JPH06328669A - 印刷機の刷版取付装置 - Google Patents

印刷機の刷版取付装置

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JPH06328669A
JPH06328669A JP14697293A JP14697293A JPH06328669A JP H06328669 A JPH06328669 A JP H06328669A JP 14697293 A JP14697293 A JP 14697293A JP 14697293 A JP14697293 A JP 14697293A JP H06328669 A JPH06328669 A JP H06328669A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 版万力装置に対して刷版の位置決め及び刷版
の版胴に対する装着が正確、かつ、迅速に、しかも、容
易に行える印刷機の刷版取付装置を提供する。 【構成】 印刷機の咬え側版万力装置3の万力台5上面
に、刷版20の基準孔20aに嵌入する版位置決め用基
準ピン21を設け、前記咬え側版万力装置3のクランプ
プレ−ト12に、前記基準ピン21の近傍の版刷を押え
るように形成した刷版押えプレ−ト23を設け、前記基
準ピン21は刷版20の咬え側へ向って低くなるように
傾斜して形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は印刷機、特にオフセット
印刷機の版胴に刷版を装着するための刷版取付装置に関
し、特に版万力装置の万力台とクランププレ−トの間に
刷版を挿入して該刷版を位置決めする印刷機の刷版取付
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オフセット印刷機による印刷作業におい
ては、各版胴に装着された刷版と印刷される枚葉紙との
画像位置を一致させる必要があるため、版胴に対して刷
版を正確に取り付ける必要がある。そこで、従来より図
12に示す様な刷版装着装置が知られている。(特開昭
60−63165号公報参照)
【0003】この装置には、版胴50の切欠部51に咬
え側版万力装置52と尻側版万力装置(図示せず)とが
収納されている。該咬え側版万力装置52は、万力台5
3と、該万力台53に球面ボルト54を介して設けられ
たクランププレ−ト55と、該クランププレ−ト55を
開閉するためにクランププレ−ト55と万力台53間に
挿入されたクランプ軸56と、刷版57を位置決めする
ための万力台53に着脱自在に設けられた基準ピン58
と、刷版57のU字状基準ピン孔を基準ピン58に係合
させる際、刷版57の先端を万力台53の上面に押えつ
ける板ばね59とで構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の刷版装着装置で
は、刷版57を版胴50に装着する場合、まず、クラン
プ軸56を回動させてクランププレ−ト55を万力台5
3から開かせる。次に、刷版57のU字状基準ピン孔側
を、万力台53と板ばね59の間に挿入して、該U字状
基準ピン孔を基準ピン58に係合させる。刷版57が基
準ピン58に位置決めできれば、クランプ軸56を回動
させて刷版57の先端をクランププレ−ト55と万力台
53とでクランプする。
【0005】その後、版胴50を回転させ、版胴50に
刷版57を巻付けて刷版57の尻側を尻側版万力装置で
クランプする。なお、刷版57の尻側を尻側版万力装置
でクランプする際の操作は、前記した咬え側版万力装置
での操作と略同程度の操作が必要である。刷版57の咬
え側と尻側が夫々の万力装置にクランプされれば、尻側
版万力装置を咬え側版万力装置52側に移動させて版張
りを行う。その後、版胴50を複数回回転させて版胴5
0に刷版57をゴム胴によって密着させる作業を行い、
版胴50の回転を止めて再び版張りを行う。
【0006】以上説明した様に、従来の装置は刷版57
を咬え側版万力装置52に正確に位置決めすることがで
きるが、刷版57を版胴50に装着させるのに多大の時
間及びボルト等の締付け作業等の労力が必要であった。
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、版万
力装置に対して刷版の位置決め及び刷版の版胴に対する
装着が正確、かつ、迅速に、しかも、容易に行える印刷
