JP5106315B2 - 余剰汚泥減量化設備 - Google Patents

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Description

本発明は、生活排水や産業排水を排水処理設備で処理した際に発生する余剰汚泥を効率的に減量化すると共に、より清浄化した処理水を放流することのできる余剰汚泥減量化設備に関するものである。
生活排水や産業排水は、通常、標準活性汚泥法や膜分離活性汚泥法によって処理されるが、その際、主として汚泥微生物からなる余剰汚泥が発生する。近年、この余剰汚泥の最終処分場が減少しており、その分、処分費用が高騰し、企業などにとって大きな負担となっている。
これまで、この余剰汚泥を減量化する装置が種々創案され使用されているが、減量化効率などの点でさらなる改善が望まれている。また、従来は、余剰汚泥を処理するための脱水機、乾燥機、焼却機などの設備を必要とするので、こうした設備を不要とすることも望まれる。また、余剰汚泥を減量化した後の処理水を、さらに清浄化して放流することも望まれる。
余剰汚泥処理設備として、本件発明者が先に発明した、消化分解槽に貯留した余剰汚泥に、オゾンと空気の混合ガスを供給して余剰汚泥を有機物化し、さらに酸化して処理水に分解した後、殺菌して放水することが知られている(特許文献1)。
この設備は、余剰汚泥を効果的に処理することができるものの、処理能力の向上および悪臭発生の防止などにおいて、さらに改善すべき点がある。
本発明はこうした問題に鑑み創案されたもので、余剰汚泥を、より確実かつ効率的に減量化し、悪臭の発生をさらに効果的に防止し、さらに、より清浄化した処理水を放流することのできる余剰汚泥減量化設備を提供することを課題とする。
特開2007−117796号公報
図1および図2を参照して説明する。なお、図中、符号Vはバルブであり、適宜必要な箇所に設ける。請求項1に記載の余剰汚泥処理設備は、生活排水や産業排水を排水処理設備で処理した際に発生する余剰汚泥Sを連続的に処理する設備である。
この設備は、少なくとも、余剰汚泥Sを一時的に貯留し、内部に、散気装置11およびタイマー13で作動する送入ポンプ12を備える汚泥貯留槽10と、前記汚泥貯留槽の余剰汚泥Sが、前記送入ポンプによって自動的に供給され、内部に、循環ポンプ71、微細散気装置72、および微生物を高密度に保持する第一スポンジ担体73を備え、且つ外部に設けた混気ポンプ74によって前記余剰汚泥Sを下部から上方に送って循環させると共にその途中でオゾン発生機30で発生した高濃度のオゾンを供給管31を介して混合し、一定時間循環させて前記余剰汚泥Sを有機物化すると共に酸化分解し、オゾンの消臭作用により悪臭を除去するオゾン混和槽70と、前記オゾン混和槽70で有機物化および酸化分解された余剰汚泥Sが供給される消化分解槽21に、微生物を高密度に保持する第二スポンジ担体26、および散気泡装置23を設け、前記有機物化した余剰汚泥Sを酸化分解して処理水とし、該処理水を濾過膜群22を通して排出する消化分解装置20と、前記消化分解装置の濾過膜群22を通過した処理水Wを、内部に設けた殺菌処理装置41を通して一時的に貯留した後、放流する処理水貯留槽40と、前記オゾン混和槽70と消化分解槽で溶解しなかった排オゾンを、規定濃度以下に処理して放出する排オゾン除去装置50と、を備える。
また、請求項2に記載の余剰汚泥処理設備は、生活排水や産業排水を排水処理設備で処理した際に発生する余剰汚泥Sを連続的に処理する設備である。この設備も、少なくとも、余剰汚泥Sを一時的に貯留し、内部に、散気装置11およびタイマー13で作動する送入ポンプ12を備える汚泥貯留槽10と、前記汚泥貯留槽の余剰汚泥Sが、前記送入ポンプによって自動的に供給され、内部に、循環ポンプ71、微細散気装置72、および微生物を高密度に保持する第一スポンジ担体73を備え、且つ外部に設けた混気ポンプ74によって前記余剰汚泥Sを下部から上方に送って循環させると共にその途中でオゾン発生機30で発生した高濃度のオゾンを供給管31を介して混合し、一定時間循環させて前記余剰汚泥Sを有機物化すると共に酸化分解し、オゾンの消臭作用により悪臭を除去するオゾン混和槽70と、前記オゾン混和槽70で有機物化および酸化分解された余剰汚泥Sが供給される消化分解槽21に、微生物を高密度に保持する第二スポンジ担体26、および散気泡装置23を設け、前記有機物化した余剰汚泥Sを酸化分解して処理水とし、該処理水を濾過膜群22を通して排出する消化分解装置20と、前記消化分解装置の濾過膜群22を通過した処理水Wを、内部に設けた殺菌処理装置41を通して一時的に貯留した後、放流する処理水貯留槽40と、前記オゾン混和槽70と消化分解槽で溶解しなかった排オゾンを、規定濃度以下に処理して放出する排オゾン除去装置50と、を備える。