JP5091553B2 - クリーニング装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置 - Google Patents

クリーニング装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置に係り、特に電子写真プロセスを備えクリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置に関する。
画像形成装置における電子写真プロセスは、帯電、露光、現像、転写・定着、及び、クリーニングの各工程より成り立つ。ここで、最終工程のクリーニング工程においては、通常ブレードクリーニング方式が採用されている。
このような画像形成装置としてフルカラーの画像形成装置がある。この画像形成装置にはイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の現像装置が配置されている。各現像装置には回転自在に駆動可能な像担持体である感光体ドラムが配置され、感光ドラムは、帯電装置により表面が一様に帯電され、次いで、露光用光学系によりレーザビームが照射される。これにより、感光ドラムの表面が露光され、感光ドラム上に静電潜像を形成された後、現像ユニット内の現像剤が感光ドラム表面に接触して、感光ドラム上に可視画像が形成される。
そして、中間転写装置と感光ドラムとの当接部において、当接部の中間転写装置側内部に設けられた転写ローラにより、感光ドラム表面の可視画像は中間転写装置における転写ベルト表面に転写される。転写された現像剤は2次転写部で像担持体である紙上に転写された後、定着装置に供給され、紙上にトナー像が定着される。一方、感光ドラムの表面に残留した現像剤は、クリーニング装置内のクリーニングブレードにより清掃除去される。このような画像形成装置は特許文献1に記載されている。
ブレードクリーニングのクリーニングブレードは、現像ユニット内に配置され、支持体に板状のポリウレタン等の素材からなる弾性部材を取り付けたものであり、電子写真感光体の表面に加圧当接される構成となっている。現像ユニットとしては以下の2つの形式のものがある。
図13は従来例に係る第1の形式の現像ユニットを示す概略断面図である。この現像ユニットにおいてクリーニング装置11のクリーニングブレード11aの先端は感光体ドラム1に対し常に一定の食い込み量を持って当接可能となるよう現像装置4の筐体4jにボルトで直接固定され、クリーニングブレード11aの弾性変形から発生する復元力をブレード押圧力として用いている。
図14は従来例に係る第2の形式の現像ユニットを示す概略断面図である。この現像ユニットは、支持体の一部にブレードが回動可能となる支点軸とバネ等の押圧付与部材4kを配置し、この押圧付与部材4kで得られる押圧力でクリーニングブレード11aを感光体ドラム1の表面に当接させるようにしている。
上述した第1の現像ユニットに使用している固定式のクリーニングブレードは、可動部や付勢手段等の構成部材が不用となるため、簡素且つ小型化が容易であり、低コストというメリットがある反面、像担持体に常時当接させるため、弾性ブレードが永久歪による変形、圧力低下を起こし易く、また弾性体ブレードと像担持体との接触部にトナーの溜まりや紙粉等の異物が侵入しても除去が困難であり、しばしば異常画像等の問題を発生させることがある。
また、第2の現像ユニットに使用している可動式のクリーニングブレードは、外部に離接機構を設けることで保管及び未使用時と画像形成時で、位置規制部材による当接−離接位置間を移動させる等の対策が可能であり、特に長寿命を要求されるシステムにおいて採用されている。
特開2006−243411
近年、画像形成装置は小型化が要求され、弾性体で係止されたクリーニングブレードエッジでのトナー溜まりの発生や異物噛み込みによるクリーニングブレードの欠損対策として可動式クリーニングブレードや像担持体との離接機構を設けることは、前記小型化の要求に則さずコストが嵩むことから敬遠されがちであり、ブレードや感光体の交換寿命を長く設定しない例が多い。
