JP4912896B2 - 金型の載置方法 - Google Patents

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Description

本発明は、プラスチック成形、金属鋳造等に用いられる射出成形機に金型を載置する方法に関するものである。
プラスチック成形、金属鋳造等に用いられる射出成形機として、水平方向に固定盤及び可動盤を配設し、該固定盤に固定型を装着すると共に、該可動盤に可動型を装着するようにしたものが知られている。前記固定型、可動型は、それぞれ前記固定盤、可動盤との間にスペーサーブロックを介装することもある。
前記射出成形機は、例えば、前記固定盤の四隅に上下各1対設けられ水平方向に延在するタイバーを備え、該タイバーが前記可動盤の四隅に貫通されており、該可動盤が該タイバーに沿って摺動自在とされているものである。また、前記固定盤と前記可動盤との間には、下部の1対のタイバー間に、固定盤側ダイサポート及び可動盤側ダイサポートが配設されており、該固定盤側ダイサポートは該固定盤方向に、該可動側ダイサポートは該可動盤方向に、それぞれ進退自在に備えられている。一方、前記射出成形機に載置される金型は、例えば、前記固定盤に装着される固定型と、前記スペーサーブロックを介して前記可動盤に装着される可動型とからなる。
従来、前記金型を前記射出成形機に載置するときには、まず、前記固定型、スペーサーブロック、可動型を予め相互に連結して一体化し、クレーン等により吊り上げて前記固定盤側ダイサポート及び可動盤側ダイサポート上に載置する。次に、前記可動盤を前記タイバーに沿って前記固定盤に近接する方向に移動させ、前記固定型を該固定盤に当接させると共に、前記スペーサーブロックを該可動盤に当接させる。
次に、前記金型の垂直方向の位置をクレーンにより調整しながら、前記固定型を前記固定盤に装着して固定すると共に、前記スペーサーブロックを前記可動盤に装着して固定する。前記固定型及び前記スペーサーブロックは、前記固定盤及び可動盤に、例えばダイクランプ、ボルト等により固定される。
そして、前記可動型と前記固定型との連結を解除することにより、前記金型の載置が完了し、前記可動盤に装着された前記スペーサーブロック及び可動型が、前記固定盤に装着された該固定型に対して進退自在とされる。
ところで、近年、金型技術の向上と共に、金型が大型化し、重量増が著しくなっている。このため、前記金型を前記射出成形機に載置するときに、前記固定型、スペーサーブロック、可動型を予め相互に連結して一体化しておくと、金型全体の重量がクレーンの能力を超過し、該金型を吊り上げることができないという問題がある。
そこで、前記固定型、スペーサーブロック、可動型を分離し、各別に載置することが考えられる。このとき、前記固定型は、前記固定盤側ダイサポート上に載置することができるので、前記固定盤に対して容易に位置合わせして装着することができる。また、前記スペーサーブロックは、前記可動盤側ダイサポート上に載置することができるので、前記可動盤に対して容易に位置合わせして装着することができる。しかし、前記可動型は、載置するものが無いため、クレーンで吊り上げて位置を調整しながら、前記スペーサーブロックに装着しなければならず、装着には多くの時間と労力とを必要とする。
ここで、前記金型を前記射出成形機に載置するときに、下部の1対のタイバー上に金型受台を設け、該金型受台上に予め相互に連結して一体化されている前記固定型及び可動型を載置する方法が知られている。前記方法によれば、前記金型受台にガイドピンを設け、該ガイドピンに前記固定型を係合することにより、前記固定盤と該固定型との位置合わせまたは、前記可動盤と該可動型との位置合わせを容易に行うことができるとされている(特許文献1参照)。
従って、前記可動型を前記金型受台に載置してクレーンによる吊り上げを解除し、該可動型が前記金型受台に載置されている状態で、該可動型を前記可動盤に装着することが考えられる。
しかしながら、クレーンによる吊り上げを解除して、前記可動型を完全に前記金型受台に移載してしまうと、その後該可動型が取り外されるまで、該可動型の全荷重が前記タイバーにより支持されることとなる。この結果、前述のように大型化し、重量が増大している前記該可動型により、前記タイバーが下方に撓む等の損傷を受ける虞がある。
