JP5095614B2 - スイッチまたは回路遮断器のような電気的保護装置の真空カートリッジ - Google Patents

スイッチまたは回路遮断器のような電気的保護装置の真空カートリッジ Download PDF

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Description

本発明は、2枚のエンドプレートによって閉鎖された実質的に円筒形状のエンクロージャと、少なくとも一方の接点が、可動接点であり、作動機構部に接続され、電流の流れを可能にさせる接点の閉成位置と、接点が切り離され接点間の電圧に耐える位置との間に摺動的に取り付けられている、エンクロージャの内部で軸方向に延在する2個の接点と、少なくとも一方の接点の周りに配置された少なくとも1個の導電性シールドとを備える、断路器、スイッチまたは回路遮断器のような電気的保護装置の真空カートリッジに関係する。
最も一般的に使用されているシールド設計では、接点は、絶縁部品を金属突起から保護し、危険な誘電体の集中を防ぐために等電位線を案内する機能を有する単一のシールドによって取り囲まれている。このシールドは2個の接点を取り囲み、2個の接点の電位の中間に位置している。よって、理論的には、電位は2個の接点の間に、カートリッジの内部にも外側にも均一に分布している。
シールドと接点との間の距離は、シールドと接点との間の相互作用が接点間の相互作用より小さくなるように選択されている。これは、接点とシールドとの間の電界が接点間に存在する電界と比べて小さくなるようにする。接点とシールドとの間のフラッシュオーバーの危険性はこのようにして回避されている。
接点とシールドとの間のフラッシュオーバーは極めて危険であり、その理由は、このようなフラッシュオーバーが発生するとき、シールドは一時的に接点の電位(シールド上の電位の2倍)に達し、外側での電位の分布が外部絶縁体の長さの50%への電位の100%の分布によって非平衡になるからである。この状況は、爆発および引火の危険性を生じる外部フラッシュオーバーへと悪化することがあり得る。文献DE10029763は、高電圧に耐えるように設計されたカートリッジについて記載していることでも知られている。これらのカートリッジは、いくつかのセラミックを備え、シールドは、三重点を誘電的に保護し、金属化を防止するために、2つの連続するセラミックの間の接合部に設置されるように設計されている。本実施形態では、シールドは、接点間の距離に対応する最適距離で接点を取り囲む。
このタイプのカートリッジの欠点は、大きい径を呈するという点にある。さらに、印加電圧が高くなると、接点間の距離およびセラミックの長さをより大きくしなければならない。接点とシールドとの間のフラッシュオーバーを避けるために、シールドの径もまた増大されるべきである。
しかし、シールドの径の増大は、スイッチギヤユニットのコストおよび電気的挙動の点で不利である。
実際に、セラミックの径はシールドの径と比例し、余分なコストを生じる。その上、外部絶縁体がカートリッジの周りに設けられるならば、外側エンクロージャの径もまたカートリッジの径に伴って増大し、追加コストをさらに生じる。
最後に、シールディングを備える3相スイッチにおいてカートリッジを使用する場合、相間に所与の距離がある相間の相互作用は、カートリッジの径が大きくなるほど大きくなり、電気的挙動を悪化させる。
本発明は、上記の問題を解決し、カートリッジのサイズと、その結果、カートリッジのコストとが実質的に削減され、カートリッジの電気的挙動が改善される、簡単な設計の真空カートリッジを提案する。
本目的のため、本発明の目的は、2個の接点の間に介挿されている中間電位シールドと呼ばれる1個のシールドと、前記中間電位シールドと接点の一方との間に介挿されている部分シールドと呼ばれる少なくとも1個のシールドとを備える少なくとも2個のシールドを備え、前記中間電位シールドと接点との間の距離が、接点のエッジに存在する電界が接点から部分シールドへ(または、電圧の極性に依存して、逆に部分シールドから接点へ)達するように選択されていることを特徴とする、真空カートリッジを提供することである。
本発明の特有の実施形態によれば、前記カートリッジは、1個の中間電位シールドと、第1の部分シールドおよび第2の部分シールドとそれぞれが呼ばれる2個の部分シールドとを備え、2個の部分シールドが中間電位シールドと2個の接点の1つ1つとの間に介挿されている、3個のシールドを備える。
特有の特長によれば、前記カートリッジは3個のシールドを備え、絶縁エンクロージャは端と端をつないで設置された4個のセラミック部品を備え、3個のシールドが2個の接合用セラミック部品の間の3個の接合部に1つずつ設置されている。
別の特長によれば、中間電位シールドはカートリッジのエンクロージャの一体的な部分を形成する。
