JP5109377B2 - 筆記情報処理装置、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、筆記情報処理装置、情報生成装置、プログラムに関する。
プリントアウト表面を手動で編集することにより、電子的に記憶された文書に変更を加える技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1の技術では、まず、電子的に記憶された文書を、位置コーディングパターンを備えた表面に印刷する。次に、位置コーディングパターン読取り手段を備えたデジタルペンと表面にマーキングを付けるペンポイントとでプリントアウト表面を手動で編集する。すると、このマーキングがコンピュータに転送され、コンピュータ内で解釈され、この解釈に基づいて記憶済み文書に変更が加えられる。
特表2003−528388号公報
ここで、デジタルペンのペン先の属性、即ち、デジタルペンによる筆記の内容を電子化した筆記情報の属性(例えば、色、線の太さ等)を変更する場合、従来は、ユーザが、変更が必要になる都度、所定の操作を行うことにより、そのような変更を実施していた。しかしながら、ユーザが筆記情報の属性を変更する方法では、そもそも属性を変更する操作が煩雑であるし、ユーザが属性を変更するのを忘れてしまうと、ユーザが望まない色や線の太さ等で筆記情報が登録されてしまうといった課題があった。
本発明の目的は、媒体に筆記するユーザが意識していなくても、筆記情報の属性を決定できるようにすることにある。
請求項1に記載の発明は、
媒体に対する筆記の内容を電子化した筆記情報を取得する第1の取得手段と、
前記媒体に対する前記筆記において用いられたデジタルペンを識別するペン情報を取得する第2の取得手段と、
前記媒体上の前記筆記がなされた位置を含む領域の属性を示す領域属性情報を取得する第3の取得手段と、
前記第1の取得手段により取得された前記筆記情報の属性のうち、前記デジタルペンのペン先に関する1つの属性を、前記第2の取得手段により取得された前記ペン情報と、前記第3の取得手段により取得された前記領域属性情報との組み合わせに応じて決定する決定手段と、
前記決定手段により決定された前記ペン先に関する1つの属性に関連付けて、前記筆記情報を記憶する記憶手段と
を備えたことを特徴とする筆記情報処理装置である。
請求項2に記載の発明は、
前記第3の取得手段は、前記媒体に埋め込まれた前記領域属性情報を取得することを特徴とする請求項1記載の筆記情報処理装置である。
請求項3に記載の発明は、
前記媒体に埋め込まれ、当該媒体上の前記筆記がなされた位置を特定する位置情報を取得する第4の取得手段を更に備え、
前記第3の取得手段は、前記媒体上の各位置を含む領域の属性の定義と、前記第4の取得手段により取得された前記位置情報とに基づいて、前記領域属性情報を取得することを特徴とする請求項1記載の筆記情報処理装置である。
請求項4に記載の発明は、
コンピュータに、
媒体に対する筆記の内容を電子化した筆記情報を取得する機能と、
前記媒体に対する前記筆記において用いられたデジタルペンを識別するペン情報を取得する機能と、
前記媒体上の前記筆記がなされた位置を含む領域の属性を示す領域属性情報を取得する機能と、
前記筆記情報の属性のうち、前記デジタルペンのペン先に関する1つの属性を、前記ペン情報と前記領域属性情報との組み合わせに応じて決定する機能と、
決定された前記ペン先に関する1つの属性に関連付けて、前記筆記情報を所定の記憶手段に記憶する機能と
を実現させるためのプログラムである。
請求項1の発明は、媒体に筆記するユーザが意識していなくても、媒体上の筆記した位置に応じて筆記情報の属性を決定することができるという効果を有する。
請求項2の発明は、ペンを識別するペン情報以外は媒体から得られた情報のみに基づいて筆記情報の属性を決定することができるという効果を有する。
請求項3の発明は、特別な情報を媒体に埋め込まなくても筆記情報の属性を決定することができるという効果を有する。
請求項4の発明は、媒体に筆記するユーザが意識していなくても、媒体上の筆記した位置に応じて筆記情報の属性を決定することができるという効果を有する。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態(以下、「実施の形態」という)について詳細に説明する。
まず、本実施の形態におけるコンピュータシステムの全体構成について説明する。
図1は、本実施の形態のコンピュータシステムの構成例を示したものである。
図示するように、このコンピュータシステムは、端末装置10と、文書サーバ20と、識別情報サーバ30と、画像形成装置40と、端末装置50とがネットワーク80に接続されることにより構成されている。また、端末装置50には、デジタルペン60が通信装置70を介して接続されている。
端末装置10は、文書サーバ20に対して電子文書の印刷を要求するコンピュータ装置である。ここで、端末装置10としては、例えば、パーソナルコンピュータやワークステーション、その他のコンピュータを用いるとよい。
文書サーバ20は、電子文書を記憶し管理するコンピュータ装置である。また、端末装置10から電子文書の印刷要求があると、電子文書の画像と、識別情報及び位置情報を表す符号画像とを生成し、これらを合成した合成画像を媒体に印刷する印刷命令を画像形成装置40に対して出力する。この場合、識別情報とは、媒体を一意に特定するための情報であり、位置情報とは、媒体上の座標位置を特定するための情報である。ここで、文書サーバ20としては、例えば、パーソナルコンピュータやワークステーション、その他のコンピュータを用いるとよい。
識別情報サーバ30は、媒体に付与する識別情報を発行するコンピュータ装置である。そして、発行した識別情報を、その識別情報が付与される媒体に印刷される電子文書と関連付けて記憶する。ここで、識別情報サーバ30としては、例えば、パーソナルコンピュータやワークステーション、その他のコンピュータを用いるとよい。
画像形成装置40は、媒体に画像を印刷し、印刷文書として出力する装置である。この画像形成装置40は、単体のプリンタや印刷機であってもよいし、他にスキャナや通信の機能を備えた所謂複合機であってもよい。ここで、画像形成装置40における画像形成方式としては、例えば、電子写真方式を用いるとよいが、その他の方式を用いてもよい。