実公昭61−30817号公報
本発明は、かかる不都合を解消して、大型化し、重量が増加した金型を短時間かつ少ない労力で射出成形装置に載置することができ、タイバーを損傷することのない金型の載置方法を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明は、固定盤と、該固定盤の端部に上下各1対設けられ水平方向に延在するタイバーと、端部に貫通された該タイバーに沿って摺動自在に設けられた可動盤と、該固定盤と可動盤との間で下部の1対のタイバー間に配設され該固定盤方向に進退自在とされた固定盤側ダイサポート及び可動盤方向に進退自在とされた可動盤側ダイサポートとを備える射出成形装置に、該固定盤に装着される固定型と、該可動盤に装着されるスペーサーブロックと、該スペーサーブロックに装着される可動型とからなる金型を装着して載置する金型の載置方法の改良に関するものである。
そして、本発明の金型の載置方法は、前記固定盤側ダイサポート上に前記固定型を載置し、該固定盤側ダイサポートを前記固定盤側に移動させて該固定型を該固定盤に当接せしめ、該固定型を該固定盤に装着する工程と、前記可動盤側ダイサポート上に前記スペーサーブロックを載置し、該可動盤側ダイサポートを前記可動盤側に移動させて該スペーサーブロックを該可動盤に当接せしめ、該スペーサーブロックを該可動盤に装着する工程と、該可動型をクレーンで吊り上げ、該可動型に装着された補助部材を介して、下部の1対のタイバー上に仮載置する工程と、該1対のタイバー上に該可動型を仮載置した状態で、該可動盤を該固定盤に近接する方向に移動して、該可動型を該スペーサーブロックと該固定型とに当接せしめ、該可動型を該スペーサーブロックに装着する工程とを備えることを特徴とする。
本発明の金型の載置方法は、前記固定型、スペーサーブロック、可動型を、各別に前記射出成形装置に載置するものであり、まず、前記固定盤側ダイサポート上に前記固定型を載置し、該固定盤側ダイサポートを前記固定盤側に移動させて該固定型を該固定盤に当接せしめ、該固定型を該固定盤に装着する。前記固定盤側ダイサポート上に前記固定型を載置する操作は、例えば、該固定型をクレーンにより吊り上げることにより行うことができる。また、前記固定型を前記固定盤に装着する操作は、ダイクランプを用いるか、ボルトにより締結することにより行うことができる。
次に、前記可動盤側ダイサポート上に前記スペーサーブロックを載置し、該可動盤側ダイサポートを前記可動盤側に移動させて該スペーサーブロックを該可動盤に当接せしめ、該スペーサーブロックを該可動盤に装着する。前記可動盤側ダイサポート上に前記スペーサーブロックを載置する操作は、前記固定型の場合と同様に、例えば、該スペーサーブロックをクレーンにより吊り上げることにより行うことができる。また、前記スペーサーブロックを前記可動盤に装着する操作も、前記固定型の場合と同様に、例えば、ダイクランプを用いるか、ボルトにより締結することにより行うことができる。
次に、前記可動型をクレーンで吊り上げ、該可動型に装着された補助部材を介して、下部の1対のタイバー上に仮載置する。前記補助部材は、前記可動型の下部に装着されて、該可動型の前記1対のタイバー上への仮載置を補助するものである。前記可動型が、前記クレーンで吊り上げられて前記1対のタイバー上に降ろされたときの状態を、本明細書では「仮載置」と称する。
次に、前記1対のタイバー上に前記可動型を仮載置した状態で、前記可動盤を前記固定盤に近接する方向に移動すると、前記可動型は前記スペーサーブロックと前記固定型とに挟まれた状態で、該スペーサーブロックと該固定型とに当接せしめられる。このとき、前記可動型は、前記クレーンに支持されているものの、前記補助部材を介して前記1対のタイバー上に仮載置されているので、前記スペーサーブロックまたは固定型に対する位置の調整を容易に行うことができ、短時間かつ少ない労力で、前記スペーサーブロックに装着することができる。前記可動型を前記スペーサーブロックに装着する操作は、例えば、ボルトにより締結することにより行うことができる。