別の特長によれば、接点間の距離に対する割合で表現された中間電位シールドと接点との間の距離は25%から40%に収まる。
上記の距離は実質的に31%であることが有利である。
別の特長によれば、1個以上の部分シールドの高さは、Sが接点間の距離であるときに、0からS/3に収まる値で、1個以上の部分シールドが取り囲む1個以上の接点の高さを超え、或いは、状況によっては、1個以上の部分シールドが取り囲む1個以上の部分シールドの高さを上回る。
別の特長によれば、1個以上の部分シールドの高さは、実質的にS/4に等しい値で、1個以上の部分シールドが取り囲む1個以上の接点の高さを上回る。
少なくとも1個のシールドは円筒形状であることが有利である。
別の実施形態によれば、前記カートリッジは、接点の少なくとも一方と上述の前記部分シールドの1つ1つとの間に介挿されている少なくとも1個の他の部分シールドを備え、中間電位シールドと接点との間の距離は、接点のエッジにおける電界が接点を直接的に取り囲む部分シールドの方へ向けられるように選択されている。
別の特徴によれば、カートリッジは、中間電位シールドと2個の接点の1つ1つとの間に介挿されている第1の部分シールドおよび第2の部分シールドと呼ばれる2個の部分シールドと、第1の部分シールドおよび第2の部分シールドと2個の接点との間にそれぞれ介挿されている第3の部分シールドおよび第4の部分シールドと呼ばれる2個の他の部分シールドとを備える。
特有の特長によれば、シールドと接点は、一方が他方を取り囲む2個のシールドの間の電位差δUが接点と接点を取り囲むシールドとの間の電位差と実質的に同じであるように相対容量を生じさせる。
この電位差δUは全電圧の15%から35%に収まることが有利である。
好ましくは、この電位差δUは実質的に全電圧の25%である。
特有の特長によれば、カートリッジはN個のシールドを備え、この電位差δUは、Uトータルが接点間の電圧であるとき、Uトータル/(N+1)という比に対して、すなわち、接点間で一様に分布する電圧に対して40%より多く変化しない。
本発明のその他の利点および特長は、例示の目的のためだけに示された添付図面を参照する以下の詳細な説明からより明瞭に理解できる。
図1、3、4および5において、真空カートリッジAは、故障の場合、または、電気回路の意図的な開成動作が実行されるときに、電気回路の遮断を実行するため、特に中間電圧電気回路遮断器内に一体化されるように設計されていることがわかる。
この真空カートリッジAは、それ自体として知られているように、2枚のエンドプレートによって閉鎖され、静止アーク放電接点1および可動アーク放電接点2からなる2個のアーク放電接点が内側に収容されている円筒型エンクロージャEを備える。可動接点2は、作動ロッドを用いて、操作機器(図示せず)へ機械的に接続され、前記作動ロッドは一方の端によって前記操作機器へ接続され、反対側の端によって可動アーク放電接点へ確実に固定されている。操作機器は、エンクロージャ内部で上記ロッドおよび可動接点を、装置の通常運転に対応する接点の閉成位置と、保護されるべき電気回路に故障が発生した後、または、電気回路の意図的な開成動作が実行されるときの開成位置または接点分離位置とからなる2つの位置の間で平行移動させることが可能である。
図1において、円筒型エンクロージャは単一のセラミック4を備え、カートリッジは接点1、2の周りに置かれている3個のシールド8、9、10を備え、シールド8、9、10は全てがカートリッジの内側に配置されている。これらのシールドは、中間電位シールド9、すなわち、50%シールドと呼ばれ、2個の接点1、2を取り囲むシールドを備える。接点1および2がそれぞれ100%の電圧および10%の電圧を有するならば、シールドの電位は接点の2つの電位の中央の50%である。これらのシールドは、それぞれに75%の第1のシールド8および25%の第2のシールド10と呼ばれる部分シールド8、10と呼ばれる2個のシールドをさらに備える。本発明によれば、これらの部分シールド8、10は、中間電位シールド9と接点8、10との間に介挿され、前記部分シールドの全長の一部分の上に中間電位シールド9が重ねられている。
図3に示されている実施形態によれば、円筒型エンクロージャEは、端と端をつないで配置された第1の部分、第2の部分、第3の部分および第4の部分と呼ばれる4個の円筒型セラミック部分4、5、6、7を備える。
中間電位シールド9は2個の中央セラミック5、6の間に固定され、一方、それぞれ第1の部分シールド8および第2の部分シールド10である2個の部分シールド8、10は、それぞれ、一方の部分シールド8が第1のセラミック4と第2のセラミック5との間に固定され、もう一方の部分シールド10は第3のセラミック6と第4のセラミック7との間に固定されている。第1の部分シールド8は静止接点1を取り囲み、第2の部分シールド10は可動接点2を取り囲んでいる。
