JP5108455B2 - 鉄道車両用ゴム幌 - Google Patents

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本発明は、鉄道車両用ゴム幌に関するものであり、詳しくは、鉄道車両の連結部等に用いられるゴム製の幌に関するものである。
従来から、新幹線等の鉄道車両用幌の材料としては、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)等のゴム成分に、デカブロモジフェニルエーテル等のハロゲン系難燃剤と、三酸化アンチモンを配合したゴム組成物が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−176659号公報
ところで、最近、海外向けの鉄道車両用幌に関して、欧州における地下鉄テロのような大火災を想定したBS(British Standard)難燃規格が採用される場合が多い。上記特許文献1等に記載のゴム組成物は、小火源(たばこの火等)を想定した日本の難燃規格(A−A基準)には適合しているが、BS難燃規格には適合していないため、今後のニーズとして大火災を想定した難燃レベル向上が要求されている。また、上記特許文献1等に記載のゴム組成物は、従来の小火源(たばこの火等)を想定した燃焼では、ハロゲン系難燃剤(デカブロモジフェニルエーテル、塩素化パラフィン等)を自己消火するため、使用しても問題にならないが、大火災の状況では、黒色の煙が発生し、見通しが悪くなり逃げ道を見失い、さらには有毒ガス(HCl等)を発生し、人命を奪う可能性もある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、大火災時に逃げ道を確保することができ、有毒ガスの発生もなく、難燃性に優れた鉄道車両用ゴム幌の提供をその目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の鉄道車両用ゴム幌は、補強性布地の両面にゴム層を積層してなる蛇腹状の幌地を備えた鉄道車両用ゴム幌であって、上記補強性布地が、アラミド繊維、ガラス繊維およびフェノール繊維からなる群から選ばれた少なくとも一つからなり、上記ゴム層が、下記の(A)〜(C)成分を含有するゴム組成物からなり、かつ、上記補強性布地と両面のゴム層とが接着剤層を介して接着されているという構成をとる。
(A)ミラブル型シリコーンゴム。
(B)白金および白金化合物の少なくとも一方。
(C)酸化チタン、酸化鉄およびカーボンブラックからなる群から選ばれた少なくとも一つ。
すなわち、本発明者らは、大火災時に逃げ道を確保することができ、有毒ガスの発生もなく、難燃性に優れた鉄道車両用ゴム幌を得るため、ゴム成分に着目し、従来のEPDM等のゴム成分に代えてシリコーンゴムを用いることを着想した。このシリコーンゴムは、引っ張り強度が弱く、コストが高いことから、従来は、鉄道車両用ゴム幌には用いられていなかった。そこで、特定の繊維からなる補強性布地の両面に、シリコーンゴム組成物からなるゴム層を積層してサンドイッチ構造とすることにより、引っ張り強度の問題を解消でき、補強性を確保することができた。また、ミラブル型シリコーンゴムに、白金および白金化合物の少なくとも一方を難燃剤として使用することにより、燃焼時にシリコーンゴムが樹脂化(高架橋な構造ができる)され、表面にシロキサン膜が形成され、これにより、酸素を遮断することができるため、難燃性が向上する。そして、これらに、酸化チタン、酸化鉄およびカーボンブラックからなる群から選ばれた少なくとも一つを難燃助剤として併用することにより、難燃性がさらに向上することを見いだし、本発明に到達した。
本発明の鉄道車両用ゴム幌は、ミラブル型シリコーンゴム(A成分)に、白金および白金化合物の少なくとも一方(B成分)を難燃剤として使用するため、燃焼時にシリコーンゴムが樹脂化(高架橋な構造ができる)され、表面にシロキサン膜が形成され、これにより、酸素を遮断することができるため、難燃性が向上する。そして、これらに、酸化チタン、酸化鉄およびカーボンブラックからなる群から選ばれた少なくとも一つ(C成分)を難燃助剤として併用するため、難燃性がさらに向上する。また、特定の繊維からなる補強性布地の両面に、上記A〜C成分を含有するゴム組成物からなるゴム層を積層してサンドイッチ構造とすることにより、引っ張り強度の問題を解消でき、補強性を確保することができる。また、本発明の鉄道車両用ゴム幌は、ゴム/繊維構造で補強性が向上するゆえに縫製等による蛇腹構造が可能となり、伸縮性を持たせることができ、厚みを任意に変えることで遮音効果も得ることができる。さらに、本発明では、難燃剤成分として、上記B成分およびC成分を用いるため、大火災時でも黒色の煙が発生することがなく、火災時に逃げ道を確保することができ、また、ハロゲン系難燃剤を使用しないことから、火災時に有毒ガスが発生しない。