次に、前記可動型が前記スペーサーブロックに装着されると、前記補助部材は前記1対のタイバーから浮き上がる。この結果、前記可動型は、前記スペーサーブロックのみに支持されることとなり、前記タイバーには該可動型の荷重が掛かることが無くなる。
上述のように、本発明によれば、前記タイバーには前記可動型の荷重の一部が掛かるだけであり、しかも該荷重が掛かるのは該可動型が前記スペーサーブロックに装着されるまでの間に過ぎない。従って、前記タイバーに掛かる荷重を低減して、該タイバーの損傷を防止することができる。
ところで、前記可動型は、前記金型から射出成形体を取り出す際に、該射出成形体をキャビティから押し出す押出手段を備えていることがあり、この場合、該押出手段は前記可動盤に備えられた押出駆動手段により駆動される。従って、可動型を前記スペーサブロックに装着するときには、前記押出手段を前記押出駆動手段に接続する必要がある。
そこで、本発明は、前記金型の載置方法において、前記可動型を前記クレーンにより前記1対のタイバー上に仮載置した状態で前記スペーサーブロックに装着するときに、前記可動盤を前記固定盤に近接する方向に移動して、該可動型を該スペーサーブロックと前記固定型とに当接せしめた後、該可動型を仮装着手段を介して該固定型に仮装着する工程と、該可動型を該固定型に仮装着した状態で、該可動盤を該固定盤から離間する方向に移動して、該スペーサーブロックを該可動型から離間せしめ、該可動型に出没自在に内蔵される可動型側押出手段と該スペーサーブロックに出没自在に内蔵されるスペーサーブロック側押出手段とを該スペーサーブロックと該可動型との間隙に引き出し、該可動型側押出手段と該スペーサーブロック側押出手段とを連結し、さらにスペーサーブロック側押出手段を該可動盤に備えられた押出駆動手段に接続する工程と、再び該可動盤を該固定盤に近接する方向に移動して、該可動型を該スペーサーブロックと該固定型とに当接せしめ、該スペーサーブロックを該可動型に装着すると共に、該仮装着手段による該可動型と該固定型との仮装着を解除する工程とを備えることが好ましい。
前記押出手段を前記押出駆動手段に接続するには、前記可動型を前記クレーンにより前記1対のタイバー上に仮載置した状態で前記スペーサーブロックに装着するときに、まず、前記可動盤を前記固定盤に近接する方向に移動して、該可動型を該スペーサーブロックと前記固定型とに当接せしめた後、該可動型を仮装着手段を介して該固定型に仮装着する。このとき、前記可動型は、前述のように前記クレーンにより支持されているので、前記仮装着手段によっても該可動型が該固定型に装着された状態を十分に維持することができる。
次に、前記可動型を前記固定型に仮装着した状態で、前記可動盤を前記固定盤から離間する方向に移動する。このようにすると、前記スペーサーブロックが前記可動型から離間せしめられ、該スペーサーブロックと該可動型との間に間隙が生じる。
そこで、前記可動型に出没自在に内蔵される可動型側押出手段と、前記スペーサーブロックに出没自在に内蔵される内蔵されるスペーサーブロック側押出手段とを連結する。前記可動型側押出手段は前記可動型に出没自在に内蔵されており、前記スペーサーブロック側押出手段は、前記スペーサーブロックに出没自在に内蔵されているので、両者を連結する操作は、両者を該スペーサーブロックと該可動型との間隙に引き出すことにより、容易に行うことができる。
前記可動型側押出手段と、前記スペーサーブロック側押出手段とが連結されたならば、次に、該スペーサーブロック側押出手段を前記可動盤に備えられた押出駆動手段に接続する。これにより、前記可動型側押出手段が、スペーサーブロック側押出手段を介して前記押出駆動手段に駆動されることが可能になり、前記射出成形体を前記キャビティから押し出すことができる。
次に、再び前記可動盤を前記固定盤に近接する方向に移動して、前記可動型を前記スペーサーブロックと前記固定型とに当接せしめ、該スペーサーブロックを該可動型に装着する。そして、前記仮装着手段による前記可動型と前記固定型との仮装着を解除する。
