JP5107813B2 - 車両用灯具およびその光軸調整システム - Google Patents

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Description

本発明は、車両用灯具に係り、特に、ランプユニットの光軸を調整することができる車両用灯具およびその光軸調整システムに関する。
自動車等の車両の組立てラインにおいては、ヘッドライトを車両に組み付けた後、ランプボディ外側に配置されたエイミング機構を操作して、ヘッドライトの光軸を調整することが行われている。
例えば、ヘッドライトのロービームをスクリーンに照射し、スクリーンに照射されたロービームの配光パターンを撮像し、撮像して得られた画像から明暗境界線である水平カットラインとこれに連続する斜めカットラインとからなるカットラインの位置を検出し、検出されたカットラインの位置が所定の規格範囲内になるように、アジャストスクリュー等を操作するようにしたものが提案されている(特許文献1参照)。
また、ヘッドライトテスタ本体に、ヘッドライトの光軸角度や光度が確認できるリモートモニタを有線または無線方式で接続するとともに、ヘッドライトとヘッドライトテスタの集光レンズとを相対向させて配置し、ヘッドライトの点灯に伴う光を集光レンズに照射し、集光レンズに照射された光を基に、ヘッドライトの光軸の左右の角度(ずれ、傾き)を左右計で、ヘッドライトの光軸の上下の角度(ずれ、傾き)を上下計でそれぞれ測定し、各測定結果をリモートモニタに表示し、作業者が、リモートモニタを見ながら、調整ねじでヘッドライトの光軸を調整するようにしたものが提案されている(特許文献2参照)。
車両の組立てラインでヘッドライトの光軸が所定の規格範囲内になるように調整された車両のうち、レベリングアクチュエータが搭載された車両は、走行時に、車高センサの検出信号に基づいてレベリングアクチュエータを駆動して、ランプユニットの光軸を上下に可変に制御することで、他の車両や歩行者等へのグレアを低減し、かつ視認性を向上させることができる。
特開平4−25741号公報(第2頁から第5頁、図2参照) 特開平4−142439号公報(第2頁から第3頁、図1参照)
従来技術では、ヘッドライトの光軸を調整するに際して、作業員が調整ねじなどを手動操作しているので、作業員による、エイミング精度のバラツキが大きくなる。
本発明は、前記従来技術の課題に鑑みて為されたものであり、その目的は、ランプユニットの光軸を自動的に調整することができる車両用灯具およびその光軸調整システムを提供することにある。
前記目的を達成するために、請求項1に係る車両用灯具においては、光を前方へ照射する発光ダイオードを光源とするランプユニットと、前記ランプユニットの光軸を変位させる光軸調整ユニットと、前記ランプユニットの発光ダイオードを利用した光通信によって外部から送られる、前方へ照射した光の測定結果に基づいた情報に対応して、所定の光軸を形成するように前記ランプユニットの光軸を前記光軸調整ユニットの駆動により変位させる変位制御部と、を備えた構成とした。
(作用)ランプユニットのエイミング調整時に、ランプユニットの発光ダイオードから外部、例えば、検査装置に向けて光を照射すると、外部の検査装置から光通信によって、前方へ照射した光の測定結果に基づいた情報が変位制御部に入力される。変位制御部は、外部から光通信によって送られる、前方へ照射した光の測定結果に基づいた情報に対応して、所定の光軸を形成するように、光軸調整ユニットを駆動する。光軸調整ユニットの駆動により、所定の光軸を形成するように、ランプユニットの光軸が変位する。これにより、ランプユニットに対するエイミング調整を自動的に実行することができるとともに、エイミングの精度を確保することができる。
請求項2に係る車両用灯具においては、請求項1に記載の車両用灯具において、前記変位制御部は、車両のピッチ角情報に基づき前記ランプユニットの光軸を変位させてなる構成とした。
(作用)変位制御部は、車両のピッチ角情報に基づきランプユニットの光軸を変位させることで、ランプユニットに対するエイミング調整とレベリング制御を自動的に実行することができる。
