JP5092766B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は半導体装置に係り、特に、静電保護素子を有する半導体装置に関する。
近年の高集積化が進んだ半導体装置において、半導体装置を構成する内部回路は微少であり、外部で発生した静電気によるサージにより容易に破壊される。このため、半導体装置には、静電気によるサージから内部回路を保護するための静電保護素子が設けられている。
図11は、従来の半導体装置100の回路を例示する図である。図11を参照するに、半導体装置100は、内部回路101と、電源パッド102と、入出力パッド103と、接地パッド104と、静電保護素子105と、Al配線106と、接地配線(GNDライン)106Gとを有する。R101乃至R103は接地配線106Gの有するインピーダンスを示している(実際に抵抗が挿入されているわけではない)。
図11において、電源パッド102及び入出力パッド103は、Al配線106により内部回路101及び静電保護素子105の一端に接続されている。内部回路101及び静電保護素子105の他端は、接地配線106Gにより接地パッド104に接続されている。内部回路101及び静電保護素子105と接地パッド104とを接続する接地配線106Gは、所定のインピーダンスR101乃至R103を有する。
静電保護素子105は、入出力パッド103に接地パッド104及び電源パッド102を基準に静電気によるサージが印加された場合に、静電気によるサージをクランプし、接地パッド104及び電源パッド102に逃がす働きをする。これにより、内部回路101が静電気によるサージで破壊することを防止している。内部回路101,電源パッド102,入出力パッド103,接地パッド104及び静電保護素子105は、半導体基板(図示せず)上に形成されている。
図12は、従来の半導体装置100の平面構造について説明するための平面模式図である。同図中、図11と同一部分については、同一符号を付し、その説明は省略する。図12において、107はコンタクトを示している。コンタクト107は、接地配線106Gに所定の密度で形成され、接地配線106Gと半導体基板(図示せず)とを電気的に接続している。接地配線106Gと半導体基板(図示せず)とをコンタクト107で電気的に接続することにより、接地配線106Gと半導体基板(図示せず)とを同電位にし、ラッチアップ等の発生を防止している。
図13は、図12のZ−Z線に沿う断面図である。便宜上、図12に示す平面模式図の一部を図示している。同図中、図12と同一部分については、同一符号を付し、その説明は省略する。図13において、108は半導体基板、109は絶縁層を示している。図13を参照するに、半導体基板108上には、コンタクト107に対応する開口部を有する絶縁層109が形成されており、絶縁層109上には接地配線106Gが形成されている。接地配線106Gのうちの、絶縁層109の開口部に形成される部分がコンタクト107である。半導体基板108と接地配線106Gとは、コンタクト107により電気的に接続されている。
接地配線106G及びコンタクト107は、スパッタ法により絶縁層109上に形成されるため、絶縁層109の開口部は、全てAlで満たされるわけではなく、コンタクト107の部分は、膜厚が薄く、穴が形成されたような構造となっている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−116105号公報
ところで、コンタクト107周辺部の断面構造は、図14のようになることが理想である。図14は、従来の半導体装置100におけるコンタクト107周辺部の理想的な断面構造について説明するための断面図である。便宜上、図12に示す平面模式図の一部を図示している。同図中、図13と同一部分については、同一符号を付し、その説明は省略する。図14において、a及びbは、接地配線106Gの両端の部分を示している。図14を参照するに、絶縁層109の開口部は全てAlで満たされており、コンタクト107の部分も十分な膜厚を有する構造となっている。従って、コンタクト107が形成されたことに起因して、aからbに至る接地配線106Gのインピーダンスが上昇することはない。
しかしながら、従来の半導体装置100は、実際には図14に示すような理想的な断面構造は有さず、図13に示すように、絶縁層109の開口部は全てAlで満たされるわけではなく、コンタクト107の部分は、膜厚が薄く、穴が形成されたような構造となっている。従って、図13においては、コンタクト107が形成されたことに起因して、図14におけるaからbに対応する部分の接地配線106Gのインピーダンスは上昇する。接地配線106Gのインピーダンスが上昇することは、すなわち、図11におけるR101乃至R103のインピーダンスが上昇することである。
前述のように、静電保護素子105は、電源パッド102及び入出力パッド103に静電気によるサージが印加された場合に、静電気によるサージをクランプし、接地パッド104に逃がす働きをする。しかし、図13に示すように、コンタクト107が形成されたことに起因して接地配線106Gのインピーダンスが上昇すると、静電保護素子105のクランプ能力が十分に発揮されず、内部回路101を静電気によるサージから保護することができないという問題があった。
