JP5111211B2 - 台車 - Google Patents

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Description

本発明は、合成樹脂で一体成形された台車本体と該台車本体の裏面の4つの角部に取着されたキャスターとからなる台車に関するものである。
本出願人は、特許文献1において、合成樹脂で一体成形された台車本体の裏面に形成されたキャスター取付部に、先端下面に係止突部が突設された弾性変形可能な1個の弾性舌片を形成し、該弾性舌片に、キャスターの座板を係止した後、台車本体の裏面に形成されたロック部材挿入空間部に、ロック部材を挿着することにより、キャスターの座板が係止された状態にある弾性舌片の上方への湾曲を防止するようにした台車を提案した。
上述したロック部材は、ロック部材挿入空間部に嵌合される嵌合アームと裏面に係止突起が形成された弾性舌片とを有しており、係止突起を、台車本体に形成されている適当なリブに係止させることにより、ロック部材が、簡単には、ロック部材挿入空間部から抜けないように構成されている。
特開2006−62429号公報
キャスターの座板を係止する弾性舌片が、従来のように、1個であると、弾性舌片によるキャスターの座板の支持が、一点支持となるので、キャスターの座板が、ガタつきやすく、従って、台車の安定した走行を実現することができないという問題があった。
また、キャスター取付部の略真上に位置する台車本体の上面に、台車を段積みした際に、上に位置する台車のキャスターが嵌合する凹部が形成されている場合には、キャスター取付部に形成された弾性舌片の上面とロック部材挿入空間部の天部との間の間隙が狭くなり、従って、この間隙に挿着されるロック部材の嵌合部を薄くしなければならず、その結果、ロック部材の強度が低下するという問題があった。
更に、ロック部材の嵌合部の厚さを厚くするために、キャスター取付部に形成された弾性舌片の上面とロック部材挿入空間部の天部との間の間隙を広くすると、台車本体の厚さを厚くしなければならず、台車本体の厚さを厚くすると、台車の段積み高さが高くなり、台車の収納スペースが増大するとともに、台車の走行が不安定になる等の問題があった。
本願の発明の目的は、上述した従来の台車が有する課題を解決することにある。
本発明は、上述した目的を達成するために、台車本体と該台車本体の裏面の角部に取り付けられるキャスターとを有する台車において、キャスターの座板の一方の相対する辺部領域が、垂直リブの下端と連結垂直リブの下端とにより形成される仮想平面と、支持ブロックの上面との間に形成された間隙に嵌入されるとともに、キャスターの座板のもう一方の辺部領域が、キャスター嵌合凹部を挟むように配置された一対の弾性舌片の係止突起と内側垂直リブとの間に配置されるように構成されており、ロック部材が、ロック部材挿入空間部の開口部に挿入され、ロック部材挿入空間部に挿着された際には、ロック部材の側部ブロック部の先端面が、連結垂直リブに当接、或いは、近接して位置するように構成されており、また、ロック部材に形成された相対する当接ブロックの底板には、先端部裏面に係止突部が突設された弾性舌片が形成されているとともに、係止突部が、ロック部材挿入空間部の開口部を構成する短側壁部の下部水平部と相対する区画垂直リブに近接して位置するように構成したものである。
台車本体と該台車本体の裏面の角部に取り付けられるキャスターとを有する台車において、係止突部を有する一対の弾性舌片が形成されたロック部材挿入空間部の底部と、該ロック部材挿入空間部に挿着されるロック部材とを有し、キャスターの座板を、一対の弾性舌片の係止突部とロック部材挿入空間部の底部を構成する所定の垂直リブとの間に、キャスターの座板の相対する端辺が、それぞれ、一対の弾性舌片の係止突部と垂直リブに、当接或いは近接するように配置した後、ロック部材挿入空間部に、ロック部材を挿着するようにしたので、従来の台車に比べて、キャスターの座板のガタつきを抑えることができ、従って、台車の走行時における騒音を低減することができるとともに、台車の安定した走行を実現することができる。