本発明によれば、中間電位シールド9と接点1、2との間の距離は、接点間よりむしろ接点とシールド8、10との間でフラッシュオーバーを助長するように、接点のエッジにおける電界が前記接点を取り囲む部分シールド8、10の方向へ向けられるような距離である。
図4では、別の実施形態によるカートリッジは、3個のシールド11、12、13と、4個のセラミック4、5、6、7とを備え、中間電位シールド12がカートリッジのエンクロージャの一部分を形成している。
図5では、別の実施形態によるカートリッジは、5個のシールドと単一のセラミックとを備える。
2個の部分シールド14、15および17、18は、中間電位シールド16と各接点1、2との間に置かれ、シールド14、18はシールド15、17と部分的に重なり合っていることがわかる。
以下の表は、接点距離の関数として表現された中間電位シールドと接点との間の距離を示している。
Sは接点間の距離である。
Figure 0005095614
接点と中間電位シールドとの間にシールドを取り付けることにより、中間電位シールドへの直接的なフラッシュオーバーが防止される。その結果、シールド中央に2倍の電位が現れなくなる。
この重大な危険が回避されるので、接点から接点に最も近いシールドへ向けられ、接点間には存在しなくなる電界を強化することが可能になる。このことは、100%電位の接点と介在シールドとの間にフラッシュオーバーの危険性を高めるが、3個のシールドを有するカートリッジの場合の100%電位を有する接点と約75%の電位を有する介在シールドとの間のフラッシュオーバーのケースでは、介在シールドは100%の電位に達し、中間電位シールドは容量結合によってこの電位変化に追従し、67%の電位に達するにすぎない。
したがって、本発明によれば、接点の端における電界は、接点を取り囲む最も近いシールドの方へ向く(または、電圧の極性に応じて、接点を取り囲む最も近いシールドから発生する)。
4個以上のシールドからなるシールド構造の場合、シールドの端における電界は、シールドを取り囲む最も近いシールドの方へ向く(または、電圧の極性に応じて、シールドを取り囲む最も近いシールドから発生する)。
シールドおよび接点は、一方が他方を取り囲む2個のシールドの間、または、接点と接点を取り囲むシールドとの間の電位差ΔUが殆ど同一であるように、シールドと接点との間に容量を有することにさらに注意すべきである。よって、3個のシールドを有するカートリッジの場合、電位差ΔUは、許容範囲に入るには、15%から35%に収まるべきであり、全電圧の25%に近い方が有利である。
したがって、N個のシールドを有するカートリッジの場合、この電位差δUは、Uトータルが接点間の電圧であるとき、Uトータル/(N+1)という比に対して40%を超えて変化しない。
3個以上のシールドを有するカートリッジの場合、介在部分シールド8、10は、Sが接点間の距離であるとき、0からS/3に収まる値Hで、有利には、S/4に近い高さで、取り囲んでいる接点を超過する。
さらに、中間電位シールド9と接点との間の距離SE1は、許容範囲に入るには、接点間の距離Sの25%から40%に収まり、好ましくは、31%に等しい。
以下の表は、3個のシールド、5個のシールド、および、7個のシールドを有する構造に対するこれらの値を示している。
δU:一方が他方を取り囲む2個のシールド間、または、接点とシールドを取り囲むシールドとの間の電圧差(全電圧の割合で表現されている)。
H:接点に対するシールドの超過高さ、または、一方が他方を取り囲む2個のシールドの場合のシールドの超過高さの何れか。
SE1:接点と中間電位シールドとの間の距離。
Figure 0005095614
この解決手法は、フラッシュオーバーの危険性を取り除く傾向がある従来技術による1つの解決手法より制約があるが、フラッシュオーバーの場合に生じる危険性は、従来技術と比べて本発明の場合に著しく低減されている。
単一の50%シールドを用いる従来技術による2つの以下の制限事例が実際には認識される。
接点に対する中間電位シールドの距離が最大であるとき、接点のエッジにおける最大電界はシールドの存在による影響を受けない。したがって、この電界は値E1を有する。この状況は、50%シールドが設けられていない状況と実に類似している。電界E1は、したがって、単一のシールドを有するカートリッジ内の2個の接点間に存在し得る最も弱い電界である。シールドが2個の接点へ接近するように移動させられるならば、電界は、互いに接近するこの移動による影響を受け、増加し始める。互いに接近するこの移動の最初に、接点面のエッジにおける電界は依然としてもう一方の接点の方を向いている。SEが接点と50%シールドとの間の距離であると仮定するならば、SE>SE(スイッチング)の場合に、電界がもう一方の接点の方向へ向き、SE<SE(スイッチング)の場合に、電界が50%シールドの方向へ向くような電界の方向の推移を示すスイッチング距離と呼ばれる距離、すなわち、SEスイッチングが見つけられる。
