JPH0860690A - 作業用車輌の連結部の構造 - Google Patents

作業用車輌の連結部の構造

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JPH0860690A
JPH0860690A JP19236494A JP19236494A JPH0860690A JP H0860690 A JPH0860690 A JP H0860690A JP 19236494 A JP19236494 A JP 19236494A JP 19236494 A JP19236494 A JP 19236494A JP H0860690 A JPH0860690 A JP H0860690A
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lift arm
hitch
pin hole
frame
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JP19236494A
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Kishio Imai
岸夫 今井
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Sanyo Kiki Co Ltd
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Sanyo Kiki Co Ltd
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F3/00Dredgers; Soil-shifting machines
    • E02F3/04Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
    • E02F3/627Devices to connect beams or arms to tractors or similar self-propelled machines, e.g. drives therefor
    • E02F3/6273Devices to connect beams or arms to tractors or similar self-propelled machines, e.g. drives therefor using legs to support the beams or arms on the ground during the connecting process

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 連結・離脱作業の容易性を確保しつつ連結状
態での剛性及び安全性を向上させ得る作業用車輌の連結
部の構造を提供すること。 【構成】 トラクタ本体(1)に連結用ヒッチ(9)を
設置し、リフトアーム(3)の後端に連結用フレーム
(10)を設け、連結用ヒッチ(9)の第1フック部
(9a)と連結用フレーム(10)の第1ピン(10
a)とを係合させ、かつ、かつこの係合に関連して、連
結用ヒッチ(9)の筒体(9c)と第2フック部(10
c)とを係合せしめて第2ピン穴(9b)と連結用フレ
ーム(10)の第2ピン穴(10b)とを整合させ、こ
れら両方の第2ピン穴(9b)(10b)に第2のピン
(14)を挿入抜脱可能に挿入したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラクタ本体の前部に
リフトアームを介して各種の作業機器を着脱交換可能に
装着した作業用車輌の連結部の構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種作業用車輌は、土砂や堆肥等の運
搬及び積込みを行う場合には、先端にバケット等の作業
機器を装着したリフトアームをトラクタ本体の前部に連
結して作業を行い、他の作業(耕土、畝立て等)を行う
場合には、リフトアームをトラクタ本体から離脱して行
われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、トラクタ本体と
リフトアームとの連結・離脱作業を容易化するための提
