JP2009252063A - 筆記情報生成装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】独立に処理可能な複数の筆記情報を電子筆記具の操作により生成する。
【解決手段】画像処理部61aでは、画像取得部611が、媒体から画像を取得し、ドット配列生成部612が、画像からドット配列を生成する。また、データ処理部61bでは、符号配列生成部613が、ドット配列から符号配列を生成し、識別情報取得部614が、符号配列から識別情報を取得し、位置情報取得部615が、符号配列から位置情報を取得し、操作判別部618が、ユーザ操作を判別し、筆跡情報生成部616が、判別されたユーザ操作に応じて分割された筆跡情報を生成し、属性付加部619が必要に応じて筆跡情報に属性を付加し、出力部620が、識別情報と分割された筆跡情報等とを出力する。
【選択図】図6
【解決手段】画像処理部61aでは、画像取得部611が、媒体から画像を取得し、ドット配列生成部612が、画像からドット配列を生成する。また、データ処理部61bでは、符号配列生成部613が、ドット配列から符号配列を生成し、識別情報取得部614が、符号配列から識別情報を取得し、位置情報取得部615が、符号配列から位置情報を取得し、操作判別部618が、ユーザ操作を判別し、筆跡情報生成部616が、判別されたユーザ操作に応じて分割された筆跡情報を生成し、属性付加部619が必要に応じて筆跡情報に属性を付加し、出力部620が、識別情報と分割された筆跡情報等とを出力する。
【選択図】図6
Description
本発明は、筆記情報生成装置、プログラムに関する。
プリントアウト表面を手動で編集することにより、電子的に記憶された文書に変更を加える技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1の技術では、まず、電子的に記憶された文書を、位置コーディングパターンを備えた表面に印刷する。次に、位置コーディングパターン読取り手段を備えたデジタルペンと表面にマーキングを付けるペンポイントとでプリントアウト表面を手動で編集する。すると、このマーキングがコンピュータに転送され、コンピュータ内で解釈され、この解釈に基づいて記憶済み文書に変更が加えられる。
本発明の目的は、独立に処理可能な複数の筆記情報を電子筆記具の操作により生成できる技術を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、媒体上の位置情報が埋め込まれた当該媒体に電子筆記具を用いて筆記する際の当該電子筆記具に対するユーザ操作を検出する検出手段と、前記電子筆記具を用いた前記媒体に対する筆記に応じて読み取られた当該媒体上の前記位置情報を取得する取得手段と、前記検出手段により特定のユーザ操作が検出される前に前記取得手段により取得された特定の媒体上の前記位置情報を用いて第1の筆記情報を生成し、前記検出手段により当該特定のユーザ操作が検出された後に前記取得手段により取得された当該特定の媒体上の前記位置情報を用いて、当該第1の筆記情報とは独立に処理可能な第2の筆記情報を生成する生成手段とを備えたことを特徴とする筆記情報生成装置である。
請求項2に記載の発明は、前記検出手段は、前記電子筆記具で前記媒体上の予め設定された位置を指示する操作が行われたことを、前記ユーザ操作として検出することを特徴とする請求項1記載の筆記情報生成装置である。
請求項3に記載の発明は、前記検出手段は、前記電子筆記具に設けられた操作部の操作が行われたことを、前記ユーザ操作として検出することを特徴とする請求項1記載の筆記情報生成装置である。
請求項4に記載の発明は、前記検出手段は、直前に筆記した位置から所定の距離以上離れた前記媒体上の位置を前記電子筆記具で指示する操作が行われたことを、前記ユーザ操作として検出することを特徴とする請求項1記載の筆記情報生成装置である。
請求項5に記載の発明は、前記検出手段は、前記電子筆記具で前記媒体上の位置以外の位置を指示する操作が行われたことを、前記ユーザ操作として検出することを特徴とする請求項1記載の筆記情報生成装置である。
請求項6に記載の発明は、前記検出手段は、直前に筆記した時間から所定の時間が経過した後に前記電子筆記具で筆記する操作が行われたことを、前記ユーザ操作として検出することを特徴とする請求項1記載の筆記情報生成装置である。
請求項7に記載の発明は、前記検出手段は、直前に筆記した位置から所定の距離以上離れた前記媒体上の位置に前記電子筆記具で筆記する操作が行われたことを、前記ユーザ操作として検出することを特徴とする請求項1記載の筆記情報生成装置である。
請求項8に記載の発明は、前記生成手段により生成された前記第1の筆記情報と前記第2の筆記情報とに、前記検出手段により検出された前記特定のユーザ操作に応じて、異なる属性を付加する付加手段を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の筆記情報生成装置である。
請求項9に記載の発明は、前記属性は、前記第1の筆記情報と前記第2の筆記情報とを所定の機器の画面に表示する際のレイヤに関する属性であることを特徴とする請求項8記載の筆記情報生成装置である。
請求項10に記載の発明は、前記属性は、前記第1の筆記情報と前記第2の筆記情報とを電子的に記録するかどうかに関する属性であることを特徴とする請求項8記載の筆記情報生成装置である。
請求項11に記載の発明は、コンピュータに、媒体上の位置情報が埋め込まれた当該媒体に電子筆記具を用いて筆記する際の当該電子筆記具に対するユーザ操作を検出する機能と、前記電子筆記具を用いた前記媒体に対する筆記に応じて読み取られた当該媒体上の前記位置情報を取得する機能と、特定のユーザ操作が検出される前に取得された特定の媒体上の前記位置情報を用いて第1の筆記情報を生成し、当該特定のユーザ操作が検出された後に取得された当該特定の媒体上の前記位置情報を用いて、当該第1の筆記情報とは独立に処理可能な第2の筆記情報を生成する機能とを実現させるためのプログラムである。
請求項2に記載の発明は、前記検出手段は、前記電子筆記具で前記媒体上の予め設定された位置を指示する操作が行われたことを、前記ユーザ操作として検出することを特徴とする請求項1記載の筆記情報生成装置である。
請求項3に記載の発明は、前記検出手段は、前記電子筆記具に設けられた操作部の操作が行われたことを、前記ユーザ操作として検出することを特徴とする請求項1記載の筆記情報生成装置である。
請求項4に記載の発明は、前記検出手段は、直前に筆記した位置から所定の距離以上離れた前記媒体上の位置を前記電子筆記具で指示する操作が行われたことを、前記ユーザ操作として検出することを特徴とする請求項1記載の筆記情報生成装置である。
請求項5に記載の発明は、前記検出手段は、前記電子筆記具で前記媒体上の位置以外の位置を指示する操作が行われたことを、前記ユーザ操作として検出することを特徴とする請求項1記載の筆記情報生成装置である。
請求項6に記載の発明は、前記検出手段は、直前に筆記した時間から所定の時間が経過した後に前記電子筆記具で筆記する操作が行われたことを、前記ユーザ操作として検出することを特徴とする請求項1記載の筆記情報生成装置である。
請求項7に記載の発明は、前記検出手段は、直前に筆記した位置から所定の距離以上離れた前記媒体上の位置に前記電子筆記具で筆記する操作が行われたことを、前記ユーザ操作として検出することを特徴とする請求項1記載の筆記情報生成装置である。
請求項8に記載の発明は、前記生成手段により生成された前記第1の筆記情報と前記第2の筆記情報とに、前記検出手段により検出された前記特定のユーザ操作に応じて、異なる属性を付加する付加手段を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の筆記情報生成装置である。
請求項9に記載の発明は、前記属性は、前記第1の筆記情報と前記第2の筆記情報とを所定の機器の画面に表示する際のレイヤに関する属性であることを特徴とする請求項8記載の筆記情報生成装置である。
請求項10に記載の発明は、前記属性は、前記第1の筆記情報と前記第2の筆記情報とを電子的に記録するかどうかに関する属性であることを特徴とする請求項8記載の筆記情報生成装置である。
請求項11に記載の発明は、コンピュータに、媒体上の位置情報が埋め込まれた当該媒体に電子筆記具を用いて筆記する際の当該電子筆記具に対するユーザ操作を検出する機能と、前記電子筆記具を用いた前記媒体に対する筆記に応じて読み取られた当該媒体上の前記位置情報を取得する機能と、特定のユーザ操作が検出される前に取得された特定の媒体上の前記位置情報を用いて第1の筆記情報を生成し、当該特定のユーザ操作が検出された後に取得された当該特定の媒体上の前記位置情報を用いて、当該第1の筆記情報とは独立に処理可能な第2の筆記情報を生成する機能とを実現させるためのプログラムである。
請求項1の発明は、独立に処理可能な複数の筆記情報を電子筆記具の操作により生成することができるという効果を有する。
請求項2の発明は、本構成を有していない場合に比較して、独立に処理可能な複数の筆記情報を生成する指示の確実性が増し、電子筆記具に操作部を設ける必要もないという効果を有する。
請求項3の発明は、本構成を有していない場合に比較して、独立に処理可能な複数の筆記情報を生成する指示の確実性が増し、媒体に特別な位置を予め設定しておく必要もないという効果を有する。
請求項4の発明は、電子筆記具に操作部を設けたり、媒体に特別な位置を予め設定したりすることなく、独立に処理可能な複数の筆記情報を生成することができるという効果を有する。
請求項5の発明は、電子筆記具に操作部を設けたり、媒体に特別な位置を予め設定したりすることなく、独立に処理可能な複数の筆記情報を生成することができるという効果を有する。
