JP2961654B2 - 印刷機の刷版取付装置 - Google Patents

印刷機の刷版取付装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷機特にオフセッ
ト印刷機の版胴に、刷版を装着するための刷版取付装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】オフセット印刷機の版胴へ装着される印
刷用の刷版としては、一般にアルミ製のPS版(Presen
sitized Plate )紙版或いは樹脂版等が知られている。
このうち、PS版や樹脂版は版の厚さが厚いため多量の
印刷枚数を印刷することができる反面、紙版に比べて高
価であると共に、版胴への着脱も万力によって咬えて版
胴にクランプしなければならず、着脱作業もめんどうで
あった。この為、近年印刷部数が少ない場合には紙版
や、薄手のPS版等が用いられているが、これらの薄手
の刷版は従来のPS版や樹脂版に比べて腰が弱いため版
胴に直接装着することができない。また、仮に版胴に直
接装着したとしても、版胴に装着後の位置調整などで皺
が発生する恐れがあった。
【0003】そこで、従来紙版等の薄手の刷版を使用す
る場合、図11,図12に示す如く、版胴50の咬え側
万力51の上面に紙版等の薄手の刷版52を取付けする
版取付プレ−ト53を設け、予め版胴50に装着された
PS版等の通常の厚い版を台版54(この台版は使用後
不要となった版を用いても良い)とし、これを支持体と
してその周面に台版よりも薄手の刷版52を前記版取付
プレ−ト53に引掛けて装着していた。そして、版胴5
0に対して薄手の刷版52の位置を調整をする場合は、
前記通常の版と同様な厚さを有する台版54を移動さ
せ、薄手の刷版52を台版54と一体的に移動させるよ
うになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の版取付プレ−ト
53は、紙版等の薄手の刷版52を版胴50に装着する
場合、刷版52の孔52′を版取付プレ−ト53に設け
た多数のフック53′に引掛けるようになっているの
で、版の幅が広いと引掛け難いと共に、引掛作業中に版
が波打ちを起すと、一旦引掛けたフック53′から外れ
ることも多く版の取付け作業に多くの時間を費やしてい
た。しかも、フック53は咬え側万力51に咬えて固定
しているため紙版や薄手のPS版を使用しないで通常の
PS版を使用する場合には万力台5とクランププレ−ト
13の間の隙間を球面ボルト15により調整する必要が
あり非常に繁雑である。
【0005】従って、従来の薄手の刷版を用いた小ロッ
ト印刷では、実際の印刷時間より刷版の交換時間の方が
長くなる等、作業能率を著しく低下させる結果となって
いる。本発明は以上のような点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、紙版等の薄手の刷版を
版胴に対して迅速、かつ、容易に、しかも、正確に装着
することのできる印刷機の刷版取付装置を提供するもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における印刷機の刷版取付装置は、版胴の長
手方向に沿って形成した切欠部に版万力装置を収納し、
該版万力装置の上端に刷版をクランプするクランププレ
−トを設けた印刷機の刷版位置決め装置において、咬え
側版万力装置及び尻側版万力装置によりクランプされ、
前記版胴に装着された台版と、前記咬え側版万力装置の
クランププレ−ト上面より突出し刷版の基準孔に嵌入す
る版位置決め用突起片と、該突起片を覆うように形成し
た版押えプレ−トを前記咬え側版万力装置のクランププ
レ−ト上面に設けることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施形態を図1
乃至図10により詳細に説明する。図中1は版胴で、該
版胴1には、胴の全長にわたって版の咬え側と尻側との
版万力装置3,4を収納する切欠部2が設けられてい
る。該切欠部2内には、その全長より僅かに短く断面略
矩形に形成された万力台5,5が収納されている。該万
力台5,5の下端部には、図6に示す如く前記切欠部2
の底部にボルト7で固定された係合片6に嵌合する蟻溝