案が種々あるが、一般的には、連結・離脱作業を容易化
すると、連結状態で作業している間に、連結部が離脱し
易くなり、また、連結状態での離脱の恐れを無くする
と、離脱及び連結作業が容易でないという相反的関係が
ある。通常、2点結合構造が採用されているが、従来の
構造は、2点とも抜き差し自在のピンで結合する第1方
式と、一方の連結点をフック部と固定ピンとの係合と
し、他方はピン穴同士を整合させてピンを抜き差し自在
とする第2方式と、2点ともフック部と固定ピンとの係
合とする第3方式とに大別される。
【0004】第1方式は、一方の連結点を整合させて
も、他方の連結点が整合しないため、この一方の整合し
た連結点にピンを挿入し、この状態でリフトアーム側の
連結用フレームを回動させて他方の連結点を整合させ、
この状態でもう1本のピンを差し込むようにする必要が
あり、連結作業が非常に面倒である。
【0005】第2方式は、一方の連結点となるフック部
と固定ピンを先ず係合させるが、この係合時、他方の連
結点となるピン穴を整合させる動作は、上記係合動作と
は無関係であって、別の動作により行うものであるた
め、連結作業がまだ面倒である。
【0006】第3方式は、2点のフック部と固定ピンと
の係合離脱方向が同一方向とされ、離脱防止のためにス
トッパを設ける必要があり、しかも、このストッパにリ
フトアームの作業反力が集中するため、折損や外れる等
の恐れがあり、安全性の面で問題がある。
【0007】このように、トラクタ本体とリフトアーム
との連結部の構造においては、前記した相反する条件を
克服した合理的な連結構造を開発することは容易なこと
ではない。
【0008】また、ピンを抜き差し自在にした場合、連
結状態での抜脱を防止するため、一般的には、ネジ止め
等で固定させているが、これであると、作業性が悪く、
煩瑣となる欠点があった。
【0009】本発明は、これらの問題点を解決するため
に提案されたものであって、その目的とするところは、
連結・離脱作業の容易性を確保しつつ連結状態での剛性
及び安全性を向上させ得る作業用車輌の連結部の構造を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、先端に作業機器をダンプシリンダを介し
て起伏可能に装着し、後端をトラクタ本体の前部にリフ
トシリンダを介して起伏可能に装着したリフトアーム
を、トラクタ本体に対して、連結・離脱可能に装着した
作業用車輌において、トラクタ本体の前部両側面に連結
用ヒッチを設置し、これに対応して、リフトアームの後
端に連結用フレームを設け、連結用ヒッチには、前方に
向けて開口し、下顎部を上顎部より長くした略横U字形
の第1フック部と、第2ピン穴を有する筒体とを設置
し、前記連結用フレームには、第1ピンと、第2ピン穴
とを該フレームの下端及び上下方向の中間位置に設置す
ると共に、該フレームの上端をダンプシリンダの後端に
リンクを介して連結し、第2ピン穴の周囲に、連結用ヒ
ッチの前記筒体を挿入案内するための斜め後方上部に向
けて開口し、上顎部を下顎部より長くし、下顎部の後端
をガイド面とした略斜めU字形の第2フック部を形成
し、連結用ヒッチの第1フック部と連結用フレームの第
1ピンとを係合させ、かつ、連結用ヒッチの第2ピン穴
と連結用フレームの第2ピン穴とを整合させてこれら両
方の第2ピン穴に第2のピンを挿入抜脱可能に挿入した
ものである。
【0011】また、本発明は、上記第2のピンの一端に
係止レバーを設け、第2ピン穴の外側周囲の一部に上記
係止レバーを係止して第2のピンの抜止めを行わせるた
めの係止部を設けると共に、この係止部に係止レバーを
係止させて抜止め保持を行わせるためのコイルバネを第
2のピンに装着したものである。
【0012】
【作用】連結時には、トラクタ本体を前進させて、先
ず、連結用ヒッチの第1フック部をリフトアームの連結
用フレームの第1ピンに係合させ、そのままさらに若干
トラクタ本体を前進させると、第2フック部の下顎部の
後部外面が連結用ヒッチの筒体によって下方へ押し下げ
られ、このとき、第1ピンは第1フック部から前方へ少
し移動する。そして、該筒体を潜り抜けて上へ跳ね上が
ることにより第2フック部が筒体と係合する。これと共
に、第1ピンは第1フック部の奥部へ引き込まれる。こ