図15は、従来の半導体装置110の回路を例示する図である。同図中、図11と同一部分については、同一符号を付し、その説明は省略する。図15において、R104及びR105は抵抗を示している。上記問題を解決する方法として、図15に示す半導体装置110は、内部回路101と電源パッド102及び入出力パッド103とを接続するAl配線106に所定の抵抗値を有する抵抗R104及びR105を挿入することにより、静電気によるサージを静電保護素子105側に流れやすくしている。しかし、抵抗R104及びR105として挿入可能な抵抗値の範囲が限定されるため、十分な解決方法であるとはいえない。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、静電保護素子のクランプ能力を十分に発揮し、内部回路を静電気によるサージから保護することができる半導体装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、第1の発明は、半導体基板(18)上に、内部回路(11)と、前記内部回路(11)と接続配線(16)及び接地配線(16G)により接続される接続パッド(12,13)及び接地パッド(14)と、前記接続パッド(12,13)と前記接地パッド(14)との間に接続される静電保護素子(15)とが設けられ、前記半導体基板(18)と前記接地配線(16G)とが、前記接地配線(16G)に所定の密度で形成されたコンタクト(17)により電気的に接続されている半導体装置(10)であって、前記接地配線(16G)の前記コンタクト(17)部分の膜厚は、前記接地配線(16G)の前記コンタクト(17)部分以外の膜厚よりも薄く、前記所定の密度は、前記接続パッド(12,13)から前記静電保護素子(15)を経由して前記接地パッド(14)に至る部分のインピーダンス(R17,R19)が、前記接続パッド(12,13)から前記内部回路(11)を経由して前記接地パッド(14)に至る部分のインピーダンス(R16,R18)よりも低くなるように設定されていることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明に係る半導体装置(10)において、前記接地配線(16G)の、前記静電保護素子(15)と前記接地パッド(14)とを接続する部分に形成された前記コンタクト(17)の密度は、前記接地配線(16G)の、前記内部回路(11)と前記接地パッド(14)とを接続する部分に形成された前記コンタクト(17)の密度よりも低いことを特徴とする。
第3の発明は、半導体基板(18)上に、内部回路(11)と、前記内部回路(11)と接続配線(16)及び第1の接地配線(16G)により接続される接続パッド(12,13)及び接地パッド(14)と、前記接続パッド(12,13)と前記接地パッド(14)との間に接続される静電保護素子(15)とが設けられ、前記半導体基板(18)と前記第1の接地配線(16G)とが、前記第1の接地配線(16G)に第1の密度で形成されたコンタクト(17)により電気的に接続されており、更に、前記第1の接地配線(16G)上に絶縁層(22)を介して第2の接地配線(20G)が形成され、前記第1の接地配線(16G)と前記第2の接地配線(20G)とが、前記第2の接地配線(20G)に第2の密度で形成されたスルーホール(21)により電気的に接続されている半導体装置(20)であって、前記第1の接地配線(16G)の前記コンタクト(17)部分の膜厚は、前記第1の接地配線(16G)の前記コンタクト(17)部分以外の膜厚よりも薄く、前記第2の接地配線(20G)の前記スルーホール(21)部分の膜厚は、前記第2の接地配線(20G)の前記スルーホール(21)部分以外の膜厚よりも薄く、前記第1の密度及び/又は前記第2の密度は、前記接続パッド(12,13)から前記静電保護素子(15)を経由して前記接地パッド(14)に至る部分のインピーダンス(R17,R19)が、前記接続パッド(12,13)から前記内部回路(11)を経由して前記接地パッド(14)に至る部分のインピーダンス(R16,R18)よりも低くなるように設定されていることを特徴とする。
第4の発明は、第3の発明に係る半導体装置(20)において、前記第1の接地配線(16G)の、前記静電保護素子(15)と前記接地パッド(14)とを接続する部分に形成された前記コンタクト(17)の密度は、前記第1の接地配線(16G)の、前記内部回路(11)と前記接地パッド(14)とを接続する部分に形成された前記コンタクト(17)の密度よりも低いことを特徴とする。
第5の発明は、第3又は第4の発明に係る半導体装置(20)において、前記第2の接地配線(20G)の、前記第1の接地配線(16G)の前記静電保護素子(15)と前記接地パッド(14)とを接続する部分に対応する位置に形成された前記スルーホール(21)の密度は、その他の部分に形成された前記スルーホール(21)の密度よりも高いことを特徴とする。
第6の発明は、第3乃至第5の何れか一に記載の発明に係る半導体装置(20)において、前記コンタクト(17)及び前記スルーホール(21)は、前記第1の接地配線(16G)及び前記第2の接地配線(20G)の長手方向に沿って平面視交互に配置されていることを特徴とする。
なお、上記括弧内の参照符号は、理解を容易にするために付したものであり、一例にすぎず、図示の態様に限定されるものではない。
本発明によれば、静電保護素子のクランプ能力を十分に発揮し、内部回路を静電気によるサージから保護することができる半導体装置を提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
〈第1の実施の形態〉
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置10の回路を例示する図である。図1を参照するに、半導体装置10は、内部回路11と、電源パッド12と、入出力パッド13と、接地パッド14と、静電保護素子15と、接続配線16と、接地配線(GNDライン)16Gとを有する。R11乃至R13は接地配線16Gの有するインピーダンスを示している(実際に抵抗が挿入されているわけではない)。なお、電源パッド12及び入出力パッド13を含めて接続パッドと表現する場合がある。
