JP5093801B2 - 酸化チタン膜成形部材の製造方法、光触媒、光電極、および水処理装置 - Google Patents

酸化チタン膜成形部材の製造方法、光触媒、光電極、および水処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、チタンまたはチタンを含む合金からなる基体の表面に酸化チタンからなる膜を有する酸化チタン膜成形部材の製造方法、同製造方法により製造された光触媒、光電極および同製造方法により製造された酸化チタン膜成形部材を用いた水処理装置に関する。
従来から、酸化チタン(TiO)は、紫外線を受けることにより強力な酸化力を発揮する性質を利用して光触媒として用いられている。光触媒は、紫外線を含む光が照射されることにより、その表面に生じる活性酸素による強力な酸化力によって、同表面に接する有機物の分解や細菌の死滅化を行うことができる物質の総称である。光触媒としての酸化チタンは、粒状または粉末状で用いられることがあるが、被処理物(例えば、水)内での均一な分散や被処理物からの回収が困難であるなどその取り扱いが極めて不便であるため、薄膜として用いられることが多い。
具体的には、導体または不導体からなる基体の表面に電気泳動やゾルゲル法などにより酸化チタンの薄膜を成形して用いられる。ところが、このような電気泳動やゾルゲル法を用いた薄膜の成形法においては、基体に対して酸化チタンの微粒子を付着させることにより膜の成形が行われることから、成形される膜の密着性、均一性および再現性が低く、面積の大きな基体表面に膜を成形することが困難であるという問題があった。
このため、例えば、下記特許文献1に示す製造方法においては、チタンまたはチタン基合金からなる基体を硝酸を含む強酸液中に浸漬することにより、基体の表面を酸化させて酸化チタンの膜を成形している。すなわち、チタン(またはチタン基合金)の表面を酸化させて膜を成形することにより、酸化チタンの膜の密着性等を担保しようとしている。
特開2001−170495号公報
しかしながら、上記特許文献1による製造方法においては、チタン(またはチタン基合金)の表面を酸化させるために硝酸の濃度が20%を超える強酸液を用いている。このため、大きな面積の基体の表面を酸化させるためには、多くの硝酸が必要となり経済性が悪いという問題がある。また、硝酸は、強酸性の液体であり強力な酸化能力を有するため、20%を超える強酸液の取り扱いには相当の注意を要し、作業や管理が煩雑であるという問題もある。
本発明は上記問題に対処するためなされたもので、その目的は、簡易かつ取り扱いが容易な構成で、従来技術よりも比較的大きな面積に対しても密着性、均一性および再現性良く酸化チタンの膜を成形することができる酸化チタン膜成形部材の製造方法を提供するとともに、同製造方法により製造された光触媒、光電極および同製造方法により製造された酸化チタン膜成形部材を用いた水処理装置も併せて提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の特徴は、チタンまたはチタンを含む合金からなる基体の表面に酸化チタンからなる膜を有する酸化チタン膜成形部材で構成された光電極の製造方法であって、硝酸を含む溶液中において、前記基体を陽極とするとともに導電性部材を陰極として基体を電解酸化する電解酸化工程と、電解酸化工程にて電解酸化された基体を加熱して熱酸化する熱処理工程とを含むことにある。この場合、電解酸化工程における溶液内の硝酸の濃度を、例えば、0.05mol/L以上0.5mol/L以下にするとよい。
