JP5110101B2 - 正帯電性トナーおよびその製造方法 - Google Patents
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Description
トナーおよびその製造方法
本発明の正帯電性トナーの製造方法では、まず、帯電制御樹脂、有機溶剤および水系媒体を配合して乳化させた第1乳化液から有機溶剤を除去することにより、帯電制御樹脂微粒子が分散された第1懸濁液を調製する(第1調製工程)。
(1)帯電制御樹脂
帯電制御樹脂は、カチオン性基を有する合成樹脂であり、トナーに正帯電性を安定的に付与するために配合される。合成樹脂であれば、トナー母粒子(後述)に良好に固着させることができる。
(2)有機溶剤
有機溶剤としては、帯電制御樹脂を、溶解または膨潤させることができれば、特に制限されず、公知の有機溶剤が挙げられる。水系媒体での乳化時に、帯電制御樹脂が有する対
イオンの解離が促進されるべく、ある程度の水溶性を有していることが好ましく、そのような有機溶剤として、例えば、酢酸エチル、メチルエチルケトン(MEK)、テトラヒドロフラン(THF)、アセトンなどが挙げられる。これらは、単独使用または併用することができる。
(3)水系媒体
水系媒体は、水、または、水を主成分として、若干の水溶性溶媒(例えば、アルコール類、グリコール類)または添加剤(例えば、界面活性剤、分散剤)が配合されている水系媒体が挙げられる。水系媒体は、下記の乳化方法によれば、好ましくは、水のみが用いられる。
(4)第1乳化液の調製
第1乳化液は、例えば、カチオン性基を有する帯電制御樹脂を有機溶剤に配合して、帯電制御樹脂が有機溶剤によって溶解または膨潤された帯電制御樹脂液を調製し、次いで、帯電制御樹脂液を、水系媒体中で乳化させることにより、調製することができる。
(5)第1懸濁液の調製
そして、第1懸濁液を得るには、第1乳化液から有機溶剤を除去する。
2.第2調製工程
本発明の正帯電性トナーの製造方法では、別途、酸価を有するポリエステル樹脂、着色剤、ワックス、有機溶剤および水系媒体を配合して乳化させた第2乳化液から前記有機溶剤を除去して、ポリエステル樹脂と着色剤とワックスとを含有する母体微粒子が分散された第2懸濁液を調製し、第2懸濁液を加熱することにより母体微粒子を凝集させて、トナー母粒子が分散された第3懸濁液を調製する(第2調製工程)。
(1)酸価を有するポリエステル樹脂
酸価を有するポリエステル樹脂は、トナーの主成分であるポリエステル樹脂であり、加熱および/または加圧されることにより、記録媒体(紙、OHPシートなど)の表面上に、固着(熱融着)する。
(2)着色剤
着色剤は、トナーに所望の色を付与するものであって、ポリエステル樹脂内に分散または浸透される。着色剤としては、例えば、カーボンブラックが用いられる。また、例えば、キノフタロンイエロー、ハンザイエロー、イソインドリノンイエロー、ベンジジンイエロー、ペノリンオレンジ、ペリノンレッド、ペリレンマルーン、ローダミン6Gレーキ、キナクリドンレッド、ローズベンガル、銅フタロシアニンブルー、銅フタロシアニングリーン、ジケトピロロピロール系顔料などの有機顔料、例えば、チタンホワイト、チタンイエロー、群青、コバルトブルー、べんがら、アルミニウム粉、ブロンズなどの無機顔料または金属粉、例えば、アゾ系染料、キノフタロン系染料、アントラキノン系染料、キサンテン系染料、トリフェニルメタン系染料、フタロシアニン系染料、インドフェノール系染料、インドアニリン系染料などの油溶性染料または分散染料、例えば、ロジン、ロジン変性フェノール、ロジン変性マレイン酸樹脂などのロジン系染料が挙げられる。さらには、高級脂肪酸や樹脂などよって加工された染料や顔料なども挙げられる。これらは、所望する色に応じて、単独使用または併用することができる。例えば、有彩単一色のトナーには、同色系の顔料と染料、例えば、ローダミン系の顔料と染料、キノフタロン系の顔料と染料、フタロシアニン系の顔料と染料を、それぞれ配合することができる。
(3)ワックス
ワックスは、記録媒体に対するトナーの定着性を向上させるために添加される。
(4)第2乳化液
(4−1)ポリエステル樹脂液の調製
ポリエステル樹脂液は、ポリエステル樹脂と着色剤とワックスとを、有機溶剤と混合することにより、溶液または分散液として調製する。
