JP5096364B2 - 内燃機関用ピストンの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関用のピストンであって、鋳造成形されたピストンヘッド、該ピストンヘッド内に鋳包まれた少なくとも1つのリング支持体、及び該リング支持体の高さで前記ピストンヘッド内に設けられた環状の冷却通路を有している形式のものに関する。
殊に高負荷を受ける内燃機関、例えばディーゼルエンジンにおいて、燃焼室に最も近い、つまり最上段の環状溝(リング溝)内にはめ込まれたピストンリング若しくはコンプレッションリングは、特に高い温度負荷にさらされる。したがって少なくとも最上段の環状溝は、補強部材としてのリング支持体によって形成されている。リング支持体は一般的に耐摩耗性の材料、若しくは鋳鉄、有利にはニレジスト鋳鉄或いはオーステナイト鋳鉄から製造されている。さらにリング支持体の高さに、シリンダーの全周にわたって延びる環状の冷却通路を設けてあり、冷却通路は、環状溝及び該環状溝内にはめ込まれたピストンリングの良好な冷却を保証するために、環状溝のできるだけ近くに配置されている。例伽気宇通路は、リング支持体に一体結合された冷却通路構成部分によって形成されている。ピストンの製造のために、リング支持体は該リング支持体に結合された冷却通路構成部分と一緒に金型(若しくは鋳型)内に装着されて、ピストン若しくはピストンヘッドの鋳造に際して鋳包まれて、ピストンヘッド内に保持されるようになっている。
鋳造成形のピストンの製造に際して金型内にソルトコアを挿入することによって環状の冷却通路を形成することも、公知である。ソルトコアはピストン若しくはピストンヘッドの鋳造の後に、冷却通路の形成のために冷却媒体用の流入通路若しくは流出通路を介して水で洗い流され、つまり溶かし出しされるようになっている。
リング支持体を鋳造することと、ソルトコア(塩中子とも称する)によって冷却通路を形成することを組み合わせて、別個の冷却通路構成部分を省略することは公知である、特開平01−224158号明細書に記載の方法においては、繊維成形体とこれに組み込まれた塩中子(ソルトコア)とを用いるようになっている。ドイツ連邦共和国特許出願公開第19701085A1号明細書及びドイツ連邦共和国実用新案出願公開第29823552U1号明細書に記載の方法においては、リング支持体は保持部材によってソルトコアに結合されている。ドイツ連邦共和国特許出願公開第10325916A1号明細書に記載の方法においては、リング支持体は背面側に下方へ向かって開いた切欠き部を有しており、切欠き部にソルトコアを受容するようになっている。
前記すべての手段は、ソルトコアとリング支持体との間に保持部材を取り付けること、若しくはリング支持体に切欠き部を形成することに基づき煩雑で手間を必要としている。
本発明の課題は、ピストンを改良して、少なくとも1つのリング支持体及び該リング支持体の高さに環状の冷却通路を有するピストンを簡単かつ安価に製造することである。
前記課題を解決するために本発明に基づくピストンにおいては、冷却通路の半径方向外側に位置する壁領域は、リング支持体によって画成されており、かつ冷却通路の残りの壁領域は、ピストンヘッドによって画成されている。本発明に基づく製造方法においては、環状のソルトコアを、環状のリング支持体若しくはリング支持体素材の半径方向内側の内周面に沿って、つまり該内周面と全周にわたって接触させ、前記環状のリング支持体若しくはリング支持体素材及び前記ソルトコアを、該ソルトコアと該リング支持体若しくはリング支持体素材との相互の結合のために、一緒に加熱し、前記リング支持体若しくはリング支持体素材と前記ソルトコアとを互いに結合して成る構成部分(構成ユニット)を、金型内に装着して、ピストン若しくはピストンヘッドの鋳造に際して鋳包むようになっている。
