法による腐食及び減肉の検査手法」を用いた超音波探傷システムにおいて送受信探触子1,2間の試験体3における超音波の各伝搬経路を示す側面図であり、(b)は(a)の超音波の各伝搬経路の受信信号波形を示す図であり、(c)は(a)の超音波探傷システムにおいて試験体3の裏面に欠陥4があるときの超音波の各伝搬経路を示す側面図であり、(d)は(c)の超音波の各伝搬経路の受信信号波形を示す図である。
符号の説明
1…送信探触子、
2…受信探触子、
3…試験体、
4…欠陥、
5…面状欠損、
6…塗膜、
7…浸炭層、
10…超音波探傷装置、
11…超音波探傷コントローラ、
11m…テーブルメモリ、
12…モータコントローラ、
13…入力部、
14…表示部、
15…スキャナ、
51…ラテラル波、
52…縦波の1回反射波、
53…縦波から横波へのモード変換した波、又は横波から縦波へのモード変換した後1回反射した波、
54…縦波の2回反射波、
55…横波の1回反射波、
61…ラテラル波、
62…縦波の1回反射波、
63…縦波から横波へのモード変換した波、又は横波から縦波へのモード変換した後1回反射した波、
64…クリーピング波から横波へのモード変換した後1回反射した波、
71…ラテラル波、
72…縦波の1回反射波、
73…縦波から横波へのモード変換した波、又は横波から縦波へのモード変換した後1回反射した波、
74…縦波の2回反射波、
75…横波の1回反射波。

Claims (14)

  1. 1対の送受信探触子を試験体をまたぐように対向設置し、縦波及び横波あるいはその組合せで上記試験体内を伝搬した経路毎に超音波信号を受信し、上記受信された超音波信号の各経路における信号強度に基づいて、上記試験体における欠陥の有無、当該欠陥の高さあるいは当該欠陥を除いた上記試験体の残厚を測定することを特徴とする超音波探傷方法。
  2. 上記試験体を伝搬する縦波の1回反射波の超音波信号の信号強度が所定のしきい値以下であるか否かを判断することにより、上記欠陥の有無を判断することを特徴とする請求項1記載の超音波探傷方法。
  3. 上記試験体の残厚が所定のしきい値以上であるとき、上記試験体を伝搬する縦波の1回反射波の超音波信号の信号強度に基づいて、予め測定された当該超音波信号の信号強度と欠陥の高さの関係を参照して、当該欠陥の高さあるいは当該欠陥を除いた上記試験体の残厚を測定する一方、上記試験体の残厚が所定のしきい値未満であるとき、上記試験体を伝搬する縦波からモード変換された横波の反射波の超音波信号の信号強度に基づいて、予め測定された当該超音波信号の信号強度と欠陥の高さの関係を参照して、当該欠陥の高さあるいは当該欠陥を除いた上記試験体の残厚を測定することを特徴とする請求項1又は2記載の超音波探傷方法。
  4. 1対の送受信探触子を試験体をまたぐように対向設置し、上記試験体の表面を伝搬するクリーピング波からモード変換された横波が上記試験体の表面及び底面間を複数回往復伝搬した超音波信号の信号強度に基づいて、上記試験体における欠陥の有無、当該欠陥の高さあるいは当該欠陥を除いた上記試験体の残厚を測定することを特徴とする超音波探傷方法。
  5. 上記クリーピング波からモード変換された横波が上記試験体の表面及び底面間を複数回往復伝搬した超音波信号の信号強度が所定のしきい値以下であるか否かを判断することにより、上記欠陥の有無を判断することを特徴とする請求項4記載の超音波探傷方法。
  6. 上記クリーピング波からモード変換された横波が上記試験体の表面及び底面間を複数回往復伝搬した超音波信号の信号強度に基づいて、予め測定された信号強度と欠陥の高さの関係を参照して、当該欠陥の高さあるいは当該欠陥を除いた上記試験体の残厚を測定することを特徴とする請求項4又は5記載の超音波探傷方法。
  7. 上記試験体の表面に塗膜が形成されて上記塗膜上から上記試験体を検査するときに、ラテラル波の伝搬時間に基づいて上記塗膜の厚さを測定し、上記塗膜の厚さに基づいて上記超音波信号の信号強度の探傷感度を補正することを特徴とする請求項1乃至6のうちのいずれか1つに記載の超音波探傷方法。
  8. 1対の送受信探触子を試験体をまたぐように対向設置し、縦波及び横波あるいはその組合せで上記試験体内を伝搬した経路毎に超音波信号を受信し、上記受信された超音波信号の各経路における信号強度に基づいて、上記試験体における欠陥の有無、当該欠陥の高さあるいは当該欠陥を除いた上記試験体の残厚を測定する測定手段を備えたことを特徴とする超音波探傷装置。
  9. 上記測定手段は、上記試験体を伝搬する縦波の1回反射波の超音波信号の信号強度が所定のしきい値以下であるか否かを判断することにより、上記欠陥の有無を判断することを特徴とする請求項8記載の超音波探傷装置。
  10. 上記測定手段は、上記試験体の残厚が所定のしきい値以上であるとき、上記試験体を伝搬する縦波の1回反射波の超音波信号の信号強度に基づいて、予め測定された当該超音波信号の信号強度と欠陥の高さの関係を参照して、当該欠陥の高さあるいは当該欠陥を除いた上記試験体の残厚を測定する一方、上記試験体の残厚が所定のしきい値未満であるとき、上記試験体を伝搬する縦波からモード変換された横波の反射波の超音波信号の信号強度に基づいて、予め測定された当該超音波信号の信号強度と欠陥の高さの関係を参照して、当該欠陥の高さあるいは当該欠陥を除いた上記試験体の残厚を測定することを特徴とする請求項8又は9記載の超音波探傷装置。
  11. 1対の送受信探触子を試験体をまたぐように対向設置し、上記試験体の表面を伝搬するクリーピング波からモード変換された横波が上記試験体の表面及び底面間を複数回往復伝搬した超音波信号の信号強度に基づいて、上記試験体における欠陥の有無、当該欠陥の高さあるいは当該欠陥を除いた上記試験体の残厚を測定する測定手段を備えたことを特徴とする超音波探傷装置。
  12. 上記測定手段は、上記クリーピング波からモード変換された横波が上記試験体の表面及び底面間を複数回往復伝搬した超音波信号の信号強度が所定のしきい値以下であるか否かを判断することにより、上記欠陥の有無を判断することを特徴とする請求項11記載の超音波探傷装置。
  13. 上記測定手段は、上記クリーピング波からモード変換された横波が上記試験体の表面及び底面間を複数回往復伝搬した超音波信号の信号強度に基づいて、予め測定された信号強度と欠陥の高さの関係を参照して、当該欠陥の高さあるいは当該欠陥を除いた上記試験体の残厚を測定することを特徴とする請求項11又は12記載の超音波探傷装置。
  14. 上記測定手段は、上記試験体の表面に塗膜が形成されて上記塗膜上から上記試験体を検査するときに、ラテラル波の伝搬時間に基づいて上記塗膜の厚さを測定し、上記塗膜の厚さに基づいて上記超音波信号の信号強度の探傷感度を補正することを特徴とする請求項11乃至13のうちのいずれか1つに記載の超音波探傷装置。
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