このように構成した本発明の特徴によれば、チタンまたはチタンを含む合金によって構成される基体を硝酸が含まれる溶液中において電解酸化処理することにより基体の表面に酸化チタンの膜を成形している。すなわち、基体の表面を酸化させることにより膜の成形が行われている。このため、従来例のように基体の表面に酸化チタンの微粒子を付着させる方法に比べて、密着性および均一性が良好な状態で膜を成形することができる。また、酸化チタンの膜の成形精度は、基体と導電性部材との間に印加する電圧の大きさおよび時間、基体と導電性部材との距離、および溶液中における硝酸の濃度によって制御することができる。すなわち、再現性良く酸化チタンの膜を形成することができる。また、溶液中における硝酸の濃度を0.05mol/L以上0.5mol/L以下の範囲で用いることができるため、従来例に比べて溶液の取り扱いが容易であるとともに、大きな面積に酸化チタンの膜を成形する場合であっても経済的に膜の成形を行うことができる。これらの結果、簡易かつ取り扱いが容易な構成で、比較的大きな面積に対しても密着性、均一性および再現性良く酸化チタンの膜を成形することができる。
また、本発明における特徴は、前記酸化チタン膜成形部材の製造方法において、さらに、電解酸化工程にて電解酸化された基体を加熱して熱酸化する熱処理工程を含むことにある。この場合、熱処理工程は、例えば、基体を300℃以上850℃以下の温度の雰囲気内で加熱するようにすればよい。これによれば、基体の表面に成形された酸化チタンの膜の表面をアナターゼ構造またはルチル構造とすることができ、光電極として好適な酸化チタン膜成形部材とすることができる。
また、本発明における特徴によれば、光電極として従来技術に比して面積の大きな光電極を構成することができ、大量の液体の浄化(有機物の分解やイオンの除去)や殺菌(抗菌、滅菌)、防臭などに用いることができる。なお、ここで光電極とは、導電性材料の表面に光触媒として作用する半導体物質が電気的に結合したもので電極として用いられるものである。
また、本発明の他の特徴は、被処理水を貯留する貯水槽と、前記酸化チタン膜成形部材で構成された光電極の製造方法により製造された光電極からなり、貯水槽内に浸漬される第1の電極と、導電性部材からなり、第1の電極と対をなす第2の電極を備えた水処理装置であることにある。
このように構成した本発明の特徴によれば、従来技術に比して大きな面積の酸化チタン膜成形部材で構成された光電極を用いることができ、大量の被処理水の浄化(有機物の分解やイオンの除去)や殺菌などに用いることができる。
また、本発明の他の特徴は、前記水処理装置において、さらに、第1の電極に紫外線を含む光を照射する光照射手段を備えたことにある。これによれば、光電極である第1の電極に積極的に紫外線を照射することができ、自然光を照射する場合に比べて効率的被処理水を処理することができるとともに、照射される光量を制御することにより処理の効率を制御することもできる。また、本発明の他の特徴は、第1の電極と第2の電極との間にバイアス電圧を印加しない状態で水の浄化処理を行うことにある。これによれば、無電源でも水の浄化を行うことができる。
また、本発明の他の特徴は、前記水処理装置において、さらに、第1の電極および第2の電極に電圧を印加する電圧印加手段を備えたことにある。これによれば、第1の電極および第2の電極に電圧が印加されると、光(紫外線)が照射されることにより第1の電極内に生じたホール(h+)と電子(e)の分離が促進される。すなわち、第1の電極内に生じたホール(h+)と電子(e)の再結合が減少し、光酸化還元反応の量子効率が高くなる。この結果、第1の電極に接する被処理水の酸化反応がより促進されて、被処理水の浄化処理をより短時間に効率良く行うことができる。
また、本発明の他の特徴は、前記水処理装置において、さらに、貯水槽内の被処理水を流動させる流動手段を備えたことにある。この場合、流動手段は、貯水槽内の被処理水を循環または撹拌するようにすればよい。これによれば、被処理水の処理が行われる第1の電極には常に新たな被処理水が導かれることになる。このため、貯水槽内の被処理水を均一に処理することができる。
以下、本発明に係る酸化チタン膜成形部材の製造方法について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る酸化チタン膜成形部材の製造方法における電解酸化の工程を模式的に示す構成概略図である。この酸化チタン膜成形部材の製造方法においては、まず、チタン材の表面を酸化させて酸化チタンの膜の成形を行う。