また、台車本体に形成されたロック部材挿入空間部を、キャスター嵌合凹部の下方に配置するとともに、キャスター嵌合凹部を挟むように、係止突部を有する一対の弾性舌片を配置したので、弾性舌片の上面とロック部材挿入空間部の天部との間の間隙を、狭くすることなく、所望の間隔とすることができ、従って、この間隙に挿着されるロック部材の嵌合部を薄くする必要がなく、よって、ロック部材の強度の低下を防止することができる。
先ず最初に、図1〜図3及び図7を用いて、台車Dについて概説する。
台車Dは、平面形状が、略方形状の台車本体D’と、台車本体D’の裏面の4つの角部付近に、取り外し可能に取り付けられたキャスターCとから構成されている。キャスターCは、図3に示されているように、方形状の座板c1と車輪c2とキャスター軸c3とを有している。
台車本体D’は、平面形状が略方形状の載置板1と載置板1の上面の3辺に沿って形成された、平面形が略コの字状で、載置板1を、裏面から上方に向かって膨出させることにより形成された土手部2とを有しており、土手部2は、相対する長辺側土手部2aと長辺側土手部2aの一方の端部を連結する短辺側土手部2bとから構成されている。
また、長辺側土手部2aの両端部付近に位置する載置板1を、上面から下方に凹ますことにより、長辺側土手部2aに沿って、キャスター嵌合凹部3が形成されており、キャスター嵌合凹部3は、短辺側土手部2bに略平行な相対する短側壁3aと、長辺側土手部2aに略平行な相対する長側壁3bと、短辺側土手部2b側から見て、キャスターCの車輪c2のトレッドc2aに沿って湾曲された湾曲底部3cとを有している。更に、3dは、短辺側土手部2bに略平行に形成された、キャスター嵌合凹部3を二分するための区画壁であり、区画壁3dにより区画された何方のキャスター嵌合凹部3にも、キャスターc2が嵌合できるように構成されている。更にまた、3eは、湾曲底部3cの裏面に垂下された複数の補強垂直リブであり、キャスター嵌合凹部3は、少なくとも、相対する短側壁3aと相対する長側壁3bと湾曲底部3cと補強垂直リブ3eとにより形成されている。
載置板1の縁部に沿って、載置板1に対して略垂直に、外周壁4が形成されており、また、載置板1の略中央部には、必要に応じて、開口部1aが形成されている。この開口部1aは、持ち手用開口として機能するとともに、段積みされた台車Dが崩れないように、開口部1aには、支持支柱が挿入できるように構成されている。更に、載置板1の裏面には、長辺側土手部2a及び短辺側土手部2bに沿って、多数の垂直リブ5が垂設されている。
次に、図4〜図7を用いて、後述するロック部材が挿着されるロック部材挿入空間部A1について説明する。
ロック部材挿入空間部A1は、キャスター嵌合凹部3の下方に形成されており、従って、台車本体D’の角部付近の4箇所に形成されている。以下の説明においては、主に、短辺側土手部2bが形成されていない側に形成されたロック部材挿入空間部A1を例に、ロック部材挿入空間部A1について説明する。
ロック部材挿入空間部A1は、外周壁4の長側壁部4a付近で、且つ、長側壁部4aに略平行な長側壁部側垂直リブa1と、長側壁部側垂直リブa1に略平行で、且つ、所定の間隔を置いて形成された中央部寄り垂直リブa2とを有しており、長側壁部側垂直リブa1及び中央部寄り垂直リブa2は、載置板1の裏面に垂設されており、外周壁4の短側壁部4bに、その一端が連接されているとともに、キャスター嵌合凹部3の相対する短側壁3aのうち、中央寄りに位置する短側壁3a付近まで延在している。また、長側壁部側垂直リブa1と中央部寄り垂直リブa2とは、適当な箇所において、連結垂直リブa3により連結されている。更に、長側壁部側垂直リブa1と中央部寄り垂直リブa2とは、同じ高さで、且つ、長側壁部側垂直リブa1の下端及び中央部寄り垂直リブa2の下端は、外周壁4の下端より、若干、下方に位置するように構成されているとともに、連結垂直リブa3は、長側壁部側垂直リブa1及び中央部寄り垂直リブa2の高さより、低く形成されており、従って、連結垂直リブa3の下端は、長側壁部側垂直リブa1の下端及び中央部寄り垂直リブa2の下端より、上方に位置している。