JP5098414B2 - 自立可能な平パウチ - Google Patents

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本発明は、積層フィルムの周囲をシールしてなる平パウチであって、該平パウチの底部分に複数のコーナーからなるシール部分を形成することにより、前記パウチを置いた際に、前記複数のコーナーからなるシール部分が略水平面を形成して、前記パウチを傾けた状態で自立可能に構成した、自立可能な平パウチに関する。
従来、図14(a)(b)に示すように、略四角形状を有するパウチ10の底部分5が、略舟底形状からなる自立可能な底部5を有するパウチ10(スタンドパウチ10)が知られている。
このようなスタンドパウチ10は、該パウチ10の底部分5のフィルムを折り返した状態で形成することにより、パウチ10の内容物の充填に伴い、前記折り返したフィルムが開放するとともに、パウチ10の底部分5に舟底形状からなる自立面5を形成して、パウチ10を直立した状態で自立させることが可能である。そして、パウチ10の上部のフィルム1を切除することにより、パウチ10の上部に開口11を形成してパウチ10の初期開封を行うものである。
しかしながら、このようなスタンドパウチ10は、底部分5に、折り返したフィルムを形成する必要があり、スタンドパウチ10の製造に手間がかかる、高コストを要するといった問題があった。このため、流動食や点滴液等のパウチ10を取り扱う医療現場等においては、図15(a)に示すように、比較的低コストの平パウチ10を用いることが多い。
そして、医療現場等でこのような平パウチ10を用いる場合には、図15(b)に示すように、平パウチ10をスタンドのフックFに吊下げた状態で、パウチ10に形成された注出口9へと、図示しない供給チューブ等を連結して、患者等に流動食や飲料水を投与することが可能である。
特に、必要に応じて前記平パウチ10の開口から、希釈液を注入して、流動食の濃度の調整等を行い、また、流動食の投与後には、飲料水などを注入して、流動食と同様に飲料水等を投与する場合もある。
しかしながら、このような注出口付き平パウチ10では、パウチ10の開口へと希釈液や飲料水を注入する際に、平パウチ10を自立させることができず、平パウチ10を手で持った状態で作業を行う必要があるため、希釈液等の注入作業が困難である。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、その課題は、主に、医療現場等で用いられる平パウチであっても、該平パウチを自立させることを可能とした、使用性および実用性の高い自立可能な平パウチを提供することを課題とする。さらには、内容物の充填性、作業性、注出性などを向上した、自立可能な平パウチを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の請求項1記載の発明は、積層フィルムの周囲をシールしてなり、略L字形状を有する平パウチであって、該平パウチの底部分に複数のコーナーからなるシール部分を形成することにより、前記パウチを置いた際に、前記複数のコーナーからなる底部分が略水平面を形成して、前記パウチの自立時の形状が略V字形状をなして、前記パウチを傾けた状態で自立可能に構成した平パウチであって、前記パウチに、貫通孔からなる吊下げ孔を形成し、該吊下げ孔の対称位置に、別部材からなる注出口を一体に形成し、前記パウチの吊下げ時の形状が略く字形状をなして、前記注出口が下方を向くことを特徴とする、自立可能な平パウチである。
また、請求項記載の発明は、前記パウチの開口部分に、開閉自在なジッパを一体に形
成したことを特徴とする、自立可能な平パウチである。
また、請求項記載の発明は、前記パウチに、貫通孔からなる指掛け孔を形成したことを特徴とする、自立可能な平パウチである。
また、請求項記載の発明は、前記パウチの底部分が、略円弧形状を有することを特徴とする、自立可能な平パウチである。
本発明の請求項1記載の発明は、積層フィルムの周囲をシールしてなり、略L字形状を有する平パウチであって、該平パウチの底部分に複数のコーナーからなるシール部分を形成することにより、前記パウチを置いた際に、前記複数のコーナーからなる底部分が略水平面を形成して、前記パウチの自立時の形状が略V字形状をなして、前記パウチを傾けた状態で自立可能に構成した平パウチであって、前記パウチに、貫通孔からなる吊下げ孔を形成し、該吊下げ孔の対称位置に、別部材からなる注出口を一体に形成し、前記パウチの吊下げ時の形状が略く字形状をなして、前記注出口が下方を向くことを特徴とするから、通常の平パウチであっても、従来のスタンドパウチ同様に自立させることが可能である。よって、平パウチを自立させた状態で、両手を用いて種々の作業を行うことが可能であり、使用性の高い自立可能な平パウチを提供することが可能である。
