JP5112106B2 - 作業機の作業部着脱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、作業機の作業部着脱装置に関し、詳しくは、リフトアームの先端にバケット等の作業用アタッチメントを有する作業部を、本体車両へ着脱自在に連結する作業部着脱装置に関する。
特許文献1に示されている作業部着脱装置を、図12〜14に基づいて説明する。
図12は作業機10の側面図であり、作業機10は、本体車両20と、作業部40と、本体車両20に作業部40を着脱自在に連結する作業部着脱装置50とを備える。作業部着脱装置50は、本体車両20に設けられた連結ブラケット21と、作業部40に設けられた連結フレーム43とで構成される。
前記連結ブラケット21は、鋼板製の部材で、図13(a),(b)に示すように、上部に連結孔21aを、下部にU字型の係合フック21bを有する。連結孔21aの周囲には、紙面に対して直交する方向に隆起した円盤状のガイド部21cが形成されている。係合フック21bは、後述するように、作業部40の連結フレーム43の支点ピン43bを支持するものである。
一方、前記作業部40は、図14に示すように、本体車両20の左右両側に架設されたリフトアーム41と、リフトアーム41の先端に揺動自在に取り付けられる作業用アタッチメント42と、リフトアーム41の基端に取り付けられる連結フレーム43とを有する。リフトアーム41には、基端側に設けられリフトアーム41の昇降を操作するリフトシリンダ44と、先端側に設けられ作業用アタッチメント42の昇降を操作するダンプシリンダ45と、リフトアーム41を支持するスタンド46とが取り付けられている。
前記連結フレーム43は、対向する2枚の鋼板製部材からなり、図13(a),(b)に示すように、2枚の鋼板製部材の上部に被連結孔43aが形成され、2枚の鋼板製部材間の下部に支点ピン43bが架設され、2枚の鋼板製部材の対向面にガイドプレート43cが形成されたものである。ガイドプレート43cは、連結フレーム43の係合側端部から被連結孔43aに向かって上下方向の幅が次第に縮小して設けられ、後述するように、本体車両20と作業部40との装着作業の段階で、連結ブラケット21の円盤状のガイド部21cの周面部が当接し、連結ブラケット21の連結孔21aと連結フレーム43の被連結孔43aとを一致させるようにガイドするものである。
この作業機10における本体車両20への作業部40の装着作業は、以下の手順で行う。
(1)図14に示すように、作業用アタッチメント42の底面を接地させてスタンド46を地面に立てた状態で作業部40を置く。
(2)作業部40のリフトアーム41の基端部に設けられた連結フレーム43の下側に、本体車両20の連結ブラケット21が配置されるように、本体車両20を作業部40に向かって図示右方に移動(前進)させる。
(3)作業部40のダンプシリンダ45のピストンロッドを伸出させて作業用アタッチメント42を徐々に立て(図12参照)、スタンド46を支点としてリフトアーム41の連結フレーム43側を降下させて、リフトアーム41の連結フレーム43の支点ピン43bと、本体車両20の連結ブラケット21の係合フック21bとを係合させる(図13(a)参照)。
(4)さらに、作業部40のダンプシリンダ45のピストンロッドを伸出させ、支点ピン43bと係合フック21bとの係合部を支点として作業部40の連結フレーム43を立てる。そして、連結フレーム43の被連結孔43aと連結ブラケット21の連結孔21aとの位置が合った時点で、これらの孔に連結ピンを通し、これにより作業部40を本体車両20の前方に固定する(図13(b)参照)。なお、連結フレーム43の降下によって支点ピン43bと係合フック21bとが係合した後は、リフトシリンダ44のピストンロッドを退入させることで被連結孔43aと連結孔21aの位置を合わせても良い。その後、スタンド46を格納して、装着が完了する。