なお、6は、載置板1の裏面に垂設された角筒状脚部6であり、上に位置する台車Dと下に位置する台車Dとを、クロス積み(上に位置する台車Dの長辺側土手部2aと下に位置する台車Dの長辺側土手部2aとが、互いに、直交するように積み重ねる。)した際に、上に位置する台車Dに形成された角筒状脚部6が、下に位置する台車Dの載置板1に載置されるように構成されている。
ロック部材挿入空間部A1の底部A1’は、外周壁4の短側壁部4bから、連結垂直リブa3方向に所定長さ延在する基部a4を有している。基部a4は、外周壁4の短側壁部4bと略平行な内側垂直リブa4aと、内側垂直リブa4aと外周壁4の短側壁部4bとを連結するとともに、長側壁部側垂直リブa1に略平行な一対の中間垂直リブa4bとを有しており、また、長側壁部側垂直リブa1と該長側壁部側垂直リブa1に隣接する中間垂直リブa4bとは、内側垂直リブa4aに略平行な所定数の区画垂直リブa4cにより連結されており、同様に、中央部寄り垂直リブa2と該中央部寄り垂直リブa2に隣接する中間垂直リブa4bとは、内側垂直リブa4aに略平行な所定数の区画垂直リブa4c’により連結されている。なお、本実施例には、一方の区画垂直リブa4cともう一方の区画垂直リブa4c’とが、それぞれ、2本ずつ形成されている例が示されている。
基部a4の上面には、天板a4dが形成されており、一対の中間垂直リブa4b間に位置する天板部a4d’は、長側壁部側垂直リブa1と該長側壁部側垂直リブa1に隣接する中間垂直リブa4bとの間及び中央部寄り垂直リブa2と該中央部寄り垂直リブa2に隣接する中間垂直リブa4bとの間に位置する天板部a4d”より、上方に位置している。以下、一対の中間垂直リブa4b間に位置する天板部a4d’を、中央凸状天板部a4d’と称し、また、長側壁部側垂直リブa1と該長側壁部側垂直リブa1に隣接する中間垂直リブa4bとの間及び中央部寄り垂直リブa2と該中央部寄り垂直リブa2に隣接する中間垂直リブa4bとの間に位置する天板部、換言すれば、中央凸状天板部a4d’の両側に位置する天板部を、下段天板部a4d”と称する。また、天板a4dを構成する下段天板部a4d”は、内側垂直リブa4aの上端より.下方に位置している。
内側垂直リブa4aの上端部には、連結垂直リブa3付近まで延在する弾性変形可能で、且つ、載置板1に略平行な一対の片持ち状の弾性舌片a5が形成されており、弾性舌片a5の先端部の下面には、係止突起a5aが突設されている。係止突起a5aは、図9に示されているように、弾性舌片a5に、上下方向から負荷が加わっていない通常状態においては、上述した連結垂直リブa3の下端a3aより、下方にしている。
また、長側壁部側垂直リブa1と内側垂直リブa4aとにより形成される隅部及び中央部寄り垂直リブa2と内側垂直リブa4aとにより形成される隅部には、それぞれ、連結垂直リブa3付近まで延在する支持ブロックa6が形成されている。また、長側壁部側垂直リブa1と、中央部寄り垂直リブa2と、内側垂直リブa4aと、連結垂直リブa3と平行で、且つ、連結垂直リブa3より内側に位置する垂直リブ5aとにより区画される領域内に形成された垂直リブ5bの下端5b1は、連結垂直リブa3の下端a3aと同一平面を形成しており、換言すれば、垂直リブ5bと連結垂直リブa3の載置板1の裏面からの高さが同じに形成されている。そして、垂直リブ5bの下端5b1と連結垂直リブa3の下端a3aとにより形成される仮想平面と支持ブロックa6の上面との間には、キャスターCの座板c2の厚さc4と略同じ間隙が形成されている。この間隙には、キャスターCの座板c1の一方の相対する辺部領域c1aが、嵌入されるように構成されている。