また、ウチの自立時に略V字形状をなすことにより、L字形状のパウチの各頂点が、それぞれ略上方を向くため、例えば、パウチの各頂点に開口と注出口とを形成することにより、開口と注出口とがそれぞれ上方を向くこととなる。よって、パウチを自立させた状態で、内容物を良好に充填することが可能である。
また、ウチを吊下げた状態で、下方に位置する注出口から良好に内容物を注出することが可能である。
また、ウチを吊下げた際に、注出口が直下方を向くため、注出口を用いて内容物を良好に注出することが可能であり、さらには、注出口へと各種連結器具等を容易に取り付けることが可能である。
また、請求項記載の発明は、前記パウチの開口部分に、開閉自在なジッパを一体に形
成したことを特徴とするから、内容物を前記パウチへと再充填することが可能であり、ま
た、初期開封後のパウチを確実に再封状態に保持することができ、異物などの混入を防ぐ
ことができる。
また、請求項記載の発明は、前記パウチに、貫通孔からなる指掛け孔を形成したこと
を特徴とするから、パウチのフィルムを切除して使用する初期開封時において、パウチに
指を掛けた状態で、力を加えてフィルムを切除することが可能である。また、前記指掛け
孔に指先をかけてパウチを強固かつ安定して保持することが可能である。
また、請求項記載の発明は、前記パウチの底部分が、略円弧形状を有することを特徴
とするから、パウチ自立時において、パウチの底部分に広い水平面を形成して、さらに安
定してパウチを自立させることが可能である。
本発明に係る自立可能な平パウチ10(パウチ10)の一例としては、図1に示すように、積層フィルムの周囲をシールしてなる平パウチ10であって、初期開封時に切除される上シール部分1の左右には、開封起点となるノッチ4が形成され、左右のノッチ4間には、易開封手段である切取線3が形成されている。
そして、前記ノッチ4を起点に、切取線3に沿って前記上シール部分1のフィルムを容易に切除することが可能であり、パウチ10の上部に開口を形成してパウチ10の初期開封を行なうものである。
また、前記切取線3の直下には、初期開封後の開口を再封自在とするジッパ7が形成されており、後述する、初期開封後のパウチ10を再封することが可能である。そして、前記ジッパ7の左右に位置するシール面には、貫通孔からなる、吊下げ孔8および指掛け孔6がそれぞれ形成されており、後述する、前記貫通孔に指を掛けて、前記パウチ10を強固かつ安定して保持することが可能である。
また、前記パウチ10の右下のシール部分には、プラスチックの成形体からなる注出口9が一体に取り付けられており、該注出口9としては、医療用に用いられる注出口9や、各種飲料の注出に用いられる注出口9など、前記注出口9は、パウチ10の使用用途に合わせて適宜選択可能であり、注出口9の形状や用途は限定されるものではない。
特に、本発明の自立可能な平パウチ10は、該パウチ10周囲のシール部分に、複数の角部分(コーナー部分C1〜C8)が形成されており、このため、パウチ10の全体形状は、パウチ10の底部分5が略右方へと突出した略L字形状をなしている。
これにより、後述する、前記平パウチ10を置いた際に、平パウチ10の底部分5が略水平面Hを形成して、該水平面Hにより平パウチ10を自立させることが可能である。よって、平パウチ10を自立させた状態で、希釈液等の注入作業を、両手を用いて安定かつスムースに行なうことが可能であり、使用性に優れた自立可能な平パウチ10を提供することが可能である。
以下に、本発明の自立可能な平パウチ10について詳しく説明する。
本発明の自立可能な平パウチ10は、図2(a)(b)に示すように、パウチ10の周囲をシールしてなる平パウチ10(パウチ10)であって、パウチ10の下半分が略右方へと突出した、略L字形状を有する変形平パウチ10である。
そして、前記パウチ周囲のシール部分は、8つの複数コーナー部分(C1〜C8)を有しており、パウチ10の上半分(C1〜C4)と、下半分(C5〜C8)とに、それぞれ4つのコーナー部分Cが形成されている。