R16は電源パッド12から内部回路11を経由して接地パッド14に至る部分のインピーダンス(R13のインピーダンスも含む)、R17は電源パッド12から静電保護素子15を経由して接地パッド14に至る部分のインピーダンス(R11及びR12のインピーダンスも含む)、R18は入出力パッド13から内部回路11を経由して接地パッド14に至る部分のインピーダンス(R13のインピーダンスも含む)、R19は入出力パッド13から静電保護素子15を経由し接地パッド14に至る部分のインピーダンス(R11のインピーダンスも含む)を示している。
図1において、電源パッド12及び入出力パッド13は、接続配線16により内部回路11及び静電保護素子15の一端に接続されている。内部回路11及び静電保護素子15の他端は、接地配線16Gにより接地パッド14に接続されている。内部回路11及び静電保護素子15と接地パッド14とを接続する接地配線16Gは、所定のインピーダンスR11乃至R13を有する。電源パッド12,入出力パッド13,接地パッド14,接続配線16及び接地配線16Gの材料としては、例えば、Al等を用いることができる。
静電保護素子15は、電源パッド12及び入出力パッド13に静電気によるサージが印加された場合に、静電気によるサージをクランプし、接地パッド14に逃がす働きをする。これにより、内部回路11が静電気によるサージで破壊することを防止している。内部回路11,電源パッド12,入出力パッド13,接地パッド14及び静電保護素子15は、半導体基板(図示せず)上に形成されている。静電保護素子15としては、例えば、GGNMOS(Gate Grounded NMOS)、MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ、PN接合ダイオード等を用いることができる。
電源パッド12及び入出力パッド13に静電気によるサージが印加された場合に、静電保護素子のクランプ能力を十分に確保するためには、R17<R16、R19<R18であることが必要である。前述の図15に示すように、内部回路11と電源パッド12及び入出力パッド13とを接続する接続配線16に所定の抵抗値を有する抵抗を挿入することでも、R17<R16、R19<R18は実現できる場合があるが、挿入可能な抵抗値の範囲が限定されるため、十分な方法であるとはいえない。R17<R16、R19<R18を実現するためには、接地配線16Gの有するインピーダンスR11乃至R13を低減することが有効である。
インピーダンスR11乃至R13を低減するためには、接地配線16Gを太くすればよいが、半導体装置が大型化するため適切ではない。そこで、従来の半導体装置100において、図13に示すように、接地配線106Gに、コンタクト107が高密度で形成されたことに起因して接地配線106Gのインピーダンスが上昇することに着目し、本発明の第1の実施の形態では、R17<R16、R19<R18を満たすように、コンタクト17を形成する密度を低くすることによって、接地配線16Gの太さを変えずに、インピーダンスR11乃至R13を下げる。
図2及び図3を参照しながら、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置10におけるコンタクト17について更に詳しく説明する。図2は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置10の平面構造について説明するための平面模式図である。同図中、図1と同一部分については、同一符号を付し、その説明は省略する。
図2において、17はコンタクトを示している。コンタクト17は、接地配線16Gに所定の密度で形成され、接地配線16Gと半導体基板(図示せず)とを電気的に接続している。接地配線16Gと半導体基板(図示せず)とをコンタクト17で電気的に接続することにより、接地配線16Gと半導体基板(図示せず)とを同電位にし、ラッチアップ等の発生を防止している。
図3は、図2のX−X線に沿う断面図である。便宜上、図2に示す平面模式図の一部を図示している。同図中、図2と同一部分については、同一符号を付し、その説明は省略する。図3において、18は半導体基板、19は絶縁層、c及びdは接地配線16Gの両端の部分を示している。図3を参照するに、半導体基板18上にはコンタクト17に対応する開口部を有する絶縁層19が形成されており、絶縁層19上には接地配線16Gが形成されている。接地配線16Gのうちの、絶縁層19の開口部に形成される部分がコンタクト17である。半導体基板18と接地配線16Gとは、コンタクト17により電気的に接続されている。
コンタクト17の材料としては、例えば、Al等を用いることができる。半導体基板18は、例えば、シリコンからなる基板である。絶縁層19の材料としては、例えば、SiO等を用いることができる。コンタクト17の大きさは、例えば、平面視1μm角とすることができる。接地配線16Gの長手方向に略平行な方向に隣接するコンタクト17の間隔は、例えば、9μmとすることができる。接地配線16Gの長手方向に略垂直な方向に縦に2列並べられたコンタクト17の間隔は、例えば、3μmとすることができる。
接地配線16G及びコンタクト17は、スパッタ法により絶縁層19上に形成されるため、従来の半導体装置100と同様に、絶縁層19の開口部は、全てコンタクト17を構成する材料(例えば、Al等)で満たされるわけではなく、コンタクト17の部分は、膜厚が薄く、穴が形成されたような構造となっている。従って、コンタクト17の部分は、接地配線16Gのインピーダンスを上昇させる要因となる。
