JP3238025B2 - 印刷機のクランプ - Google Patents

印刷機のクランプ

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JP3238025B2
JP3238025B2 JP29304594A JP29304594A JP3238025B2 JP 3238025 B2 JP3238025 B2 JP 3238025B2 JP 29304594 A JP29304594 A JP 29304594A JP 29304594 A JP29304594 A JP 29304594A JP 3238025 B2 JP3238025 B2 JP 3238025B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、刷版を印刷機の版胴に
装着するためのクランプに関し、特に紙やプラスチック
フィルムを支持体とした刷版を装着するためのクランプ
に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷用の刷版として、アルミ板を用いた
PS版、紙を用いた紙版、プラスチックフィルムを用い
たフィルム版等があり、印刷の目的に応じて各々使い分
けられている。
【0003】PS版は紙版に比べて10倍近くの印刷枚
数を印刷することができるが、高価であるため、近年印
刷部数が少ない軽印刷の分野では、紙版やフィルム版が
広く用いられている。
【0004】紙版やフィルム版はPS版に比べて腰や強
度が弱く、PS版のように直接版胴に装着することがで
きない。また、仮に直接版胴に装着したとしても、版胴
装着後の刷版位置調整等で紙版やフィルム版はしわが発
生しやすく実用的ではなかった。
【0005】そこで、これらの問題を解決するために、
紙版やフィルム版を直接版胴に装着せず、あらかじめP
S版等の版胴仕立を装着しておき、その上に紙版やフィ
ルム版を装着し、版胴仕立を移動させることによって刷
版の位置調整を可能にする方法が用いられている。
【0006】この方法として、版胴仕立が装着されたく
わえ側クランプの上刃に、刷版位置決めピン(以降、位
置決めピンと称す)と刷版押えプレートを設ける装置が
知られており、実開平1−175819号公報に詳細に
開示されている。
【0007】図4は前記実開平1−175819号公報
に関する印刷機の版胴の部分断面図であり、その主要構
成は本発明が対象とする印刷機とほぼ同一である。版胴
7の切欠き部にはくわえ側クランプ31とくわえ尻側ク
ランプ32が収納されており、クランプは各々上刃3、
23、下刃4、24及びカム5、25を主要構成部分と
している。上刃はカムを回転させることによって、開閉
する機構になっている。
【0008】前記したように、紙版やフィルム版のよう
に腰や強度の弱い刷版1は、直接版胴7に装着すること
ができないため、あらかじめPS版等で構成された版胴
仕立6をくわえ側と尻側の両クランプにくわえさせ版胴
7に装着しておき、刷版の位置合わせ基準として、くわ
え側クランプ上刃3に固定するように設けられた位置決
めピン2に刷版1のピン孔を挿入して、版胴仕立6に貼
付けられていた。
【0009】前記刷版装着作業において、クランプ上刃
に設けられた位置決めピンに刷版のピン孔を係合させて
挿入する時、または挿入した後版胴仕立に貼付ける時、
刷版が位置決めピンから浮き上がり、外れるという問題
があり、前記実開公報に記載のように刷版押えプレート
8が設けられていた。
【0010】一方、近年、走査型露光方式による銀錯塩
拡散転写法を利用したダイレクト刷版が普及してきてい
る。この刷版は出力機との関係で、厚みが100μ程度
の紙やフィルムを支持体としており、従来の紙版やフィ
ルム版に比べてもかなり腰や強度が弱くなっている。
【0011】従来の比較的厚い紙版やフィルム版はもと
より、更に薄手の刷版において、前記実開公報に記載の
刷版押えプレートを設けたクランプは刷版を迅速かつス
ムーズに挿入することができず、改良が望まれていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、紙版
やフィルム版のように腰や強度の弱い刷版を迅速かつス
ムーズに装着することができ、また装着した刷版の浮き
上がりを防止するクランプを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、ク
ランプの上刃上面に位置決めピンを有するクランプであ
って、該クランプの上刃上面に回転自在なころを該位置
決めピンに対し版胴側の位置に設けたことを特徴とする
印刷機のクランプによって達成された。
【0014】本発明は、紙版やフィルム版のような腰や
強度の弱い刷版を、クランプの上刃上面の位置決めピン
に迅速かつスムーズに装着でき、更に刷版の浮き上がり
を防止するためになされたものであり、前記した従来の
刷版押えプレートに替えて、回転自在なころを設けたこ
とに特徴を有する。すなわち、ころが刷版挿入時のガイ
ドの役目を果たし、薄手の刷版でもスムーズな挿入を可