また、上記補強性布地と両面のゴム層とを接着する接着剤層が、シリコーンゴム系接着剤からなる場合には、接着剤層とゴム層との相溶性に優れるため、接着性がさらに向上する。
図1は、本発明の鉄道車両用ゴム幌の一例を示す正面図であり、5は両端部に位置する幌枠で、幌の両側面部および上下面部を構成する蛇腹状の幌地4が張設され、角筒状の幌が構成されている。上記幌地4は、例えば、図2に示すように、補強性布地1と、両面のゴム層2とが、接着剤層3を介して接着されて構成されている。
本発明では、上記補強性布地1が、アラミド繊維、ガラス繊維およびフェノール繊維からなる群から選ばれた少なくとも一つからなり、上記ゴム層2が、下記の(A)〜(C)成分を含有するゴム組成物からなり、かつ、上記補強性布地1と、両面のゴム層2とが、接着剤層3を介して接着されており、これらが最大の特徴である。
(A)ミラブル型シリコーンゴム。
(B)白金および白金化合物の少なくとも一方。
(C)酸化チタン、酸化鉄およびカーボンブラックからなる群から選ばれた少なくとも一つ。
上記補強性布地1は、アラミド繊維、ガラス繊維およびフェノール繊維からなる群から選ばれた少なくとも一つからなる。上記アラミド繊維とフェノール繊維は、難燃繊維であり、上記ガラス繊維は不燃繊維である。上記補強性布地1を形成する繊維としては、ガラス繊維が最も好ましい。
上記アラミド繊維の具体例としては、東レ・デュポン社製のケブラー、帝人社製のコーネックス等があげられ、上記ガラス繊維の具体例としては、ユニチカ社製のEガラス等があげられ、上記フェノール繊維の具体例としては、日本カイノール社製のカイノール等があげられる。
つぎに、上記補強性布地1の両面に設けられるゴム層2は、ミラブル型シリコーンゴム(A成分)と、白金および白金化合物の少なくとも一方(B成分)と、酸化チタン、酸化鉄およびカーボンブラックからなる群から選ばれた少なくとも一つ(C成分)とを含有するゴム組成物により形成される。
本発明において、ミラブル型シリコーンゴム(A成分)とは、高粘度のシリコーンゴムコンパウンドからなり、硬化剤である加硫剤を配合して加熱硬化するシリコーンゴムをいい、ロール等で混練可能なため、ミラブル型と呼ばれるものをいう。このミラブル型シリコーンゴム(A成分)は、液状シリコーンゴムに比べて、本発明の成型形状においては、加工性が良く、専用の設備を必要としないため好ましい。
上記ミラブル型シリコーンゴム(A成分)は、例えば、オルガノポリシロキサン等のシリコーンポリマーを主成分とする。
また、上記白金および白金化合物の少なくとも一方(B成分)は、上記ミラブル型シリコーンゴム(A成分)に難燃性(自己消炎性)を付与するための難燃剤として用いられる。上記白金としては、例えば、白金微粉末、白金微粉末をアルミナ,カーボンブラック等の微粒子に担持させたもの等があげられる。また、上記白金化合物としては、例えば、塩化白金酸、アルコール変性塩化白金酸、白金とジケトンの錯体、白金オレフィン錯体、塩化白金酸と1,3−ジビニルテトラメチルジシロキサンの錯体等があげられる。これらは単独でもしくは二種以上併せて用いられる。
上記B成分の配合量(白金化合物の場合は、白金含有量)は、上記A成分中のシリコーンポリマーに対して、通常、0.01〜1000ppmの範囲、好ましくは1〜100ppmの範囲、特に好ましくは20〜70ppmの範囲である。すなわち、B成分の配合量が少なすぎると、難燃性が劣る傾向がみられ、逆にB成分の配合量が多すぎると、難燃性能が変化せず、材料が高価なため不経済となるからである。
また、上記酸化チタン(二酸化チタン等)、酸化鉄およびカーボンブラックからなる群から選ばれた少なくとも一つ(C成分)は、上記難燃剤であるB成分の効果を高めるための難燃助剤として用いられる。
