JP5104253B2 - Sn合金めっき液へのSn成分補給用酸化第一錫粉末 - Google Patents

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本発明は、Sn合金めっき液へのSn成分補給用として好適な、酸又は酸性めっき液への溶解性に優れた酸化第一錫粉末に関するものである。
はんだ付けが必要な電子部品へのめっきや、半導体ウェーハ等へのはんだ突起電極(バンプ)の形成には、これまでPb−Sn合金めっき液が広く用いられていたが、このPb−Sn合金めっき液は毒性のPbを含有するため、排水処理、環境保全、或いは半導体廃棄物等からの土壌・地下水汚染など多くの問題があった。近年、このような環境負荷の低減を目的とすることから、Pbを含むPb−Sn合金めっき液の代替えとして、第1元素としてはSnが利用されるが、第2元素として銀、ビスマス、銅、インジウム、アンチモン、亜鉛等を用いた2元合金、或いはさらに第3元素を添加した多元合金を用いためっき液の研究が行われており、中でもSn−Agめっき液はPbフリーのめっき液として主流となりつつある。
しかしながら、Pb−Sn合金めっき液を用いた電解めっき法では、Pb−Sn製のアノードを陽極とすれば、このアノード陽極からPb2+、Sn2+がめっき液中に溶け出すため、Pb−Sn合金めっき液中の成分バランスは、ほぼ一定に保たれる。一方、例えば、Sn−Agめっき液による電解めっき法を用いて、Sn−Ag製のアノードを陽極とした場合、Agが次第にアノード表面に析出してアノード表面を被覆し、アノード陽極からめっき液中にSn2+が補給されなくなり、めっき液中の成分バランスが崩れるため、Sn−Agめっき液中においてSn−Ag製のアノードを陽極とする電解めっき法には問題が生じる。そのため、Sn−Agめっき液を用いた電解めっき法では、アノード陽極として不溶性の白金めっきのチタン板を用いる。また、めっき浴の成分補給については、一般的に、あらかじめ該めっき浴の必須成分を溶解させた錫塩溶液により補給することにより行われる(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−96590号公報(段落[0028])
しかしながら、上記従来技術のような、めっき液の必須成分を溶解させた錫塩溶液等(以下、要素液という)を投入してSn2+を補給する方法では、投入する要素液を調製しなければならず、まためっき液の成分を分析しながら要素液を投入しなければならないためめっき液の管理が困難であり、更に多大なコストが掛かる。そこで本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、酸化第一錫粉末を、直接めっき液中に添加してめっき液中のSn成分を補給することが可能な、酸又は酸性めっき液に対する溶解性が極めて高い酸化第一錫粉末を見出した。
本発明の目的は、酸化第一錫粉末を直接めっき液中に添加してめっき液中のSn成分を補給することを可能とする、酸又は酸性めっき液に対する溶解性が極めて高い、Sn合金めっき液へのSn成分補給用酸化第一錫粉末を提供することにある。
請求項1に係る発明は、Sn合金めっき液へ直接投入し、Sn合金めっき液中のSn成分を補給する方法に用いられる酸化第一錫粉末であり、平均粒径がD50値で10〜20μmの範囲内であり、かつタップ密度が0.6〜1.2g/cm 3 であり、温度23〜28℃のアルカンスルホン酸水溶液300mlに、酸化第一錫粉末20gを添加して攪拌したとき、5秒以内で溶解する溶解速度を有することを特徴とするSn合金めっき液へのSn成分補給用酸化第一錫粉末である。
本発明の酸化第一錫粉末によれば、平均粒径がD50値で10〜20μmの範囲内であり、かつタップ密度が0.6〜1.2g/cm 3 であり、温度23〜28℃のアルカンスルホン酸水溶液300mlに、酸化第一錫粉末20gを添加して攪拌したとき、5秒以内で溶解する溶解速度を有するため、酸又は酸性めっき液に対する溶解性が極めて高く、酸化第一錫粉末を、直接めっき液中に添加してめっき液中のSn成分を補給する方法を可能にする。このことにより、従来の要素液投入による補給方法における要素液の調製や、めっき液の管理の問題点、更にはコスト面が大幅に改善される。
