JP5102937B2 - トナー漏出防止用のフェルト材 - Google Patents

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Description

本発明は、主に電子複写機、レーザビームプリンタ、ファクシミリのような写真画像形成プロセスまたは各種の作業機器において、感光ドラム、現像ローラや定着ローラなどの周面に密接することにより、トナーの漏出防止および残トナーの掻き取りなどを達成するフェルト材に関する。
電子複写機やレーザビームプリンタなどの電子写真画像形成プロセスは、特開2001−290405号などに示すように、メンテナンス回数を減らし且つメンテナンス費用を低減化するため、現在では感光ドラム、現像ローラおよび他の基材を一体化し、カートリッジとして着脱自在にしてメンテナンスをユーザ自身で行う方式が一般的である。このプロセスカートリッジ方式は、カートリッジ交換作業が簡単であり、メンテナンスフリーであるので使い勝手が格段に向上する。
このプロセスカートリッジは、クリーニング機構で生じた廃トナーをクリーニング容器内へ排出し、該カートリッジの交換時に同時に廃棄する。このクリーニング機構は、一次転写後に感光ドラム表面から残トナーを掻き取るとともに、感光ドラムに対向させてクリーニングブレードおよびクリーニング容器の開口部の両端部にシール材を取り付けることにより、残トナーが容器両側部から漏出することを防いでいる。このようなクリーニング機構は、通常のプロセスカートリッジにおいて広く実施されている。
電子写真画像形成プロセスにおいて、感光ドラムや現像ローラの周辺は常温より高く、一時的に100℃前後に達することがある。このため、感光ドラムや現像ローラの付近では、シール材として摺動性および耐熱性が優れたPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)繊維のフェルトを使用することが一般的であった。また、これらのシール材は、稼動部材のスムースな回転を維持し且つ高い密接度を要求されるため、感光ドラムなどに接触するシート層と、弾性を付与するクッション層との2層構造が有利であり、該クッション層には主にウレタンフォームを用いている。
トナー漏出を防止するシール材の公知例として、特開昭61−129664号、特開平4−134374号、登録実用新案第2537613号が存在し、PTFE繊維フェルトには、ニードルパンチフェルト、植毛シートまたは平滑処理フェルトが存在する。このPTFE繊維は通常のフェルトであると、厚いクッション層を設けても高いシール性を発現させるためにかなり厚くすることを要する。また、特開平11−61101号や特開2003−223047号のように、緻密なパイル状織物からなるシール材を適用することも提案されている。
特開2001−290405号公報 特開昭61−129664号公報 特開平4−134374号公報 登録実用新案第2537613号公報 特開平11−61101号公報 特開2003−223047号公報
電子写真画像形成プロセスに用いるシール材に関して、近年においてトナー微粒子が10μm以下のようにいっそう微細化し且つ重合トナー粒子などの出現により、PTFE繊維のフェルト単独であると、かなり厚くしてもトナー漏出防止効果を十分に発現させることが困難になっている。PTFE繊維のフェルトは非常に高価であり、その基本使用量を減らすことにも一定の限界があり、裏面にクッション層が設置しても、PTFE繊維の本来の物性を維持するには極端に薄くすることはできない。一方、通常の天然または合成繊維には、摺動性の点において、PTFE繊維並みの物性を有するものは存在せず、ポリエーテルエーテルケトン繊維のような特殊な繊維を用いればPTFE繊維並みになる可能性はあっても、これではコスト面での有利さは発生しない。
一方、パイル状織物のシール材は、モケット織のパイル長が3〜4mmというように長いことにより、その裏面にウレタン発泡体や羊毛フェルトを貼着しなくても、PTFE繊維フェルトに比べてクッション性が高くしかも十分なシール性を発揮する。この種のシール材は、パイル糸を2層の地経糸および地緯糸に織り込んで毛抜けを防ぐことにより、PTFE繊維フェルトの脱毛を防止しにくいという問題も解決している。