有底円筒状に形成されたプール11内には、硝酸を含む溶液12が満たされている。溶液12における硝酸の濃度は、本実施形態においては0.1mol/Lである。溶液12が満たされたプール11内には、平板状に形成された基体BPと、同様な平板状に形成された電極13とが互いに対向した状態で配置されている。基体BPは、酸化チタン(TiO)を成形する対象となる部材であり、チタン(Ti)材により構成されている。また、電極13は、導電性を有しかつ電解液中において電極電位が「正」である材料、例えば、グラファイトによって構成されている。
基体BPおよび電極13は、電気配線14a,14bを介してそれぞれ電源装置15に接続されている。電源装置15は、作業者による手動操作によって基体BPと電極13との間に所定の電圧を印加して溶液12中に電位差を生じさせるための電源である。この場合、基体BPは電気配線14aを介して電源装置15の陽極に接続されるとともに、電極13は電気配線14bを介して電源装置15の陰極に接続される。
このような構成において、電源装置15が操作されて基体BPと電極13との間に所定の電圧が印加されることにより、基体BPの表面が電解酸化される。そして、このような状態を所定の時間維持することにより、基材BPの表面に酸化チタンの膜が成形される。なお、この場合、基体BPと電極13との間に印加する電圧の大きさや時間は、基材BPの大きさや成形したい酸化チタンの膜の厚さに応じて適宜設定される。この電解酸化によって基材BPの表面に酸化チタンの膜を成形する工程が、本発明に係る電解酸化工程に相当する。なお、本発明の発明者らは、硫酸、シュウ酸、酢酸および硝酸をそれぞれ溶液12として用い、それぞれ同様な条件で基材BP上に酸化チタンの膜の成形を試みた。この結果、酸化チタンの膜の成形には、溶液12として硝酸を用いることが最適であることを見出したものである。
次に、電解酸化工程によって酸化チタンの膜が成形された基体BPには熱処理が施される。具体的には、大気を500℃に熱した雰囲気中に酸化チタンの膜が成形された基体BPを所定時間曝して、基体BPの表面を熱酸化させる。この熱処理工程は、基体BPの表面を光触媒として好適なアナターゼ構造とするために行われる。したがって、基材BPを光触媒として用いず、基材BPの表面をアナターゼ構造とする必要がない場合には、本熱処理工程は不要である。この熱処理が施された基体BPは大気中において徐冷される。これにより、成形された酸化チタンの膜がアナターゼ構造に変化した基体BPが得られる。すなわち、光触媒または光電極として好適な基体BPが製造される。
次に、上記製造方法によって製造された基体BPを用いた水処理装置について図面を参照しながら説明する。図2は、本発明に係る水処理装置の構成を模式的に示す構成概略図である。この水処理装置は、生活排水などの被処理水に含まれる有機物を分解するとともに、同被処理水に含まれる細菌を死滅化して被処理水を浄化する装置である。
水処理装置は、貯水槽21を備えている。貯水槽21は、水処理装置の処理対象である被処理水Wを貯留するための容器であり、上面が開放された箱状に形成されている。貯水槽21における一方の側面(図示左側側面)の下部には、吸水管22を介して吸水ポンプ23が接続されている。吸水ポンプ23は、貯水槽21内の被処理水Wを循環させるための電動ポンプであり、図示しない電源に接続されている。具体的には、貯水槽21の底部側から吸引した被処理水Wを配管24を介して貯水槽21の上部に導く。
貯水槽21内の上部には、平板状に形成された第1電極25aと第2電極25bとから構成された上下一対の電極25が配置されている。第1電極25aは、平板状に形成された前記基体BPによって構成されている。すなわち、チタン材からなる平板の表面にアナターゼ構造の酸化チタンの膜が成形されて構成されている。この第1電極25aは、図示しない支持装置によって貯水槽21内の上部に水平状態で配置されている。一方、第2電極25bは、電解液中において電極電位が「正」である材料、具体的にはグラファイトによって構成されている。この第2電極25bは、第1電極25aの下方であって同第1電極25aに対向した状態で図示しない支持装置によって支持されている。
