JP5095371B2 - 配線・配管材の引出屈曲部保護カバー - Google Patents

配線・配管材の引出屈曲部保護カバー Download PDF

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Description

本発明は、壁裏から当該壁の貫通孔を貫通して壁表に屈曲して引き出されて、壁面に沿って配管される配線・配管材の前記引出屈曲部を保護する保護カバーに関するものである。なお、本明細書で「配線・配管材」とは、給水湯管やエアコン用冷媒管、電線やケーブル等を指すものである。
上記した配線・配管材の引出屈曲部保護カバーは、互いに係止する被係止部と係止部とが側方に形成された基台と蓋体とから成って、前記基台には、壁面に固定される固定部と、壁の貫通孔に対応する開口とが形成され、基台の被係止部と蓋体の係止部との係止により互いに組み付けられて、給水湯管の引出屈曲部の収容空間である内部に配線・配管経路が形成され、壁面に沿って配管される直線部を保護する直線部保護カバーが接続される接続口が、前記配線・配管経路における壁表側の一端部に形成された構成である(特許文献1参照)。
また、施工に際しては、保護カバーの基台の開口と壁の貫通孔とがほぼ合致するようにして、当該基台を壁表に固定した後に、当該基台に対して直線部保護カバーの基台を位置合わせして壁表に固定し、この状態で壁裏から貫通孔を貫通して壁表に引き出された配線・配管材を各基台上に配線又は配管する。そして、直線部保護カバーの基台に蓋体を覆蓋した後に、引出屈曲部保護カバーの蓋体の接続口側の端部により直線部保護カバーの蓋体の端部が覆われるようにして、引出屈曲部保護カバーの蓋体の係止部と基台の被係止部との係止により、当該基台に対して蓋体を組み付ける。
ここで、壁面に貫通された貫通孔と天井壁、或いは別の壁面とが近接している場合には、前記貫通孔に合わせて壁面に固定した基台に対して蓋体を覆蓋させる場合に、蓋体の上端部が建物の庇、天井壁、或いは配線・配管材を設置する壁面とは別の壁面に当接して、基台に対して蓋体を組み付けられない不具合が発生していた。蓋体の上端部が天井壁、又は別の壁面に当接する場合とは、それぞれ配線・配管材を壁面に垂直、又は水平に配線・配管する際に発生する。なお、このような不具合が発生する原因としては、壁裏に天井面に近接した状態で収納された収納物を回避するために、天井壁、又は別の壁面に近接した部分しか貫通孔が明けられない場合、或いは作業者の誤りにより天井壁、又は別の壁面に近接した部分に貫通孔を明けてしまった場合等が挙げられる。
特開2001−200983号公報
本発明は、壁面に設けられた貫通孔が建物の庇、天井壁、又は別の壁面に近接していて、当該天井壁、又は別の壁面と蓋体とが干渉する場合でも、基台に対して蓋体を組付け可能な配線・配管材の引出屈曲部保護カバーの提供を課題としている。
上記課題を解決するための請求項1の発明は、壁裏から当該壁の貫通孔を貫通して壁表に屈曲して引き出されて、壁面に沿って配線・配管される配線・配管材の前記引出屈曲部を保護する保護カバーであって、互いに係止する被係止部及び係止部がそれぞれ側方に形成された基台と蓋体とから成って、前記基台には、壁面に固定される固定部と、当該貫通孔に対応する開口とが形成され、基台の被係止部と蓋体の係止部との係止により互いに組み付けられて、前記屈曲部の収容空間である内部に配線・配管経路が形成され、壁面に沿って配線・配管される直線部を保護する直線部保護カバーが接続される接続口が、前記配線・配管経路における壁表側の一端部に形成され、壁面に固定された基台に対して蓋体が接続口側に移動した状態で基台と蓋体とが組付け可能なように、蓋体の係止部と基台の被係止部との少なくとも一方は、前記配線・配管経路に沿って複数形成されていることを特徴としている。
請求項1の発明によれば、壁面の貫通孔と引出屈曲部保護カバーの基台の開口とを位置合わせして、当該基台を壁面に固定した後に、当該基台に対して直線部保護カバーの基台を接続して壁面に固定し、この状態で、壁裏から貫通孔に貫通された配線・配管材を壁表に引き出して、引出屈曲部、及び直線部の各保護カバーの各基台に前記配線・配管材を配線・配管する。