特に、パウチ10の底部分5に形成された、3つのコーナー部分(C5〜C7)は、コーナー部分C5とコーナー部分C7とを結ぶ仮想直線T(直線T)が、パウチ10の縦方向のシール2に対して、角度θをもって傾斜している。このため、後述する、パウチ10の自立時に、前記直線部分Tのフィルムが、略水平面Hを形成することが可能であり、前記水平面Hを土台として、パウチ10を傾けた状態で自立させることが可能である。
そして、このようなパウチ10の前記底部分5で、パウチ10を自立させると、図3に示すように、前記コーナー部分C5と前記コーナー部分C7との間に位置する、下方へと突出したコーナー部分C6のフィルムが、床面Wに当接するとともに上方へと押圧されて、略楕円形状からなる水平面Hを形成することとなる。よって、パウチ10の縦方向のシール2が前記水平面Hに対して角度θで傾斜した状態で、パウチ10を安定して自立させることが可能である。
特に、L字形状のパウチ10が、角度θの傾いた状態で自立することにより、自立時のパウチ形状が、略V字形状をなすため、パウチ10の上シール部分1の開口が略斜め上方を向くとともに、注出口9が、角度θで持ち上がり、注出口9が床面Wに触れることなく、注出口9を常に浮いた状態とすることが可能である。
すなわち、自立時のパウチ10は、図4(a)(b)に示すように、パウチの底部分5に形成された、コーナー部分C5とコーナー部分C7との間のフィルムが、略水平面Hを形成することで、前記パウチ10が、角度θの傾いた状態で自立することとなる。
これにより、パウチ10の上シール部分1が略下方へと傾くとともに、前記注出口9が略上方へと傾き、注出口を床面Wから浮いた状態とすることが可能である。
よって、本発明のパウチ10は、図5に示すように、パウチ10を自立させた状態で、ノッチ4を起点に、両手を用いてパウチ10の上シール部分1を良好に切除することが可能であり、さらには、パウチ10のシール面に形成された指掛け孔6や吊下げ孔8へと、指を掛けた状態で、上シール部分1のフィルムを強固かつスムースに引き裂くことが可能である。よって、パウチ10の初期開封を少ない力でもって安全に行うことが可能である。
通常、このような注出口9を有する平パウチ10は、図示しない、使用者の体内に予め先端部が挿入された供給チューブの他端に取り付けられた連結具を、前記注出口9のノズル部分へと係合することにより、流動食が供給チューブ内に流出し、患者等に投与する構成である。
そして、流動食の濃度を調整する際、若しくは流動食を投与し終わった後、飲料水などの液体を投与する際には、パウチ10の上シール部分1を切除してパウチを初期開封した後、ジッパ7を開封することにより、パウチ10の開口11を形成して、飲料水等の内容物を注入することが可能である。
このとき、本発明の自立可能な平パウチ10は、図6に示すように、パウチ10を自立させた状態で、ジッパ7を両手を用いて容易に開封することが可能であり、さらには、図7に示すように、片手の人差し指と親指とをそれぞれ吊下げ孔8と指掛け孔6とに挿入した状態で、開口11をがま口状の開いた状態に維持しつつ、他方の手でやかん等を持ち、飲料水等の液体をスムースかつ衛生的に注入することが可能である。そして、飲料水等の注入後は、開閉封自在なジッパ7により、パウチ10の開口11を再び閉封して、パウチ10を再封状態とし、異物などの混入を防ぐことが可能である。
特に、前記開口11は、開口11の左右に形成された貫通孔6,8に、それぞれ指先を掛けて内方へと力を加えることで、簡単にがま口状の開口11を形成することが可能である。そして、前記貫通孔間6,8の距離は、片手の指先を挿入可能な距離を有することが望ましく、8cm〜12cm程度の距離を有することが望ましい。また、前記ジッパ7は、前記貫通孔6,8の延長上に位置することが好ましく、片手でもって容易にジッパ部分7の開口保持が可能である。
このように、本発明の自立可能な平パウチ10は、従来のスタンドパウチ同様に、パウチ10を自立させることが可能であり、平パウチ10を自立させた状態で、両手を用いて飲料水等の注入作業を安全かつスムースに行うことが可能である。
また、パウチの開口にジッパ7を形成することにより、外部から開口へと水等を注いだ後、再度パウチ10を再封することができるため、ごみや塵などが、パウチ内へと侵入することを防ぐ効果がある。
また、飲料水や希釈液等の内容物を、前記パウチ10へと注入した後、ジッパ7を用いて開口11を再封し、図8に示すように、パウチ10の左右に形成された、吊下げ孔8と指掛け孔6とにそれぞれ指先を掛けて、パウチ10を安定して強固に保持することが可能であり、さらには、図9に示すように、図示しない供給チューブを、前記注出口9へと連結した状態のパウチ10を、パウチ10に形成された前記吊下げ孔8を用いて、フックFなどの吊り下げ用治具に簡単に吊り下げることが可能である。