機の刷版取付装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における印刷機の刷版取付装置は、版胴の長
手方向に沿って形成した切欠部に版万力装置を収納し、
該版万力装置の上端に刷版をクランプするクランププレ
−トを設けた印刷機の刷版位置決め装置において、 (1)咬え側版万力装置の万力台上面に、刷版の基準孔
に嵌入する版位置決め用基準ピンを設け、前記咬え側版
万力装置のクランププレ−トに、前記基準ピンの近傍の
刷版を押えるように形成した刷版押えプレ−トを設け、
前記基準ピンは刷版の咬え側へ向って低くなるように傾
斜して形成していることにある。
【0008】(2)咬え側版万力装置の万力台上面(ク
ランププレ−ト下面)に、刷版の基準孔に嵌入すると共
に前記万力台上面(クランププレ−ト下面)に対して出
没可能な版位置決め用基準ピンを設け、該基準ピンが挿
入可能な凹部を設け、前記基準ピンは刷版の咬え側へ向
って低くなるように傾斜して形成していることにある。
【0009】(3)咬え側版万力装置のクランププレ−
ト下面に、刷版の基準孔に嵌入する版位置決め用基準ピ
ンを設け、前記咬え側版万力装置の万力台に、前記基準
ピンの近傍の刷版を押えるように形成した刷版押えプレ
−トを設け、前記基準ピンは刷版の咬え側へ向って低く
なるように傾斜して形成していることにある。
【0010】(4)咬え側版万力装置のクランププレ−
ト(万力台)に、該クランププレ−ト(万力台)の刷版
挿入側から万力台上面(クランププレ−ト下面)のクラ
ンプ軸側に向って伸びた刷版押えプレ−トを設け、該刷
版押えプレ−トの万力台側(クランププレ−ト側)に刷
版の基準孔に嵌入する版位置決め用基準ピンを設け、該
基準ピンは刷版の咬え側へ向って低くなるように傾斜し
て形成していることにある。
【0011】
【作用】本発明装置を使って版胴に刷版を装着する場
合、基準ピンが設けられている部材(万力台,クランプ
プレ−ト,刷版押えプレ−ト)と基準ピンの対向側部材
(万力台,クランププレ−ト,刷版押えプレ−ト)との
間に刷版の先端部を差し込んで、刷版の基準孔を基準ピ
ンに合わせて入れる。該基準孔が基準ピンに嵌入できれ
ば、前記基準ピンの対向側部材が刷版の押え部材となる
ので、容易に刷版が基準孔から抜け出ることはない。刷
版が版胴に対して位置決めできれば、版胴を回転させて
刷版を版胴に装着する。その際、前以て刷版の周面に両
面接着テ−プ又はのり等の接着剤を設けておく必要があ
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明に使用される印刷機について図
1,図2により詳細に説明する。図中1は版胴で、該版
胴1には、胴の全長にわたって版の咬え側と尻側の版万
力装置3,4を収納する切欠部2が設けられている。該
切欠部2内には、その全長より僅かに短く断面略矩形に
形成された万力台5,5′が収納されている。該万力台
5,5′の下端部には、切欠部2の底部にボルト7で固
定された係合片6に嵌合する蟻溝が形成されている。従
って、万力台5,5′は係合片6を介して切欠部2の底
面からの浮き上がりが規制されている。
【0013】8,9は万力台5,5′を版胴1に対して
位置決めするボルトで、万力台5,5′の長手方向に複
数箇設けられている。10は万力台5,5′の対向する
側壁に設けられた孔に挿入した圧縮バネで、万力台5,
5′を前記切欠部2の壁面へ近づける方向に付勢してい
る。12,13は万力台5,5′を版胴の長手方向にほ
ぼ4等分する長さに形成されたクランププレ−トで、夫
々のクランププレ−ト12,13には、球面凹座を有す
るボルト孔14が夫々2ケ所づつ穿設されている。
【0014】前記万力台5,5′には前記ボルト孔14
に対応するようにネジ孔が形成されており、クランププ
レ−ト12,13を万力台5,5′に球面ボルト15に
よって保持する。また、万力台5,5′の反クランプ側
には、全長にわたって断面略半円形の溝16が形成さ
れ、その溝16にクランプ軸17が軸支されている。該
クランプ軸17には、断面L字状の切欠部18が形成さ
れており、クランプ軸17を回転させることにより、前
記切欠部18にクランププレ−ト12,13の端縁部が
係合するようになっている。従って、クランププレ−ト
12,13は球面ボルト15と球面凹座とにより軸支さ
れ揺動できるようになっている。
【0015】一方、尻側万力台5′のクランプ側端面と