以上のように、上記の作業部着脱装置では、本体車両側の係合フック21bと作業部側の支点ピン43bとを係合させた状態で、本体車両側の連結孔21aと作業部側の被連結孔43aとをピン結合することで、両者を固定している。これにより、重量物である本体車両20と作業部40との着脱を、人力によらず、主として本体車両20の移動および作業部40を操作することによって行うことができる。
上記の作業部着脱装置では、例えば地面がぬかるんだ状態であると本体車両及び作業部が不安定になるため、両者の位置合わせが困難となり、特に、本体車両側の係合フック21bと作業部側の支点ピン43bとを係合させる工程(上記(3)の工程)が困難となる。従って、係合フック21bを支点ピン43bの外径よりも大きく設定し、両者の間に遊びを設け、係合時の位置決め誤差を許容できる構成にしておく必要がある。
しかし、このように係合フック21bと支点ピン43bとの間に遊びを設けると、作業部を本体車両に固定した状態でも係合フック21bと支点ピン43bとの係合部に隙間が形成されることとなり、装着後の作業部にガタツキが生じる恐れがある。
本発明の課題は、本体車両に作業部を容易に装着することができると共に、装着後の作業部にガタツキが生じる事態を回避できる作業部着脱装置を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明は、作業機の本体車両の連結ブラケットと、リフトアームの先端部に作業用のアタッチメントを取り付けた作業部の連結フレームとを係合させることで、両者を着脱自在に連結する作業部着脱装置であって、連結フレームに支点ピンを設けると共に、連結ブラケットに、上方を開口し、前後方向に対向する一対の側壁を有するU字型をなし、一対の側壁の間に前記支点ピンを挿入することにより支点ピンと係合する係合フック設け、支点ピンと係合フックの側壁との間の前後方向の隙間量を調整可能とし、支点ピンと係合フックとを係合させた状態で、支点ピンと係合フックの側壁との間の前後方向の隙間量を小さくすることにより、係合部における前後方向のガタツキを抑えるようにしたことを特徴とする。
このように、本発明の作業部着脱装置では、本体車両と作業部との係合部における隙間量を調整可能としている。これにより、作業部を本体車両に装着する際は、係合部における隙間量を大きくすることにより係合を容易化することができ、一方、作業部を本体車両に装着した後は、前記隙間量を小さくすることにより(あるいは隙間量を0にすることにより)、作業時における作業部のガタツキを抑えることができる。
この場合、例えば、係合部における前後方向の隙間に挿入可能な隙間調整部材を設け、この隙間調整部材を前記隙間に挿入し、あるいは抜き取ることにより、前記隙間量を調整する ことができる。すなわち、作業部の装着時には、隙間調整部材を抜き取ることで前記隙間量を大きくして係合を容易化することができ、作業部を装着した後は、 隙間調整部材を前記隙間に挿入して隙間量を小さくし(あるいは隙間量を0にし)、作業部のガタツキを抑えることができる。このとき、作業部の自重を利用して隙間調整部材を係合部で挟持すれば、別途の機構を設けることなく隙間調整部材の係合部の隙間からの抜け止めを行うことができる。
また、前記係合部において、本体車両又は作業部に、支点ピン前後両側から挟持可能な挟持部を設けることにより、前記隙間量を調整可能とすることもできる。この場 合、作業部の装着時には、挟持部の幅を広くすることにより前記隙間量を大きくして装着作業を容易化し、作業部を装着した後は、挟持部で係合相手材を挟持す ることにより前記隙間量を小さくして(あるいは隙間量を0にして)、作業部のガタツキを抑えることができる。
ところで、作業部の本体車両からの離脱作業は、作業部に設けたスタンドを離脱位置に立てて作業部を立設し、作業部の基端部(本体車両との連結部)を上下動可能な状態で行われる。このとき、作業部のスタンドの接地部に、地面との摩擦を低減する低摩擦部材を設ければ、スタンドの接地部が地面の上を滑りやすくなり、作業部の上下動させやすくなる。これにより、例えば、作業部に設けたシリンダの残圧を抜く際のシリンダの伸縮により、作業部の基端部を容易に上下動させることができるため、シリンダの残圧抜きのみで作業部の離脱を行うことができ、離脱作業を簡略化することができる。