上述したように、基部a4や一対の片持ち状の弾性舌片a5や支持ブロックa6により、ロック部材挿入空間部A1を形成する底部A1’が構成されており、また、上述した長側壁部側垂直リブa1と中央部寄り垂直リブa2と連結垂直リブa3と底部A1’と載置板1とにより、ロック部材挿入空間部A1が形成されており、更に、外周壁4の短側壁部4bには、ロック部材挿入空間部A1に連通する、ロック部材が挿入される逆凹部状の開口部A1”が形成されている。
図4〜図6及び図8に示されているように、開口部A1”を構成する短側壁部4bの下部水平部4b1と、ロック部材挿入空間部A1の底部A1’を構成する基部a4に形成された相対する一対の中間垂直リブa4bと、同じく基部a4を形成する内側垂直リブa4aと、載置板1とにより囲まれ、且つ、下方が開放された空間部F1は、指の先端部が挿入可能な空間部として形成されている。以下、この下方が開放された空間部を、中央指挿通空間部F1と称する。
また、図4〜図6及び図9に示されているように、長側壁部側垂直リブa1と、該長側壁部側垂直リブa1と相対する中間垂直リブa4bと、相対する区画垂直リブa4c’と、載置板1とにより囲まれ、且つ、下方が開放された空間部F2は、指の先端部が挿入可能な空間部として形成されている。以下、この下方が開放された空間部を、側部指挿通空間部F2と称する。同様に、中央部寄り垂直リブa2と、該中央部寄り垂直リブa2と相対する中間垂直リブa4bと、相対する区画垂直リブa4c’と、載置板1とにより囲まれているとともに、下方が開放された空間部F2’は、指の先端部が挿入可能な空間部として形成されている。以下、この下方が開放された空間部を、側部指挿通空間部F2’と称する。このような、同一形状の側部指挿通空間部F2、F2’は、中間垂直リブa4bを介して、上述した中央指挿通空間部F1を挟むように形成されている。
次に、図10及び図11を用いて、ロック部材挿入空間部A1に挿着される、平面形状が、略コの字状のロック部材H1について説明する。
ロック部材H1は、一対の相対する側部ブロック部h1と、側部ブロック部h1の一方の端部を連結する連結ブロックh2とを有しており、連結ブロックh2の側部ブロック部h1側の垂直側壁h2aの略中央部には、押出凸部h2bが突設されている。また、側部ブロック部h1の上面h1a及び連結ブロックh2の上面h2cは、面一に形成されているとともに、側部ブロック部h1の連結ブロックh2側に位置する下面h1bには、当接ブロックh3が形成されており、当接ブロックh3の先端は、垂直先端面h3aとして形成されている。
上述した当接ブロックh3を構成する底板h3bに、略コの字状のスリットh3cを形成することにより、当接ブロックh3の垂直先端面h3aとは反対側に自由端を有する弾性変形可能な弾性舌片h3dが形成されており、弾性舌片h3dの先端部裏面には、係止突部h3d1が突設されている。
次に、図12〜図18を用いて、ロック部材H1の台車本体D’に形成されたロック部材挿入空間部A1への挿着について説明する。
先ず最初に、図12に示されているように、キャスターCを、キャスターCの座板c1の先端辺(キャスターCのロック部材挿入空間部A1への挿入方向の端辺)c1bが、弾性舌片a5の係止突起a5aの下面に当接するか、或いは、弾性舌片a5の自由端から離れた位置あるように配置する。次いで、キャスターCを、ロック部材挿入空間部A1の開口部A1”側に、キャスターCの座板c1の上面を、垂直リブ5bの下端5b1と連結垂直リブa3の下端a3aに当接させながら略水平移動させると、キャスターCの座板c1の一方の相対する辺部領域c1aが、垂直リブ5bの下端5b1と連結垂直リブa3の下端a3aとにより形成される仮想平面と、支持ブロックa6の上面との間に形成された間隙に嵌入されることになる。同時に、キャスターCの座板c1が、弾性舌片a5を上方に湾曲変形させ、キャスターCの座板c1の後端辺(キャスターCのロック部材挿入空間部A1への挿入方向と反対側の端辺)c1cが、弾性舌片a5の係止突起a5aを越えた時点で、キャスターCの座板c1の先端辺c1bが、内側垂直リブa4aに当接、或いは、近接するとともに、弾性舌片a5は、その弾性復元力により、図13に示されているように、略水平状態に戻り、キャスターCの座板c1の相対する辺部領域c1aが、上記間隙に嵌入されるとともに、キャスターCの座板c1が、弾性舌片a5の係止突起a5aと内側垂直リブa4aと間に配置されることになる。
