JP5093309B2 - クラッチ装置の冷却構造 - Google Patents
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Description
上記の目的を達成するために講じられた本発明の解決原理は、クラッチ装置の下側空間のうち排気管からの輻射熱の影響を殆ど受けない領域からクラッチハウジング内に向けて外気を導入することにより、冷却効率を高めるようにしている。
具体的に、本発明は、エンジンからの駆動力を受けるクラッチ機構がクラッチハウジング内に収容されていると共に、このクラッチハウジングの底板に設けられた外気導入開口から空気を導入することによってクラッチ機構を冷却するようにしたクラッチ装置の冷却構造を前提とする。そして、上記エンジンからの排気ガスを排出する排気管を、クラッチハウジングに対してエンジンの配設位置とは反対側の位置でクラッチハウジングに近接させる。また、上記クラッチハウジングの底板に、ロアプレートとアッパプレートとが一体的に接合されて成り且つクラッチハウジングの下側空間から外気を導入して上記外気導入開口に導くダクトを取り付け、このダクトのロアプレートに、クラッチハウジングにおけるエンジン配設位置側の端縁よりもエンジン配設位置寄りに位置する外気導入孔を形成する。また、上記ダクトのロアプレートとアッパプレートとの間に空気流路を形成すると共に、この空気流路の反エンジン配設位置側において、上記ロアプレートとクラッチハウジングの底板との間に空間を形成する。そして、上記クラッチハウジングにおけるエンジン配設位置側の端縁よりもエンジン配設位置寄りに位置する外気導入孔から導入された空気が、上記ロアプレートとアッパプレートとの間の空気流路をエンジン配設位置側から反エンジン配設位置側に向かって流れた後、上記ロアプレートとクラッチハウジングの底板との間の空間を更に反エンジン配設位置側に向かって流れ、その後、上記外気導入開口からクラッチハウジング内に導かれる構成としている。
図1はクラッチ装置1の内部構造を示す縦断面図であり、図2はクラッチ装置1に備えられた油圧式クラッチレリーズ機構5を示す縦断面図である。
次に、上述の如く構成されたクラッチ装置1を冷却するための構造(本実施形態の特徴とする構造)について説明する。この冷却構造は、クラッチハウジング2の内部に比較的低温の外気を導入し、この外気によってクラッチ機構3を構成している各部材(クラッチディスク34やプレッシャプレート33等)を冷却するものである。また、このクラッチハウジング2の内部に導入する外気を、クラッチハウジング2の中心付近にまで導くことで高い冷却効率が得られるようにするものである。以下、具体的に説明する。
次に、上記クラッチハウジング2の底板22に取り付けられるダクト8の構成について説明する。図6はダクト8を示す図であり、図6(a)はダクトの底面図、図6(b)は図6(a)におけるB矢視図、図6(c)は図6(a)におけるC矢視図、図6(d)は図6(a)におけるD−D線に沿った断面図である。
上記クラッチハウジング2の内部空間には、上述の如くダクト8を通過して外気導入開口23から導入された外気の流れを案内するためにバッフルプレート(非回転プレート)9が配設されている。図7はバッフルプレート9を示す図であり、図7(a)はバッフルプレート9の正面図、図7(b)は図7(a)におけるE−E線に沿った断面図である。
次に、上記構成におけるクラッチ装置1の冷却動作について説明する。
本実施形態の効果を確認するために行った各種実験及びその結果について以下に説明する。
先ず、クラッチハウジング2の内部空間に導入される外気の温度が比較的低いことを確認するために行った実験の結果について説明する。つまり、本実験では、クラッチハウジング2の周辺の5箇所の空気温度を温度センサによって検出し、上記ダクト8の外気導入孔83a,83a,…の周辺の空気温度が比較的低温であることを確認するものである。
次に、上記実施形態の如く、ダクト8を使用してクラッチハウジング2の下側空間のうち車両前寄りの空気を導入した場合と、従来の如く、単にクラッチハウジング2の下面中央部から空気を導入した場合とのクラッチハウジング内温度それぞれの測定結果について説明する。これは、クラッチハウジング2の内部空間の中央部に温度センサを配設することにより行った。
