JP5107832B2 - 加飾成形体 - Google Patents

加飾成形体 Download PDF

Info

Publication number
JP5107832B2
JP5107832B2 JP2008220032A JP2008220032A JP5107832B2 JP 5107832 B2 JP5107832 B2 JP 5107832B2 JP 2008220032 A JP2008220032 A JP 2008220032A JP 2008220032 A JP2008220032 A JP 2008220032A JP 5107832 B2 JP5107832 B2 JP 5107832B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
molded body
transparent
metallic luster
average particle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008220032A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010052290A (ja
Inventor
久雄 岩本
実知子 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Key Trading Co Ltd
Original Assignee
Key Trading Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Key Trading Co Ltd filed Critical Key Trading Co Ltd
Priority to JP2008220032A priority Critical patent/JP5107832B2/ja
Publication of JP2010052290A publication Critical patent/JP2010052290A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5107832B2 publication Critical patent/JP5107832B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Description

本発明は、成形体の表面に、金属光沢層と、透明コート層とを、この順で設け、上記透明コート層が、平均粒径0.2〜60μmの光輝性微粒子を2〜6重量%含有する透明樹脂硬化体によって形成するようにし、その表面に金属光沢を有する加飾成形体に関するものである。
化粧料を収容したコンパクト容器や口紅容器等には、機能性、耐久性だけでなく、見栄えがよい、商品イメージを反映したデザインである、といった意匠性も要求される。このような要求に応える技術として、例えば、表面の少なくとも一部が透明樹脂成形体によって構成された容器であって、着色された接着層を介してその表面に薄膜層が形成され、表面の薄膜層の一部がレーザ照射で除去されて、着色された接着層を露出させることで、その表面の色模様を形成させる技術が開示されている(特許文献1参照)。この技術によると、効率よく、美麗な外観が維持される表面模様が付与された容器を提供することができる。
特開2007−216417号公報
しかしながら、上記特許文献1のように、表面に薄膜層が形成された容器において、その薄膜層が金属蒸着等によって形成され、金属光沢を有している場合、成形体に高級感を演出することができる一方、人の手にある油脂が指紋汚れとして付着すると、その指紋汚れは、金属光沢を有していない容器よりも目立つという問題が発生する。特に、化粧料には、油脂を含むものが多いため、化粧料を収容した容器は、指紋汚れが付着しやすい環境にある。したがって、上記の表面に金属光沢を有している化粧料を収容した容器は、新品の時は高級感があり、見栄えがよいものの、化粧料の使用開始によって、すぐに指紋汚れが付着して見栄えが悪くなるという問題がある。