第1電極25aおよび第2電極25bは、電気配線26a,26bを介して電源装置27にそれぞれ接続されている。電源装置27は、作業者による手動操作によって第1電極25aと第2電極25bとの間に所定の定電圧を印加して被処理水W中に電位差を生じさせるための電源である。この場合、第1電極25aは、電気配線26aを介して電源装置27の陽極に接続されるとともに、第2電極25bは電気配線26bを介して電源装置27の陰極に接続される。貯水槽21の上方には、紫外線照明28が配置されている。紫外線照明28は、365nmの波長の紫外線を第1電極25aに向けて照射する照明装置であり、本実施形態においては、ブラックライトを用いている。この紫外線照明28は、図示しない電源に接続されているとともに、図示しない支持装置により第1電極25aの上方に固定されている。
次に、上記のように構成した水処理装置の作動について説明する。まず、作業者は、貯水槽21内に処理対象となる被処理水Wを導入する。この場合、作業者は、貯水槽21内の第1電極25aが被処理水Wによって浸漬された状態となるまで、被処理水Wを導入する。次に、作業者は、被処理水Wの浄化処理を開始する。具体的には、作業者は、紫外線照明28を点灯させるとともに、電源装置27を操作して第1電極25aと第2電極25bとの間に所定の定電圧を印加する。
これにより、第1電極25aの上面には紫外線照明28による紫外線が照射される。紫外線が照射された第1電極25aの表面、すなわち、酸化チタンの膜上にはホール(h+)と電子(e)が生じる。そして、酸化チタンの膜上に生じた電子(e)は、電極電位が「正」である第2電極25bに向けて移動する。一方、酸化チタンの膜上に生じたホール(h+)は、第1電極25aの表面、より具体的には、酸化チタンの膜の表面(界面)に移動する。これにより、第1電極25aにおいてはホール(h+)による酸化反応が開始されるとともに、第2電極25bにおいては電子(e)による還元反応が開始され被処理水Wの浄化が開始される。
また、電源装置26により第1電極25aと第2電極25bとの間に所定の定電圧が印加されると、紫外線が照射されることにより第1電極25aの電極内に生じたホール(h+)と電子(e)の分離が効率良く行われる。これにより、第1電極25aに接する被処理水Wの酸化反応がより促進されて、被処理水Wの浄化処理が促進される。すなわち、第1電極25aと第2電極25bとの間に所定の定電圧のバイアス電圧を印加することにより、被処理水Wの浄化処理を効率良く行うことができる。
このような被処理水Wの浄化処理は、第1電極25aに接する被処理水Wに対して行われるため、被処理水Wの浄化処理の開始後作業者は、吸水ポンプ23を作動させて貯水槽21内の被処理水Wを循環させる。これにより、貯水槽21の底部に存在する被処理水Wが第1電極25aに導かれ、貯水槽21内の被処理水Wが均一に浄化処理される。作業者は、第1電極25aと第2電極25bとの間に所定の定電圧を印加した状態を維持することにより貯水槽21内の被処理水Wの浄化処理を行う。そして、作業者は、貯水槽21内の被処理水Wの水質が所定のレベルに達した場合には、吸水ポンプ23、電源装置27および紫外線照明28の作動をそれぞれ停止させる。これにより、被処理水Wの浄化処理が終了する。作業者は、貯水槽21から浄化処理された被処理水Wを抜き取り、再度浄化処理を行う場合には新たな被処理水Wを前記と同様な手順にて貯水槽21内に導入して浄化処理を行う。また、新たな被処理水Wがない場合には作業は終了する。
次に、本発明の酸化チタン膜成形部材の製造方法および同製造方法によって製造された水処理装置について実施例を用いて、より具体的に説明する。
(実施例1)
まず、酸化チタン膜成形部材の製造方法の実施例について説明する。縦横各50mm、厚さ0.2mmのチタン材を基体BPとして用いるとともに、グラファイト材を電極13として用いて図1に示す電解酸化の工程を行った。この場合、溶液12の硝酸の濃度を0.1mol/Lとし、基体BPと電極13との間に印加する電圧を60(V)とした。このような条件において、電解酸化処理時間を2分、15分、30分および90分として基体BPをそれぞれ電解酸化した。そして、電解酸化した各基体BPを、大気を500℃に熱した雰囲気内に1時間曝して熱処理を行った。
