JP3108506U - ダイの着脱装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ダイのダイブロックに対する着脱が迅速容易にかつ安全に行えるダイの着脱装置を得ること。
【解決手段】 ダイブロック2のダイ嵌入孔21に前端口より抜き差し可能にダイ1を嵌入して固定手段で固定するようにしたダイの脱着装置において、ダイ嵌入孔21の一部にダイ1を出し入れする方向に除去された摺動溝22を設けると共に、摺動溝22内にダイ1を載置した状態で出し入れする摺動体6を摺動可能に設け、かつ、摺動体6とダイ1が嵌合するように摺動体6に係合凹部61を、またダイ1に係合凸部12を設けた。
【選択図】 図2
【解決手段】 ダイブロック2のダイ嵌入孔21に前端口より抜き差し可能にダイ1を嵌入して固定手段で固定するようにしたダイの脱着装置において、ダイ嵌入孔21の一部にダイ1を出し入れする方向に除去された摺動溝22を設けると共に、摺動溝22内にダイ1を載置した状態で出し入れする摺動体6を摺動可能に設け、かつ、摺動体6とダイ1が嵌合するように摺動体6に係合凹部61を、またダイ1に係合凸部12を設けた。
【選択図】 図2
Description
本考案は、ダイの着脱装置、詳しくは、ダイブロックのダイ嵌入孔にその前端口より抜き差し可能にダイを嵌入して固定手段で固定するようにしたダイの脱着装置に関する。
従来、この種のダイの着脱装置にあっては、ダイをダイブロックのダイ嵌入孔に着脱する際、ダイの頭部を掴むキャッチャーが用いられ、このキャッチャーによりダイを掴んだ状態でダイの挿入端をダイブロックのダイ嵌入孔に位置合わせし、そのまま押し込み、又は引き出すように構成されている。
ところが、上記したダイの着脱装置によれば、ダイブロックの前端面から突出したダイの頭部をキャッチャーで掴み、その状態でダイの軸心とダイ嵌合孔の軸心を一致させながらダイの前方へ引き出し、その後ダイを適宜位置に持ち上げ移動させたり、或いは、ダイの頭部をキャッチャーで掴んでダイ挿入端をダイ嵌入孔に芯合わせして、ダイの軸心とダイ嵌合孔の軸心を一致させながら押し込む必要があった。したがって、その引き出し、或いは押し込み作業が非常に面倒で手間を要する問題を有していた。
そこで本考案は、ダイのダイブロックに対する着脱が迅速容易に、かつ安全に行えるダイの着脱装置の提供を課題とする。
上記課題を解決するため、本願の請求項1に記載の考案は、ダイブロックのダイ嵌入孔に前端口より抜き差し可能にダイを嵌入して固定手段で固定するようにしたダイの脱着装置であって、ダイ嵌入孔の一部にダイを出し入れする方向に除去された摺動溝を設けると共に、摺動溝内にダイを載置状態で出し入れする摺動体を摺動可能に設け、かつ、摺動体とダイが嵌合するように摺動体又はダイの一方に係合凹部を、他方に係合凸部を設けたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の構成に加えて、ダイブロックの上部でダイの軸心と直交する位置に、ダイ嵌入孔に嵌入されたダイをダイブロックに固定する固定ピンを設け、固定ピンをネジ又は油圧又は空圧などの締結手段により上下動させることにより、ダイをダイブロックに締結するようにしたことを特徴とする。
上記した構成によれば、ダイを凹凸係合手段により係合させて摺動体上に載置し、そのうえで摺動体を進退移動することにより簡単確実にダイをダイブロックのダイ嵌合孔から引き出したり、又はダイの定位置へ挿入セットすることができ、これにより、ダイのダイブロックからの引き出し及び押し込みが迅速容易にかつ安全に行うことができる。
また、ダイブロックの上部でダイの軸心と直交する位置にダイをダイブロックに締結する固定ピンを設けるようにすれば、ダイがダイブロックに焼き付いたとき、固定ピンを外した後、ピンロック孔から棒状治具を差し込んでダイを叩き出すことができる。