(4−2)水系媒体
水系媒体としては、上記した第1調製工程と同様の水系媒体が挙げられる。
(4−3)第2乳化液の調製
第2乳化液の調製では、ポリエステル樹脂液と水系媒体とを、例えば、水系媒体100重量部に対して、ポリエステル樹脂液を50〜150重量部、好ましくは、80〜120重量部の配合割合で、配合する。
(5)第2懸濁液の調製
次いで、この方法では、第2乳化液から有機溶剤を除去して、ポリエステル樹脂、着色剤およびワックスを含有する母体微粒子が分散された第2懸濁液を得る。第2乳化液から有機溶剤を除去するには、上記した第1懸濁液の調製と同様にして、除去することができる。
(6)第3懸濁液の調製
次いで、この方法では、第2懸濁液に凝集剤を添加して母体微粒子を凝集させ、その後、加熱により、凝集させた母体微粒子を融合(融着)させることにより、母体微粒子の粒径を成長させて、トナー母粒子を得る。
3.第3調製工程
また、この方法では、別途、酸価を有するポリエステル樹脂、有機溶剤および水系媒体を配合して乳化させた第3乳化液から、有機溶剤を除去して、ポリエステル微粒子が分散された第4懸濁液を調製する。
(1)ポリエステル樹脂、有機溶剤および水系媒体
酸価を有するポリエステル樹脂、有機溶剤および水系媒体としては、上記した第2調製工程と同様の、酸価を有するポリエステル樹脂、有機溶剤および水系媒体が挙げられる。
(2)第3乳化液に配合される他の材料
また、第3乳化液には、必要により、上記した第2調製工程と同様の着色剤、ワックスなどを配合することができる。
(3)第3乳化液の調製
第2調製工程と同様にして、ポリエステル樹脂と、必要により着色剤とワックスとを、有機溶剤と混合することにより、溶液または分散液として、ポリエステル樹脂液を調製する。
(4)第4懸濁液の調製
次いで、この方法では、第3乳化液から有機溶剤を除去して、ポリエステル微粒子が分散された第4懸濁液を得る。第3乳化液から有機溶剤を除去するには、上記した第1懸濁液の調製と同様にして、除去することができる。
4.第1トナー形成工程
本発明の正帯電性トナーの製造方法では、次いで、第1懸濁液と第3懸濁液とを混合して第1混合物を調製し、第1混合物を加熱する。
(4−1)第1混合物の調製
第1懸濁液と第3懸濁液とを混合するには、特に制限されず、例えば、第3懸濁液に、第1懸濁液を配合して、適宜攪拌する。
(4−2)第1混合物の加熱
第1混合物を加熱するには、特に制限されず、例えば、トナー母粒子のTg(ガラス転移点)が帯電制御樹脂のTgよりも低い場合、トナー母粒子のTgに対して+0〜5℃の範囲の温度で、10〜60分加熱する。トナー母粒子のTgが帯電制御樹脂のTgよりも高い場合、帯電制御樹脂のTgに対して+0〜5℃の範囲の温度で、10〜60分加熱する。
5)第2トナー形成工程
さらに、第1トナー形成工程の後、第1混合物と第4懸濁液とを混合する。
6)後処理工程
(外添剤の添加)
その後、必要により、外添剤を添加する。外添剤は、トナーの帯電性、流動性、保存安定性などを調整するために添加され、トナー母粒子よりも非常に小さい粒径の極微粒子からなる。
5)正帯電性トナー
上記により得られる正帯電性トナーによれば、酸価を有するポリエステル樹脂からなるポリエステル微粒子が表面に固着されているので、印刷枚数が増加した場合において、かぶりの発生を低減することができる。
1.第1調製工程
(1)第1懸濁液Aの調製
(1−1)帯電制御樹脂Aの調製
帯電制御樹脂A(商品名「FCA−201PS」、藤倉化成製)を準備した。
(1−2)第1乳化液Aの調製
MEK82.5部と、帯電制御樹脂A17.5部とを混合攪拌し、帯電制御樹脂AをMEKに溶解させて、帯電制御樹脂液を得た。
(1−3)第1懸濁液Aの調製
これを1Lセパラブルフラスコへ移し、窒素を気相中へ送気しながら、60℃で120分間加熱攪拌してMEKを揮発させて除去し、帯電制御樹脂微粒子Aが分散された第1懸濁液Aを得た。
(2)第1懸濁液Bの調製
第1乳化液の調製において、ホモジナイザーの回転数を10000rpmに調節した以外は、第1懸濁液Aの調製と同様にして、第1懸濁液Bを調製した。
(3)第1懸濁液Cの調製
第1乳化液の調製において、ホモジナイザーの回転数を7000rpmに調節した以外は、第1懸濁液Aの調製と同様にして、第1懸濁液Cを調製した。