前記切欠部2の側面との間には、版胴1の全長にわたっ
て偏心軸19が設けられており、その偏心軸19を回転
させることにより、尻側の版万力装置4は咬え側の版万
力装置3側に摺動できるようになっている。従って、版
万力装置3によってPS版或いは樹脂版等の刷版の一端
を咬えた後、版胴1の周囲に巻回して他端を尻側の版万
力装置4によって固定することにより版胴に刷版を装着
する通常の操作も可能になっている。上記の構成は従来
の版胴装置と同様である。33は両面接着テ−プ又はの
り等の接着剤で、版胴1の周面に設けられており、刷版
20を版胴1に装着する際に、刷版を保持する役目をす
る。34は尻側のクランププレ−ト13に設けられた版
尻押えプレ−トで、該押えプレ−ト34は厚めの刷版を
装着した際に刷版の尻側が浮き上がるのを防止する。
【0016】本発明はこのような構成された版胴1のク
ランププレ−ト12と万力台5との間で、PS版或いは
樹脂版等の刷版20に設けた基準孔20aに対応する位
置に、版位置決め用の基準ピン21,26,31が介在
するように設けられている。まず、本発明装置の第1実
施例について図3〜図6を参照して説明する。該基準ピ
ン21は万力台5の上面に穿設された孔22に嵌入して
設けられており、上端に刷版20の基準孔20aとほぼ
等しい外径を有する頭部21aを有している。該頭部2
1aは刷版20の咬え側へ向って低くなるように、版胴
1の長手方向から見て楔状に形成されている。なお、本
実施例では基準ピン21は、万力台5の両側に夫々1箇
所づつ設けられているが、基準ピン21はこれに限定さ
れることなく適宜数選択して設ければ良い。
【0017】23は刷版20の端部の浮き上がりを防ぐ
ために、ほぼL字状に折り曲げられた刷版押えプレ−ト
で、一端がクランププレ−ト12の刷版挿入側上面にボ
ルトによって固定され、他端が基準ピン21の近傍の刷
版20を押えるようにクランププレ−ト12と万力台5
との間に挿入されている。即ち、刷版押えプレ−ト23
の一端側は、クランププレ−ト12の刷版挿入側の形状
に略合わせて折り曲げられ、他端側はクランププレ−ト
12の刷版挿入側から万力台5のクランプ軸17側に向
って一線状又は湾曲状に形成されている。そして、刷版
押えプレ−ト23の基準ピン21と対向する位置には、
図5に示す如く基準ピン21の頭部21aより大きなU
字状の切欠部24又は孔が設けられ、押えプレ−ト23
が基準ピン21に覆い被さる際に該基準ピン21の邪魔
にならないようになっている。
【0018】なお、押えプレ−ト23の全長はクランプ
プレ−ト12の調整範囲に合わせて決定すれば良く、実
施例ではクランププレ−ト2枚分の長さとしている。ま
た、刷版20を万力台5と刷版押えプレ−ト23との間
より挿入して基準ピン21に刷版20の基準孔20aを
嵌め込む場合、刷版20の基準孔20aと基準ピン21
とのズレを確認しながら嵌入できるようにするために、
図4に示す如く、クランププレ−ト12の基準ピン21
対向位置にU字状の切欠部25を形成してもよい。この
際、図6に示す如く刷版押えプレ−ト23にも同様の切
欠部を設ける必要があることは言うまでもない。
【0019】また、前記実施例の基準ピン21は、頭部
21aを有する頭付ピンについて例示したがこれに限定
されることなく、前記基準ピン21の頭部21aに代え
断面L字状の部材をボルト等により取付けるようにして
も良いし、円柱状のピンの頭部に傾斜部を形成したもの
でも良い。
【0020】次に、本発明装置の第2実施例について図
7を参照して説明する。この実施例の基準ピン26も、
万力台5の上面に設けられている。該基準ピン26の頭
部26bは、基準ピン26の本体部26aの外径よりや
や小径で前記刷版20の基準孔20aとほぼ等しい外径
を有しており、版胴1の長手方向から視て楔状に形成さ
れている。即ち、前記頭部26bの傾斜部は刷版の咬え
込み側へ向って低くなるように形成されている。
【0021】万力台5には、基準ピン26を嵌入するた
めの孔27が穿設され、その孔27の首部27bは、前
記基準ピン26の頭部26bの外径とほぼ等しく形成さ
れている。また、基準ピン26の頭部26bをクランプ
プレ−ト上面に進退させるためのばね28が、基準ピン
26の底部に当接するように孔27の胴部27aに収納
されている。なお、ばね28のばね定数は、前記刷版2
0を万力台5とクランププレ−ト12との間に差し込む
際に、基準ピン26を孔27内に押し込もうとする力よ