この反面、このパイル状織物のシール材は、2層の地経糸および地緯糸を組み合わせるため、4本の地経糸と2本の地緯糸を同時に織機に送り込むことを要し、この織機は汎用機ではなくて特注機となって非常に高価であるうえに、使用糸量も倍になって製造コストが高くなる。また、毛抜けを防ぐための裏面コーティング層を設け且つパイル糸の目付をフルゲージの総詰めとしても、起毛処理後のパイル糸の基部には空隙が残存しやすく、このパイル基部からトナー微粒子が一部漏出することを回避できない。
本発明は、主に電子写真画像形成プロセスに用いるシール材に関する前記の問題点を改善するために提案されたものであり、シート層において第1繊維つまり摺動性繊維と、第2繊維つまり剛直性繊維とを混綿することにより、PTFE繊維並みの低摩擦性であるうえにシール性が高く、優れたトナー漏出防止性能を発揮するフェルト材を提供することを目的としている。本発明の他の目的は、シート層の接触面の立毛が殆どカット状であることにより、感光ドラムなどの稼動部材の周面に残ったトナーを効果的に掻き取れるフェルト材を提供することである。本発明の別の目的は、各種の回転ローラや往復作動部材などの作業機器についてオイル供給を達成できるフェルト材を提供することである。
本発明に係るフェルト材は、稼動部材の表面と密接してトナーやオイルが外部へ漏出することを防ぎ、さらに各部材が所定の間隔を保持させるために用いる。本発明のフェルト材は、繊度50デシテックス以下つまり7〜50デシテックスの比較的太い摺動性繊維および繊度5デシテックス以上つまり5〜45デシテックスの比較的細い剛直性繊維とをニードルパンチで一体化させたシート層を備える。本発明のフェルト材では、シート層の接触面における立毛がほぼカット状になっている。
本発明に係るフェルト材は、比較的太い摺動性繊維40〜80重量%および比較的細い剛直性繊維20〜60重量%とで構成するシート層と、該シート層の裏面に貼り付けて所定の弾性を付与するクッション層と、シート層およびクッション層を所定の位置に固定するための接着層とを備えていてもよい。本発明のフェルト材では、ニードルパンチで繊維絡合させたシート層について、さらに別のニードルパンチを行ってカット状またはループ状の立毛を表面に形成している。
本発明のフェルト材に関して、シート層の接触面において、立毛は、その高さが平均0.1〜1.5mmのカット状またはループ状であると好ましい。
摺動性繊維は、繊度が7〜50デシテックスであると好ましく、例えば、フッ素系繊維、ポリイミド繊維、ポリアミドイミド繊維、フッ素系樹脂をコーティングした繊維またはフッ素系やシリコン系樹脂粉末を練り込んだ繊維である。また、剛直性繊維は、繊度が5〜45デシテックスであると好ましく、例えば、メタアラミド繊維,パラアラミド繊維、66ナイロン繊維などのポリアミド繊維、ポリエステル繊維、液晶ポリエステル繊維、PPS繊維またはポリオレフィン繊維である。
本発明を図面によって説明すると、本発明に係るフェルト材1(図5)は、例えば、写真画像形成プロセスであるレーザビームプリンタ、電子複写機、ファクシミリなどにおいて、着脱可能に収納するプロセスカートリッジ10(図6)に適用する。このフェルト材は、モノクロ複写機や4色フルカラーの電子複写機のトナーカートリッジまたはトナーを記録紙に溶着して熱定着させる定着ローラなどにも適用でき、感光ドラムや現像ロールのシールだけでなく、カートリッジにおける現像機構とクリーニング機構との間隔保持、各種の回転ローラや往復作動部材の気密支持などにも利用可能である。
フェルト材1におけるシート層2(図5)は、図1に示すように、PTFE繊維3のような摺動性繊維と、アラミド繊維5のような剛直性繊維とで構成するカードラップ6とからなり、該カードラップをニードルパンチで一体化する。この際に、シート層の寸法安定性を増すために、摺動性繊維や剛直性繊維の基布を2等分のカードラップの間に介在させたり、または単独のカードラップの下方に配置してもよい。摺動性繊維は、その繊径が剛直性繊維のそれよりも太いことを要する。摺動性繊維が剛直性繊維よりも太くすれば、立毛7(図3)を形成する別のニードルパンチにおいて、より多い剛直性繊維の立毛7をほぼ切断することができる。