図2及び図3に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置10におけるコンタクト17は、図12及び図13に示す従来の半導体装置100におけるコンタクト107と比べると、大幅に低い密度で形成されている。このように、接地配線16Gに形成するコンタクト17の密度を従来よりも低くすることにより、膜厚が薄く、穴が形成されたような構造となり接地配線16Gのインピーダンスを上昇させる要因となる部分を減らすことができるため、cからdに至る接地配線16Gのインピーダンスを、従来の半導体装置100の接地配線106Gと比べて低くすることができる。
なお、接地配線16Gに形成するコンタクト17の密度は、R17<R16、R19<R18を満たすように設定する。この際、コンタクト17を全く形成しないことも可能であるが、コンタクト17を全く形成しないと、接地配線16Gと半導体基板18とが同電位にならないため、ラッチアップの発生が問題になるような場合には、好適ではない。
一例として、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置10におけるコンタクト17の密度を、従来の半導体装置100におけるコンタクト107の密度と同じに設定した場合(図12及び図13参照)のインピーダンスR16〜R19が、R16=11Ω(うち、R13=6Ω),R17=12Ω(うち、R11=3Ω,R12=6Ω),R18=11Ω(うち、R13=6Ω),R19=6Ω(うち、R11=3Ω)であったとする。
静電保護素子15のクランプ能力を十分に確保するためには、R17<R16,R19<R18でなければならないところ、この例の場合は、R17(=12Ω)>R16(=11Ω),R19(=6Ω)<R18(=11Ω)となっており、R17(=12Ω)とR16(=11Ω)との関係が適切ではない。
そこで、接地配線16G全体わたって均一にコンタクト17の密度を低くすることにより(図2及び図3参照)、例えば、接地配線16Gのインピーダンスが1/2になったとすると、R11=1.5Ω,R12=3Ω,R13=3Ωになるので、R16〜R19は、R16=8Ω(うち、R13=3Ω),R17=7.5Ω(うち、R11=1.5Ω,R12=3Ω),R18=8Ω(うち、R13=3Ω),R19=4.5Ω(うち、R11=1.5Ω)となる。すなわち、R17(=7.5Ω)<R16(=8Ω),R19(=4.5Ω)<R18(=8Ω)となり、R17<R16,R19<R18の条件を満足する。
なお、上記例では、接地配線16G全体わたって均一にコンタクト17の密度を低くしたが、接地配線16GのR11,R12の部分のみについてコンタクト17の密度を低くしても同様の効果が得られる。又、接地配線16GのR11,R12の部分のコンタクト17の密度と、接地配線16GのR13の部分のコンタクト17の密度とを異なる割合(ただし、接地配線16GのR11,R12の部分のコンタクト17の密度を、接地配線16GのR13の部分のコンタクト17の密度より低くする)で低くしても同様の効果が得られる。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置10によれば、R17<R16、R19<R18を満たすように接地配線16Gに形成するコンタクト17の密度を設定することにより、静電保護素子15のクランプ能力を十分に確保することが可能となり、内部回路11を静電気によるサージから保護することができる。
〈第2の実施の形態〉
本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置20の回路図は、図1と同様であるため、その説明は省略する。図4及び図5を参照しながら、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置20について説明する。
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置20の平面構造について説明するための平面模式図である。図5は、図4のY−Y線に沿う断面図である。便宜上、図4に示す平面模式図の一部を図示している。図4及び図5において、図1乃至図3と同一部分については、同一符号を付し、その説明は省略する。図4及び図5において、20Gは接地配線(GNDライン)、21は接地配線16Gと接地配線20Gとを電気的に接続するスルーホールを示している。図5において、22は絶縁層、e及びfは接地配線16G及び20Gの両端の部分を示している。接地配線20G及びスルーホール21の材料としては、例えば、Al等を用いることができる。絶縁層22の材料としては、例えば、SiO等を用いることができる。
図4及び図5を参照するに、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置20は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置10とは異なり、接地配線16G上に絶縁層22が形成されており、更に絶縁層22上の接地配線16Gに対応する位置に接地配線20Gが形成されている。接地配線20Gには、スルーホール21が形成されている。
図4及び図5を参照しながらコンタクト17及びスルーホール21について更に詳しく説明する。図4において、接地配線16G及び20Gの長手方向に沿った外縁部には、接地配線16Gの長手方向に略垂直方向に縦に2個並べられたコンタクト17と、接地配線20Gの長手方向に略垂直方向に縦に2個並べられたスルーホール21とが、接地配線16G及び接地配線20Gの長手方向に沿って平面視交互に配置されている。