この状態で、引出屈曲部保護カバーの基台に蓋体を覆蓋させる場合に、基台に対する蓋体の覆蓋位置が正規の場合には、前記貫通孔に近接している天井壁、又は別の壁面に当接して覆蓋できない場合にも、壁面に固定された基台に対して蓋体が接続口側に移動した状態で基台と蓋体とが組付け可能なように、蓋体の係止部と基台の被係止部との少なくとも一方は、前記配線・配管経路に沿って複数形成されているので、「正規の覆蓋位置」とは異なっていて、接続口側に移動した「別の覆蓋位置」において引出屈曲部保護カバーの基台に対して蓋体を覆蓋して組み付けられる。この結果、貫通孔に近接している建物の庇、天井壁、又は別の壁面と蓋体との干渉を回避して、引出屈曲部保護カバーの基台に対して当該蓋体を組み付けることができる。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記基台及び蓋体には、組付け状態で互いに当接して、蓋体が接続口側、又は反接続口側への移動を規制する移動規制部が形成されていることを特徴としている。
請求項2の発明によれば、基台と蓋体との組付け状態で互いに当接して、蓋体が接続口側、又は反接続口側への移動を規制する移動規制部の存在により、「正規の覆蓋位置」及び「別の覆蓋位置」のいずれの位置においても、基台に覆蓋された蓋体が、接続口側、又は反接続口側のいずれにも移動しない状態で、基台に対して蓋体が覆蓋される。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記移動規制部は、反接続口側の一部が折り取られた基台の当該反接続口側の端部と蓋体の反接続口側の内側面との当接により構成されることを特徴としている。
請求項3の発明によれば、基台の被係止部と蓋体の係止部とが互いに係止した「相互係止部」以外の部分である「基台の反接続口側の端部と蓋体の反接続口側の内側面との当接」により、基台に覆蓋された蓋体が接続口側に移動するのを防止できる。
また、請求項4の発明は、請求項2の発明において、前記移動規制部は、基台の被係止部と蓋体の係止部との配管方向に沿った当接により構成されることを特徴としている。
請求項4の発明によれば、基台と蓋体との「相互係止部」において、基台の被係止部と蓋体の係止部との配管方向に沿って当接することにより、基台に覆蓋された蓋体が接続口側、及び反接続口側の双方に移動するのを防止できるので、「相互係止部」以外の部分に別途移動規制部を設ける必要がなくなる。
また、請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれかの発明において、前記基台の被係止部と蓋体の係止部との係止は、蓋体の側板部を内方に撓ませることにより解除される構成であることを特徴としている。
請求項5の発明によれば、蓋体の側板部を内方に撓ませることにより、基台の被係止部と蓋体の係止部との係止が、解除される構成であるため、基台に覆蓋された蓋体の解除操作が容易となる。
また、請求項6の発明は、請求項1ないし5のいずれかの発明において、前記基台と蓋体には、当該蓋体の側板部の内方への撓みを規制する撓み規制部が、前記被係止部を挟んで当該被係止部の長さの倍以上離れた位置に設けられていることを特徴としている。
請求項6の発明によれば、基台及び蓋体における基台の被係止部から当該被係止部の長さの倍以上離れた位置に、蓋体の側板部の内方への撓みを規制する撓み規制部が設けられているため、前記係止状態の維持と、前記係止の解除という相反する2つの作用を中程度で同時に達成できる。
本発明によれば、引出屈曲部保護カバーの基台に蓋体を覆蓋させる場合に、基台に対する蓋体の覆蓋位置が正規の場合には、前記貫通孔に近接している天井壁に当接して覆蓋できない場合にも、壁面に固定された基台に対して蓋体が接続口側に移動した状態で基台と蓋体とが組付け可能なように、蓋体の係止部と基台の被係止部との少なくとも一方は、前記配線・配管経路に沿って複数形成されているので、「正規の覆蓋位置」とは異なっていて、接続口側に移動した「別の覆蓋位置」において引出屈曲部保護カバーの基台に対して蓋体を覆蓋して組み付けられ、この結果、貫通孔に近接している建物の庇、天井壁と蓋体との干渉を回避して、引出屈曲部保護カバーの基台に対して当該蓋体を組み付けることができる。
以下、最良の実施例を挙げて本発明について更に詳細に説明する。