れによって、連結用フレームの第2ピン穴と連結用ヒッ
チの第2ピン穴とが整合し、これら両方の第2ピン穴に
第2のピンを挿入することによって、連結を終了する。
【0013】離脱時には、先ず、第2のピンを抜き取
り、リフトアームを下げて先端の作業機器を接地させ
る。これにより、連結用フレームの第2フック部が、第
1ピンを支点として下方へ回動し、第2フック部の上顎
部下面が連結用ヒッチの筒体を滑って脱出する方向へ移
動し、これと共に、第1ピンが第1フック部の下顎部上
面を滑って前方へ離脱する方向へ移動する。次にトラク
タ本体を後退動作させれば、連結用ヒッチの第1フック
部が連結用フレームの第1ピンから離脱する。これによ
り、離脱が終了する。
【0014】前記連結時、第2のピンには、その一端に
係止レバーを設けておき、これと対応して、第2ピン穴
の外側一部に係止部を設けると共に、この係止部に係止
レバーを係止させて抜止め保持を行わせるためのコイル
バネを第2のピンに装着しておくことによって、リフト
アームによる作業中、第2のピンが抜け落ちることを防
止させることができる。
【0015】
【実施例】図1は本発明を施した作業用車輌のリフトア
ーム連結状態の側面図、図2は本発明を施した作業用車
輌のリフトアーム離脱状態の側面図、図3の(A)は連
結用フレームと連結用ヒッチとの分離状態の拡大側面
図、(B)はその端面図、(C)は第2のピンの係止構
造説明図、(D)は主フレームの前部両側に設置したス
タンドの支持ブラケット部の概略斜視図、(E)はリフ
トアーム側のスタンドの保持具の概略斜視図を示してい
る。
【0016】図1及び図2において、(1)はトラクタ
本体、(2)はトラクタ本体の前部両側に装着される主
フレーム、(3)はリフトアーム、(4)は作業機器、
(5)はスタンド、(6)は主フレームの前部両側に設
置したスタンドの支持ブラケット、(7)は支持ブラケ
ットに装着したスタンドの保持具、(8)はリフトアー
ムの一部に設置したスタンドの保持具、(9)は主フレ
ームに設置したリフトアーム連結用のヒッチ、(10)
はリフトアームの後端に設置した連結用フレーム、(1
1)はリフトシリンダ、(12)はダンプシリンダ、
(13)は平行リンクを示している。
【0017】トラクタ本体(1)は、車体上に運転席、
エンジン、油圧発生ユニット並びにそれらの操作手段を
装備させてあり、前部両側にリフトアーム(3)の主フ
レーム(2)が装着してある。
【0018】リフトアーム(3)の主フレーム(2)
は、前端にスタンド(5)の支持ブラケット(6)を備
え、後端にリフトアーム連結用ヒッチ(9)を具備させ
たもので、トラクタ本体(1)の前部両側に対称に装着
されている。
【0019】リフトアーム(3)は、その後端に連結用
フレーム(10)を枢着し、この連結用フレーム(1
0)に対してリフトシリンダ(11)により昇降操作可
能に設置されている。また、リフトアーム(3)は、先
端にバケット等の作業機器(4)をダンプシリンダ(1
2)を介してスクイ・ダンプ操作可能に枢着している。
なお、平行リンク(13)は、リフトアーム(3)を昇
降操作した際、先端の作業機器(4)をトラクタ本体
(1)または地面に対して平行移動させるためのもので
ある。
【0020】作業機器(4)は、バケット、ヘイフォー
ク、排土板等の各種の作業手段が含まれ、これらをリフ
トアーム(3)の先端に着脱交換可能に装着される。
【0021】リフトアーム連結用ヒッチ(9)には、図
3の(A)に示すように、前方に開口し、下顎部を上顎
部より長くした略横U字形の第1フック(9a)と第2
ピン穴(9b)を有する筒体(9c)とを設置してあ
り、これに対応して、連結用フレーム(10)には、第
1ピン(10a)と第2ピン穴(10b)を該フレーム
(10)の下端と上下方向中間位置とに設け、さらに、
第2ピン穴(10b)の周囲に、斜め後方上部に向けて
開口し、上顎部を下顎部より長くした略斜めU字形の第
2フック部(10c)とを設置してある。また、これら
は、次のように係合連結される。即ち、第1ピン(10
a)と第1フック(9a)とが係合し、第2ピン穴(9
b)を有する筒体(9c)と第2ピン穴(10b)を有
する第2フック部(10c)とが係合し、夫々の第2ピ
ン穴(9b)(10b)に第2のピン(14)が挿通さ