図5において、半導体基板18上にはコンタクト17に対応する開口部を有する絶縁層19が形成されており、絶縁層19上には接地配線16Gが形成されている。接地配線16G上には、スルーホール21に対応する開口部を有する絶縁層22が形成されており、絶縁層22上には接地配線20Gが形成されている。接地配線16Gの、絶縁層19の開口部に形成される部分がコンタクト17であり、接地配線20Gの、絶縁層22の開口部に形成される部分がスルーホール21である。
コンタクト17は、半導体基板18と接地配線16Gとを電気的に接続している。スルーホール21は、接地配線16Gと接地配線20Gとを電気的に接続している。コンタクト17及びスルーホール21の部分は、従来の半導体装置100と同様にスパッタ法により形成されるため、膜厚が薄く、穴が形成されたような構造となっている。従って、コンタクト17及びスルーホール21の部分は、接地配線16G及び20Gのインピーダンスを上昇させる要因となる。
コンタクト17とスルーホール21の大きさは、例えば、平面視1μm角とすることができる。接地配線16Gの長手方向に略平行な方向に隣接するコンタクト17の間隔は、例えば、6μmとすることができる。接地配線20Gの長手方向に略平行な方向に隣接するスルーホール21の間隔は、例えば、6μmとすることができる。接地配線16Gの長手方向に略垂直な方向に縦に2列並べられたコンタクト17の間隔は、例えば、3μmとすることができる。接地配線20Gの長手方向に略垂直な方向に縦に2列並べられたスルーホール21の間隔は、例えば、3μmとすることができる。
図4及び図5に示すように、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置20におけるコンタクト17は、図12及び図13に示す従来の半導体装置100におけるコンタクト107と比べると、大幅に低い密度で形成されている。又、接地配線16G上に絶縁層22を形成し、更に絶縁層22上の接地配線16Gに対応する位置に接地配線20Gを形成し、接地配線16G及び接地配線20Gをスルーホール21で電気的に接続している。
このように、接地配線16Gに形成するコンタクト17の密度を従来よりも低くし、更に、接地配線16G上に絶縁層22を介して接地配線20Gを形成し、接地配線16G及び20Gをスルーホール21で電気的に接続することにより、膜厚が薄く、穴が形成されたような構造となり接地配線16G及び20Gのインピーダンスを上昇させる要因となる部分を減らすとともに、接地配線20Gがインピーダンスを下げる働きをするため、eからfに至る接地配線16G及び20Gのインピーダンスを、従来の半導体装置100の接地配線106Gと比べて低くすることができる。
なお、接地配線16Gに形成するコンタクト17の密度、及び、接地配線20Gに形成するスルーホール21の密度は、R17<R16、R19<R18を満たすように設定する。この際、接地配線16Gにコンタクト17を全く形成しないことも可能であるが、コンタクト17を全く形成しないと、接地配線16Gと半導体基板18とが同電位にならないため、ラッチアップの発生が問題になるような場合には、好適ではない。
本発明の第1の実施の形態では、R17<R16、R19<R18を満たすために、コンタクト17を形成する密度を低くすることによって、接地配線16Gの太さを変えずに、接地配線16Gのインピーダンスを下げた。本発明の第2の実施の形態では、R17<R16、R19<R18を満たすために、接地配線16G上に絶縁層22を介して接地配線20Gを形成し、コンタクト17を形成する密度を低くするとともに、接地配線16Gと接地配線20Gとを所定の密度で形成されたスルーホール21で電気的に接続することにより、接地配線16Gの太さを変えずに、接地配線16G及び20Gのインピーダンスを下げている。
一例として、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置20におけるコンタクト17の密度を、従来の半導体装置100におけるコンタクト107の密度と同じに設定した場合(図12及び図13参照)のインピーダンスR16〜R19が、R16=11Ω(うち、R13=6Ω),R17=12Ω(うち、R11=3Ω,R12=6Ω),R18=11Ω(うち、R13=6Ω),R19=6Ω(うち、R11=3Ω)であったとする。
静電保護素子15のクランプ能力を十分に確保するためには、R17<R16,R19<R18でなければならないところ、この例の場合は、R17(=12Ω))>R16(=11Ω),R19(=6Ω)<R18(=11Ω)となっており、R17(=12Ω)とR16(=11Ω)との関係が適切ではない。
そこで、接地配線16G上に絶縁層22を介して接地配線20Gを形成し、接地配線16G全体わたって均一にコンタクト17を形成する密度を低くするとともに、接地配線16Gと接地配線20Gとを所定の密度で形成されたスルーホール21で電気的に接続することにより(図4及び図5参照)、例えば、接地配線16G及び20Gのインピーダンスが1/3になったとすると、R11=1Ω,R12=2Ω,R13=2Ωになるので、R16〜R19は、R16=7Ω(うち、R13=2Ω),R17=6Ω(うち、R11=1Ω,R12=2Ω),R18=7Ω(うち、R13=2Ω),R19=4Ω(うち、R11=1Ω)となる。すなわち、R17(=6Ω)<R16(=7Ω),R19(=4Ω)<R18(=7Ω)となり、R17<R16,R19<R18の条件を満足する。