次に、バッフルプレート9とハウジング内壁25の前方側内壁25bとを連結した場合の空気の流れと、バッフルプレート9と前方側内壁25bとを分離した場合(両者間に空間がある場合)の空気の流れとの解析結果について説明する。図10は、クラッチハウジング2内の空間形状を模式的に示す図であって、図10(a)はバッフルプレート9と前方側内壁25bとを連結した場合の空気の流れを示し、図10(b)はバッフルプレート9と前方側内壁25bとを分離した場合の空気の流れを示す図である。この図では、矢印の長さが空気の流速を示しており、矢印の長さが長いほど空気の流速が高いことを表している。
次に、上記実施形態の如く、バッフルプレート9によってクラッチハウジング2の内部空間を区画した場合と、従来の如く、バッフルプレート9を配設しない場合とのクラッチハウジング2内への吸気量(単位時間当たりの空気の導入量)の測定結果について説明する。これは、ダクト8からの吸気量をセンサによって測定することにより行った。
以上説明した実施形態はFR型の自動車に搭載されたクラッチ装置1に本発明を適用した場合について説明した。本発明はこれに限らず、FF(フロントエンジン・フロントドライブ)型の自動車に搭載されたクラッチ装置に対しても適用可能である。また、エンジンとしては、V型エンジンに限らず、直列型エンジンや水平対向エンジンであってもよい。また、自動車以外に搭載されるクラッチ装置にも本発明は適用可能である。更には、ガソリンエンジン及びディーゼルエンジンの何れに接続されるクラッチ装置に対しても本発明は適用可能である。
2 クラッチハウジング
22 底板
23 外気導入開口
26 外気導出開口(空気排出口)
3 クラッチ機構
31 クラッチカバー
32 ダイヤフラムスプリング
33 プレッシャプレート
34 クラッチディスク
7L,7R 排気管
8 ダクト
81 ロアプレート
82 アッパプレート
83a 外気導入孔(空気導入口)
85 開口(空気供給口)
9 バッフルプレート(非回転プレート)
91 開口
S1 第1空間
S2 第2空間
X 空間(空気流路)
Claims (4)
- エンジンからの駆動力を受けるクラッチ機構がクラッチハウジング内に収容されていると共に、このクラッチハウジングの底板に設けられた外気導入開口から空気を導入することによってクラッチ機構を冷却するようにしたクラッチ装置の冷却構造において、
上記エンジンからの排気ガスを排出する排気管が、クラッチハウジングに対してエンジンの配設位置とは反対側の位置でクラッチハウジングに近接しており、
上記クラッチハウジングの底板には、ロアプレートとアッパプレートとが一体的に接合されて成り且つクラッチハウジングの下側空間から外気を導入して上記外気導入開口に導くダクトが取り付けられており、このダクトのロアプレートには、クラッチハウジングにおけるエンジン配設位置側の端縁よりもエンジン配設位置寄りに位置する外気導入孔が形成されており、
上記ダクトのロアプレートとアッパプレートとの間には空気流路が形成されていると共に、この空気流路の反エンジン配設位置側には、上記ロアプレートとクラッチハウジングの底板との間に空間が形成されており、
上記クラッチハウジングにおけるエンジン配設位置側の端縁よりもエンジン配設位置寄りに位置する外気導入孔から導入された空気が、上記ロアプレートとアッパプレートとの間の空気流路をエンジン配設位置側から反エンジン配設位置側に向かって流れた後、上記ロアプレートとクラッチハウジングの底板との間の空間を更に反エンジン配設位置側に向かって流れ、その後、上記外気導入開口からクラッチハウジング内に導かれる構成とされていることを特徴とするクラッチ装置の冷却構造。 - 請求項1記載のクラッチ装置の冷却構造において、
上記クラッチハウジングの内部には、上記空気導入口から導入された空気をクラッチ機構の回転中心部に向けて導く非回転プレートが配設されていることを特徴とするクラッチ装置の冷却構造。 - 請求項2記載のクラッチ装置の冷却構造において、
上記非回転プレートは、クラッチ機構に対してエンジンの配設位置とは反対側の位置に配設されていると共に中央部に開口が形成されており、クラッチハウジングの内部空間を、エンジンの配設位置とは反対側の第1空間と、エンジンの配設位置側の第2空間とに仕切るように配設されていると共に、上記中央部に形成された開口によって第1空間と第2空間とが連通している一方、
上記空気導入口が上記第1空間に連通し、クラッチハウジングに形成されている空気排出口が上記第2空間に連通していることを特徴とするクラッチ装置の冷却構造。 - 請求項1、2または3記載のクラッチ装置の冷却構造において、
上記クラッチハウジングには、クラッチ機構を構成している回転部材の外周囲に対向する位置に空気排出口が形成されていることを特徴とするクラッチ装置の冷却構造。
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