熱処理を行った、すなわち製造された各基体BPの表面のSEM画像を図3(A)〜(D)に示す。図3において、(A)は電解酸化処理時間が2分の基体BPを示し、(B)は電解酸化処理時間が15分の基体BPを示し、(C)は電解酸化処理時間が30分の基体BPを示し、(D)は電解酸化処理時間が90分の基体BPを示している。また、製造された各基体BPのXRD分析の結果を図4に示す。図4によれば、酸化チタンの膜にアナターゼ構造を示す角度(25°付近)で回折強度におけるピークを生じるのは、電解酸化処理時間が30分および90分である(図において矢印参照)。また、図3(A)〜(D)によれば、電解酸化処理時間が30分および90分において基体BPの表面の粗さが著しく粗に変化していることが確認できる。すなわち、これらの図3(A)〜(D)および図4によれば、酸化チタンの膜表面をアナターゼ構造に変化させるためには、電解酸化処理時間が30分以上必要であると考えられる。
(実施例2)
次に、上記酸化チタン膜成形部材の製造方法によって製造された酸化チタン膜成形部材、すなわち、基体BP(電界酸化処理時間60分)を第1電極25aとして用いるとともに、グラファイト材を第2電極25bとして用いて図2に示す水処理装置によって被処理水Wの浄化処理を行った。この場合、第1電極25aの大きさは、縦横各50mm、厚さ0.2mmである。この第1電極25aを20枚用意するとともに、同20枚の第1電極25aを貯水槽21内の上部に縦横4×5枚の配置で固定した。一方、第2電極25bは、縦横270×215mm、厚さ0.6mmのグラファイトシートを用いた。また、紫外線照明28は、波長365nm、出力1.45mW/cmの紫外線を照射するブラックライトを4本使用した。また、被処理水Wとして1μmol/Lの濃度のメチレンブルー溶液(MB溶液)を20L用意した。このような条件において、第1電極25aと第2電極25bとの間に印加するバイアス電圧を、0(V)、1(V)、3(V)および5(V)として被処理水Wの浄化処理を行った。
紫外線照明28から紫外線を照射した際における第1電極25aから第2電極25bに流れる電流(光電流)の大きさと紫外線の照射時間との関係を図5に示す。また、被処理水Wにおけるメチレンブルーの濃度と紫外線の照射時間との関係を図6に示す。これらの図5および図6によれば、バイアス電圧が0(V)、すなわち、バイアス電圧を印加しない状態であっても被処理水Wの浄化が進むことが確認できる。すなわち、第1電極25aと第2電極25bとの間にバイアス電圧を印加する電源装置27は、本発明において必ずしも必須の構成要素ではないことになる。
一方、第1電極25aと第2電極25bとの間にバイアス電圧を印加した場合においては、印加したバイアス電圧が大きい程、第1電極25aから第2電極25bに流れる光電流が大きいとともに、被処理水Wにおけるメチレンブルーの濃度が略0μmol/Lとなる時間も短い。すなわち、被処理水Wを短時間に浄化するためにはバイアス電圧を印加することが有効である。なお、本実施例2においては、5(V)のバイアス電圧を印加するだけでバイアス電圧を印加しない場合に比べて約1000分も早く被処理水Wを浄化処理することができ、バイアス電圧を印加することは被処理水Wの効率的な処理には極めて有効である。また、バイアス電圧の大きさを適宜調整することで被処理水Wの処理速度を制御することもできる。
上記実施形態および実施例の各説明からも理解できるように、上記実施形態に係る酸化チタン膜成形部材の製造方法によれば、チタン材によって構成される基体BPを硝酸が含まれる溶液12中において電解酸化処理することにより基体BPの表面に酸化チタンの膜を成形している。すなわち、基体BPの表面を酸化させることにより膜の成形が行われている。このため、従来例のように基体の表面に酸化チタンの微粒子を付着させる方法に比べて、密着性および均一性が良好な状態で膜を成形することができる。また、酸化チタンの膜の成形精度は、基体BPと電極13との間に印加する電圧の大きさおよび時間、基体BPと電極13との距離、および電解液12における硝酸の濃度によって制御することができる。すなわち、再現性良く酸化チタンの膜を形成することができる。また、本実施形態においては、硝酸の濃度は0.1mol/Lである。すなわち、従来例に比べて溶液12の取り扱いが容易であるとともに、大きな面積に酸化チタンの膜を成形する場合であっても経済的に膜を成形することができる。これらの結果、簡易かつ取り扱いが容易な構成で、比較的大きな面積に対しても密着性、均一性および再現性良く酸化チタンの膜を成形することができる。