上記指紋汚れは、ふき取るだけでは落ちず、こすった後が残ってしまう。これを清浄にするには、洗剤を用いて洗う等の作業が必要であるが、化粧料の使用後、汚れが付着する度に、この作業を行なうのは手間が掛かる。このため、その指紋汚れがいつまでも残ってしまい、化粧料が有する美麗なイメージとはかけ離れた、見栄えの悪くなった容器の使用を、購入者に強いることになる問題が発生している。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、表面に金属光沢を有し、高級感のある成形体であっても、使用による指紋汚れが目立ちにくくなり、使用前の美麗な外観を長期に渡って維持できる優れた加飾成形体の提供をその目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、成形体の表面に、金属光沢層と、透明コート層とが、この順で設けられた加飾成形体であって、上記透明コート層が、平均粒径0.2〜60μmの光輝性微粒子を2〜6重量%含有する透明樹脂硬化体によって形成されている加飾成形体を第1の要旨とする。
また、本発明は、第1の要旨の加飾成形体において、透明コート層が、平均粒径1.0〜60μmのパール顔料粒子を2〜6重量%含有する透明樹脂硬化体によって形成されている加飾成形体を第2の要旨とする。
さらに、本発明は、第1の要旨の加飾成形体において、透明コート層が、平均粒径0.2〜1.0μmの酸化チタン粒子を2〜4重量%含有する透明樹脂硬化体によって形成されている加飾成形体を第3の要旨とする。
本発明は、成形体の表面に、金属光沢層と、透明コート層とが、この順で設けられた加飾成形体であって、上記透明コート層が、平均粒径0.2〜60μmの光輝性微粒子を2〜6重量%含有する透明樹脂硬化体によって形成されている加飾成形体である。この構成によれば、表面に金属光沢を残したまま、人の手による指紋汚れを目立ちにくくすることができる。したがって、使用を繰り返しても付着する指紋汚れが目立たず、金属光沢による高級感ある外観を損なうことがない。
そして、指紋汚れが目立ちにくくなることで、表面に指紋汚れが付着しても、洗剤を用いて洗浄することなく美麗な印象のまま使用し続けることができ、煩雑な手入れが不要である。
また、透明コート層を、特定の平均粒径の光輝性微粒子が、特定量含まれる透明樹脂硬化体とすることで上記の効果が得られるので、新たに、装置や特別な材料等を導入して製造する必要がない。したがって、従来から製造に用いている装置や材料をそのまま使用することができ、低コストで簡単に、表面に金属光沢が付与された美麗な加飾成形体を得ることができる。
そして、本発明のなかでも、特に、上記透明コート層が、平均粒径1.0〜60μmのパール顔料粒子を2〜6重量%含有する透明樹脂硬化体によって形成されるようにしたものは、金属光沢の発現と、指紋汚れが目立たなくなる効果とのバランスがよく、さらに、パール顔料が、無毒性、かつ、化学的・機械的に安定であるため、安全に、耐久性のある加飾成形体を製造することができる。
さらに、本発明のなかでも、特に、上記透明コート層が、平均粒径0.2〜1.0μmの酸化チタン粒子を2〜4重量%含有する透明樹脂硬化体によって形成されるようにしたものは、金属光沢の発現と、指紋汚れが目立たなくなる効果とのバランスがよく、また、酸化チタンが、屈折率が高く、粒度分布を理想的に調整することが可能であるため、少量の添加で、上記の効果を発揮することができる。
つぎに、本発明を実施するための最良の形態について説明する。ただし、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
図1は、本発明を実施するための最良の形態であるコンパクト容器の斜視図である。図において、1は本体部、2は蓋体であり、この蓋体2は、ベースとなる成形体に、金属光沢層3、透明コート層4がこの順で積層された構成になっており、表面に金属光沢Sが付与されている。そして、上記蓋体2の後端部には、下向きにヒンジ部が突設されており(図示を省略している)、このヒンジ部が本体部1の後端部と係合することにより、蓋体2が上方に開くようになっている。