請求項6の発明は、電子筆記具に対する特別な操作を行うことなく、独立に処理可能な複数の筆記情報を生成することができるという効果を有する。
請求項7の発明は、電子筆記具に対する特別な操作を行うことなく、独立に処理可能な複数の筆記情報を生成することができるという効果を有する。
請求項8の発明は、独立に処理可能な複数の筆記情報に電子筆記具の操作により属性を付加することができるという効果を有する。
請求項9の発明は、複数の筆記情報を表示する際のレイヤを電子筆記具の操作により決めることができるという効果を有する。
請求項10の発明は、複数の筆記情報を電子的に記録するかどうかを電子筆記具の操作により決めることができるという効果を有する。
請求項11の発明は、独立に処理可能な複数の筆記情報を電子筆記具の操作により生成することができるという効果を有する。
請求項2の発明は、本構成を有していない場合に比較して、独立に処理可能な複数の筆記情報を生成する指示の確実性が増し、電子筆記具に操作部を設ける必要もないという効果を有する。
請求項3の発明は、本構成を有していない場合に比較して、独立に処理可能な複数の筆記情報を生成する指示の確実性が増し、媒体に特別な位置を予め設定しておく必要もないという効果を有する。
請求項4の発明は、電子筆記具に操作部を設けたり、媒体に特別な位置を予め設定したりすることなく、独立に処理可能な複数の筆記情報を生成することができるという効果を有する。
請求項5の発明は、電子筆記具に操作部を設けたり、媒体に特別な位置を予め設定したりすることなく、独立に処理可能な複数の筆記情報を生成することができるという効果を有する。
請求項6の発明は、電子筆記具に対する特別な操作を行うことなく、独立に処理可能な複数の筆記情報を生成することができるという効果を有する。
請求項7の発明は、電子筆記具に対する特別な操作を行うことなく、独立に処理可能な複数の筆記情報を生成することができるという効果を有する。
請求項8の発明は、独立に処理可能な複数の筆記情報に電子筆記具の操作により属性を付加することができるという効果を有する。
請求項9の発明は、複数の筆記情報を表示する際のレイヤを電子筆記具の操作により決めることができるという効果を有する。
請求項10の発明は、複数の筆記情報を電子的に記録するかどうかを電子筆記具の操作により決めることができるという効果を有する。
請求項11の発明は、独立に処理可能な複数の筆記情報を電子筆記具の操作により生成することができるという効果を有する。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態(以下、「実施の形態」という)について詳細に説明する。
まず、本実施の形態におけるコンピュータシステムの全体構成について説明する。
図1は、本実施の形態のコンピュータシステムの構成例を示したものである。
図示するように、このコンピュータシステムは、端末装置10と、文書サーバ20と、識別情報サーバ30と、画像形成装置40と、端末装置50とがネットワーク80に接続されることにより構成されている。また、端末装置50には、デジタルペン60が通信装置70を介して接続されている。
まず、本実施の形態におけるコンピュータシステムの全体構成について説明する。
図1は、本実施の形態のコンピュータシステムの構成例を示したものである。
図示するように、このコンピュータシステムは、端末装置10と、文書サーバ20と、識別情報サーバ30と、画像形成装置40と、端末装置50とがネットワーク80に接続されることにより構成されている。また、端末装置50には、デジタルペン60が通信装置70を介して接続されている。
端末装置10は、文書サーバ20に対して電子文書の印刷を要求するコンピュータ装置である。ここで、端末装置10としては、例えば、パーソナルコンピュータやワークステーション、その他のコンピュータを用いるとよい。
文書サーバ20は、電子文書を記憶し管理するコンピュータ装置である。また、端末装置10から電子文書の印刷要求があると、電子文書の画像と、識別情報及び位置情報を表す符号画像とを生成し、これらを合成した合成画像を媒体に印刷する印刷命令を画像形成装置40に対して出力する。この場合、識別情報とは、媒体を一意に特定するための情報であり、位置情報とは、媒体上の座標位置を特定するための情報である。ここで、文書サーバ20としては、例えば、パーソナルコンピュータやワークステーション、その他のコンピュータを用いるとよい。
文書サーバ20は、電子文書を記憶し管理するコンピュータ装置である。また、端末装置10から電子文書の印刷要求があると、電子文書の画像と、識別情報及び位置情報を表す符号画像とを生成し、これらを合成した合成画像を媒体に印刷する印刷命令を画像形成装置40に対して出力する。この場合、識別情報とは、媒体を一意に特定するための情報であり、位置情報とは、媒体上の座標位置を特定するための情報である。ここで、文書サーバ20としては、例えば、パーソナルコンピュータやワークステーション、その他のコンピュータを用いるとよい。
識別情報サーバ30は、媒体に付与する識別情報を発行するコンピュータ装置である。そして、発行した識別情報を、その識別情報が付与される媒体に印刷される電子文書と関連付けて記憶する。ここで、識別情報サーバ30としては、例えば、パーソナルコンピュータやワークステーション、その他のコンピュータを用いるとよい。
画像形成装置40は、媒体に画像を印刷し、印刷文書として出力する装置である。この画像形成装置40は、単体のプリンタや印刷機であってもよいし、他にスキャナや通信の機能を備えた所謂複合機であってもよい。ここで、画像形成装置40における画像形成方式としては、例えば、電子写真方式を用いるとよいが、その他の方式を用いてもよい。
画像形成装置40は、媒体に画像を印刷し、印刷文書として出力する装置である。この画像形成装置40は、単体のプリンタや印刷機であってもよいし、他にスキャナや通信の機能を備えた所謂複合機であってもよい。ここで、画像形成装置40における画像形成方式としては、例えば、電子写真方式を用いるとよいが、その他の方式を用いてもよい。
端末装置50は、印刷文書に対する筆記を電子化した情報(以下、「筆跡情報」という)を、印刷文書に記録された画像の元となる電子文書に反映させるために識別情報サーバ30に送信するコンピュータ装置である。また、筆跡情報を反映する対象の電子文書を図示しないディスプレイに表示し、その上に筆跡情報を重ねて表示するようにしてもよい。ここで、端末装置50としては、例えば、パーソナルコンピュータやワークステーション、その他のコンピュータを用いるとよい。尚、本実施の形態では、筆記の内容を電子化した筆記情報の一例として、筆跡情報を用いている。また、筆跡情報を主に手書き情報として説明するが、これに限らず、例えば、建築や機械等の図面データを出力する装置であるプロッタ等によって機械的に描画された情報であってもよい。
デジタルペン60は、電子筆記具の一例であり、印刷文書上に文字又は図形を筆記するために用いられるペンデバイスである。また、媒体に印刷された符号画像を読み取る撮像素子を備える。そして、撮像素子で読み取った符号画像から位置情報を検出し、筆記した文字又は図形をイメージデータ化した筆跡情報をこの位置情報に基づいて生成し記憶する。
通信装置70は、デジタルペン60から筆跡情報を取得して端末装置50に送信する装置である。例えば、デジタルペン60を差し込む差込口を設け、この差込口にデジタルペン60が差し込まれると、デジタルペン60に記憶された筆跡情報を端末装置50に送信するようにするとよい。ここで、端末装置50との間の通信の方式としては、USB(Universal Serial Bus)、Bluetooth(登録商標)、赤外線通信機能等、種々の方式が考えられる。また、図では、通信装置70をデジタルペン60と別体のものとして示しているが、必ずしも別体である必要はなく、一体に構成してもよい。
通信装置70は、デジタルペン60から筆跡情報を取得して端末装置50に送信する装置である。例えば、デジタルペン60を差し込む差込口を設け、この差込口にデジタルペン60が差し込まれると、デジタルペン60に記憶された筆跡情報を端末装置50に送信するようにするとよい。ここで、端末装置50との間の通信の方式としては、USB(Universal Serial Bus)、Bluetooth(登録商標)、赤外線通信機能等、種々の方式が考えられる。また、図では、通信装置70をデジタルペン60と別体のものとして示しているが、必ずしも別体である必要はなく、一体に構成してもよい。
尚、本明細書では、媒体に記録する画像の元となる電子データを「電子文書」と表記するが、これは、テキストを含む「文書」を電子化したデータのみを意味するものではない。例えば、絵、写真、図形等の画像データ(ラスタデータかベクターデータかによらない)、データベース管理ソフトウェアや表計算ソフトウェアで記録されるデータ、その他の印刷可能な電子データも含めて「電子文書」としている。
また、本明細書において、「媒体」は、画像を印刷可能な媒体であれば、その材質は問わない。代表例は紙であるが、OHPシートや金属板等であっても構わない。
更に、本明細書では、電子文書や媒体について、それぞれを一意に識別するための識別情報を用いて処理を行うが、単に「識別情報」というときは、このうち、媒体の識別情報を意味するものとする。また、この識別情報の一例として、本実施の形態では、媒体へのプリントを行う画像形成装置40の機械番号と画像形成装置40におけるプリントカウントの値とを結合したものを用いる。
また、本明細書において、「媒体」は、画像を印刷可能な媒体であれば、その材質は問わない。代表例は紙であるが、OHPシートや金属板等であっても構わない。