したがって、最小距離は、シールドとの相互作用を妨げるようにSE(スイッチング)と等しい。
電界が今もなおちょうど接点の方を向き、シールドの方を向いていないならば、接点に対するシールドの距離が最小であるとき、接点のエッジにおける電界は、上記の値E1より高い値E2に達する。
したがって、本発明によれば、接点と介在シールドとの間のフラッシュオーバーの危険性の増大は、一般に認められている電界値E1およびE2を超過することなく許容される。この結果、電界は依然としてE1とE2との間に収まる。
図2は、接点間の距離の関数として、接点と中央シールドとの間の距離を表している。
曲線aは、特に特許DE10029763における従来技術によって提案された接点とシールドとの間の距離を表している。曲線bは、従来技術により接点とシールドとの間の相互作用を防止することができる最小距離を表している。
曲線cは、本発明による3個のシールドを用いる構造において、曲線aの場合と全く同様に接点のエッジに電界を生じさせる接点とシールドとの間の距離を表し、曲線dは、曲線bの場合と全く同様に接点のエッジに電界を生じさせる接点とシールドとの間の距離を表している。
図2においてわかることは、従来技術によれば、中間電位シールドと接点との間の距離は、曲線aと曲線bとの間にあり、一方、本発明によれば、この距離は曲線cと曲線dとの間にあるということである。
50%から70%の利得が3個のシールドを備えるカートリッジの場合にシールドと接点との間の距離で得られることがわかる。
さらなる利得は、表に示されているように、図4および5に表されているような5個のシールドまたは7個のシールドを備える本発明によるカートリッジを用いて得られる。5個のシールドを有するカートリッジの場合、シールドと接点との間の距離は、Sが接点間の距離であるとき、実際には、0.19×Sと0.21×Sとの間に収まる。さらに大きな利得は、シールドと接点との間の距離が0.14×Sと0.16×Sとの間に収まる7個のシールドを備える本発明によるカートリッジを用いて得られる。
放射径がかなり縮小させられる簡単な設計の真空カートリッジが、このようにして、本発明を用いて実現されている。
これは、カートリッジのコスト、および、回路遮断器またはキュービクルのコストが縮径されたセラミックおよび縮径されたエンクロージャの使用によって削減されることを可能にする。
これは、さらに、金属メッキされた設備ユニットにおける相間の電気的相互作用が低減されるようにする。したがって、作動電圧サージが起きるときに、より良好な挙動が得られる。
本発明は、当然ながら、例示の目的のためだけに記載された実施形態に限定されない。本発明は、したがって、奇数個のシールドを備え、接点の電位に最も近い電位を有するシールドが中間電位シールドまたは他の部分シールドをある長さに亘って隠すように設置され、カートリッジが4個以上のシールドを備える場合に、この接点に関して、接点のエッジにおける電界が接点を取り囲む最も近いシールドの方へ向かい(または、電圧の極性に応じて、接点を取り囲む最も近いシールドから発生し)、(中間電位シールド以外の)部分シールドの端における電界が部分シールドを取り囲む最も近い部分シールドの方へ向かう(または、電圧の極性に応じて、部分シールドを取り囲む最も近い部分シールドから発生する)カートリッジのあらゆる実施形態に及ぶ。
それどころか、本発明は、本発明の精神に従って実行されるならば、記載された手段並びに記載された手段の組み合わせについての技術的な均等物の全てを包含する。
3個のシールドを備える本発明の第1の実施形態による真空カートリッジの軸方向断面図である。 中間電位シールドと接点との間の距離を接点間の距離に対して表しているグラフである。 3個のシールドを備える本発明の第2の実施形態による真空カートリッジの軸方向断面図である。 3個のシールドを備える本発明の別の実施形態による真空カートリッジの軸方向断面図である。 5個のシールドを備える本発明の別の実施形態による真空カートリッジの軸方向断面図である。

Claims (13)

  1. 2枚のエンドプレートによって閉鎖された実質的に円筒形状のエンクロージャと、
    前記エンクロージャの内部で軸方向に延在する第1および第2の接点であって、可動接点である前記第1の接点が作動機構部に接続され、電流の流れを可能にさせる前記第1及び第2の接点の閉成位置と前記第1および第2の接点が切り離され前記第1および第2の接点間の電圧に耐える位置との間に摺動的に取り付けられている、第1および第2の接点と、
    前記第1および第2接点の間に介挿されている中間電位シールド
