JP5111284B2 - 枚葉印刷機の版万力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、枚葉印刷機の版万力装置に関し、特に、枚葉印刷機において、版胴に装着固定する刷版の咥え尻側万力を改良した版万力装置に関する。
枚葉印刷機においては、版胴に刷版(以下、簡単のために版という)を装着固定するために版万力装置が設けられている。版万力装置は、咥え側万力と、咥え尻側万力により構成されている。
この場合、刷版の咥え尻の形状として、その端部を直角、或いは円弧状に折り曲げたもの、またはそのままの形状のもの(咥え尻を加工しないもの)などが使用される。
例えば、刷版の咥え尻を直角に折り曲げた形状のものとして、上歯、下歯の咥え面に版の抜けに対する抵抗を増すような版抜け抵抗増大手段を設けて版ずれを防ぐ版万力装置が提案されている(特許文献1参照)。これによって、版の取り付け位置のずれを防ぐことができるとしている。
また、咥え尻をそのままの形状のもの(咥え尻を加工しないもの)の例として、咥え尻側万力のゼロ設定を基準位置設定部材で行うとともに微調整用ねじでカムの微調整を行う版万力装置が提案されている(特許文献2参照)。これによって、咥え尻側万力の基準位置が容易に再現でき、版の交換時間を大幅に短縮することができるとしている。
特開2000−246870号公報 特公平6−75962号公報
しかしながら、特許文献1に示されたものは、版の咥え尻側をほぼ直角にプリベンドして版万力装置に挿入する必要があり、そのために、版の咥え尻側を折り曲げるベンダー装置を必要とする。また、特許文献2に示されたものは、版の装着精度を向上するもので、版の自動着脱は考慮されていない。
本発明は、上記に鑑みて提案されたものであって、簡単な構造で刷版の着脱が容易にでき、自動的に版を着脱することができ、かつ刷版の咥え尻側をプリベンドするベンダー装置を必要としない版万力装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の版万力装置は、枚葉印刷機の版胴に刷版を装着固定する咥え側万力と咥え尻側万力とを備えた版万力装置において、前記咥え尻側万力の下歯の上歯との間に挿入した前記刷版の咥え尻を、前記版胴から剥がす、前記刷版を起こす可動片と前記可動片を押し上げる圧縮ばねとからなる脱着具を前記咥え尻側万力の下歯に設けるとともに、前記版胴の表面に対して版尻側を折り曲げていない刷版形状の版挿入部を備えることを特徴とする。
本発明は、以上のように構成するので、版を取り外す場合には、咥え尻側万力の上歯を開くことにより、自動的に脱着具が動作して万力から版尻版を外すことができる。また、この脱着具は、版が固定されている間、下歯側から上歯側に対してばねの圧力を掛け続けるので、上歯と下歯の間の摩擦抵抗を増すことができ、版のずれを防ぐことができる。さらに、咥え尻側万力の咥え部を版尻側を折り曲げていない版形状にしているので、比較的簡単廉価な構成で、刷版の着脱が容易で、自動的に版を着脱することができる。また、刷版の咥え尻側をプリベンドするベンダー装置を必要としない版万力装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明の枚葉印刷機の版万力装置が用いられる枚葉印刷機の印刷ユニットの版胴周辺の断面図である。また、図2および図3は、本発明の版万力装置の一実施形態の咥え尻側万力の構成と動作を示す説明図で、図2は版の咥え尻側が咥えられた状態、図3は版の咥え尻側が開放された状態である。
図1において、符号1は版胴、符号2はブランケット胴、符号3は刷版、符号10は咥え尻側万力、符号20は咥え側万力、符号21は咥え側万力20の上歯、符号25は咥え側万力20の開閉用カム軸、符号30は刷版挿入具、符号31および32はコロ、符号40は版胴1にインキを提供するインキローラ群、符号51はエアシリンダー、符号52は可動コロ、符号53はアームである。
また、図2および図3において、符号11は上歯、符号12は下歯、符号13は脱着具、符号14は脱着具13の可動片、符号15は脱着具13の脱着ばね、符号16は開閉用カム軸、符号17は版張り用カム軸、符号18は版張り用ばね、符号19はピンである。
図1および図2に沿って、本発明の版万力装置の版取り付け動作について説明する。
まず、刷版挿入具30を用いて版3の先端を咥え側万力20の咥え部に挿入する。このとき、コロ31、32が版3のガイドになる。
次いで、咥え側万力20の開閉用カム軸25を回転させて、咥え側万力20の上歯21を閉じて、版3の先端を咥え側万力20で咥える。
