JP7246416B2 - 真空インタラプタ - Google Patents

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Description

本発明は、真空インタラプタに関する。特に、真空インタラプタを構成する絶縁筒の構造または真空インタラプタの内部構成部品の構造に関する。
真空インタラプタは、真空容器内に固定電極および可動電極を備えて構成される(例えば、特許文献1、2)。
真空容器は、セラミックスなどで形成された絶縁筒と、絶縁筒の端部に設けられる固定側端板および可動側端板を備える。絶縁筒の端面にはメタライズ層が設けられ、このメタライズ層に、固定側端板や可動側端板がろう付け接合される。
メタライズ層は極めて薄く、真空インタラプタに高電圧が印加された場合に他の部位と比べて電界が高くなり、この部位を起点として絶縁筒の外部で沿面閃絡が発生するおそれがある。つまり、絶縁筒と固定側端板(または、可動側端板)との接合部において耐電圧性能が低下するおそれがある。
そこで、特許文献1の図4では、絶縁筒の端部に絶縁筒の軸方向に突出する突起部を設けるとともに、絶縁筒の端面であって突起部の基端部にU字の溝部を形成している。このような突起部を設けることでメタライズ層の絶縁筒外周側端部が真空インタラプタの周囲に晒されなくなり、メタライズ層の絶縁筒外周側端部の電界が緩和される。また、絶縁筒の端面であって突起部の基端部にU字状の溝を形成することで、メタライズ層の絶縁筒外周側端部の電界が緩和される。
しかし、絶縁筒の端面に溝を形成する場合、絶縁筒を製作する加工工程が複雑になるおそれや、絶縁筒を作製する金型が複雑になるおそれがある。また、溝を形成することで、絶縁筒の強度が低下するおそれがある。
特開2010-282923号公報(日本国特許庁の公開特許公報) 特開2017-147026号公報(日本国特許庁の公開特許公報)
本発明は、上記事情に鑑みて成されたものであり、真空インタラプタの耐電圧性能を向上させる技術を提供することを目的としている。
上記目的を達成する本発明の真空インタラプタの一態様は、
円筒状の絶縁筒の両端部を端板で気密に封止した真空容器と、
前記真空容器内に離接可能に設けられる一対の電極と、
前記絶縁筒の端部から前記絶縁筒の軸方向に突出し、当該絶縁筒の外周に沿って形成される突起部と、
前記突起部の基端部から前記絶縁筒の内周方向に突出して備えられる端板接合部と、
前記端板接合部の表面に備えられ、前記端板が接合されるメタライズ層と、を備える。
また、上記目的を達成する本発明の真空インタラプタの他の態様は、上記真空インタラプタにおいて、
前記メタライズ層は、前記絶縁筒の径方向に延び前記端板が接合される接合部と、前記接合部の前記絶縁筒の内周側の端部から前記絶縁筒の軸方向に延びる延長部を備える。
また、上記目的を達成する本発明の真空インタラプタの他の態様は、上記真空インタラプタにおいて、
前記電極を前記絶縁筒内に支持する電極軸または前記端板の前記絶縁筒の内側に電界緩和シールドを備え、
前記電界緩和シールドは、少なくとも前記メタライズ層の端部と、前記絶縁筒の径方向に向かい合って備えられる。
また、上記目的を達成する本発明の真空インタラプタの他の態様は、上記真空インタラプタにおいて、
前記突起部の内周面と前記端板接合部の前記端板が接合される接合面との間に、前記突起部の内周面と前記端板接合部の接合面とをなだらかに繋ぐ接続部を備え、
前記メタライズ層は、前記接続部に沿って前記端板接合部の接合面から前記突起部の内周面方向に延びて備えられる。
本発明の実施形態に係る真空インタラプタの要部断面図である。 本発明の実施形態に係る真空インタラプタの固定側端板接合部の拡大断面図である。 (a)本発明の実施形態に係る真空インタラプタの電界解析箇所を示す図、(b)本発明の他の実施形態に係る真空インタラプタの電界解析箇所を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る真空インタラプタの固定側端板接合部の拡大断面図である。
本発明の実施形態に係る真空インタラプタについて、図面に基づいて詳細に説明する。なお、図1から図4に示す図は、本発明の実施形態に係る真空インタラプタを模式的に示す図であり、図示された寸法と実際の寸法とが必ずしも一致するものではない。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る真空インタラプタ1は、真空容器2と、真空容器2内に設けられる固定電極3および可動電極4を備える。