次に本発明を実施するための最良の形態を説明する。
本発明の酸化第一錫粉末は、温度23〜28℃のアルカンスルホン酸水溶液300mlに、酸化第一錫粉末20gを添加して攪拌したとき、5秒以内、好ましくは3秒以内で溶解する溶解速度を有する。酸化第一錫粉末を直接めっき液へ添加してめっき液中のSn成分を補給する場合には、添加する酸化第一錫粉末が酸又は酸性めっき液に対して高い溶解性を示す、即ち酸又は酸性めっき液に対して易溶性を有する必要がある。例えば、現在市販されている酸化第一錫粉末などの場合、この溶解性を示す指標の一つである酸への溶解速度が遅く、直接めっき液へ添加した場合、酸化第一錫粉末がめっき液に十分溶けずに、不溶性の酸化第二錫を包含したスラッジとして徐々にめっき液中に沈殿が生じ、Sn2+の補給が困難となる。そこで本発明者らが鋭意研究を重ねた結果、酸に対するある一定の溶解速度以上の溶解性を有する酸化第一錫粉末であれば、酸化第一錫粉末を直接めっき液中へ添加してもスラッジが発生せず、Sn2+を補給できることが判明した。温度23〜28℃のアルカンスルホン酸水溶液300mlに、酸化第一錫粉末20gを添加して攪拌したとき、5秒以内で溶解する溶解速度を有する本発明の酸化第一錫粉末は、酸又は酸性めっき液に対して極めて高い溶解性を示す、即ち酸又は酸性めっき液に対して易溶性を有するため、この酸化第一錫粉末を直接めっき液に添加することによりめっき液中のSn成分の補給が可能となる。アルカンスルホン酸は、めっき液の必須成分であり、このアルカンスルホン酸には、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、又は1−プロパンスルホン酸等が挙げられる。本発明の酸化第一錫粉末が高い溶解性を示すのは、上記めっき液の必須成分である酸や、Sn−Ag合金めっき液、Sn−Cu合金めっき液、Sn−Ag−Cu合金めっき液又はAu−Sn合金めっき液などのSnとSnより貴なる元素からなるSn合金のめっき液である。
本発明の上記溶解速度を有するSn合金めっき液のSn成分補給用酸化第一錫粉末は、平均粒径がD50値で10〜20μmの範囲内であり、かつタップ密度が0.6〜1.2g/cm3である。平均粒径及びタップ密度が上記範囲内の酸化第一錫粉末は、酸又は酸性めっき液への溶解性が極めて高い、即ち酸又は酸性めっき液に対して易溶性があるからである。酸化第一錫粉末の有する溶解速度は、これら酸化第一錫粉末が有する平均粒径、タップ密度の他、比表面積や粒子の形状などが関係するものと推察される。そのため比表面積は7〜10m2/gの範囲であることが好ましい。なおD50値で規定される平均粒径とは、粒子分布を測定したときに全粒子体積に対する累積粒子体積が50%となるときの粒径をいう。
本発明のSn合金めっき液のSn成分補給用酸化第一錫粉末の製造方法を、図面に基づいて説明する。
先ず、図1に示すように、金属Sn粉末を酸に溶解することにより酸性水溶液を調製する(工程11)。酸としては塩酸が好ましく、好ましい塩酸濃度は30〜40質量%、温度は80〜100℃であり、18〜30時間かけて金属Sn粉末を溶解する。使用する金属Sn粉末はα線放出量が0.05cph/cm2以下であることが好ましい。α線放出量が0.05cph/cm2を越えると、例えば、半導体等において、はんだ突起電極から放出されるα線が原因で、メモリ中のデータが書き換えられるといったソフトエラー等が生じたり、或いは半導体が破壊されることがあるからである。
次に、上記調製した酸性水溶液にアルカリ水溶液を添加し、攪拌して中和させ、水酸化第一錫のスラリーを調製する(工程12)。上記アルカリ水溶液としては、アンモニア水、重炭酸アンモニウム溶液又はこれらの混合液が例示される。ここで水酸化第一錫のスラリーを調製する中和工程は、窒素ガス雰囲気中で行う。この中和工程を窒素ガス雰囲気中で行うと、大気中で行った場合に比べ、酸性水溶液中のSn2+が、酸に溶けにくい酸化第二錫に酸化されることを防ぐ効果が得られる。これは雰囲気中に酸素が存在しない窒素ガス雰囲気中でこの中和工程を行えば、スラリー中に酸素が溶け込むのを防ぐことができるからである。