そこで本発明は、装置の小型化及びクリーニングブレードの長寿命化を図ることができるクリーニング装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、
画像形成装置の像担持体上に残留する現像剤を除去するクリーニング装置であって、
前記クリーニング装置は、弾性体のクリーニングブレードと、該クリーニングブレードを前記像担持体表面に接・離間させる駆動機構とをえ、
前記クリーニングブレードは、一端が前記クリーニング装置の筐体に固着され、先端が前記像担持体表面に前記像担持体の長手方向に沿って当接するように配され、
記駆動機構は、前記像担持体の移動方向下流側かつ前記クリーニングブレードの近傍に、前記像担持体と同軸方向に伸びかつ前記像担持体の軸の周りで回動可能に配したアーム部材と、前記クリーニングブレードを押圧して回転駆動する付勢機構とを備え、
前記アーム部材は、クランク状に曲折した形状を有し、両端の折り曲げた屈曲部を前記クリーニング装置の筐体に回動可能に保持させ、これら屈曲部間の延設部で前記クリーニングブレードを押圧可能に設け、
前記屈曲部の一方に前記付勢機構を連結し、
前記付勢機構により前記アーム部材を回動付勢して前記延設部を前記クリーニングブレードに対して前記像担持体移動方向下流側から上流側へ向けて当接させて押圧し、前記クリーニングブレードを前記像担持体表面から離間させるように湾曲させ、あるいは、前記駆動機構による前記アーム部材の回動付勢を止めて前記延設部による前記押圧から前記クリーニングブレードを開放することにより前記湾曲状態を解消して前記クリーニングブレードの先端を前記像担持体表面に当接させる
ことを特徴とするクリーニング装置である。
請求項2の発明は、請求項1記載のクリーニング装置において、前記クリーニングブレードの像担持体移動方向上流側に、前記クリーニングブレードが前記アーム部材で押圧されて前記像担持体から離間したときに、前記クリーニングブレードのエッジ部が接触するシート状の掻き落とし部材を配置することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2に記載のクリーニング装置において、前記掻き落とし部材はウレタン樹脂製であることを特徴とする。
請求項の発明は、像担持体上を一様に帯電させる帯電装置と、像担持体に形成された静電潜像を現像剤で現像して前記像担持体上に可視画像を形成する現像装置と、請求項1乃至のいずれかに記載のクリーニング装置とを備えることを特徴とするプロセスカートリッジである。
請求項5の発明は、請求項1乃至のいずれか記載のクリーニング装置を備えることを特徴とする画像形成装置である。
請求項6の発明は、請求項に記載のプロセスカートリッジを備えることを特徴とする画像形成装置である。
請求項7の発明は、前記像担持体を、前記クリーニングブレードが前記像担持体から離間する前に、画像形成時の前記像担持体の回転方向と逆方向に回転駆動することを特徴とする請求項5または6に記載の画像形成装置である。
本発明によれば、簡易な形状な押圧部材を設けることで、弾性体のクリーニングブレードを変形させて像担持体表面と接、離間させるので、当接の際の衝撃でクリーニングブレードのトナー溜まり及び異物を叩き落とし、長期にわたって安定したトナー除去性能を確保し、異常画像の発生を抑制することができる。
以下本発明を実施するための最良の形態としての実施例を図面に基づいて説明する。
以下本発明の実施例に係る画像形成装置を図面に基づいて説明する。図1は実施例に係る画像形成装置を示す概略断面図である。本例に係る画像形成装置は、電子写真方式を採用したフルカラーの画像形成装置である。この画像形成装置にはイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の現像ユニットである現像装置4が配置されている。各現像装置は、OPC等の有機材料からなる光導電性層を有し、正逆方向それぞれに回転可能な像担持体である感光体ドラム1が配置されている。感光体ドラム1の周囲には、正回転方向に沿って画像形成プロセスを実行するための帯電ローラ2、露光装置3、現像装置4、クリーニング装置11が設けられており、これら装置からなるY,M、C、BK各色の現像装置4がプロセスカートリッジとして並列に配置されている。