この結果、前記可動型が前記固定型から切り離され、前記スペーサーブロックに装着された状態となる。
次に、添付の図面を参照しながら本発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。図1は射出成形装置の説明的正面図であり、図2〜9は図1に示す射出成形装置に対する本実施形態の金型の載置方法を示す説明的正面図であり、図10は可動型をスペーサーブロックに装着する構成を示す説明的断面図であり、図11は可動型をスペーサーブロックに装着する離脱防止ピンの構成を示す説明的正面図である。
図1に示すように、本実施形態の本発明の射出成形装置1は、基台2上に固定された固定盤3と、固定盤3の上端部から水平方向に延在する1対のタイバー4,4と、固定盤3の下端部から水平方向に延在する1対のタイバー5,5と、タイバー4,4,5,5に沿って摺動自在に設けられた可動盤6とを備えている。可動盤6は、上端部にタイバー4,4が貫通せしめられ、下端部にタイバー5,5が貫通せしめられており、図示しない駆動手段により、基台2上を固定盤3方向に進退自在とされている。
固定盤3と可動盤6との間の固定盤3に近接した位置には、タイバー5,5の間に固定盤側ダイサポート7が配設されている。固定盤側ダイサポート7は、シリンダロッド8を介して固定盤3の側面下部に設けられたシリンダ9に接続されており、シリンダ9により基台2上を固定盤3方向に進退自在とされている。
また、可動盤6はその下端部から基台2の上面に接して固定盤3方向に延在される舌状部6aを備えており、舌状部6a上にはタイバー5,5の間に可動盤側ダイサポート10が配設されている。可動盤側ダイサポート10は舌状部6a上に設けられて可動盤6と一体的に進退自在とされている。可動盤側ダイサポート10は、シリンダロッド11を介して可動盤6の側面下部に設けられたシリンダ12に接続されてシリンダ12により舌状部6a上を可動盤3方向に進退自在とされている。
本実施形態の方法は、図1に示す構成を備える射出成形装置1に対して、図2〜7に示すように、金型13を構成する固定型14、スペーサーブロック15、可動型16の各部材を各別に装着して載置するものである。次に、その具体的な方法について説明する。
本実施形態の方法では、まず図2に示すように、ワイヤー17により図示しないクレーンに吊り上げられた固定型14を固定盤側ダイサポート7上に載置する。そして、シリンダ9により固定盤側ダイサポート7を固定盤3側に移動させ、固定型14を固定盤3に当接せしめ、例えばダイクランプ(図示せず)を用いて固定盤3に装着する。固定型14が固定盤3に装着されたならば、固定型14からワイヤー17を外す。
次に、図3に示すように、ワイヤー17により図示しないクレーンに吊り上げられたスペーサーブロック15を可動盤側ダイサポート10上に載置する。そして、シリンダ12により可動盤側ダイサポート10を可動盤6側に移動させ、スペーサーブロック15を可動盤6に当接せしめ、例えばダイクランプ(図示せず)を用いて可動盤6に装着する。スペーサーブロック15が可動盤3に装着されたならば、スペーサーブロック15からワイヤー17を外す。スペーサーブロック15は、固定型3に対向する面に、凹部18を備えている。
次に、図4(a)に示すように、ワイヤー17により図示しないクレーンに吊り上げられた可動型16を、下端部の両側に装着された補助部材19を介してタイバー5,5上に仮載置する。
補助部材19は、図4(b)に示すように、タイバー5の外周面に係合する断面視円弧状の曲面を備える接地部20と、タイバー5,5の内側で可動型16を支持する支持部21とを備え、接地部20によりタイバー5,5上に仮載置されると共に、支持部21の内面側22で可動型16に装着されている。また、接地部20と支持部21とは、断面視三角形状の補強部材23を介して接続されており、接地部20と支持部21との成す角が直角になるようにされている。
次に、図5(a)に示すように、図示しない駆動手段により可動盤6を固定盤3に近接する方向に移動させる。このようにすると、固定盤3には固定型14が装着されており、可動盤6にはスペーサーブロック15が装着されているので、可動型16は固定型14とスペーサーブロック15とに挟まれた状態となる。