更に、本明細書では、電子文書や媒体について、それぞれを一意に識別するための識別情報を用いて処理を行うが、単に「識別情報」というときは、このうち、媒体の識別情報を意味するものとする。また、この識別情報の一例として、本実施の形態では、媒体へのプリントを行う画像形成装置40の機械番号と画像形成装置40におけるプリントカウントの値とを結合したものを用いる。
まず、このコンピュータシステムの画像形成時の動作について説明する。
図2は、このときの文書サーバ20及び識別情報サーバ30の動作を示したシーケンス図である。
文書サーバ20は、まず、電子文書の印刷要求を端末装置10から受信する(ステップ211)。このうち、電子文書の印刷要求には、電子文書を一意に識別するための識別情報(以下、「文書ID」という)と印刷設定とが含まれる。ここで、文書IDとしては、例えば、URL(Uniform Resource Locator)を用いるとよいが、電子文書を一意に特定することができるものであれば他の情報を用いてもよい。また、印刷設定は、ページ、部数、用紙サイズ、Nアップ(電子文書のNページを媒体の1ページに割り付ける印刷)、余白等の設定を含む。そして、文書サーバ20は、文書IDと印刷設定とを識別情報サーバ30に送信することで、識別情報の発行を要求する(ステップ212)。
図2は、このときの文書サーバ20及び識別情報サーバ30の動作を示したシーケンス図である。
文書サーバ20は、まず、電子文書の印刷要求を端末装置10から受信する(ステップ211)。このうち、電子文書の印刷要求には、電子文書を一意に識別するための識別情報(以下、「文書ID」という)と印刷設定とが含まれる。ここで、文書IDとしては、例えば、URL(Uniform Resource Locator)を用いるとよいが、電子文書を一意に特定することができるものであれば他の情報を用いてもよい。また、印刷設定は、ページ、部数、用紙サイズ、Nアップ(電子文書のNページを媒体の1ページに割り付ける印刷)、余白等の設定を含む。そして、文書サーバ20は、文書IDと印刷設定とを識別情報サーバ30に送信することで、識別情報の発行を要求する(ステップ212)。
これにより、識別情報サーバ30は、文書IDと印刷設定とを受信する(ステップ311)。そして、識別情報を記憶したデータベースから未使用の識別情報を取り出す(ステップ312)。ここで、取り出す識別情報の数は、印刷設定に応じて決められる。つまり、基本的には、印刷するページ数に印刷部数を乗じて得られる数の識別情報が取り出される。但し、設定情報中に、Nアップの指定等がある場合は、それも考慮される。例えば、10ページの電子文書を2アップで5部印刷する場合は、25(=10÷2×5)個の識別情報が取り出される。
次に、識別情報サーバ30は、識別情報と文書IDと印刷設定とを関連付けて記憶する(ステップ313)。そして、ステップ312で発行された識別情報を、文書サーバ20に対して送信する(ステップ314)。
次に、識別情報サーバ30は、識別情報と文書IDと印刷設定とを関連付けて記憶する(ステップ313)。そして、ステップ312で発行された識別情報を、文書サーバ20に対して送信する(ステップ314)。
これにより、文書サーバ20は、識別情報を受信する(ステップ213)。そして、識別情報と位置情報とを表す符号画像を生成する(ステップ214)。この符号画像の生成は、具体的には、次のような処理により行われる。
即ち、まず、ステップ213で取得した識別情報を符号化することで識別符号を生成する。尚、識別情報の符号化の詳細については後述する。また、印刷設定を受け取り、印刷設定に応じた範囲の位置情報を符号化することで位置符号を生成する。尚、位置情報の符号化の詳細についても後述する。その後、識別符号と位置符号とを所定のレイアウトに従って配置し、これをパターン画像を用いて画像化することで符号画像を生成する。
即ち、まず、ステップ213で取得した識別情報を符号化することで識別符号を生成する。尚、識別情報の符号化の詳細については後述する。また、印刷設定を受け取り、印刷設定に応じた範囲の位置情報を符号化することで位置符号を生成する。尚、位置情報の符号化の詳細についても後述する。その後、識別符号と位置符号とを所定のレイアウトに従って配置し、これをパターン画像を用いて画像化することで符号画像を生成する。
また、文書サーバ20は、電子文書の文書画像を生成する(ステップ215)。その際、ステップ211で取得した文書IDに基づいて対象となる電子文書を図示しない記憶手段から読み出す。また、ステップ211で取得した印刷設定に基づいて文書画像を生成する。
そして、ステップ214で生成された符号画像と、ステップ215で生成された文書画像とを合成し、合成画像を生成する(ステップ216)。
その後、合成画像の印刷命令を画像形成装置40に送信する(ステップ217)。ここで、合成画像の印刷命令は、例えば、文書画像の印刷命令の列からなるPDL(Page Description Language)ファイルに対し、符号画像として印刷する内容をPDLコマンドとして設定したPDLの形式で送信される。
そして、ステップ214で生成された符号画像と、ステップ215で生成された文書画像とを合成し、合成画像を生成する(ステップ216)。
その後、合成画像の印刷命令を画像形成装置40に送信する(ステップ217)。ここで、合成画像の印刷命令は、例えば、文書画像の印刷命令の列からなるPDL(Page Description Language)ファイルに対し、符号画像として印刷する内容をPDLコマンドとして設定したPDLの形式で送信される。
これにより、画像形成装置40は、文書画像を例えばC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)のトナーを用いて媒体に印刷する。また、符号画像を例えばK(カーボンを含む黒)のトナー又は特殊トナーを用いて媒体に印刷する。
ここで、特殊トナーとしては、可視光領域(400nm〜700nm)における最大吸収率が7%以下であり、近赤外領域(800nm〜1000nm)における吸収率が30%以上の不可視トナーが例示される。ここで、「可視」及び「不可視」は、目視により認識できるかどうかとは関係しない。印刷文書における画像が可視光領域における特定の波長の吸収に起因する発色性の有無により認識できるかどうかで「可視」と「不可視」とを区別している。また、可視光領域における特定の波長の吸収に起因する発色性が若干あるが人間の目で認識し難いものも、「不可視」に含める。
ここで、特殊トナーとしては、可視光領域(400nm〜700nm)における最大吸収率が7%以下であり、近赤外領域(800nm〜1000nm)における吸収率が30%以上の不可視トナーが例示される。ここで、「可視」及び「不可視」は、目視により認識できるかどうかとは関係しない。印刷文書における画像が可視光領域における特定の波長の吸収に起因する発色性の有無により認識できるかどうかで「可視」と「不可視」とを区別している。また、可視光領域における特定の波長の吸収に起因する発色性が若干あるが人間の目で認識し難いものも、「不可視」に含める。
尚、ここでは、電子文書の画像に符号画像を合成して印刷することとしたが、白紙(ノートや付箋等)に符号画像を印刷する構成としてもよい。その場合は、ステップ211で受信する印刷要求に文書IDを含めないようにし、ステップ313で識別情報と文書ID及び印刷設定との関連付けを行わないようにし、ステップ215における文書画像の生成は実行しないようにすればよい。
次に、本実施の形態で生成される符号画像について説明する。
図3は、符号画像を構成する画像等の一例を示した図である。
まず、符号画像を構成する単位パターンについて説明する。
図3(a)は、単位パターンの一例を示したものである。
単位パターンとは、情報埋め込みの最小単位である。図では、黒塗りの領域と斜線の領域をドット配置可能な領域とし、その間にある白色の領域をドット配置不可能な領域としている。そして、ドット配置可能な領域のうち、黒塗りの領域にドットが配置され、斜線の領域にはドットが配置されていないことを示している。即ち、図は、ドットを配置可能な9箇所の中から選択した2箇所にドットを配置することで単位パターンを構成した例を示したものである。ここで、9箇所の中から2箇所を選択する組み合わせは36(=9C2)通りなので、単位パターンは、36種類存在する。このうち、4種類の単位パターンは、同期パターンとして使用される。同期パターンとは、画像の回転を検出したり、識別符号及び位置符号の相対的な位置を特定したりするためのパターンである。特に、画像の回転を検出する必要があることから、4種類の同期パターンとしては、そのうちの1つの同期パターンを90度回転するとそのうちの別の同期パターンになるようなものが選ばれる。また、この4種類の単位パターンを除く32種類の単位パターンは、識別符号及び位置符号を表現する情報パターンとして使用され、5ビットの情報が表現される。
図3は、符号画像を構成する画像等の一例を示した図である。
まず、符号画像を構成する単位パターンについて説明する。
図3(a)は、単位パターンの一例を示したものである。
単位パターンとは、情報埋め込みの最小単位である。図では、黒塗りの領域と斜線の領域をドット配置可能な領域とし、その間にある白色の領域をドット配置不可能な領域としている。そして、ドット配置可能な領域のうち、黒塗りの領域にドットが配置され、斜線の領域にはドットが配置されていないことを示している。即ち、図は、ドットを配置可能な9箇所の中から選択した2箇所にドットを配置することで単位パターンを構成した例を示したものである。ここで、9箇所の中から2箇所を選択する組み合わせは36(=9C2)通りなので、単位パターンは、36種類存在する。このうち、4種類の単位パターンは、同期パターンとして使用される。同期パターンとは、画像の回転を検出したり、識別符号及び位置符号の相対的な位置を特定したりするためのパターンである。特に、画像の回転を検出する必要があることから、4種類の同期パターンとしては、そのうちの1つの同期パターンを90度回転するとそのうちの別の同期パターンになるようなものが選ばれる。また、この4種類の単位パターンを除く32種類の単位パターンは、識別符号及び位置符号を表現する情報パターンとして使用され、5ビットの情報が表現される。