帯電ローラ2は、感光体ドラムに当接して回転することができる導電性のローラであり、高圧電源により直流電圧あるいは直流と交流の重畳電圧が印加されて上記光導電性層を一様に帯電する。
その後、感光体ドラム1上には露光装置3により静電潜像が形成され、感光体ドラム1状の静電潜像は現像装置4によって現像される。現像装置4としては、例えば弾性体からなる現像ローラ4aを接触させて現像を行う接触1成分現像装置が用いられ、ホッパー内に納められたトナー5を供給ローラ4bを介して現像ローラ4a上にトナーを供給・搬送し、現像ローラ上に当接された規制ブレードにより、現像ローラ上にトナー薄層を形成後、感光体上の静電潜像と接触することによって静電潜像の可視像処理を行う。
各色の現像装置4で感光体上に形成された可視画像は順次、一次転写部において転写ベルト8a上へと転写され、転写ベルト8a上にカラー画像が形成される。
転写装置8は、駆動ローラ8bを含む一対のローラに掛け回された転写ベルト8aと、転写ベルト8aの内側に設けられ、各色感光体と対向する転写バイアスローラ8dと、転写ベルト8aと転写バイアスローラ8dを感光体に対し当接可能とする接離機構(図示していない)と、弾性体ブレード8eを備えた転写ベルトクリーニング装置を備えている。
転写装置8では、高圧電源を介した転写バイアスローラ8dからのバイアス電圧の印加により、感光体上可視画像を転写ベルト8a上に転写させた後、レジストローラによってレジストタイミングを設定した上で給紙装置から繰り出される転写紙を、転写装置内ローラに押圧し、回転可能に設定された2次転写ローラ9で狭持し、2次転写ローラ9に高圧電源よりバイアス電圧を印加することで転写ベルト上に形成したカラー画像が転写紙に転写される。
転写装置8によりカラー画像が転写された転写紙は、定着装置10に搬送され、図示されない排紙トレイに排出される。各現像装置4において、感光体上に形成された可視画像のうち、一次転写にて転写されずに感光体上に残留した転写残トナーは感光体の回転により移動し、クリーニング装置11で回収される。
図2は現像装置の構成を示す概略断面図である。クリーニング装置11のクリーニングブレード11aは、短冊状の弾性体ブレード11cと、弾性体ブレード11cを支持する支持部材11dから構成されている。クリーニングブレード11aの支持部材11dはクリーニング装置11の筐体内の所定の位置にネジ11eで固定され、現像装置4にクリーニング装置11と感光体ドラム1とを取り付けた状態で、弾性体ブレード11cの先端が感光体ドラム1表面と当接するようになっている。なお、クリーニング装置11には回収された残留トナーを格納容器まで搬送する搬送スクリュー11bが配置されている。
本例では、前記クリーニングブレード11aには、感光体ドラム1の移動下流側の弾性体ブレード11c面近傍に、丸軸部材を屈曲加工した押圧部材12を配置している。押圧部材12は駆動機構30で駆動され、画像形成終了時に押圧部材12が弾性体ブレード11cを感光体ドラム1上流側に押圧して弾性体ブレード11cを感光体ドラム1表面から一旦離間させ、所定時間経過後、押圧部材12を弾性体ブレード11cから離間する方向に移動させ前記弾性体ブレード11cを感光体ドラム1表面に当接させる。
図3は押圧部材の構成を示す斜視図、図4は押圧部材と駆動機構を示す概略断面図である。押圧部材12は、前記弾性体ブレード11cの長手方向に延設され、弾性体ブレード11cに延設される延設部12cの両外側で所定の角度クランク状に曲げられた屈曲部12a,12bを備えている。またこの押圧部材12の両端部12dの少なくとも一方は、筐体内の保持部に回動可能なように保持され、筐体を貫いて外部に突出し後述するアーム部材13が取り付けられている。