端末装置50は、印刷文書に対する筆記を電子化した情報(以下、「筆記情報」という)を、印刷文書に記録された画像の元となる電子文書に反映させるために文書サーバ20に送信するコンピュータ装置である。また、筆記情報を反映する対象の電子文書を図示しないディスプレイに表示し、その上に筆記情報を重ねて表示するようにしてもよい。ここで、端末装置50としては、例えば、パーソナルコンピュータやワークステーション、その他のコンピュータを用いるとよい。
デジタルペン60は、印刷文書上に文字又は図形を筆記するために用いられるペンデバイスである。また、媒体に印刷された符号画像を読み取る撮像素子を備える。そして、撮像素子で読み取った符号画像から位置情報を検出し、筆記した文字又は図形をイメージデータ化した筆記情報をこの位置情報に基づいて生成し記憶する。
通信装置70は、デジタルペン60から筆記情報を取得して端末装置50に送信する装置である。例えば、デジタルペン60を差し込む差込口を設け、この差込口にデジタルペン60が差し込まれると、デジタルペン60に記憶された筆記情報を端末装置50に送信するようにするとよい。ここで、端末装置50との間の通信の方式としては、USB(Universal Serial Bus)、Bluetooth(登録商標)、赤外線通信機能等、種々の方式が考えられる。また、図では、通信装置70をデジタルペン60と別体のものとして示しているが、必ずしも別体である必要はなく、一体に構成してもよい。
尚、本明細書では、媒体に記録する画像の元となる電子データを「電子文書」と表記するが、これは、テキストを含む「文書」を電子化したデータのみを意味するものではない。例えば、絵、写真、図形等の画像データ(ラスタデータかベクターデータかによらない)、データベース管理ソフトウェアや表計算ソフトウェアで記録されるデータ、その他の印刷可能な電子データも含めて「電子文書」としている。
また、本明細書において、「媒体」は、画像を印刷可能な媒体であれば、その材質は問わない。代表例は紙であるが、OHPシートや金属板等であっても構わない。
更に、本明細書では、電子文書、媒体、更にはデジタルペン60について、それぞれを一意に識別するための識別情報を用いて処理を行うが、単に「識別情報」というときは、このうち、媒体の識別情報を意味するものとする。
ところで、本実施の形態では、媒体への記述内容を電子化した筆記情報に対し、その属性の一例であるペン種、即ち、デジタルペン60のペン先の属性(以下、「ペン先属性」という)をユーザが意識することなく設定するために、媒体の作成時に、媒体上の各領域に最適なペン先属性を設定するようにしている。そして、デジタルペン60でその領域に筆記がなされると、その領域に設定されたペン先属性により筆記情報を記録するようにしている。
図2に、このような筆記情報の記録の概略動作について示す。本実施の形態は、デジタルペン60のペン先属性を変更する場合に、例えば、専用のパレット紙にチェックをするような操作を行うことなく、デジタル記録される際のペン種の変更を実施するものである。
このうち、図2(a)は、媒体上の領域によって、ペン先属性を決定する場合の例である。
例えば、図の左側に示した媒体401において、領域402に「赤太字」のペン先属性が指定され、領域403に「青細字」のペン先属性が指定されているとする。このとき、図の中央に示すように、同じデジタルペン60を用いて、媒体401の領域402及び403に手書きをする。すると、ユーザが意識しなくとも、媒体上のペン先属性の指定に従って筆記情報のペン先属性が変更され、図の右側に示すような状態でデジタル記録される。即ち、領域402に対しては、「赤太字」の属性を有する文字データ242が記録され、領域403に対しては、「青細字」の属性を有する文字データ243が記録される。
また、図2(b)は、媒体上の領域とデジタルペン60のタイプ(以下、「ペンタイプ」という)の組み合わせによって、ペン先属性を決定する場合の例である。
例えば、図の左側に示した媒体の領域404に領域属性「解答欄」が指定されているとする。また、学生はペンタイプ「A」のデジタルペン60aを、教師はペンタイプ「B」のデジタルペン60bを所持しており、図の中央に示すように、領域404にデジタルペン60aとデジタルペン60bとで記述したとする。このとき、図の右側に示すように、デジタルペン60aによる記述に対しては、「黒字」の属性を有する文字データ244aが記録され、デジタルペン60bによる記述に対しては、「赤字」の属性を有する文字データ244bが記録される。
以下、このような概略動作を行う本実施の形態について、具体的に説明する。ここでは、図2の概略動作のうち、(a)の動作を行う実施の形態を第1の実施の形態として、(b)の動作を行う実施の形態を第2の実施の形態として説明する。
尚、本明細書では、デジタルペン60で筆記を行う対象を印刷文書として説明するが、電子文書を印刷することなく白紙に符号画像のみを印刷した媒体をデジタルペン60による筆記の対象としてもよい。
<第1の実施の形態>
本実施の形態では、前述した通り、印刷文書上の領域の違いでペン先属性を決定する。具体的には、文書サーバ20が、印刷文書の出力時に印刷文書に対してペン先属性の設定を行い、印刷文書に対して筆記がなされた際にその設定に基づいてペン先属性を決定する。
このように、本実施の形態では、文書サーバ20が中心となって動作するので、まず、文書サーバ20の構成について説明する。
図3は、文書サーバ20の機能構成例を示したブロック図である。
図示するように、文書サーバ20は、受信部21と、識別情報取得部22と、筆記情報登録部23と、筆記情報記憶部24とを備える。また、識別符号生成部25aと、位置符号生成部25bと、符号配置部25cと、パターン画像記憶部25dと、符号画像生成部25eと、付加符号生成部25fとを備える。更に、文書画像生成部26と、画像合成部27と、送信部29とを備える。
受信部21は、端末装置10から印刷要求を受信する。ここで、印刷要求には、印刷対象となる電子文書の識別情報(以下、「文書ID」という)と、印刷に関する各種設定(以下、「印刷設定」という)とが含まれる。また、受信部21は、識別情報サーバ30から識別情報を受信する。更に、印刷文書に対する筆記がなされた際には、デジタルペン60から、印刷文書に埋め込まれた識別情報と、印刷文書に対する筆記の内容を電子化した筆記情報と、印刷文書に付加的に埋め込まれた付加情報とを受信する。ここで、本実施の形態において、付加情報とは、印刷文書上の領域ごとの筆記情報に付与する属性を表す情報である。尚、本実施の形態では、媒体に埋め込まれた埋め込み情報の一例として付加情報を採用している。また、筆記情報を取得する第1の取得手段、及び、埋め込み情報を取得する第2の取得手段の一例として、受信部21を設けている。