したがって、摺動性繊維は、その繊度が7〜50デシテックスであると好ましく、さらに望ましくは10〜35デシテックスである。摺動性繊維の繊度が7〜50デシテックスの範囲から外れると、摺動性繊維のループ状立毛が多くなったり、立毛7の形成が阻害されることになる。一方、剛直性繊維は、その繊度が5〜45デシテックスであると好ましく、さらに望ましくは8〜20デシテックスである。剛直性繊維の繊度が5〜45デシテックスの範囲から外れると、剛直性繊維が不均一に切断されて立毛が形成されなかったり、剛直性繊維の立毛がカット状にならないことが発生する。
シート層2は、摺動性繊維40〜80重量%および剛直性繊維20〜60重量%で構成すると好ましい。摺動性繊維がシート層全体の40重量%未満であると、フェルト材1に用いるシート層2として、高温環境における所望の摺動性を得ることが難しく、トナーの漏出を防止する点で問題が発生しやすい。一方、摺動性繊維が80重量%を超えると、シート層2の接触面でカット状の立毛が少なくなってトナー掻き取り性が低下しやすく、しかもコストの上昇の割りにはシート層2の物性が良化しない。
摺動性繊維は、一般に繊維の摩擦抵抗が小さく、フェルト材1において寸法安定性が優れている。好適な摺動性繊維として、フッ素系繊維、ポリイミド繊維、ポリアミドイミド繊維、フッ素系樹脂をコーティングした繊維またはフッ素系やシリコン系樹脂粉末を練り込んだ繊維などが例示でき、好ましくはPTFE繊維,FEP(テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体)繊維、PFA(テトラフルオロエチレン−パーフルオロ共重合体)繊維、ETFE(エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体)繊維などのフッ素系繊維である。PTFE繊維3は、PTFE微粒子の水分散ディスパージョンを少量のマトリックス物質を混合し、該マトリックス物質が凝固する紡糸液中に押し出して繊維状にしてから、マトリックス物質を熱分解・除去しても、またはPTFE微粒子をナフサなどの有機溶媒と混合し、これを押出成形で生テープ状に成形さらに延伸・焼結した後に、得たフィルムをマイクロスリッタで割繊して繊維状にしてもよい。
一方、剛直性繊維は、摺動性繊維に比べて剛直であってカット状のものはシール性が高く且つトナーの掻き取り効果が優れ、さらに融点が約250℃以上または無融点であるとフェルト材1を高温環境で使用する際に、シート層2が耐熱性を有するので好ましい。この際に、無融点の繊維は、加熱時に溶融温度よりも分解温度が低いことで融点測定が困難な繊維であり、この繊維は通常約250℃に加熱しても熱分解しない。剛直性繊維が耐熱性でない場合には、各種の回転ローラや往復作動部材などについて、常温での使用環境または比較的温度が低い高温環境において使用することになる。
剛直性繊維として、メタアラミド(ポリ−m−フェニレンイソフタルアミド)繊維、パラアラミド(ポリ−p−フェニレンテレフタルアミド)繊維、66ナイロン繊維などのポリアミド繊維、ポリエステル繊維、液晶ポリエステル繊維、PPS(ポリフェニレンサルファイド)繊維またはポリオレフィン繊維などが例示できる。好適な剛直性繊維は、メタアラミド繊維、パラアラミド繊維またはポリエステル繊維である。
シート層2を製造するには、図1に例示するように、摺動性繊維および剛直性繊維を相互に混綿してウェブとするかまたは各繊維単独のウェブとし、用途に応じてウェブを所定枚数積層してカードラップ6を形成してからニードルパンチする。カードラップ6は、公知のロッキングニードルによるニードルパンチで一体化され、フェルト素材8(図2)を形成する。このニードルパンチにおける針本数は、150〜400本/cm程度であればよく、所望に応じてニードルパンチの後に高圧のウォータジェット処理を行ってもよい。得たフェルト素材8は、厚さが1.0〜2.0mm、好ましくは1.2〜1.7mmであり、その目付は300〜500g/m2、好ましくは370〜430g/m2である。