前記押圧部材12には、駆動機構30が配置され、押圧部材12は駆動機構30で駆動される。駆動機構30は、押圧部材12の端部に取り付けられたアーム部材13と、アーム部材13及びクリーニング装置11の筐体側板に設けられた取付部15の間に配置された引っ張りバネ14とを備えている。アーム部材13は引っ張りバネ14により、取付部15に向け付勢されている。また、クリーニング装置11の筐体には、図4に示すように、駆動モータ17により回転可能なカム16が前記アーム部材13と当接して、13を揺動するように設けられている。
カム16はその外周の輪郭形状を次のように形成して、アーム部材13を揺動駆動している。即ち、カム16はその輪郭を、360°回転することにより最小半径から最大半径まで増加し、最大半径から最小半径まで急激に減少する形状に形成されている。このため、カム16が駆動モータ17により360°回転駆動されると、カム16の半径がカム16中心とアーム部材13間の距離より大きくなったところで、カム16の外周がアーム部材13に接触し、アーム部材13を押し上げてカム16の回転に従ってアーム部材13を回転させる。
アーム部材13が回転すると、図4に示すように、前記押圧部材12は回転してその延設部が弾性体ブレード11cの表面に接触して押圧し、弾性体ブレード11cを感光体ドラム1上流方向に弾性変形させる。これにより、弾性体ブレード11cの先端を感光体ドラム1表面から離間させる。カム16の外周の半径最大部がアーム部材13の当接した状態で感光体ドラム1表面からの離間距離が最大となる。その後、カム16が回転すると外周の半径が急激に減少するため、アーム部材13への押圧力が解放され、前記アーム部材13は、引っ張りバネ14により取付部15の方向に引っ張られ、これにより押圧部材12は弾性体ブレード表面から離間し、弾性体ブレード11cはその弾性力により感光体ドラム1表面に当接する。この際の衝撃でエッジ部に付着したトナー溜まりや異物が弾き飛ばされ、筐体内部に設けられた前記搬送スクリュー11bにより回収される。
駆動機構30は、図示していない駆動制御装置で制御され、画像形成終了時に駆動され、押圧部材12が弾性体ブレード11cを感光体ドラム1上流側に押圧して弾性体ブレード11cを感光体ドラム1表面から一旦離間させ、所定時間経過後、押圧部材12を弾性体ブレード11cから離間する方向に移動させ前記弾性体ブレード11cを感光体ドラム1表面に当接させる。
次に本実施例の変形例について説明する。図5は第1の実施例に係る画像形成装置の変形例を示す概略断面図である。本例は、クリーニングブレード11aの感光体ドラム1移動上流側に、ウレタン樹脂製シート材からなる掻き落とし部材18を配置し、前記弾性体ブレード11cが押圧部材12で押圧されて感光体ドラム1と離間したとき、掻き落とし部材18に前記弾性体ブレード11cのエッジ部が接触するようにした。
本例によれば、クリーニングブレード11aの弾性体ブレード11cが押圧部材12によって変形し、感光体ドラム1から離間したとき、搬送スクリュー11bの先端が前記掻き落とし部材18の先端部と弾性体ブレード11cのエッジ部が接触し、エッジ部に付着したトナー溜まりや紙粉等の異物を効率よく除去することができる。
図6は第1の実施例に係る画像形成装置の他の変形例を示す概略断面図である。本例では、前記クリーニングブレード11aの像担持体移動上流側に、前記感光体ドラム1と当接するブラシローラ19を配置し、前記弾性体ブレード11cが押圧部材12に押圧されて前記感光体ドラム1と離間したとき、このブラシローラ19の外周部が前記弾性体ブレードのエッジ部に接触するようにしたものである。
本例によれば、弾性体ブレード11cのエッジ部が感光体ドラム1から離間したとき、ブラシローラ外周部と接触するので、より効果的にクリーニングブレード11aの滞留トナー及び異物を除去することができる。
更に、感光体ドラム1を弾性体ブレード離間直前あるいは離間中に感光体ドラム1を画像形成時と逆方向に所定距離を移動させると、クリーニングブレードが1に再当接したとき感光体ドラム1が逆転した分クリーニングブレード11aを感光体ドラム1の上流側に当接させることができるので、クリーニングブレード11aの離間時において感光体ドラム1表面に取り残され残留したトナーを掻き取らせることができ、クリーニングブレード11aの下流側に配置される帯電ローラ2への汚染を防止することができる。