識別情報取得部22は、受信部21から文書ID及び印刷設定を取得し、これを送信部29に渡して識別情報の発行要求の送信を指示すると共に、これを文書画像生成部26に渡して文書画像の生成を指示する。また、受信部21から識別情報を取得し、これを識別符号生成部25aに渡して識別符号の生成を指示する。
筆記情報登録部23は、受信部21が受信した筆記情報を文書IDに関連付けて登録する。その際、受信部21が受信した付加情報が表す属性も筆記情報に関連付けて記憶する。尚、本実施の形態では、筆記情報の属性を埋め込み情報に応じて決定する決定手段の一例として、筆記情報登録部23を設けている。
筆記情報記憶部24は、筆記情報登録部23によって登録される筆記情報を記憶する。尚、本実施の形態では、筆記情報を属性に関連付けて記憶する記憶手段の一例として、筆記情報記憶部24を設けている。
識別符号生成部25aは、媒体を特定する識別情報を符号化して識別符号を生成する。
位置符号生成部25bは、媒体上の座標位置を示す位置情報を符号化して位置符号を生成する。
符号配置部25cは、識別符号生成部25aにて生成された識別符号や、位置符号生成部25bにて生成された位置符号等を所定のレイアウトに従って2次元平面に配置し2次元の符号配列を生成する。
パターン画像記憶部25dは、符号配列に格納される各符号の符号値に対応するパターン画像を記憶する。
符号画像生成部25eは、符号配置部25cが生成した2次元の符号配列を参照し、各符号値に対応したパターン画像を選択して符号画像を生成する。
付加符号生成部25fは、識別情報及び位置情報以外の付加的な情報である付加情報を符号化して付加符号を生成する。
文書画像生成部26は、識別情報取得部22から文書ID及び印刷設定を取得し、この文書IDで特定される電子文書を図示しない記憶手段から読み出し、印刷設定に従ってその電子文書の文書画像を生成する。
画像合成部27は、符号画像生成部25eが生成した符号画像と、文書画像生成部26が生成した文書画像とを合成し、合成画像を生成する。
送信部29は、識別情報サーバ30に対して識別情報の発行要求を送信する。また、画像形成装置40に対して媒体に対する画像の印刷命令を送信する。更に、印刷文書に対する筆記がなされた際には、デジタルペン60に対して筆記情報の登録結果を送信する。
次いで、本実施の形態の動作について説明する。
本実施の形態における動作は、大きく、印刷文書の出力と、印刷文書への筆記とに分けられるので、以下ではこれらを分けて説明する。
1−A.印刷文書の出力
図4は、このときの文書サーバ20及び識別情報サーバ30の動作を示したシーケンス図である。
文書サーバ20では、まず、受信部21が、電子文書の印刷要求を端末装置10から受信する(ステップ201)。このうち、電子文書の印刷要求には文書IDと印刷設定とが含まれる。ここで、文書IDとしては、例えば、URL(Uniform Resource Locator)を用いるとよいが、電子文書を一意に特定することができるものであれば他の情報を用いてもよい。また、印刷設定は、ページ、部数、用紙サイズ、Nアップ(電子文書のNページを媒体の1ページに割り付ける印刷)、余白等の設定を含む。更に、本実施の形態では、ペン先属性を受信するが、ペン先属性とは、ページ上の領域ごとに指定されるものであり、その領域に筆記が行われた際に筆記情報に付与される属性である。例えば、筆記した線の色や太さ等、所謂線種と呼ばれるものがその代表例である。
受信部21は、これらの情報を受信すると、文書IDと印刷設定とを識別情報取得部22に受け渡す。すると、識別情報取得部22は、受け渡された文書IDと印刷設定とを送信部29に渡し、送信部29が、これらの情報を識別情報サーバ30に送信することで、識別情報の発行を要求する(ステップ202)。
これにより、識別情報サーバ30は、文書IDと印刷設定とを受信する(ステップ301)。そして、識別情報を管理するデータベースから未使用の識別情報を取り出す(ステップ302)。ここで、取り出される識別情報の数は、印刷設定に応じて決められる。つまり、基本的には、印刷するページ数に印刷部数を乗じて得られる数の識別情報が取り出される。但し、設定情報中に、Nアップの指定等がある場合は、それも考慮される。例えば、10ページの電子文書を2アップで5部印刷する場合は、25(=10÷2×5)個の識別情報が取り出される。
次に、識別情報サーバ30は、識別情報と文書IDと印刷設定とを関連付けて記憶しておく(ステップ303)。電子文書が印刷された印刷文書上の所定箇所がデジタルペン60によって指示された場合に、元の電子文書の対応する箇所へアクセスできるようにするためである。これらの処理を行った後、識別情報サーバ30は取り出した識別情報を文書サーバ20に送信する(ステップ304)。
これにより、文書サーバ20では、受信部21が識別情報を受信する(ステップ203)。そして、受信部21は、受信した識別情報を識別情報取得部22に受け渡す。
すると、文書サーバ20は、識別情報と位置情報と付加情報とを表す符号画像を生成する(ステップ204)。この符号画像の生成は、具体的には、次のような処理により行われる。
即ち、まず、識別情報取得部22が、ステップ203で取得した識別情報を識別符号生成部25aに渡し、識別符号生成部25aが、識別情報を符号化することで識別符号を生成する。尚、識別情報の符号化の詳細については後述する。
また、位置符号生成部25bは、受信部21から印刷設定を受け取り、印刷設定に応じた範囲の位置情報を符号化することで位置符号を生成する。尚、位置情報の符号化の詳細についても後述する。
更に、付加符号生成部25fは、受信部21からペン先属性を受け取り、ペン先属性を表す付加情報を符号化することで付加符号を生成する。
その後、符号配置部25cが、識別符号と位置符号と付加符号とを所定のレイアウトに従って配置し、これを符号画像生成部25eが、パターン画像記憶部25dに記憶されたパターン画像を用いて画像化することで符号画像を生成する。
また、文書サーバ20では、文書画像生成部26が、電子文書の文書画像を生成する(ステップ205)。その際、文書画像生成部26は、ステップ201で識別情報取得部22が取得した文書IDを受け取り、これに基づいて対象となる電子文書を図示しない記憶手段から読み出す。また、ステップ201で識別情報取得部22が取得した印刷設定を受け取り、これに基づいて文書画像を生成する。
そして、画像合成部27は、ステップ204で生成された符号画像と、ステップ205で生成された文書画像とを合成し、合成画像を生成する(ステップ206)。