可動型16は、スペーサーブロック15に対向する面に、スペーサーブロック15の凹部18に係合する凸部24を備えている。ここで、図5(b)に示すように、凸部24の凹部18に係合する面24aと、凹部18の凸部24に係合する面18aとは、同一角度を有するテーパー面となっている。そこで、可動型16が固定型14とスペーサーブロック15とに挟まれた状態になったときに、凸部24は滑らかに凹部18に収容されて係合することとなり、可動型16は、固定型14とスペーサーブロック15とに当接せしめられる。
可動型16が、固定型14とスペーサーブロック15とに当接せしめられたならば、次に図6に示すように、仮装着部材25により可動型16を固定型14に仮装着する。仮装着部材25は、固定型14に設けられた軸部材26に軸支された板状部材であり、軸部材26を軸として回動させ、可動型16側の先端部に設けられたフック状係合部27を可動型16に設けられた突起部材28に係合させることにより、可動型16を固定型14に仮装着する。このとき、可動型16は、ワイヤ17により図示しないクレーンに支持されているので、仮装着部材25によっても固定型14に装着された状態を維持することができる。
可動型16が固定型14に仮装着されたならば、次に図7に示すように、図示しない駆動手段により可動盤6を固定盤3から離間する方向に移動させる。このようにすると、可動型16は固定盤3に装着された固定型14に仮装着されており、スペーサーブロック15は可動盤6に装着されているので、スペーサーブロック15が可動型16から離間し、スペーサーブロック15と可動型16との間に間隙が生じる。
ここで、可動型16には、図8(a)に示す押出手段29が内蔵されている。押出手段29は、溶融状態のプラスチックまたは金属が射出されるキャビティ(図示せず)に出没する押出ピン30と、押出ピン30を備える押出板31と、押出板31の押出ピン30と反対側に接続された可動型側ドローバー32とからなる。
押出手段29は、前記プラスチックまたは金属の射出成形後、型開きされたときに、押出板31が可動型側ドローバー32に押圧されて押出ピン30を前記キャビティに突出させることにより、該キャビティ内に形成された成形品を押し出して、脱型することができる。このため、可動型側ドローバー32は、スペーサーブロック15及び可動盤6に内蔵されているスペーサーブロック側ドローバー33を介して、可動盤6のスペーサーブロック15と反対側の面に配設されているシリンダ34に接続される必要がある。
そこで、スペーサーブロック15と可動型16との間隙に、可動型側ドローバー32とスペーサーブロック側ドローバー33とを引き出して接続する。前記接続は、可動型側ドローバー32の先端部に形成された雄ねじ部32aを、スペーサーブロック側ドローバー33の先端部に形成された雄ねじ部33aに螺着することにより行う。
可動型側ドローバー32とスペーサーブロック側ドローバー33とを接続したならば、次いで、図8(b)に示すように、スペーサーブロック側ドローバー33をシリンダ34に接続する。可動盤6は、スペーサーブロック15と反対側の面に、上下1対のシリンダ34,34を備え、シリンダ34,34はシリンダ接続部材35により接続されて同期して作動するようになっている。そして、スペーサーブロック側ドローバー33は、後端部をボルト33bによりシリンダ接続部材35に締結することにより、シリンダ34,34に接続される。
可動型側ドローバー32とスペーサーブロック側ドローバー33とを接続し、スペーサーブロック側ドローバー33をシリンダ34に接続したならば、次に、図9に示すように、図示しない駆動手段により、再び可動盤6を固定盤3に近接する方向に移動させる。そして、可動型16が、固定型14とスペーサーブロック15とに挟まれた状態とし、可動型16をスペーサーブロック15に装着する。
可動型16が、固定型14とスペーサーブロック15とに挟まれた状態で、スペーサーブロック15に当接すると、前述のように可動型16の凸部24がスペーサーブロック15の凹部18に係合する。また、同時に、図10(a)に示すように、可動型16の四隅に設けられた円筒状突起部材36が、スペーサーブロック15の対応する位置に設けられた円筒状穴部37に挿入される。