フェルト素材8には、図2において、立毛用の特殊ニードル11によってパンチ深さ6.5〜9.5mm、針本数400〜800本/cmで別のニードルパンチを行い、高さが平均0.1〜1.5mmの立毛7(図3)を表面全体に形成する。特殊ニードル11は、先端部12が角錐状に先細りであり、後方側部に切り込み13,13を設けて繊維を引っ掛けやすくする。このニードルパンチにより、フェルト表面において繊維が立毛し、その際に多くの立毛7が切断されてカット状になり、且つ一部は切断されずにループ状のままに残る。この明細書において、立毛7の高さは平均0.1〜1.5mmであり、「平均」の高さであるから、高さ2mm前後の立毛または0.1mm未満の立毛もごく稀には存在する。また、立毛7に関してカット状のものは50%以上であり、通常では全立毛の70%以上がカット状である。
立毛7によってシート層2の表面に緻密な凹凸を形成すると、感光ドラムや現像ローラなどの稼動部材と密接して接触面の摩擦抵抗を減らす。立毛7がカット状であると、ドラム表面などの残トナーをより効果的に掻き取ることができる。立毛7をさらに密度アップさせるために、加熱炉に通してあらかじめ熱処理してもよい。
シート層2は、図4において、加熱したロールプレス14,14によって立毛7を一方向に寝かして斜毛16とすることにより、感光ドラムや現像ローラなどの稼動部材との接触面の摩擦抵抗をいっそう減らす。得た斜毛シート層2は、厚さが0.7〜1.5mm程度であると好ましい。斜毛シート層2は、追加の加熱プレス処理によって下面を平滑化すると、クッション層18を貼着するための接着剤(図示しない)の介在により、シート層2の繊維を確実に固着できる。
フェルト材1には、図5に例示するように、所望の接着剤を介してシート層2にクッション層18を貼り付けてもよい。クッション層18は、ポリウレタンフォーム、羊毛フェルト、ニードルフェルトなどであり、厚さは1.0〜3.0mmであると好ましい。この接着剤が熱融着シートであると、該シートでシート層2の繊維を固着し、繊維の脱毛をいっそう減らすことができる。熱融着シートは、ポリアミド、ポリプロピレンなどの単独または共重合体ポリマーの不織布や樹脂シートなどであり、融点が80〜170℃程度であると好ましい。一方、この接着剤として、両面粘着テープを用いてもよく、該両面粘着テープは、シート層2が薄い場合に圧着によって繊維の脱毛を阻止する。
所望に応じて、クッション層18の下面には、さらに両面粘着テープ20などの感圧または感熱接着層を設けてもよい。この接着層により、フェルト材1を電子写真画像形成プロセスまたは回転ローラや往復作動部材を有する作業機器の適当な部位に取り付けることが可能になる。
本発明に係るフェルト材は、摺動性繊維および剛直性繊維で構成するシート層からなり、PTFE繊維単独のフェルト並みの摺動性を有するうえに、通常のフェルトやパイル織物よりもシール性が高いことにより、電子写真画像形成プロセスの所定個所においてトナーの漏出を効果的に防止でき、または各種の作業機器についてオイル供給を達成する。本発明のフェルト材では、シート層の下側にクッション層および接着層を設けると、摺動性繊維または剛直性繊維の総使用量が少ないにもかかわらず、高いシール性に加えて良好なトナー掻き取り性つまりクリーニング性を発揮する。
本発明のフェルト材は、シート層がアラミド繊維単独のフェルトと比べて熱収縮性が改善されて柔軟であり、熱収縮が原因でローラなどとの接触が悪化することがなく、使用時の寸法安定性が良くなって長期間の使用が可能になる。本発明のフェルト材は、所望の物性を維持しながらコストダウンを図ることが可能であり、組込本体である電子複写機やレーザビームプリンタの販売価格に対して柔軟に対応できる。本発明のフェルト材は、電子写真画像形成プロセスのほかに、回転ローラや往復作動部材を有する作業機器の適当な部位に取り付けると、安定した機械作動を継続できるうえに経済的である。
次に、本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。図1において、繊度33.3デシテックスのPTFE繊維3(日本無機社製)70重量%と、繊度14.4デシテックスのメタアラミド繊維5(商品名:コーネックス、テイジン製)30重量%とを均一に混綿し、得たウェブを適宜に積層することにより、目付400g/m2のカードラップ6を形成する。