最初に、図1ないし図10を参照して、壁裏から当該壁の貫通孔を貫通して壁表に屈曲して引き出されて、壁面に沿って配管される給水湯管Pの前記引出屈曲部P1 を保護する保護カバーC1 について説明して、その後に、当該保護カバーC1 を使用して、給水湯管Pの引出屈曲部P1 を保護するための施工方法について説明する。図1は、本発明に係る保護カバーC1 の正規の使用形態の斜視図であり、図2は、保護カバーC1 を構成する基台V1 と蓋体L1 とを分離させた状態の斜視図であり、図3は、基台V1 の正面図であり、図4は、正規の使用形態における基台V1 に対する蓋体L1 の覆蓋前の斜視図であり、図5は、同じく蓋体L1 の覆蓋後の斜視図であり、図6は、基台V1 の被係止突起13と蓋体L1 の係止孔27との関係を示す部分拡大図であり、図7は、保護カバーC1 の基台V1 に対して蓋体L1 が覆蓋された状態の平面断面図であり、図8ないし図10は、それぞれ図7のX1 −X1 線、X2 −X2 線及びX3 −X3 線の各断面図である。
図1,図2及び図4に示されるように、本発明に係る引出屈曲部保護カバーC1 は、壁裏から当該壁の貫通孔Hを貫通して壁表に屈曲して引き出されて、壁面Wに沿って垂直となって直線状に配管される給水湯管Pの引出屈曲部P1 を内部に収容して保護するのに使用され、壁表において、引出屈曲部保護カバーC1 内における配管経路に沿って壁表側の一端部のみに形成された接続口3には、給水湯管Pの直線部P0 を内部に収容して保護する直線部保護カバーC0 が接続される。図1に示される使用例は、建物の壁面Wに設置される保護カバーC1 と、当該保護カバーC1 の上端と建物の庇51との間に十分な距離(空間)が存在する場合である。貫通孔Hは、2つの円形の貫通孔を一部が重複した形態で横方向に重ね合わせた形状(横転だるま状)であるため、横方向に長くなっている。
図2ないし図10に示されるように、保護カバーC1 は、壁面Wにおける壁貫通孔Hが設けられている部分に当該壁貫通孔Hの周縁部を覆うようにして複数本のビスBを介して固定される基台V1 と、当該基台V1 に覆蓋される蓋体L1 とで構成される。基台V1 は、略長方形状をした平板状の基台板部1を配管方向(長手方向)Dに沿って二分した一方の部分(後述の接続口3と反対側の部分)に管貫通孔2が形成され、基台板部1における接続口3に対応する部分を除く周縁部に背丈の低い板状の第1ないし第3の各立壁部4,5,6が連続して設けられた構成である。第1及び第2の各立壁部4,5は、それぞれ基台板部1の長手方向、及び幅方向に沿って形成され、各立壁部4,5は、円弧状をした2つのコーナー部において連続している。第3立壁部6は、基台板部1における他の部分よりも僅かに幅の狭くなった接続口3の部分の周縁に前記第1立壁部4と非接続となった形態で形成されている。
また、第1立壁部4を配管方向Dに沿って二分した場合の接続口3と反対側の部分、第2立壁部5の全体、及び第3立壁部6の全体の外側には、高さ方向に沿って上端からほぼ中央部までの肉厚が漸次厚く形成されることにより、基台V1 に蓋体L1 を覆蓋させた状態で当該蓋体L1 の側板部21に部分当接する厚肉突出部7(図3及び図10参照)が形成されている。第1立壁部4を配管方向D(図3参照)に沿って二分した場合の接続口3の側の部分には、前記厚肉突出部7は形成されておらず、しかも基台板部1における第1立壁部4の厚肉突出部7が形成されていない部分は、当該厚肉突出部7が形成されている部分に比較して僅かに幅が狭くなっており、上記した二つの構成により、基台V1 に蓋体L1 を覆蓋した状態では、基台V1 の第1立壁部4を配管方向Dに二分した場合に接続口3の側に配置される蓋体非当接第1立壁部4bと蓋体L1 の対向側板部21aとの間には、当該蓋体L1 の対向側板部21aの内方への撓みを許容する撓み許容空間8が形成されている。このため、第1立壁部4を配管方向Dに沿って二分した場合に、外側に厚肉突出部7が形成されている蓋体当接第1立壁部4a及び第3立壁部6と、外側に厚肉突出部7が形成されていない蓋体非当接第1立壁部4bとの接続部には、それぞれ段差部が形成されている。各段差部は、いずれも基台V1 に蓋体L1 を覆蓋した状態で、蓋体L1 の対向側板部21aを内方に向けて弾性変形させて撓ませた場合に、対向側板部21aの当接境界となって、当該撓みを規制する撓み規制部9,11として機能している。
また、基台V1 の蓋体当接第1立壁部4aにおける管貫通孔2の中心とほぼ対応する位置には、当該基台V1 を配管方向Dに沿って二分されるように幅方向に分断して、接続口3と反対側の部分を切除可能にするための折取り溝12が基台板部1の上面に達した状態で形成されている。このように、蓋体当接第1立壁部4aに設ける折取り溝12を、管貫通孔2の中心とほぼ対応する位置に配置したのは、基台板部1を長手方向に二分するために、当該基台板部1を幅方向に沿って分断する場合において最も弱い部分であるからである。