が形成されている。従って、万力台5,5は係合片6を
介して切欠部2の底面から浮き上がりを規制されてい
る。
【0008】8,9は万力台5,5を版胴1に対して位
置決めするボルトで、万力台5,5の長手方向に複数箇
設けられている。10は万力台5,5の対向する孔11
に挿入した圧縮バネで、万力台5,5を前記切欠部2の
壁面へ近づける方向に付勢している。12,13は万力
台5,5を版胴の長手方向にほぼ4等分する長さに形成
されたクランププレ−トで、夫々のクランププレ−ト1
2,13には、球面凹座を有するボルト孔14が夫々2
ヶ所づつ穿設されている。前記万力台5,5には前記ボ
ルト孔14に対応するようにネジ孔が形成されており、
クランププレ−ト12,13を万力台5,5に球面ボル
ト15によって保持する。また、万力台5,5の反クラ
ンプ側には、全長にわたって断面略半円形の溝16が形
成され、その溝16にクランプ軸17が軸支されてい
る。
【0009】クランプ軸17には、断面L字状の切欠部
18が形成されており、クランプ軸17を回転させるこ
とにより、前記切欠部18にクランププレ−ト12,1
3の端縁部が係合するようになっている。従って、クラ
ンププレ−ト12,13は球面ボルト15と球面凹座と
により軸支され揺動できるようになっている。一方、尻
側万力台5のクランプ側端面と前記切欠部2の側面との
間には、版胴1の全長にわたって偏心軸19が設けられ
ており、その偏心軸19を回転させることにより、尻側
の版万力装置4は咬え側の版万力装置3側に摺動できる
ようになっている。従って、版万力装置3によって通常
の厚さを有するPS版或いは樹脂版等の一端を咬えた
後、版胴1の周囲に巻回して他端を尻側の版万力装置4
によって固定するようになっている。
【0010】上記の構成は従来の版胴装置と同様であ
る。本発明はこのように構成された版胴1のクランププ
レ−ト12の上面側に、紙版或いは厚さ0.15mm〜0.20mm
程度のPS版等の薄手の刷版20に設けた基準孔20a
に対応する位置に、版位置決め用の係合突起片21(以
下基準ピンと称することとする)を設けている。該基準
ピン21の頭部21′は、前記薄手の刷版20の基準孔
20aとほぼ等しい外径を有しており、版胴1の長手方
向から視て楔状に形成されている。即ち、該頭部21′
は刷版の咬え込み側へ向って低くなるように傾斜して形
成されている。なお、本実施形態では基準ピン21は、
版胴1の両面のクランププレ−ト12に夫々3箇所づつ
設けられているが、該基準ピン21はこれに限定される
ことなく適宜数選択して設ければ良いことは言うまでも
ない。
【0011】22は前記薄手の刷版20の版端の浮き上
がりを防ぐための押えプレ−トで、ほぼヘの字状に折り
曲げて形成されており、クランププレ−ト12の上面に
基準ピン21を覆うように反クランプ側端部をボルト2
4によって固定されている。即ち、押えプレ−ト22の
一辺側は、前記基準ピン21の頭部21′形状(楔形)
に略合わせた角度に折曲げられており、かつ、クランプ
側端部は、薄手の刷版20を挿入しやすいように上方に
折り曲げられている。そして、前記押えプレ−ト22の
基準ピン21と対向する面には基準ピン21の頭部2
1′より大きい孔23が設けられており、薄手の刷版2
0の他端をクランププレ−ト12と押えプレ−ト22と
の間に挿入して基準ピン21と薄手の刷版20の基準孔
20aを嵌合させる場合、前記押えプレ−ト22に設け
た孔23を通して薄手の刷版20の基準孔20aと基準
ピン21との相対位置を確認しながら基準ピン21に基
準孔を嵌入できるようにしている。なお、押えプレ−ト
22の全長はクランププレ−ト12の調整範囲に合わせ
て決定すれば良く、本実施形態ではクランププレ−ト2
枚分の長さとしている。また、本実施形態の基準ピン2
1は、頭部21′を有する頭付ピンについて例示したが
これに限定されることなく、図9に示す如く基準ピン2
1の頭部21′に代え断面L字状の部材21a′をボル
ト等により取付けるようにしても良いし、図10に示す
如く円柱状のピン21bとしても良い。また、押えプレ
−ト22に孔23を設けているが、これは基準ピン2
1,21a,21bが目で確認できるようなものであれ
ばどのような形状をしても良し、押えプレ−ト22を透