りも小さく設定されている。
【0022】クランププレ−ト12の基準ピン26と対
向する位置には、基準ピン26の頭部26aよりも大き
な凹部29が設けられており、前記基準ピン26が挿入
可能となっている。前記凹部29は、図7に示すような
孔でも良いし、U字状の切欠部でも良い。U字状の切欠
部にすれば、刷版20を万力台5とクランププレ−ト1
2との間より挿入して基準ピン26に刷版20の基準孔
20aを嵌め込む場合、刷版20の基準孔20aと基準
ピン26とのズレを確認しながら基準ピン26に基準孔
20aを嵌入できる。
【0023】次に、本発明装置の第3実施例について図
8を参照して説明する。この実施例は第1実施例とは逆
に、基準ピン21がクランププレ−ト12に設けられ、
刷版押えプレ−ト23が万力台5に設けられている。な
お、万力台5の基準ピン21と対向する位置には、基準
ピン21の頭部21aよりも大きな凹部30が設けられ
ており、前記基準ピン21が挿入可能となっている。次
に、本発明装置の第4実施例について図9を参照して説
明する。この実施例は第2実施例とは逆に、基準ピン2
6がクランププレ−ト12に設けられ、凹部29が万力
台5に設けられている。
【0024】次に、本発明装置の第5実施例について図
10を参照して説明する。この実施例の基準ピン31
は、刷版押えプレ−ト32に設けられている。刷版押え
プレ−ト32は略L字状に折り曲げられて形成され、一
端がクランププレ−ト12の刷版挿入側上面にボルトに
よって固定され、他端が万力台5の上面のクランプ軸1
7側に向って伸びている。該押えプレ−ト32の下面に
は、刷版20の基準孔20aに対応する位置に、版位置
決め用の基準ピン31が設けられている。
【0025】基準ピン31は、刷版20の基準孔20a
とほぼ等しい外径を有しており、版胴1の長手方向から
視て楔状に形成され、かつ、該基準ピン31が刷版の咬
え込み側へ向って低くなるように形成されている。万力
台5の上面には、基準ピン31と対向する位置に凹部3
0が設けられ、該凹部30は基準ピン31が挿入できる
程度に形成されている。次に、本発明装置の第6実施例
について図11を参照して説明する。この実施例は第5
実施例とは逆に、押えプレ−ト32が万力台5に設けら
れ、凹部29がクランププレ−ト12に設けられてい
る。
【0026】次に、本発明の第1(第3)実施例の刷版
取付装置による刷版20を版胴1に装着する動作につい
て説明する。まず、版胴1に両面接着テ−プ33が貼り
付けられていなければ、両面接着テ−プ33を版胴1に
貼り付ける。なお、両面接着テ−プ33の厚みは、通常
の版下材と同程度のものが利用される。版胴1に両面接
着テ−プ33が貼り付けられた状態において、刷版20
の基準孔20aがあいている側の端部を、刷版押えプレ
−ト23と万力台5(クランププレ−ト12)との間に
差し込み、刷版20の基準孔20aを基準ピン21に合
わせ入れる。
【0027】その際、刷版20の先端部が押えプレ−ト
23と基準ピン21の傾斜部との間を通過するときに、
刷版20の先端部が該傾斜部に沿って押し上げ(押し下
げ)られ、それによって押えプレ−ト23も押し上げ
(押し下げ)られる。その後、刷版20の基準孔20a
を基準ピン21の真上にもってくると、押えプレ−ト2
3の押し下げ力(押し上げ力)により、基準孔20aが
基準ピン21に嵌り込み、刷版20の正確な位置決めを
行う。刷版20の先端部の位置決めができれば、版胴1
を回転させて刷版20を版胴1の周面に沿わせて装着す
る。厚めの刷版20の場合は、版尻を版尻押えプレ−ト
34により支持する。
【0028】刷版20を版胴1から取り外す場合は、刷
版20の終端を版胴1から外して版胴1を回転させ、そ
の後、刷版20の先端側を持って、該先端側を更にクラ
ンプ軸側に押し込んで刷版20の基準孔20aを基準ピ
ン21から外し、その後、刷版20を横方向に移動させ
ながら手前に引張ってやれば容易に取り外すことができ
る。
【0029】次に、本発明の第2,第4,第5,第6実
施例の刷版取付装置による刷版20を版胴1に装着する
動作について説明する。なお、第2,第4,第5,第6
実施例と第1(第3)実施例とは、基準ピン,押えプレ
−ト等の取り付け位置が違うだけで装着動作に大きさ違
いはないので、その違いについてのみ説明する。
【0030】第2(第4)実施例の場合、刷版20の先
端部を万力台5とクランププレ−ト12(万力台5)と