また、蓋体非当接第1立壁部4bの内側であって、しかも長手方向に沿った中央部には、2つの被係止突起13,14が配管方向Dに沿って所定間隔をおいて同一高さの位置に基台板部1に対して平行となって形成されている。各被係止突起13,14の横断面形状は、基台V1 に対して蓋体L1 を覆蓋させて、当該被係止突起13(14)と蓋体L1 の係止板部24に形成された係止孔27(28)とが係止し易いようにするために、前記係止板部24の先端面部が摺接する面が基台板部1に対して傾斜するような台形状に形成されている。また、蓋体非当接第1立壁部4bにおける各被係止突起13,14の長手方向の中央に対応する部分には、基台V1 に蓋体L1 が覆蓋された状態で当該蓋体L1 の第1連結板部25を挿入して、基台V1 に対して蓋体L1 が配管方向Dに沿って移動してずれるのを防止するずれ防止溝15,16がそれぞれ形成されている。ずれ防止溝15,16の開口側の部分は、蓋体L1 の第1連結板部25が挿入され易いように側面視においてV字状に開口して形成されている。ずれ防止溝15,16は、基台板部1の上面にまで達しているので、ずれ防止溝15,16の形成により各被係止突起13,14は、長手方向の中央部で必然的に分断されるが、分断自体には何の機能もない。
また、基台板部1の幅方向の中央には、壁面Wに基台V1 を固定する際の目印となる幅方向中央凹条17が、管貫通孔2の部分を除いて全長に亘って形成され、基台板部1における接続口3の側の端部には、引出屈曲部保護カバーC1 の基台V1 に対する直線部保護カバーC0 の基台V0 の幅方向の位置決めを行うための一対の位置決め板部18が突出した形態で形成されている。また、基台板部1における管貫通孔2の周囲の四カ所と、前記幅方向中央凹条17の接続口3の側の端部には、それぞれビス貫通孔19が形成されている。なお、図3において、20は、蓋体当接第1立壁部4aの内側面に内方に突出して形成された被係止突起13,14を成形可能にするための移動型(スライド型)の抜孔を示す。
また、蓋体L1 は、図2及び図6に示されるように、対向側板部21aにおける接続口3と反対の側が連結側板部21bで連結され、全体として正面形状が略U字状をした側板部21が天板部22で連結されて、当該天板部22と対向する側が開口面23となった構成である。蓋体L1 の接続口3の部分は、基台V1 の全体形状に対応して、他の部分よりも僅かに幅が狭くなっていて、後述の直線部保護カバーC0 の接続端部に外側から覆い被せられる部分である。そして、各対向側板部21aの内側における基台V1 の被係止突起13と対応する位置には、係止板部24が配置されている。対向側板部21aに対して係止板部24は、第1及び第2の各連結板部25,26によって連結されている。第1連結板部25は、係止板部24の配管方向Dに沿った中央部に、接続口3と平行に配置されていると共に、第2連結板部26は、係止板部24の天板部22の側の端部において当該係止板部24と一体となって、係止板部24と一体となった形状が、接続口3の側から見てL字状となるように配置されている。この結果、係止板部24、並びに第1及び第2の各連結板部25,26の計3枚の各板部は、相互に直交した状態となって、係止板部24は、第1及び第2の各連結板部25,26により蓋体L1 の対向側板部21aに連結されているので、対向側板部21aに対する係止板部24の連結強度が大きくなる。また、係止板部24の先端面は、基台V1 の被係止突起13(14)の上面の摺接面に対して摺接し易いように、当該係止板部24の側面に対して傾斜して形成され、当該係止板部24の先端面は、蓋体L1 の開口面23の僅かに内方に配置されている(図9参照)。
また、係止板部24には、正規の覆蓋形態で基台V1 に対して蓋体L1 を覆蓋させた場合に、基台V1 の被係止突起13と係止可能な二つの係止孔27,28が蓋体L1 の開口面23に対して垂直な方向に沿って所定間隔をおいて形成されている。二つの係止孔27,28のうち、正規の覆蓋形態で基台V1 に対して蓋体L1 を覆蓋させる場合に 図9に示されるように、蓋体L1 の開口面23から離れた側(天板部22に近い側)の係止孔27が使用される。このように、蓋体L1 の係止板部24に二つの係止孔27,28を形成したのは、基台V1 の被係止突起13(14)に対する蓋体L1 の係止板部24の係止高さを変更可能にするためであって、例えば、引出屈曲部保護カバーC1 の周囲に存在する突出部と干渉したままで、基台V1 の被係止突起13(14)に対して蓋体L1 の係止孔28を係止可能にするためである。なお、蓋体L1 の係止孔27,28は、基台V1 を配管方向Dに沿って二分した場合に接続口3と反対側の部分を折取り溝12で切断除去することにより、当該基台V1 に形成された別の被係止突起14に対しても係止可能である。