能にする。また、刷版を挿入して、刷版のピン孔を位置
決めピンに系合させた後、刷版の浮き上がりを防止する
ための押えとしての役目も果たす。
【0015】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明を詳細に説明す
る。図1は本発明のクランプ部のの側面図であり、図2
はころが設置された部分の上面図である。クランプの上
刃3の上面には位置決めピン2があり、位置決めピン2
より版胴7側に、ころ11がアーム12によってクラン
プの上刃3の上面に回転自在に支持される。アーム12
はボルト13によってクランプ上刃3に固定されてい
る。ここで、ころの形状は特に限定されないが、円筒形
や球形が好ましい。回転自在であれば断面多角形のもの
でもよい。
【0016】アーム12は、ころ11がクランプ上刃3
の上面に対し圧着するようにばね力が適度に働くように
する方が好ましく、ある程度剛度の高い材質が好まし
い。アーム12はへの字状に形成されることによって、
クランプ上刃上面にばね力が働き易くなる。ころ11を
支持する両サイドのアーム12を保持するために、ステ
ー14を設けてもよい。位置決めピン2が両サイドのア
ームのほぼ中央になるようにし、ころ11は位置決めピ
ンに対して版胴側に設ける。
【0017】位置決めピン2はクランプ上刃3の上面に
突出するように設けたものであれば、形状等は特に限定
されない。好ましくは、ピンの頭部が版胴側に傾斜して
いるものがよい。位置決めピンはクランプ上刃3に固定
されていてもよく、クランプ下刃4または版胴7に固定
されていてもよい。好ましくは、クランプ下刃に固定さ
れ、かつクランプ上刃を貫通し、上刃上面に突出するよ
うに設けたほうがよい。位置決めピンの個数は特に限定
されないが、一般的に2〜3個である。
【0018】ころは、位置決めピンが設けられた部分及
び位置決めピンと位置決めピンの間に数カ所設けること
ができる。ころの数及びころ一個の長さは印刷機の大き
さによって変わってくるが、例えば菊全サイズの場合、
約2cmの長さのころを5箇所程度に設ける。
【0019】次ぎに、本発明のクランプを用いた時の紙
版やフィルム版のように腰や強度の弱い刷版の装着方法
について説明する。図3は本発明のクランプを用いた印
刷機の部分断面図である。PS板等の版胴仕立て6をく
わえ側と尻側の両クランプ31、32にくわえさせて版
胴7に装着する。次に刷版1のピン孔をクランプ上刃3
の上面に設けられた位置決めピン2に係合させる訳であ
るが、この時刷版1の先端をころ11に沿わせて挿入す
ることによって、迅速かつ容易に位置決めピンに刷版の
ピン孔を係合することができる。更に、刷版挿入後はこ
ろが刷版の浮き上がりを防止するように働くため、版胴
仕立ての上に簡単に刷版を装着することができる。刷版
は糊や粘着テープ等によって版胴仕立てに貼付けるよう
に装着することができる。
【0020】刷版の版尻は版胴仕立ての上で止まる、所
謂ふき流しの方式をとってもよいし、または前記ころを
尻側のクランプ上刃23の上面に設けて、刷版の版尻を
固定してもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、紙版やフィルム版のよ
うに腰や強度の弱い刷版を迅速かつスムーズに装着する
ことができ、また装着した刷版の浮き上がりが防止さ
れ、版胴仕立ての上に容易に装着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様であるクランプの側面図。
【図2】図1のころ部分の上面図。
【図3】本発明のクランプを用いた印刷機の部分断面
図。
【図4】従来のクランプを用いた印刷機の部分断面図。
【符号の説明】
1 刷版 2 位置決めピン 3 くわえ側クランプの上刃 4 くわえ側クランプの下刃 11 ころ 12 アーム 13 ボルト 14 ステー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランプの上刃上面に位置決めピンを有
    するクランプであって、該クランプの上刃上面に回転自
    在なころを該位置決めピンに対し版胴側の位置に設けた
    ことを特徴とする印刷機のクランプ。
JP29304594A 1994-11-28 1994-11-28 印刷機のクランプ Expired - Fee Related JP3238025B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8322128B2 (en) 2006-02-24 2012-12-04 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Hydrogen engine using a recirculating working medium

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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