以上のように、本発明によると、本体車両に作業部を容易に装着することができると共に、装着後の作業部にガタツキが生じる事態を回避できる作業部着脱装置が得られる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に、本発明にかかる作業部着脱装置50を示す。この作業部着脱装置50は、図12に示す作業機10に組み込まれるものであり、作業部40に設けられた連結フレーム43と、本体車両20に設けられた連結ブラケット21とを主に備える。連結フレーム43は、連結ブラケット21を車両幅方向両側(図1の紙面と直交する方向両側)から挟むように2枚設けられ、図1ではその一部を切り欠いて示している。各連結フレーム43の下端部及びその後方側の端縁には、車両幅方向外側にやや開いて折り曲げたガイド部43dが設けられている。連結フレーム43と連結ブラケット21との装着時には、このガイド部43dで、連結ブラケット21を2枚の連結フレーム43の間に案内することができる。尚、作業機10の作業部着脱装置50、及び作業部40のスタンド46以外の構成は図12と同様であるため、説明を省略する。また、図1では、右側が車両前方側、左側が車両後方側となる。
作業部着脱装置50は、本体車両20の連結ブラケット21と作業部40の連結フレーム43との係合部Aにおける隙間量を調整することができ、本実施形態では、連結フレーム43に、係合部Aにおける隙間量を調整する隙間調整部材60が設けられている。この隙間調整部材60は、調整板61と、調整板レバー62とを主に備え、連結フレーム43に対して上下方向にスライド可能に設けられる。この調整板61の先端部を、係合部Aにおける隙間、すなわち連結ブラケット21の係合フック21bと連結フレーム43の支点ピン43bとの間に挿入することで、係合部Aにおける隙間量を調整することができる。図示例では、この隙間量が0となるまで調整板61を挿入した状態を示している。
調整板61は、図2に示すように、係合部Aの隙間に挿入される板状の挿入部61aと、調整板レバー62に連結される棒状の連結部61bとを有し、連結部61bがジョイント63を介して調整板レバー62に連結される。挿入部61aの先端部は、図1に示すように先細り形状を成し、これにより係合部Aの隙間に挿入しやすくなると共に、挿入部61aをこの隙間に押込んで隙間量を完全に0にすることができる。連結部61bは、2枚の連結フレーム43間に設けられたガイドローラ64で前後両側から挟持され、これにより調整板61が上下方向にスライド可能にガイドされる。
調整板レバー62は、2枚の連結フレーム43間に設けられた固定部65の孔65aに挿入されると共に、レバー保持部66の孔66aに挿入される(図3参照)。固定部65とレバー保持部66との間には、内周に調整板レバー62を挿入したバネ67が介在される。通常は、図4(a)に示すように、バネ67の弾性力によりレバー保持部66が上方に押し上げられ、レバー保持部66の孔66aと調整板レバー62の外周面とが接触し、これにより調整板レバー62が所定位置に保持される。調整板レバー62を動かす際は、図4(b)に示すようにレバー保持部66を下方へ押し下げ、レバー保持部66の孔66aと調整板レバー62とを非接触にすることで、調整板レバー62の保持が解除される。図示例では、調整板レバー62の外周面を円筒面状にすることにより、任意の位置で調整板レバー62を保持でき、これにより係合部Aの隙間量を確実に0にすることができる。尚、調整板レバー62の構成はこれに限らず、例えば、調整板レバー62の外周に凹部を設け、この凹部とレバー保持部66の孔66aとを係合させることにより、調整板レバー62を保持するようにしてもよい(図示省略)。この場合、所定の位置で確実に調整板レバー62を保持することができる。