その後、合成画像は送信部29に渡され、送信部29が、合成画像の印刷命令を画像形成装置40に送信する(ステップ207)。ここで、合成画像の印刷命令は、例えば、文書画像の印刷命令の列からなるPDL(Page Description Language)ファイルに対し、符号画像として印刷する内容をPDLコマンドとして設定したPDLの形式で送信される。
これにより、画像形成装置40は、文書画像を例えばC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)のトナーを用いて媒体に印刷する。また、符号画像を例えばK(カーボンを含む黒)のトナー又は特殊トナーを用いて媒体に印刷する。
ここで、特殊トナーとしては、可視光領域(400nm〜700nm)における最大吸収率が7%以下であり、近赤外領域(800nm〜1000nm)における吸収率が30%以上の不可視トナーが例示される。ここで、「可視」及び「不可視」は、目視により認識できるかどうかとは関係しない。印刷文書における画像が可視光領域における特定の波長の吸収に起因する発色性の有無により認識できるかどうかで「可視」と「不可視」とを区別している。また、可視光領域における特定の波長の吸収に起因する発色性が若干あるが人間の目で認識し難いものも、「不可視」に含める。
尚、ここでは、電子文書の画像に符号画像を合成して印刷することとしたが、白紙(ノートや付箋等)に符号画像を印刷する構成としてもよい。その場合は、ステップ201で受信する印刷要求に文書IDを含めないようにし、ステップ303で識別情報と文書ID及び印刷設定との関連付けを行わないようにし、ステップ205における文書画像の生成は実行しないようにすればよい。
次に、本実施の形態で生成される符号画像について説明する。
図5は、符号画像を構成する画像等の一例を示した図である。
まず、符号画像を構成する単位パターンについて説明する。
図5(a)は、単位パターンの一例を示したものである。
単位パターンとは、情報埋め込みの最小単位である。図では、黒塗りの領域と斜線の領域をドット配置可能な領域とし、その間にある白色の領域をドット配置不可能な領域としている。そして、ドット配置可能な領域のうち、黒塗りの領域にドットが配置され、斜線の領域にはドットが配置されていないことを示している。即ち、図は、ドットを配置可能な9箇所の中から選択した2箇所にドットを配置することで単位パターンを構成した例を示したものである。ここで、9箇所の中から2箇所を選択する組み合わせは36(=)通りなので、単位パターンは、36種類存在する。このうち、4種類の単位パターンは、同期パターンとして使用される。同期パターンとは、画像の回転を検出したり、識別符号及び位置符号の相対的な位置を特定したりするためのパターンである。特に、画像の回転を検出する必要があることから、4種類の同期パターンとしては、そのうちの1つの同期パターンを90度回転するとそのうちの別の同期パターンになるようなものが選ばれる。また、この4種類の単位パターンを除く32種類の単位パターンは、識別符号及び位置符号を表現する情報パターンとして使用され、5ビットの情報が表現される。
ところで、図5(a)に示したドットは、あくまで情報表現のためのドットであり、画像を構成する最小の点を意味するドットとは必ずしも一致しない。本実施の形態において、情報表現のためのドット(図5(a)の最小の四角)は、600dpiにおける2ドット×2ドットの大きさを有している。600dpiにおける1ドットの大きさは0.0423mmなので、情報表現のためのドット(図5(a)の最小の四角)の一辺は、84.6μm(=0.0423mm×2)である。情報表現のためのドットは、大きくなればなるほど目に付きやすくなるため、できるだけ小さいほうが好ましい。ところが、あまり小さくすると、プリンタで印刷できなくなってしまう。そこで、情報表現のためのドットの大きさとして、50μmより大きく100μmより小さい上記の値を採用している。但し、上記の値84.6μmは、あくまで計算上の数値であり、実際に印刷されたトナー像では100μm程度になる。尚、本明細書で「ドット」というときは、特に明示しない限り、画像を構成する最小の点を意味するドットではなく、情報表現のためのドットを指すものとする。
次に、このような単位パターンから構成される符号ブロックについて説明する。
図5(b)に、符号ブロックのレイアウトの一例を示す。尚、ここでは、画像ではなく、パターン画像によって置き換えられる直前の符号配列で示している。即ち、図5(b)の最小の四角(以下、「単位ブロック」という)に、図5(a)のような単位パターン(36通りの単位パターンのいずれか)が配置され、その画像が媒体に形成されることになる。
図5(b)のレイアウトでは、符号ブロックの左上の1つの単位ブロックに、同期符号が配置されている。また、同期符号が配置された単位ブロックの右側の4つの単位ブロックにX位置符号が配置され、同期符号が配置された単位ブロックの下側の4つの単位ブロックにY位置符号が配置されている。更に、これらの位置符号が配置された単位ブロックに囲まれた16(=4×4)個の単位ブロックのうち、右下の4(=2×2)個の単位ブロックを除く部分に識別符号が配置されている。そして、この除かれた4(=2×2)個の単位ブロックには、識別情報や位置情報以外の付加情報を符号化した付加符号が配置されている。
ここで、識別情報の符号化について述べる。
識別情報を符号化する場合、識別情報を構成するビット列は、RS符号化を行うために複数のブロックに分割される。符号化には、いくつかの方法が利用できるが、本実施の形態では、RS符号化が適している。RS符号は多値の符号法であり、この場合、単位ブロックで表現される値がRS符号の多値に対応するからである。例えば、1つの単位ブロックで5ビットの情報を表現する場合、60ビットの識別情報は、ブロック長が5ビットの12個のブロックに分割される。そして、2ブロックの誤りを訂正可能なRS符号を採用したとすると、符号長は16ブロックとなり、図5(b)の符号ブロックにおける識別符号が配置される単位ブロックに収まることになる。尚、符号化方式はRS符号に限定するものでなく、その他の符号化方式、例えば、BCH符号等を使用してもよい。
次に、位置情報の符号化について述べる。
位置情報の符号化には、擬似乱数系列の一種であるM系列符号が使用される。ここで、M系列とは、K段の線形シフトレジスタで発生できる最大周期の系列であり、2−1の系列長をもつ。このM系列から取り出した任意の連続したKビットは、同じM系列中の他の位置に現れない性質を持つ。そこで、この性質を利用して位置情報を符号化する。