カードラップ6は、公知のロッキングニードルを用いて針本数750本/cm2でニードルパンチすることにより、厚さ1.2〜1.5mmのフェルト素材8となる。図3に示すように、立毛用の特殊ニードル11によって針本数600本/cm、深さ7.5mmでフェルト素材8に別のニードルパンチを行い、高さ平均0.5mmの立毛7を表面全体に形成し、フェルト表面に緻密な凹凸を設ける。フェルト素材8の表面では、剛直性繊維がより多く立毛しており、さらに立毛7が殆ど切断されてほぼカット状になっている。
立毛させたフェルト素材8は、図4に示すように、加熱炉に通して約300℃で加熱し、ついで常温のロールプレス14,14によって立毛を一方向に寝かし、目付を370±50g/m2、厚さを1.0±0.2mmに定める。得た斜毛のシート層2(図5)には、ポリアミド系の熱融着性不織布(図示しない)を介して、厚さ2.2mmのポリウレタンフォームであるクッション層18を積層し、全体を熱ローラ対に通して貼り付ける。このクッション層18の下面には、さらに両面粘着テープ20を接着する。
図5に示すフェルト材1は、図6に例示するように裁断し、シール材1a,1aおよび1b,1b(図7)として、レーザビームプリンタに着脱可能に収納するプロセスカートリッジ10の一部に貼着する。カートリッジ10は、図7において、感光ドラム21、帯電ローラ22およびクリーニング機構23を有するフレーム24と、現像ローラ25を有する現像機構26によって構成し、該現像機構がフレーム24に対して回動可能になるように取り付ける。カートリッジ10をプリンタ本体に着脱可能に収納すると、該カートリッジの上方には、レーザービーム27を照射してドラム表面に静電潜像を形成する露光機構が配置され、感光ドラム21の下周面には、現像したトナー像を一次転写する転写ローラ28が接触する。転写紙30は、感光ドラム21と転写ローラ28との間を通過し、該転写紙の送り方向である矢印の前方に定着装置(図示しない)を配置する。
感光ドラム21には、OPCなどの感光層をアルミニウムシリンダ体の外周面に設けている。このプリンタにおいて、感光ドラム21は矢印向きに所定の周速度で回転され、該ドラムは、その回転に従って、ドラム表面を一様に帯電させる帯電ローラ22と接触してから、順次、レーザービーム27の照射による露光機構、現像ローラ25さらに転写ローラ28と接触する。現像ローラ25の両端部には、図7に示すように、現像ローラ用のシール材1b,1bを取り付け、トナー31が漏出することを防いでいる。
感光ドラム21は、現像機構の現像ローラ25でドラム表面に形成されたトナー像を転写紙30に一時転写した後に、転写後の残トナーを除去するクリーニング機構23と近接する。感光ドラム21は、クリーニング機構23において、クリーニング容器32の開口部34と対向し、該開口部の縁部にウレタンゴム製などのクリーニングブレード36を設置することにより、該ブレードのエッジを感光ドラム21に圧接し、一次転写後に感光ドラム表面から残トナーを掻き取り、クリーニング容器32の内部へ送り込む。
クリーニング機構23において、クリーニングブレード36の形状に合わせてその両端部にシール材1a,1aを取り付け、該フェルト材は感光ドラム21の表面両端部とも接触する。感光ドラム用のシール材1a,1aは、フェルト材1を裁断して製造する。このシール材は、容器開口部34の縁部に沿って取り付けてもよい。クリーニング機構23は、ドラム表面に残ったトナーを除去して内部のクリーニング容器32の中に蓄積する。フェルト材1a,1aは、回収した残トナーが容器開口部34の両側から漏出することを防いでいる。クリーニング機構23は、フェルト材1a,1aの存在によってトナーの除去能力が優れ、プロセスカートリッジ10に適用可能となる。