続いて、版3の先端を咥えた状態で版胴1を図1に示した矢印の方向に反時計回りに回転させる。このとき、ブランケット胴2と可動コロ52とが版3を抑える役割を果たす。可動コロ52は、エアシリンダー51の動作によって版3と接触する場所に位置して版3をガイドする。
版胴1が版3の咥え尻が可動コロ52の位置まで回転した時点で、版胴1の回転を停止させる。
ついでエアシリンダー51を作動させ、その軸を縮ませてアーム53を介して可動コロ52を図2で右方向に移動させて版3の咥え尻を咥え尻側万力10の咥え部に挿入させる。ここでは、駆動源をエアシリンダーで表示したが、カム、モーター等を使用することも可能である。
そうして、開閉用カム軸16を回転させて、図2に示すように、カム軸16の円周部のカム面を上歯11の後部に当接させることで、咥え尻側万力10の上歯11を閉じて、版3の咥え尻側を脱着具13を介して押さえて、咥え尻側万力10に固着させる。
さらに、版3を固着させた状態で、版張り用カム軸17を回転させ、図2では、カム軸17の平面部が当接しているピン19の頭に、カム軸17の円周部のカム面を当接させるようにすることで、咥え尻側万力10全体を版張り用ばね18に抗して図2の右方向に移動させ、咥えた版3に所定の張力を与えることができる。
次に、図3に沿って版の取り外し動作について説明する。
開閉用カム軸16を回転させて、カム軸16の平坦面を上歯11の後部に当接させるようにして、図3に示すように咥え尻側万力10の上歯11を開く。
上歯11を開くことにより、押し圧が解除されて脱着ばね15が伸び、脱着具13の可動片14を押し上げ、版3の咥え尻側を押し上げる。
これによって、図3に示したように、版3の咥え尻側が版胴1から離れるとともに、版3が版胴1から剥がれて可動コロ52に接触した左側の位置に移動する。
版3が版胴1から離れた時点で、版胴1を図3で時計方向に回転させると、版3はその弾発力で自動的に版胴1から脱着される。
なお、咥え尻側万力10の咥え部を折り曲げていない版を咥え込める形状にしているので、版3をそのまま使うことができ、ベンダー装置を必要としない。さらに、脱着具13は比較的簡単な構成で、装置を簡単かつ廉価に製造することができる。
図4に、脱着具の他の実施形態を示す。
この実施形態の脱着具60は、脱着ばね63の上部に上板62を設け、この上板62の設けられた突起で可動片61を押し上げる構成としている。このような構成をとることにより、脱着ばね63と可動片61の位置ずれなどがあまり問題にならなくなり、脱着ばね63として多様な形式、形状のばねを用いることができる。この場合、可動片61を省略することは可能である。
本発明は、以上のように構成するので、枚葉印刷機において、版を外す際に自動的に脱着具が働いて万力から版尻を外して刷版を版胴から剥がすことができる。ただし、咥え尻側万力の咥え部を版尻側を直角に折り曲げた版にも用いることができるように、設計することも簡単にできる。
以上に述べたように、本発明によれば、刷版の着脱が容易で、自動的に版を着脱することができ、かつ刷版の咥え尻側をプリベンドするベンダー装置を必要としない版万力装置を廉価に提供することができる。
したがって、本発明は、枚葉印刷機を用いる印刷業界や印刷機の製造業界で広範な利用の可能性を有するものである。
本発明の版万力装置が用いられる印刷ユニットの版胴周辺の断面図である。 本発明の版万力装置の咥え尻側万力の構成と動作を示す説明図である。 本発明の版万力装置の咥え尻側万力の構成と動作を示す説明図である。 本発明で用いられる脱着具の他の実施形態を示す説明図である。
符号の説明
1 版胴
2 ブランケット胴
3 刷版
11 上歯
12 下歯
13 脱着具
14 脱着具の可動片
15 脱着具の脱着ばね
16 開閉用カム軸
17 版張り用カム軸
18 版張り用ばね
19 ピン
20 咥え側万力
21 咥え側万力の上歯
25 咥え側万力の開閉用カム軸
30 刷版挿入具
31、32 コロ
40 インキローラ群
51 エアシリンダー
52 可動コロ
53 アーム
60 脱着具
61 可動片
62 上板
63 脱着ばね

Claims (1)

  1. 枚葉印刷機の版胴に刷版を装着固定する咥え側万力と咥え尻側万力とを備えた版万力装置において、
    前記咥え尻側万力の下歯の上歯との間に挿入した前記刷版の咥え尻を、前記版胴から剥がす、前記刷版を起こす可動片と前記可動片を押し上げる圧縮ばねとからなる脱着具を前記咥え尻側万力の下歯に設けるとともに、前記版胴の表面に対して版尻側を折り曲げていない刷版形状の版挿入部を備えることを特徴とする枚葉印刷機の版万力装置。
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