また、これに加えて、前記濾過膜群閉塞時に、該濾過膜群22に強力洗浄用次亜塩素を供給する膜洗浄管60を設けている。
請求項3に記載の余剰汚泥減量化設備1は、請求項1および2に記載の発明において、濾過膜群22を、ゼノン膜、浸漬型平膜、エレメント型セラミック膜、および浸漬型セラミック膜中の少なくともいずれか1つを含む膜で構成してなるものである。
請求項1に記載の余剰汚泥減量化設備1は、余剰汚泥Sを微生物やオゾンなどの働きによって、より確実かつ効率的に処理して減量化することができると共に、濾過膜群22などの働きによって、その後の処理水Wをより清浄化して放流することができる。
すなわち、オゾン混和槽70の余剰汚泥Sに、オゾン発生機で発生させたオゾンを混合しながら循環し、さらに循環ポンプ71でも循環させながら、余剰汚泥Sにオゾンを効率的に接触させるので、当該余剰汚泥Sを効率的に有機物化することができる。
また、第一スポンジ担体73に保持した微生物によって有機物化した余剰汚泥Sを酸化分解するので、当該余剰汚泥Sをより効率的に処理することができる。
また、オゾンの消臭作用によって悪臭を効果的に除去することができる。すなわち、オゾン混和槽70において、余剰汚泥Sとオゾン単体とを混合して一定時間循環させ、余剰汚泥Sにオゾンを十分に接触させるので、余剰汚泥Sの悪臭を確実に除去することができる。ちなみに、従来技術では、余剰汚泥Sにオゾンと空気の混合ガスを接触させていたので、オゾンの働きによる消臭効果を十分に発揮させることが困難であった。
さらに、オゾン混和槽70で有機物化した余剰汚泥Sを消化分解槽20に送り、そこで散気泡装置23によって供給される酸素と、第二スポンジ担体26に保持した微生物の働きによって酸化分解するので、当該余剰汚泥Sは炭酸ガスと水(処理水W)に確実に分解される。従って、余剰汚泥Sは、確実かつ効率的に処理されて減量化される。
また、処理水Wは、濾過膜群22を通過して濾過された後、殺菌処理装置41で殺菌処理され、放流されるので、より浄化した処理水Wを放流することができる。
なお、汚泥貯留槽10では、散気装置11によって空気を供給し、余剰汚泥Sを曝気するので当該余剰汚泥Sを構成する汚泥微生物を活性化させ、オゾン混和槽70および消化分解槽21での効率的な減量化に寄与する。また、汚泥貯留槽10に設けたタイマー13によって作動する送入ポンプ12によって、余剰汚泥Sを連続的(定期的)にオゾン混和槽70に供給するので、余剰汚泥Sの減量化を、効率良く行うことができる。
なお、オゾン混和槽70および消化分解槽21で溶解しなかった排オゾンは、排オゾン除去装置50によって規定濃度(例えば0.1ppm以下)に処理されて放出されるので、環境汚染などの問題は発生しない。
また、この発明によると、余剰汚泥Sの減量化、ひいてはその全てを消滅させることができるので、従来、余剰汚泥Sを処理するために必要であった脱水機、乾燥機、焼却機などの設備を不要とすることができる。
請求項2に記載の余剰汚泥減量化設備1は、請求項1に記載の発明と同様に、余剰汚泥Sを効率的に減量化することができると共に、その後の処理水Wをより浄化した状態で放流することができる。
また、この設備は、濾過膜群22に、強力洗浄用次亜塩素を供給するための膜洗浄管60を設けているので、散気泡装置23から上昇するオゾン含有空気の超微細によって洗浄されずに閉塞した当該濾過膜群22を確実に洗浄することができる。この次亜塩素は、汚泥微生物の細胞の核まで溶かして殺菌する能力を有するので、濾過膜群22の目詰まりの原因となる汚泥微生物を全て除去することができる。
請求項3に記載の余剰汚泥減量化設備1は、請求項1および2に記載の発明と同様に、余剰汚泥Sを効率的に減量化し、その後の処理水Wをより浄化した状態で放流することができる。