このとき、円筒状穴部37は、円筒状突起部材36の挿入方向と直交する方向に設けられた横孔部38を備えており、横孔部38は円筒状穴部37が開口している面15aに隣接する側面15bに開口している。また、円筒状突起部材36は円筒状穴部37に挿入されたときに、横孔部38に連通する貫通孔39を備えている。
また、スペーサーブロック15の側面15bには、横孔部38に対向する位置にシリンダ40が設けられている。シリンダ40は、円筒状突起部材36が円筒状穴部37に挿入されたときに、図10(b)に示すように、シリンダロッド41を横孔部38に挿入すると共に、シリンダロッド41の先端に接続された抜け止めピン42を、円筒状突起部材36の貫通孔39に挿入する。この結果、円筒状突起部材36が抜け止めされ、可動型16が円筒状突起部材36によりスペーサーブロック15に装着される。
さらに、シリンダ40は、抜け止めピン42が円筒状突起部材36の貫通孔39に挿入されたときに、シリンダロッド41に嵌合されてシリンダロッド41の後退を阻止するロック部材43を備えている。ロック部材43は、シリンダロッド41に嵌合される断面U字状の嵌合部材44と、嵌合部材44に接続されて嵌合部材44をシリンダロッド41に方向に進退させるロッド45と、ロッド45を操作するレバー46とからなる。
嵌合部材44は、抜け止めピン42が円筒状突起部材36の貫通孔39に挿入されたときのシリンダ40と抜け止めピン42の接続部42aとの間の長さを備え、シリンダロッド41の下方に待機している。嵌合部材44は、抜け止めピン42が円筒状突起部材36の貫通孔39に挿入されると、レバー46を操作することによりロッド45を介して上方に移動せしめられ、シリンダ40と接続部42aとの間のシリンダロッド41に嵌合される。接続部42aはシリンダロッド41より大径であるので、嵌合部材44がシリンダロッド41に嵌合されると、嵌合部材44により後退が規制され、この結果、シリンダロッド41自体も後退が阻止されるので、円筒状突起部材36の抜け止めを確実にすることができる。
シリンダロッド41を後退させるときには、レバー46を操作することによりロッド45を介して嵌合部材44を下方に移動せしめ、シリンダロッド41と嵌合部材44との嵌合を解除すればよい。
また、可動型16をスペーサーブロック15に装着するときには、可動型16がスペーサーブロック15に当接する部分に、図11(a)に示す離脱防止ピン47を差し込む。離脱防止ピン47は、円筒状部48と、円筒状部48の両端に円筒状部48と一体に形成された大径の円盤状部49とを備え、円筒状部48にはその長さ方向に沿って把持部50が設けられている。
離脱防止ピン47は、図11(b)に示すように、可動型16とスペーサーブロック15との当接部分に、可動型16とスペーサーブロック15とに跨って形成された差込凹部51に差し込む。差込凹部51は、円筒状部48の外周面に係合する曲面を有するU字溝部52と、U字溝部52の両端に形成され、円盤状部49が嵌合されるスリット溝部53とからなる。
離脱防止ピン47は、把持部50を把持して差込凹部51に差し込むことにより、スリット溝部53,53に嵌合された円盤状部49が、円筒状部48により相互の離脱を規制することとなり、可動型16がスペーサーブロック15から離脱することを容易に防止することができる。
上述のように、円筒状突起部材36及び抜け止めピン42と、離脱防止ピン47とにより、可動型16がスペーサーブロック15に装着されたならば、さらに所定の部分をボルトで締結し、可動型16をスペーサーブロック15に確実に装着する。可動型16がスペーサーブロック15に確実に装着されると、補助部材19はタイバー5,5から浮き上がり、補助部材19とタイバー5,5とが非接触の状態となって仮載置が解除される。
そして、仮装着部材25による可動型16と固定型14との仮装着を解除すると共に、図9に示すように、可動型16を支持しているワイヤ17を外すことにより、固定型14、スペーサーブロック15、可動型16からなる金型13の載置が完了する。