次いで、図14に示されているように、ロック部材H1の側部ブロック部h1の先端を、ロック部材挿入空間部A1の開口部A1”に対向させるとともに、ロック部材H1の側部ブロック部h1を、ロック部材挿入空間部A1の開口部A1”に挿入する。そして、ロック部材H1が、ロック部材挿入空間部A1に挿着された時点においては、図15に示されているように、ロック部材H1の側部ブロック部h1の先端面h1cが、連結垂直リブa3に当接、或いは、近接して位置するとともに、ロック部材H1を形成する当接ブロックh3の垂直先端面h3aが、弾性舌片a5の根元部a5bに、当接、或いは、近接して位置するように構成されている。
また、ロック部材H1のロック部材挿入空間部A1への挿入過程において、ロック部材H1を構成する当接ブロックh3の底板h3bに形成された弾性舌片h3dの係止突部h3d1が、ロック部材挿入空間部A1を形成する基部a4の下段天板部a4d”の上面に当接することにより、弾性舌片h3dが、上方に湾曲されるとともに、弾性舌片h3dの係止突部h3d1が、下段天板部a4d”を越えた時点で、図15に示されているように、弾性舌片h3dは、その弾性復元力により、略水平状態に戻り、弾性舌片h3dの係止突部h3d1が、下部水平部4b1と相対する区画垂直リブa4cに接近した状態となる。従って、図15に示されている状態から、ロック部材H1が、外側に移動しようとしても、弾性舌片h3dの係止突部h3d1が、下部水平部4b1と相対する区画垂直リブa4cに当接し、ロック部材H1の外側への移動が制限され、従って、ロック部材H1が、車台本体D’に形成されたロック部材挿入空間部A1から抜け出るようなことを防止することができる。
更に、キャスターCの座板c1の一方の相対する辺部領域c1aが、垂直リブ5bの下端5b1と連結垂直リブa3の下端a3aとにより形成される仮想平面と、支持ブロックa6の上面との間に形成された間隙に嵌入されているとともに、キャスターCの座板c1が、弾性舌片a5の係止突起a5aと内側垂直リブa4aとの間に配置され、且つ、ロック部材H1が、台車本体D’に形成されたロック部材挿入空間部A1に挿着された状態、換言すれば、キャスターCが、台車本体D’に取り付けられた状態においては、図16に示されているように、上述した中央指挿通空間部F1内に、ロック部材H1を構成する連結ブロックh2に形成された押出凸部h2bが位置するように構成されている。
更にまた、台車本体D’に、キャスターCが取り付けられた状態においては、図17に示されているように、側部指挿通空間部F2、F2’内に、ロック部材H1を構成する弾性舌片h3dが位置するように構成されている。
台車本体D’から、キャスターCを取り外す際には、片方の手の二本の指、例えば、人指し指と薬指を、側部指挿通空間部F2、F2’に挿入して、側部指挿通空間部F2、F2’内に位置する、ロック部材H1の一対の側部ブロック部h1に形成された弾性舌片h3dを、図18に示されているように、上方に湾曲させて、弾性舌片h3dの係止突部h3d1を、下段天板部a4d”の上面より、上方に配置させるとともに、この状態を維持したまま、中央指挿通空間部F1に、他の指、例えば、同じ手の中指を挿入して、中央指挿通空間部F1内に位置する、ロック部材H1を構成する連結ブロックh2の押出凸部h2bを、ロック部材挿入空間部A1の開口部A1”方向に移動させることにより、ロック部材H1を、ロック部材挿入空間部A1から排出する。ロック部材H1が、ロック部材挿入空間部A1から排出されたことにより、台車本体D’に形成されている弾性舌片a5が、上方に湾曲可能となるので、弾性舌片a5を、上方に湾曲させて、弾性舌片a5の係止突起a5aを、キャスターCの座板c1の上面より、上方に配置させ、その後、キャスターCの座板c1の一方の相対する辺部領域c1aを、垂直リブ5bの下端5b1と連結垂直リブa3の下端a3aとにより形成される仮想平面と、支持ブロックa6の上面との間に形成された間隙から排出させることにより、キャスターCを、台車本体D’から、取り外すことができるようにように構成されている。