なお、上記例では、接地配線16G全体わたって均一にコンタクト17の密度を低くするとともに、接地配線16Gと接地配線20Gとを所定の密度で形成されたスルーホール21で電気的に接続したが、接地配線16GのR11,R12の部分のみについてコンタクト17の密度を低くするとともに、接地配線16Gと接地配線20Gとを所定の密度で形成されたスルーホール21で電気的に接続しても同様の効果が得られる。又、接地配線16GのR11,R12の部分と接地配線16GのR13の部分のコンタクト17の密度を異なる割合(ただし、接地配線16GのR11,R12の部分のコンタクト17の密度を、接地配線16GのR13の部分のコンタクト17の密度より低くする)で低くするとともに、接地配線16Gと接地配線20Gとを所定の密度で形成されたスルーホール21で電気的に接続しても同様の効果が得られる。
本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置20によれば、接地配線16G上に絶縁層22を介して接地配線20Gを形成し、R17<R16、R19<R18を満たすように、接地配線16Gに形成するコンタクト17、及び、接地配線20Gに形成するスルーホール21の密度を設定することにより、静電保護素子15のクランプ能力を十分に確保することが可能となり、内部回路11を静電気によるサージから保護することができる。
〈実施例〉
実施例では、接地配線16G及び20Gに形成するコンタクト17及びスルーホール21の密度をどのように設定すれば、接地配線16G及び20Gのインピーダンスを低くすることができるのかを実験した。図6は、インピーダンスの測定をするための測定用TEGの形状を示す平面図である。なお、TEGとは、テスト・エレメント・グループの略称であり、半導体装置の特性等を検討するための評価用ウエハである。同図中、図1乃至図5と同一部品については、同一符号を付し、その説明は省略する。図6において、Aは測定用TEGの所定の領域、g及びhはインピーダンス測定用の端子を示している。
図6を参照するに、測定用TEGは、周縁部に595μm×2630μmの接地配線16G、又は、接地配線16G及び20Gが、平面視長方形状に形成されており、一端が端子g、他端が端子hで終端している。
測定用TEGとしては、TEG1及びTEG2を用意した。TEG1は、周縁部に595μm×2630μmの接地配線16Gが形成されており、一端が端子g、他端が端子hで終端している1層構造の接地配線を有する測定用TEGである。又、TEG2は、TEG1上に絶縁層22を形成し、絶縁層22上の接地配線16Gに対応する位置に、更に、接地配線20Gが形成され、一端が端子g、他端が端子hで終端している2層構造の接地配線を有する測定用TEGである。TEG2において、接地配線16Gと接地配線20Gとは所定位置に形成されたスルーホール21により電気的に接続されている。接地配線16G及び20Gは、Alで形成されている。
インピーダンスは、図6に示す形状のTEG1又はTEG2の接地配線16G及び/又は20Gに図7〜図10に示すTEGパターン1〜4を形成し、端子g〜端子hに100mAの電流を流したときの電圧降下を四端子法で測定することにより算出した。図7は、TEGパターン1を示す平面図であり、1層構造の接地配線16Gを有するTEG1の領域Aを拡大して示す平面図である。同図中、図1乃至図6と同一部品については、同一符号を付し、その説明は省略する。
図7を参照するに、TEGパターン1は、コンタクト17がTEG1の接地配線16G全体に規則的に形成されているパターンである。コンタクト17の大きさは平面視1μm角であり、隣接するコンタクト17の間隔は3μmである。図7に示すTEGパターン1は、図12及び図13に示す従来の半導体装置100にコンタクト107が形成されるパターンと同じである。
図8は、TEGパターン2を示す平面図であり、1層構造の接地配線16Gを有するTEG1の領域Aを拡大して示す平面図である。同図中、図1乃至図7と同一部品については、同一符号を付し、その説明は省略する。図8を参照するに、TEGパターン2は、TEG1の接地配線16Gの内周側外縁部及び外周側外縁部に、コンタクト17が、接地配線16Gの長手方向に沿って2列に規則的に形成されているパターンである。コンタクト17の大きさは平面視1μm角であり、隣接するコンタクト17の間隔は3μmである。
図9は、TEGパターン3を示す平面図であり、2層構造の接地配線16G及び20Gを有するTEG2の領域Aを拡大して示す平面図である。同図中、図1乃至図8と同一部品については、同一符号を付し、その説明は省略する。図9を参照するに、TEGパターン3は、スルーホール21が、TEG2の接地配線20G全体に規則的に形成されているパターンである。スルーホール21の大きさは平面視1μm角であり、隣接するスルーホール21の間隔は3μmである。
なお、TEGパターン3において、接地配線16Gにコンタクト17は形成されていない。従って、接地配線16Gがコンタクト17により半導体基板18と電気的に接続されず、接地配線16Gと半導体基板18とが同電位にならないため、ラッチアップの発生が問題になるような場合には、TEGパターン3は好適ではない。
図10は、TEGパターン4を示す平面図であり、2層構造の接地配線16G及び20Gを有するTEG2の領域Aを拡大して示す平面図である。同図中、図1乃至図9と同一部品については、同一符号を付し、その説明は省略する。図10において、B,C,D,Eは、TEG2の所定の領域を示している。図10を参照するに、TEGパターン4は、領域B,C,D,Eに形成された以下に説明する各パターンからなる。