請求項3に係る車両用灯具の光軸調整システムにおいては、車両前方へ光を照射可能な発光ダイオードを光源とするランプユニットと、前記ランプユニットの光軸を変位させる光軸調整ユニットと、前記ランプユニットからの光が照射されるスクリーンと、前記スクリーンに照射された光の光軸が規定の光軸であるかどうかを判断する光軸判断部と、前記ランプユニットの発光ダイオードを利用した光通信を行なう光送受信部とを有する光軸測定手段と、前記光軸測定手段の前記光送受信部から光通信により送られた情報に基づき、所定の光軸を形成するように前記ランプユニットの光軸を前記光軸調整ユニットの駆動により変位させる変位制御部と、を備えた構成とした。
(作用)ランプユニットのエイミング調整時に、ランプユニットの発光ダイオードからスクリーンに向けて光を照射すると、光軸測定手段の光軸判断部が、スクリーンに照射された光の光軸が規定の光軸であるかどうかを判断し、この判断結果を光送受信部から光通信により変位制御部に出力する。変位制御部は、光送受信部から光通信によって送られた測定結果に基づき、所定の光軸を形成するように、光軸調整ユニットを駆動する。光軸調整ユニットの駆動により、所定の光軸を形成するように、ランプユニットの光軸が変位する。これにより、ランプユニットに対するエイミング調整を自動的に実行することができるとともに、エイミングの精度を確保することができる。
以上の説明から明らかなように、請求項1によれば、ランプユニットに対するエイミング調整を自動的に実行することができるとともに、エイミングの精度を確保することができる。
請求項2によれば、ランプユニットに対するエイミング調整とレベリング制御を自動的に実行することができる。
請求項3によれば、ランプユニットに対するエイミング調整を自動的に実行することができるとともに、エイミングの精度を確保することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の比較例を示す車両用灯具の光軸調整システムのブロック構成図、図2は、車両用前照灯の断面図、図3は、ランプユニットと光軸調整ユニットの要部分解斜視図、図4は、配光パターンの構成図、図5は、本発明の実施例を示す車両用灯具の光軸調整システムのブロック構成図である。
図1において、車両用灯具の光軸調整システム10は、車両12前方へ光を照射するランプユニット14と、ランプユニット14の光軸を変位させる光軸調整ユニット16と、外部からの情報を基に光軸調整ユニット16の駆動を制御する制御ECU(Electronic Control Unit)18と、車高を検出する車高センサ20、22と、ランプユニット14から照射された光を基にランプユニット14の光軸の位置を測定するエイミング検査装置24を備えている。
制御ECU18には、光軸調整ユニット16と車センサ20、22が接続されているとともに、通信ネットワークとして、車載LAN(Local Area Network )26が接続され、車載LAN26のゲートウエイ28には、通信ケーブル30を介してエイミング検査装置24に接続されている。
ランプユニット14は、図2及び図3に示すように、車両用前照灯(ヘッドランプ)32の一要素として、透明カバー(前面カバー)34とハウジング36およびランプボディ38で形成される灯室40内に配置されている。
この際、ランプユニット14は、リフレクタ42と、リフレクタ42に支持された放電バルブ44と、リフレクタ42の前端に取り付けられた連結部46と、連結部46の前端の開口を覆うように配置された投射レンズ48と、連結部46に設けられたシェード50を備えている。放電バルブ44は、ハウジング36内に配置された放電灯点灯回路54によって点灯して、光を出射する。
放電バルブ44から出射した光は、リフレクタ42で反射し、反射した光がシェード50の上縁50aの近傍で集光する。集光した光は、シェード50の上縁50a近傍に焦点を有する投射レンズ48により、所定の配光パターンを有するビームとして、車両12前方に投射される。所定の配光パターンは、シェード50の上縁50aによって限定されたカットオフラインを有する。
また、ランプユニット14は、ブラケット52を介してランプボディ38に上下及び左右に傾動可能に支持されている。
具体的には、連結部46の上面からはシャフト56が上方へ向けて突出され、シャフト56には、ほぼ球状の自動調芯メタル58が装着されている。この自動調芯メタル58は、中心孔58aを有し、中心孔58aにシャフト56が摺動自在に挿通されている。