本発明に基づくピストンは、簡単な構造によって特徴付けられる。特にソルトコアとリング支持体との間の保持部材、並びにリング支持体によって完全に取り囲まれるべきソルトコアは省略されている。冷却通路をその全周にわたって直接に鋳造部分によってピストンヘッドに隣接させてある、つまりピストンヘッドの鋳造部分によって画成してあることに基づき、熱排出を改善して、効果的な冷却を可能にしている。これによってリング部分の負荷、特に冷却通路に対応して配置されたピストンリングの負荷は減少され、その結果、運転中における本発明に基づくピストンの機能の確実性並びに耐用年数を増大している。本発明に基づく製造方法は、公知の手段に比べて極めて簡単であり、かつ経済的に、つまり安価に実施され得るものである。
本発明の有利な実施態様を従属請求項に記載してある。一般的にリング支持体は最上段の環状溝を画成し、つまり最上段の環状溝を含んでおり、それというのは最上段のピストンリング(コンプレッションリング)、ひいては最上段の環状溝は高い熱的及び機械的な負荷にさらされるからである。少なくとも1つのリング支持体は、最上段の環状溝に隣接の環状溝、例えばオイルリングのための環状溝を画成している。
本発明の有利な実施態様では、少なくとも1つのリング支持体は例えばオーステナイト鋳鉄若しくはニレジスト鋳鉄から成っており、ニレジスト鋳鉄は、特に耐食性に優れていて、ピストンヘッドの材料に匹敵する熱特性若しくは膨張係数を有している。
本発明の製造方法の実施態様では、リング支持体素材を用いて、該リング支持体素材に、該リング支持体素材の鋳包み成形の後に、つまりピストン若しくはピストンヘッドの鋳造成形の後に、ピストンヘッド製造加工工程中に環状溝を加工成形している。ソルトコアを、有利にはリング支持体若しくはリング支持体素材の内周面の上側の縁(稜若しくはエッジ)及び下側の縁(稜若しくはエッジ)と接触させるようになっている。その結果、リング支持体若しくはリング支持体素材とソルトコアとを互いに締まり嵌めで結合してある。このようにしてリング支持体若しくはリング支持体素材とソルトコアとから簡単に形成された構成部分(1つの構成ユニット)は、前処理の後に、例えばアルフィン処理の後に容易に金型内に装着される。
リング支持体若しくはリング支持体素材のために使用された材料に応じて、リング支持体若しくはリング支持体素材及びソルトコアは400乃至750℃の温度に、有利には700℃の温度に加熱される。
ソルトコアを所定の位置でリング支持体若しくはリング支持体素材と極めて簡単に接触させるために、リング支持体若しくはリング支持体素材及びソルトコアは、加熱の前に位置決め装置内に配置されて、該位置決め装置と所定の箇所で全周にわたって接触させられる。このために位置決め装置は、リング支持体若しくはリング支持体素材及びソルトコアのための支持面を有していて、リング支持体若しくはリング支持体素材とソルトコアとを互いに正確に位置決めするようになっている。本発明の方法により、鋳造されたピストン若しくはピストンヘッドは完全に成形される。
次に本発明を図示の実施例に基づき詳細に説明する。図面において、
図1は、本発明に基づくピストンの実施例の断面図であり、
図2は、位置決めされたリング支持体及び位置決めされたソルトコアを含む位置決め装置の半分の斜視図であり、
図3は、図2の位置決め装置の半分の別の状態の斜視図である。
図1は、本発明に基づくピストンの実施例の断面図であり、図2は位置決め装置の半分を、該位置決め装置内に挿入されたリング支持体及びソルトコアと一緒に断面して斜視図で示す図であり、図3は、図2に示す位置決め装置の半分を、該位置決め装置内に挿入されたリング支持体とソルトコアとを互いに結合した状態で断面して斜視図で示す図である。
図1には本発明に基づくピストン10の実施例を示してある。ピストン10は、ピストンヘッド11及び、該ピストンヘッドに軸線方向で接続するピストンスカート部12を含んでいる。ピストンヘッド11はピストン燃焼室(深皿型燃焼室)13並びに、外周に設けられたリング部14を有しており、リング部14は、ピストンリング(図示省略)の受容のための環状溝を備えている。ピストンスカート部12の領域には、ピストンピン(図示省略)の受容のための孔15を設けてある。ピストン10は図示の実施例では金属材料、例えばアルミニウム合金から鋳造成形されている。