尚、金型13を射出成形装置1から取り外すときには、前述の載置方法と全く逆の手順により行えばよい。
射出成形装置の説明的正面図。 図1に示す射出成形装置に対する本発明の金型の載置方法を示す説明的正面図。 図1に示す射出成形装置に対する本発明の金型の載置方法を示す説明的正面図。 図1に示す射出成形装置に対する本発明の金型の載置方法を示す説明的正面図。 図1に示す射出成形装置に対する本発明の金型の載置方法を示す説明的正面図。 図1に示す射出成形装置に対する本発明の金型の載置方法を示す説明的正面図。 図1に示す射出成形装置に対する本発明の金型の載置方法を示す説明的正面図。 図1に示す射出成形装置に対する本発明の金型の載置方法を示す説明的正面図。 図1に示す射出成形装置に対する本発明の金型の載置方法を示す説明的正面図。 可動型をスペーサーブロックに装着する構成を示す説明的断面図。 可動型をスペーサーブロックに装着する離脱防止ピンの構成を示す説明的正面図。
符号の説明
1…射出成形装置、 3…固定盤、 4,5…タイバー、 6…可動盤、 7…固定盤側ダイサポート、 10…可動盤側ダイサポート、 13…金型、 14…固定型、 15…スペーサーブロック、 16…可動型、 25…仮装着手段、 32…可動型側押出手段、 33…スペーサーブロック側押出手段、 34…押出駆動手段。

Claims (2)

  1. 固定盤と、該固定盤の端部に上下各1対設けられ水平方向に延在するタイバーと、端部に貫通された該タイバーに沿って摺動自在に設けられた可動盤と、該固定盤と可動盤との間で下部の1対のタイバー間に配設され該固定盤方向に進退自在とされた固定盤側ダイサポート及び可動盤方向に進退自在とされた可動盤側ダイサポートとを備える射出成形装置に、該固定盤に装着される固定型と、該可動盤に装着されるスペーサーブロックと、該スペーサーブロックに装着される可動型とからなる金型を装着して載置する金型の載置方法において、
    該固定盤側ダイサポート上に該固定型を載置し、該固定盤側ダイサポートを該固定盤側に移動させて該固定型を該固定盤に当接せしめ、該固定型を該固定盤に装着する工程と、
    該可動盤側ダイサポート上に該スペーサーブロックを載置し、該可動盤側ダイサポートを該可動盤側に移動させて該スペーサーブロックを該可動盤に当接せしめ、該スペーサーブロックを該可動盤に装着する工程と、
    該可動型をクレーンで吊り上げ、該可動型に装着された補助部材を介して、下部の1対のタイバー上に仮載置する工程と、
    該1対のタイバー上に該可動型を仮載置した状態で、該可動盤を該固定盤に近接する方向に移動して、該可動型を該スペーサーブロックと該固定型とに当接せしめ、該可動型を該スペーサーブロックに装着する工程とを備えることを特徴とする金型の載置方法。
  2. 請求項1記載の金型の載置方法において、
    前記可動型を前記クレーンにより前記1対のタイバー上に仮載置した状態で前記スペーサーブロックに装着するときに、
    前記可動盤を前記固定盤に近接する方向に移動して、該可動型を該スペーサーブロックと前記固定型とに当接せしめた後、該可動型を仮装着手段を介して該固定型に仮装着する工程と、
    該可動型を該固定型に仮装着した状態で、該可動盤を該固定盤から離間する方向に移動して、該スペーサーブロックを該可動型から離間せしめ、該可動型に出没自在に内蔵される可動型側押出手段と該スペーサーブロックに出没自在に内蔵されるスペーサーブロック側押出手段とを該スペーサーブロックと該可動型との間隙に引き出し、該可動型側押出手段と該スペーサーブロック側押出手段とを連結し、さらにスペーサーブロック側押出手段を該可動盤に備えられた押出駆動手段に接続する工程と、
    再び該可動盤を該固定盤に近接する方向に移動して、該可動型を該スペーサーブロックと該固定型とに当接せしめ、該スペーサーブロックを該可動型に装着すると共に、該仮装着手段による該可動型と該固定型との仮装着を解除する工程とを備えることを特徴とする金型の載置方法。
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