真空容器2は、セラミックスなどで形成された円筒状の絶縁筒5と、絶縁筒5の端部にそれぞれ設けられる固定側端板6および可動側端板7を備える。絶縁筒5の一方の端部に固定側端板6が気密に接合され、絶縁筒5の他方の端部に可動側端板7が気密に接合される。このようにして、真空容器2の内部が固定側端板6と可動側端板7により真空に封止される。
絶縁筒5の端部には、絶縁筒5の外周に沿って、絶縁筒5の軸方向に突出する突起部5aが備えられる。絶縁筒5の端部であって、突起部5aの基端部内周側には端板接合部5bが備えられる。端板接合部5bには、固定側端板6(または、可動側端板7)が接合される。絶縁筒5の径方向の厚さは、例えば、端板接合部5bの突出部分で厚くなり、端板接合部5bの絶縁筒5内部側の端部からなだらかに絶縁筒5の中央部と同じ厚さとなるように形成される。なお、端板接合部5bは、絶縁筒5の内壁から絶縁筒5の径方向内側に突出させて設ければよいので、例えば、端板接合部5bの絶縁筒5の端部側の面だけでなく絶縁筒5の内部側の面も、絶縁筒5の径方向と平行となるように端板接合部5bを突出させる態様とすることもできる。突起部5aおよび端板接合部5bは、絶縁筒5と一体に形成される。端板接合部5bには、固定側端板6(または、可動側端板7)がろう付けなどで接合されるメタライズ層8が備えられる。固定側端板6(または、可動側端板7)をろう付け接合するろう材としては、主として銀系の複合材が使用される。
図2に示すように、端板接合部5bは、突起部5aの基端部から絶縁筒5の径方向内側に突出して備えられる。端板接合部5bは、固定側端板6が接合される接合面5cと、接合面5cの突出端から絶縁筒5の軸方向に延びる内周面5dを備える。端板接合部5bの接合面5cは、突起部5aの基端部から絶縁筒5の径方向内側に延びる面であり、絶縁筒5の内周に沿って形成される。端板接合部5bの内周面5dは、端板接合部5bの絶縁筒5の径方向内側に突出した端面であり、絶縁筒5の内周面の一部を形成する面である。なお、可動側端板7が備えられる絶縁筒5の端部の突起部5aや端板接合部5bの形状およびメタライズ層8の形状は、固定側端板6が備えられる絶縁筒5の端部の突起部5aや端板接合部5bの形状およびメタライズ層8の形状と同じである。よって、同様の構成については、同じ符号を付し詳細な説明を省略する。
メタライズ層8は、端板接合部5bの接合面5cに備えられる接合部8aと、端板接合部5bの内周面5dに備えられる延長部8bを備える。つまり、メタライズ層8は、絶縁筒5の径方向に延びる接合部8aと、接合部8aの絶縁筒5の内周側の端部から絶縁筒5の軸方向に延びる延長部8bを備える。接合部8aと延長部8bは一体に形成される。
図1に示すように、固定電極3と可動電極4は互いに対向して真空容器2内に配置される。固定電極3には、固定電極棒3aがろう付け接合される。また、可動電極4には、可動電極棒4aがろう付け接合される。また、真空容器2の内部であって、固定電極3と可動電極4を覆うように中間シールド9が設けられ、固定電極3と可動電極4の間のアークにより発生する金属蒸気で真空容器2の内面が汚染されるのを防いでいる。
固定電極棒3aは、固定電極3を絶縁筒5内に支持する電極軸であり、固定側端板6を挿通して設けられる。固定電極棒3aには、電界緩和シールド10が設けられる。電界緩和シールド10は、端板接合部5bの突出端面に形成されたメタライズ層8(すなわち、メタライズ層8の延長部8b)と対向して備えられる。
可動電極棒4aは、可動電極4を絶縁筒5内に支持する電極軸であり、可動側端板7を挿通して設けられる。可動電極棒4aは、図示省略の外部操作機構で軸方向に移動されるようになっており、可動電極棒4aを軸方向に移動することで固定電極3と可動電極4が接離して、真空インタラプタ1の開閉動作(投入・遮断)が行われる。可動側端板7と可動電極棒4aの間であって、可動電極棒4aの外周を覆うようにベローズ11が設けられる。
ベローズ11は、例えば、薄いステンレスで蛇腹状に作製されたものであり、真空容器2内部の真空気密を保ちながら可動電極棒4aが軸方向に移動することを可能としている。図示省略しているが、ベローズ11の可動電極4側の端部には、ベローズシールドが設けられ、このベローズシールドにより、固定電極3と可動電極4の間のアークにより発生する金属蒸気でベローズ11が汚染されることが抑制される。
固定側端板6は深皿状に形成されており、この深皿形状のフランジ端部が端板接合部5bに備えられたメタライズ層8(具体的には、メタライズ層8の接合部8a)にろう付け接合される。固定側端板6には、固定電極棒3aが挿通される孔が形成される。