シール材1a,1aおよび1b,1bであるフェルト材1は、厚さ1.0±0.2mmである斜毛シート層2を有し、下側の両面粘着テープ20によって所定の個所つまり現像ローラ25、クリーニングブレード36およびクリーニング容器32の開口部34の両端部に貼着され、トナーが外部へ漏出することを防いでいる。現像機構26は、シール材1b,1bが間隔保持材として機能することにより、現像ローラ25と感光ドラム21との微小間隔が常に一定保持され、良好な画像を安定して出力できる。また、クリーニング機構23は、両側端のフェルト材1a,1aのクッション層18の存在によって、クリーニングブレード36および容器開口部34がドラム表面に軽く密着できる。
フェルト材1は、シール材1a,1aおよび1b,1bとして十分な摺動性およびトナーシール性を有する。したがって、フェルト材1は、トナーの漏出防止およびトナーの除去能力が優れ且つ耐久性が高く、感光ドラム21や現像ローラ25を傷つけることが少ないため、プロセスカートリッジ10において広く適用可能である。
比較例1
繊度6.7デシテックスのPTFE繊維100%を均一に混綿し、得たウェブを適宜に積層してカードラップを形成する。このカードラップを実施例1と同様に加工し、厚さ1.0mm、目付650g/m2のシート層を得る。このシート層には、実施例1と同様にクッション層を積層し、さらに両面粘着テープを接着してフェルト材を製造する。
このフェルト材を適宜に裁断し、実施例1と同様にシール材としてプロセスカートリッジ10に貼着する。このフェルト材は、摺動性が比較的良好であっても、カートリッジ10の一部からトナー漏れが発生する。
比較例2
繊度33.3デシテックスのPTFE繊維70重量%と、繊度2.2デシテックスのメタアラミド繊維30重量%とを均一に混綿し、得たウェブを適宜に積層してカードラップを形成する。このカードラップを実施例1と同様に加工し、厚さ1.0mm、目付370g/m2のシート層を得る。このシート層には、実施例1と同様にクッション層を積層し、さらに両面粘着テープを接着してフェルト材を製造する。
このフェルト材を適宜に裁断し、実施例1と同様にシール材としてプロセスカートリッジ10に適用する。このフェルト材は、摺動性が良好であっても、カートリッジ10の一部からトナー漏れが発生しやすい。
比較例3
繊度33.3デシテックスのPTFE繊維70重量%と、繊度14.4デシテックスのメタアラミド繊維30重量%とを均一に混綿し、得たウェブを適宜に積層してカードラップを形成する。このカードラップを実施例1と同様に加工するけれども、立毛用の特殊ニードル11を用いる別のニードルパンチを行うことなしに、厚さ1.0mm、目付370g/m2の平滑なシート層を得る。このシート層には、実施例1と同様にクッション層を積層し、さらに両面粘着テープを接着してフェルト材を製造する。
このフェルト材を適宜に裁断し、実施例1と同様にシール材としてプロセスカートリッジ10に適用する。このフェルト材は、摺動性およびシール性ともに不十分であり、カートリッジ10に適用することはできない。
繊度33.3デシテックスのPTFE繊維50重量%と、繊度14.4デシテックスのメタアラミド繊維50重量%と混綿する以外は、実施例1と同様に処理して、厚さ1.0mmのシート層2を得る。このシート層には、実施例1と同様にクッション層18を積層し、さらに両面粘着テープ20を接着してフェルト材を製造する。
このフェルト材は、適宜に裁断してシール材を形成し、図8に示すようなモノクロ複写機用のトナーカートリッジ38に適用する。カートリッジ38では、その下方両側壁に円弧状の切り欠き部40を形成し、該切り欠き部に現像ローラ42を回転自在に設置するとともに、カートリッジ内にトナー44を収納する。現像ローラ42の両端部は、両側壁の切り欠き部40まで延設され、シール材46を介して切り欠き部40内に回転自在に取り付ける。トナー供給口の上方には、帯電用ブレード48が現像ローラ42の表面に押圧された状態で保持されている。
現像ローラ42は、例えば、アルミニウム製の円筒体であり、その表面にトナーの薄層を付着させて回転し、複写機本体の感光ドラム50と対向配置されている。感光ドラム50が矢印方向に回転し、それに応じて現像ローラ42が反時計方向に回転すると、ドラム表面の潜像の電荷によって形成される電界の強さに応じて、トナーが現像ローラ42の表面から離脱し、ドラム表面の帯電部分に付着して現像が行われる。