ところで、本実施の形態では、符号化すべき位置情報の長さから、必要なM系列の次数を求め、M系列を生成している。しかしながら、符号化する位置情報の長さが予め分かっている場合は、M系列を毎回生成する必要はない。即ち、固定のM系列を予め生成しておき、それをメモリ等に格納しておけばよい。
例えば、系列長8191のM系列(K=13)を使用したとする。この場合、位置符号も5ビット単位で埋め込むため、系列長8191のM系列から5ビットずつ取り出してブロック化する。
尚、本明細書では、説明を簡単にするために、識別情報と位置情報とは明確に区別して用いている。しかしながら、広範な位置情報を用意しておき、媒体ごとに異なる範囲から位置情報を切り出して埋め込み、位置情報の違いによって媒体を識別するという手法もある。そこで、このような手法においては、媒体を識別する機能が位置情報に備わっているものと見て、位置情報を識別情報としても考えるものとする。
1−B.印刷文書への筆記
本実施の形態では、印刷文書に対する筆記情報がデジタルペン60から通信装置70を介して端末装置50に伝えられ、文書サーバ20へ登録される。
そこで、まず、デジタルペン60の機構について説明する。
図6は、デジタルペン60の構成例を示した図である。
図示するように、デジタルペン60は、ペン全体の動作を制御する制御回路61を備える。また、制御回路61は、読み取った符号画像を処理する画像処理部61aと、そこでの処理結果から識別情報及び位置情報を抽出するデータ処理部61bとを含む。
また、制御回路61には、デジタルペン60による筆記動作をペンチップ69に加わる圧力によって検出する圧力センサ62が接続されている。更に、媒体上に赤外光を照射する赤外LED63と、反射光を検知することによって符号画像を読み取る赤外CMOS64も接続されている。更にまた、識別情報、位置情報、付加情報を記憶するための情報メモリ65と、外部装置と通信するための通信回路66と、ペンを駆動するためのバッテリ67と、ペンの識別情報(ペンID)を記憶するペンIDメモリ68も接続されている。
次に、このうち制御回路61において実現される機能構成について更に詳細に説明する。
図7は、制御回路61の機能構成例を示したブロック図である。尚、図では、制御回路61内の画像処理部61aとデータ処理部61bとに分けて、機能構成例を示している。
図示するように、画像処理部61aは、画像取得部611と、ドット配列生成部612とを備える。また、データ処理部61bは、符号配列生成部613と、識別情報取得部614と、位置情報取得部615と、筆記情報生成部616と、付加情報取得部617と、送信部619とを備える。
画像取得部611は、赤外CMOS64が印刷文書から読み取った符号画像を取得する。また、必要に応じて、符号画像に含まれるノイズを除去する。
ドット配列生成部612は、符号画像におけるドットの位置を参照して、ドット配列を生成する。即ち、2次元の配列上で、例えば、ドットがある位置に「1」を、ドットがない位置に「0」を記憶することにより、画像として検出したドットをデジタルデータに置き換える。そして、この2次元の配列をドット配列として出力する。
符号配列生成部613は、ドット配列上で、符号ブロック内の単位パターンに対応するブロックを検出する。具体的には、単位パターンが配置されるブロックと同じ形状及び大きさの枠をドット配列上で動かし、枠内のドット数が均等になる位置で枠を固定する。例えば、図5(a)の単位パターンを用いる場合であれば、3ドット×3ドットに対応する大きさの枠を動かし、枠内に含まれるドット数が2となる位置で枠を固定する。そして、その枠で区切られた各ブロック内のドット位置から定まる符号値を格納した符号配列を生成する。また、この符号配列が生成されると、予め定められた同期符号の符号値を検索することによって、同期符号の位置が特定される。
識別情報取得部614は、符号配列から同期符号の位置を基準にして識別符号を検出する。そして、画像生成時にRS符号化処理で用いたパラメータを用いて識別符号を復号し、識別情報を取得する。
位置情報取得部615は、符号配列から同期符号の位置を基準にして位置符号を検出する。そして、位置符号からM系列の部分系列を取り出し、画像生成時に使用したM系列におけるこの部分系列の位置を参照し、この位置を同期符号によるオフセットで補正した値を位置情報として取得する。尚、オフセットで補正するのは、位置符号の間に同期符号が配置されているためである。
筆記情報生成部616は、位置情報取得部615が取得した位置情報を連結して筆記情報を生成する。ここで、筆記情報には、少なくともデジタルペン60のペン先の軌跡を電子化したデータが含まれるが、これ以外の情報を含んでもよい。ペン先の軌跡以外の情報としては、例えば、筆記した時にペンに設定されていた色の情報や、筆圧の情報等がある。
付加情報取得部617は、符号配列から同期符号の位置を基準にして付加符号を検出する。そして、画像生成時における符号化処理で用いたパラメータを用いて付加符号を復号し、付加情報を取得する。
送信部619は、識別情報取得部614が取得した識別情報と、筆記情報生成部616が生成した筆記情報と、付加情報取得部617が取得した付加情報とを通信回路66に受け渡すことで、通信装置70への情報送信を実現する。
次に、デジタルペン60が筆記情報を生成して文書サーバ20に登録する際の動作について説明する。
デジタルペン60では、まず、赤外LED63が媒体に対して赤外光を照射し、赤外CMOS64がその反射光を受光することにより、符号画像を読み取る。そして、画像取得部611がこの読み取った符号画像を取得する。そして、符号画像にノイズが含まれていれば、これを除去する。次に、ドット配列生成部612が、符号画像に含まれるドット位置をデジタルデータ化し、ドット配列を生成する。
図8は、その後のデジタルペン60及び文書サーバ20の動作を示したシーケンス図である。
デジタルペン60は、識別情報と、筆記情報と、付加情報とを取得する(ステップ651)。具体的には、次のような処理を行う。即ち、まず、符号配列生成部613が、ドット配列からブロックを検出し、ブロックごとの符号値を格納した符号配列を生成する。そして、符号配列において、同期符号の位置を特定する。その後、識別情報取得部614が、同期符号の位置に基づいて識別符号を検出し、これを復号して識別情報を取得する。また、位置情報取得部615が、同期符号の位置に基づいて位置符号を検出し、これを復号して位置情報を取得する。そして、筆記情報生成部616が、位置情報を連結して筆記情報を生成する。更に、本実施の形態では、付加情報取得部617が、同期符号の位置に基づいて付加符号を検出し、これを復号して付加情報を取得する。