上記C成分の配合量は、上記A成分中のシリコーンポリマー100重量部(以下「部」と略す)に対して、0.1〜100部の範囲が好ましく、特に好ましくは2〜50部の範囲である。すなわち、C成分の配合量が少なすぎると、B成分との併用による難燃性の向上効果を充分に得られなくなる傾向がみられ、逆にC成分の配合量が多すぎると、機械特性、電気特性等に悪影響を及ぼすおそれがあるからである。
前記ゴム層2を形成するゴム組成物は、通常、上述のように、ミラブル型シリコーンゴム(A成分)にB成分およびC成分を配合して調製されるが、ミラブル型シリコーンゴム(A成分)にB成分およびC成分を予め配合してなる、難燃タイプのミラブル型シリコーンゴムを用いても差し支えない。この難燃タイプのミラブル型シリコーンゴムの具体例としては、東レ・ダウコーニング社製のSH502U、MOMENTIVE社製のTSE2183U等があげられる。
なお、上記ゴム層2を形成するゴム組成物には、ミラブル型シリコーンゴム(A成分)、B成分およびC成分に加えて、硬化剤(加硫剤)、可塑剤、シリカ、シリコーンオイル、シリコーンレジン等を必要に応じて適宜に配合しても差し支えない。
上記硬化剤(加硫剤)としては、例えば、ジクミルパ−オキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサンのような有機過酸化物等があげられる。
つぎに、前記接着剤層3に用いられる接着剤としては、例えば、シリコーンゴム系接着剤、RFL系接着剤等があげられる。これらは単独でもしくは二種以上併せて用いられる。これらのなかでも、ゴム層2との相溶性に優れ、接着性が向上する点で、シリコーンゴム系接着剤が好ましい。
本発明の鉄道車両用ゴム幌に用いられる幌地は、例えば、つぎのようにして作製することができる。すなわち、上記ミラブル型シリコーンゴム(A成分)、B成分およびC成分を含有するゴム組成物を、押し出し機およびカレンダーロール等で所定の厚みのゴムシートに成型する。また、前記アラミド繊維等からなる補強性布地1を準備する。つぎに、上記補強性布地1の両面に、接着剤(シリコーンゴム系接着剤等)を塗布した後、上記ゴムシートを積層し、これらをプレス加硫(通常、160〜180℃×10〜40分間)等する。これにより、補強性布地1の両面に、接着剤層3を介して、ゴム層2が積層されてなる幌地を作製することができる(図2参照)。なお、本発明においては、必要とされる補強性向上の為、補強性布地1を複数枚積層させることも可能である。つぎに、これを所定のサイズに裁断し、ミシン等を用いて縫製等することにより、蛇腹状の幌地を得ることができる。
上記接着剤の塗布方法としては、例えば、刷毛塗り、ディッピング、スプレーコーティング等の方法があげられる。
上記補強性布1の厚みは、0.1〜2mmの範囲が好ましく、特に好ましくは0.2〜1mmの範囲である。また、上記ゴム層2の厚みは、0.1〜10mmの範囲が好ましく、特に好ましくは0.2〜5mmの範囲である。すなわち、上記ゴム層2が薄すぎると、難燃性が劣る傾向がみられ、逆に上記ゴム層2が厚すぎると、伸縮性が悪くなる傾向がみられるからである。なお、上記接着剤層3の厚みは、通常、0.01〜1mmの範囲であり、好ましくは0.02〜0.5mmの範囲である。
つぎに、実施例について比較例と併せて説明する。ただし、本発明は、これら実施例に限定されるものではない。
まず、実施例および比較例に先立ち、下記に示す材料を準備した。
〔ミラブル型シリコーンゴム1(難燃タイプ)〕
東レ・ダウコーニング社製、SH502U(含有量:白金化合物(微量)、酸化チタン5重量%、カーボンブラック5重量%、シリカ45重量%)。
〔ミラブル型シリコーンゴム2(難燃タイプ)〕
MOMENTIVE社製、TSE2183U(含有量:白金化合物(微量)、酸化チタン5重量%、酸化鉄5重量%、シリカ45重量%)。
〔シリコーンゴム〕
旭化成ワッカー社製、EL4610
〔EPDM〕
JSR社製、EP27
〔硬化剤1(有機過酸化物)〕
2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン
〔硬化剤2(有機過酸化物)〕
ジクミルパーオキサイド
〔ゴム組成物1,2、ゴム組成物A,Bの調製〕
下記の表1に示す各材料を同表に示す割合で配合し、ロールを用いてゴム組成物Bを調製した。なお、ゴム組成物1,2,Aについては、各シリコーンゴム中に各材料が予め含有されているため、各シリコーンゴムをそのまま用いた。
Figure 0005108455