このフェルト材は、シール材46として実施例1のそれと比べて摺動性は若干低下するが十分な使用可能なレベルにあり、トナーシール性はいっそう良化する。したがって、このフェルト材は、カートリッジ38において現像ローラ42に付着したトナー44が側壁の外側に漏出することを効果的に防止できる。
実施例1において、PTFE繊維の代わりに、繊度40デシテックスのFEP繊維を用いる以外は、実施例1と同様に処理して、厚さ1.0mmのシート層2を得る。このシート層には、実施例1と同様にクッション層18を積層し、さらに両面粘着テープ20を接着してフェルト材を製造する。
このフェルト材は、シール材として実施例1のそれと同様に十分な摺動性およびトナーシール性を有する。したがって、このフェルト材は、トナーの漏出防止およびトナーの除去能力が優れ且つ耐久性が高く、プロセスカートリッジやトナーカートリッジにおいて広く適用可能である。
実施例1において、PTFE繊維の代わりに、PTFE樹脂粉末を30%練り込んだ66ナイロン繊維を用いる以外は、実施例1と同様に処理して、厚さ1.0mmのシート層を有するフェルト材を得る。このシート層には、実施例1と同様にクッション層18を積層し、さらに両面粘着テープ20を接着してフェルト材を製造する。
このフェルト材も、シール材として実施例1のそれと同様に十分な摺動性およびトナーシール性を有する。したがって、このフェルト材は、トナーの漏出防止およびトナーの除去能力が優れ且つ耐久性が高く、プロセスカートリッジやトナーカートリッジにおいて広く適用可能である。
実施例1で製造したフェルト材1は、一般的な4色のカラープリンタの定着装置52(図9)において、トナー像面を加熱する加熱ローラ54のシリコンゴム周面と接触するクリーニングローラ56に適用できる。クリーニングローラ56は、シート状のフェルト材1をロールコア58に巻き付けて筒状に固着することによって作製する。
このカラープリンタは、図示しないけれども、プリンタ紙カセットから記録紙を引き出す給紙ローラと、中間転写ドラム上のカラートナー像を記録紙に再転写する転写ローラと、該記録紙の背面を除電して中間転写ドラムからの剥離を支援する除電器と、該記録紙に転写されたカラートナー像を記録紙に熱定着させる定着装置52(図9)とを備える。定着装置52は、記録紙のトナー像面を加熱する加熱ローラ54と、反トナー像面を加熱する加熱ローラ60を有し、両加熱ローラは、中心に挿入されたヒーターランプによって加熱される。加熱ローラ54の外周面には、クリーニングローラ56、給油シート62、オイルの余剰分を掻き取るオイルブレード64を当接設置する。オイルパン66内のシリコンオイルは、消費された分だけオイルボトル68から供給され、オイルブレード64で掻き取られたシリコンオイルをオイルパン66へ還流する。
定着装置52では、記録紙上で溶融されたトナーの一部が該記録紙から加熱ローラ54へ転移され、この転移トナーが記録紙に再転移されて感光画像を汚してしまう現象が発生しやすい。このような現象を防ぐために、トナー像面の加熱ローラ54の周面から残トナーを除去するクリーニングローラ56を設置するとともに、ローラ54の周面にシリコンオイルを塗布する。加熱ローラ54の表層にはシリコンオイルと親和性の良いシリコンゴム70を使用し、シリコンオイルの塗布により、加熱ローラ54の表面の離型性を高め、記録紙上で溶融したトナーが加熱ローラ54へ転移するのを抑止する。
クリーニングローラ56の表面のフェルト材1は、摺動性および残トナーの掻き取り性が良好であるうえに、耐熱性が高くて熱収縮性が小さい。このため、クリーニングローラ56は、加熱ローラ54を傷つけることが少なく、しかも長期間安定して高いクリーニング性能を有する。
実施例2で製造したフェルト材は、図9に示す定着装置52において給油シート62に適用することが可能である。この場合には、カードラップを2等分し、その間に目付80g/m2であるアラミド繊維のマルチフィラメント織布の基布を介在させ、以下、実施例1と同様に加工して、厚さ2mm、目付500g/m2の給油シート62を製造する。
