JP5475601B2 - 真空バルブ - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、耐電圧特性を向上し得る接離自在の一対の接点を有する真空バルブに関する。
従来、真空絶縁容器内に接離自在の一対の接点を収納した真空バルブには、接点を包囲するように、例えばステンレスからなる金属製で筒状のアークシールドが設けられている。これにより、電流遮断時に接点間で発生する金属蒸気をアークシールドで捕捉し、金属蒸気が真空絶縁容器内面に付着して絶縁抵抗が低下することを防いでいる(例えば、特許文献1参照。)。
特開2009−113089号公報
上記の従来の真空バルブにおいては、アークシールドが板厚1mm程度の薄い金属筒からなっているため、端部の電界強度が上昇する問題があった。絶縁破壊に寄与する面積を小さくし、破壊電界を上昇させようとする真空中の面積効果を利用しても、電界強度が極端に上昇すれば、耐電圧特性が低下する。このため、太径のアークシールドを用い、接点との間の絶縁距離を確保しなければならず、真空バルブの径方向の縮小化には限界があった。
なお、端部を折り曲げて曲率を持たせ、電界強度を低下させるものがあるが、折り曲げる領域が必要であり、結果的にアークシールドが太径となっていた。
本発明は上記問題を解決するためになされたもので、金属蒸気を捕捉するアークシールドに相当するシールド部材の電界強度を抑制し、耐電圧特性を向上し得る真空バルブを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、実施形態の真空バルブは、真空絶縁容器と、前記真空絶縁
容器に収納された接離自在の一対の接点と、前記接点を包囲するように設けられたシール
ド部材とを有する真空バルブであって、前記シールド部材は、筒状の絶縁筒と、その絶縁
筒の内面に設けられた電極膜とで構成され、前記絶縁筒の両端部を内側に突出した断面湾
曲状の湾曲部とし、前記湾曲部の内側に前記電極膜を設けたことを特徴とする。
本発明の実施例1に係る真空バルブの構成を示す断面図。 本発明の実施例2に係る真空バルブの構成を示す断面図。 本発明の実施例3に係る真空バルブの構成を示す断面図。 本発明の実施例4に係る真空バルブの構成を示す断面図。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
先ず、本発明の実施例1に係る真空バルブを図1を参照して説明する。図1は、本発明の実施例1に係る真空バルブの構成を示す断面図である。
図1に示すように、アルミナ磁器のようなセラミックスからなる筒状の真空絶縁容器1の両端開口部には、固定側封着金具2と可動側封着金具3が封着されている。固定側封着金具2には、固定側通電軸4が貫通固定され、真空絶縁容器1内の端部に固定側接点5が固着されている。固定側接点5と対向し、接離自在の可動側接点6が可動側封着金具3を移動自在に貫通する可動側通電軸7の端部に固着されている。可動側通電軸7の中間部には、伸縮自在の筒状のベローズ8の一方端が封着され、他方端が可動側封着金具3の中央開口部に封着されている。これにより、真空絶縁容器1内の真空を保って可動側通電軸7を移動させることができる。
固定側接点5と可動側接点6を包囲するように、真空絶縁容器1と同様のセラミックスからなる筒状の第1の絶縁筒9が真空絶縁容器1の内面中間部に所定の高さを持って突出した突出部1aに固定されている。突出部1aと第1の絶縁筒9には、メタライズ層を設け、ろう付けで固定されている。第1の絶縁筒9の内面には、接点5、6の主成分である銅よりも高融点材料のクロム、鉄、ニッケルなどの金属材料を蒸着して形成した第1の電極膜10が設けられている。膜厚は、数10〜数100μmであり、端部の曲率が始まる部分までの直線部に設けられている。
これにより、電流遮断時に接点5、6間で発生する金属蒸気を第1の電極膜10で捕捉し、真空絶縁容器1内面に付着することを防止することができる。即ち、従来のアークシールドに相当するシールド部材となる。第1の電極膜10は、高融点材料よりなるので、銅を主成分とする金属蒸気によって容易に溶融することはない。なお、部分的に溶融しても第1の電極膜10は中間電位であり、問題となるものではない。
また、第1の電極膜10は第1の絶縁筒9内面に位置し、その端部はシャープエッジであるものの、比誘電率6〜9と比較的大きい比誘電率の第1の絶縁筒9上に位置しているので、電界が緩和される。このため、接点5、6や通電軸4、7、および真空絶縁容器1との耐電圧特性を向上させることができる。なお、第1の電極膜10端部が位置する部分の比誘電率を、チタンなどを混合し大きくすれば、より電界を緩和することができる。
上記実施例1の真空バルブによれば、内面に第1の電極膜10を設けた第1の絶縁筒9を、接点5、6を包囲するように設けているので、金属蒸気を第1の電極膜10で捕捉することができる。また、その端部は、第1の絶縁筒9により電界が緩和されるので、耐電圧特性を向上させることができる。