図5に、作業部40の側面図を示す。作業部40には、リフトアーム41に設けられたスタンド46の接地部に、地面との摩擦を低減する低摩擦部材47が設けられる。具体的には、例えば図6に示すようなローラ48や、あるいは図7に示すような樹脂板49が設けられる。樹脂板49の材料は、地面との摩擦を低減するものであれば特に限定されず、例えば超高分子量ポリエチレン等を使用することができる。
このような作業部着脱装置50を有する作業機10において、作業部40の本体車両20への装着は、以下のようにして行われる。まず、上述した従来の工程(1)〜(3)と同様の工程を経て、作業部40の支点ピン43bと本体車両20の係合フック21とを係合させる。この係合時には、隙間調整部材60の調整板レバー62を上方に引き上げ、調整板61の先端が係合フック21bと支点ピン43bとの係合に関与しない状態とする。これにより、係合フック21bと支点ピン43bとの係合部Aの隙間量を十分に設けることができるため、作業部40と本体車両20との相対的な位置ずれを許容しながら両者を係合させることができ、装着作業を容易化することができる。
支点ピン43bと係合フック21bとの係合が完了したら、図12に示す状態からさらにダンプシリンダ45を伸出させることにより、図8に示すように本体車両20の前輪をやや浮かせると共に、図9に示すように連結フレーム43を連結ピン(連結孔43a)を中心に図中の半時計回りに回転させる。これにより、連結フレーム43の支点ピン43bが前方へ移動し、支点ピン43bと係合フック21bとの係合部Aにおける隙間量が大きくなる。この状態で、隙間調整部材60の調整板レバー62を下方へ降下させ、調整板61の先端を係合部Aの隙間に挿入する。これと同時に、連結孔21aと被連結孔43aに連結ピンを通す。その後、ダンプシリンダ45を退入させ、あるいはリフトシリンダ44を伸出させて、本体車両20の前輪を接地させると、作業用アタッチメント42等の重力により作業フレーム43が図9の時計回り方向に回転し、調整板61の先端部が支点ピン43bと係合フック21bとで挟まれる。このように、支点ピン43bと係合フック21との係合部Aの隙間に調整板61を挿入することで、作業時における作業部40のガタツキを抑えることができる。また、調整板61は、支点ピン43bと係合フック21bとで挟まれているため、クサビと同様の効果により調整板61の係合部Aの隙間からの抜け止めを行うことができる。
作業部40を本体車両20から離脱する場合は、基本的には上記の装着操作と逆の操作を行えばよい。以下に、この離脱操作について説明する。
(1)ダンプシリンダ45を伸長させ、作業用アタッチメント42を立てた状態にし、本体車両の前輪を少し浮かせた状態にする(図8参照)。これにより、調整板61を挟持している支点ピン43bと係合フック21bとを互いに離反させ、調整板61に加えられている挟持力を取り除く。この状態で調整板レバー62を引き上げて、調整板61を隙間から引き抜くと同時に、連結孔21a及び被連結孔43aから連結ピンを引き抜く。このとき、必要に応じてシリンダ44、45を伸縮し、連結孔21aと被連結孔43aとの位置あわせを行っても良い。
(2)スタンド46を立ち位置にセットした後、ダンプシリンダ45を退入させ、作業用アタッチメント42の底部を水平接地すると共に、スタンド46を地面に立てる(図12で連結フレーム43と連結ブラケット21とが係合した状態)。
(3)ダンプシリンダ45の残圧を完全に抜き、作業部40の重力でダンプシリンダ45を退入させ、これによりリフトアーム41の基端側を上方に持ち上げる。本実施形態では、図5に示すように、スタンド46の接地部に低摩擦部材47が設けられているため、スタンド46の接地部がリフトアーム41を立ち上げる方向(図5の右側)に容易にスライドし、リフトアーム41の基端部、及びこの基端部に取り付けた連結フレーム43が上方に持ち上げられる。これにより、連結フレーム43に設けた支点ピン43bが、本体車両20側の連結ブラケット21の係合フック21bに対して上方に移動し、支点ピン43bと係合フック21bとの係合状態が解除される。このように、スタンド46の接地部に低摩擦部材47を設けることにより、残圧抜きによるシリンダの退入により支点ピン43bと係合フック21bとの係合を解除することができる。