可動側端板7は深皿状に形成されており、この深皿形状のフランジ端部が端板接合部5bに備えられたメタライズ層8(具体的には、メタライズ層8の接合部8a)にろう付け接合される。可動側端板7には、可動電極棒4aが挿通される孔が形成される。また、可動側端板7には、電界緩和シールド12が設けられる。電界緩和シールド12は、端板接合部5bの突出端面に形成されたメタライズ層8(すなわち、メタライズ層8の延長部8b)と対向するように真空容器2内に延在して備えられ、電界緩和シールド12の先端部は、真空容器2の内側に折り曲げられている。
次に、本発明の実施形態に係る真空インタラプタ1の電界解析を行った。電界解析は、電場解析ソフトElecNet(Infolytica社製)を用いて行った。電界解析は、真空インタラプタ1の絶縁筒5から離れた位置に、真空インタラプタ1の中心軸(固定電極棒3aおよび可動電極棒4aの軸)に平行な仮想の接地面を想定して行った。
図3(a)に示すように、メタライズ層8の絶縁筒5外周側端部(図中丸で囲んだ部分)の電界解析を行ったところ、電界値は7.56%/mmであった。電界値(%/mm)は、真空インタラプタ1の電極間に印加される電圧(V)を100%と仮定し、1mm毎に変化する電位差の割合を示す。
また、本発明の実施形態に係る真空インタラプタ1の他の実施例として、図3(b)に示す真空インタラプタ13のメタライズ層14に対して真空インタラプタ1と同様の電界解析を行った。メタライズ層14の絶縁筒5外周側端部(図中丸で囲んだ部分)の電界解析を行ったところ、電界値は8.28%/mmであった。真空インタラプタ13は、メタライズ層14が、絶縁筒5の軸方向に延びる延長部(真空インタラプタ1の延長部8bに相当)を備えていないことを除いて、真空インタラプタ1と同様の構成を有するものである。よって、真空インタラプタ1と同様の構成については、同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
この2つの解析結果より、端板接合部5bを絶縁筒5の径方向内側に突出して備え、端板接合部5bに延長部8bを備えるメタライズ層8を形成することで、真空インタラプタ1は、真空インタラプタ13と比較して約10%電界値が低減されていることがわかる。
なお、真空インタラプタ13は、絶縁筒5の内周面から絶縁筒5の径方向に突出して端板接合部5bを形成することで、真空インタラプタ13の径を変えずに真空インタラプタ13の耐電圧性能の向上を図ることができる。
以上のような、本発明の実施形態に係る真空インタラプタ1、13によれば、固定側端板6(または、可動側端板7)が接合される端板接合部5bを、絶縁筒5の径方向内側に突出して備え、端板接合部5bに真空容器2の外径よりも径を小さくした固定側端板6(または、可動側端板7)を備えることで、真空容器2の内径および外形を変更することなく真空インタラプタ1、13の耐電圧性能を向上することができる。
また、絶縁筒5の端部に絶縁筒5の軸方向に突出する突起部5aを設けることで、真空容器2の外周部からメタライズ層8の絶縁筒5の外周側端部を隠し、バリア効果により外部閃絡を起こり難くして真空インタラプタ1、13の耐電圧性能を向上することができる。
絶縁筒5の端部に突起部5aを設けた場合、突起部5aの厚さだけ絶縁筒5の外形を増やす必要がある。また、突起部5aの厚みが薄い場合、突起部5aが欠け易くなる。そこで、本発明の実施形態に係る真空インタラプタ1、13では、端板接合部5bを絶縁筒5の径方向内側に突出して備えることで、真空容器2の内径および外形を変化させなくても、真空インタラプタ1の耐電圧性能を向上させることができる。すなわち、絶縁筒5の端板接合部5bにおける厚みを絶縁筒5の他の部分の厚さより厚く形成することで、真空容器2の内径および外形を変化させなくても、真空インタラプタ1、13の耐電圧性能を向上させることができる。さらに、真空容器2の内径および外形にかかわらず、突起部5aの厚みを選択することができるので、真空容器2の内径および外形を変化させなくても突起部5aの強度を向上させることができる。
また、メタライズ層8の範囲を広げることで、メタライズ層8の絶縁筒5外周側端部における電界を緩和し、真空インタラプタ1の耐電圧性能を向上させることができる。