ところで、図3(a)に示したドットは、あくまで情報表現のためのドットであり、画像を構成する最小の点を意味するドットとは必ずしも一致しない。本実施の形態において、情報表現のためのドット(図3(a)の最小の四角)は、600dpiにおける2ドット×2ドットの大きさを有している。600dpiにおける1ドットの大きさは0.0423mmなので、情報表現のためのドット(図3(a)の最小の四角)の一辺は、84.6μm(=0.0423mm×2)である。情報表現のためのドットは、大きくなればなるほど目に付きやすくなるため、できるだけ小さいほうが好ましい。ところが、あまり小さくすると、プリンタで印刷できなくなってしまう。そこで、情報表現のためのドットの大きさとして、50μmより大きく100μmより小さい上記の値を採用している。但し、上記の値84.6μmは、あくまで計算上の数値であり、実際に印刷されたトナー像では100μm程度になる。尚、本明細書で「ドット」というときは、特に明示しない限り、画像を構成する最小の点を意味するドットではなく、情報表現のためのドットを指すものとする。
次に、このような単位パターンから構成される符号ブロックについて説明する。
図3(b)に、符号ブロックのレイアウトの一例を示す。尚、ここでは、画像ではなく、パターン画像によって置き換えられる直前の符号配列で示している。即ち、図3(b)の最小の四角(以下、「単位ブロック」という)に、図3(a)のような単位パターン(36通りの単位パターンのいずれか)が配置され、その画像が媒体に形成されることになる。
図3(b)のレイアウトでは、符号ブロックの左上の1つの単位ブロックに、同期符号が配置されている。また、同期符号が配置された単位ブロックの右側の4つの単位ブロックにX位置符号が配置され、同期符号が配置された単位ブロックの下側の4つの単位ブロックにY位置符号が配置されている。更に、これらの位置符号が配置された単位ブロックに囲まれた16(=4×4)個の単位ブロックに識別符号が配置されている。
図3(b)に、符号ブロックのレイアウトの一例を示す。尚、ここでは、画像ではなく、パターン画像によって置き換えられる直前の符号配列で示している。即ち、図3(b)の最小の四角(以下、「単位ブロック」という)に、図3(a)のような単位パターン(36通りの単位パターンのいずれか)が配置され、その画像が媒体に形成されることになる。
図3(b)のレイアウトでは、符号ブロックの左上の1つの単位ブロックに、同期符号が配置されている。また、同期符号が配置された単位ブロックの右側の4つの単位ブロックにX位置符号が配置され、同期符号が配置された単位ブロックの下側の4つの単位ブロックにY位置符号が配置されている。更に、これらの位置符号が配置された単位ブロックに囲まれた16(=4×4)個の単位ブロックに識別符号が配置されている。
ここで、識別情報の符号化について述べる。
識別情報を符号化する場合、識別情報を構成するビット列は、RS符号化を行うために複数のブロックに分割される。符号化には、いくつかの方法があるが、本実施の形態では、RS符号化が適している。RS符号は多値の符号法であり、この場合、単位ブロックで表現される値がRS符号の多値に対応するからである。例えば、1つの単位ブロックで5ビットの情報を表現する場合、60ビットの識別情報は、ブロック長が5ビットの12個のブロックに分割される。そして、2ブロックの誤りを訂正可能なRS符号を採用したとすると、符号長は16ブロックとなり、図3(b)の符号ブロックにおける識別符号が配置される単位ブロックに収まることになる。尚、符号化方式はRS符号に限定するものでなく、その他の符号化方式、例えば、BCH符号等を使用してもよい。
識別情報を符号化する場合、識別情報を構成するビット列は、RS符号化を行うために複数のブロックに分割される。符号化には、いくつかの方法があるが、本実施の形態では、RS符号化が適している。RS符号は多値の符号法であり、この場合、単位ブロックで表現される値がRS符号の多値に対応するからである。例えば、1つの単位ブロックで5ビットの情報を表現する場合、60ビットの識別情報は、ブロック長が5ビットの12個のブロックに分割される。そして、2ブロックの誤りを訂正可能なRS符号を採用したとすると、符号長は16ブロックとなり、図3(b)の符号ブロックにおける識別符号が配置される単位ブロックに収まることになる。尚、符号化方式はRS符号に限定するものでなく、その他の符号化方式、例えば、BCH符号等を使用してもよい。
次に、位置情報の符号化について述べる。
位置情報の符号化には、擬似乱数系列の一種であるM系列符号が使用される。ここで、M系列とは、ある長さのシフトレジスタとフィードバックによって生成される符号系列のうち、その周期が最長になる系列をいう。Kをシフトレジスタの段数とすると、M系列の系列長は2K−1となる。このM系列から取り出した任意の連続したKビットは、同じM系列中の他の位置に現れない性質を持つ。そこで、この性質を利用して位置情報を符号化する。
ところで、本実施の形態では、符号化すべき位置情報の長さから、必要なM系列の次数を求め、M系列を生成している。しかしながら、符号化する位置情報の長さが予め分かっている場合は、M系列を毎回生成する必要はない。即ち、固定のM系列を予め生成しておき、それをメモリ等に格納しておけばよい。
例えば、系列長8191のM系列(K=13)を使用したとする。この場合、位置符号も5ビット単位で埋め込むため、系列長8191のM系列から5ビットずつ取り出してブロック化する。
位置情報の符号化には、擬似乱数系列の一種であるM系列符号が使用される。ここで、M系列とは、ある長さのシフトレジスタとフィードバックによって生成される符号系列のうち、その周期が最長になる系列をいう。Kをシフトレジスタの段数とすると、M系列の系列長は2K−1となる。このM系列から取り出した任意の連続したKビットは、同じM系列中の他の位置に現れない性質を持つ。そこで、この性質を利用して位置情報を符号化する。
ところで、本実施の形態では、符号化すべき位置情報の長さから、必要なM系列の次数を求め、M系列を生成している。しかしながら、符号化する位置情報の長さが予め分かっている場合は、M系列を毎回生成する必要はない。即ち、固定のM系列を予め生成しておき、それをメモリ等に格納しておけばよい。
例えば、系列長8191のM系列(K=13)を使用したとする。この場合、位置符号も5ビット単位で埋め込むため、系列長8191のM系列から5ビットずつ取り出してブロック化する。
尚、本明細書では、説明を簡単にするために、識別情報と位置情報とは明確に区別して用いている。しかしながら、広範な位置情報を用意しておき、媒体ごとに異なる範囲から位置情報を切り出して埋め込み、位置情報の違いによって媒体を識別するという手法もある。そこで、このような手法においては、媒体を識別する機能が位置情報に備わっているものと見て、位置情報を識別情報としても考えるものとする。
ところで、このような符号画像が印刷された媒体にデジタルペン60を用いて筆記を行い、筆跡情報を得る場合、同じ媒体に対する筆跡情報は、たとえ時間的に離れた筆記に基づくものであっても同列に扱われるのが一般的である。しかしながら、筆跡情報を用いたその後の処理を考えると、筆跡情報を幾つかのまとまりに分割しておいたほうが都合がよい場合がある。そのような筆跡情報の分割は、例えば、PCの画面上で行うことも考えられるが、その場合、ユーザが画面上で筆跡情報の一部を選択して分割する単位(分割単位)を定義する等の追加操作が必要となる。
そこで、本実施の形態では、デジタルペン60での筆記時に、デジタルペン60を使って、筆跡情報の分割単位の開始点及び終了点の少なくとも何れか一方を定義する。これにより、デジタルペン60を持ったまま、PC等の他の機器を操作することなく、自然に筆跡情報を分割できるようにする。
そこで、本実施の形態では、デジタルペン60での筆記時に、デジタルペン60を使って、筆跡情報の分割単位の開始点及び終了点の少なくとも何れか一方を定義する。これにより、デジタルペン60を持ったまま、PC等の他の機器を操作することなく、自然に筆跡情報を分割できるようにする。
図4に、このようなデジタルペン60を用いた筆跡情報の分割の概略動作について示す。
図では、まず、(a)において、筆記を開始している。即ち、媒体401上の符号画像402が印刷された領域に例えば文字を記述する。そして、(b)において、ひとまとまりにしたい一連の筆記を終了すると、筆跡情報を区切る操作を行う。ここで、筆跡情報を区切る操作の詳細は後述するが、例えば、デジタルペン60で媒体の外をポイントする操作等がある。これにより、(b)で筆記された内容が、(c)に示すように、ひとまとまりの分割単位601として管理される。
また、(d)において、筆記を追加したとする。即ち、媒体401上の符号画像402が印刷された領域に、(b)で筆記していた文字に加え、例えば新たな文字を記述したとする。そして、(e)において、追加した筆記についても、筆跡情報を区切る操作を行ったとする。ここでも、筆跡情報を区切る操作としては、例えば、デジタルペン60で媒体の外をポイントする操作等がある。これにより、(e)で新たに筆記された内容が、(f)に示すように、2つ目のひとまとまりの分割単位602として管理される。
図では、まず、(a)において、筆記を開始している。即ち、媒体401上の符号画像402が印刷された領域に例えば文字を記述する。そして、(b)において、ひとまとまりにしたい一連の筆記を終了すると、筆跡情報を区切る操作を行う。ここで、筆跡情報を区切る操作の詳細は後述するが、例えば、デジタルペン60で媒体の外をポイントする操作等がある。これにより、(b)で筆記された内容が、(c)に示すように、ひとまとまりの分割単位601として管理される。