より詳しく説明すると、上記蓋体2は、図2にその一部断面図を示すように、ポリエチレンテレフタレート(以下「PET」とする)系樹脂からなる成形体5の表面に、厚さ0.04μmのアルミニウム蒸着からなる金属光沢層3を、アクリル系樹脂からなるアンダーコート層6を介して積層し、さらにその上に、平均粒径7μmのパール顔料粒子8を4重量%配合したアクリル系樹脂からなる厚さ7μmの透明コート層4、アクリル系樹脂からなる透明のトップコート層7をこの順で積層してなるものである。これにより、蓋体2の表面には、上記透明な2層(4、7)を透かして、アルミニウム金属由来の金属光沢とパール顔料粒子由来のパール光沢とが重なって形成された金属光沢Sが現れている。なお、図2において、上記各層の断面は模式的であり、実際の厚みとは異なっている(以下の図においても同じ)。
なお、上記蓋体2は、例えば、つぎのようにして得ることができる。
まず、蓋体2のベースとなる成形体5を賦形するための金型を用意し、成形体5の形成材料である透明PET系樹脂材料を射出成形することにより、所定形状が付与された成形体5を得ることができる。
つぎに、上記成形体5の全面に、アンダーコート剤を塗布してアンダーコート層6を形成し、その上に、アルミニウム蒸着によって、金属光沢を有する金属光沢層3を形成する。
そして、これとは別に準備した、パール顔料粒子8を配合したアクリル樹脂の透明コート剤を、上記金属光沢層3の上に塗布しこれを硬化させ、透明コート層4を形成する。その後、この透明コート層4の上に、トップコート剤を塗布し、トップコート層7を形成することにより、図2に示すように、成形体5の上面全体に、アンダーコート層6を介して金属光沢層3が形成され、この上に、さらに透明コート層4、トップコート層7がこの順で積層された蓋体2を得ることができる。また、上記本体部1も、同様の製法によって、蓋体2と同様、表面に金属光沢Sが付与されており、全体として高級感ある美麗な外観を有している。
この構成によれば、アルミニウム蒸着に起因する金属光沢を有する金属光沢層3の上に、パール顔料粒子8が配合された透明コート層4が重なるため、本体部1と蓋体2の外観として見える金属光沢Sが、金属光沢層3の金属光沢と、透明コート層4中に含有されるパール顔料粒子8のパール光沢とが重なって得られる特殊な金属光沢Sとなる。そして、この金属光沢Sは、金属光沢層3のアルミニウム蒸着由来の金属光沢を残しながら、透明コート層4に含まれるパール顔料粒子8のパール光沢によって指紋汚れが目立ちにくいため、表面に現われた本体部1および蓋体2からなるコンパクト容器は、高級感ある美麗な金属光沢を有しながら、指紋汚れが目立ちにくいものとなる。
したがって、使用を繰り返しても付着する指紋汚れが目立たず、高級感ある外観を損なうことなく、美麗な印象のまま使用することができる。このため、洗剤を用いて洗う等の作業を行なう必要がなくなり、煩雑な手入れが不要となる。
そして、アンダーコート層6を介在して、金属光沢層3が形成されているため、金属光沢層3の成形体5に対する接着性がより向上し、成形品としての長寿命化を図ることができる。また、透明コート層4の上にトップコート層7が形成されているため、透明コート層4表面のパール顔料粒子8を配合したことに起因する細かい凹凸が上記トップコート層7によってカバーされ、蓋体2の表面が平滑なものとなる。そして、上記トップコート層7によって、透明コート層4中のパール顔料粒子8の脱落防止の効果も期待でき、さらには、蓋体2全体を傷や紫外光から保護し、その美麗な外観をより長く保つことができる。
上記の例では、金属光沢層3は、アルミニウム蒸着層を用いているが、これに限らず、金属光沢を有し、従来から成形体の加飾に用いられるものであれば、どのようなものを用いても差し支えない。たとえば、金属蒸着層の他、金属蒸着フィルム(シート)、ホログラムシート、金属箔、塗料塗膜等、金属光沢を有する各種のものを用いることができる。そして、その形成方法は、蒸着、スパッタリング、メッキ、ホットスタンプ、コーティング等、その材質に応じて適宜の方法が採用される。また、金属光沢層3は、光を反射するものであれば、その色調は一般的なシルバー、ゴールドの他、これらの金属光沢色にピンク、ブルー等の色をつけたものであってもよい。このように、金属光沢層3の色調を選択することで、さらに興趣に富むデザインを実現できる。