れて2点で係合連結される。離脱時は、夫々の第2ピン
穴(9b)(10b)から第2のピン(14)を抜き取
って離脱させる。なお、第2フック部(10c)の下顎
部の後端は連結用フレーム(10)の後端より後方へ延
長し、外側へ屈曲ないし湾曲させて、連結用ヒッチ
(9)の筒体(9c)を導入するガイド面(10c’)
としてあり、しかも、この後端面は上下方向に円弧状面
としてある。
【0022】第2のピン(14)は、図3の(C)に示
すように、一端に係止レバー(14a)が固着してあ
り、これと対応して、連結用フレーム(10)の第2ピ
ン穴(10b)の外側周囲一部には、フック形状の係止
部(10d)が設けてある。また、第2のピン(14)
には、コイルバネ(14b)が装着してあり、第2のピ
ン(14)を第2ピン穴(10b)に挿入し、係止レバ
ー(14a)を回動させてその先端爪(14a’)をフ
ック形状の係止部(10d)に係止させた際、コイルバ
ネ(14b)の反発力で先端爪(14a’)をフック形
状の係止部(10d)に圧接係止させるようにしてあ
る。
【0023】スタンド(5)は、本実施例の場合、角パ
イプ状とされ、先端に支持板(5a)が設置してあり、
途中一部にピン穴(5b)が横方向に貫通して形成して
ある。
【0024】主フレーム(2)の前部両側に設置したス
タンド(5)の支持ブラケット(6)は、図3の(D)
に示すように、略コ字形をなし、保持具(7)によって
スタンド(5)を着脱可能に保持するものである。この
保持具(7)は、支持ブラケット(6)の一部に紐等で
紛失しないように止めた保持ピン(7a)と、支持ブラ
ケット(6)の一部に回動可能に枢着した偏心カム(7
b)とからなる。上記保持ピン(7a)は、スタンド
(5)のピン穴(5b)に挿通して支持ブラケット
(6)の一部に形成してあるピン穴(6a)と整合さ
せ、スタンド(5)を支持ブラケット(6)に位置決め
保持させるものである。また、偏心カム(7b)は、ス
タンド(5)を支持ブラケット(6)に対して前後方向
に回動しないように保持させるためのものである。な
お、この偏心カム(7b)には、ハンドル(7c)が一
体的に取付けてあり、このハンドル(7c)の自重で偏
心カム(7b)を介してスタンド(5)を支持ブラケッ
ト(6)に保持した状態を維持するように構成されてい
る。この支持ブラケット(6)によるスタンド(5)の
保持状態は、トラクタ本体(1)の前面より前方にスタ
ンド(5)が張り出した状態でトラクタ本体(1)の前
面を保護し得るように構成してある。
【0025】リフトアーム(3)の一部に設置したスタ
ンド(5)の保持具(8)は、図3の(E)に示すよう
に、リフトアーム(3)の両側壁間に横方向に配置され
たロッド(3a)にブラケット(8a)を取付け、この
ブラケット(8a)に上記ロッド(3a)と平行にピン
(8b)を固着し、このピン(8b)とロッド(3a)
との間にスタンド(5)を挿入してリフトアーム(3)
を支持するようにしたものである。このスタンド(5)
は、左右2本を使用してリフトアーム(3)を支持する
ようにしたもので、上記ブラケット(8a)及びピン
(8b)がリフトアーム(3)の両側に対称形状でロッ
ド(3a)に取付けてある。なお、図面に示す実施例
は、上記ブラケット(8a)及びピン(8b)を図面上
でロッド(3a)の上側に取付けた場合を示している
が、ロッド(3a)の下側に取付けてもよい。上記構成
の保持具(8)は、2本のスタンド(5)(5)を上記
ピン(8b)とロッド(3a)との間に挿入した際、そ
れぞれのスタンド(5)(5)の先端の接地面の高さが
同一でなく段差があるような場合でも、その段差分だけ
一方を引抜くか或いは差し込むことによって、段差を吸
収させ得るという調節機能がある。
【0026】前記リフトアーム(3)に装備させたリフ
トシリンダ(11)及びダンプシリンダ(12)への油
圧配管(図示省略)の接続は、トラクタ本体(1)に搭
載してある油圧ユニットから油圧カプラーによって離脱
可能に接続する構成とされている。
【0027】本発明の実施例は、以上の構成からなり、
次に動作を説明する。図2の離脱状態において、トラク
タ本体(1)をリフトアーム(3)に接近移動させ、ト
ラクタ本体(1)の前部両側面に装着されている主フレ
ーム(2)のリフトアーム連結用ヒッチ(9)を、リフ