またアルカリ水溶液としてアンモニア水を添加する場合には、使用するアンモニア水の濃度は好ましくは28〜30質量%である。アンモニア水の濃度が下限値未満であると中和反応が十分に進行しないため好ましくなく、上限値を越えると水酸化第一錫の脱水反応が早く進行し、酸化第一錫に残留する塩素濃度が高くなるため好ましくない。アルカリ水溶液としてアンモニア水を使用する理由は、製造される酸化第一錫粉末の粒径を制御するのに好適だからである。またアルカリ水溶液には、重炭酸アンモニウム単独でも、アンモニア水と同時に重炭酸アンモニウム溶液を混合して用いてもよい。この中和反応は、反応液の液温が30〜50℃で行われ、pHが6〜8の範囲で行うことが好ましい。反応液の液温が下限値未満では酸化第一錫に残留する塩酸濃度が高くなるため好ましくなく、上限値を越えると中和反応とともに水酸化第一錫の脱水反応が進むため好ましくない。また反応液のpHを上記範囲としたのは、中和反応の進行性及び作製した粉末の易溶性の面で好適な範囲だからである。pHが下限値未満では、中和反応が十分に進行しないため好ましくなく、上限値を越えると錫酸アンモニウムなどの難溶性の錫塩及び金属錫が形成され、収量が低下したり、まためっき液に溶解し難い成分を多く含むものになるため好ましくない。
次いで、上記調製したスラリーを加熱保持して、水酸化第一錫を熟成し脱水させ、酸化第一錫のスラリーを得る(工程13)。ここで加熱保持による水酸化第一錫を脱水し酸化第一錫のスラリーを得る脱水工程は、窒素ガス雰囲気中で行う。この脱水工程を窒素ガス雰囲気中において行うと、大気中で行う場合に比べ、スラリー中の酸化第一錫が、酸に溶けにくい酸化第二錫に酸化されることを防ぐ効果が得られる。これは雰囲気中に酸素が存在しない窒素ガス雰囲気中でこの脱水工程行えば、スラリー中に酸素が溶け込んで、生成した酸化第一錫粉末と接触するのを防ぐことができるからである。加熱保持温度は80〜100℃が好ましい。加熱保持温度が下限値未満では水酸化第一錫の脱水が十分に進行せず、白色の水酸化第一錫が系内に残留するため好ましくなく、水の沸点よりも高い温度まで加熱するのは物理的に不可能であるからである。また加熱保持時間はスラリーの量や加熱保持温度にもよるが1〜2時間が好ましい。
更に、上記酸化第一錫のスラリーをろ過し、得られた酸化第一錫沈殿を水洗した後、乾燥する(工程14)。水洗は、水洗いした後、ろ過し、再度水洗いするという工程を好ましくは3〜5回繰り返すことにより行う。水洗後の乾燥は真空乾燥により行う。乾燥を真空乾燥により行うのは、酸化第一錫が酸化第二錫へ酸化されるのを防止する点で好適だからである。また真空乾燥の際の温度は40〜100℃が好ましい。真空乾燥の際の温度が下限値未満未満では、乾燥するまで時間が長く掛かるか又は乾燥が不十分になり好ましくなく、上限値を越えるとコストの面で好ましくない。
以上の工程を経ることにより、本発明のSn合金めっき液のSn成分補給用酸化第一錫粉末が得られる。
次に本発明の実施例を比較例とともに詳しく説明する。
<実施例1>
先ずα線放出量が0.05cph/cm2以下の0.0007cph/cm2である金属Sn粉末500gを、濃度35質量%、温度80℃の塩酸1000gに24時間かけて溶解し、酸性水溶液を調製した。次に窒素ガスを充填させたタンク内で、この酸性水溶液に、液温40〜50℃、pH6〜8を維持するように濃度30質量%のアンモニア水をアルカリ水溶液として添加し、攪拌して、水酸化第一錫のスラリーを得た。次いで、この水酸化第一錫のスラリーを、窒素ガス雰囲気中で80〜90℃で加熱保持し、水酸化第一錫を脱水して酸化第一錫のスラリーを得た。次いで、この酸化第一錫のスラリーをろ過した後、得られた酸化第一錫を純水で洗浄し、ろ過して再度純水で洗浄する工程を3回繰り返した。更に得られた酸化第一錫を温度50℃で真空乾燥させることにより黒青色の酸化第一錫粉末550gを得た。得られた酸化第一錫粉末の平均粒径(D50)、比表面積及びタップ密度を、以下の表1に示す。なおタップ密度は、JIS Z2512:2006に規定する金属粉−タップ密度測定方法により測定した値である。
<比較例1>
市販の酸化第一錫粉末(商品名 酸化スズ(II):キシダ化学株式会社製)を比較例1とした。この酸化第一錫粉末の平均粒径(D50)、比表面積及びタップ密度を、以下の表1に示す。