以下、本考案の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1〜図2は本発明に係るダイの着脱装置を示すもので、図1において、1は軸心部に貫通軸孔11を有する円筒状のダイであり、ダイ1の底部にはテーパーを有する円錐形状の係合凹部12が形成され、上部には後述する固定ピン用の凹所13が形成され、頭部(前端面)には吊下具用の穴部14が形成されている。2はダイ1のダイ嵌入孔21を備えたダイブロックであり、ダイブロック2は本体フレーム3の前端側に固定されている。ダイ嵌入孔21の奥部には荷受部材4が設けられると共に、その軸心軸孔41内にはノックアウトピン5が貫通するように設けられている。ノックアウトピン5はダイ1の貫通軸孔11内に摺動自在にセットされる。
図1〜図2は本発明に係るダイの着脱装置を示すもので、図1において、1は軸心部に貫通軸孔11を有する円筒状のダイであり、ダイ1の底部にはテーパーを有する円錐形状の係合凹部12が形成され、上部には後述する固定ピン用の凹所13が形成され、頭部(前端面)には吊下具用の穴部14が形成されている。2はダイ1のダイ嵌入孔21を備えたダイブロックであり、ダイブロック2は本体フレーム3の前端側に固定されている。ダイ嵌入孔21の奥部には荷受部材4が設けられると共に、その軸心軸孔41内にはノックアウトピン5が貫通するように設けられている。ノックアウトピン5はダイ1の貫通軸孔11内に摺動自在にセットされる。
そして、ダイ嵌入孔21の下部にダイ1を出し入れする方向に除去された摺動溝22を設けると共に、摺動溝22内にダイ1を載置状態で出し入れする摺動体6を摺動可能に設けている。摺動体6の後部には摺動体6を前後動させるエアー又は油圧などのシリンダ7のピストンロッド71が連結されている。摺動体6の上部には、ダイ1の底部に設けらた係合凹部12,12が嵌合する係合凸部61,61が設けられている。係合凸部61,61は下広がりのテーパーを有する円錐形状を呈し、対応するダイ側の係合凹部12,12も同形にして係合時の位置決めが容易にかつ正確に行えるようになっている。
なお、係合凸部61及び係合凹部12は複数であってもよいし、1つであってもよい。
なお、係合凸部61及び係合凹部12は複数であってもよいし、1つであってもよい。
また、ダイブロック2の上部でダイ1の軸心と直交する位置にはネジ孔23が形成され、このネジ孔23にダイ1をダイブロック2に固定する固定ピン8が設けられている。固定ピン8はネジによる締結により上下動され、ダイ1をダイブロック2に締結又は締結解除されるようになっている。なお、固定ピン8はネジによる締結の他、たとえば油圧又は空圧などの締結手段を用いて上下動させるようにしてもよい。
次に、以上のように構成するダイの着脱装置の作用について説明する。
まず、新たなダイ1をダイブロック2のダイ嵌入孔21内へセットするときは、摺動体6を図2に示すようにダイブロック2から前方へ突出した状態に停止させ、この状態で待機させる。次に、新たなダイ1を摺動体6上に下ろして載置する。このとき、摺動体6側の係合凸部61,61とダイ1側の係合凹部12,12とを嵌合係止させる。この状態でシリンダー7を作動させてピストンロッド71を短縮させると、摺動体6はダイ1をダイ嵌入孔21内へ引き込み、ダイ1をダイ嵌合孔21の定位置にセットする。その後、固定ピン8を緊締操作してダイ1をダイブロック2に対し不動状態にロックし、これによりセットを完了する。
まず、新たなダイ1をダイブロック2のダイ嵌入孔21内へセットするときは、摺動体6を図2に示すようにダイブロック2から前方へ突出した状態に停止させ、この状態で待機させる。次に、新たなダイ1を摺動体6上に下ろして載置する。このとき、摺動体6側の係合凸部61,61とダイ1側の係合凹部12,12とを嵌合係止させる。この状態でシリンダー7を作動させてピストンロッド71を短縮させると、摺動体6はダイ1をダイ嵌入孔21内へ引き込み、ダイ1をダイ嵌合孔21の定位置にセットする。その後、固定ピン8を緊締操作してダイ1をダイブロック2に対し不動状態にロックし、これによりセットを完了する。