上述した台車本体D’に形成されたロック部材挿入空間部A1を構成する底部A1’には、キャスター嵌合凹部3を挟んで、一対の弾性舌片a5が形成されているので、弾性舌片が、キャスター嵌合凹部の真下付近に形成されている従来の台車に比べて、弾性舌片a5の上面と該弾性舌片a5の上方に位置するキャスター嵌合凹部3の湾曲底部3cとの間の間隙が、台車本体D’の厚さを厚くすることなく、十分に広いので、ロック部材H1の強度が、十分に、維持することができる。
上述したように、構成することにより、台車本体D’の高さの増加を抑えることができるので、台車の段積み高さを抑制することができ、従って、台車の収納スペースを少なくすることができるとともに、台車の走行を、安定化することができる。
また、キャスター嵌合凹部3を挟んで、一対の弾性舌片a5が形成されているので、キャスターCの座板c1の一方の相対する辺部領域c1aを、垂直リブ5bの下端5b1と連結垂直リブa3の下端a3aとにより形成される仮想平面と、支持ブロックa6の上面との間に形成された間隙から排出させる際に、キャスターCのキャスター軸c3の上端が、弾性舌片a5の係止突起a5aに当接するようなことがなく、従って、キャスターCの台車本体D’からの取り外し作業の作業性が向上するとともに、弾性舌片a5の係止突起a5aの損傷を防止することができる。
更に、キャスターCの座板c1の先端辺c1b(キャスターCのロック部材挿入空間部A1への挿入方向の端辺)が、台車本体D’に形成されたロック部材挿入空間部A1の底部A1’を構成する内側垂直リブa4aに、当接、或いは、近接するとともに、キャスターCの座板c1の後端辺(キャスターCのロック部材挿入空間部A1への挿入方向と反対側の端辺)c1cが、一対の弾性舌片a5の係止突起a5aに、当接、或いは、近接するように構成されているので、キャスターCの座板c1の後端辺c1cが、1個の弾性舌片により、一点支持されている従来の台車に比べて、二点支持されているので、キャスターの座板のガタつきを抑えることができ、従って、台車Dの走行時における騒音を低減することができるとともに、台車Dの安定した走行を実現することができる。
ロック部材挿入空間部A1の底部A1’を構成する基部a4に、下方が開放され、且つ、指が挿入可能な中央指挿通空間部F1を形成するとともに、中央指挿通空間部F1を挟んで、下方が開放され、且つ、指が挿入可能な側部指挿通空間部F2を形成し、また、台車本体D’に、キャスターCが取り付けられた状態において、中央指挿通空間部F1内に、ロック部材H1の連結ブロックh2に突出された押出凸部h2bが位置するとともに、側部指挿通空間部F2内には、ロック部材H1に形成された一対の弾性舌片h3dが、それぞれ位置するように構成したので、側部指挿通空間部F2に指を挿入して、ロック部材H1の弾性舌片h3dを、それぞれ上方に湾曲させて、ロック部材H1のロック状態を解除するとともに、中央指挿通空間部F1に指を挿入して、ロック部材H1を、ロック部材挿入空間部A1の開口部A1”方向に移動させることができ、従って、従来のように、ドライバー等の細い棒状器具等の取り外し具を使用して、ロック部材H1のロック状態を解除することなく、作業者が、手により、簡単に、且つ、迅速に、ロック部材H1のロック部材挿入空間部A1からの抜き取りを行うことができる。
図19及び図20に示されている実施例は、一対の片持ち状の弾性舌片a5が、外周壁4の短側壁部4bと略平行な内側垂直リブa4aではなく、長側壁部側垂直リブa1と中央部寄り垂直リブa2とを連結する連結垂直リブa3に形成されていて以外は、ロック部材H1を含め、上述した実施例と実質的に同じである。