(4)第1懸濁液Dの調製
(4−1)帯電制御樹脂Bの調製
1Lのセパラブルフラスコに、スチレンモノマー225部と、アクリルモノマー(ジメチルアミノエチルメタクリレートのメチルクロライド4級塩(アクリエステルDMC:三菱レイヨン製))15部と、アクリル酸ブチル30部と、アゾ系重合開始剤(V65:和光純薬製)5部と、MEK(メチルエチルケトン)50部と、メタノール150部とを仕込んだ。
(4−2)第1懸濁液Dの調製
帯電制御樹脂Aの代わりに下記の帯電制御樹脂Bを用いた以外は、第1懸濁液Aの調製と同様にして、第1懸濁液Dを調製した。
2.第2調製工程
(1)第2懸濁液
(1−1)着色剤分散液の調製
ポリエステル樹脂(FC1565:Tg64℃、Mn(数平均分子量)4500、Mw(重量平均分子量)70000、ゲル分0.8wt%、酸価6.0KOHmg/g:三菱レイヨン製)15部と、カーボンブラック(#260:三菱化学製)15部と、MEK70部とを混合し、ホモジナイザーにて回転数10000rpmで10分間攪拌することにより、着色剤分散液を得た。
(1−2)ポリエステル樹脂液の調製
着色剤分散液100部を、ジルコニアビーズ(直径1mm)450重量部とともにビーズミル(RMB−04:アイメックス製)に投入し、攪拌速度2000rpmで60分間、処理した。
(1−3)第2乳化液の調製
このポリエステル樹脂液900部と、蒸留水900部と、1規定の水酸化ナトリウム水溶液9.0部とを混合し、ホモジナイザーにて回転数15000rpmで20分間攪拌して乳化させて第2乳化液を得た。
(1−4)第2懸濁液の調製
これを2Lセパラブルフラスコへ移し、窒素を気相中へ送気しながら、75℃で140分間加熱攪拌してMEKを除去し、母体微粒子が分散された第2懸濁液を得た。
(2)第3懸濁液
(2−1)第3懸濁液の調製
次いで、第2懸濁液に、ノニオン系界面活性剤(エパン785:ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマー:第一工業製薬製)の5%水溶液57.6部を混合し、蒸留水で希釈して、固形分濃度10%の第2懸濁液の希釈液1600部を準備した。
3.第3調製工程
(1)第4懸濁液A
(1−1)第3乳化液Aの調製
第2調製工程と同様にして、ポリエステル樹脂液を得た。
(1−2)第4懸濁液Aの調製
第3乳化液Aを2Lセパラブルフラスコへ移し、窒素を気相中へ送気しながら、75℃で140分間加熱攪拌してMEKを除去し、ポリエステル微粒子Aが分散された第4懸濁液Aを得た。第4懸濁液Aの固形分は、25.6重量%であった。
(2)第4懸濁液B
第3乳化液の調製においてホモジナイザーの回転数を7000rpmとした以外は、第4懸濁液Aと同様にして、ポリエステル微粒子Bが分散された第4懸濁液Bを得た。第4懸濁液Bの固形分は、25.3重量%であった。
(3)第4懸濁液C
(3−1)ポリエステル樹脂液の調製
第2調製工程と同様にして、着色剤分散液を得た。
(3−2)第3乳化液Cの調製
このポリエステル樹脂液300部と、70℃に加熱した蒸留水600部と、1規定の水酸化ナトリウム水溶液9部とを混合し、ホモジナイザー(ただし、シャフト22F)にて回転数10000rpmで20分間攪拌して乳化させて、第3乳化液Cを得た。
(3−3)第3懸濁液Cの調製
第3乳化液Cを2Lセパラブルフラスコへ移し、窒素を気相中へ送気しながら、75℃で100分間加熱攪拌してMEKを除去し、ポリエステル微粒子Cが分散された第4懸濁液Cを得た。第4懸濁液Cの固形分は、26.8重量%であった。
(4)第4懸濁液D
(4−1)第3乳化液Dの調製
ポリエステル樹脂(FC1565)40部とMEK106部とを混合し、ここに蒸留水200部と、1規定の水酸化ナトリウム水溶液2.0部とを混合し、ホモジナイザーにて回転数15000rpmで20分間攪拌して乳化させて、第3乳化液Dを得た。
(4−2)第4懸濁液Dの調製
第3乳化液Dを2Lセパラブルフラスコへ移し、窒素を気相中へ送気しながら、75℃で100分間加熱攪拌してMEKを除去し、ポリエステル微粒子Dが分散された第4懸濁液Dを得た。第4懸濁液Dの固形分は、22.2重量%であった。
(5)第4懸濁液E