また、図3及び図7に示されるように、引出屈曲部保護カバーC1 の接続口3と反対側の部分に当該保護カバーC1 と干渉する天井壁、又は別の壁面が存在しない場合、即ち、正規の覆蓋形態(使用形態)の場合には、基台V1 の被係止突起13と蓋体L1 の係止孔27とが係止して、基台V1 と蓋体L1 とが組み付けられる。図3において、前記した各撓み規制部9,11のほぼ中央部に前記被係止突起13が挟まれた形態で配置され、しかも被係止突起13の長さを(K1 )とし、被係止突起13の両端部から各撓み規制部9,11までの距離をそれぞれ(K2 ),(K3 )とした場合に、(K2 >2K1 )、(K3 >2K1 )が成立するように、前記各撓み規制部9,11の位置は選択されている。
この結果、図11に示されるように、基台V1 に対して蓋体L1 が覆蓋された状態で、当該蓋体L1 を取り外すには、蓋体L1 における撓み許容空間8を形成している部分に力Fを内方に向けて加えて、蓋体L1 の各対向側板部21aを内方に弾性変形させて撓ませることにより、基台V1 の被係止突起13と蓋体L1 の係止孔27との係止を解除させて行う。この場合において、前記撓み許容空間8の長さ(K1 +K2 +K3 )が対向側板部21aの配管方向Dに沿った長さに比較して短い場合には、前記弾性変形に大きな力を必要とするために、前記係止が解除されにくくなると共に、前記撓み許容空間8の長さ(K2 +K3 )が対向側板部21aの配管方向Dに沿った長さに比較して長い場合には、前記弾性変形に要する力は小さくて済むために、前記係止が容易に解除されてしまう。このため、前記係止の維持と解除との相反する事項を、上記寸法設計によりいずれも中程度で達成させることにより、折衷的に解決した。
次に、図4,図5,図7ないし図10を参照して、建物の壁に貫通された貫通孔Hと建物の庇51との間に保護カバーC1 の設置の際に、当該保護カバーC1 と前記庇51とが干渉しない十分な距離(空間)がある場合において、壁裏から当該壁Wの貫通孔Hを貫通して壁表に引き出された給水湯管Pを壁面Wに沿って垂直に配管する際に、給水湯管Pの引出屈曲部P1 を上記した保護カバーC1 で保護する施工法について説明する。まず、図4に示されるように、壁面Wの貫通孔Hと基台V1 の管貫通孔2とをほぼ合致させて、複数本のビスBを用いて壁面Wに、保護カバーC1 の基台V1 を固定する。次に、壁面Wに固定された保護カバーC1 の基台V1 に対して直線部保護カバーC0 の基台V0 の幅方向の位置決めを行って、保護カバーC1 の基台V1 に対して直線部保護カバーC0 の基台V0 を接続させた状態で壁面Wに固定する。この状態で、壁裏の給水湯管Pの直線部P0 と壁表の給水湯管Pの直線部P0 とをエルボEを介して接続させる。現実の作業では、貫通孔Hを貫通して壁表に引き出された給水湯管Pの直線部P0 と壁面Wに沿って垂直配管される給水湯管Pの直線部P0 とを、壁表においてエルボEを介して接続した後に、当該エルボEの半分を貫通孔H内に戻すことにより行われる。そして、壁表において垂直配管された給水湯管Pの直線部P0 を基台V0 の管保持部41に保持させた後に、直線部保護カバーC0 の基台V0 に対して蓋体L0 を覆蓋させる。
最後に、図5、図7ないし図10に示されるように、保護カバーC1 の基台V1 の被係止突起13と蓋体L1 の係止孔27とを係止させて、基台V1 に対して蓋体L1 を覆蓋させて組み付けることにより、給水湯管Pの引出屈曲部P1 であるエルボEの部分を保護カバーC1 の収容空間31に収容して保護する。基台V1 に対して蓋体L1 を覆蓋させると、図1及び図7に示されるように、直線部保護カバーC0 の端部は、前記蓋体L1 の接続口3内に覆被り長(S1 )だけ挿入されて、当該端部は蓋体L1 により覆われる。このように、保護カバーC1 によって、壁裏から壁表に引き出されて、壁表では壁面に沿って配管される給水湯管Pの屈曲した配管経路が定められる。また、保護カバーC1 の基台V1 の被係止突起13と蓋体L1 の係止孔27とを係止させることにより、蓋体L1 の第1連結板部25が基台V0 のずれ防止溝16に挿入されるため、壁面Wに固定された基台V1 に覆蓋された蓋体L1 は、基台V1 に対して接続口3の側、及び接続口3と反対の側の双方に対して移動できなくなる。また、基台V1 の被係止突起13と蓋体L1 の係止孔27との係止を解除するには、図8に示されるように、蓋体L1 の対向側板部21aの自由端部に近い部分に内方に向けた力Fを作用させると、前記対向側板部21aは、各撓み規制部9,11により大きな撓みを規制された状態で、撓み許容空間8の存在により対向側板部21aが内方に撓ませることにより行う。