    前記中間電位シールドと、前記第1の接点との間に介挿されている第1の部分シールドと、
    を備え、
    前記中間電位シールドおよび前記第1の部分シールドが前記第1および第2の接点の一方または他方と電気的に接続することなく前記エンクロージャの点に固定され、
    前記中間電位シールドと前記第1および第2の接点のそれぞれとの間の距離、前記第1および第2の接点のエッジに存在する電界が前記第1および第2の点から前記第1の部分シールドへ達する(または、電圧の極性に応じて、逆に前記第1の部分シールドから前記第1および第2の接点へ達する)ように選択され
    Sを前記第1および第2の点間の距離としたとき、前記第1および第2の接点間において、前記第1の部分シールドが取り囲んでいる前記第1の接点の端部から前記第1の部分シールドの端部までの前記エンクロージャの軸方向における距離が実質的にS/4に等しいように、前記第1の部分シールドは前記第1の接点の端部から飛び出ていることを特徴とする電気的保護装置の真空カートリッジ。
  2. 前記中間電位シールドと、前記第2の接点との間に介挿されている第2の部分シールドを更に備えていることを特徴とする請求項1記載の真空カートリッジ。
  3. 前記エンクロージャは、端と端をつないで設置された4個のセラミック部品を備え、前記中間電位シールド、前記第1の部分シールド、および前記第2の部分シールドが2個の接合用セラミック部品の間の3個の接合部に1つずつ設置されていることを特徴とする請求項記載の真空カートリッジ。
  4. 前記中間電位シールド前記カートリッジの前記エンクロージャの一部分を形成することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の真空カートリッジ。
  5. 前記中間電位シールドと前記第1および第2の接点のそれぞれとの間の距離SE1が前記第1および第2の接点間の距離の25%から40%に収まることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の真空カートリッジ。
  6. 前記距離SE1が実質的に31%であることを特徴とする請求項5記載の真空カートリッジ。
  7. 少なくとも1個の前記シールドが円筒形状であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の真空カートリッジ。
  8. 前記第1の接点と前記第1の部分シールドとの間に介挿されている第3の部分シールドを更に備え、前記中間電位シールド前記第1および第2の接点との間の距離が、前記第1および第2の接点エッジに存在する電界が前記第1の接点直接的に取り囲む前記第3の部分シールドの方へ向けられるように選択されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の真空カートリッジ。
  9. 前記第2の接点と前記第2の部分シールドとの間に介挿されている第4の部分シールドを更に備えることを特徴とする請求項記載の真空カートリッジ。
  10. 前記中間電位シールドと前記第1の部分シールドとの間の電位差δUが前記第1の接点と前記第1の接点を取り囲む前記第1の部分シールドとの間の電位差と実質的に同じであるように、前記第1の部分シールドと前記第1の接点との間に相対容量を生じさせることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の真空カートリッジ。
  11. 前記中間電位シールドと前記第1の部分シールドとの間の電位差δUが前記第1の接点と前記第1の接点を取り囲む前記第1の部分シールドとの間の電位差と実質的に同じであるように、前記第1の部分シールドと前記第1の接点との間に相対容量を生じさせ、前記電位差δUが全電圧の15%から35%に収まることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の真空カートリッジ。
  12. 前記中間電位シールドと前記第1の部分シールドとの間の電位差δUが前記第1の接点と前記第1の接点を取り囲む前記第1の部分シールドとの間の電位差と実質的に同じであるように、前記第1の部分シールドと前記第1の接点との間に相対容量を生じさせ、前記電位差δUが実質的に全電圧の25%であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の真空カートリッジ。
  13. 前記シールドの個数をNとしたとき、前記電位差δUが、Uトータルが接点間の電圧であるとき、Uトータル/(N+1)という比に対して40%より多く変化しないことを特徴とする請求項10に記載の真空カートリッジ。
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