台車本体D’に、キャスターCが取り付けられた状態においては、キャスターCの座板c1は、一対の弾性舌片a5の係止突起a5aと連結垂直リブa3との間に配置されることになる。
図1は、本発明の台車の斜視図である。 図2は、本発明の台車の下方からの部分拡大斜視図である。 図3は、本発明の台車を構成するキャスターの斜視図である。 図4は、本発明の台車を構成する台車本体の下方からの部分拡大斜視図である。 図5は、一部断面を含む本発明の台車を構成する台車本体の下方からの部分拡大斜視図である。 図6は、図5と同様の一部断面を含む本発明の台車を構成する台車本体の下方からの部分拡大斜視図である。 図7は、本発明の台車を構成する台車本体の短辺側土手部に沿った部分垂直断面図である。 図8は、本発明の台車を構成する台車本体の長辺側土手部に沿った部分垂直断面図である。 図9は、本発明の台車を構成する台車本体の長辺側土手部に沿った部分垂直断面図である。 図10は、本発明の台車を構成するロック部材の斜視図である。 図11は、本発明の台車を構成するロック部材の裏面側の斜視図である。 図12は、本発明の台車を構成する台車本体の長辺側土手部に沿った部分垂直断面図である。 図13は、図12と同様の本発明の台車を構成する台車本体の長辺側土手部に沿った部分垂直断面図である。 図14は、本発明の台車を構成する台車本体の一部とロック部材の分解斜視図である。 図15は、本発明の台車を構成する台車本体の長辺側土手部に沿った部分垂直断面図である。 図16は、図15と同様の本発明の台車を構成する台車本体の長辺側土手部に沿った部分垂直断面図である。 図17は、図15と同様の本発明の台車を構成する台車本体の長辺側土手部に沿った部分垂直断面図である。 図18は、図15と同様の本発明の台車を構成する台車本体の長辺側土手部に沿った部分垂直断面図である。 図19は、本発明の別の実施例の台車を構成する台車本体の部分拡大斜視図である。 図20は、図19に示されている台車を構成する台車本体の長辺側土手部に沿った部分垂直断面図である。
符号の説明
A1・・・・・・・・・・ロック部材挿入空間部
A1’・・・・・・・・・底部
a4・・・・・・・・・・基部
a5・・・・・・・・・・弾性舌片
C・・・・・・・・・・・キャスター
c1・・・・・・・・・・座板
c2・・・・・・・・・・車輪
D・・・・・・・・・・・台車
D’・・・・・・・・・・台車本体
F1・・・・・・・・・・中央指挿通空間部
F2・・・・・・・・・・側部指挿通空間部
H1・・・・・・・・・・ロック部材
h1・・・・・・・・・・側部ブロック
h2・・・・・・・・・・連結ブロック
h3d・・・・・・・・・弾性舌片
1・・・・・・・・・・・載置板
2・・・・・・・・・・・土手部
3・・・・・・・・・・・キャスター嵌合凹部

Claims (1)

  1. 台車本体と該台車本体の裏面の角部に取り付けられるキャスターとを有する台車において、キャスターの座板の一方の相対する辺部領域が、垂直リブの下端と連結垂直リブの下端とにより形成される仮想平面と、支持ブロックの上面との間に形成された間隙に嵌入されるとともに、キャスターの座板のもう一方の辺部領域が、キャスター嵌合凹部を挟むように配置された一対の弾性舌片の係止突起と内側垂直リブとの間に配置されるように構成されており、ロック部材が、ロック部材挿入空間部の開口部に挿入され、ロック部材挿入空間部に挿着された際には、ロック部材の側部ブロック部の先端面が、連結垂直リブに当接、或いは、近接して位置するように構成されており、また、ロック部材に形成された相対する当接ブロックの底板には、先端部裏面に係止突部が突設された弾性舌片が形成されているとともに、係止突部が、ロック部材挿入空間部の開口部を構成する短側壁部の下部水平部と相対する区画垂直リブに近接して位置するように構成されていることを特徴とする台車。
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