連結部46の下面のうちシャフト56に対応した位置には、連結ボス60が突設されている。連結ボス60は、ほぼ円形の外形を有し、下面に開口した嵌合凹部60aを有している。そして、シャフト56の長手方向一端側が嵌合凹部60aに嵌合されている。なお、シャフト56の軸心と連結ボス60の軸心とを結ぶ線は、ランプユニット14の光軸X−Xが直交する鉛直平面上に位置している。
ブラケット52の下部支持片62の下面側には、光軸調整ユニット16の一要素として、2軸アクチュエータ64が固定されている。
2軸アクチュエータ64は、2つのモータや2つのラック部材(図示せず)などを備え、各ラック部材のラック歯にそれぞれ噛合する出力ギヤ66の軸方向一端側が連結ボス60の嵌合凹部60aに嵌合している。
この2軸アクチュエータ64は、2つのモータが同一位相で回転し、各モータの回転駆動に伴って2つのラック部材が同じ位相で移動すると、出力ギヤ66が前方または後方へ移動するようになっている。出力ギヤ66が前方または後方へ移動すると、ランプユニット14の連結ボス60が、ブラケット52に支持されたスラストメタル68に沿って前方または後方へ移動する。これにより、ランプユニット14は、シャフト56に支持された自動調芯メタル58がブラケット52の上部支持片70とメタルホルダ72とによって支持されている部分を回動支点として、光軸X−Xに沿って、上向き方向または下向き方向へ傾動する。
一方、2つのモータが互いに逆位相で回転し、各モータの回転駆動に伴って2つのラック部材が互いに逆方向に移動すると、出力ギヤ66が前方または後方へ移動することなく、回転するようになっている。出力ギヤ66が回転すると、ランプユニット14は、シャフト56と連結ボス60とを結ぶ軸に直交する平面に沿って回動する。これにより、ランプユニット14は、左右方向に回動することになる。
すなわち、光軸調整ユニット16は、2軸アクチュエータ64の2つのモータが同一位相で回転することで、ランプユニット14の光軸X−Xを上向き方向または下向き方向に変位させ、2軸アクチュエータ64の2つのモータが互いに逆位相で回転することで、ランプユニット14を、シャフト56と連結ボス60とを結ぶ軸に直交する平面に沿って回動させることができる。
制御ECU18は、例えば、マイクロコンピュータで構成され、車載LAN26、ゲートウエイ28、通信ケーブル30を介して、車両12外部のエイミング検査装置24に接続されている。制御ECU18は、ランプユニット14からエイミング検査装置24に向けて照射された光の測定結果に基づいた情報をエイミング検査装置24から取り込むとともに、車高センサ20、22から車両12のピッチ角情報を取り込み、取り込んだ各情報に基づいてランプユニット14の光軸を調整するための演算処理、例えば、ランプユニット14の光軸を規定の範囲内にするための演算処理を行い、この演算処理結果に従って2軸アクチュエータ64の駆動を制御する変位制御部として構成されている。
エイミング検査装置24は、光軸測定手段として、ランプユニット14からの光が照射されるスクリーン80と、このスクリーンに照射された光の光軸が規定の光軸であるかどうかを判断する光軸判断部82を備えている。
光軸判断部82は、例えば、スクリーン80に照射された光の配光パターンを撮像するテレビカメラ84と、テレビカメラ84の撮像による映像信号を処理するプロセッサ86を備えている。プロセッサ86は、処理結果(測定結果に基づいた情報)を通信ケーブル30、ゲートウエイ28、車載LAN26を介して制御ECU18に出力する。
この際、プロセッサ86は、例えば、図4に示すように、カットオフラインCLとして、対向車線側の水平なカットオフラインCL1と、自車線側のカットオフラインCL2と、斜めのカットオフラインCL3を有する、左側通行用のロービーム配光パターンであって、メモリに記憶されている配光パターンと、テレビカメラ84の撮像で得られた配光パターンとを比較し、この比較結果を、スクリーン80に照射された光の光軸が規定の光軸であるかどうかの判断結果として、制御ECU18に対して出力する。
制御ECU18は、エイミング検査装置24から測定結果に基づいた情報を入力したときには、スクリーン80に照射された光の光軸が規定の光軸であるかどうかの判断結果を基に光軸調整ユニット16の駆動を制御して、ランプユニット14に対するエイミング調整を自動的に実行する。