ポリエステル樹脂(FC1565)を、ポリエステル樹脂(FC023:Tg63℃、Mn(数平均分子量)3600、Mw(重量平均分子量)129000、ゲル分1.5wt%、酸価9.0KOHmg/g:三菱レイヨン製)に代えた以外は、第4懸濁液Dと同様にして、ポリエステル微粒子Eが分散された第4懸濁液Eを得た。第4懸濁液Eの固形分は、21.9重量%であった。
(6)第4懸濁液F
上記した第2懸濁液を一部抜き取り、第4懸濁液Fとして流用した。
4.トナーの調製
(1)実施例1
(1−1)第1トナー形成工程
トナー母粒子が分散された第3懸濁液を濾過し、濾別されたトナー母粒子を、蒸留水で洗浄した後、セパラブルフラスコへ投入した。そこへ蒸留水を注いで、トナー母粒子を再び分散させ、固形分10重量%の第3懸濁液1600部(トナー母粒子として160部)を得た。この第3懸濁液の導電率は、4.32μS/cm(液温26℃)であった。なお、導電率は、後述する測定方法で測定した。
(第1混合物中の帯電制御樹脂微粒子Aの量(1.6部)−濾液中の固形分の量(0.52部))/(第1混合物中のトナー母粒子の量(160部)+第1混合物中の帯電制御樹脂微粒子Aの量(1.6部)−濾液中の固形分の量(0.52部))×100=0.67
(1−2)第2トナー形成工程
第1トナー形成工程で濾別されたトナー母粒子および帯電制御樹脂微粒子Aを、セパラブルフラスコへ投入した。そこへ蒸留水を注いで、トナー母粒子および帯電制御樹脂微粒子Aを再び分散させ、固形分10重量%の第1混合液1600部を得た。この第1混合液の導電率は、3.8μS/cm(液温26.5℃)であった。なお、導電率は、後述する測定方法で測定した。
(1−3)導電率の測定方法
(2)実施例2〜12
各第1懸濁液および各第4懸濁液を、表3に示す組み合わせで配合した以外は、実施例1と同様にして、正帯電性トナーを得た。
(3)比較例1
第4懸濁液を配合させない以外は、実施例1と同様にして、正帯電性トナーを得た。
5.各種物性試験
(1)ガラス転移点の測定
示差走査熱分析装置(DSC6220:SIIナノテクノロジー製)を使用して測定した。結果を表1〜3に示す。
(2)分子量の測定方法
測定対象の樹脂を、テトラヒドロフラン(THF:高速液体クロマトグラフィー用)に溶解(6時間振盪後、18時間静置)させた。
カラム:GPC KF805L 2本、GPC KF802 1本(Shodex)
試料濃度:0.5mg/ml
注入量:100μl
カラム温度:40℃
流速:1.0ml/min
標準試料:ポリスチレン11種(Shodex Standard(SM105:S−1.20、S−3、S−7.21、S−19.6))
(3)ゲル分の測定方法
規格瓶(No.2)に、測定対象の樹脂0.01g(重量A)とTHF10mlとを投入し、マグネチックスターラーで6時間攪拌して溶解させ、樹脂溶液を調製した。
(4)固形分の測定方法
アルミ容器に測定対象を2〜20g採取して乾燥前の重量を測定し、50℃の乾燥機中で乾燥させ、不揮発分の重量を測定した。乾燥前の重量に対する不揮発分の重量の百分率を、固形分(重量%)として算出した。
(5)カチオン性基量の測定方法
下記に詳述するコロイド滴定(流動電位滴定法)により、各第1懸濁液のカチオン性基量を測定した。結果を表1に示す。
(5−1)測定条件
流動電位測定装置として、Automatic Potentiometric Titrator AT−510(京都電子工業製)およびParticle Charge Detector PCD−500(京都電子工業製)を準備した。
(5−2)試料の調製
固形分が0.1%となるように蒸留水で希釈し、その希釈液100gをビーカーに準備した。
(5−3)試料の測定
滴定用試薬を、上記の流動電位測定装置にセットし、準備した各第1懸濁液の0.1%希釈液に微量ずつ滴下し、流動電位を測定し、流動電位の変極点を滴定点とした。滴定点までに滴下した滴定用試薬の量から、各第1懸濁液中のカチオン性基量を算出した。
(6)帯電制御樹脂微粒子、母体微粒子およびポリエステル微粒子の平均粒子径の測定
マイクロトラック粒度分布測定装置(UPA150:日機装製)を使用して、各第2懸濁液中の母体微粒子の体積平均粒子径を測定した。結果を表1および2に示す。
(7)トナー母粒子の平均粒子径の測定
粒度分布測定装置(コールターマルチサイザーIII:ベックマン・コールター製)を使用した。アパーチャ径が100μmのものを使用して測定した。結果を表3に示す。