また、図8及び図9に示されるように、蓋体L1 の係止板部24は、側板部21の内方に当該側板部21と所定の間隔をおいて配置され、しかも前記係止板部24の先端面は、蓋体L1 の開口面23の僅かに内方に配置されていて、基台V1 の全体が蓋体L1 の内部に収容される構成であるので、基台V1 に蓋体L1 を組み付けて覆蓋した状態では、蓋体L1 の側板部21の端面は、壁面Wにほぼ当接した状態となる。そして、施工後においては、蓋体L1 の側板部21の外側面の端面に近い部分と壁面Wとの間には、コーキング材を施して側板部21と壁面Wとの隙間を閉塞するのであるが、当該コーキング材を施す部分が連続線状であるため、コーギング材を施す作業が容易となる。
また、上記実施例の保護カバーC1 を構成する基台V1 は、全体が蓋体L1 の内部に収容される構成であるので、蓋体L1 の連結側板部21bが基台V1 の第2立壁部5の外側に設けた厚肉突出部7にほぼ当接した状態となって、係止板部24を蓋体L1 の側板部21に連結している第1連結板部25がなくても、基台V1 に対して蓋体L1 は、接続口3の側に移動できなくなる。即ち、基台V1 の第2立壁部5の部分が「移動規制部」として機能している。
次に、図12ないし図15を参照して、壁の貫通孔Hが建物の庇51に近接して明けられたために、保護カバーC1 の基台V1 と蓋体L1 との双方が前記庇51に干渉してしまうため、壁面Wに対して基台V1 が設置できないと共に、基台V1 に対して蓋体L1 を正規の位置で覆蓋させた場合には、基台V1 に対して蓋体L1 を覆蓋できない場合について説明する。図12は、保護カバーC1 の基台V1 の接続口3と反対側の部分を切除し、しかも基台V1 に対して蓋体L1 を正規の位置とは異なる別の位置で覆蓋して、給水湯管Pの引出屈曲部P1 を収容保護した状態の斜視図であり、図13は、基台V1 の接続口3と反対の部分を切除して配管している途中の状態の斜視図であり、図14は、同様の状態の正面図であり、図15は、図14のY−Y線断面図である。
この場合には、図13及び図14に示されるように、基台V1 の対向する各蓋体当接第1立壁部4aに設けられた各折取り溝12の部分において、基台板部1を折り取って、当該基台板部1における接続口3と反対側の不要部1’を切除する。これにより、基台板部1の不要部1’が切除された基台V1'の半円状の管貫通孔2’と、壁の貫通孔Hとをほぼ合致させて、基台V1'と庇51との干渉を回避して、複数本のビスBを用いて基台V1'を壁面Wに固定することができる。その後に、上記したようにして、直線部保護カバーC0 の基台V0 の固定、壁裏から壁表に至る給水湯管Pの配管、直線部保護カバーC0 の基台V0 に対する蓋体L0 の覆蓋を順次行った後に、保護カバーC1 の基台V1'に対して蓋体L1 を覆蓋させる。
そして、貫通孔Hに対する基台V1'の固定位置は、不要部1’を切除しない場合と同一であるので、基台V1'の被係止突起13を利用して、当該基台V1'に対して蓋体L1 を「正規の覆蓋位置」において覆蓋させると、蓋体L1 が庇51と干渉してしまう。そこで、被係止突起13よりも接続口3に近い側に配置されている別の被係止突起14を利用すると、蓋体L1 と庇51との干渉を回避して「別の覆蓋位置」において基台V1'の被係止突起14と蓋体L1 の係止孔27との係止により、基台V1'に対して蓋体L1 を組み付けることができる。即ち、不要部1’が切除された基台V1'に対して同一の蓋体L1 が接続口3の側にずれた状態で、基台V1'に対して蓋体L1 が組み付けられ、その結果、直線部保護カバーC0 に対する保護カバーC1 の蓋体L1 の覆被り長S2 は、「正規の覆蓋位置」において基台V1 に対して蓋体L1 を覆蓋させた場合の覆被り長S1 (図7参照)よりも長くなる。この状態が図14及び図15に示されており、各図で2点鎖線は、基台板部1の不要部1’を切除することなく、しかも基台V1 に対して蓋体L1 を「正規の覆蓋位置」で組み付けようとすると、基台V1 及び蓋体L1 の双方が庇51に干渉することを示している。なお、図13及び図14において、Nは、正面視において庇51の下端を示す線であり、1a,1a' は、基台V1'及び不要部1’の折取り面を示す。