そして、送信部619が、これらの情報を通信装置70及び端末装置50を介して文書サーバ20へ送信する(ステップ652)。尚、このとき、電子文書を管理する文書サーバ20が複数存在する場合は、識別情報を識別情報サーバ30へ送信してその識別情報に対応付けられた文書IDを取得し、これに基づいて、送信先の文書サーバ20を特定すればよい。
これにより、文書サーバ20では、まず、受信部21が、識別情報、筆記情報、付加情報を受信する(ステップ251)。次に、これらの情報は筆記情報登録部23に渡され、筆記情報登録部23が、渡された付加情報によって示されるペン先属性を決定する(ステップ252)。そして、渡された筆記情報を、渡された識別情報に対応する文書IDと、ステップ252で決定されたペン先属性とに関連付けて、筆記情報記憶部24に記憶する(ステップ253)。この筆記情報の登録処理が正常終了すると、筆記情報登録部23は、その旨を送信部29に伝え、送信部29が、筆記情報の登録報告をデジタルペン60に送信する(ステップ254)。
そして、デジタルペン60は、筆記情報の登録報告を受信する(ステップ653)。
以上により、本実施の形態の動作の説明を終了する。
尚、本実施の形態では、ペン先属性を付加情報として媒体に埋め込み、媒体への筆記がなされた際にはこの付加情報によって示されるペン先属性を筆記情報に付与するようにしたが、ペン先属性を媒体に埋め込まない構成も考えられる。その場合は、媒体上の位置(例えば、領域)を特定する位置情報と、その位置における筆記情報に付与する属性を決定するための位置属性の一例としてのペン先属性との対応関係を定義しておき、媒体への筆記がなされた際には、媒体から取得した埋め込み情報の一例である位置情報に対応付けられたペン先属性を筆記情報に付与するようにするとよい。この場合、文書サーバ20は、受信部21が媒体上の位置及び位置属性の指定を受け付ける受付手段として機能し、媒体上の位置と位置属性との対応関係を生成する生成手段が新たに設けられた構成となる。
また、本実施の形態では、媒体上の領域ごとにペン先属性を設定するようにしたが、1つの媒体に対して1つのペン先属性を設定し、媒体ごとにペン先属性を異ならせるようにしてもよい。その場合は、まず、1つの媒体に同じペン先属性を付加情報として埋め込む構成が考えられる。また、媒体の識別情報と、その媒体における筆記情報に付与すべきペン先属性との対応関係を定義しておき、媒体への筆記がなされた際には、媒体から取得した埋め込み情報の一例である識別情報に対応付けられたペン先属性を筆記情報に付与する構成を採用してもよい。
<第2の実施の形態>
本実施の形態では、前述した通り、媒体上の領域とデジタルペン60のペンタイプの組み合わせによって、ペン先属性を決定する。具体的には、文書サーバ20が、印刷文書の出力時に印刷文書に対して各領域の意味付けの設定を行い、印刷文書に対して筆記がなされた際にその設定と筆記に用いられたデジタルペン60のペンタイプとに基づいてペン先属性を決定する。
このように、本実施の形態でも、文書サーバ20が中心となって動作するので、まず、文書サーバ20の構成について説明する。
図9は、文書サーバ20の機能構成例を示したブロック図である。
図示するように、文書サーバ20は、受信部21と、識別情報取得部22と、筆記情報登録部23と、筆記情報記憶部24とを備える。また、識別符号生成部25aと、位置符号生成部25bと、符号配置部25cと、パターン画像記憶部25dと、符号画像生成部25eと、付加符号生成部25fとを備える。更に、文書画像生成部26と、画像合成部27と、ペン先属性決定情報記憶部28と、送信部29とを備える。
受信部21は、端末装置10から印刷要求を受信する。ここで、印刷要求に含まれる情報は、第1の実施の形態と同様である。また、受信部21は、識別情報サーバ30から識別情報を受信する。更に、印刷文書に対する筆記がなされた際には、デジタルペン60から、印刷文書に埋め込まれた識別情報と、印刷文書に対する筆記の内容を電子化した筆記情報と、印刷文書に付加的に埋め込まれた付加情報と、デジタルペン60の識別情報(以下、「ペンID」という)を受信する。ここで、本実施の形態において、付加情報とは、印刷文書上の領域ごとの意味付け、即ち、領域の属性(以下、「領域属性」という)を表す情報である。尚、本実施の形態では、筆記情報を取得する第1の取得手段、デジタルペンを識別するペン情報(ペンIDやペンタイプ等)を取得する第2の取得手段、及び、位置情報を取得する第3の取得手段の一例として、受信部21を設けている。
識別情報取得部22は、受信部21から文書ID及び印刷設定を取得し、これを送信部29に渡して識別情報の発行要求の送信を指示すると共に、これを文書画像生成部26に渡して文書画像の生成を指示する。また、受信部21から識別情報を取得し、これを識別符号生成部25aに渡して識別符号の生成を指示する。
筆記情報登録部23は、受信部21が受信した筆記情報を文書IDに関連付けて登録する。その際、受信部21が受信した付加情報とペン先属性決定テーブルとに基づいて決定される属性も筆記情報に関連付けて記憶する。尚、本実施の形態では、筆記情報の属性をペン情報に応じて決定する決定手段の一例として、筆記情報登録部23を設けている。
筆記情報記憶部24は、筆記情報登録部23によって登録される筆記情報を記憶する。尚、本実施の形態では、筆記情報を属性に関連付けて記憶する記憶手段の一例として、筆記情報記憶部24を設けている。
識別符号生成部25a、位置符号生成部25b、符号配置部25c、パターン画像記憶部25d、符号画像生成部25e、付加符号生成部25f、文書画像生成部26、画像合成部27は、第1の実施の形態で述べたものと同様であるので、ここでは詳しい説明を省略する。
ペン先属性決定情報記憶部28は、ペン先属性を決定するために用いられるペン先属性決定情報を記憶する。ここで、ペン先属性決定情報とは、例えば、ペンIDからペンタイプを決定する際に参照されるペンタイプ決定テーブルと、領域属性とペンタイプとからペン先属性を決定する際に参照されるペン先属性決定テーブルとを含む。
送信部29は、識別情報サーバ30に対して識別情報の発行要求を送信する。また、画像形成装置40に対して媒体に対する画像の印刷命令を送信する。更に、印刷文書に対する筆記がなされた際には、デジタルペン60に対して筆記情報の登録結果を送信する。
ここで、ペン先属性決定情報の一例であるペンタイプ決定テーブル及びペン先属性決定テーブルの具体的な内容について説明する。