また、上記の例では、透明コート層4は、樹脂成分として、アクリル系樹脂を用いているが、これに代えて、硬化体となったときに透明である他の樹脂を用いたものであってもよい。これらは、その下の層である金属光沢層3を透かしてみせるために透明でなければならないが、必ずしも無色である必要はなく、多少着色されていても、反対側が透けて見えれば有色であってもよい。この場合、金属光沢層3と、透明コート層4と、この透明コート層4に含有されるパール顔料粒子8との色調を組み合せることにより、加飾成形体のデザインおよび色調の選択がさらに広がる。
そして、上記の例では、透明コート層4に配合する光輝性微粒子として、パール顔料粒子8を用いているが、これに代えて、酸化チタン、タルク、マイカ(雲母)、酸化亜鉛等の粒子を用いることができる。このとき、酸化チタンを用いると、平均粒子径の大きさを容易に任意に設定できるため、配合の調整が容易となる。また、酸化チタンは、屈折率や反射率が高いため、少量の添加で所望の効果を得ることができる。タルク、マイカ(雲母)、酸化亜鉛についても、それぞれ粒子の輝き方が異なるため、これらの材料を適宜に選択したり、2種以上を組み合わせたりすることで、金属光沢層3の金属光沢と重ねた際に、その金属光沢を損なうことなく、指紋汚れが目立たないという効果を有する所望の金属光沢Sを得ることができる。
また、上記の例では、光輝性微粒子であるパール顔料粒子8の平均粒径は7μmであるが、これに限らず、0.2〜60μmの間で適宜に設定することができる。ここで、光輝性微粒子の平均粒子径を上記の値とするのは、0.2μm未満であると、これを含有する透明コート層4が光を透しにくくなり、金属光沢層3の金属光沢を加飾成形体の表面にまで現しにくくなるからである。また、60μmを超えると、スプレーガン等を用いた塗装の際に、目詰まりを起しやすくなり、加飾成形体の製造に支障をきたすおそれがあるからである。
なお、本発明において、上記平均粒径は、例えば、レーザー回析散乱式粒度分布測定器を用いて測定することができる。そして、その粒子径は、母集団から任意に抽出される試料を用いて、上記測定器を利用して導出される値である。
さらに、上記の例では、透明コート層4の光輝性微粒子であるパール顔料粒子8の含有量は、4重量%であるが、これに限らず、光輝性微粒子の含有量を、2〜6重量%の間で適宜に設定することができる。ここで、光輝性微粒子の含有量を上記の値とするのは、2重量%未満であると、金属光沢層3の金属光沢を加飾成形体の表面に現すには問題ないが、指紋汚れが目立たなくなるという効果を得ることができない。また、逆に、6重量%を超えると、指紋汚れが目立ちにくいという効果は得られるが、これを含む透明コート層4の透明度が低下して、光を透しにくくなり、金属光沢層3の金属光沢が光沢としての輝きを失うからである。なお、上記透明コート層4に含まれる光輝性微粒子の含有量は、硬化前の透明樹脂組成物の全体重量(揮発成分を除く)に対する重量を%であらわしており、通常、硬化後の透明樹脂硬化体においても、これと同等の値となる。
そして、上記透明コート層4に、光輝性微粒子として、パール顔料粒子を用いる場合には、平均粒径1.0〜60μmの大きさのものを、透明コート層4の透明樹脂組成物全体に対して、2〜6重量%含有することが好ましい。平均粒径を上記範囲とするのは、小さすぎると、粒子の表面にパール光沢が現れにくくなり、パール顔料粒子を用いる効果を得られないおそれがあるからである。また、逆に、大きすぎると、スプレーガン等を用いた塗装の際に目詰まりを起しやすくなる傾向があるからである。また、含有量を上記範囲とするのは、少なすぎると、指紋汚れが目立たなくなるという効果を得ることができなくなり、逆に、多すぎると、透明コート層4の透明度が低下して、金属光沢層3の金属光沢が光沢としての輝きを失うからである。