このようにして得られた各ゴム組成物について、下記の基準に従って、各特性の評価を行った。これらの結果を、上記表1に併せて示した。
〔酸素指数〕
上記各ゴム組成物を170℃で10分間プレス加硫して、ゴムシート(大きさ:80mm×6.5mm、厚み:3mm)を作製し、これを用いて、JIS K 6269に準じて、酸素指数を測定した。
〔光透過性試験〕
上記各ゴム組成物を170℃で30分間プレス加硫して、ゴムシート(大きさ:75mm×75mm、厚み:25mm)を作製し、これを用いて、ASTME662に記載のフレミング法に準じて、光透過性試験を行った。すなわち、パイロットバーナーを使用して試料(ゴムシート)に強制的に着火させ、NBSスモークチャンバー試験機にて、5分後、10分後、15分後の光透過性試験(DS値)を行った。
上記表1の結果から、ゴム組成物1,2と、ゴム組成物A,Bとを対比すると、ゴム組成物1,2は、酸素指数(燃え難さの指標)が大きいことから、燃え難く、また、光透過性試験の値(DS値)が小さいことから、光透過性に優れ、大火災時でも黒色の煙が発生せず、逃げ道を確保することができる。
つぎに、上記ゴム組成物を用いて、以下のようにして、補強性布地の両面にゴム層を積層してなる蛇腹状の幌地を作製した。
〔実施例1〕
アラミド繊維(帝人社製、コーネックス)からなる補強性布地(大きさ:200mm×100mm、厚み:0.4mm)を準備した。つぎに、上記補強性布地の両面に、シリコーンゴム系接着剤(東レ・ダウコーニング社製)をディップ処理にて、接着剤層の厚みが0.1mmになるようコーティングした後、上記ゴム組成物1からなるゴムシート(大きさ:200mm×100mm、厚み:0.5m)を上下にサンドイッチした。このサンドイッチ構造物を170℃で10分間プレス加硫して、補強性布地の両面に、ゴム層がサンドイッチされてなる幌地を作製した。これを所定の形状に裁断しミシンによる縫製および補強金具を組み合わせて、蛇腹状の幌地を得た。
〔実施例2〕
ゴム層の形成材料として、ゴム組成物1に代えて、ゴム組成物2を用いる以外は、実施例1と同様にして、幌地を作製した。
〔比較例1〕
ゴム層の形成材料として、ゴム組成物1に代えて、ゴム組成物Aを用いる以外は、実施例1と同様にして、幌地を作製した。
〔比較例2〕
ゴム層の形成材料として、ゴム組成物1に代えて、ゴム組成物Bを用いる以外は、実施例1と同様にして、幌地を作製した。
このようにして得られた実施例1,2品は、比較例1,2品に比べて補強性が優れていた。しかも、実施例1,2品は、前記ゴム組成物1,2を用いて、両面のゴム層を形成しているため、前述のように、燃え難く、また、大火災時でも黒色の煙の発生がなく、逃げ道を確保することができる。また、ゴム組成物1,2は、ハロゲン系難燃剤を使用しないことから、実施例1,2品は、大火災時でも有毒ガスが発生しない。
本発明の鉄道車両用ゴム幌は、例えば、新幹線,地下鉄等の鉄道車両の連結部等に用いることができる。
本発明の鉄道車両用ゴム幌の一例を示す正面図である。 本発明の鉄道車両用ゴム幌に用いる幌地の要部を示す断面図である。
符号の説明
1 補強性布地
2 ゴム層
3 接着剤層
4 幌地

Claims (4)

  1. 補強性布地の両面にゴム層を積層してなる蛇腹状の幌地を備えた鉄道車両用ゴム幌であって、上記補強性布地が、アラミド繊維、ガラス繊維およびフェノール繊維からなる群から選ばれた少なくとも一つからなり、上記ゴム層が、下記の(A)〜(C)成分を含有するゴム組成物からなり、かつ、上記補強性布地と両面のゴム層とが接着剤層を介して接着されていることを特徴とする鉄道車両用ゴム幌。
    (A)ミラブル型シリコーンゴム。
    (B)白金および白金化合物の少なくとも一方。
    (C)酸化チタン、酸化鉄およびカーボンブラックからなる群から選ばれた少なくとも一つ。
  2. 上記補強性布地と両面のゴム層とを接着する接着剤層が、シリコーンゴム系接着剤からなる請求項1記載の鉄道車両用ゴム幌。
  3. 上記(A)成分が、難燃タイプのミラブル型シリコーンゴムである請求項1または2記載の鉄道車両用ゴム幌。
  4. 上記ゴム層が、上記(A)〜(C)成分に加えて、有機過酸化物およびシリカの少なくとも一方を含有するゴム組成物からなる請求項1〜3のいずれか一項に記載の鉄道車両用ゴム幌。
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