図10に、これらのテーブルの具体的な内容の例を示す。
このうち、図10(a)は、ペンタイプ決定テーブルの具体的な内容を例示する図である。
ここでは、ペンタイプとペンIDとの対応関係がペンタイプ決定テーブルに記憶されている。具体的には、ペンID「P001」、「P002」、「P003」のデジタルペン60はペンタイプ「A」であり、ペンID「P901」、「P902」、「P903」のデジタルペン60はペンタイプ「B」であることが定義されている。
また、図10(b)は、ペン先属性決定テーブルの具体的な内容を例示する図である。
ここでは、領域属性とペンタイプとペン先属性との対応関係がペン先属性決定テーブルに記憶されている。具体的には、領域属性「名前欄」の領域に対して、ペンタイプ「A」のデジタルペン60で筆記するとペン先属性が「黒、太字」となり、ペンタイプ「B」のデジタルペン60で筆記するとペン先属性が「黒、細字」となることが定義されている。また、領域属性「解答欄」の領域に対して、ペンタイプ「A」のデジタルペン60で筆記するとペン先属性が「黒、細字」となり、ペンタイプ「B」のデジタルペン60で筆記するとペン先属性が「赤、細字」となることが定義されている。
次いで、本実施の形態の動作について説明する。
本実施の形態における動作も、大きく、印刷文書の出力と、印刷文書への筆記とに分けられるので、以下ではこれらを分けて説明する。
2−A.印刷文書の出力
このときの文書サーバ20及び識別情報サーバ30の動作は、第1の実施の形態で説明したものとほぼ同様であるので、ここでの詳細な説明は省略する。
但し、本実施の形態では、ステップ201(図4参照)において、受信部21が、ペン先属性ではなく領域属性を受信する。ここで、領域属性とは、ページ上の領域ごとに指定されるものであり、その領域の意味付けを表す属性である。また、本実施の形態では、ステップ204(図4参照)において、付加符号生成部25fが、領域属性を表す付加情報を符号化することで付加符号を生成する。
尚、本実施の形態で生成される符号画像や情報の符号化の手法は、第1の実施の形態で図5を参照して説明したものと同様なので、ここでは説明を省略する。
2−B.印刷文書への筆記
本実施の形態では、印刷文書に対する筆記情報がデジタルペン60から通信装置70を介して端末装置50に伝えられ、文書サーバ20へ登録される。
ここで、デジタルペン60の全体構成は、第1の実施の形態で図6を参照して説明したものと同様なので、ここでは説明を省略する。
また、デジタルペン60の制御回路61(図6参照)において実現される機能構成は、第1の実施の形態で図7を参照して説明したものと同様なので、ここでは説明を省略する。
次に、デジタルペン60が筆記情報を生成して文書サーバ20に登録する際の動作について説明する。
デジタルペン60では、まず、赤外LED63が媒体に対して赤外光を照射し、赤外CMOS64がその反射光を受光することにより、符号画像を読み取る。そして、画像取得部611がこの読み取った符号画像を取得する。そして、符号画像にノイズが含まれていれば、これを除去する。次に、ドット配列生成部612が、符号画像に含まれるドット位置をデジタルデータ化し、ドット配列を生成する。
図11は、その後のデジタルペン60及び文書サーバ20の動作を示したシーケンス図である。
デジタルペン60は、識別情報と、筆記情報と、付加情報と、ペンIDとを取得する(ステップ661)。具体的には、次のような処理を行う。即ち、まず、符号配列生成部613が、ドット配列からブロックを検出し、ブロックごとの符号値を格納した符号配列を生成する。そして、符号配列において、同期符号の位置を特定する。その後、識別情報取得部614が、同期符号の位置に基づいて識別符号を検出し、これを復号して識別情報を取得する。また、位置情報取得部615が、同期符号の位置に基づいて位置符号を検出し、これを復号して位置情報を取得する。そして、筆記情報生成部616が、位置情報を連結して筆記情報を生成する。更に、本実施の形態では、付加情報取得部617が、同期符号の位置に基づいて付加符号を検出し、これを復号して付加情報を取得する。更にまた、図示しないペンID取得部が、ペンIDメモリ68(図6参照)からペンIDを取得する。
そして、送信部619が、これらの情報を通信装置70及び端末装置50を介して文書サーバ20へ送信する(ステップ662)。尚、このとき、電子文書を管理する文書サーバ20が複数存在する場合は、識別情報を識別情報サーバ30へ送信してその識別情報に対応付けられた文書IDを取得し、これに基づいて、送信先の文書サーバ20を特定すればよい。
これにより、文書サーバ20では、まず、受信部21が、識別情報、筆記情報、付加情報、ペンIDを受信する(ステップ261)。次に、これらの情報は筆記情報登録部23に渡され、筆記情報登録部23が、渡されたペンIDをキーとして、ペン先属性決定情報記憶部28に記憶されたペンタイプ決定テーブルを検索することにより、ペンIDに対応するペンタイプを決定する(ステップ262)。また、渡された付加情報によって示される領域属性と、ステップ262で決定されたペンタイプとをキーとして、ペン先属性決定テーブルを検索することにより、ペン先属性を決定する(ステップ263)。そして、渡された筆記情報を、渡された識別情報に対応する文書IDと、ステップ263で決定されたペン先属性とに関連付けて、筆記情報記憶部24に記憶する(ステップ264)。この筆記情報の登録処理が正常終了すると、筆記情報登録部23は、その旨を送信部29に伝え、送信部29が、筆記情報の登録報告をデジタルペン60に送信する(ステップ265)。
そして、デジタルペン60は、筆記情報の登録報告を受信する(ステップ664)。
以上により、本実施の形態の動作の説明を終了する。
尚、本実施の形態では、領域属性を付加情報として媒体に埋め込み、媒体への筆記がなされた際にはこの付加情報によって示される領域属性を用いて筆記情報に付与する属性を決定するようにしたが、領域属性を媒体に埋め込まない構成も考えられる。その場合は、媒体上の位置(例えば、領域)を特定する位置情報と、その位置における筆記情報に付与する属性を決定するための位置属性の一例としての領域属性との対応関係を定義しておき、媒体への筆記がなされた際には、媒体から取得した埋め込み情報の一例である位置情報に対応付けられた領域属性を用いて筆記情報に付与する属性を決定するようにするとよい。この場合、文書サーバ20は、受信部21が媒体上の位置及び位置属性の指定を受け付ける受付手段として機能し、媒体上の位置と位置属性との対応関係を生成する生成手段が新たに設けられた構成となる。