次に本発明の第2の実施例に係る画像形成装置について説明する。本例に係る画像形成装置の基本的構成は上述した第1の実施例に係る画像形成装置と同一である。
図7は第2の実施例に係る現像装置の構成を示す概略断面図、図8は押圧部材の構成を示す斜視図、図9は現像装置における押圧部材の作動を示す概略断面図、図10は押圧部材の構成を示す概略平面図である。本例に係るクリーニング装置11は上述した第1の実施例に係る画像形成装置のクリーニング装置と同様である。即ち、クリーニング装置11のクリーニングブレード11aは、短冊状の弾性体ブレード11cとそれを支持する支持部材11dから構成されている。クリーニングブレード11aの支持部材11dはクリーニング装置11の筐体内の所定の位置にネジ11eで固定され、現像装置4にクリーニング装置11と感光体ドラム1とを取り付けた状態で、弾性体ブレード11cの先端が感光体ドラム1表面と当接するようになっている。なお、クリーニング装置11には回収された残留トナーを格納容器まで搬送する搬送スクリュー11bが配置されている。
本例ではクリーニング装置11の押圧部材20の構成が第1の実施例に係る画像形成装置と異なる。即ち、押圧部材20は、弾性体ブレード11cに接触する薄板状の部材である接触板部剤20aと、この接触板部剤20aを保持する棒状のホルダ部材20bとから構成されている。そして、押圧部材20は、図9に示すように、弾性体ブレード長手方向に延設され、接触板部剤20aの先端が所定の角度θをもって弾性体ブレード11cの表面に当接するように配置されている。
本例では、押圧部材20のホルダ部材20bの両端部は、前記所定角度θを保ちつつ移動するように、クリーニングカートリッジ側板の保持部20cに保持され、カム23に接触している。また、ホルダ部材20bは圧縮バネ21でカム23側に付勢されている。
カム23は、前記第1の実施例のカム16と同様の形状をなしており、駆動モータ22で駆動される。カム23が駆動されることにより、押圧部材20は、カム23の輪郭にそって移動して、接触板部剤20aの先端は所定の角度θをもって弾性体ブレード11cの感光体ドラム1側に接触する。押圧部材20は、弾性体ブレード11cを変形させ、感光体ドラム1から離間させる。カム23が更に駆動されると、押圧部材20はカムの最小径部分に移動して、ホルダ部材20bは圧縮バネ21で付勢されて、接触板部剤20aは、弾性体ブレード11cから離間して、弾性体ブレード11cは再び感光体ドラム1に接触するようになる。
図示していない制御手段は、画像形成が終了し、感光体ドラム1の停止を検知、すると、図10に示すように、本体側の前記駆動モータ22を回転駆動させて、カム23を回転させ、前記ホルダ部材20bを駆動させて接触板部剤20aを弾性体ブレード11cの方向に移動させる。
カム23の回転により、カム23の外周部がホルダ部材20bと接触して、ホルダ部材20bは感光体ドラム1方向に押し込まれ、接触板部剤20aは、所定の角度θで弾性体ブレード11cに接触して、弾性体ブレード11cは弾性変形し、感光体ドラム1表面から離間し、カム16の半径最大部とホルダ部材20bが当接した状態で感光体ドラム1表面からの離間距離が最大となる。
更にカム23が回転すると半径が急激に最小となるので、ホルダ部材20bとカム23が離間し、前記圧縮バネ21によりホルダ部材20bが移動して、弾性体ブレード11cが変形していない位置まで復帰し、弾性体ブレードのエッジ部が復元力により感光体ドラム1表面に当接し、その際の衝撃でエッジ部に付着したトナー溜まりや異物が弾き飛ばされる。これらのトナー溜まりや異物は、筐体内部に設けられた前記搬送スクリュー11bにより回収される。