具体的には、上記実施例1に示したように縦横各50mmの大きさの平板に酸化チタンの膜を容易に成形することができる。このように、大きな面積の基体BPを光電極として用いれば、上記実施例2に示したように、大量の被処理水Wを短時間に効率良く浄化することができる。
さらに、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
上記実施形態においては、基体BPおよび第1電極25aをチタン材によって構成したが、これに限定されるものではない。チタン材を含む各種合金を用いても上記実施形態と同様の効果が期待できる。
また、上記実施形態においては、電極13および第2電極25bとしてグラファイトを用いたが、電解液中において電極電位が「正」である材料であって容易に溶出しない材料であれば、これに限定されるものではない。例えば、他のカーボン系の部材(炭素繊維、炭素繊維を織り込んだ布、異方性構造を持つ炭素構造体、導電性ダイヤモンドまたはグラファイトシートなど)や白金などを用いても、上記実施形態と同様の効果が期待できる。
また、上記実施形態においては、電解酸化を行った基体BPに対して熱処理を施した。これは、光触媒または光電極として好適なアナターゼ構造の基体BPを得るためである。したがって、基体BP上に酸化チタンの膜を成形すればよい場合、例えば、酸化チタンの半導体的性質を利用して各種センサなどの部材に用いる場合には、上記熱処理は不要である。
また、上記実施形態においては、電解酸化した基体BPに対して500℃の雰囲気内において熱処理を行う構成とした。これは、電解酸化した基体BPの表面を精度良くアナターゼ構造に変化させるためである。本発明の発明者らは、電解酸化した基体BPの表面をアナターゼ構造に変化させるためには、熱処理の温度を約300℃以上500℃以下の範囲が好適であることを見出した。また、本発明の発明者らは、電解酸化した基体BPの表面をルチル構造に変化させるためには、熱処理の温度を約500℃を越え850℃以下の範囲が好適であることも見出した。したがって、電解酸化した基体BPの表面をルチル構造に変化させたい場合には、熱処理を500℃を越え850℃以下の範囲で行うと良い。なお、基体BPを熱酸化させる雰囲気は、少なくとも酸素を含む気体中であればよい。
また、上記実施形態においては、溶液13中における硝酸の濃度を0.1mol/Lとしたが、これに限定されるものではない。溶液13中における硝酸の濃度は、基体BPの表面に成形する酸化チタンの膜の成膜速度や厚さなどに応じて適宜設定されるものである。しかし、本発明の発明者らによれば、溶液内の硝酸の濃度は、概ね0.05mol/L以上0.5mol/L以下が好適である。
また、上記実施形態においては、本発明に係る酸化チタン膜成形部材の製造方法により製造された基体BPを本発明に係る水処理装置の光電極(第1電極25a)に用いたが、これに限定されるものではない。本発明に係る酸化チタン膜成形部材の製造方法により製造された基体BPを単に光触媒として用いてもよいことは当然である。これによれば、面積の大きな光触媒を構成することができ、大量のガスや液体の浄化(有機物の分解やイオンの除去)や殺菌などに用いることができる。また、酸化チタンの半導体的性質を利用して各種センサなどの部材として用いることができる。