領域Bの内周側外縁部及び外周側外縁部には、接地配線16Gの長手方向に略垂直方向に縦に2個並べられたコンタクト17と、接地配線20Gの長手方向に略垂直方向に縦に2個並べられたスルーホール21とが、接地配線16G及び接地配線20Gの長手方向に沿って平面視交互に配置されている。
コンタクト17とスルーホール21の大きさは平面視1μm角である。接地配線16Gの長手方向に略平行な方向に隣接するコンタクト17の間隔は6μmである。接地配線20Gの長手方向に略平行な方向に隣接するスルーホール21の間隔は6μmである。接地配線16Gの長手方向に略垂直な方向に縦に2列並べられたコンタクト17の間隔は3μmである。接地配線20Gの長手方向に略垂直な方向に縦に2列並べられたスルーホール21の間隔3μmである。
領域Cには、接地配線16G,コンタクト17及び絶縁層22のみが形成されており、接地配線20G,スルーホール21は形成されていない。領域Cの内周側外縁部及び外周側外縁部には、コンタクト17が、接地配線16Gの長手方向に沿って2列に規則的に形成されている。コンタクト17の大きさは平面視1μm角である。接地配線16Gの長手方向に略平行な方向に隣接するコンタクト17の間隔は6μmである。接地配線16Gの長手方向に略垂直な方向に縦に2列並べられたコンタクト17の間隔は3μmである。なお、領域Cは、接地配線20Gが形成されている層の接続配線が、接地配線16Gと交差するように配置される領域を想定して設けたものである。
領域Dは、領域Cの両側に位置する領域を示している。領域Dには、スルーホール21が、接地配線20Gの長手方向に略平行な方向に21列、接地配線20Gの長手方向に略垂直な方向に5列規則的に形成されている。スルーホール21の大きさは平面視1μm角である。隣接するスルーホール21の間隔は3μmである。なお、領域Dは、接地配線20Gを、接地配線16Gのみからなる領域Cと低インピーダンスで接続するために、領域Cの両側に設けたものである。
領域Eには、領域Dと同様にスルーホール21が、接地配線20Gの長手方向に略平行な方向に21列、接地配線20Gの長手方向に略垂直な方向に5列規則的に形成されている。スルーホール21の大きさは平面視1μm角であり、隣接するスルーホール21の間隔は3μmである。なお、領域Eは、絶縁層22を介して領域Eの下層に形成されている接地配線16Gに静電保護素子15が接続されることを想定して設けた領域である。
すなわち、TEGパターン4では、TEG2全体に形成されるスルーホール21の密度を低く調整することにより、接地配線16G及び20G全体のインピーダンスを低くしているが、静電保護素子15が接続される領域Eでは、スルーホール21の密度を高くすることにより、接地配線16G及び20Gをスルーホール21で強固に接続し、静電保護素子15のクランプ能力を十分に確保している。なお、TEGパターン4において、図10に示す以外の部分のパターンは、領域Bのパターンと同一である。
以上のような図7〜図10に示すTEGパターン1〜4を形成し、端子g〜端子hに100mAの電流を流したときの電圧降下を四端子法で測定することにより、端子g〜端子hのインピーダンスを算出した結果を表1に示す。
Figure 0005092766
表1において、インピーダンス比は、TEGパターン1の端子g〜端子hのインピーダンスを100%とした場合の、TEGパターン2〜4のインピーダンスの割合を示している。表1に示すように、図12及び図13に示す従来の半導体装置100におけるコンタクト107の形成されるパターンと同じであるTEGパターン1に比べて、TEGパターン2〜4のインピーダンスが下がっていることが確認された。特に図10に示すTEGパターン4は、TEGパターン1に比べて36%のインピーダンス比であり、インピーダンスが大幅に下がっている。
ただし、TEGパターン3は、接地配線16Gがコンタクト17により半導体基板18と電気的に接続していないため、接地配線16Gと半導体基板18とが同電位にならないため、ラッチアップの発生が問題になるような場合には好適ではない。
なお、実際のTEGパターンは、R17<R16、R19<R18を満たすように、コンタクト17及びスルーホール21の密度を任意に設定すればよいため、実際のTEGパターンは、図7〜図10に示すTEGパターン1〜4に限定されることなく、適宜、必要なパターンを形成すればよい。
本発明の実施例によれば、接地配線16Gに形成されるコンタクト17及び/又は接地配線20Gに形成されるスルーホール21の密度を適切に設定することにより、接地配線16G及び/又は20Gのインピーダンスを下げられることが確認された。
又、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置10又は本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置20に、本実施例のTEGパターン1〜4又はそれらを適宜修正したTEGパターンを適用することにより、R17<R16、R19<R18を満たすことができ、静電保護素子15のクランプ能力を十分に確保することが可能となり、内部回路11を静電気によるサージから保護することができる。
以上、本発明の好ましい実施の形態及び実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施の形態及び実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施の形態及び実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、図8において、TEG1の接地配線16Gの内周側外縁部及び外周側外縁部に、コンタクト17が、接地配線16Gの長手方向に沿って2列に規則的に形成されているパターンを示したが、コンタクト17が、接地配線16Gの長手方向に沿って3列以上規則的に形成されているパターンとしても構わないし、他の全く異なるパターンとしても構わない。