特に、平パウチ10の形状が略L字形状を有しており、このため、吊下げ時のパウチ10は、略く字形状をなしている。よって、パウチ10の側面部分に取り付けられた注出口9が、直下方を向くとともに、内容物の液面が、注出口方9を向くため、内容物をきれいに使い切ることが可能であり、飲料水等の液体を衛生的かつスムースに投与することが可能である。
以上のように、本発明の自立可能な平パウチ10は、該平パウチ10の底部分5に複数のコーナーCからなるシール部分を形成する簡単な構成により、前記パウチ10を置いた際に、前記複数のコーナーCからなる底部分5が略水平面Hを形成して、前記パウチ10を自立させることが可能である。よって、通常の平パウチ10であっても、従来のスタンドパウチ同様に自立させることが可能であり、平パウチ10を自立させた状態で、両手を用いて種々の作業を行うことが可能な、使用性の高い自立可能な平パウチ10を提供することが可能である。
また、前記パウチ形状が、略L字形状を有することにより、前記パウチ10の自立時の形状が略V字形状をなして、L字形状のパウチ10の各頂点が、それぞれ略上方を向くため、例えば、パウチ10の各頂点に開口11と注出口9とを形成することにより、開口11と注出口9とがそれぞれ上方を向くことが可能である。よって、パウチ10を自立させた状態で、内容物を充填することが可能であり、さらには、前記パウチ10を傾けた状態で自立させても、注出口9が床面Wに触れることなく、常に清潔な状態で注出口9を用いることが可能である。
また、前記パウチ10の、前記注出口9との対称位置に、前記パウチ10を吊下げるための吊下げ孔8を形成することにより、パウチ10を吊下げた際に、注出口9が下方を向くため、内容物を良好に注出することが可能である。
さらには、前記パウチ形状が略L字形状を有することにより、前記パウチ10の吊下げ時において、前記パウチ10の形状が略く字形状をなすため、パウチ10を吊下げた際に、注出口9が下方を向き内容物を安定して注出することが可能である。
また、前記パウチ10の開口部分11に、開閉自在なジッパ7を形成することにより、内容物を前記パウチ10へと再充填することが可能である。また、パウチの内容物の再封が可能であり、異物の侵入を防ぐことが可能である。
そして、パウチ10に指を掛けた状態で把持することが可能な、指掛け孔6を形成することにより、パウチ10の上シール部分1のフィルムを切除する初期開封時において、前記指掛け孔6に指を掛けた状態で、力を加えてフィルムの切除を行うことが可能である。さらには、前記指掛け孔6に指先をかけて、パウチ10を強固かつ安定して保持することが可能である。
本発明の自立可能な平パウチ10は、上記例に限らず、さらに複数コーナー部分Cを形成することにより、図10に示すように、多角形状や円弧形状Wからなる底部分5を形成してもよく、パウチ自立時において、底部分5のフィルムが略水平面Hを形成して自立可能な構成であれば、パウチ10の形状やコーナー部分Cの数は、特に限定されるものではない。
この場合、図11に示すように、パウチ10の底部分5の形状が、略円弧形状からなるシール部分Wであってもよく、パウチ10の形状を略L字形状とすることにより、図12に示すように、パウチ10を自立させた際に、パウチ10の形状が略V字形状をなして、広い自立面Hで安定して自立することが可能であり、さらには、パウチ10を吊下げた際に、図13に示すように、パウチ10の形状が略く形状をなして、パウチ10の注出口9が下方に向いた状態で、吊下げることが可能である。
本発明の自立可能なパウチ10の製造方法としては、基本的にはパウチ形式に応じて、それに対応する製袋機を利用し、それに必要な加工装置を付加することにより容易に製造することができ、既設のヒートシール装置のシールヘッドの形状のみをそれぞれのシールパターンに合わせて変更することにより、複数のコーナー部分Cからなるシール部分を簡単に形成することが可能である。
また、本発明の自立可能な平パウチ10に用いるフィルムとしては、主にプラスチックフィルムを主体とする積層フィルムが用いられ、例えば、液体を含む各種食品用パウチに用いられている従来公知の積層フィルムを用いることができ、特に限定されるものではない。積層フィルムの構成は、充填される流動食の種類や充填後の加圧加熱殺菌時に加えられる加熱条件などによって適宜選定することができる。