(4)その後、図示しない油圧配管等を分離し、本体車両20を後退させて、離脱が完了する。
尚、本実施形態では、隙間調整部材60を係合部Aの隙間の上方から挿入する構成を示したが、これに限らず、例えば係合部Aの隙間の下方から挿入する構成や、車両幅方向(図1の紙面と直交する方向)から挿入する構成であってもよい。
本発明は上記の実施形態に限られない。以下、本発明の他の実施形態を説明する。尚、以下の説明において、上記実施形態と同一の構成及び機能を有する箇所には同一の符号を付して説明を省略する。
図10に示す実施形態は、隙間調整部材60の構成が上記実施形態と異なる。図示例では、調整板レバー62が、ジョイント163を介して、調整板61に対して回動可能に取り付けられる。また、固定部65の上面にはロックナット68が設けられ、ロックナット68には外径へ突出したロックナットレバー69が設けられる。このロックナット68の内周に挿入された調整板レバー62の外周には、ロックナット68の内周の雌ねじ部と螺号する雄ねじ部が形成される(図示省略)。調整板レバー62を一方に回転させてねじを締め込むと、調整板レバー62及び調整板61が下方に移動し、調整板レバー62を他方に回転させてねじを緩めると、調整板レバー62及び調整板61が上方に移動する。これにより、隙間調整部材60を連結フレーム43に対して上下動させることができる。また、ロックナット68を回転させてねじを締め込むと、調整板レバー62の回転が規制され、調整板レバー62が所定位置に保持される。逆に、ロックナット68自体を緩めると、調整板レバー62の保持が解除され、調整板レバー62を回転させて上下動させることができる。尚、ロックナット68及びロックナットレバー69は、ラチェット機能を有するメガネレンチとナットとを組み合わせた構成としてもよい。
上記の実施形態では、係合部Aの隙間を調整する手段として、隙間調整部材60を隙間に挿入するものが示されているが、これに限られない。図11に示す実施形態では、連結ブラケット21に挟持部材160を設け、この挟持部材160と係合フック21bの内壁との間で支点ピン43bを挟持する挟持部を構成することで、係合部Aの隙間を調整可能としている。尚、図11では、図の簡略化のため連結フレーム43の図示は省略し、支点ピン43bのみを表示している。また、図11では、左側が車両前方側、右側が車両後方側(図1とは左右反対)になっている。
挟持部材160は、挟持板161と挟持板レバー163とを主に備える。挟持板161は、ピン162を中心に回転可能に連結ブラケット21に枢着され、係合フック21bとの間で支点ピン43bを挟持可能に取り付けられる。挟持板レバー163は挟持板161を回転させるものであり、支点164を中心に回転可能に本体車両20側に取り付けられる。図中に矢印で示すように、調整板レバー163を上方位置(二点鎖線)から下方位置(実線)に下げると、調整板161が図中反時計回りに回転して支点ピン43bを挟持し(実線)、係合部Aの隙間量が0となる。尚、本実施形態では、一端を調整板レバー163に取り付け他端を連結ブラケット21に取り付けたスプリング165が設けられ、このスプリング165とストッパー166、167により、調整板レバー163は上方位置(二点鎖線)あるいは下方位置(実線)の何れかの状態に保持される。これにより、挟持部材160が係合部Aの隙間に全く侵入しない状態(二点鎖線)と、挟持部材160と係合フック21bとで支点ピン43bを挟持して係合部Aの隙間量を0にした状態(実線)の2つの状態を切り換えることができる。
上記の実施形態のうち、図1及び図10に示す実施形態では、隙間調整部材60を作業部40側の部材である連結フレーム43に設けているが、これとは逆に本体車両側の部材である連結ブラケット21に設けても良い。また、図11に示す実施形態では、挟持部材160を本体車両側の部材である連結ブラケット21に設けているが、これとは逆に作業部40側の部材である連結フレーム43に設けても良い。