また、上記実施形態においては、紫外線照明28を備え、光電極、すなわち第1電極25aに紫外線を照射するように構成した。しかし、第1電極25aに紫外線が照射される構成であれば、これに限定されるものではない。すなわち、太陽光に含まれる紫外線を利用して第1電極25aの触媒活性を活発化させてもよい。なお、上記実施形態においては、365nmの紫外線を用いたが第1電極25aの触媒活性が励起される範囲の紫外線であれば、これに限定されるものではない。一般的に、アナターゼ構造の酸化チタンにおいては、触媒活性が励起される波長は400nm以下の紫外線である。また、第1電極25aの触媒活性が励起される範囲の紫外線を含む光を照射する光源であれば、紫外線のみを照射する光源である必要もない。
また、上記実施形態においては、第1電極25aと第2電極25bとの間にバイアス電圧を印加するように構成した。しかし、実施例2でも明らかなように、必ずしも第1電極25aと第2電極25bとの間にバイアス電圧を印加する必要はない。すなわち、電源装置27を省略した構成であっても、被処理水Wを浄化することはできる。
また、上記実施形態においては、吸水ポンプ23を用いて貯水槽21内の被処理水Wを循環させるように構成した。しかし、被処理水Wを循環させる必要がない場合、例えば、被処理水Wに対して概ね第1電極25aが接している構成の場合には、吸水ポンプ23を省略してもよい。また、上記実施形態においては、吸水ポンプ23を用いて貯水槽21内の被処理水Wを循環させるように構成したが、第1電極25aに新たな被処理水Wが接するように構成すれば、他の構成、例えば、貯水槽21内の被処理水Wをスクリュー羽根などで撹拌するように構成してもよい。これによっても、上記実施形態と同様の効果が期待できる。
また、上記実施形態においては、基体BPおよび第1電極25aを平板状に構成したが、これに限定されるものではない。基体BPおよび第1電極25aを平板形状以外の形状、例えば、棒状、筒状、ハニカム状、メッシュ状または波板状などの形状で構成してもよい。これによっても、上記実施形態と同様の効果が期待できる。なお、電極13および第2電極25bの形状についても同様である。
また、上記実施形態においては、第1電極25aを貯水槽21内の上部に配置するとともに、紫外線照明28を第1電極25aの上方に配置する構成とした。しかし、紫外線照明28から照射された紫外線が第1電極25aに照射される位置であれば、第1電極25aおよび紫外線照明28の配置位置は、これに限定されるものではない。例えば、貯水槽25a内の側面に第1電極25aを配置するとともに、貯水槽21の外側において第1電極25aと対向する位置に紫外線照明28を配置してもよい。これによっても、上記実施形態と同様の効果が期待できる。
また、上記実施形態においては、1つのプール11および1つの貯水槽21内において基体BPの電解酸化および被処理水Wの浄化処理を行うように構成した。しかし、基体BPの電解酸化および被処理水Wの浄化処理が行える構成であれば、これに限定されるものではない。例えば、第1電極25aを浸漬する第1貯水槽21aと、第2電極25bを浸漬する第2貯水槽21bとの2つの貯水槽によって構成してもよい。この場合、第1貯水槽21aには被処理水Wが満たされるとともに、第2貯水槽21bには第2電極25bの酸化反応を可能にする電解液(例えば、第二硫酸鉄水溶液など)が満たされる。また、第1貯水槽21a内の被処理水Wと第2貯水槽21b内の電解水とを液絡(例えば、塩橋)、またはイオン交換膜などを介して電気的に接続しておく。なお、このように2つの独立した貯水槽を設けた場合、被処理水Wが貯留された貯水槽、すなわち第1貯水槽21a内の被処理水Wは浄化処理とともに酸性化するため、被処理水Wを浄化しつつ酸性化させたい場合には有効である。
また、上記実施形態における水処理装置においては、被処理水Wの浄化、より具体的には、生活排水などからなる被処理水Wに含まれる有機物質の分解、および細菌の死滅化を行う構成とした。しかし、処理対象となる被処理水Wの種類や処理の適用範囲は、これに限定されるものではない。例えば、工場排水や廃液、海水、湖沼河川の水、水生生物の養殖や飼育のための水、各種飲料水、プールの水、温泉水、風呂水、水溶性切削・潤滑液、食品・農作物・精密部品・医療器具・半導体などの洗浄液、水溶性バイオマスなどの浄化に適用することができる。また、溶液中に含まれる鉛やマンガンなどの金属イオンを除去することによる水の浄化や超純水の生成過程にも適用することができる。