明状のもの(プラスチック等)で製作すれば前記孔23
は必ずしも設けなくても良い。
【0012】次に、本発明の刷版取付装置による紙版等
の薄手の刷版の装着動作を説明する。先ず、版胴1にベ
−スとなる台版25若しくはこれに変わるPS板等、通
常の厚さを有する版を咬え側版万力装置3と尻側の版万
力装置4とにより装着する。従って、予めPS版等の通
常の厚さを有する版が版胴1に装着されていて、これを
台版25として兼用できるのであれば新たに台版を装着
する必要はない。版胴1に台版25を装着した後、図3
に示す如く紙版等の薄手の刷版20を該版20の基準孔
20aがあいている側の端部を、クランププレ−ト12
の上面と押えプレ−ト22の先端下面との間から矢印a
方向に差し込み、薄手の刷版20の基準孔20aを基準
ピン21に合わせ入れる。
【0013】その際、基準ピン21の頭部21′形状
が、刷版20の挿入側へ向って薄くなるように楔状に形
成されているので、挿入がスム−ズに行われ、しかも、
押えプレ−ト22に設けた孔23により薄手の刷版20
の基準孔20aと基準ピン21との相対位置を目で確認
しながら挿入することができる。薄手の刷版20の基準
孔20aが基準ピン21に挿入されれば、該刷版20を
予め、水,油或いは糊等を全面に塗布したり、又は両面
接着テ−プを貼り付けた台版板25に沿わせて版胴1に
装着し、台版25に貼り付ける。このようにして、薄手
の刷版20は台版25を介して版胴1に装着される。も
し、薄手の刷版20と版胴1との位置を調整する場合
は、台版25をクランプしている咬え側,尻側の版万力
装置3,4の位置を調整することにより行うことができ
る。そして、紙版等の薄手の刷版20を版胴1から取り
外す場合には、該刷版の終端を版胴1から外し、該端部
を持って版胴1から遠ざかる方向に引張ってやれば刷版
20は基準ピン21から容易に取外すことができる。
【0014】
【発明の効果】以上詳述した如くこの発明によれば、紙
版等の薄手の刷版の端部をクランププレ−トと押えプレ
−トとの間に差し込み刷版に設けた基準孔を基準ピンに
嵌入すれば、基準孔は基準ピンに容易かつ正確に嵌合で
きる。しかも、薄手の刷版と版胴との位置を調整する場
合は、台版をクランプしている咬え側,尻側の版万力装
置の位置を調整することにより行うことができる。ま
た、薄手の刷版の一端部に設けた基準孔が基準ピンに挿
入されると押えプレ−トにより押圧して保持するので、
一旦挿入後、刷版が基準ピンから外れたり、浮き上がる
こともない等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るオフセット印刷機の版胴の平面図
である。
【図2】図1のII線の沿う拡大断面図である。
【図3】図2のA部拡大図である。
【図4】押えプレ−ト22の一部平面図である。
【図5】図4の側断面図である。
【図6】図1のVI線に沿う断面図である。
【図7】図1のVII 〜VII 線に沿う断面図である。
【図8】図1のVIII線に沿う断面図である。
【図9】基準ピンの別の実施形態例である。
【図10】基準ピンの別の実施形態例である。
【図11】従来の紙版取付プレ−トの斜視図である。
【図12】紙版取付プレ−トを版胴に装着した図であ
る。
【符号の説明】
1 版胴 2 切欠部 3,4 版万力装置 12,13 クランププレ−ト 20 刷版 20a基準孔 21 基準ピン 22 押えプレ−ト

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 版胴の長手方向に沿って形成した切欠部
    に版万力装置を収納し、該版万力装置の上端に刷版をク
    ランプするクランププレ−トを設けた印刷機の刷版位置
    決め装置において、咬え側版万力装置及び尻側版万力装
    置によりクランプされ、前記版胴に装着された台版と、
    前記咬え側版万力装置のクランププレ−ト上面より突出
    し刷版の基準孔に嵌入する版位置決め用突起片と、該突
    起片を覆うように形成した版押えプレ−トを前記咬え側
    版万力装置のクランププレ−ト上面に設けることを特徴
    とする印刷機の刷版取付装置。
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