例えば、スクリーン80に照射された光の光軸が規定の光軸に対して、上方または下方にずれているときには、スクリーン80に照射された光の光軸が規定の光軸となるように、2軸アクチュエータ64の2つのモータを同一位相で回転させるための制御を行って、ランプユニット14の光軸を上方または下方に変位させる。
また、スクリーン80に照射された光の光軸が規定の光軸に対して、右または左に傾斜しているときには、スクリーン80に照射された光の光軸が規定の光軸となるように、2軸アクチュエータ64の2つのモータを互いに逆位相で回転させるための制御を行って、ランプユニット14の光軸を右または左に回動させる。
制御ECU18は、エイミング調整を自動的に実行した後、ランプユニット14の光軸の位置情報を基準位置情報として、メモリに記憶する。
また、制御ECU18は、車センサ20、22からの車高信号に基づいてピッチ角を演算し、演算したピッチ角に基づいて適正な光軸角度を演算し、この演算結果を基に光軸調整ユニット16の駆動を制御して、ランプユニット14に対するレベリング制御を自動的に実行する。
例えば、ピッチ角から得られた光軸角度が、基準位置情報に対して上方または下方にずれているときには、制御ECU18は、2軸アクチュエータ64の2つのモータを同一位相で回転させるための制御を行って、ランプユニット14の光軸を上方または下方に変位させる。
この際、スクリーン80に照射された光の光軸が、ピッチ角から得られた光軸角度であるか否かの測定結果をエイミング検査装置24から制御ECU18に送信することで、制御ECU18は、車両12の停車時に、ランプユニット14に対するレベリング制御を高精度に実行することができる。
また、制御ECU18は、車両12の走行時には、車速センサ(図示せず)からの車速信号と車センサ20、22からの車高信号に基づいて、車速に応じたピッチ角を演算し、演算したピッチ角に基づいて適正な光軸角度(基準位置情報からのずれを示す角度)を演算し、この演算結果を基に光軸調整ユニット16の駆動を制御することで、ランプユニット14に対するレベリング制御を自動的に実行することができる。
比較例によれば、ランプユニット14のエイミング調整時に、ランプユニット14からエイミング検査装置24のスクリーン80に向けて光を照射すると、エイミング検査装置24が、スクリーン80に照射された光の光軸が規定の光軸であるかどうかを判断し、この判断結果を通信ケーブル30を介して制御ECU18に転送し、制御ECU18が、測定結果に基づいて光軸調整ユニット16の駆動を制御するようにしたため、ランプユニット14に対するエイミング調整を自動的に実行することができるとともに、エイミングの精度を確保することができる。
また、本比較例によれば、車センサ20、22からの車高信号に基づいてピッチ角を演算し、演算したピッチ角に基づいて適正な光軸角度を演算し、この演算結果を基に光軸調整ユニット16の駆動を制御するようにしたため、ランプユニット14に対するレベリング制御を自動的に実行することができる。
次に、本発明の実施例を図5に基づいて説明する。本実施例は、通信ケーブル30を用いる代わりに、車両12とエイミング装置24との間で無線を用いて情報の授受を行うようにしたものであり、他の構成は比較例と同様である。
具体的には、エイミング検査装置24に、アンテナを含む送受信装置98を設けるとともに、制御ECU18にアンテナを含む送受信装置100を接続し、送受信装置98と送受信装置100との間で無線を用いて情報の授受を行う。
ランプユニット14のエイミング調整時に、ランプユニット14からエイミング検査装置24のスクリーン80に向けて光を照射すると、エイミング検査装置24において、スクリーン80に照射された光の光軸が規定の光軸であるかどうかが判断される。エイミング検査装置24は、この判断結果を測定に関する情報として、送受信装置98から車両12の送受信装置100に無線で送信する。送受信装置100が送受信装置98からの情報を受信すると、受信した情報は制御ECU18に転送される。制御ECU18は、受信した測定結果に関する情報に基づいて光軸調整ユニット16の駆動を制御する。これにより、ランプユニット14に対するエイミング調整が自動的に実行される。
また、車両12とエイミング装置24との間で無線を用いて情報の授受を行うに際しては、ランプユニット14の光源として、放電バルブ44の代わりに、発光ダイオード(LED)102を用い、エイミング検査装置24に、発光ダイオード102と光による双方向通信を行うための光送受信部104を設け、ランプユニット14に収納された発光ダイオード102とエイミング検査装置24の光送受信部104との間で双方向通信を行うこともできる。