の間に差し込み、刷版20の基準孔20aを基準ピン2
6に合わせ入れる。その際、刷版20の先端が基準ピン
26の傾斜部とクランププレ−ト12(万力台5)との
間を通過するときに、刷版20により基準ピン26がク
ランププレ−ト12(万力台5)の孔27に押し込ま
れ、その後、刷版20の基準孔20aを基準ピン26の
真上にもってくると、ばね28により基準孔20aが基
準ピン26に嵌り込み、刷版20の正確な位置決めを行
う。
【0031】第5(第6)実施例の場合、刷版20の先
端部を刷版押えプレ−ト32と万力台5(クランププレ
−ト12)との間に差し込み、刷版20の基準孔20a
を基準ピン31に合わせ入れる。その際、刷版20の先
端が基準ピン31の傾斜部と万力台5(クランププレ−
ト12)との間を通過するときに、刷版20により基準
ピン31及び押えプレ−ト32が押し上げ(押し下げ)
られる。その後、刷版20の基準孔20aを基準ピン3
1の真上にもってくると、押えプレ−ト32の押し下げ
力(押し上げ力)により基準孔20aが基準ピン21に
嵌り込み刷版20の正確な位置決めを行う。
【0032】なお、多色印刷機において夫々の版胴に装
着されている刷版の位置を調整する場合は、見当ひねり
調整装置付オフセット印刷機(例えば、特願平1−37
750号参照)の様な版胴自体をひねることが可能な印
刷機を使用する必要がある。
【0033】
【発明の効果】本発明装置では、基準ピンが設けられて
いる部材(万力台,クランププレ−ト,刷版押えプレ−
ト)と基準ピンの対向側部材(万力台,クランププレ−
ト,刷版押えプレ−ト)との間に刷版の先端部を差し込
んで、刷版の基準孔を基準ピンに合わせ入れさえすれ
ば、刷版を版胴に容易に位置決めすることができる。そ
して、一度基準孔が基準ピンに嵌入できれば、基準ピン
の対向側部材によって容易に刷版が基準ピンから抜け出
ることはない。そして、基準ピンが刷版の咬え側に向っ
て低くなるように傾斜して形成しているので、刷版の基
準孔を容易に基準ピンに合わせ入れることができる。
【0034】また、第2,第4実施例では、押えプレ−
トが不要であるため、そのままの状態で従来の様に刷版
を万力装置でクランプすることができる。また、第1,
第3,第5,第6実施例でも刷版押えプレ−トをクラン
ププレ−ト又は万力台から取り外せば、従来の様に刷版
を万力装置でクランプすることができる。更に、第5,
第6実施例では、基準ピンが押えプレ−トに設けられて
いるので、色々のサイズの基準ピンを取り付けた押えプ
レ−ト又は基準ピンの取り付け位置が異なる押えプレ−
トを容易しておけば、どのような刷版でも位置決めする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置を装着したオフセット印刷機の版胴
の平面図である。
【図2】図1のII線に沿う拡大断面図である。
【図3】図2のA部拡大図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】刷版押えプレ−トの斜視図である。
【図6】刷版押えプレ−トの斜視図である。
【図7】本発明装置の第2実施例を示した図である。
【図8】本発明装置の第3実施例を示した図である。
【図9】本発明装置の第4実施例を示した図である。
【図10】本発明装置の第5実施例を示した図である。
【図11】本発明装置の第6実施例を示した図である。
【図12】従来の印刷機の万力装置の断面図である。
【符号の説明】
1 版胴 2 切欠部 3,4 版万力装置 5,5′万力台 12,13 クランププレ−ト 17 クランプ軸 20 刷版 20a 基準孔 21,26,31 基準ピン 23,32 刷版押えプレ−ト 29,30 凹部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 版胴の長手方向に沿って形成した切欠部
    に版万力装置を収納し、該版万力装置の上端に刷版をク
    ランプするクランププレ−トを設けた印刷機の刷版位置
    決め装置において、咬え側版万力装置の万力台上面に、
    刷版の基準孔に嵌入する版位置決め用基準ピンを設け、
    前記咬え側版万力装置のクランププレ−トに、前記基準
    ピンの近傍の刷版を押えるように形成した刷版押えプレ
    −トを設け、前記基準ピンは刷版の咬え側へ向って低く
    なるように傾斜して形成していることを特徴とする印刷
    機の刷版取付装置。
