JP5092796B2 - ボールねじ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ナットの軸方向両端部にエンドデフレクタを有するボールねじ装置に関する。
ナットの軸方向両端部にエンドデフレクタを有するボールねじ装置としては、従来、特許文献1に記載されたものが知られている。この種のボールねじ装置は、図6に示すように、ねじ軸1と、このねじ軸1の外周面と対向する内周面を有するナット2と、ねじ軸1の外周面に形成されたねじ溝3とナット2の内周面に形成されたねじ溝4との間を転動する多数のボール5とを具備しており、ナット2の軸方向両端部には、ボール5を無限循環させるためのエンドデフレクタ6が組み込まれている。このエンドデフレクタ6はナット2の内周面から突出するタング7を有しており、ねじ溝3とねじ溝4との間を転動したボール5はエンドデフレクタ6のタング7によってねじ軸1のねじ溝3内からすくい上げられた後、ナット2のボール戻し通路(図示せず)に導入されるようになっている。
このようなボールねじ装置は、ねじ軸の外周面に形成されたねじ溝が切り通しのねじ溝である場合には、ナットにねじ軸を挿入した状態でエンドデフレクタをナットの軸方向両端部に組み込むことができるが、ねじ軸の外周面に形成されたねじ溝が切り上がりのねじ溝である場合には、エンドデフレクタに形成されたタングがねじ溝の切り上がり部と干渉してしまうため、ねじ軸をナットに挿入した状態でエンドデフレクタをナットの軸方向両端部に組み込むことができないという不具合がある。そこで、タングをエンドデフレクタと別体に形成し、ナットの軸方向両端部にエンドデフレクタとタングを別々に組み込めるようにしたものが考案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−329098号公報 特開2004−270791号公報
しかしながら、特許文献2に記載されたものでは、タングをエンドデフレクタと別体に形成しなければならないため、コストの上昇などを招くという問題があった。
本発明は上述した問題点に着目してなされたものであり、その目的は、ねじ軸の外周面に形成されたねじ溝が切り上がりのねじ溝である場合でもタングをエンドデフレクタと別体に形成したりすることなくねじ軸をナットに挿入した状態でエンドデフレクタをナットの軸方向両端部に組み込むことのできるボールねじ装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明に係るボールねじ装置は、ねじ軸の外周面に形成されたねじ溝とナットの内周面に形成されたねじ溝との間を転動するボールを無限循環させるためのエンドデフレタをナットの軸方向両端部に具備し、前記ねじ軸の外周面に形成されたねじ溝が前記ねじ軸の両端部に切り上がり部を有するボールねじ装置において、前記ねじ軸の外周面に形成されたねじ溝の前記切り上がり部を、前記ねじ軸の谷径以下の外径を有し且つ前記エンドデフレクタに形成されたタングの幅より大きい軸長を有する軸部とし、前記軸部の半径を前記ねじ軸の中心から前記タングまでの径方向距離より小さくしたことを特徴とする。
請求項1記載の発明に係るボールねじ装置によれば、ねじ軸の外周面に形成されたねじ溝が切り通しのねじ溝となり、ねじ軸をナットに挿入した状態でエンドデフレクタをナットの軸方向両端部に組み込むときに、エンドデフレクタに形成されたタングがねじ溝の切り上がり部に干渉することがないので、ねじ軸の外周面に形成されたねじ溝が切り上がりのねじ溝である場合でもタングをエンドデフレクタと別体に形成したりすることなくねじ軸をナットに挿入した状態でエンドデフレクタをナットの軸方向両端部に組み込むことができる。
以下、本発明に係るボールねじ装置を図面に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施形態に係るボールねじ装置のねじ軸端部を示す図、図2は第1の実施形態に係るボールねじ装置のエンドデフレクタを示す図であり、図1に示されるように、第1の実施形態に係るボールねじ装置のねじ軸1はねじ溝3を外周面に有している。このねじ溝3はねじ軸1の両端部に切り上がり部を有しており、ねじ溝3の切り上がり部は、ねじ軸1の谷径をd0--、エンドデフレクタ6(図2参照)に形成されたタング7の幅をxとすると、d以下の外径d(d≦d)を有し且つxより大きい軸長x(x>x)を有する軸部8となっている。また、ねじ軸1の中心からタング7までの径方向距離(タング内接円半径)をrとすると、軸部8の半径rはr≦rとなっている。