次に本実施例の変形例について説明する。図11は第2の実施例に係る画像形成装置の変形例を示す概略断面図である。本例は、クリーニングブレード11aの感光体ドラム1移動上流側にウレタン樹脂製シート材からなる掻き落とし部材18を配置し、前記弾性体ブレード11cが押圧部材12で押圧されて感光体ドラム1と離間したとき、前記掻き落とし部材18に弾性体ブレード11cのエッジ部が接触するようにしたものである。
本例によれば、クリーニングブレード11aの弾性体ブレード11cが押圧部材12によって変形し、感光体ドラム1から離間したとき、搬送スクリュー11bの先端が前記掻き落とし部材18の先端部と弾性体ブレード11cのエッジ部が接触し、エッジ部に付着したトナー溜まりや紙粉等の異物を効率よく除去することができる。
図12は第2の実施例に係る画像形成装置の他の変形例を示す概略断面図である。本例では、前記クリーニングブレード11aの像担持体移動上流側に、前記感光体ドラム1と当接するブラシローラ19を配置し、前記弾性体ブレード11cが押圧部材12に押圧されて前記感光体ドラム1と離間したとき、その前記ブラシローラ19の外周部が前記弾性体ブレード11cのエッジ部に接触するものである。
本例によれば、弾性体ブレード11cのエッジ部が感光体ドラム1から離間したとき、ブラシローラ外周部と接触するので、より効果的にクリーニングブレード11aの滞留トナー及び異物を除去することができる。
更に、感光体ドラム1を弾性体ブレード離間直前あるいは離間中に感光体ドラム1を画像形成時と逆方向に所定距離を移動させると、クリーニングブレードが1に再当接したとき感光体ドラム1が逆転した分クリーニングブレード11aを感光体ドラム1の上流側に当接させることができるので、クリーニングブレード11aの離間時において感光体ドラム1表面に取り残され残留したトナーを掻き取らせることができ、クリーニングブレード11aの下流側に配置される帯電ローラ2への汚染を防止することができる。
以上説明したように、本発明のクリーニング装置によれば、クリーニングブレードを固定した構成でありながら、簡易な離間機構を備えるようにしたので、小型且つ長期にわたって高品位な画像を得ることができる。
また、本発明によれば、クリーニングブレードの像担持体移動上流側に、前記弾性体ブレードが前記押圧部材で押圧されて前記像担持体と離間したとき、前記弾性体ブレードのエッジ部が接触するシート状の掻き落とし部材を配置したので、クリーニングブレードが感光体ドラムから離間したとき、クリーニングブレードの先端が掻き落とし部材に接触し、クリーニングブレードのエッジ部に付着した滞留トナーや異物を効率的に掻き取ることができ、シンプルな構成でより安定したクリーニング性能を得ることができる。
また、本発明によれば、クリーニングブレードの像担持体移動上流側に、前記像担持体と当接すると共に、前記弾性体ブレードが前記像担持体と離間したとき、その外周部が前記弾性体ブレードのエッジ部に接触するブラシローラを配置するようにしたので、クリーニングブレードのエッジ部は、その移動過程においてブラシローラ外周部に接触し、エッジ部に付着した滞留トナーや異物を効率的に掻き取られるため、シンプルな構成でより安定したクリーニング性能を得ることができる。
また、本発明によれば、像担持体は、前記弾性体ブレードと前記像担持体とが離間する前に画像形成時と逆方向に回転駆動されるので、離間後も感光体表面に残留するトナーに対し、ブレードをすり抜けさせること無く再当接したクリーニングブレードにより回収させ、クリーニングブレード下流側の帯電装置への汚染を防止し、異常画像の発生を抑えることができる。
実施例に係る画像形成装置を示す概略断面図である。 現像装置の構成を示す概略断面図である。 第1の実施例に係る画像形成装置の押圧部材の構成を示す斜視図である。 押圧部材と駆動機構を示す概略断面図である。 第1の実施例に係る画像形成装置の変形例を示す概略断面図である。 第1の実施例に係る画像形成装置の他の変形例を示す概略断面図である。 第2の実施例に係る現像装置の構成を示す概略断面図である。 押圧部材の構成を示す斜視図である。 現像装置における押圧部材の作動を示す概略断面図である。 押圧部材の構成を示す概略平面図である。 図11は第2の実施例に係る画像形成装置の変形例を示す概略断面図である。 第2の実施例に係る画像形成装置の他の変形例を示す概略断面図である。 従来例に係る第1の形式の現像ユニットを示す概略断面図である。 従来例に係る第2の形式の現像ユニットを示す概略断面図である。