又、コンタクト17及びスルーホール21の大きさは平面視1μm角でなくても構わないし、隣接するコンタクト17及びスルーホール21の間隔は任意で構わない。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置10の回路を例示する図である。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置10の平面構造について説明するための平面模式図である。 図2のX−X線に沿う断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置20の平面構造について説明するための平面模式図である。 図4のY−Y線に沿う断面図である。 インピーダンスの測定をするための測定用TEGの形状を示す平面図である。 TEGパターン1を示す平面図である。 TEGパターン2を示す平面図である。 TEGパターン3を示す平面図である。 TEGパターン4を示す平面図である。 従来の半導体装置100の回路を例示する図である。 従来の半導体装置100の平面構造について説明するための平面模式図である。 図12のZ−Z線に沿う断面図である。 従来の半導体装置100におけるコンタクト107周辺部の理想的な断面構造について説明するための断面図である。 従来の半導体装置110の回路を例示する図である。
符号の説明
10,20,100,110 半導体装置
11,101 内部回路
12,102 電源パッド
13,103 入出力パッド
14,104 接地パッド
15,105 静電保護素子
16 配線
16G,20G,106G 接地配線
17,107 コンタクト
18,108 半導体基板
19,22,109 絶縁層
21 スルーホール
106 Al配線
a,b 接地配線106Gの両端
c,d 接地配線16Gの両端
e,f 接地配線16G及び20Gの両端
g,h 端子
A〜E 領域
R11〜R13,R16〜R19,R101〜R103 インピーダンス
R104,R105 抵抗

Claims (6)

  1. 半導体基板上に、内部回路と、前記内部回路と接続配線及び接地配線により接続される接続パッド及び接地パッドと、前記接続パッドと前記接地パッドとの間に接続される静電保護素子とが設けられ、前記半導体基板と前記接地配線とが、前記接地配線に所定の密度で形成されたコンタクトにより電気的に接続されている半導体装置であって、
    前記接地配線の前記コンタクト部分の膜厚は、前記接地配線の前記コンタクト部分以外の膜厚よりも薄く、
    前記所定の密度は、前記接続パッドから前記静電保護素子を経由して前記接地パッドに至る部分のインピーダンスが、前記接続パッドから前記内部回路を経由して前記接地パッドに至る部分のインピーダンスよりも低くなるように設定されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記接地配線の、前記静電保護素子と前記接地パッドとを接続する部分に形成された前記コンタクトの密度は、前記接地配線の、前記内部回路と前記接地パッドとを接続する部分に形成された前記コンタクトの密度よりも低いことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 半導体基板上に、内部回路と、前記内部回路と接続配線及び第1の接地配線により接続される接続パッド及び接地パッドと、前記接続パッドと前記接地パッドとの間に接続される静電保護素子とが設けられ、前記半導体基板と前記第1の接地配線とが、前記第1の接地配線に第1の密度で形成されたコンタクトにより電気的に接続されており、更に、前記第1の接地配線上に絶縁層を介して第2の接地配線が形成され、前記第1の接地配線と前記第2の接地配線とが、前記第2の接地配線に第2の密度で形成されたスルーホールにより電気的に接続されている半導体装置であって、
    前記第1の接地配線の前記コンタクト部分の膜厚は、前記第1の接地配線の前記コンタクト部分以外の膜厚よりも薄く、
    前記第2の接地配線の前記スルーホール部分の膜厚は、前記第2の接地配線の前記スルーホール部分以外の膜厚よりも薄く、
    前記第1の密度及び/又は前記第2の密度は、前記接続パッドから前記静電保護素子を経由して前記接地パッドに至る部分のインピーダンスが、前記接続パッドから前記内部回路を経由して前記接地パッドに至る部分のインピーダンスよりも低くなるように設定されていることを特徴とする半導体装置。
  4. 前記第1の接地配線の、前記静電保護素子と前記接地パッドとを接続する部分に形成された前記コンタクトの密度は、前記第1の接地配線の、前記内部回路と前記接地パッドとを接続する部分に形成された前記コンタクトの密度よりも低いことを特徴とする請求項3記載の半導体装置。
  5. 前記第2の接地配線の、前記第1の接地配線の前記静電保護素子と前記接地パッドとを接続する部分に対応する位置に形成された前記スルーホールの密度は、その他の部分に形成された前記スルーホールの密度よりも高いことを特徴とする請求項3又は4記載の半導体装置。
  6. 前記コンタクト及び前記スルーホールは、前記第1の接地配線及び前記第2の接地配線の長手方向に沿って平面視交互に配置されていることを特徴とする請求項3乃至5の何れか一項記載の半導体装置。
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