上述した第1の実施形態のように、ねじ溝3の切り上がり部をねじ軸1の谷径d以下の外径dを有し且つタング7の幅xより大きい軸長xを有する軸部8にすると、図1に示すように、ねじ軸1の外周面に形成されたねじ溝3が切り通しのねじ溝となる。これにより、ねじ軸1をナット2に挿入した状態でエンドデフレクタ6をナット2の軸方向両端部に組み込むときに、エンドデフレクタ6に形成されたタング7がねじ溝3の切り上がり部に干渉することがないので、ねじ軸1の外周面に形成されたねじ溝3が切り上がりのねじ溝である場合でもタング7をエンドデフレクタ6と別体に形成したりすることなくねじ軸1をナット2に挿入した状態でエンドデフレクタ6をナット2の軸方向両端部に組み込むことができる。
図3は本発明の第2の実施形態に係るボールねじ装置のねじ軸とエンドデフレクタを示す図であり、第2の実施形態が第1の実施形態と異なる点は、ねじ軸1が両端部にフランジ部1aを有する点である。
図4は本発明の第3の実施形態に係るボールねじ装置のねじ軸とエンドデフレクタを示す図であり、同図に示されるように、第3の実施形態に係るボールねじ装置のねじ軸1はねじ溝3を外周面に有している。このねじ溝3はねじ軸1の両端部で切り上がっており、ねじ軸1の両端部には、方形状の平面部9が設けられている。この平面部9はねじ溝3の切り上がり部分を平らに切り欠いて形成されており、ねじ軸1の軸方向に沿う平面部9の長さL、エンドデフレクタ6に形成されたタング7の幅をxとすると、L>xとなっている。
このような平面部9をねじ軸1の両端部に設けると、図4に示すように、ねじ軸1の外周面に形成されたねじ溝3が切り通しのねじ溝となる。これにより、ねじ軸1をナット2に挿入した状態でエンドデフレクタ6をナット2の軸方向両端部に組み込むときに、エンドデフレクタ6に形成されたタング7がねじ溝3の切り上がり部に干渉することがないので、ねじ軸1の外周面に形成されたねじ溝3が切り上がりのねじ溝である場合でもタング7をエンドデフレクタ6と別体に形成したりすることなくねじ軸1をナット2に挿入した状態でエンドデフレクタ6をナット2の軸方向両端部に組み込むことができる。
図5は本発明の第4の実施形態に係るボールねじ装置のねじ軸とエンドデフレクタを示す図であり、同図に示されるように、第4の実施形態に係るボールねじ装置のねじ軸1はねじ溝3を外周面に有している。このねじ溝3はねじ軸1の両端部に切り上がり部を有しており、ねじ溝3の切り上がり部には、ねじ溝3より深い深さを有し且つエンドデフレクタ7に形成されたタング8より大きい底面積を有する穴部10が設けられている。
このような穴部10をねじ溝3の切り上がり部に設けると、ねじ軸1の外周面に形成されたねじ溝3が切り通しのねじ溝となる。これにより、ねじ軸1をナット2に挿入した状態でエンドデフレクタ6をナット2の軸方向両端部に組み込むときに、エンドデフレクタ6に形成されたタング7がねじ溝3の切り上がり部に干渉することがないので、ねじ軸1の外周面に形成されたねじ溝3が切り上がりのねじ溝である場合でもタング7をエンドデフレクタ6と別体に形成したりすることなくねじ軸1をナット2に挿入した状態でエンドデフレクタ6をナット2の軸方向両端部に組み込むことができる。
上述した第4の実施形態では、外形形状が円形の穴部10を例示したが、穴部10の外形形状は特に限定されるものではなく、例えば長円形状や角形形状であってもよい。
本発明の第1の実施形態に係るボールねじ装置のねじ軸端部を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るボールねじ装置のエンドデフレクタを示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るボールねじ装置のねじ軸とエンドデフレクタを示す図である。 本発明の第3の実施形態に係るボールねじ装置のねじ軸とエンドデフレクタを示す図である。 本発明の第4の実施形態に係るボールねじ装置のねじ軸の端部を示す図である。 従来のボールねじ装置の一例を示す図である。
符号の説明
1 ねじ軸
2 ナット
3,4 ねじ溝
5 ボール
6 エンドデフレクタ
7 タング
8 軸部
9 平面部
10 穴部

Claims (1)

  1. ねじ軸の外周面に形成されたねじ溝とナットの内周面に形成されたねじ溝との間を転動するボールを無限循環させるためのエンドデフレタをナットの軸方向両端部に具備し、前記ねじ軸の外周面に形成されたねじ溝が前記ねじ軸の両端部に切り上がり部を有するボールねじ装置において、
    前記ねじ軸の外周面に形成されたねじ溝の前記切り上がり部を、前記ねじ軸の谷径以下の外径を有し且つ前記エンドデフレクタに形成されたタングの幅より大きい軸長を有する軸部とし、前記軸部の半径を前記ねじ軸の中心から前記タングまでの径方向距離より小さくしたことを特徴とするボールねじ装置。
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