Figure 0005104253
<比較試験1>
実施例1及び比較例1の酸化第一錫粉末の酸に対する溶解速度を測定した。具体的には、溶媒として温度25℃のメタンスルホン酸、エタンスルホン酸、1−プロパンスルホン酸300mlそれぞれに、実施例1及び比較例1の酸化第一錫粉末それぞれ20gを、スターラーにて回転速度40〜200rpmで攪拌しながら添加し、粉末の添加から目視による粉末の消失を確認するまでの時間を測定した。その結果を以下の表2に示す。なお表2において、符号Aは、酸化第一錫粉末を溶媒に添加した直後、1〜2秒以内で溶解したことを意味し、符号Cは、酸化第一錫粉末を溶媒に添加した直後、2分で溶解したことを意味し、更に符号Dは、酸化第一錫粉末を溶媒に添加した直後、3分で溶解したことを意味する。
<比較試験2>
実施例1及び比較例1の酸化第一錫粉末の酸性めっき液に対する溶解速度を測定した。具体的には、溶媒として、温度25℃の使用済みめっき液300mlに、実施例1及び比較例1の酸化第一錫粉末20gを、スターラーにて回転速度60〜90rpmで攪拌しながら添加し、粉末の添加から目視による粉末の消失を確認するまでの時間を測定した。その結果を以下の表2に示す。なお使用済みめっき液とは、アルカンスルホン酸錫78g/L、アルカンスルホン酸銀2.5g/L及びアルカンスルホン酸120g/Lの組成にて調製したSn−Ag合金めっき液であって、このめっき液100Lをめっき浴、不溶性の白金めっきのチタン板をアノード陽極とした電解めっき法により、液温25℃、陰極電流密度12A/dm2の条件で、シリコンウェーハ150枚に、厚さ30μmのはんだ突起電極(バンプ)を形成した後のめっき液である。このとき使用したシリコンウェーハは、Ti及びCuをスパッタ法により蒸着させて形成した下地金属層上に膜厚30μmのレジストパターン(開口径0.5dm2)を形成した8インチのシリコンウェーハである。また表2において、符号Bは、酸化第一錫粉末を溶媒に添加した直後、30秒以内で溶解したことを意味し、符号Eは、酸化第一錫粉末を溶媒に添加して10分経過後も茶色く濁った状態であったことを意味する。
Figure 0005104253
表2から明らかなように、実施例1及び比較例1を比較すると、市販の酸化第一錫粉末を使用済みめっき液に添加した場合、添加後10分を経過しても茶色く濁った状態であった。一方、アルカンスルホン酸に対して優れた溶解速度を示す本発明の酸化第一錫粉末では、使用済みめっき液へ添加した後30秒以内で溶解し、市販の酸化第一錫粉末よりも明らかに酸性めっき液に対する溶解速度が速く、溶解性に優れることが確認された。
<比較試験3>
比較試験2における電解めっき法でめっき浴に使用しためっき液について、使用前、バンプ形成後及びバンプ形成後、実施例1又は比較例1の酸化第一錫粉末添加後のめっき液中のSn2+、Ag+の濃度をそれぞれ測定した。その結果を以下の表3に示す。
Figure 0005104253
表3から明らかなように、市販の酸化第一錫粉末を添加した比較例1では、粉末添加後、めっき液中にスラッジが生じ、バンプ形成後と成分補給後のめっき液中のSn2+の濃度に変化がみられなかった。一方、本発明の酸化第一錫粉末を添加した実施例1では、めっき液中にスラッジも生じておらず、成分補給後のめっき液中のSn2+の濃度がバンプ形成後よりも増加しており、めっき液のSn成分が補給されていることが確認された。
本発明のSn合金めっき液へのSn成分補給用酸化第一錫粉末を製造する方法を示す工程図。

Claims (1)

  1. Sn合金めっき液へ直接投入し、Sn合金めっき液中のSn成分を補給する方法に用いられる酸化第一錫粉末であり、
    平均粒径がD50値で10〜20μmの範囲内であり、かつタップ密度が0.6〜1.2g/cm 3 であり、
    度23〜28℃のアルカンスルホン酸水溶液300mlに、前記酸化第一錫粉末20gを添加して攪拌したとき、5秒以内で溶解する溶解速度を有することを特徴とするSn合金めっき液へのSn成分補給用酸化第一錫粉末。
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