また、濾過膜群22を、ゼノン膜、浸漬型平膜、エレメント型セラミック膜、および浸漬型セラミック膜の4つの内少なくとも1つ以上の膜によって構成しているので、濾過能力に優れ、より清浄化した処理水Wを放流することができる。
本発明に係る余剰汚泥減量化設備1の実施形態を、図1および図2に示す。これは、生活排水や産業排水を排水処理設備で処理した際に発生する高濃度の余剰汚泥Sを連続的に処理する設備であり、汚泥貯留槽10、オゾン混和槽70、消化分解装置20、オゾン発生機30、処理水貯留槽40、排オゾン除去装置50、および膜洗浄管60を備えている。
汚泥貯留槽10は、搬送されてきた余剰汚泥Sを投入して一時的に貯留するもので、内部に、散気装置11、およびタイマー13で作動する送入ポンプ12を備えている。この散気装置11には、送風機14から空気が供給される。
オゾン混和槽70は、汚泥貯留槽10の余剰汚泥Sが、送入ポンプ12によって自動的に供給されるもので、その内部に、循環ポンプ71、微細散気装置72、および微生物を高密度に保持する第一スポンジ担体73を備える。また、外部に設けた混気ポンプ74によって余剰汚泥Sとオゾンを混合し、一定時間循環させて余剰汚泥Sを有機物化および酸化分解すると共に、オゾンの消臭作用により悪臭を除去する。
消化分解装置20は、オゾン混和槽70で有機物化および酸化分解された余剰汚泥Sが供給される消化分解槽21に、微生物を高密度に保持する第二スポンジ担体26を設けている。また、消化分解槽21に散気泡装置23を設け、有機物化した状態の余剰汚泥Sを酸化分解して処理水とし、その処理水を濾過膜群22を通して排出する。なお、オゾン混和槽70で酸化分解されて送られてきた余剰汚泥Sは、この消化分解槽21においてさらに酸化分解される。濾過膜群22は、直列的に通過するゼノン膜、浸漬型平膜、エレメント型セラミック膜、および浸漬型セラミック膜の三種類の濾過膜の内の少なくとも1つの膜で構成されている。
オゾン発生機30は、高濃度のオゾンを発生させ、そのオゾンを供給管31を介して混気ポンプ74に供給する。
処理水貯留槽40は、濾過膜群22を通過してBOD10mg/リットル以下の清浄化された処理水Wを、内部に設けた殺菌処理装置41によって殺菌した後、一時的に貯留し、その後、処理水Wとして放流するものである。
排オゾン除去装置50は、オゾン混和槽70および消化分解槽21で溶解しなかった排オゾン(1〜10ppm)を、労働衛生基準で定められた濃度である規定値即ち0.1ppm以下に処理して放出する。また、膜洗浄管60は、濾過膜群22閉塞時に該濾過膜群22に次亜塩素を供給して、当該濾過膜群22を洗浄する。
本実施形態に係る余剰汚泥減量化設備1の作用について説明する。まず、余剰汚泥Sを汚泥貯留槽10に投入し、そこに送風機14および散気装置11で空気(酸素)を供給して余剰汚泥Sを活性化させる。
次に、汚泥貯留槽10の余剰汚泥Sを、タイマー13で定期的に作動する送入ポンプ12によってオゾン混和槽70に供給する。この供給は供給パイプ15を通して行われる。なお、送入ポンプ12をタイマー13で調整することによって、余剰汚泥Sの供給量を調節することができる。
オゾン混和槽70の余剰汚泥Sは、オゾン混和槽70の外部に設けた混気ポンプ74によって、その下部から上部に送られて循環し、その途中で、オゾン発生機30で発生したオゾンが混合される。従って、この余剰汚泥Sは、オゾンの働きによって有機物化されると共に、悪臭が除去される。
同時に、オゾン混和槽70の余剰汚泥Sは、第一スポンジ担体73に高密度で保持された微生物によって酸化分解される。なお、この余剰汚泥Sは、循環ポンプ71によってオゾン混和槽70の内部を循環するので、オゾンと微生物による有機物化と酸化分解が促進される。
また、混気ポンプ74を作動していない間は、微細散気装置72から空気を供給し、オゾン混和槽70の微生物に酸素を供給し、当該微生物の活動を促す。
なお、図1および図2の想像線で示すように、バルブVを操作することによって、一定量のオゾンを、オゾン管16を通して微細散気装置72に送り、そのオゾンを余剰汚泥Sと接触させることができる。
オゾン混和槽70には、その底部に余剰汚泥Sが堆積するのを防止して循環を促進し、有機物化と酸化分解を促すために、循環ポンプ71を設けている。さらに、オゾン混和槽70の泡を消すために、消泡剤を収納した消泡タンク76を設けている。