また、(d)において、筆記を追加したとする。即ち、媒体401上の符号画像402が印刷された領域に、(b)で筆記していた文字に加え、例えば新たな文字を記述したとする。そして、(e)において、追加した筆記についても、筆跡情報を区切る操作を行ったとする。ここでも、筆跡情報を区切る操作としては、例えば、デジタルペン60で媒体の外をポイントする操作等がある。これにより、(e)で新たに筆記された内容が、(f)に示すように、2つ目のひとまとまりの分割単位602として管理される。
このように、筆跡情報の分割は、デジタルペン60によって実現される。
そこで、まず、デジタルペン60の機構について説明する。
図5は、デジタルペン60の構成例を示した図である。
図示するように、デジタルペン60は、ペン全体の動作を制御する制御回路61を備える。また、制御回路61は、読み取った符号画像を処理する画像処理部61aと、そこでの処理結果から識別情報及び位置情報を抽出するデータ処理部61bとを含む。
また、制御回路61には、デジタルペン60による筆記動作をペンチップ69に加わる圧力によって検出する圧力センサ62が接続されている。更に、媒体上に赤外光を照射する赤外LED63と、反射光を検知することによって符号画像を読み取る赤外CMOS64も接続されている。更にまた、識別情報及び位置情報を記憶するための情報メモリ65と、外部装置と通信するための通信回路66と、ペンを駆動するためのバッテリ67と、ペンの識別情報(ペンID)を記憶するペンIDメモリ68も接続されている。
そこで、まず、デジタルペン60の機構について説明する。
図5は、デジタルペン60の構成例を示した図である。
図示するように、デジタルペン60は、ペン全体の動作を制御する制御回路61を備える。また、制御回路61は、読み取った符号画像を処理する画像処理部61aと、そこでの処理結果から識別情報及び位置情報を抽出するデータ処理部61bとを含む。
また、制御回路61には、デジタルペン60による筆記動作をペンチップ69に加わる圧力によって検出する圧力センサ62が接続されている。更に、媒体上に赤外光を照射する赤外LED63と、反射光を検知することによって符号画像を読み取る赤外CMOS64も接続されている。更にまた、識別情報及び位置情報を記憶するための情報メモリ65と、外部装置と通信するための通信回路66と、ペンを駆動するためのバッテリ67と、ペンの識別情報(ペンID)を記憶するペンIDメモリ68も接続されている。
次に、このうち制御回路61において実現される機能構成について更に詳細に説明する。
図6は、制御回路61の機能構成例を示したブロック図である。尚、図では、制御回路61内の画像処理部61aとデータ処理部61bとに分けて、機能構成例を示している。
図示するように、画像処理部61aは、画像取得部611と、ドット配列生成部612とを備える。また、データ処理部61bは、符号配列生成部613と、識別情報取得部614と、位置情報取得部615と、筆跡情報生成部616とを備える。そして、更に、位置情報記憶部617と、操作判別部618と、属性付加部619と、出力部620とを備える。
図6は、制御回路61の機能構成例を示したブロック図である。尚、図では、制御回路61内の画像処理部61aとデータ処理部61bとに分けて、機能構成例を示している。
図示するように、画像処理部61aは、画像取得部611と、ドット配列生成部612とを備える。また、データ処理部61bは、符号配列生成部613と、識別情報取得部614と、位置情報取得部615と、筆跡情報生成部616とを備える。そして、更に、位置情報記憶部617と、操作判別部618と、属性付加部619と、出力部620とを備える。
画像取得部611は、赤外CMOS64が印刷文書から読み取った符号画像を取得する。また、必要に応じて、符号画像に含まれるノイズを除去する。
ドット配列生成部612は、符号画像におけるドットの位置を参照して、ドット配列を生成する。即ち、2次元の配列上で、例えば、ドットがある位置に「1」を、ドットがない位置に「0」を記憶することにより、画像として検出したドットをデジタルデータに置き換える。そして、この2次元の配列をドット配列として出力する。
ドット配列生成部612は、符号画像におけるドットの位置を参照して、ドット配列を生成する。即ち、2次元の配列上で、例えば、ドットがある位置に「1」を、ドットがない位置に「0」を記憶することにより、画像として検出したドットをデジタルデータに置き換える。そして、この2次元の配列をドット配列として出力する。
符号配列生成部613は、ドット配列上で、符号ブロック内の単位パターンに対応するブロックを検出する。具体的には、単位パターンが配置されるブロックと同じ形状及び大きさの枠をドット配列上で動かし、枠内のドット数が均等になる位置で枠を固定する。例えば、図3(a)の単位パターンを用いる場合であれば、3ドット×3ドットに対応する大きさの枠を動かし、枠内に含まれるドット数が2となる位置で枠を固定する。そして、その枠で区切られた各ブロック内のドット位置から定まる符号値を格納した符号配列を生成する。また、この符号配列が生成されると、予め定められた同期符号の符号値を検索することによって、同期符号の位置が特定される。
識別情報取得部614は、符号配列から同期符号の位置を基準にして識別符号を検出する。そして、画像生成時にRS符号化処理で用いたパラメータを用いて識別符号を復号し、識別情報を取得する。
位置情報取得部615は、符号配列から同期符号の位置を基準にして位置符号を検出する。そして、位置符号からM系列の部分系列を取り出し、画像生成時に使用したM系列におけるこの部分系列の位置を参照し、この位置を同期符号によるオフセットで補正した値を位置情報として取得する。尚、オフセットで補正するのは、位置符号の間に同期符号が配置されているためである。本実施の形態では、位置情報を取得する取得手段の一例として、位置情報取得部615を設けている。
位置情報取得部615は、符号配列から同期符号の位置を基準にして位置符号を検出する。そして、位置符号からM系列の部分系列を取り出し、画像生成時に使用したM系列におけるこの部分系列の位置を参照し、この位置を同期符号によるオフセットで補正した値を位置情報として取得する。尚、オフセットで補正するのは、位置符号の間に同期符号が配置されているためである。本実施の形態では、位置情報を取得する取得手段の一例として、位置情報取得部615を設けている。
筆跡情報生成部616は、位置情報取得部615が取得した位置情報を連結して筆跡情報を生成する。ここで、筆跡情報とは、デジタルペン60のペン先の軌跡を電子化したデータであるが、これ以外の情報が付加されていてもよい。ペン先の軌跡以外の情報としては、例えば、筆跡情報の分割単位の識別情報や、分割単位に対する属性情報等がある。本実施の形態では、筆記情報を生成する生成手段の一例として、筆跡情報生成部616を設けている。
位置情報記憶部617は、位置情報取得部615が取得した位置情報を筆跡情報生成部616が連結して筆跡情報を生成する際に、位置情報を一時的に記憶する。
操作判別部618は、筆跡情報を区切る指示としてのデジタルペン60に対するユーザ操作を判別する。本実施の形態では、電子筆記具に対するユーザ操作を検出する検出手段の一例として、操作判別部618を設けている。
属性付加部619は、筆跡情報生成部616が分割した筆跡情報の各分割単位に対して、操作判別部618が判別したユーザ操作に応じた属性情報を付加する。本実施の形態では、筆記情報に属性を付加する付加手段の一例として、属性付加部619を設けている。
操作判別部618は、筆跡情報を区切る指示としてのデジタルペン60に対するユーザ操作を判別する。本実施の形態では、電子筆記具に対するユーザ操作を検出する検出手段の一例として、操作判別部618を設けている。
属性付加部619は、筆跡情報生成部616が分割した筆跡情報の各分割単位に対して、操作判別部618が判別したユーザ操作に応じた属性情報を付加する。本実施の形態では、筆記情報に属性を付加する付加手段の一例として、属性付加部619を設けている。
出力部620は、識別情報取得部614が取得した識別情報と、筆跡情報生成部616が生成した筆跡情報等の情報とを外部に出力する。その際、通信回路66が通信装置70と通信可能な状態にあれば、通信回路66に情報を出力し、通信回路66が通信装置70を介して端末装置50に情報を送信する。また、通信回路66が通信装置70と通信可能な状態になければ、情報メモリ65に情報を出力し、情報メモリ65が情報を記憶する。そして、通信回路66が、通信装置70と通信可能な状態になった時点で、情報メモリ65から情報を取り出し、通信装置70を介して端末装置50に情報を送信する。
次に、デジタルペン60が筆跡情報を生成する際の動作について説明する。
デジタルペン60では、まず、赤外LED63が媒体に対して赤外光を照射し、赤外CMOS64がその反射光を受光することにより、符号画像を読み取る。そして、画像取得部611がこの読み取った符号画像を取得する。そして、符号画像にノイズが含まれていれば、これを除去する。次に、ドット配列生成部612が、符号画像に含まれるドット位置をデジタルデータ化し、ドット配列を生成する。そして、符号配列生成部613が、ドット配列からブロックを検出し、ブロックごとの符号値を格納した符号配列を生成する。そして、符号配列において、同期符号の位置を特定する。その後、識別情報取得部614が、同期符号の位置に基づいて識別符号を検出し、これを復号して識別情報を取得する。また、位置情報取得部615が、同期符号の位置に基づいて位置符号を検出し、これを復号して位置情報を取得する。そして、筆跡情報生成部616が、位置情報を連結して筆跡情報を生成する。本実施の形態では、このとき、筆跡情報生成部616が、デジタルペン60に対するユーザ操作に応じて、筆跡情報を幾つかのまとまりに分割する処理を行う。