リング部14の最上段の環状溝16、つまりコンプレッションリング溝は、例えば耐食性及び耐熱性のねずみ鋳鉄、例えばニレジスト鋳鉄から成るリング支持体17に形成(画成)されている。ピストンヘッド11はさらに、環状溝16若しくはリング支持体17の高さに、環状に延びる、つまりピストンヘッドの全周にわたって延びる冷却通路18を有している。この場合に、冷却通路18の半径方向外側に向けられた、つまり半径方向外側に位置する壁領域19はもっぱらリング支持体17自体によって、すなわちリング支持体17の半径方向内側の内周面21によって画成されている。冷却通路18の残りの壁領域、つまり半径方向内側に向けられた壁領域22、軸線方向上側に向けられた壁領域23、並びに軸線方向下側に向けられた壁領域24は、ピストンヘッド11自体によって画成されている。図示の実施例では冷却通路18の軸線方向下側に向けられた壁領域24に、冷却媒体のための流入通路若しくは流出通路25を設けてある。
ピストン10の製造のための本発明に基づく方法の第1の工程は、図2及び図3に示してある。まず、まだ環状溝(リング溝)を備えていないリング支持体素材26は、位置決め装置27内に装着される。もちろん完成したリング支持体17を用いることも可能である。図示の実施例でほぼシャーレ状若しくは深皿形の位置決め装置27は、中央の支持面28、及び段部として形成されていて環状に延びる外側の支持面29を有しており、外側の支持面は環状の縁部31によって画定されている。位置決め装置27は熱伝導性の低い材料、例えばセラミック材料から成っている。図示の実施例では、後続の加熱は別個の加熱装置、例えば加熱炉で行われるようになっている。別の実施例(図示省略)において位置決め装置内に加熱装置を組み込むことも可能であり、この場合には後続の加熱(加熱工程)は位置決め装置によって行われ、該位置決め装置は熱伝導性の材料から成っていてよい。
リング支持体素材26は位置決め装置27内に次のように装着され、つまりリング支持体素材は該素材の外側の縁部32でもって、位置決め装置の外側の環状の支持面29上に載せられている。位置決め装置の環状の縁部31とリング支持体素材26との間、並びに位置決め装置の中央の支持面28とリング支持体素材26との間にはそれぞれ間隔を生ぜしめてある。つまり、リング支持体素材26は、位置決め装置の環状の縁部31に対しても、中央の支持面28に対しても所定の遊びでもって位置決めされている。
次いで環状のソルトコア33を位置決め装置27内に次のように挿入し、つまりソルトコアは、リング支持体素材26の半径方向内側の内周面21と少なくとも部分的に接触させられている。この場合にソルトコアは中央の支持面28上に載せられている。つまりソルトコアは中央の支持面に接触している。リング支持体素材26を支持するために外側の段部として形成された環状の支持面29の高さ寸法は、ソルトコア33がリング支持体素材26に対して所定の位置を占め、つまり所定の位置でリング支持体素材26と接触するように規定されている。図示の実施例では、環状の支持面29の高さ寸法(所定の位置)は、ソルトコア33がリング支持体素材26の半径方向内側の内周面21の上側の環状の縁34と下側の環状の縁35とにそれぞれ接触するように設定されている。この場合に半径方向内側の内周面21は凹状に湾曲されており、その結果、該内周面とソルトコア33の隣接の側面との間には所定の間隙36を形成してある。
続く工程でリング支持体素材26及びソルトコア33は一緒に加熱される。温度は、特にリング支持体素材26のために使用される材料に依存していて、ニレジスト鋳鉄から成るリング支持体素材26にとって約700℃である。ソルトコア33は大きな熱膨張係数に基づきリング支持体素材26に向かって膨張する。リング支持体素材及びソルトコアの加熱過程のために、環状の縁部31及び中央の支持面28に対する前述の所定の遊び、並びにソルトコア33に対する所定の間隙36は設けられている。図3に明瞭に示してあるように、間隙36若しくは所定の遊びは図2に比べて減少されている。