また、このように「正規の覆蓋位置」とは異なる「別の覆蓋位置」において、基台V1'に蓋体L1 を覆蓋させた場合においても、蓋体L1 の第1連結板部25は、基台V1'のずれ防止溝15に挿入されるので、「正規の覆蓋位置」の場合と同様に、基台V1'に対して蓋体L1 は接続口3の側、及びその反対の側のいずれの方向に対してもずれない。なお、基台V1'には、不要部1’を折り取ることにより、基台板部1の折取り面1a,1a' が形成されているため、この折取り面1a,1a' は、基台V1'に対して蓋体L1 が接続口3の側に移動するのを防止する機能を果す。
また、不要部1’を切除した基台V1'に対して蓋体L1 を組み付けた状態では、不要部1’を切除する前の基台V1 に対する蓋体L1 の配管方向に沿った組付け位置は、当該蓋体L1 の接続口3の側にずれているが、貫通孔Hは、2つの円形の貫通孔を一部が重複した形態で横方向に重ね合わせた形状であって、横方向に長くなっているため、貫通孔Hの全部が蓋体L1 で覆われて、露出していない。
また、給水湯管Pの引出屈曲部P1 を保護する保護カバーC1 が正規の設置位置で干渉する他の形態としては、基台V1 の設置は可能であるが、蓋体L1 のみが干渉する形態もあり、更に、干渉の相手方部材としては、上記した建物の庇51の他に、壁表において給水湯管Pの直線部P0 が水平配管される場合には、建物外壁の入隅部に近接して壁の貫通孔が明けられている場合に、直線部P0 を水平配管する壁面と直交する他の壁面がある。また、上記した庇51に近接した貫通孔Hを貫通した給水湯管Pが壁表において斜め配管される場合があり、この斜め配管の場合には、給水湯管Pの引出屈曲部P1 を保護する保護カバーC1 を斜め配置されるために、庇51又は入隅部を構成する他の壁面と干渉し易くなるが、本発明に係る引出屈曲部保護カバーの使用により、前記干渉を回避して配管可能となる。
また、上記実施例の保護カバーC1 は、基台V1 の側に配管経路(配管方向D)に沿って二つの被係止突起13,14が設けられ、蓋体L1 の側に各被係止突起13,14のいずれかに係止される一つの係止孔27(28)が設けられた構成であるが、蓋体L1 の側に設ける係止部を配管経路に沿って二つ形成して、基台の側に設ける被係止部を一つにすることも可能である。更に、上記実施例の保護カバーC1 において、基台V1 の側に配管経路に沿って3又はこれを超える数の被係止突起を設けることにより、基台V1 に対して蓋体L1 を配管経路に沿った3以上の異なる位置で係止可能にすることも可能である。
また、本発明に係る保護カバーを使用すれば、建物の庇51等の干渉物に近接させて壁に貫通孔を明けても、給水湯管Pの引出屈曲部P1 を収容保護できるので、壁面に貫通孔を明けて壁裏から給水湯管を引き出して屈曲させる配管作業の自由度が高まる。
また、上記実施例の保護カバーC1 を構成する基台V1 は、接続口3を除く全周に立壁部4,5,6が形成されていて、高い強度を有する利点があるが、上記実施例において不要部1’が当初から欠落されている基台(上記実施例の基台V1'に相当するもの)で構成することも可能である。
また、保護カバーの基台、及び蓋体に設けられる被係止部、及び係止部の構成に関しても、当該基台、及び蓋体の側方に形成されることは要件であるが、その構成自体に関しては、上記実施例のように、被係止突起と係止孔との係止によるものに限定されず、解除可能に係止すれば、いかなる構成であってもよい。
また、上記実施例では、本発明に係る保護カバーC1 により、配線・配管材の一つである給水湯管Pの貫通孔Hからの引出屈曲部P1 を収容・保護する場合について説明したが、本発明に係る保護カバーC1 の収容・保護の対象は、給水湯管Pに限定されず、エアコン用冷媒管、電線やケーブル等の引出屈曲部も収容・保護の対象となる。
また、上記実施例の保護カバーC1 の蓋体L1 には、基台V1 に対する高さ方向に沿った係止位置を変更可能にするために、配管経路に沿って同一位置であって、高さ方向に沿って異なる位置に二つの係止孔27,28が形成されているが、本発明においては、高さ方向に沿って異なる位置に複数の係止孔27,28が形成された構成は、必須の要件ではないので、単に一つの係止孔を有していてもよい。