符号の説明
1 感光体ドラム
2 帯電ローラ
3 露光装置
4 現像装置
4a 現像ローラ
4b 供給ローラ
4j 筐体
4k 押圧付与部材
5 トナー
8 転写装置
8a 転写ベルト
8b 駆動ローラ
8d 転写バイアスローラ
8e 弾性体ブレード
9 2次転写ローラ
10 定着装置
11 クリーニング装置
11a クリーニングブレード
11b 搬送スクリュー
11c 弾性体ブレード
11d 支持部材
11e ネジ
12 押圧部材
12a,12b 屈曲部
12c 延設部
12d 端部
13 アーム部材
14 バネ
15 取付部
16 カム
17 駆動モータ
18 部材
19 ブラシローラ
20 押圧部材
20a 接触板部剤
20b ホルダ部材
20c 保持部
21 圧縮バネ
23 カム
30 駆動機構

Claims (7)

  1. 画像形成装置の像担持体上に残留する現像剤を除去するクリーニング装置であって、
    前記クリーニング装置は、弾性体のクリーニングブレードと、該クリーニングブレードを前記像担持体表面に接・離間させる駆動機構とを備え、
    前記クリーニングブレードは、一端が前記クリーニング装置の筐体に固着され、先端が前記像担持体表面に前記像担持体の長手方向に沿って当接するように配され、
    前記駆動機構は、前記像担持体の移動方向下流側かつ前記クリーニングブレードの近傍に、前記像担持体と同軸方向に伸びかつ前記像担持体の軸の周りで回動可能に配したアーム部材と、前記クリーニングブレードを押圧して回転駆動する付勢機構とを備え、
    前記アーム部材は、クランク状に曲折した形状を有し、両端の折り曲げた屈曲部を前記クリーニング装置の筐体に回動可能に保持させ、これら屈曲部間の延設部で前記クリーニングブレードを押圧可能に設け、
    前記屈曲部の一方に前記付勢機構を連結し、
    前記付勢機構により前記アーム部材を回動付勢して前記延設部を前記クリーニングブレードに対して前記像担持体移動方向下流側から上流側へ向けて当接させて押圧し、前記クリーニングブレードを前記像担持体表面から離間させるように湾曲させ、あるいは、前記駆動機構による前記アーム部材の回動付勢を止めて前記延設部による前記押圧から前記クリーニングブレードを開放することにより前記湾曲状態を解消して前記クリーニングブレードの先端を前記像担持体表面に当接させる
    ことを特徴とするクリーニング装置。
  2. 前記クリーニングブレードの像担持体移動方向上流側に、前記クリーニングブレードが前記アーム部材で押圧されて前記像担持体から離間したときに、前記クリーニングブレードのエッジ部が接触するシート状の掻き落とし部材を配置することを特徴とする請求項1に記載のクリーニング装置。
  3. 前記掻き落とし部材はウレタン樹脂製であることを特徴とする請求項2に記載のクリーニング装置。
  4. 担持体上を一様に帯電させる帯電装置、前記像担持体に形成された静電潜像を現像剤で現像して前記像担持体上に可視画像を形成する現像装置と、請求項1乃至3のいずれかに記載のクリーニング装置とを備えることを特徴とするプロセスカートリッジ
  5. 請求項1乃至のいずれかに記載のクリーニング装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項に記載のプロセスカートリッジを備えることを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記像担持体を、前記クリーニングブレードが前記像担持体から離間する前に、画像形成時の前記像担持体の回転方向と逆方向に回転駆動することを特徴とする請求項5または6に記載の画像形成装置。
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