トアーム(3)の後端に枢着してある連結用フレーム
(10)に係合させる。この係合は、第1ピン(10
a)と第1フック(9a)とを係合させ、かつ、第2フ
ック部(10c)の下顎部の後端の上下方向の円弧状面
に筒体(9c)を当接させて、この筒体(9c)により
連結用フレーム(10)を下方に回動させ、しかも、第
2フック部(10c)の下顎部の後部のガイド面(10
c’)で横方向のずれを修正しつつ第2フック部(10
c)を筒体(9c)に潜り込ませて係合させる。この第
2フック部(10c)と筒体(9c)との係合過程で
は、第1ピン(10a)が一時的に第1フック部(9
a)の下顎部上面を滑って前方へ離脱しかけるが、第2
フック部(10c)と筒体(9c)とが係合する際に、
第1ピン(10a)が第1フック部(9a)の奥部に引
き込まれて正常な係合状態となる。これによって、第2
ピン穴(10b)を有する第2フック(10c)が第2
ピン穴(9b)を有する筒体(9c)に係合し、夫々の
第2ピン穴(9b)(10b)が整合するに至る。この
状態で第2ピン穴(9b)(10b)に第2のピン(1
4)を挿通することによって、2点でリフトアーム
(3)をトラクタ本体(1)に一体的に連結することが
できる。この第2のピン(14)は、妄りに抜け落ちな
いように、図3の(C)に示すように、係止レバー(1
4a)を係止部(10d)に係止させておくものであ
る。そして、リフトアーム(3)の保持具(8)からス
タンド(5)(5)を抜き取り、トラクタ本体(1)に
装着されている主フレーム(2)の前部両側の支持ブラ
ケット(6)に挿入し、この支持ブラケット(6)のピ
ン穴(6a)とスタンド(5)のピン穴(5a)とを一
致させてピン(7a)を挿入し、保持具(7)の偏心カ
ム(7b)のハンドル(7c)を保持方向に回動させて
偏心カム(7b)でスタンド(5)を支持ブラケット
(6)に押圧保持させる。このように、スタンド(5)
(5)は、支持ブラケット(6)(6)にピン(7a)
と偏心カム(7b)とで確実に固定され、作業中に脱落
するようなことはない。
【0028】上記スタンド(5)(5)により、トラク
タ本体(1)の前面の保護を行わせるものである。この
状態でトラクタ本体(1)を操縦して、リフトシリンダ
(11)及びダンプシリンダ(12)の方向切換弁を適
宜操作してリフトアーム(3)の先端に装着してある作
業機器(4)により作業を行う。トラクタ本体(1)の
前面は、上記スタンド(5)(5)で保護させてあるた
め、トラクタ本体(1)の前面に装備されている前照灯
等の部材を衝突等による損傷から保護することができ
る。
【0029】リフトアーム(3)をトラクタ本体(1)
から離脱する場合は、リフトアーム(3)が上がってい
る状態で、連結用フレーム(10)と連結用ヒッチ
(9)との第2のピン(14)を抜き取る。そして、図
1に示すように、リフトシリンダ(11)を縮小操作し
てリフトアーム(3)を下げて、先端の作業機器(4)
を地面上に接地させる。これにより、連結用フレーム
(10)の第2フック部(10c)は、下方に下がり、
上顎部の下面が筒体(9c)の上面に当たりながら筒体
(9c)から抜け出す。このとき、第1ピン(10a)
は、第1フック部(9a)の下顎部の上面を滑って前方
へ移動して抜け出す。この状態で、スタンド(5)
(5)を支持ブラケット(6)(6)から抜き取り、リ
フトアーム(3)の保持具(8)に挿入しておく。そし
て、トラクタ本体(1)を後退させ、リフトアーム
(3)をトラクタ本体(1)から離脱させる。そして、
トラクタ本体(1)のエンジンを停止し、油圧ユニット
の油圧ポンプを停止させ、この状態で、ダンプシリンダ
(12)の方向切換弁を操作してダンプシリンダ(1
2)内に残存する油圧を開放し、リフトアーム(3)を
スタンド(5)(5)により安定した姿勢で支持させ
る。また、必要に応じて、リフトシリンダ(11)内に
残存する油圧も同様にして開放しておく。この状態で、
油圧カプラーを離脱させる。このように、リフトアーム
(3)をトラクタ本体(1)から離脱する際、ダンプシ
リンダ(12)内及びリフトシリンダ(11)内の残存
油圧を開放しておくのは、次回における油圧カプラーの
結合を容易化するためである。以上でリフトアーム
(3)をトラクタ本体(1)から離脱する作業は終了す