また、上記各実施形態では、作業部が本体車両の前部に装着される構成のものについて説明したが、作業部が本体車両の後部に装着されるもの、あるいは作業部が本体車両の前部および後部に装着されるものも同様に構成し得る。
また、上記の実施形態では、リフトアーム41の基端部を上下に移動させる手段(移動手段)として、ダンプシリンダ45,リフトシリンダ44およびスタンド46を使用した場合を例示したが、この移動手段は、上記例に限らず、リフトアーム41の基端部を上下に移動させ得る限り、任意に構成することができる。
また、上記の実施形態では、作業部40の作業用アタッチメント42として、単純なバケットについて説明したが、爪付きバケット、マニアフォーク、ヘイフォーク、グレーダ、パレットフォーク、コンテナバケット、ロールグラブ、カウンタウェイトケースなどの各種作業用アタッチメントについても、同様に実施できることは勿論である。
本発明にかかる作業部着脱装置の部分切欠き側面図である。 隙間調整部材の正面図である。 調整板レバーの先端部周辺の斜視図である。 (a)はレバー保持部が上方位置にある状態を示す断面図、(b)はレバー保持部が下方位置にある状態を示す断面図である。 作業部の側面図である。 図5のB部の拡大図である。 他の例にかかる図5のB部の拡大図である。 作業機の前輪を浮かせた状態を示す側面図である。 図8の作業機の作業部着脱装置を拡大して示す側面図である。 他の実施形態の作業部着脱装置の部分切欠き側面図である。 他の実施形態の作業部着脱装置の部分切欠き側面図である。 作業機の側面図である。 従来の作業部着脱装置の側面図である。 作業機の本体車両と作業部を離脱した状態を示す側面図である。
符号の説明
10 作業機
20 本体車両
21 連結ブラケット
21b 係合フック
40 作業部
41 リフトアーム
42 作業用アタッチメント
43 連結フレーム
43b 支点ピン
46 スタンド
47 低摩擦部材
48 ローラ
49 樹脂板
50 作業部着脱装置
60 隙間調整部材
61 調整板
62 調整板レバー
A 係合部

Claims (7)

  1. 作業機の本体車両の連結ブラケットと、リフトアームの先端部に作業用のアタッチメントを取り付けた作業部の連結フレームとを係合させることで、両者を着脱自在に連結する作業部着脱装置であって、
    前記連結フレームに支点ピンを設けると共に、前記連結ブラケットに、上方を開口し、前後方向に対向する一対の側壁を有するU字型をなし、前記一対の側壁の間に前記支点ピンを挿入することにより前記支点ピンと係合する係合フック設け、前記支点ピンと前記係合フックの側壁との間の前後方向の隙間量を調整可能とし、
    前記支点ピンと前記係合フックとを係合させた状態で、前記支点ピンと前記係合フックの側壁との間の前後方向の隙間量を小さくすることにより、係合部における前後方向のガタツキを抑えるようにしたことを特徴とする作業機の作業部着脱装置。
  2. 前記支点ピンと前記係合フックの側壁との間の前後方向の隙間に挿入可能な隙間調整部材を設けることにより、前記前後方向の隙間量を調整可能とした請求項1記載の作業機の作業部着脱装置。
  3. 作業部の自重を利用して隙間調整部材を係合部で挟持することにより、隙間調整部材の前記隙間からの抜け止めを行う請求項2記載の作業機の作業部着脱装置。
  4. 前記係合部において、本体車両又は作業部に、前記支点ピンを前後両側から挟持可能な挟持部を設けることにより、前記隙間量を調整可能とした請求項1記載の作業機の作業部着脱装置。
  5. 作業部にスタンドを設け、このスタンドの接地部に地面との摩擦を低減する低摩擦部材を設けた請求項1記載の作業機の作業部着脱装置。
  6. 低摩擦部材がローラである請求項5記載の作業機の作業部着脱装置。
  7. 低摩擦部材が樹脂板である請求項5記載の作業機の作業部着脱装置。
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