また、上記透明コート層4に、光輝性微粒子として、酸化チタン粒子を用いる場合には、平均粒径0.2〜1.0μmの大きさのものを、透明コート層4の透明樹脂組成物全体に対して、2〜4重量%含有することが好ましい。平均粒径を上記範囲とするのは、小さすぎると、酸化チタン粒子が凝集し、透明樹脂組成物中に均一に分散させることが困難となる傾向がみられ、逆に、大きすぎると、透明コート層4の透明度が高くなり、金属光沢層3の金属光沢が光沢としての輝きを増し、指紋汚れが目立たなくなる効果とのバランスをとりにくくなる傾向がみられるからである。また、含有量を上記範囲とするのは、少なすぎると、指紋汚れが目立たなくなるという効果を得ることができなくなり、逆に、多すぎると、酸化チタンの高い屈折率に起因して、透明コート層4の透明度が低下し、金属光沢層3の金属光沢が光沢としての輝きを失う傾向がみられるからである。
なお、上記の例では、成形体5と金属光沢層3との間に、アンダーコート層6を形成したが、金属光沢層3が成形体5と容易に接着するときは、図3(a)に示すように、必ずしもアンダーコート層6を形成しなくてもよい。この場合には、アンダーコート層6を設ける工程を省略することができ、製造コストの低減を図ることができる。
また、同じく上記の例では、透明コート層4の上に、アクリル系塗料からなるトップコート層7を形成したが、これに代えて、他のトップコート用塗料を用いることもできる。そして、透明コート層4がUVカット効果がある材料を含む場合や硬質性の素材からなり、含有している光輝性微粒子が脱落しない場合には、図3(b)に示すように、必ずしもトップコート層7を形成しなくてもよい。この場合も、トップコート層7を設ける工程を省略化することができ、製造コストの低減を実現できる。
さらに、上記の例は、本発明をコンパクト容器の蓋体2に適用したものであるが、本発明を適用する成形体は、容器に限らず、各種の樹脂成形体、あるいは樹脂成形体に他の部材を組み合わせた成形体等に適用可能である。例えば、携帯電話、文房具、家電製品、各種ケース等に広く適用することができる。
つぎに、本発明の実施例について、比較例と併せて説明する。ただし、本発明は、これら実施例に限定されるものではない。
まず、実施例および比較例に先立ち、下記に示す成形体を製造した。
〔成形体〕
下記に示すような各層がこの順で積層された成形体を製造した。
成形体 PET系樹脂
アンダーコート層 アクリル系樹脂塗膜 厚み 10μm
金属光沢層 アルミニウム蒸着層 厚み 0.04μm
〔実施例1〕
光輝性微粒子として、平均粒径7μmのパール顔料粒子を4重量%含有させたアクリル系樹脂コート剤を、上記成形体に、7μmの厚みとなるよう塗布し、その上に、アクリル系樹脂トップコート剤を、7μmの厚みとなるよう塗布し、目的の加飾成形体を得た。
〔実施例2〜9〕
光輝性微粒子を、その種類や配合割合を、後記の表1に示すように代えた。それ以外は、上記実施例1と同様にして、目的の加飾成形体を得た。
〔比較例1〜7〕
光輝性微粒子を、その種類や配合割合を、後記の表1に示すように代えた。それ以外は、上記実施例1と同様にして、目的の加飾成形体を得た。
これらの実施例品および比較例品の外観について、指紋汚れの目立ちにくさ、および金属光沢の有無の点から評価し、その結果を、後記の表1に併せて示した。
〔指紋汚れ〕
モニター10名が目視により観察し、指紋汚れの目立ちにくさを、◎…非常に目立ちにくい、○…目立ちにくい、△…少し目立ちにくい、×…特に改善されていない、の4段階で評価し、その平均的な評価を求めた。
〔金属光沢〕
モニター10名が目視により観察し、金属光沢の有無について、◎…非常に光沢がある、○…光沢がある、△…多少光沢がある、△△…極わずか光沢がある、×…ほとんど光沢がない、の5段階で評価し、その平均的な評価を求めた。
Figure 0005107832
上記の結果から、実施例品は、どちらの評価においても概ね良好であることがわかる。また、比較例品は、これらの評価の双方が共に良好であるものがなく、実施例品に劣ることがわかる。
本発明の一実施例の説明図である。 上記実施例における縦断面図である。 (a),(b)は、ともに本発明の他の実施例の説明図である。
符号の説明
3 金属光沢層
4 透明コート層
5 成形体
8 パール顔料粒子
S 金属光沢