る。
【0030】上記した実施例では、スタンド(5)を左
右分離した2本の角パイプ形状とした場合を示している
が、他の形状であってもよい。また、スタンド(5)の
保持具は、図示した実施例に限らず、適宜の保持手段を
採用してもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、トラクタ本体からリフ
トアームを離脱する場合、第2のピンを抜き取り、この
状態でリフトアームを下げて、先端の作業機器を接地さ
せるだけで、離脱させることができ、また、連結時に
は、トラクタ本体をリフトアームに向けて前進させ、第
1ピンと第1フック部とを係合させ、これと共に、第2
フック部の下顎部の後端のガイド面を連結用ヒッチの筒
体に当ててこの筒体で連結用フレームを下方へ回動させ
つつ該筒体を潜り込ませて係合させることができ、連結
・離脱作業が容易である。しかも、これら2点の係合離
脱方向が互いに異なる方向としてあるため、連結状態で
の支持剛性が向上し、離脱し難く、安全性が向上し、部
品点数も少なくなる。
【0032】さらに、第2のピンは、係止部に係止レバ
ーを係止させているため、作業中の抜け出しが防止で
き、安全性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を施した作業用車輌のリフトアーム連結
状態の側面図。
【図2】本発明を施した作業用車輌のリフトアーム離脱
状態の側面図。
【図3】(A)は連結用フレームと連結用ヒッチとの分
離状態の拡大側面図、(B)はその端面図、(C)は第
2のピンの係止構造説明図、(D)は主フレームの前部
両側に設置したスタンドの支持ブラケット部の概略斜視
図、(E)はリフトアーム側のスタンドの保持具の概略
斜視図。
【符号の説明】
1 トラクタ本体 2 主フレーム 3 リフトアーム 4 作業機器 5 スタンド 6 支持ブラケット 7 保持具 8 保持具 9 連結用ヒッチ 9a 第1フック部 9b 第2ピン穴 9c 筒体 10 連結用フレーム 10a 第1ピン 10b 第2ピン穴 10c 第2フック部 10d 係止部 11 リフトシリンダ 12 ダンプシリンダ 13 平行リンク 14 第2のピン 14a 係止レバー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に作業機器をダンプシリンダを介し
    て起伏可能に装着し、後端をトラクタ本体の前部にリフ
    トシリンダを介して起伏可能に装着したリフトアーム
    を、トラクタ本体に対して、連結・離脱可能に装着した
    作業用車輌において、 トラクタ本体の前部両側面に連結用ヒッチを設置し、こ
    れに対応して、リフトアームの後端に連結用フレームを
    設け、連結用ヒッチには、前方に向けて開口し、下顎部
    を上顎部より長くした略横U字形の第1フック部と、第
    2ピン穴を有する筒体とを設置し、前記連結用フレーム
    には、第1ピンと、第2ピン穴とを該フレームの下端及
    び上下方向の中間位置に設置すると共に、該フレームの
    上端をダンプシリンダの後端にリンクを介して連結し、
    第2ピン穴の周囲に、連結用ヒッチの前記筒体を挿入案
    内するための斜め後方上部に向けて開口し、上顎部を下
    顎部より長くし、下顎部の後端をガイド面とした略斜め
    U字形の第2フック部を形成し、連結用ヒッチの第1フ
    ック部と連結用フレームの第1ピンとを係合させ、か
    つ、連結用ヒッチの第2ピン穴と連結用フレームの第2
    ピン穴とを整合させてこれら両方の第2ピン穴に第2の
    ピンを挿入抜脱可能に挿入したことを特徴とする作業用
    車輌の連結部の構造。
  2. 【請求項2】 第2のピンの一端に係止レバーを設け、
    第2ピン穴の外側周囲の一部に上記係止レバーを係止し
    て第2のピンの抜止めを行わせるための係止部を設ける
    と共に、この係止部に係止レバーを係止させて抜止め保
    持を行わせるためのコイルバネを第2のピンに装着した
    ことを特徴とする請求項1に記載の作業用車輌の連結部
    の構造。
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