オゾン混和槽70で有機物化された余剰汚泥Sは、消化分解装置20の消化分解槽21に送られた後、ブロワー32から供給した空気を使用して散気泡装置23で発生させた気泡と、第二スポンジ担体26で保持した微生物によって有機物化と酸化分解がさらに促進され、炭酸ガスと水(処理水W)に分解される。従って、余剰汚泥Sは、確実かつ効率的に減量化される。
消化分解槽21に残存する余剰汚泥Sは、処理水Wを排水することから高濃度の汚泥となる。そのため、消化分解槽21の中に戻しポンプ27を設置し、汚泥戻し管28を介して、オゾン混和槽70に戻す。これにより、消化分解槽21を適正な濃度に保つことができる。戻しポンプ27をタイマー29で調整することによって、汚泥の戻し量を調整することができる。
また、オゾン混和槽70に戻された高濃度の余剰汚泥Sは、オゾンと接触することにより、減量処理し易いように可溶化され、これにより減量化を効率良く行うことができる。
消化分解槽20の処理水Wは、濾過膜群22で濾過された後、殺菌処理装置41で殺菌処理され処理水貯留槽40に一時的に貯留され、その後、放流される。この処理水Wは、濾過群膜22で濾過され、さらに殺菌処理装置41で殺菌処理されているので、清浄水である(BOD10ppm以下)。
なお、処理水Wは、消化分解槽21内における水頭圧によって濾過膜群22を通過し、殺菌処理装置41に送られるが、これに代えて、図3に示すように、定流量弁45により調整しながら吸引ポンプ46で吸引し、殺菌処理装置41を通して処理水貯留槽40に貯留した後、放流することができる。処理水Wは、タイマー47で作動させる電磁弁43の調整により、その放流量を調節することができる。
また、オゾン混和槽70と消化分解槽21に残存したオゾン(排オゾン)は、排オゾン移送管51を通って排オゾン除去装置50に達し、そこで0.1ppm以下の濃度に処理され、排出される。この排出は、圧送ファン52、ダンパー53、排オゾン排出管54によって行われる。なお、排オゾン除去装置50には、高濃度オゾン分解触媒材55を設けている。
また、本実施形態では、濾過膜群22の閉塞時に該濾過膜群22を浄化するために、次亜塩素を供給するための膜洗浄管60を設けている。この膜洗浄管60は、処理水Wを殺菌処理装置41に供給するための処理水管42に連通させている。
処理水管42にはタイマー47によって定期的に作動する電磁弁43を設けており、この電磁弁43の開閉により処理水Wを8分間流した後、2分間停止し、その間、散気泡装置23から供給される上昇気泡により濾過膜群22を洗浄する。 こうした洗浄にもかかわらず濾過膜群22が閉塞したときは、電磁弁43を閉じ、膜洗浄管60から次亜塩素を供給して、濾過膜群22を洗浄する。
こうした構成の余剰汚泥減量化設備1は、余剰汚泥Sをオゾンと微生物などの働きによって効率的に減量化することができる。また、濾過膜群22などの働きによって、その後の処理水Wをより清浄化して放流することができる。なお、本実施形態では、消化分解装置20と汚泥貯留槽10との間に逆送管25を設け、消化分解槽21でオーバーフローした余剰汚泥Sを、汚泥貯留槽10に戻している。
また、オゾン混和槽70に点検キャップ75を設けた点検口を形成すると共に、消化分解装置20に点検キャップ24を設けた点検口を形成し、余剰汚泥Sの濃度を測定するようにしている。なお、オゾン混和槽70の点検キャップ75を開けるときは、安全性を確保するために、微細散気装置72に空気を送るブロワー14と、オゾン発生機30を停止させ、バルブをオフにし、一定時間後に点検キャップ75を開ける。その際、オゾン混和槽70のオゾン濃度が0.1ppm以下であることを確認した後に、余剰汚泥Sの濃度を測定する。
本発明に係る余剰汚泥減量化設備の実施形態を示す一部断面側面構成図である。 図1に示す余剰汚泥減量化設備の一部断面平面構成図である。 本発明の他の実施形態を示す構成図である。
1 余剰汚泥減量化設備
10 汚泥貯留槽
11 散気装置
12 送入ポンプ
13 タイマー
14 送風機
15 供給パイプ
16 オゾン管
20 消化分解装置
21 消化分解槽
22 濾過膜群
23 散気泡装置
24 点検キャップ
25 逆送管