一方、ダイブロック2のダイ嵌合孔21にセットされた状態のダイ1を取り出すには次のようにする。固定ピン8を緊締解除操作してダイ1とダイブロック2とのロックを解除し、その後、シリンダー7によりピストンロッド71を伸長させ、摺動体6を前方を移動させる。このとき摺動体6の係合凸部61,61とダイ1の係合凹部12,12が一体的に結合されているので、摺動体6が前方へ移動するとこの係合凸部61,61と係合凹部12,12との係合によりダイ1も前方へ押動され、摺動体6上にダイ1を支持した状態でダイブロック2の前方へ突出されることになる。その後、たとえば15kg以下のダイ1については図2に示すような簡易吊下具9を用い、この簡易吊下具9をダイ1の前面側穴部14に差し込んで持ち上げ適宜収納場所に搬送するのであり、また、15kg以上になると人手による持ち上げがたいへんなのでジブクレーン又はロボットなどを用いて機械的に適宜収納場所に搬送するのである。
以上のように、ダイ1を凹凸係合手段により係合させて摺動体6上に載置し、そのうえで摺動体6を進退移動することにより簡単確実にダイ1をダイブロック2のダイ嵌合孔21から引き出したり、又はダイ嵌合孔21の定位置へ挿入セットすることができる。これにより、ダイ1のダイブロック2からの引き出し及び押し込みが迅速容易にかつ安全に行うことができる。
また、ダイブロック2の上部でダイ1の軸心と直交する位置に設けた固定ピンによりダイ1をダイブロック2に締結するようにしているので、ダイ1がダイブロック2に焼き付いたとき、固定ピン1をダイブロック2のネジ孔23より外した後、図2の仮想線で示すような棒状の叩き出し治具10をネジ孔23から差し込んでダイ1を叩くことにより、ダイ1をダイブロックから叩き出すことができる。
1 ダイ
12 係合凹部
2 ダイブロック
22 摺動溝
23 ネジ孔
6 摺動体
61 係合凸部
8 固定ピン
12 係合凹部
2 ダイブロック
22 摺動溝
23 ネジ孔
6 摺動体
61 係合凸部
8 固定ピン
Claims (2)
- ダイブロックのダイ嵌入孔に前端口より抜き差し可能にダイを嵌入して固定手段で固定するようにしたダイの脱着装置であって、ダイ嵌入孔の一部にダイを出し入れする方向に除去された摺動溝を設けると共に、摺動溝内にダイを載置状態で出し入れする摺動体を摺動可能に設け、かつ、摺動体とダイが嵌合するように摺動体又はダイの一方に係合凹部を、他方に係合凸部を設けたことを特徴とするダイの脱着装置。
- ダイブロックの上部でダイの軸心と直交する位置に、ダイ嵌入孔に嵌入されたダイをダイブロックに固定する固定ピンを設け、固定ピンをネジ又は油圧又は空圧などの締結手段により上下動させることにより、ダイをダイブロックに締結するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のダイの着脱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004006990U JP3108506U (ja) | 2004-10-29 | 2004-10-29 | ダイの着脱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2004006990U JP3108506U (ja) | 2004-10-29 | 2004-10-29 | ダイの着脱装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3108506U true JP3108506U (ja) | 2005-04-14 |
Family
ID=43271179
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004006990U Expired - Fee Related JP3108506U (ja) | 2004-10-29 | 2004-10-29 | ダイの着脱装置 |
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JP (1) | JP3108506U (ja) |
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2004
- 2004-10-29 JP JP2004006990U patent/JP3108506U/ja not_active Expired - Fee Related
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