例えば、本発明の自立可能な平パウチ10に好適に用いられる積層フィルムとして、下記のような構成の積層フィルムが挙げられる。
(1)PETフィルム/接着剤/アルミニウム箔/接着剤/ONフィルム/接着剤/CPPフィルム(シーラント層)
(2)PETフィルム/接着剤/ONフィルム/接着剤/アルミニウム箔/接着剤/CPPフィルム(シーラント層)
(3)PETフィルム/接着剤/EVOHフィルム/接着剤/ONフィルム/接着剤/CPPフィルム(シーラント層)
(4)PETフィルム/接着剤/一軸延伸PPフィルム/接着剤/アルミニウム箔/接着剤/CPPフィルム(シーラント層)
(5)PETフィルム/接着剤/(シリカまたはアルミナ蒸着層)ONフィルム/接着剤/CPPフィルム(シーラント層)
などが挙げられるが、これらに限定されるものではなく様々な組み合わせの積層フィルムを使用することができる。
上記構成において、PETフィルムは2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、ONフィルムは2軸延伸ナイロンフィルム、PPフィルムはポリプロピレンフィルム、CPPフィルムは無延伸ポリプロピレンフィルム、EVOHフィルムはエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物フィルム、(シリカまたはアルミナ蒸着層)ONフィルムはシリカまたはアルミナを蒸着した2軸延伸ナイロンフィルムを指すものである。
本発明の自立可能な平パウチは、上記例において、医療用の吊下げパウチに流動食を適用した例を示したが、これに限らず、各種医薬品や栄養剤のみならず粉体と液体との混合物、さらには、粉体と液体とを使用時においてパウチ内で混合して用いてもよく、パウチの使用用途は、特に限定されるものではない。
本発明の自立可能な平パウチの一例を示す図である。 本発明の自立可能な平パウチを示す正面図である。 本発明の自立可能な平パウチの自立時を示す説明図である。 本発明の自立可能な平パウチの自立時を示す説明図である。 (a)自立時の平パウチの正面を示す説明図である。 (b)自立時の平パウチの側面を示す説明図である。 本発明の自立可能な平パウチの使用例を示す図である。 本発明の自立可能な平パウチの使用例を示す図である。 本発明の自立可能な平パウチの使用例を示す図である。 本発明の自立可能な平パウチの使用例を示す図である。 本発明の自立可能な平パウチの使用例を示す図である。 本発明の自立可能な平パウチの別の例を示す図である。 本発明の自立可能な平パウチの別の例を示す正面図である。 本発明の自立可能な平パウチの使用例を示す図である。 本発明の自立可能な平パウチの使用例を示す図である。 (a)(b)従来のスタンドパウチを示す図である。 従来の注出口付き平パウチを示す図である。 (a)注出口付き平パウチを示す説明図である。 (b)注出口付き平パウチを吊り下げた状態を示す説明図である。
符号の説明
1 上シール(上シール部分)
2 縦方向のシール
3 切取線
4 ノッチ
5 底部分
6 指掛け孔
7 ジッパ
8 吊下げ孔
9 注出口
10 自立可能な平パウチ(パウチ)
11 開口(開口部分)
H 水平面(自立面)
T 直線(仮想直線)
W 円弧形状のシール部分

Claims (4)

  1. 積層フィルムの周囲をシールしてなり、略L字形状を有する平パウチであって、該平パウチの底部分に複数のコーナーからなるシール部分を形成することにより、前記パウチを置いた際に、前記複数のコーナーからなる底部分が略水平面を形成して、前記パウチの自立時の形状が略V字形状をなして、前記パウチを傾けた状態で自立可能に構成した平パウチであって、前記パウチに、貫通孔からなる吊下げ孔を形成し、該吊下げ孔の対称位置に、別部材からなる注出口を一体に形成し、前記パウチの吊下げ時の形状が略く字形状をなして、前記注出口が下方を向くことを特徴とする、自立可能な平パウチ。
  2. 前記パウチの開口部分に、開閉自在なジッパを一体に形成したことを特徴とする、請求項1に記載の自立可能な平パウチ。
  3. 前記パウチに、貫通孔からなる指掛け孔を形成したことを特徴とする、請求項1乃至2のいずれか一項に記載の自立可能な平パウチ。
  4. 前記パウチの底部分が、略円弧形状を有することを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の自立可能な平パウチ。
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