更に、上記実施例では、壁裏から2本の給水湯管を引き出すために壁に貫通させて形成する貫通孔の形状として、2つの円形貫通孔の一部が重複した横倒だるま状で例示したが、当該貫通孔の形状は、給水湯管を引き出すことができる大きさを有しておれば、いかなる形状でもよく、1つの円形貫通孔で形成してもよい。
本発明に係る保護カバーC1 の正規の使用形態の斜視図である。 保護カバーC1 を構成する基台V1 と蓋体L1 とを分離させた状態の斜視図である。 基台V1 の正面図である。 正規の使用形態における基台V1 に対する蓋体L1 の覆蓋前の斜視図である。 同じく蓋体L1 の覆蓋後の斜視図である。 基台V1 の被係止突起13と蓋体L1 の係止孔27との係止関係を示す部分拡大図である。 保護カバーC1 の基台V1 に対して蓋体L1 が覆蓋された状態の平面断面図である。 図7のX1 −X1 線断面図である。 図7のX2 −X2 線断面図である。 図7のX3 −X3 線断面図である。 蓋体L1 の対向側板部21aの撓み変形を示す部分拡大図である。 保護カバーC1 の基台V1 の接続口3と反対側の部分を切除し、しかも基台V1 に対して蓋体L1 を正規の位置とは異なる別の位置で覆蓋して、給水湯管Pの引出屈曲部P1 を収容保護した状態の斜視図である。 基台V1 の接続口3と反対の部分を切除して配管している途中の状態の斜視図である。 同様の状態の正面図である。 図14のY−Y線断面図である。
符号の説明
0 :直線部保護カバー
1 :引出屈曲部保護カバー
D:配管方向(配管経路)
E:エルボ(引出屈曲部)
H:貫通孔
1 :蓋体
N:庇の下端線
P:給水湯管(配線・配管材)
0 :直線部
1 :引出屈曲部
1 :基台
W:壁面
3:接続口
5:第2立壁部(移動規制部)
9,11:撓み規制部
12:折取り溝
13,14:被係止突起(被係止部)
15,16:ずれ防止溝(移動規制部)
25:第1連結板部(移動規制部)
27,28:係止孔(係止部)
31:収容空間
51:庇(干渉物)

Claims (6)

  1. 壁裏から当該壁の貫通孔を貫通して壁表に屈曲して引き出されて、壁面に沿って配線・配管される配線・配管材の前記引出屈曲部を保護する保護カバーであって、
    互いに係止する被係止部及び係止部がそれぞれ側方に形成された基台と蓋体とから成って、前記基台には、壁面に固定される固定部と、当該貫通孔に対応する開口とが形成され、
    基台の被係止部と蓋体の係止部との係止により互いに組み付けられて、前記屈曲部の収容空間である内部に配線・配管経路が形成され、壁面に沿って配線・配管される直線部を保護する直線部保護カバーが接続される接続口が、前記配線・配管経路における壁表側の一端部に形成され、
    壁面に固定された基台に対して蓋体が接続口側に移動した状態で基台と蓋体とが組付け可能なように、蓋体の係止部と基台の被係止部との少なくとも一方は、前記配線・配管経路に沿って複数形成されていることを特徴とする配線・配管材の引出屈管部保護カバー。
  2. 前記基台及び蓋体には、組付け状態で互いに当接して、蓋体が接続口側、又は反接続口側への移動を規制する移動規制部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の配線・配管材の引出屈曲部保護カバー。
  3. 前記移動規制部は、反接続口側の一部が折取られた基台の当該反接続口側の端部と蓋体の反接続口側の内側面との当接により構成されることを特徴とする請求項2に記載の配線・配管材の引出屈曲部保護カバー。
  4. 前記移動規制部は、基台の被係止部と蓋体の係止部との配管方向に沿った当接により構成されることを特徴とする請求項2に記載の配線・配管材の引出屈曲部保護カバー。
  5. 前記基台の被係止部と蓋体の係止部との係止は、蓋体の側板部を内方に撓ませることにより解除される構成であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の配線・配管材の引出屈曲部保護カバー。
  6. 前記基台と蓋体には、当該蓋体の側板部の内方への撓みを規制する撓み規制部が、前記被係止部を挟んで当該被係止部の長さの倍以上離れた位置に設けられていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の配線・配管材の引出屈曲部保護カバー。
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