デジタルペン60では、まず、赤外LED63が媒体に対して赤外光を照射し、赤外CMOS64がその反射光を受光することにより、符号画像を読み取る。そして、画像取得部611がこの読み取った符号画像を取得する。そして、符号画像にノイズが含まれていれば、これを除去する。次に、ドット配列生成部612が、符号画像に含まれるドット位置をデジタルデータ化し、ドット配列を生成する。そして、符号配列生成部613が、ドット配列からブロックを検出し、ブロックごとの符号値を格納した符号配列を生成する。そして、符号配列において、同期符号の位置を特定する。その後、識別情報取得部614が、同期符号の位置に基づいて識別符号を検出し、これを復号して識別情報を取得する。また、位置情報取得部615が、同期符号の位置に基づいて位置符号を検出し、これを復号して位置情報を取得する。そして、筆跡情報生成部616が、位置情報を連結して筆跡情報を生成する。本実施の形態では、このとき、筆跡情報生成部616が、デジタルペン60に対するユーザ操作に応じて、筆跡情報を幾つかのまとまりに分割する処理を行う。
以下、このときの筆跡情報生成部616の動作について具体的に説明する。
尚、本実施の形態において、デジタルペン60に対するユーザ操作としては、種々のものが考えられるが、ここでは、次の3つを中心に説明する。
第一に、媒体上の特別な位置をポイントするユーザ操作である。例えば、媒体上に「手書き分割」と記された領域を設けておき、その領域内の任意の点がポイントされたときに、特別な位置がポイントされたものと判断する。
第二に、最新の筆記が終了してから予め設定された時間が経過した後に媒体に再び筆記を行うユーザ操作である。
第三に、最新の筆記が終了した位置から予め設定された距離以上離れた媒体上の位置に再び筆記を行うユーザ操作である。
そこで、以降の説明においては、これらをそれぞれ、第1の動作例、第2の動作例、第3の動作例とする。
尚、本実施の形態において、デジタルペン60に対するユーザ操作としては、種々のものが考えられるが、ここでは、次の3つを中心に説明する。
第一に、媒体上の特別な位置をポイントするユーザ操作である。例えば、媒体上に「手書き分割」と記された領域を設けておき、その領域内の任意の点がポイントされたときに、特別な位置がポイントされたものと判断する。
第二に、最新の筆記が終了してから予め設定された時間が経過した後に媒体に再び筆記を行うユーザ操作である。
第三に、最新の筆記が終了した位置から予め設定された距離以上離れた媒体上の位置に再び筆記を行うユーザ操作である。
そこで、以降の説明においては、これらをそれぞれ、第1の動作例、第2の動作例、第3の動作例とする。
[第1の動作例]
デジタルペン60の筆記動作が開始すると、筆記がなされていることを圧力センサ62が検知し、ストローク開始信号を筆跡情報生成部616に送出する。そして、筆跡情報生成部616は、このストローク開始信号を受信することにより、動作を開始する。
デジタルペン60の筆記動作が開始すると、筆記がなされていることを圧力センサ62が検知し、ストローク開始信号を筆跡情報生成部616に送出する。そして、筆跡情報生成部616は、このストローク開始信号を受信することにより、動作を開始する。
図7は、筆跡情報生成部616の動作例を示したフローチャートである。尚、この動作例の開始時に、前回のストローク信号の受信により取得しまだ筆跡情報の生成に用いていない位置情報が位置情報記憶部617に記憶されているものとする。
筆跡情報生成部616は、まず、位置情報取得部615から出力される位置情報を受け付ける(ステップ621)。そして、操作判別部618に対して、受け付けた位置情報が特別な位置情報かどうかを判定するよう指示する。すると、操作判別部618は、受け付けた位置情報が特別な位置情報かどうかを判定する(ステップ622)。ここで、特別な位置情報とは、上述したように、筆跡情報を区切ることを指示するために媒体上に設けられた特別な領域内の位置を表す位置情報である。尚、媒体上の如何なる位置を表す位置情報がこの特別な位置情報に該当するかは、デジタルペン60内の図示しないメモリに記憶しておくとよい。操作判別部618は、受け付けた位置情報が特別な位置情報かどうかを判定すると、その判定結果を筆跡情報生成部616に伝える。
筆跡情報生成部616は、まず、位置情報取得部615から出力される位置情報を受け付ける(ステップ621)。そして、操作判別部618に対して、受け付けた位置情報が特別な位置情報かどうかを判定するよう指示する。すると、操作判別部618は、受け付けた位置情報が特別な位置情報かどうかを判定する(ステップ622)。ここで、特別な位置情報とは、上述したように、筆跡情報を区切ることを指示するために媒体上に設けられた特別な領域内の位置を表す位置情報である。尚、媒体上の如何なる位置を表す位置情報がこの特別な位置情報に該当するかは、デジタルペン60内の図示しないメモリに記憶しておくとよい。操作判別部618は、受け付けた位置情報が特別な位置情報かどうかを判定すると、その判定結果を筆跡情報生成部616に伝える。
ここで、受け付けた位置情報が特別な位置情報でないと判定された場合、受け付けた位置情報は筆跡情報の生成のために用いる位置情報であるので、筆跡情報生成部616は、この位置情報を位置情報記憶部617に記憶する(ステップ623)。そして、ストローク信号を引き続き受信しているかどうかを判定し(ステップ624)、受信していれば、ステップ621に戻って処理を継続し、受信していなければ、処理を終了する。
一方、受け付けた位置情報が特別な位置情報であると判定された場合、その時点で位置情報記憶部617に記憶されている位置情報のグループを連結してひとまとまりの筆跡情報を生成することが指示されたことになる。この場合、本実施の形態では、位置情報のグループに対する属性情報の付加も行うので、筆跡情報生成部616は、属性付加部619に対して、属性情報の付加を指示する。すると、属性付加部619は、デジタルペン60に対するユーザ操作に応じた属性情報を生成し、これを筆跡情報に付加する(ステップ625)。ここで、属性情報には、例えば、位置情報のグループ(筆跡情報の分割単位)をPCの画面上にどのレイヤで表示するか、を設定する情報等がある。この場合、どのレイヤで表示するかは、デジタルペン60でポイントした位置の違いによって区別すればよい。つまり、左上点が(X1,Y1)で右下点が(X2,Y2)の矩形領域内の点がポイントされれば、上位レイヤとし、左上点が(X3,Y3)で右下点が(X4,Y4)の矩形領域内の点がポイントされれば、下位レイヤとする、といった設定をすればよい。これにより、筆跡情報をPC等の画面上に表示した際に、筆跡情報の分割単位ごとに表示/非表示等の指定が可能となる。
次に、筆跡情報生成部616は、位置情報のグループを一意に識別するグループIDを生成する(ステップ626)。この場合、グループIDは、例えば、デジタルペン60を一意に識別するペンIDと、日付と、連番とを連結することで生成するとよい。
また、筆跡情報生成部616は、この時点で位置情報記憶部617に記憶されていた位置情報のグループを連結して筆跡情報を生成する(ステップ627)。
その後、筆跡情報生成部616は、グループIDと属性情報と筆跡情報とを関連付けて出力部620に出力する(ステップ628)。これにより、出力部620は、これらの情報を情報メモリ65又は通信回路66に出力する。また、位置情報記憶部617に記憶された位置情報を削除する(ステップ629)。そして、ストローク信号を引き続き受信しているかどうかを判定し(ステップ624)、受信していれば、ステップ621に戻って処理を継続し、受信していなければ、処理を終了する。
また、筆跡情報生成部616は、この時点で位置情報記憶部617に記憶されていた位置情報のグループを連結して筆跡情報を生成する(ステップ627)。
その後、筆跡情報生成部616は、グループIDと属性情報と筆跡情報とを関連付けて出力部620に出力する(ステップ628)。これにより、出力部620は、これらの情報を情報メモリ65又は通信回路66に出力する。また、位置情報記憶部617に記憶された位置情報を削除する(ステップ629)。そして、ストローク信号を引き続き受信しているかどうかを判定し(ステップ624)、受信していれば、ステップ621に戻って処理を継続し、受信していなければ、処理を終了する。
ところで、この第1の動作例では、媒体上の特別の位置がポイントされたことを、媒体に印刷された符号画像から取得された位置情報によって判断した。しかしながら、図3(b)のレイアウトに、媒体上の領域を特定するための領域情報を埋め込む部分を設け、符号画像から取得された領域情報が予め設定された領域情報と一致するかどうかで判断するようにしてもよい。
また、デジタルペン60に対するユーザ操作としては、媒体上の特別な位置をポイントするユーザ操作以外に、次のようなものも考えられる。
例えば、デジタルペン60に設けられた操作部(「手書き分割」ボタン等)を操作すると信号が出力され、この信号を受信することにより、操作判別部618が筆跡情報の区切りを判別するようにしてもよい。
また、特別な位置ではなく、最新の筆記が終了した位置から予め設定された距離以上離れた位置をポイントする操作により、操作判別部618が筆跡情報の区切りを判別するようにしてもよい。この場合、最新の筆記が終了した位置も筆跡情報を区切るためにポイントした位置も位置情報によって特定されるので、その間の距離が予め設定された距離以上あれば、筆跡情報を区切る操作と判断する。尚、この変形例でポイントされる離れた位置は、あくまで筆跡情報を区切るためだけにポイントされる位置であり、この点で、後述する第3の動作例とは異なる。