加熱ローラ54の周面にオイルを供給する給油シート62は、加熱ローラ54の外周面に当接してオイルを塗布し、フェルトガイド(図示しない)にねじ止めされている。給油シート62について、該シートの下端部をオイルパン66の内部へ垂らし、該オイルパンの中にシリコンオイルを満たしておく。
給油シート62は、十分な摺動性を有するうえに、難燃性であるから300℃近い高温環境下でも2時間後の熱収縮率が5%以下であり、加熱ローラ54から受ける熱で劣化したり熱収縮によって加熱ローラ54の周面から離れることがなく、その周面へ長期間安定した油塗布を継続できる。給油シート62は、表面の多数の立毛によって毛細管現象が強く、加熱ローラ54との接触も良好である。また、給油シート62は、オイル吸い上げに最適な密度に加工すると常に十分な油量を確保し、従来のようなオイルポンプを装備しなくても、充分な量のオイルを安定に供給できる。
本発明で用いるカードラップの一例を示す概略断面図である。 図1のカードラップに対して、立毛用の特殊ニードルによる別のニードルパンチを行う状態を示す概略説明図である。 立毛させたフェルト素材の拡大断面図である。 立毛フェルト素材の斜毛処理する状態を示す概略説明図である。 本発明に係るフェルト材の一例を示す概略断面図である。 (1)は現像機構および感光ドラムを取り除いて示すプロセスカートリッジの側面図、(2)は該カートリッジ内に設置する感光ドラムの側面図である。 図6のプロセスカートリッジの使用状態を示す概略断面図である。 フェルト材をシール材としてモノクロ複写機用のトナーカートリッジに設置した例を示す概略断面図である。 フェルト材をクリーニング材または給油シートとして定着装置に用いた例を示す概略断面図である。
符号の説明
1 フェルト材
2 シート層
3 PTFE繊維
5 アラミド繊維
6 カードラップ
7 立毛
10 プロセスカートリッジ
18 クッション層
20 両面粘着テープ
56 クリーニングローラ
62 給油シート

Claims (5)

  1. 稼動部材の表面と密接してトナーやオイルが外部へ漏出することを防ぐフェルト材であって、第2繊維よりも摩擦抵抗が小さい繊度50デシテックス以下の第1繊維と、繊度5デシテックス以上で剛直である第2繊維とをニードルパンチで一体化させたシート層を備え、さらに針本数400〜800本/cmで別のニードルパンチを行うことにより、該シート層の接触面における立毛はカット状およびループ状が混在しているトナー漏出防止用のフェルト材。
  2. 稼動部材の表面と密接してトナーやオイルが外部へ漏出することを防ぐフェルト材であって、第2繊維よりも摩擦抵抗が小さい第1繊維40〜80重量%と、繊度5デシテックス以上で剛直である第2繊維20〜60重量%とで構成するシート層と、該シート層の裏面に貼り付けて所定の弾性を付与するクッション層と、シート層およびクッション層を所定の位置に固定するための接着層とを備え、ニードルパンチで繊維絡合させたシート層について、さらに針本数400〜800本/cmで別のニードルパンチを行って、カット状およびカット状よりも少ないループ状の立毛を表面に形成するトナー漏出防止用のフェルト材。
  3. シート層の接触面では、先端部が角錐状に先細りである特殊ニードルを用いてパンチ深さ6.5〜9.5mm、針本数400〜800本/cmで別のニードルパンチを行うことにより、立毛は、その高さが平均0.1〜1.5mmであり、全立毛の70%以上がカット状であって残りがループ状である請求項1または2に記載のフェルト材。
  4. 第1繊維は、繊度が7〜50デシテックスであり、フッ素系繊維、ポリイミド繊維、ポリアミドイミド繊維、フッ素系樹脂をコーティングした繊維またはフッ素系やシリコン系樹脂粉末を練り込んだ繊維である請求項1または2に記載のフェルト材。
  5. 第2繊維は、第1繊維よりも細くて繊度が5〜45デシテックスであり、メタアラミド繊維,パラアラミド繊維、66ナイロン繊維などのポリアミド繊維、ポリエステル繊維、液晶ポリエステル繊維、PPS繊維またはポリオレフィン繊維である請求項1または2に記載のフェルト材。
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