メタライズ層8を電界緩和シールド10(または、電界緩和シールド12)に対向する範囲まで広げることで、メタライズ層8の絶縁筒5外周側端部の電界値を下げることができる。しかし、メタライズ層8の絶縁筒5内周側端部の電界値は上がることとなる。そこで、メタライズ層8の延長部8bと対向して電界緩和シールド10(または、電界緩和シールド12)を設けることで、メタライズ層8の絶縁筒5内周側端部の電界を緩和することができる。電界緩和シールド10(または、電界緩和シールド12)を、少なくとも、接合部8aから絶縁筒5の軸方向に延在する延長部8bの端部を覆う(延長部8bの端部と絶縁筒5の径方向で向かい合う)ように備えることで、電界が集中する延長部8bの端部における耐電圧性能の低下を抑制することができる。
つまり、メタライズ層8の形成範囲を広げ、絶縁筒5の軸方向に延長された延長部8bを形成し、このメタライズ層8の延長部8bと対向して電界緩和シールド10(または、電界緩和シールド12)を設けることで、メタライズ層8の真空容器2内周側端部の電界を緩和させることができる。また、絶縁筒5に突起部5aを形成し、メタライズ層8の形成範囲を広げる(すなわち、メタライズ層8に延長部8bを備える)ことにより、メタライズ層8の真空容器2外周側端部の電界を緩和させることができる。
以上、具体的な実施形態を示して本発明の真空インタラプタについて説明したが、本発明の真空インタラプタは、実施形態に限定されるものではなく、その特徴を損なわない範囲で適宜設計変更が可能であり、設計変更されたものも、本発明の技術的範囲に属する。
例えば、実施形態で説明した真空インタラプタ1の特徴を部分的に備える真空インタラプタも本発明の技術的範囲に含まれる。例えば、絶縁筒5の突起部5aや端板接合部5bの形状またはメタライズ層8の形状を個々に備えた真空インタラプタにより、各構成により得られる効果を個別に得ることができる。
また、図4に示すように、突起部5aの内周面と端板接合部5bの接合面5cとの間に、突起部5aの内周面と端板接合部5bの接合面5cとをなだらかに繋ぐ接続部5eを備え、この接続部5eの曲面に沿ってメタライズ層8を接合面5cから突起部5aの内周面方向に延びて備える態様とすることもできる。このように、メタライズ層8を接続部5eの曲面に沿って塗布することで、メタライズ層8の絶縁容器2外周側端部の電界が局所的に強くなることが抑制され、真空インタラプタ15の耐電圧性能がさらに向上する。
また、突起部5aや端板接合部5bの形状は、絶縁筒5の両端に形成する態様だけでなく、固定側端板6または可動側端板7が設けられる絶縁筒5の端部のどちらかに形成する態様とすることもできる。
また、固定側端板6や可動側端板7の形状は、絶縁筒5の一端を気密に封止できるものであれば、深皿状に限定されるものではなく、例えば、板状であってもよい。
また、電界緩和シールド10は、固定側端板6の絶縁筒5内側に備えることもできる。

Claims (4)

  1. 円筒状の絶縁筒の両端部を端板で気密に封止した真空容器と、
    前記真空容器内に離接可能に設けられる一対の電極と、
    を備え、
    前記絶縁筒の端部には、当該絶縁筒の外周に沿って当該絶縁筒の軸方向に突出する突起部が備えられ、
    前記絶縁筒の両端部近傍の内周面には、当該絶縁筒の軸方向の厚さがなだらかに小さくなるように当該絶縁筒の径方向内側に突出する端板接合部が、当該絶縁筒の他の部分との接続部分に溝が形成されることなく備えられ、
    前記端板接合部の表面には、前記端板が接合されるメタライズ層が備えられる、真空インタラプタ。
  2. 前記メタライズ層は、前記絶縁筒の径方向に延び前記端板が接合される接合部と、前記接合部の前記絶縁筒の内周側の端部から前記絶縁筒の軸方向に延びる延長部を備える、請求項1に記載の真空インタラプタ。
  3. 前記電極を前記絶縁筒内に支持する電極軸または前記端板の前記絶縁筒の内側に電界緩和シールドを備え、
    前記電界緩和シールドは、少なくとも前記メタライズ層の端部と、前記絶縁筒の径方向に向かい合って備えられる、請求項1または請求項2に記載の真空インタラプタ。
  4. 前記突起部の内周面と前記端板接合部の前記端板が接合される接合面との間に、前記突起部の内周面と前記端板接合部の接合面とをなだらかに繋ぐ接続部を備え、
    前記メタライズ層は、前記接続部に沿って前記端板接合部の接合面から前記突起部の内周面方向に延びて備えられる、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の真空インタラプタ。
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