また、本実施の形態では、媒体上の領域ごとに領域属性を設定するようにしたが、1つの媒体に対して1つの領域属性を設定し、媒体ごとに領域属性を異ならせるようにしてもよい。その場合は、まず、1つの媒体に同じ領域属性を付加情報として埋め込む構成が考えられる。また、媒体の識別情報と、その媒体における筆記情報に付与する属性を決定するために用いる領域属性との対応関係を定義しておき、媒体への筆記がなされた際には、媒体から取得した埋め込み情報の一例である識別情報に対応付けられた領域属性を用いて筆記情報に付与する属性を決定する構成を採用してもよい。
更に、本実施の形態では、領域属性とペンタイプの組み合わせによって筆記情報の属性を決定するようにしたが、領域属性を考慮せず、ペンタイプのみによって筆記情報の属性を決定するようにしてもよい。また、複数のペンIDに対応するペンタイプによって筆記情報の属性を決定するのではなく、個々のペンIDによって筆記情報の属性を決定する構成としてもよい。
ところで、本実施の形態では、文書サーバ20が、印刷文書の出力時における情報の生成処理(文書画像と符号画像との合成画像の生成処理、位置情報と位置属性との対応関係の生成処理)や、印刷文書への筆記時における筆記情報の登録処理を行った。しかしながら、これらの処理を如何なる装置で行うかについては種々のバリエーションが考えられる。例えば、印刷文書の出力時における情報の生成処理は、端末装置10で行ってもよいし、識別情報サーバ30で行ってもよいし、画像形成装置40で行ってもよい。また、印刷文書への筆記時における筆記情報の登録処理は、デジタルペン60で行ってもよいし、通信装置70で行ってもよいし、端末装置50で行ってもよいし、識別情報サーバ30で行ってもよい。
そこで、これらの処理をコンピュータ90で行うものとして、コンピュータ90のハードウェア構成について説明する。
図12は、コンピュータ90のハードウェア構成を示した図である。
図示するように、コンピュータ90は、演算手段であるCPU(Central Processing Unit)91と、記憶手段であるメインメモリ92及び磁気ディスク装置(HDD:Hard Disk Drive)93とを備える。ここで、CPU91は、OS(Operating System)やアプリケーション等の各種ソフトウェアを実行し、上述した各機能を実現する。また、メインメモリ92は、各種ソフトウェアやその実行に用いるデータ等を記憶する記憶領域であり、磁気ディスク装置93は、各種ソフトウェアに対する入力データや各種ソフトウェアからの出力データ等を記憶する記憶領域である。
更に、コンピュータ90は、外部との通信を行うための通信I/F94と、ビデオメモリやディスプレイ等からなる表示機構95と、キーボードやマウス等の入力デバイス96とを備える。
尚、本実施の形態を実現するプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD−ROM等の記録媒体に格納して提供することも可能である。
本発明の実施の形態が適用されるシステム構成を示した図である。 本発明の実施の形態における動作の概要を示した図である。 本発明の第1の実施の形態における文書サーバの機能構成を示したブロック図である。 本発明の実施の形態における印刷文書出力時の動作を示したシーケンス図である。 本発明の実施の形態で生成される符号画像の例を示した図である。 本発明の実施の形態におけるデジタルペンの全体構成を示した図である。 本発明の実施の形態におけるデジタルペンの制御回路の機能構成を示したブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における印刷文書への筆記時の動作を示したシーケンス図である。 本発明の第2の実施の形態における文書サーバの機能構成を示したブロック図である。 本発明の第2の実施の形態で参照されるペン先属性決定情報の例を示した図である。 本発明の第2の実施の形態における印刷文書への筆記時の動作を示したシーケンス図である。 本発明の実施の形態を実現可能なコンピュータのハードウェア構成図である。
符号の説明
10,50…端末装置、20…文書サーバ、30…識別情報サーバ、40…画像形成装置、60…デジタルペン、80…ネットワーク

Claims (4)

  1. 媒体に対する筆記の内容を電子化した筆記情報を取得する第1の取得手段と、
    前記媒体に対する前記筆記において用いられたデジタルペンを識別するペン情報を取得する第2の取得手段と、
    前記媒体上の前記筆記がなされた位置を含む領域の属性を示す領域属性情報を取得する第3の取得手段と、
    前記第1の取得手段により取得された前記筆記情報の属性のうち、前記デジタルペンのペン先に関する1つの属性を、前記第2の取得手段により取得された前記ペン情報と、前記第3の取得手段により取得された前記領域属性情報との組み合わせに応じて決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された前記ペン先に関する1つの属性に関連付けて、前記筆記情報を記憶する記憶手段と
    を備えたことを特徴とする筆記情報処理装置。
  2. 前記第3の取得手段は、前記媒体に埋め込まれた前記領域属性情報を取得することを特徴とする請求項1記載の筆記情報処理装置。
  3. 前記媒体に埋め込まれ、当該媒体上の前記筆記がなされた位置を特定する位置情報を取得する第4の取得手段を更に備え、
    前記第3の取得手段は、前記媒体上の各位置を含む領域の属性の定義と、前記第4の取得手段により取得された前記位置情報とに基づいて、前記領域属性情報を取得することを特徴とする請求項1記載の筆記情報処理装置。
  4. コンピュータに、
    媒体に対する筆記の内容を電子化した筆記情報を取得する機能と、
    前記媒体に対する前記筆記において用いられたデジタルペンを識別するペン情報を取得する機能と、
    前記媒体上の前記筆記がなされた位置を含む領域の属性を示す領域属性情報を取得する機能と、
    前記筆記情報の属性のうち、前記デジタルペンのペン先に関する1つの属性を、前記ペン情報と前記領域属性情報との組み合わせに応じて決定する機能と、
    決定された前記ペン先に関する1つの属性に関連付けて、前記筆記情報を所定の記憶手段に記憶する機能と
    を実現させるためのプログラム。
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