加熱の結果として、ソルトコア33の膨張に際して、半径方向内側の内周面21の上側の環状の縁34及び下側の環状の縁35は、ソルトコア33内に食い込み若しくは押し入ることになる。結果的に、ソルトコア33とリング支持体素材26とは互いに収縮嵌め若しくは締まり嵌めの形式で結合されて、一体的な1つの構成部分(構成ユニット)を成している。ソルトコアとリング支持体素材との間の結合は冷却の後にも緩むことなく保たれている。これにより、ソルトコアとリング支持体素材とから一体成形された構成部分は、位置決め装置27から問題なく取り出される。一体成形された構成部分は、必要に応じて前処理され、例えばアルフィン処理され、次いで金型内に移されて、つまり金型内に装着されて、図示の実施例ではアルミニウム材料によって鋳包まれる。このようにして、リング支持体素材26を鋳包みした状態で成形されて成るピストン10が得られ、つまり鋳包み成形される。リング支持体素材26は、環状溝16を加工成形されて、リング支持体17として完成される。ソルトコア33は公知の手段によって、つまり流入通路若しくは流出通路25を介して水で洗い流される。
本発明に基づくピストンの実施例の断面図 位置決め装置の半分の斜視図 図2の位置決め装置の半分の別の状態の斜視図
符号の説明
10 ピストン、 11 ピストンヘッド、 12 ピストンスカート部、 13 ピストン燃焼室、 14 リング部、 16 環状溝、 17 リング支持体、 18 冷却通路、 19 壁領域、 21 内周面、 22,23,24 壁領域、 25 流入通路若しくは流出通路、 26 リング支持体素材、 27 位置決め装置、 28,29 支持面、 31,32 縁部、 33 ソルトコア、 34,35 縁、 36 間隙

Claims (8)

  1. 内燃機関ピストン(10)製造方法であって、該ピストンは鋳造成形されたピストンヘッド(11)、該ピストンヘッド(11)内に鋳包まれた少なくとも1つの環状のリング支持体(17)、及び前記リング支持体(17)の高さで前記ピストンヘッド(11)内に設けられた環状の冷却通路(18)を有している形式のものにおいて、
    前記リング支持体(17)またはリング支持体素材(26)の内周面(21)とソルトコア(33)との間に間隙(36)が形成されるよう、前記内周面(21)の上側の縁(34)及び下側の縁(35)に環状のソルトコア(33)を接触させる工程と、
    前記環状のリング支持体(17)またはリング支持体素材(26)と前記ソルトコア(33)とを互いに結合すべく、前記環状のリング支持体(17)またはリング支持体素材(26)と前記ソルトコア(33)とを一緒に加熱する工程と、
    前記環状のリング支持体(17)またはリング支持体素材(26)と前記ソルトコア(33)とが互いに結合して成る構成部分を金型に装着する工程と、
    前記構成部分を前記金型で鋳包ませる工程と、
    を備えることを特徴とする、内燃機関ピストン製造方法。
  2. リング支持体(17)またはリング支持体素材(26)とソルトコア(33)とは互いに締まり嵌めで結合される請求項に記載の製造方法。
  3. リング支持体(17)またはリング支持体素材(26)とソルトコア(33)とは600乃至750℃の温度に加熱される請求項1または2に記載の製造方法。
  4. リング支持体(17)またはリング支持体素材(26)とソルトコア(33)とは、加熱の前に位置決め装置(27)内に配置され、該位置決め装置と少なくとも部分的に接触させられる請求項からのいずれか1項に記載の製造方法。
  5. リング支持体(17)またはリング支持体素材(26)はニレジスト鋳鉄から製造される請求項からのいずれか1項に記載の製造方法。
  6. リング支持体またはリング支持体素材ソルトコアから成る構成部分は、金型内への装着の前に前処理され若しくはアルフィン処理される請求項に記載の製造方法。
  7. リング支持体素材(26)を用いて、該リング支持体素材(26)に、鋳包み成形の後に環状溝(16)を加工成形する請求項からのいずれか1項に記載の製造方法。
  8. ピストン(10)またはピストンヘッド(11)を成形する請求項からのいずれか1項に記載の製造方法。
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