更に、媒体上の特別な位置ではなく、デジタルペン60で記述中の媒体以外の位置(媒体が置かれた机の上等)をポイントする操作により、操作判別部618が筆跡情報の区切りを判別するようにしてもよい。この場合、筆記位置から読み取った画像から識別情報や位置情報が復号できないので、このことにより筆跡情報を区切る操作と判断する。
更にまた、一度デジタルペン60の電源を切って再び入れることにより、操作判別部618が筆跡情報の区切りを判別するようにしてもよい。
例えば、デジタルペン60に設けられた操作部(「手書き分割」ボタン等)を操作すると信号が出力され、この信号を受信することにより、操作判別部618が筆跡情報の区切りを判別するようにしてもよい。
また、特別な位置ではなく、最新の筆記が終了した位置から予め設定された距離以上離れた位置をポイントする操作により、操作判別部618が筆跡情報の区切りを判別するようにしてもよい。この場合、最新の筆記が終了した位置も筆跡情報を区切るためにポイントした位置も位置情報によって特定されるので、その間の距離が予め設定された距離以上あれば、筆跡情報を区切る操作と判断する。尚、この変形例でポイントされる離れた位置は、あくまで筆跡情報を区切るためだけにポイントされる位置であり、この点で、後述する第3の動作例とは異なる。
更に、媒体上の特別な位置ではなく、デジタルペン60で記述中の媒体以外の位置(媒体が置かれた机の上等)をポイントする操作により、操作判別部618が筆跡情報の区切りを判別するようにしてもよい。この場合、筆記位置から読み取った画像から識別情報や位置情報が復号できないので、このことにより筆跡情報を区切る操作と判断する。
更にまた、一度デジタルペン60の電源を切って再び入れることにより、操作判別部618が筆跡情報の区切りを判別するようにしてもよい。
また、この第1の動作例では、属性情報として、筆跡情報をPC等に表示する際のレイヤを例示したが、これには限らない。例えば、位置情報のグループごとに、位置情報を連結した筆跡情報をデジタル記録するか(電子データとしての筆跡情報として出力し管理するか)を属性情報として付加するようにしてもよい。これをデジタルペン60に設けられたボタンで実現するとすれば、「非記録」ボタンを押下する操作により開始点が定義され、「非記録」ボタンから手を離す操作により終了点が定義され、開始点から終了点までの筆記についてはデジタル記録されない、という構成になる。具体的には、図7のフローチャートに対し、ステップ625でデジタル記録しない旨の属性情報が付加されればステップ628の処理をスキップする、といった変更を加えればよい。
[第2の動作例]
デジタルペン60の筆記動作が開始すると、筆記がなされていることを圧力センサ62が検知し、ストローク開始信号を筆跡情報生成部616に送出する。そして、筆跡情報生成部616は、このストローク開始信号を受信することにより、動作を開始する。
デジタルペン60の筆記動作が開始すると、筆記がなされていることを圧力センサ62が検知し、ストローク開始信号を筆跡情報生成部616に送出する。そして、筆跡情報生成部616は、このストローク開始信号を受信することにより、動作を開始する。
図8は、筆跡情報生成部616の動作例を示したフローチャートである。尚、この動作例の開始時に、前回のストローク信号の受信により取得しまだ筆跡情報の生成に用いていない位置情報が日時情報と共に位置情報記憶部617に記憶されているものとする。また、この動作例では、図6の属性付加部619は機能しない。
筆跡情報生成部616は、まず、位置情報取得部615から出力される位置情報を受け付け(ステップ641)、図示しないタイマからそのときの日時情報を受け付ける(ステップ642)。そして、操作判別部618に対して、位置情報記憶部617に最後に記憶された位置情報と共に記憶されたに日時情報と、受け付けた日時情報とを比較し、予め設定された時間が経過したかどうかを判定するよう指示する。すると、操作判別部618は、予め設定された時間が経過したかどうかを判定し(ステップ643)、その判定結果を筆跡情報生成部616に伝える。
筆跡情報生成部616は、まず、位置情報取得部615から出力される位置情報を受け付け(ステップ641)、図示しないタイマからそのときの日時情報を受け付ける(ステップ642)。そして、操作判別部618に対して、位置情報記憶部617に最後に記憶された位置情報と共に記憶されたに日時情報と、受け付けた日時情報とを比較し、予め設定された時間が経過したかどうかを判定するよう指示する。すると、操作判別部618は、予め設定された時間が経過したかどうかを判定し(ステップ643)、その判定結果を筆跡情報生成部616に伝える。
ここで、予め設定された時間が経過していないと判定された場合、受け付けた位置情報はこれまでの位置情報と連結して筆跡情報の生成のために用いる位置情報であるので、筆跡情報生成部616は、この位置情報を日時情報と共に位置情報記憶部617に記憶する(ステップ644)。そして、ストローク信号を引き続き受信しているかどうかを判定し(ステップ645)、受信していれば、ステップ641に戻って処理を継続し、受信していなければ、処理を終了する。
一方、予め設定された時間が経過したと判定された場合、その時点で位置情報記憶部617に記憶されている位置情報のグループを連結してひとまとまりの筆跡情報を生成し、今回の位置情報は次の位置情報のグループと連結して筆跡情報を生成することが指示されたことになる。
従って、筆跡情報生成部616は、位置情報のグループを一意に識別するグループIDを生成する(ステップ646)。この場合、グループIDは、例えば、デジタルペン60を一意に識別するペンIDと、日付と、連番とを連結することで生成するとよい。
また、筆跡情報生成部616は、この時点で位置情報記憶部617に記憶されていた位置情報のグループを連結して筆跡情報を生成する(ステップ647)。
その後、筆跡情報生成部616は、グループIDと筆跡情報とを関連付けて出力部620に出力する(ステップ648)。これにより、出力部620は、これらの情報を情報メモリ65又は通信回路66に出力する。また、位置情報記憶部617に記憶された位置情報及び日時情報を削除し(ステップ649)、今回の位置情報を次の位置情報と連結して筆跡情報を生成できるよう、日時情報と共に位置情報記憶部617に記憶する(ステップ644)。そして、ストローク信号を引き続き受信しているかどうかを判定し(ステップ645)、受信していれば、ステップ641に戻って処理を継続し、受信していなければ、処理を終了する。
また、筆跡情報生成部616は、この時点で位置情報記憶部617に記憶されていた位置情報のグループを連結して筆跡情報を生成する(ステップ647)。
その後、筆跡情報生成部616は、グループIDと筆跡情報とを関連付けて出力部620に出力する(ステップ648)。これにより、出力部620は、これらの情報を情報メモリ65又は通信回路66に出力する。また、位置情報記憶部617に記憶された位置情報及び日時情報を削除し(ステップ649)、今回の位置情報を次の位置情報と連結して筆跡情報を生成できるよう、日時情報と共に位置情報記憶部617に記憶する(ステップ644)。そして、ストローク信号を引き続き受信しているかどうかを判定し(ステップ645)、受信していれば、ステップ641に戻って処理を継続し、受信していなければ、処理を終了する。
[第3の動作例]
デジタルペン60の筆記動作が開始すると、筆記がなされていることを圧力センサ62が検知し、ストローク開始信号を筆跡情報生成部616に送出する。そして、筆跡情報生成部616は、このストローク開始信号を受信することにより、動作を開始する。
デジタルペン60の筆記動作が開始すると、筆記がなされていることを圧力センサ62が検知し、ストローク開始信号を筆跡情報生成部616に送出する。そして、筆跡情報生成部616は、このストローク開始信号を受信することにより、動作を開始する。
図9は、筆跡情報生成部616の動作例を示したフローチャートである。尚、この動作例の開始時に、前回のストローク信号の受信により取得しまだ筆跡情報の生成に用いていない位置情報が位置情報記憶部617に記憶されているものとする。また、この動作例では、図6の属性付加部619は機能しない。
筆跡情報生成部616は、まず、位置情報取得部615から出力される位置情報を受け付ける(ステップ661)。そして、操作判別部618に対して、位置情報記憶部617に最後に記憶された位置情報と、受け付けた位置情報とを比較し、これらの位置情報が示す位置の間の距離が予め設定された距離以上かどうかを判定するよう指示する。すると、操作判別部618は、これらの位置の間の距離が予め設定された距離以上かどうかを判定し(ステップ662)、その判定結果を筆跡情報生成部616に伝える。
筆跡情報生成部616は、まず、位置情報取得部615から出力される位置情報を受け付ける(ステップ661)。そして、操作判別部618に対して、位置情報記憶部617に最後に記憶された位置情報と、受け付けた位置情報とを比較し、これらの位置情報が示す位置の間の距離が予め設定された距離以上かどうかを判定するよう指示する。すると、操作判別部618は、これらの位置の間の距離が予め設定された距離以上かどうかを判定し(ステップ662)、その判定結果を筆跡情報生成部616に伝える。
ここで、これらの位置の間の距離が予め設定された距離以上でないと判定された場合、受け付けた位置情報はこれまでの位置情報と連結して筆跡情報の生成のために用いる位置情報であるので、筆跡情報生成部616は、この位置情報を位置情報記憶部617に記憶する(ステップ663)。そして、ストローク信号を引き続き受信しているかどうかを判定し(ステップ664)、受信していれば、ステップ661に戻って処理を継続し、受信していなければ、処理を終了する。