(8)導電率の測定方法
導電率計(COND METER ES−51:堀場製作所製)を使用して、25〜30℃の温度範囲で測定した。
6.正帯電性トナーの性能試験
(1)印刷画質試験
HL−5240(ブラザー工業製)を用いて、各実施例および比較例の正帯電性トナーの印刷画質を評価した。
(2)耐久印刷試験
HL−5240(ブラザー工業製)を用いて、各実施例および比較例の正帯電性トナーの印刷耐久性を評価した。
(3)定着性試験
HL−5240(ブラザー工業製)の定着器をオフラインで使用(プリンタ本体から取り外して使用)し、各実施例および各比較例の正帯電性トナーの定着性を評価した。
※2:固着量B:ポリエステル微粒子の固着量
Claims (11)
- 酸価を有するポリエステル樹脂、着色剤およびワックスを含有するトナー母粒子と、
前記トナー母粒子の表面に固着される帯電制御樹脂微粒子と、
酸価を有するポリエステル樹脂からなり、前記トナー母粒子よりも小さな粒子径を有するポリエステル微粒子とを含有し、
前記ポリエステル微粒子が表面に固着されていることを特徴とする、正帯電性トナー。 - 前記ポリエステル微粒子は、前記トナー母粒子に含有される前記ポリエステル樹脂と同一組成のポリエステル樹脂からなること特徴とする、請求項1に記載の正帯電性トナー。
- 前記ポリエステル微粒子は、前記着色剤を含有していること特徴とする、請求項1または2に記載の正帯電性トナー。
- 前記ポリエステル微粒子は、前記ワックスを含有していることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の正帯電性トナー。
- 前記トナー母粒子は、酸価を有するポリエステル樹脂、着色剤およびワックスを含有する母体微粒子を凝集させることにより得られ、
前記ポリエステル微粒子として、前記母体微粒子が用いられていることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載の正帯電性トナー。 - 前記ポリエステル微粒子の体積平均粒子径は、200〜800nmであることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載の正帯電性トナー。
- 前記ポリエステル微粒子は、0.1〜0.5重量%の割合で含有されていることを特徴とする、請求項1ないし6のいずれかに記載の正帯電性トナー。
- 前記帯電制御樹脂微粒子は、4級アンモニウム塩含有基を有するアクリル−スチレン樹脂を含有していることを特徴とする、請求項1ないし7のいずれかに記載の正帯電性トナー。
- 前記帯電制御樹脂微粒子は、前記トナー母粒子の表面に埋没されることにより固着されており、前記ポリエステル微粒子は、帯電制御樹脂微粒子の表面に静電気的に固着されていることを特徴とする、請求項1ないし8のいずれかに記載の正帯電性トナー。
- 帯電制御樹脂、有機溶剤および水系媒体を配合して乳化させた第1乳化液から、前記有機溶剤を除去して、帯電制御樹脂微粒子が分散された第1懸濁液を調製する、第1調製工程と、
酸価を有するポリエステル樹脂、着色剤、ワックス、有機溶剤および水系媒体を配合して乳化させた第2乳化液から前記有機溶剤を除去して、前記ポリエステル樹脂と前記着色剤と前記ワックスとを含有する母体微粒子が分散された第2懸濁液を調製し、前記第2懸濁液を加熱することにより前記母体微粒子を凝集させて、トナー母粒子が分散された第3懸濁液を調製する、第2調製工程と、
酸価を有するポリエステル樹脂、有機溶剤および水系媒体を配合して乳化させた第3乳化液から、前記有機溶剤を除去して、ポリエステル微粒子が分散された第4懸濁液を調製する、第3調製工程と、
前記第1懸濁液と前記第3懸濁液とを混合して第1混合物を調製し、前記第1混合物を加熱する第1トナー形成工程と、
さらに、前記第1トナー形成工程において加熱された前記第1混合物と、前記第4懸濁液とを混合する第2トナー形成工程とを含むことを特徴とする、正帯電性トナーの製造方法。 - 前記第3調製工程において、前記第2懸濁液を前記第4懸濁液として用いることを特徴とする、請求項10に記載の正帯電性トナーの製造方法。
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