26 第二スポンジ担体
27 戻しポンプ
28 汚泥戻し管
29 タイマー
30 オゾン発生機
31 供給管
32 ブロワー
33 空気移送管
40 処理水貯留槽
41 殺菌処理装置
42 処理水管
43 電磁弁
45 定流量弁
46 吸引ポンプ
47 タイマー
50 排オゾン除去装置
51 排オゾン移送管
52 圧送ファン
53 ダンパー
54 排オゾン排出管
55 高濃度オゾン分解触媒材
60 膜洗浄管
70 オゾン混和槽
71 循環ポンプ
72 微細散気装置
73 第一スポンジ担体
74 混気ポンプ
75 点検キャップ
76 消泡タンク
S 余剰汚泥
V バルブ
W 処理水

Claims (3)

  1. 生活排水や産業排水を排水処理設備で処理した際に発生する余剰汚泥(S)を連続的に処理する設備であって、
    少なくとも、余剰汚泥を一時的に貯留し,内部に,散気装置(11)およびタイマー(13)で作動する送入ポンプ(12)を備える汚泥貯留槽(10)と、
    前記汚泥貯留槽の余剰汚泥が,前記送入ポンプによって自動的に供給され,内部に,循環ポンプ(71),微細散気装置(72),および微生物を高密度に保持する第一スポンジ担体(73)を備え,且つ外部に設けた混気ポンプ(74)によって前記余剰汚泥を下部から上方に送って循環させると共にその途中でオゾン発生機(30)で発生した高濃度のオゾンを供給管(31)を介して混合し,一定時間循環させて前記余剰汚泥を有機物化すると共に酸化分解し,オゾンの消臭作用により悪臭を除去するオゾン混和槽(70)と、
    前記オゾン混和槽で有機物化および酸化分解された余剰汚泥が供給される消化分解槽(21)に,微生物を高密度に保持する第二スポンジ担体(26),および散気泡装置(23)を設け,前記有機物化した余剰汚泥を酸化分解して処理水(W)とし,該処理水を濾過膜群(22)を通して排出する消化分解装置(20)と、
    前記消化分解装置の濾過膜群を通過した処理水を,内部に設けた殺菌処理装置(41)を通して一時的に貯留した後,放流する処理水貯留槽(40)と、
    前記オゾン混和槽と消化分解槽で溶解しなかった排オゾンを,規定濃度以下に処理して放出する排オゾン除去装置(50)と、を備えてなる余剰汚泥減量化設備。
  2. 生活排水や産業排水を排水処理設備で処理した際に発生する余剰汚泥(S)を連続的に処理する設備であって、
    少なくとも、余剰汚泥を一時的に貯留し,内部に,散気装置(11)およびタイマー(13)で作動する送入ポンプ(12)を備える汚泥貯留槽(10)と、
    前記汚泥貯留槽の余剰汚泥が,前記送入ポンプによって自動的に供給され,内部に,循環ポンプ(71),微細散気装置(72),および微生物を高密度に保持する第一スポンジ担体(73)を備え,且つ外部に設けた混気ポンプ(74)によって前記余剰汚泥を下部から上方に送って循環させると共にその途中でオゾン発生機(30)で発生した高濃度のオゾンを供給管(31)を介して混合し,一定時間循環させて前記余剰汚泥を有機物化すると共に酸化分解し,オゾンの消臭作用により悪臭を除去するオゾン混和槽(70)と、
    前記オゾン混和槽で有機物化および酸化分解された余剰汚泥が供給される消化分解槽(21)に,微生物を高密度に保持する第二スポンジ担体(26),および散気泡装置(23)を設け,前記有機物化した余剰汚泥を酸化分解して処理水(W)とし,該処理水を濾過膜群(22)を通して排出する消化分解装置(20)と、
    前記消化分解装置の濾過膜群を通過した処理水(W)を,内部に設けた殺菌処理装置(41)を通して一時的に貯留した後,放流する処理水貯留槽(40)と、
    前記オゾン混和槽と消化分解槽で溶解しなかった排オゾンを,規定濃度以下に処理して放出する排オゾン除去装置(50)と、
    前記濾過膜群閉塞時に,該濾過膜群に強力洗浄用次亜塩素を供給する膜洗浄管(60)と、を備えてなる余剰汚泥減量化設備。
  3. 濾過膜群(22)を、ゼノン膜,浸漬型平膜、エレメント型セラミック膜、および浸漬型セラミック膜中の少なくともいずれか1つを含む膜で構成してなる請求項1または2に記載の余剰汚泥減量化設備。
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