例えば、精密機械、精密部品または半導体の製造工程においては、完成品や半製品、またはこれらを構成する部品を超純水で洗浄する工程がある。この場合、部品等の洗浄に用いた水を浄化(金属イオンの除去も含む)すれば、同水を再び超純水として用いることができる。すなわち、水をリサイクルして用いることができ、水資源の有効利用を図ることができる。
本発明の実施形態に係る酸化チタン膜成形部材の製造方法における電解酸化工程の構成を模式的に示す構成概略図である。 本発明の実施形態に係る水処理装置の構成を模式的に示す構成概略図である。 (A)〜(D)は本発明の実施例1に係る酸化チタン膜成形部材の製造方法によって製造された基体の表面のSEM画像である。 本発明の実施例1に係る酸化チタン膜成形部材の製造方法によって製造された基体の表面のXRD分析の分析結果を示すグラフである。 本発明の実施例2に係る水処理装置において生じる電流(光電流)の大きさと紫外線の照射時間との関係を示すグラフである。 本発明の実施例2に係る水処理装置における被処理水内のメチレンブルーの濃度と紫外線の照射時間との関係を示すグラフである。
符号の説明
BP…基体、W…被処理水、11…プール、12…溶液、13…電極、14a,14b…電気配線、15…電源装置、21…貯水槽、23…吸水ポンプ、25a…第1電極、25b…第2電極、26a,26b…電気配線、27…電源装置、28…紫外線照明。

Claims (9)

  1. チタンまたはチタンを含む合金からなる基体の表面に酸化チタンからなる膜を有する酸化チタン膜成形部材で構成された光電極の製造方法であって、
    硝酸を含む溶液中において、前記基体を陽極とするとともに導電性部材を陰極として前記基体を電解酸化する電解酸化工程と、
    前記電解酸化工程にて電解酸化された前記基体を加熱して熱酸化する熱処理工程とを含むことを特徴とする酸化チタン膜成形部材で構成された光電極の製造方法。
  2. 請求項1に記載した酸化チタン膜成形部材で構成された光電極の製造方法において、
    前記電解酸化工程における前記溶液内の硝酸の濃度は、0.05mol/L以上0.5mol/L以下である酸化チタン膜成形部材で構成された光電極の製造方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載した酸化チタン膜成形部材で構成された光電極の製造方法において、
    前記熱処理工程は、前記基体を300℃以上850℃以下の温度の雰囲気内で加熱する酸化チタン膜成形部材で構成された光電極の製造方法。
  4. 請求項1ないし請求項3のうちのいずれか1つに記載した酸化チタン膜成形部材で構成された光電極の製造方法において、
    前記熱処理工程は、前記基体の表面をアナターゼ構造に変化させる酸化チタン膜成形部材で構成された光電極の製造方法。
  5. 被処理水を貯留する貯水槽と、
    前記請求項1ないし前記請求項4のうちのいずれか1つに記載した酸化チタン膜成形部材で構成された光電極からなり、前記貯水槽内に浸漬される第1の電極と、
    導電性部材からなり、前記第1の電極と対をなす第2の電極を備えることを特徴とする水処理装置。
  6. 請求項5に記載した水処理装置において、さらに、
    前記第1の電極に紫外線を含む光を照射する光照射手段を備える水処理装置。
  7. 請求項6に記載した水処理装置において、
    前記第1の電極と前記第2の電極との間にバイアス電圧を印加しない状態で水の浄化処理を行う水処理装置。
  8. 請求項または請求項に記載した水処理装置において、さらに、
    前記第1の電極および第2の電極に電圧を印加する電圧印加手段を備える水処理装置。
  9. 請求項ないし請求項8のうちのいずれか1つに記載した水処理装置において、さらに、
    前記貯水槽内の被処理水を流動させる流動手段を備える水処理装置。

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