次に、本発明の実施例2に係る真空バルブを図2を参照して説明する。図2は、本発明の実施例2に係る真空バルブの構成を示す断面図である。なお、この実施例2が実施例1と異なる点は、第1の絶縁筒の端部形状である。図2において、実施例1と同様の構成部分においては、同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図2に示すように、第1の絶縁筒9の両端部には、内側に突出した断面湾曲状の湾曲部9aが設けられている。湾曲部9aは、中間部よりも絶縁厚さが厚い。そして、湾曲部9aの内側に第1の電極部10が設けられている。
上記実施例2の真空バルブによれば、実施例1による効果のほかに、第1の電極部10の端部の電界をより緩和することができる。また、第1の絶縁筒9の端部の絶縁厚さが厚いので、貫通方向の耐電圧特性を向上させることができる。
次に、本発明の実施例3に係る真空バルブを図3を参照して説明する。図3は、本発明の実施例3に係る真空バルブの構成を示す断面図である。なお、この実施例3が実施例2と異なる点は、絶縁筒を複数としたことである。図3において、実施例2と同様の構成部分においては、同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図3に示すように、第1の絶縁筒9の内側には、所定の間隔を保って第1の絶縁筒9と同様の材料よりなる筒状の第2の絶縁筒11が、メタライズ層を介してろう付けで固定されている。第2の絶縁筒11の内面には、第1の電極膜10と同様の材料からなる第2の電極膜12が設けられている。また、第2の絶縁筒11は、第1の絶縁筒9よりも軸方向の長さが短い。
これにより、第1の電極膜10と第2の電極膜12は中間電位となるものの、第2の電極膜12は真空絶縁容器1側からの静電容量の影響を受け難くなり、中間電位が改善される。即ち、第1の電極膜10と真空絶縁容器1間で形成される静電容量が直列接続されるので、電位が中間の50%に近づくことになる。このため、接点5、6との耐電圧特性を向上させることができる。
上記実施例3の真空バルブによれば、実施例2による効果のほかに、第2の電極膜12の中間電位を改善することができる。
次に、本発明の実施例4に係る真空バルブを図4を参照して説明する。図4は、本発明の実施例4に係る真空バルブの構成を示す断面図である。なお、この実施例4が実施例3と異なる点は、真空絶縁容器の外周に絶縁層を設けたことである。図4において、実施例3と同様の構成部分においては、同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図4に示すように、真空絶縁容器1の外周には、エポキシ樹脂をモールドして形成した絶縁層13が設けられている。絶縁層13の外周には、導電性塗料を塗布した接地層14が設けられている。
上記実施例4の真空バルブによれば、実施例3による効果のほかに、真空絶縁容器1の外部絶縁を補強することができる。
以上述べたような実施形態は、内面に電極膜を設けた絶縁筒で接点を包囲するようにしているので、電極膜の端部の電界を緩和することができ、耐電圧特性を向上させることができる。
以上において幾つかの実施形態を述べたが、これらの実施形態は、単に例として示したもので、本発明の範囲を限定することを意図したものではない。実際、ここにおいて述べた新規な構成は、種々の他の形態に具体化されてもよいし、さらに、本発明の主旨またはスピリットから逸脱することなく、ここにおいて述べた構成における種々の省略、置き換えおよび変更を行ってもよい。付随する請求項およびそれらの均等物は、本発明の範囲および主旨またはスピリットに入るようにそのような形態若しくは変形を含むことを意図している。
1 真空絶縁容器
1a 突出部
2 固定側封着金具
3 可動側封着金具
4 固定側通電軸
5 固定側接点
6 可動側接点
7 可動側通電軸
8 ベローズ
9 第1の絶縁筒
9a 湾曲部
10 第1の電極膜
11 第2の絶縁筒
12 第2の電極膜
13 絶縁層
14 接地層

Claims (2)

  1. 真空絶縁容器と、
    前記真空絶縁容器に収納された接離自在の一対の接点と、
    前記接点を包囲するように設けられたシールド部材とを有する真空バルブであって、
    前記シールド部材は、筒状の絶縁筒と、
    その絶縁筒の内面に設けられた電極膜とで構成され
    前記絶縁筒の両端部を内側に突出した断面湾曲状の湾曲部とし、
    前記湾曲部の内側に前記電極膜を設けたことを特徴とする真空バルブ。
  2. 前記電極膜を設けた前記絶縁筒を半径方向に複数設け、
    内側になるほど軸方向の長さを短くしたことを特徴とする請求項1に記載の真空バルブ。
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