  2. 【請求項2】 版胴の長手方向に沿って形成した切欠部
    に版万力装置を収納し、該版万力装置の上端に刷版をク
    ランプするクランププレ−トを設けた印刷機の刷版位置
    決め装置において、咬え側版万力装置の万力台上面に、
    刷版の基準孔に嵌入すると共に前記万力台上面に対して
    出没可能な版位置決め用基準ピンを設け、該基準ピンは
    刷版の咬え側へ向って低くなるように傾斜して形成して
    いることを特徴とする印刷機の刷版取付装置。
  3. 【請求項3】 版胴の長手方向に沿って形成した切欠部
    に版万力装置を収納し、該版万力装置の上端に刷版をク
    ランプするクランププレ−トを設けた印刷機の刷版位置
    決め装置において、咬え側版万力装置のクランププレ−
    ト下面に、刷版の基準孔に嵌入する版位置決め用基準ピ
    ンを設け、前記咬え側版万力装置の万力台に、前記基準
    ピンの近傍の刷版を押えるように形成した刷版押えプレ
    −トを設け、前記基準ピンは刷版の咬え側へ向って低く
    なるように傾斜して形成していることを特徴とする印刷
    機の刷版取付装置。
  4. 【請求項4】 版胴の長手方向に沿って形成した切欠部
    に版万力装置を収納し、該版万力装置の上端に刷版をク
    ランプするクランププレ−トを設けた印刷機の刷版位置
    決め装置において、咬え側版万力装置のクランププレ−
    ト下面に、刷版の基準孔に嵌入すると共に前記クランプ
    プレ−ト下面に対して出没可能な版位置決め用基準ピン
    を設け、該基準ピンは刷版の咬え側へ向って低くなるよ
    うに傾斜して形成していることを特徴とする印刷機の刷
    版取付装置。
  5. 【請求項5】 版胴の長手方向に沿って形成した切欠部
    に版万力装置を収納し、該版万力装置の上端に刷版をク
    ランプするクランププレ−トを設けた印刷機の刷版位置
    決め装置において、咬え側版万力装置のクランププレ−
    トに、該クランププレ−トの刷版挿入側から万力台上面
    のクランプ軸側に向って伸びた刷版押えプレ−トを設
    け、該刷版押えプレ−トの万力台側に刷版の基準孔に嵌
    入する版位置決め用基準ピンを設け、該基準ピンは刷版
    の咬え側へ向って低くなるように傾斜して形成している
    ことを特徴とする印刷機の刷版取付装置。
  6. 【請求項6】 版胴の長手方向に沿って形成した切欠部
    に版万力装置を収納し、該版万力装置の上端に刷版をク
    ランプするクランププレ−トを設けた印刷機の刷版位置
    決め装置において、咬え側版万力装置の万力台に、該万
    力台の刷版挿入側からクランププレ−ト下面のクランプ
    軸側に向って伸びた刷版押えプレ−トを設け、該刷版押
    えプレ−トのクランププレ−ト側に刷版の基準孔に嵌入
    する版位置決め用基準ピンを設け、該基準ピンは刷版の
    咬え側へ向って低くなるように傾斜して形成しているこ
    とを特徴とする印刷機の刷版取付装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000168049A (ja) * 1998-09-28 2000-06-20 Fuji Photo Film Co Ltd 版材装着方法および版材装着装置
WO2000056549A1 (fr) * 1999-03-24 2000-09-28 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. Dispositif de montage de plaque-machine d'une machine d'imprimerie
DE19946181B4 (de) * 1998-09-21 2005-10-06 Ryobi Ltd., Fuchu Vorrichtung zum lagerichtigen Positionieren einer Druckplatte auf einem Plattenzylinder einer Druckmaschine
JP2010036450A (ja) * 2008-08-05 2010-02-18 Akiyama International Kk 枚葉印刷機の版万力装置

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