この際、ランプユニット14のエイミング調整時に、ランプユニット14の発光ダイオード102からエイミング検査装置24のスクリーン80に向けて光を照射すると、エイミング検査装置24において、スクリーン80に照射された光の光軸が規定の光軸であるかどうかが判断される。エイミング検査装置24は、この判断結果を測定に関する光情報として、光送受信部104からランプユニット14内の発光ダイオード102に、発光ダイオード102が光を照射するタイミングとは異なるタイミング(発光ダイオード102がオフのタイミング)で送光する。発光ダイオード102が光送受信部104からの光情報を受信すると、受信した光情報は、測定に関する情報として制御ECU18に転送される。制御ECU18は、受信した測定結果に関する情報に基づいて光軸調整ユニット16の駆動を制御する。これにより、ランプユニット14に対するエイミング調整が自動的に実行される。
本実施例によれば、ランプユニット14のエイミング調整時に、ランプユニット14からエイミング検査装置24のスクリーン80に向けて光を照射すると、エイミング検査装置24が、スクリーン80に照射された光の光軸が規定の光軸であるかどうかを判断し、この判断結果を無線(光通信)で制御ECU18に転送し、制御ECU18が、測定結果に基づいて光軸調整ユニット16の駆動を制御するようにしたため、ランプユニット14に対するエイミング調整を自動的に実行することができるとともに、エイミングの精度を確保することができる。
また、本実施例によれば、車センサ20、22からの車高信号に基づいてピッチ角を演算し、演算したピッチ角に基づいて適正な光軸角度を演算し、この演算結果を基に光軸調整ユニット16の駆動を制御することで、ランプユニット14に対するレベリング制御を自動的に実行することができる。
なお、実施例において、制御ECU18の機能の一部を、2軸アクチュエータ64に持たせることもできる。
本発明の比較例を示す車両用灯具の光軸調整システムのブロック構成図である。 車両用前照灯の断面図である。 ランプユニットと光軸調整ユニットの要部分解斜視図である。 配光パターンの構成図である。 本発明の実施例を示す車両用灯具の光軸調整システムのブロック構成図である。
符号の説明
10 車両用灯具の光軸調整システム
12 車両
14 ランプユニット
16 光軸調整ユニット
18 制御ECU
20、22 車高センサ
24 エイミング検査装置
44 放電バルブ
56 シャフト
64 2軸アクチュエータ
66 出力ギヤ
80 スクリーン
82 光軸判断部
84 テレビカメラ
86 プロセッサ
102 発光ダイオード
104 光送受信部

Claims (3)

  1. 光を前方へ照射する発光ダイオードを光源とするランプユニットと、
    前記ランプユニットの光軸を変位させる光軸調整ユニットと、
    前記ランプユニットの発光ダイオードを利用した光通信によって外部から送られる、前方へ照射した光の測定結果に基づいた情報に対応して、所定の光軸を形成するように前記ランプユニットの光軸を前記光軸調整ユニットの駆動により変位させる変位制御部と、
    を備える車両用灯具。
  2. 請求項1に記載の車両用灯具において、
    前記変位制御部は、車両のピッチ角情報に基づき前記ランプユニットの光軸を変位させてなることを特徴とする車両用灯具。
  3. ランプユニットの光軸角度を調整する車両用灯具の光軸調整システムであって、
    車両前方へ光を照射可能な発光ダイオードを光源とするランプユニットと、
    前記ランプユニットの光軸を変位させる光軸調整ユニットと、
    前記ランプユニットからの光が照射されるスクリーンと、前記スクリーンに照射された光の光軸が規定の光軸であるかどうかを判断する光軸判断部と、前記ランプユニットの発光ダイオードを利用した光通信を行なう光送受信部とを有する光軸測定手段と、
    前記光軸測定手段の前記光送受信部から光通信により送られた情報に基づき、所定の光軸を形成するように前記ランプユニットの光軸を前記光軸調整ユニットの駆動により変位させる変位制御部と、
    を備える車両用灯具の光軸調整システム。
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