一方、これらの位置の間の距離が予め設定された距離以上であると判定された場合、その時点で位置情報記憶部617に記憶されている位置情報のグループを連結してひとまとまりの筆跡情報を生成し、今回の位置情報は次の位置情報のグループと連結して筆跡情報を生成することが指示されたことになる。
従って、筆跡情報生成部616は、位置情報のグループを一意に識別するグループIDを生成する(ステップ665)。この場合、グループIDは、例えば、デジタルペン60を一意に識別するペンIDと、日付と、連番とを連結することで生成するとよい。
また、筆跡情報生成部616は、この時点で位置情報記憶部617に記憶されていた位置情報のグループを連結して筆跡情報を生成する(ステップ666)。
その後、筆跡情報生成部616は、グループIDと筆跡情報とを関連付けて出力部620に出力する(ステップ667)。これにより、出力部620は、これらの情報を情報メモリ65又は通信回路66に出力する。また、位置情報記憶部617に記憶された位置情報を削除し(ステップ668)、今回の位置情報を次の位置情報と連結して筆跡情報を生成できるよう、位置情報記憶部617に記憶する(ステップ663)。そして、ストローク信号を引き続き受信しているかどうかを判定し(ステップ664)、受信していれば、ステップ661に戻って処理を継続し、受信していなければ、処理を終了する。
また、筆跡情報生成部616は、この時点で位置情報記憶部617に記憶されていた位置情報のグループを連結して筆跡情報を生成する(ステップ666)。
その後、筆跡情報生成部616は、グループIDと筆跡情報とを関連付けて出力部620に出力する(ステップ667)。これにより、出力部620は、これらの情報を情報メモリ65又は通信回路66に出力する。また、位置情報記憶部617に記憶された位置情報を削除し(ステップ668)、今回の位置情報を次の位置情報と連結して筆跡情報を生成できるよう、位置情報記憶部617に記憶する(ステップ663)。そして、ストローク信号を引き続き受信しているかどうかを判定し(ステップ664)、受信していれば、ステップ661に戻って処理を継続し、受信していなければ、処理を終了する。
尚、本実施の形態では、デジタルペン60に対するユーザ操作の前後で筆跡情報を分割するようにした。即ち、そのユーザ操作が、筆跡情報の分割単位の終了点を定義し、かつ、筆跡情報の分割単位の開始点も定義するものとした。しかしながら、筆跡情報の分割単位の終了点と開始点をそれぞれデジタルペン60に対する異なるユーザ操作によって定義してもよい。例えば、筆跡情報の分割単位の開始点が、デジタルペン60の操作部を操作し始める(例えば「手書き分割」ボタンを押下する)際に定義され、その操作を終了する(例えば「手書き分割」ボタンから手を離す)際に、終了点が定義されるようにしてもよい。
ところで、本実施の形態では、デジタルペン60が筆跡情報の分割を行うようにした。しかしながら、デジタルペン60での操作が伝わってさえいれば、必ずしもデジタルペン60でこの処理を行わなくてよい。例えば、デジタルペン60に対するユーザ操作の情報を端末装置50に伝えておき、端末装置50で同様の処理を行うようにしてもよい。
そこで、これらの処理をコンピュータ90で行うものとして、コンピュータ90のハードウェア構成について説明する。
そこで、これらの処理をコンピュータ90で行うものとして、コンピュータ90のハードウェア構成について説明する。
図10は、コンピュータ90のハードウェア構成を示した図である。
図示するように、コンピュータ90は、演算手段であるCPU(Central Processing Unit)91と、記憶手段であるメインメモリ92及び磁気ディスク装置(HDD:Hard Disk Drive)93とを備える。ここで、CPU91は、OS(Operating System)やアプリケーション等の各種ソフトウェアを実行し、上述した各機能を実現する。また、メインメモリ92は、各種ソフトウェアやその実行に用いるデータ等を記憶する記憶領域であり、磁気ディスク装置93は、各種ソフトウェアに対する入力データや各種ソフトウェアからの出力データ等を記憶する記憶領域である。
更に、コンピュータ90は、外部との通信を行うための通信I/F94と、ビデオメモリやディスプレイ等からなる表示機構95と、キーボードやマウス等の入力デバイス96とを備える。
図示するように、コンピュータ90は、演算手段であるCPU(Central Processing Unit)91と、記憶手段であるメインメモリ92及び磁気ディスク装置(HDD:Hard Disk Drive)93とを備える。ここで、CPU91は、OS(Operating System)やアプリケーション等の各種ソフトウェアを実行し、上述した各機能を実現する。また、メインメモリ92は、各種ソフトウェアやその実行に用いるデータ等を記憶する記憶領域であり、磁気ディスク装置93は、各種ソフトウェアに対する入力データや各種ソフトウェアからの出力データ等を記憶する記憶領域である。
更に、コンピュータ90は、外部との通信を行うための通信I/F94と、ビデオメモリやディスプレイ等からなる表示機構95と、キーボードやマウス等の入力デバイス96とを備える。
尚、本実施の形態を実現するプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD−ROM等の記録媒体に格納して提供することも可能である。
10,50…端末装置、20…文書サーバ、30…識別情報サーバ、40…画像形成装置、60…デジタルペン、80…ネットワーク
Claims (11)
- 媒体上の位置情報が埋め込まれた当該媒体に電子筆記具を用いて筆記する際の当該電子筆記具に対するユーザ操作を検出する検出手段と、
前記電子筆記具を用いた前記媒体に対する筆記に応じて読み取られた当該媒体上の前記位置情報を取得する取得手段と、
前記検出手段により特定のユーザ操作が検出される前に前記取得手段により取得された特定の媒体上の前記位置情報を用いて第1の筆記情報を生成し、前記検出手段により当該特定のユーザ操作が検出された後に前記取得手段により取得された当該特定の媒体上の前記位置情報を用いて、当該第1の筆記情報とは独立に処理可能な第2の筆記情報を生成する生成手段と
を備えたことを特徴とする筆記情報生成装置。 - 前記検出手段は、前記電子筆記具で前記媒体上の予め設定された位置を指示する操作が行われたことを、前記ユーザ操作として検出することを特徴とする請求項1記載の筆記情報生成装置。
- 前記検出手段は、前記電子筆記具に設けられた操作部の操作が行われたことを、前記ユーザ操作として検出することを特徴とする請求項1記載の筆記情報生成装置。
- 前記検出手段は、直前に筆記した位置から所定の距離以上離れた前記媒体上の位置を前記電子筆記具で指示する操作が行われたことを、前記ユーザ操作として検出することを特徴とする請求項1記載の筆記情報生成装置。
- 前記検出手段は、前記電子筆記具で前記媒体上の位置以外の位置を指示する操作が行われたことを、前記ユーザ操作として検出することを特徴とする請求項1記載の筆記情報生成装置。
- 前記検出手段は、直前に筆記した時間から所定の時間が経過した後に前記電子筆記具で筆記する操作が行われたことを、前記ユーザ操作として検出することを特徴とする請求項1記載の筆記情報生成装置。
- 前記検出手段は、直前に筆記した位置から所定の距離以上離れた前記媒体上の位置に前記電子筆記具で筆記する操作が行われたことを、前記ユーザ操作として検出することを特徴とする請求項1記載の筆記情報生成装置。
- 前記生成手段により生成された前記第1の筆記情報と前記第2の筆記情報とに、前記検出手段により検出された前記特定のユーザ操作に応じて、異なる属性を付加する付加手段を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の筆記情報生成装置。
- 前記属性は、前記第1の筆記情報と前記第2の筆記情報とを所定の機器の画面に表示する際のレイヤに関する属性であることを特徴とする請求項8記載の筆記情報生成装置。
- 前記属性は、前記第1の筆記情報と前記第2の筆記情報とを電子的に記録するかどうかに関する属性であることを特徴とする請求項8記載の筆記情報生成装置。
- コンピュータに、
媒体上の位置情報が埋め込まれた当該媒体に電子筆記具を用いて筆記する際の当該電子筆記具に対するユーザ操作を検出する機能と、
前記電子筆記具を用いた前記媒体に対する筆記に応じて読み取られた当該媒体上の前記位置情報を取得する機能と、
特定のユーザ操作が検出される前に取得された特定の媒体上の前記位置情報を用いて第1の筆記情報を生成し、当該特定のユーザ操作が検出された後に取得された当該特定の媒体上の前記位置情報を用いて、当該第1の筆記情報とは独立に処理可能な第2の筆記情報を生成する機能と
を実現させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008101025A JP2009252063A (ja) | 2008-04-09 | 2008-04-09 | 筆記情報生成装置及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111132103A (zh) * | 2019-12-12 | 2020-05-08 | 国网电子商务有限公司 | 一种控制点阵智能书写数据回传用户的方法及装置 |
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- 2008-04-09 JP JP2008101025A patent/JP2009252063A/ja active Pending
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