Claims (3)

  1. 成形体の表面に、金属光沢層と、透明コート層とが、この順で設けられた加飾成形体であって、上記透明コート層が、平均粒径0.2〜60μmの光輝性微粒子を2〜6重量%含有する透明樹脂硬化体によって形成されていることを特徴とする加飾成形体。
  2. 上記透明コート層が、平均粒径1.0〜60μmのパール顔料粒子を2〜6重量%含有する透明樹脂硬化体によって形成されている請求項1記載の加飾成形体。
  3. 上記透明コート層が、平均粒径0.2〜1.0μmの酸化チタン粒子を2〜4重量%含有する透明樹脂硬化体によって形成されている請求項1記載の加飾成形体。
JP2008220032A 2008-08-28 2008-08-28 加飾成形体 Active JP5107832B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008220032A JP5107832B2 (ja) 2008-08-28 2008-08-28 加飾成形体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008220032A JP5107832B2 (ja) 2008-08-28 2008-08-28 加飾成形体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010052290A JP2010052290A (ja) 2010-03-11
JP5107832B2 true JP5107832B2 (ja) 2012-12-26

Family

ID=42068722

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008220032A Active JP5107832B2 (ja) 2008-08-28 2008-08-28 加飾成形体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5107832B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6353761B2 (ja) * 2014-09-29 2018-07-04 株式会社クラレ 積層板および化粧板

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4067222B2 (ja) * 1999-03-29 2008-03-26 日新製鋼株式会社 耐摩耗性、耐指紋性および意匠性に優れた透明フッ素樹脂被覆ステンレス鋼板
JP2004268502A (ja) * 2003-03-11 2004-09-30 Nissha Printing Co Ltd フリップフロップ性印刷物
JP2005081660A (ja) * 2003-09-08 2005-03-31 Yoshida Industry Co Ltd 樹脂成形品の加飾構造
JP2005335151A (ja) * 2004-05-26 2005-12-08 Toppan Printing Co Ltd 金属光沢調化粧シート及び金属光沢調化粧材

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010052290A (ja) 2010-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101564783B1 (ko) 사출물 제조 방법
EP1990377A4 (en) COLORING METAL PIGMENT, ITS PREPARATION AND COATING COMPOSITION, AND COSMETIC PREPARATION CONTAINING IT
JP2004222906A (ja) ゴルフクラブヘッド
JP5628516B2 (ja) 模様付成形品の製法およびそれによって得られる模様付成形品
JPWO2017073263A1 (ja) 加飾用粉末組成物
JPH08239505A (ja) 樹脂組成物
JP6799849B2 (ja) 濃淡重なり模様付成形品の製法およびそれによって得られる濃淡重なり模様付成形品
JP5107832B2 (ja) 加飾成形体
JP2001270805A (ja) 光揮性化粧料
US11692100B2 (en) Interference pigment
JP4668083B2 (ja) 模様付成形体の製法およびそれによって得られる模様付成形体
JP2016094320A (ja) ガラス表面の加飾方法
JP5554516B2 (ja) 加飾成形品の製法およびそれによって得られる加飾成形品
JP5651454B2 (ja) 化粧料容器の製法およびこれにより得られる化粧料容器
JP2018068828A (ja) 切欠き模様付成形品の製法およびそれによって得られる切欠き模様付成形品
JP4771312B2 (ja) 樹脂成形品、およびその表面処理方法
JPH0212630B2 (ja)
KR20090007847A (ko) 가구의 도색방법
JP3029021B2 (ja) サテン調模様装飾硝子瓶容器及び製造方法
CN211653200U (zh) 带颜色的炫光膜
JP7329787B2 (ja) 装飾板及びそれからなる自動車用内装部品
KR920008867B1 (ko) 귀금속으로 외면을 장식한 가정용 기물 및 장식방법
KR200468756Y1 (ko) 고경도의 폴리염화비닐 장식재
KR101972989B1 (ko) 그라비아 인쇄를 이용한 고분자 필름 및 이의 제조방법
JP2535289Y2 (ja) 時計用部材

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110803

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120723

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121002

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121004

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5107832

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151012

Year of fee payment: 3